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    元スレ闇条「お前…ムカつくな」

    SS+覧 / PC版 /
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    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - 木原くン + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    451 = 440 :

    >>450
    “SS速報VIPに初めて来た方へ”に書いてあるまま、としか言えんが

    ああいうことなんじゃないの?


    452 = 439 :

    アスペの典型例みたいなやつだな

    453 :

    そろそろそっ閉じ学べよ
    いちいち無駄議論してレス増やすな

    454 :

    そうか春休みだもんな

    455 :

    読み返してみるとタイトル詐欺と言われても仕方ないなと思ってしまいました笑。

    ですがなんというか>>1としては闇にいながらも本質は上条さん、っていうのを書きたかったんです。
    思いつきでつけたスレタイのせいで口論させてしまい申し訳ない。2スレ目は違ったスレタイにしようと思います。

    次の投下は今日中に一度行うのでお待ちください。

    456 :

    2スレ目があるんですね~
    やったー

    457 :

    「あのスレがー」とか「闇条じゃない」とか言ってるのはいちゃもん付けたいだけの荒らしみたいなもの
    他のスレの事はこのスレとは関係ないし、闇条自体が創作であり作者の自由なのに自分の意見押し付けたりとかしてる
    スルーした方がいい

    あと、闇条の名前に肯定的な意見も結構あるし、変にスレタイを変える必要もないと思う
    自分の意思をしっかり持って、あまり周りに左右されないようにした方がいい

    458 :

    この手の奴はどうしたって出るからね
    スルー安定

    459 = 1 :

    ご忠告痛み入ります。ですがもっと中二臭いスレタイにしてみようと画策中なので笑。ではまた次回

    460 :

    伸びてるから投下かと思ったら変な奴らだった時の悲しみ
    でも投下予告で救われた

    461 :

    勘違いするバカなお前が悪い

    462 = 1 :




    とあるファミレスの一席。

    底辺高校の男子高校生と常盤台のお嬢様・金髪碧眼の少女というバラエティに富んだ面子が揃ったテーブルは、しばらくの間自然と店内の注目を独占した。

    無理もないと、上条は思う。はたから見ればこの三人に一体どんなつながりが見いだせるというのか。

    そして自分だったらきっと三秒足らずで考えを放棄するだろうなぁと考えた。

    彼の考えに同調するように次第に好奇の目はやんでいった。

    彼らのテーブルをなんとも言えない沈黙が漂ったが、上条は何の気なしに口火を切った。彼の右手の人差指が遠く離れたテーブルを指している。


    上条「で。アイツはお前の連れか…?」

    463 = 1 :


    辟易として口を開いた上条に、白井は肩をすくめて首肯した。彼女の隣りに座るフレンダがたった今気づいたような反応を見せる。


    上条「なるほど。アイツらしいったらアイツらしいのかねぇ」


    白井「間違いありませんの…」


    白井はドリンクを一口飲み態度をガラリと変え、ところで、と切り出した。


    白井「大体なんであなた方はわたくし達の行く先々に!今回も一歩先を…ッ」


    悔しそうに歯噛みする白井は風紀委員として一般人に後れを取ったことを悔しんでいるのだろうか。

    だがそれはテンで的はずれというもの。彼らを一般人としてくくるには無理がありすぎる。最も彼女には知る由もないことだが…

    464 = 1 :



    フレンダ「風紀委員まで出てくるとなると、結局リーダーの考えは当たりだったって訳ね…」


    フレンダは上条の顔を一瞥すると、心底驚いたような声を洩らした。彼女の言うリーダーの考え、とは幻想御手の存在云々のことである。

    聞けば笑って突っぱねてしまうような選択肢(正解)を、上条は冷静に分析して選びとっていた。

    彼ならば自分には見えないものでも見通せる、フレンダにはそう思えた。



    上条「それはアイツらが教えてくれるさ。…まぁ、あれじゃ当分無理そうだけどな」



    上条は再び視線を店の奥へと向ける。

    上条組と常盤台組が狙う手がかり(スキルアウト)は、絶賛女子中学生とお話中の様子だった。

    上条は、フレンダは、白井は、あの女子中学生を知っている。半袖のブラウスにサマーセーター、灰色のプリーツスカートに身を包む彼女の名は御坂美琴。

    現在、彼女は猫という猫をかぶり、媚びるような声で「おねが~い」と手を合わせている。

    465 = 1 :




    上条「今どきどこの世界にあんなしゃべり方する女子中学生が居るんだよ…」ハァ


    フレンダ「さすがにあれはないわ…」ウゲー


    白井「禿げ上がるほど同意致しますの」ホロホロ


    三者三様の悪態がこぼれたところで、ちょうどよく注文した料理が運ばれてきた。



    店員「お待たせしました。苦瓜と蝸牛の地獄ラザニアをご注文のお客様」



    手を挙げる上条に、うげ、という二人の少女の声が重なった。



    466 = 1 :




    結果から言えば、上条がそれを口にすることは出来なかった。

    『ゲテモノほど美味い』を確かめたかった上条だが、彼の優先度はゲテモノを切り捨てた。

    現在、上条とフレンダ、それに白井を含めた三人は息を潜め、暗がりのなか美琴を追跡している。



    スキルアウトA「さてと、ここらでいいだろう」



    ふと、前方を歩く美琴を含めたスキルアウト集団が歩みを止める。

    夜の路地裏はかなり静かであったため、約10メートル離れた上条たちの位置からでも彼らの会話を聞き取ることが出来た。

    スキルアウト達は美琴を取り囲むように立つ。夜の暗さも相まって、彼女が常盤台の超電磁砲であることを知らなければかなり危険に映る光景だった。

    467 = 1 :



    スキルアウトA「これで邪魔者はいなくなったぜ」


    邪魔者はお前らが取り囲んでるけどな、とのツッコミが喉の奥まで出かかったのは、きっとこの二人の少女も同じだろう。

    まずは有り金をすべて出せ。男は美琴にそう告げた。おそらく彼らとしては金蔓を捕まえたつもりのようだが、それはとんだ勘違いである。

    あまりにも哀れな連中の姿を目に納め、本当に不幸な連中だ、と上条は思った。

    美琴としては穏便に話を聞き出すつもりだったのだろう。でなければ、こんな回りくどい真似をするはずがない。

    (風紀委員の少女がいなければ)おそらく上条がそうするように、『吐かせればいい』。彼女なら簡単にできる。

    だが彼らを一蹴できる力を持ちながらそうしなかった辺り、人格破綻者(レベル5)といえど、なるほど確かに美琴はまともな部類の人間であるといえた。


    スキルアウトC「いいから。話聞きてぇんだろ?ならさっさと出せや!」

    468 = 1 :


    薄暗い闇の中、青白い光はやけに目立った。


    下手に出れば調子に乗りやがって。青白い光はそう訴えているかのように見えた。

    まともな部類であるという上条の評価は、どうやら見直す必要があるらしい。隣に立つ白井も、額に手を当て溜息をついていた。

    フレンダはそわそわと落ち着かない様子で超電磁砲(レベル5)の戦闘に興味津々の様子である。


    御坂「あーあ。もう、やってらんないわ。めんどくさっ…」


    男たちには豹変したとしか思えない、しかし素に戻っただけの美琴に、彼らは動揺を隠せない。

    焦燥感に駆られたリーダー格の男は、自らの焦りを決して認めまいと美琴に掴みかかる。

    飛んで火に入る夏の虫――なかなかよく表せたと思う。

    一瞬後、男は手足を痙攣させ地面に横たわっていた。美琴の額に、バチバチと音を立てる青白い光。

    まばたきの間に何が起きたのか、その光を見れば想像に難くない。彼らの間に一層の焦りが生まれた。

    彼らの目には、たった今まで幻想御手に頼るしかない女の子に見えていた。たった今までは。

    469 = 1 :



    改めて常盤台中学、その意味を思い返す。

    それは、強能力者以上のお嬢様しか足を踏み入れることを許されない、選ばれた者の集う学校。


    でも、と男たちは思った。思ったことは、口をついて出る。


    スキルアウトB「スカしてんじゃねぇぞ!パワーアップした俺達の力、見せてやろーぜ!」

    スキルアウトC「オウ!」

    スキルアウトD「あひゃひゃひゃひゃひゃ」+5人


    彼の掛け声に続き、姿を隠していた男たちが次々と現れた。

    スキルアウトといえば、とイメージが根付きつつある鉄パイプや金属バットを持った男はひとりとしていない。


    御坂「パワーアップした力。なるほど、まんざら嘘でもなさそうね」


    スキルアウトB(そうさ…。能力者が何だ。俺達は力を得たんだ!)

    470 = 1 :


    勝負は一瞬だった。彼らは持ち前の能力で、四方八方から一気に跳びかかった。

    下策だ、と上条は思う。電撃使い相手に、取り囲むことほど間抜けな戦法はない。彼らは一瞬で、全員が、一人の例外もなく飛来する電撃の餌食となった。


    そもそも無能力者が低能力者に、異能力者に移り変わったところで、超能力者との差は縮まったりしない。

    能力者をピラミッドに表す、という話がある。ピラミッドは四段あって、下から無能力者、低能力者、異能力者、強能力者の四段階に分けられる。

    しかし、その上はない。上を表すとするなら、大能力者(レベル4)はピラミッドのはるか上空を舞う鳥だ。同じ土俵には立っていない。

    そして、超能力者とは空に輝く星。差を埋めようと思うことすらおこがましい、手を伸ばしても届かない星。


    改めて常盤台中学、その意味を思い返す。

    そもそも手が届かなかったからこそ、彼らはスキルアウトになった。


    471 = 1 :


    上条は、白井と同じタイミングで溜息をこぼした。

    溜息をすると寿命が縮まるという非現実(オカルト)の話がある。もしも正しいとするなら、上条はとっくに死んでいるし、白井は崖の縁にいる。


    上条「つーか、まったくの無駄足だったぜ。お前ってほんとに手加減を知らないよな」


    ついつい洩れて出た上条の不満に、美琴はしょーがないじゃないと頬を膨らました。

    しょーがないで済むのだろうか。仮にも風紀委員の前で。


    白井「相手に非があるからといってむやみに能力をお使いになるのはやはり…」

    白井「今回は正当防衛として目をつぶっておきますが、お姉さまにはいかほど以上に超能力者としての自覚が足りませんの」アーダコーダ


    間抜けな顔を晒し焦点の合わない目で天を見上げる彼らの姿に少なからずとも罪悪感を感じたのか、美琴は珍しく白井の説教を黙って聞いた。




    フレンダ「リーダー」

    上条「ああ。まだ一人いるな」


    472 = 1 :


    「ずいぶんと派手にやってくれたじゃないか…」


    スキルアウトB「あ、姉御…」


    突如現れた、不良の代名詞ともいえるスカジャンを羽織った女の声に触発されたかのごとく、男たちが次々と目を覚ます。

    あまりの体育会系ノリに、上条はアレはもう催眠だな、と毒づいた。


    「女の財布なんか狙いやがって…お前らもう帰んな!」


    し、失礼します!と、野球部の監督を前にしたように帽子を取りお辞儀をした男たちが次々と駆け出していく。

    彼らを背中で見送ったラスボス臭の漂う女はどうやらこちらに気づいていないらしく、美琴の顔だけをキッと睨みつけた。


    御坂「アンタ、あいつらのボス?なら、幻想御手のことも知ってるわよね?」


    単刀直入に切り出した美琴のことなどどこ吹く風で、女は両の手をスカジャンのポケットに突っ込むと、目を閉じ、


    「そんなことより。あたいの舎弟を可愛がってくれたみたいで…覚悟はできてるんだろうねぇ」



    上条「はぁ…。アホらし」

    間の抜けた声は上条のもの。再びついた溜息は、今度は美琴と重なった。


    「借りはきっちり返させてもらう。いくよっ!!」

    473 = 1 :


    叫び、女が右手を地面につける。

    例えばこの女の動作のように、傍から見て何がしたいのかわからない意味不明な動きというのは、たいてい能力発動の前兆である。

    突如、地面がまるで池やプールの水面に変わったかのように、その表面に波紋が現れた。


    御坂「なによこれっ!?」


    揺れる地面を前に美琴が驚いた声を上げる。

    女はその反応を満足そうにみたあと、口の端を吊り上げ、


    「あたいの能力は表層融解。アスファルトの粘性を自在にコントロールすることができるのさ」


    満足そうに口を割った。スキルアウト(レベル0)だった頃にたまった鬱憤が晴れた気分だろうか。

    たとえそれが借り物の力であったとしても、能力で能力者の上に立つことが彼女の原動力だ。虐げられてきた苦しみを表すかのように、アスファルトは大きく揺れる。


    御坂「自分から能力についてべらべら喋るなんて間抜けが過ぎるわ。どっかの誰かさんとは大違い―――」


    御坂「ねッッ!!」


    美琴の指先から、細長い形を与えられた電撃が一直線に飛んで行く。

    だが女の胸元めがけて跳んでいったそれは、地面から盛り上がったコンクリートの壁によって阻まれる。


    「だから言ったろ!アスファルトはあたいの思いのままさ!」


    愉快そうに歪められた女の表情は、次の瞬間には驚きに取って代わっていた。

    目の前にいたはずの少女が、どこにもいない。

    474 = 1 :



    「消えたっ!?」


    御坂「電流ってね―――


    キョロキョロと探しまわった少女の声は、女の予想とは反し、上から聞こえてきた。

    まるで某スパイダーマンのように、少女は壁にまるで引き合う磁石のように張り付いていた。


    御坂「磁場を作るのよ」

    御坂「それを壁の中の鉄筋に向けると、便利でしょッ!」


    次は、美琴の右手から大きな電撃。

    一度目に見事に防いでみせた彼女の能力を信じて、美琴はほんの少しだけリミッターを外す。

    読み通り、彼女はアスファルトの壁を作ったが、それは粉々に砕け散った。


    「な――ッ!?」


    実は、砕け散っただけではない。女は目の前の地面が激しく陥没していることに気づき、冷や汗を流した。

    目の前の少女は手加減をして戦っていた、そして、

    自分の操る自慢のアスファルトは、敵の電撃の前では形を保つことすらできない。

    発砲スチロールが鉄を砕けないのと同じ。発砲スチロールではそもそも勝負にすらならない。と、心ではわかっていたが、口をついて出るのは本音とは裏腹に…


    「だけどあたいはまだ負けちゃいない。アンタも能力者なら本気で来な!」


    「あたいの黒鉄の意思…電気ごときで砕けるもんなら砕いてみなっ!!」


    475 = 1 :



    常盤台の超電磁砲。最強無敵の電撃姫。七人しかいない超能力者。さらに学校では御坂様と呼び慕われているらしい。

    そんな完璧が服を着て歩いているような御坂美琴は、学園都市の広告塔でもあるようだ。

    でも、そんな肩書に踊らされて、誰も彼女の本質を見ていない。

    そんなのすべて関係ない。虚像にすぎない。なぜなら、御坂美琴という人間は―――


    御坂「きらいじゃないわ、そういうの」


    御坂「じゃあ。お言葉に甘えて」


    心なしか、声が上ずっているように聞こえる。

    能力者なら誰もが持ち合わせている欲求が、その本能をむき出しにするが如く、御坂美琴は右手を上げた。

    彼女の右手には、青白い光が幾重にも。稲妻は絡まり合い、彼女の手を離れ高く伸びていき、



    白井の注意を素直に聞いていた美琴はもうどこにもいない。

    フレンダは初めて見る他のレベル5の戦闘に興奮していたが、今はただガタガタと震えている。

    あれはやばいと本能的に感じたのだろう。

    上条は、雷でも落とそうかという美琴をまじまじと見つめ、直後隣の建物が変電所であることに思い至った。


    こういうとき、彼の不幸(よかん)はよく当たる。というか、外れた試しはない。


    空が、ゴロゴロと怒ったように鳴く。黒ずんだ雲が時折輝くのを見て、おそらく誰もが『次』を予想した。

    予想しても、なにができるかといえば、なにもできないわけで。

    真っ白な光が辺り一帯を包んだ瞬間、上条はめいいっぱい不幸だと叫んだ。


    なぜなら、御坂美琴という人間は、喧嘩っ早くて生意気な、ちょっと厄介な力を持っただけの女子中学生でしかないからだ。



    476 = 1 :





    上条「あー不幸だ」



    翌日。上条当麻の住む学生寮はうだるような熱気に支配されていた。

    部屋の電化製品のうち八割が死滅した悲しい事件の一番の被害者は間違いなくエアコンだろう。それもこれもすべてあの雷神様のせいである。

    受け取り方次第では能力を使ったテロ行為とも言えるんじゃないか、と上条は思う。

    ときに噂とは本当に脚が速いもので、『樹形図の設計者の予測演算に反した謎の落雷』と題されたそれは、第七学区を中心にひろく蔓延していた。


    フレンダ「リーダー、冷蔵庫も駄目っぽいよ」


    開いても明かりの付かなくなった冷蔵庫を開け放ったまま、こちらに首だけで振り返るフレンダの言葉から新たな情報が読み取れる。

    この熱気の中冷蔵庫が死んでいるということは…。

    そもそも冷蔵することができなくなってしまった時点でヤツを冷蔵庫と呼ぶことはできない。いまとなっては冷蔵庫に似たただの箱である。

    箱が腹の中で必死に溜め込んだ食料は、無情にもすでに腐ってしまっているに違いない。

    就職難のこのご時世において、食べ物を冷やすことが出来なくなった彼の不幸を憂いたところで、少年は布団を干そうと思い立ち、席を立つ。

    今更気づいたわけではないが、神様とは本当に意地悪なやつで、エアコンが壊れた今日の日を狙ったかのごとく猛暑日にした。しやがった。

    477 = 1 :

    ――せめてこの無駄に輝く日の光を有効活用してやらねば。

    でもこれってよくよく考えてみれば雑用の仕事なんだよなー、と上条は思う。

    思って振り返ったが、フレンダは狙いすましたかのごとく鼻歌交じりにアイスコーヒーを作っていた。如何せんこれで文句は言えなくなった。

    カランカランと、ガラスのコップに当る氷の音が、風鈴に似た涼しさを感じさせる。


    『一つの刺激で複数の感覚を得ること。これを共感覚性というのです。わかりましたか、上条ちゃん』。


    唐突に頭をよぎった担任の言葉は、今になってああそうかと納得が追いついた。

    だからといってなにかに使えるわけじゃねぇし、と自己完結させると、今度こそ布団を担ぎべランドの窓に手をかけたところで―――。


    ドスン、という、まるで人が向かいの建物からここ(七階)のベランダに着地したような、それはそれは鈍い音が聞こえてきた。

    日差しを避けるためにかけたカーテンのせいで見えないが、間違いないと思う。

    敵の強襲かとも考えたが、にしては殺気のような気配も感じられない。

    だからといって油断はしない。上条は一度布団を降ろし、まるで虫に怯える小学生のような動作で、腫れ物にさわるようにカーテンを開けた。

    シャーーッというカーテンがレールの上を走る音が耳に入り、目には…純白の…、


    上条「……ただの布団か」


    上条は布団(先客)にベランダを譲るかのごとく、そっと優しくカーテンを閉めた。



    478 = 1 :

    というところで投下終了。2スレ目は多分余裕で超えるでしょうね。先は長いのでまったりいきましょう。

    479 :

    おつ

    480 :

    インさん、流された!!

    481 :

    インなんとかさんに関わるとろくな事ない。
    関わらないが吉

    482 :

    お、ようやく物語が始まったか

    洋ロリが増えたな上条爆発しろ!

    483 :

    縺溘□縺ョ蟶?屮繝ヘww

    484 :

    お?メインヒロインか?

    485 :

    よく読めただの布団だ
    布団はヒロインにはならないから安心だな

    486 :

    出てくるかは分からないが、ステイルは半殺しぐらいで済むのかな?

    487 :

    間違いなく神父は撃たれるな、上条さんに

    488 = 456 :

    この上条さんならかんざきかおりさんじゅうはっさいすら手玉に取りそうだ

    489 :

    インなんとか出るとつまらなくなるから関わらない上条さんはさすが

    490 = 460 :

    科学側の暗部を舞台にしてるから魔術側はあまり関わってこない系なんだろうかね
    まあ、関わってきたらそっちメインになりがちで暗部物語としてはグダるからそれでいい気はする

    491 :

    現実逃避しただけで間違いなくかかわるだろ

    492 :

    ステイルが死ぬ?それは楽しみだな

    493 :

    インさんスルー展開?
    てかアレイ☆のプラン的に上条さん記憶失ってる方がいいんだっけか、どっちだっけ?

    494 :

    このインさんも大飯ぐらいの上気にいらないことがあると噛みつくのかな
    この上条さんには最低限躾けてもらいたいな

    495 :

    フレンダがいるからインさんはいらない
    しっかり暗部やってて欲しいわ

    496 :

    インなんとかさんいらない意見大杉www

    497 :

    別に嫌いじゃないんだけど、関わると必然的に魔術側とがっつり絡む事になって、そうすると暗部での活躍が薄くなりそうなのよね

    498 :

    インさんは身近な誰かに押し付けてやればいいんじゃないかな

    500 :

    >>1はインデックスのヘイトじゃね?


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