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元スレ闇条「お前…ムカつくな」

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101 = 1 :



滝壺「……」


上条「あ、あとお前らの下部組織にここの処理させといてくんねぇ?」


上条「俺の下部組織はコイツが殺っちまったみたいだしな…」


フレンダ「催眠ガスで眠らせただけだけど?」


上条「本当か?じゃあやっぱいいや」


絹旗「超グダグダですね…」


上条「そいつ目を覚ましたら言っとけよ。もう俺に手を出さないほうがいいって」


上条「一度目の襲撃なら大抵大目に見るけど、次に来たら殺すからな」



淡々と告げる少年の目が鋭く光り、絹旗最愛は言葉に詰まる。

本気の脅し―――実際彼にはそれが簡単に出来てしまう。

現に、今回麦野は面白いように弄ばれていた。

殺そうと思えば本当にいつでも殺せるのだろう。

たとえ相手が学園都市の頂点・超能力者だとしても――。

102 = 1 :




絹旗「こっちとしても無駄な争いは本望じゃありません」


絹旗「しかしそれを麦野が超よしとするかどうか」


滝壺「むぎの、負けず嫌いだからね」


上条「いいや。こっちも考えがある」


上条「それじゃあな。よし、行くぞ雑用」


フレンダ「は!?行くって何?わたしほんとに組織移るわけ?」


上条「馬鹿かお前?そいつが目を覚ましたら殺されるぞ絶対」


フレンダ「…」


上条「安心しろ。好待遇の大人気職場ですのことよ」


フレンダ「わ、わかったわ…。絹旗、滝壺、元気でね?」


絹旗「……はい、また生きて会いましょうね、フレンダ」


滝壺「むぎのにはうまく言っておくから」


フレンダ「…うん」


少女は戦友との別れに小さく手を振り、麦野沈利にも小さくお別れを告げ、裸の少女を担ぐ少年の後を追っていく。

この日、フレンダ=セイヴェルンは晴れて雑用になり下がった。

103 :

催眠ガスなんてあるなら美琴も催涙ガスやるかスタングレネ-ド使えばいいのに
閃光弾使ったときから常に思う

104 = 1 :

なんとなく書いてたら溜まったので投下しました。

今日は筆が進みますね。

こんなかんじで不定期なりますが、よろしくお願いします。
多分次から幻想御手編に入っていきます

105 = 89 :


ここではフレンダどういう能力の設定で行くんだろう
なんかのレベル4っぽいけど

106 = 74 :

拳銃の種類はなんだ 超能力使えるやつらを相手にするんだから破壊力重視でマグナムとかコルトガメバメントとか
それとも威力が低いけどれんしゃできて使い勝手のいい自動拳銃のどれか
サブマシンガンやアサルトライフル出す予定ある

107 = 1 :

>>105
フレンダはアポーターにします。レベル4の。
引き寄せオンリーで自分飛ばせないので、視界外の結構遠くにあるものも引き寄せられなきゃレベル4にはなれない気がするのでそんな感じです。

>>103 どういうことでしょうか?すみません理解力なくて

108 = 1 :

>>106 ごめんなさい拳銃の知識ないんです。ただの銃だ!ドン

フレンダは弾補充が便利なので上条さんの相棒にしました。

109 :

別に美琴を[ピーーー]んじゃなくて依頼は退避を行うまでの時間稼ぎなんだからわざわざフレンダが戦わなくても、このスレにある催眠ガスはオリジナルでも、それを充満させたように時間稼ぎなら催涙ガス使って相手に吐き気や倦怠感を催すよう仕向けたり、光と音で相手を気絶や麻痺させる効果があるスタングレネ-ドを閃光弾で目眩ましするならむしろ使った方がいいんじゃないか

110 = 103 :

超電磁砲の時間稼ぎのやつです

111 :

あれ?少女A生きてた?

112 = 1 :

>>109

そうですね、確かに。

フレンダは油断して足元救われるタイプなので…ね?

113 :

>>111

少女Aが見てる時にボスをうったんじゃね?

114 = 1 :

>>111

まぁ後で描写するかもしれませんが

麦野を撃った銃と少女を撃った銃は風紀委員とか警備員が使う
ゴム弾です。意識奪う目的の。

115 :

熱膨張って知ってるか?

116 :

下ネタかな?

117 :






夜の第七学区は学舎の園、入り口。

男子禁制のお嬢様エリアの入口に男子高校生が立っているという異常な状況に門番が反応しないのは、少年の前に立つ常盤台の少女が原因だったりする。

金髪ロングに豊満なバスト、常盤台中学の制服に身を包むかなり垢抜けたこの少女の名前は食蜂操祈。

学園都市に七人しかいない超能力者の第五位に君臨する、通称『女王』。

その能力は人間の精神、脳に干渉するという、使い方次第ではかなり凶悪なものである。



食蜂「上条さん。今日はまた違った娘を連れてるのねぇ」



上条「うっせーよ。さっさと仕事しろ」

118 = 1 :




少年は食蜂に、今回能力者狩りの被害に遭った少女の記憶改竄を依頼していた。

少女はやれやれといった様子で言葉を紡ぐ。



食蜂「いきなり呼び出しておいてはい仕事だもの。ひどいわぁ」



フレンダ「結局リーダーは甘すぎなわけよ!見ず知らずの子なんて放っておけばいいのに…」


少年の隣に立つ、西洋人形

上条「そのおかげで助かったくせに何いってんだか。捨てるぞこら」

フレンダ「はぁ。雇い主の器が知れるわけよ…」

上条「クーリングオフもなしかよ…」

フレンダ「ひどっ!?わたしは物扱い!?」

119 = 1 :



食蜂「見せつけてくれるわね。どうせまたその子も助けてきたんでしょ?」


上条「こいつはただの雑用だっての」

フレンダ「その紹介はひどくない?」


上条「つーか、いい加減仕事しろ」


食蜂「はいはい…」


言うやいなや、食蜂はカバンからテレビのリモコンのようなものを取り出し、少女に照準を合わせた。


食蜂「うわ~。これはひどいわね」


上条「あとはお前がその子の学生寮まで送り届けろよ」


食蜂「いい顔して助けといてこっちに丸投げ!?ひどっ」


上条「いいだろ別に。それがお前の仕事だろうが。じゃーな」

120 = 1 :




食蜂はいつもしつこくまとわりついてくるので、少年は早々に言葉を切って踵を返した。

フレンダも彼の後に続く。



食蜂「もう上条さん!これは高く付くからね」



食蜂の声に手を上げて答え、少年は隣を歩くフレンダに目を向けた。



上条「お前のソレ、捨てといたほうがいいぜ」


フレンダ「え?ああ、そうだよね」


少年が指したのは、少女のポケットに見え隠れする携帯電話のことだった。

持っているだけで発信機となりえるそれは、少年の知らない少女の過去の因縁につながっている。

アイテム時代の面倒事を持ち込まれるのはさすがに厄介だった。



フレンダ「まぁ連絡先は覚えてるしいっか」

121 = 1 :




少女は誰にともなく呟くと、携帯を破壊して掃除ロボットに投げつけた。

掃除ロボは小さな音を立て、掃除機のように携帯を吸い込む。

その様子を足を止めて眺めていたフレンダに、少年は静かにつぶやいた。



上条「携帯くらい経費で落としてやるよ。ともあれ契約は明日な」


フレンダ「え?経費で落ちるの!高待遇は嘘じゃないのね!」



嬉しそうに小躍りする少女を尻目に、少年はなぜこんな子が暗部に、と考えていた。

純粋に小さなことに一喜一憂する少女は、その小さな身体に一体どんな闇を抱えているのか。



フレンダ「ってゆうか他のメンバーは?給料は?アジトは?」


上条「っせーな。いっきに聞くなっつうの。飯にするか、あそこのファミレスでいいだろ?」


フレンダ「わたし一文なしだけど?」


上条「能力で引き寄せらんねーの?」


フレンダ「アイテムのバンがどこにあるかわかんないから無理」


上条「なら経費で落としてやるよ」


フレンダ「便利な言葉だね」

122 = 1 :




二人は奥の席に座り、それぞれ注文を済ませた。

ドリンクバーに行かせたフレンダが戻ってくると同時に、少年はさっきの質問に答えてやることにした。


上条「メンバーは俺とお前だけ。組織名は多分ない」


少年の言葉に、少女が驚いた声を上げる。

心を落ち着けるようにドリンクを一飲みし、再び少年に目を向けた。


フレンダ「わたしとリーダーだけ?え、もう壊滅寸前なわけ?」


失礼なことを言う少女に軽くチョップし、口を開く。


上条「いままで一人でやってこれたからな。別に人入らねぇんだよ」


少年の言葉に、少女は納得したように苦笑して頷いた。

少女の脳裏には今日の記憶が蘇っているのだろう。

123 = 1 :



上条「あとは基本仕事くるまではのんびりしてればいいかな」

上条「ぶっちゃけ仕事なんてしなくていいんだけどな」


少年の言葉にまたもや少女が驚きの声を上げた。

一々忙しい奴である。


フレンダ「仕事断ったりできるわけ無いでしょ?仕事しなかったら消されるわけよ!」


上条「ウチにはそういうのないんだって。うるせぇなぁ」


フレンダ「でもそれじゃ報酬が――」


少年の目に、少女はどこか金銭面を危惧しているように映った。


上条「依頼の報酬とかは最初からねぇよ。はじめから結構振り込まれてるからな、ポケットマネーってやつ?」


上条「それから給料は割いてやるよ」


上条「お前が使えたらな」


フレンダ「う…」

124 = 1 :



上条「まぁそれはそれとしてお前今日からどこに住むの?」


フレンダ「あ…」


上条「一応うちのアジトが2つあるけど」


フレンダ「リーダーはどこにいるわけ?」


上条「上条さんは学生寮ぐらしですのことよ?」


フレンダ「え?リーダーって学校行ってるわけ?暗部のくせに寮に住んでるの?」


上条「俺のこと知ってる奴なんていねぇから狙われる心配はないからな」


上条「それに学生寮なんて盲点だろ?」


フレンダ「それはまぁ…そうかもしれないけど」


フレンダ「じゃあわたしもリーダーの学生寮でお世話になるわけよ」

125 = 1 :



上条「お前正気か?野郎の部屋で寝泊まりしようってか?」


フレンダ「一人で居るなんて怖すぎるわけよ…いつ麦野に狙われるかわかったもんじゃないし…」


上条「ああ、そういやそうだったな」


上条「いいや、じゃあお前は床で寝ろよ?」


フレンダ「えっ乙女を床で寝せようってわけ?」


上条「布団はあるっての。贅沢言うならつまみ出すぞ」


フレダ「はい…」


126 = 1 :





翌朝。

上条当麻はベッドの上で、いささか機嫌を悪そうにしている。

少年の足元には、寝相最悪のフレンダ=セイヴェルンが横たわり、なにやら寝言をつぶやいていた。



上条「とにかく、アイテムに釘を差すように手を回せよ」


木原『ったく面倒くせぇなおい』


上条「面倒だと思うならちゃんとした電話番用意しろよ。コロコロ変わってうざってぇんだよ」


少年は、今朝も木原数多と悪態の付き合いを繰り広げていた。

彼は、アイテムにフレンダ=セイヴェルンから手を引かせるように手を回していたのだ。


木原『んで、その女とよろしくやってんのか?ギャハハハ』


上条「くだらないこと言ってんなよ。んなわけねーだろ」

127 = 1 :




裏で高い権力を誇る木原に指示を終えたところで、少年の顔が険悪なものに変わる。

彼の脳内には、昨日アイテムが探し求めていた資料が入っている。

目を通してはいけない極秘資料も、少年には興味の対象でしかない。

不幸な少年が、出ていこうと思えばでていける学園都市に居座り続けているのも、これがひとつの要因と言えた。


―――本当に退屈しない、この街は。


数年前、自分が絶対に死ねないことを確信した少年は、いつか死ぬために自らを鍛え続けた。


そして、神になろうとする一人の人間と出会った。


―――なぁ、アレイスター。

―――お前が神になったら、俺を殺してくれないか?


―――約束しよう、『幻想殺し』。

128 = 1 :



あの日から、少年は統括理事長の切り札として、裏の世界でプラン遂行のために働き始めた。

いつか、必ず死ぬために。


アレイスターは最高の人間だと、少年は思っている。

疫病神である彼を受け入れ、育ててくれた親であり

退屈しない生活環境をくれた人であり

生き続ける目的をくれた未来の神でもある。



しかし、少年は完全に非情にはなりきれない。

だからこそ、ふざけた実験や裏の事情に一般人を巻き込みたくないという思いが彼の心の奥底にある。


いつか死にたい自分と、関係ない人間を巻き込みたくない自分の二人が、一人の中に生き続けている彼は、どっちつかずだ。


彼のプランの成就を願いつつも、気に入らないやり方は徹底的に邪魔をする。


どっちが大切なのか、少年は未だわからないままだった。




上条「テレスティーナ=木原=ライフラインって奴は、テメェらイカれた一族の人間なのか?」




129 = 1 :

くぅ~疲w 今度こそ投下終了です。もう書きません。

130 :

最高ですねぇ
投稿ラッシュ乙

131 :

これは面白い

132 :


やはり上条は上条だったか、てっきり目撃者は手っ取り早く消すのかとwww
まあ記憶消す手段あるなら生かしとけるけど、その手間を惜しまないあたり優しさは残ってるな

133 :

銃のことを良く知らない作者が書いた漫画や小説で、「弾切れになってるのに
気付かず引き金を引いてカチッと音がする」という描写がよくあるが、これは
熱膨張以上に恥ずかしい勘違いだからな。
そもそも、オートマチック型の拳銃なら弾を撃ち尽くした時点で遊底が
後ろに下がったまま固定されるから、弾が残っているかどうかは一目瞭然。
リボルバー型なら弾切れになっても外観上の変化はないから、気付かずに
引き金を引くということはありえるが、第一に最近では実線でリボルバーが
使われることなど日本の警察官ぐらいしかないし、第二にリボルバーという
のは基本的に6発しか弾が入らない構造になってるから、銃を扱い慣れた
人間なら弾が残っているかどうかは常に把握している。

134 :

こまけぇこたぁ(ry

136 = 1 :

>>133 ありゃりゃ、お詳しい方から見ると滑稽に映ってしまいましたか…泣

銃の知識はないし興味もないのでこのままなんか都合のいい銃としてやっていきます。ごめんなさい。

次回は今日の夜か明日の夜になると思います。

137 :

分かり易いしカチッってなってもいいだろ

138 :

おつ
禁書ssには「学園都市製」という言葉があるから何の問題もないな

139 :

>>65で、上条さんが銃を撃ったら相手の右腕が吹き飛んだ、みたいな描写があるけど。普通の銃ではちょっと無理じゃないか?
いやまあ、別に『こまけぇことは(ry』でいいんだけど、なんか最初読んでて上条さんに特殊能力でもあるのかと思っちゃった。

140 = 132 :

>>139
たぶんスキルアウトには当たったら大穴あくような銃器で攻撃したんだろ
殺害用と無力化用の二つ持ってたみたいだし
とりあえず>>133、そういう本筋には関係のない、しかもそこまで忠実にする必要のない事で長文並び立てて大立ち回りするからあんたらみたいな人種に過剰反応する連中が出てくるのを覚えようか
そういうのは、本格的軍事モノとか、そういう細かいことまで徹底しますなスタンスの作者にだけ指摘してあげなさい

141 :

超乙って訳よ
カチッ←わかりやすいよ。
うん、いいと思う

142 :

とりあえず参考になりそうなもの 要らないかもしれませんが

小説家になろう掲載 小火器にについての資料 弾丸の種類や拳銃やライフルの構えかたがこまい

143 :

え!?
ここからじゃないの?
面白くてよかったのに
おつ

144 :

今すぐ書け

145 :

とんでもないことに気づいた 催眠ガスと学園都市に公式にある洗脳装置テスタメントを使えば監獄戦○できるじゃないか
気づかない間に洗脳してビッ・・・・・
上条に殺されちまう

146 :

学園都市製って言葉便利だな...

147 :

学園都市製といってもメタルイ-タ-はアメリカ製のバレットの改造品だぞ
ちなみにマンガやアニメを見る限り銃に詳しい人曰くじつじゅうが使われているらしいが アサルトライフルはAKらしいぞ 作画の都合とはいえ実在銃器使ってんだし

148 :

(ssだし細かいことはいいんじゃね?)

150 = 1 :






フレンダ=セイヴェルンが雑用に成り下がってから、はや一週間が経とうとしていた。

夕方の学園都市は、とある河川敷、第七学区。



上条「あらよっ」


御坂「これならっ!」



少年は、不幸なことに再び電撃中学生、御坂美琴に捕まっていた。

数分前、路上でばったり運命的な再会を果たした二人にロマンチックな雰囲気が流れるはずもなく―――。



御坂『今度こそ勝負よっ!』



という御坂の強烈な誘いにより今に至っている。



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