私的良スレ書庫
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元スレ久「須賀君、悩みとかない?」 京太郎「はい?」
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乙
咲には体型的に母体が出産に耐えられなさそうな娘が多いんだよね…
咲には体型的に母体が出産に耐えられなさそうな娘が多いんだよね…
ネリーと成香あたりもちみっちゃいな
胡桃との比較になるから目立たないけどエイちゃんも大概だと思う
そして塞さんとかいうパーフェクトボディ
胡桃との比較になるから目立たないけどエイちゃんも大概だと思う
そして塞さんとかいうパーフェクトボディ
マホは将来性あるからまだわからんが池田、アウトー(デデーン
咲「前からちょっと思ってたんだけど……」
咲「スポーツ漫画って冷静に考えるとシュールだよね」
俺のベッドでうつ伏せで寝そべって漫画を読んでいた咲が、唐突にそんな事を言った。
いきなりなんなのだろう……
そんな全国のスポーツ漫画好きの方々に喧嘩を売るような危険な発言は。
シェアで言えば、多分麻雀漫画よりも広いジャンルのはずだ。
咲「だってね、これとか最初の頃は普通に試合してたんだけど……」
咲「途中から選手が球威で吹き飛ばされたりとかが、日常茶飯事になってるし」
咲「明らかに中学生、高校生じゃない見た目の人が出てくるようになったり……」
確かに、避けらんねぇやら、滅びよ……やらは、見た目からしてアレではあるけれども。
ただ、ある意味もうギャグ方向へ付き進んでる漫画に対して、その意見はどうなの?と思ったり。
それに種目の違いはあるものの試合での滅茶苦茶加減で言えば、お前だって……
と言いかけてぐっと堪える。
咲が微妙に傷付きそうな気がしたのだ。
特に貶める気持ちは無いとはいえ、その場のノリで安易に突っ込むのはやめておこう。
気遣いが出来る男、そして紳士である事を目指してるからには、言動にも気を付けないといけない。
京太郎「いや、まあ……そういうのは言っちゃいけないお約束ってやつじゃないか?」
咲「そうなのかなあ……」
画力があるから余計シュールに感じるのかな、なんて呟きが聞こえたが無視。
これ以上、この方向で喋られるとやばい気がする。脳内で黄色の信号が点滅中である。
ただでさえ普段から色々とやりすぎてないか内心冷や汗ものなのだ。
出てくるパロネタについては、全て元作品を応援しています。
京太郎「そんな事より……」
京太郎「ネト麻で一区切りついたから、牌譜を見ながら教えてもらっていいか?」
危険な話題を逸らすついでに、そう提案する。
自分達以外の誰かが聞いているわけでもないが、これ以上はやめておこう。
テニヌのことを言ってるのだろうが
お前らのマージャソも似たようなもんだから
お前らのマージャソも似たようなもんだから
テニス協会からこれはテニスでは無いからテニヌとかにしろとか言われたという噂の漫画は関係無いだろ!
しかしそのテニヌの作者はテニスインストラクターの経験もあるガチモンのテニス経験者なのだった
咲「もう、仕方がないなあ……」
咲はそう言うと、漫画をぱたんと閉じ、上体を起こしてどこか猫を思わせる仕草で背伸びをした。
その拍子にスカートと上着の間に隙間ができ、ちらりと肌とへそが見える。どきりとした。
……こいつ、ちょっと無防備すぎるのではないだろうか。
一言、言っておくべきか……なんて一瞬考えたれけれども。
ここでその事に言及しようものなら、スケベだのデリカシーがないだの罵られるのは目に見えている。
うん、見なかった事にしよう。そうしよう。
触らぬ神には祟り無しとも言うことだし。
咲「どこか迷ったところでもあった?」
京太郎「ああ、ここなんだけどな――」
危険な話題から麻雀の話題へ移行し、牌譜を元に検討する。
ここで迷ったんだけど正着は何だったんだろうか、とか。
この局面で先制された場合、降りるべきだったんだろうか等々。
京太郎「あれ……髪、切ったのか?」
咲「あ、うん……毛先を、整えてもらっただけ、だけど……」
ふと、咲に問い掛けると、気付かれたのが恥ずかしかったのだろうか
なんだかもごもごと歯切れの悪い答えが返ってきた。
咲「……髪型変えたほうが良いと思う?」
京太郎「いきなりだな……似合ってるし、そのままで良いんじゃないか」
咲「そっか」
合間に、そんななんでもない事や、今日二人で行った喫茶店の事
最近、学校であった事についての雑談が交じるのはご愛嬌。
そんな風にして隣り合って二人でPCを覗きこみながら小一時間程経った頃。
咲の携帯に着信音が鳴った。
咲「あ、衣ちゃんからメールだ」
咲が手慣れた手付きで携帯を操作し内容を確認している。
……以前はまともに使いこなせなかったのに成長したな。
この調子で迷子に関しても成長して改善されないだろうか。
そんな風に思っていると、こちらの携帯にもメールの着信があった。
操作し、確認してみると差出人は透華さん。
どちらかと言えばメールではなく電話をするタイプなはずだが……
内容は――天江さんが清澄の皆と麻雀を打ちたがったているとのこと。
ひいては、こちらの皆が都合が合う時に龍門渕へ来ないかとのメールだ。
同時送信で部長にも送られている。なるほど。
咲「衣ちゃん、麻雀を打たないかだって」
京太郎「こっちも透華さんから同じようなメールだな」
皆に確認はしないといけないが、近いうちに実現するだろう。
うちの部の面子と龍門渕の人達の仲はそう悪くない。むしろ良い。
咲も天江さんと打つのは久しぶりであるからだろう、なんとなく嬉しそうに見える。
……もしかしてあれか、宿敵と書いて友と読む的な感覚なのだろうか。
それとも麻雀の強者同士はスタンド使いのように引かれ合いでもするのだろうか。
しかし奇遇というか何というか……俺が咲を麻雀部に誘って――
皆で部長の目標であったIHを目指す事になって――
その過程で龍門渕の皆や色々な人と出会って仲良くなって――
……俺は主に雑用くらいでしか役にたってなかったりするが。
改めて思い返すとなんだか感慨深い。
IHで見た彼女らに追いつけるとは思ってはいないけど……
せめて今できる事はしておきたい、追いつこうとする努力だけは続けよう。
そんな事を思いながら、透華さんに皆の都合を確認する旨のメールを返信する。
その際に携帯の時計が目に入った。もう1時間もせずに日の入りに差し掛かる時間。
京太郎「そろそろ暗くなる時間だし、送るぞ?」
咲「あ、もうそんな時間なんだ」
あまり遅くなると咲の親父さんが心配するかもしれない。
気遣いが出来る男はこういうことに敏感でなければ。一緒に部屋を出て階段を降りる。
咲「……そういえば、今日はおじさんとおばさんが居ないみたいだけど」
玄関に向かう際に咲にそんな事を言われた。息子を放っておいてデートである事を話す。
良い年こいて仲の良い両親だ。あまり突っ込んで聞かれると自分の事ではないのに気恥ずかしい。
京太郎「夕飯は作るか、買いに行くかで自分で何とかしろって言ってたな……」
京太郎「スーパーで弁当でも買うさ」
すいません咲ちゃんだと全力不可避なのもあって軽く煮詰まりました。
中途半端ですごい申し訳ないけど本日分終。平日に更新できると良いなあ……
中途半端ですごい申し訳ないけど本日分終。平日に更新できると良いなあ……
>>237
すこやんにクリームシチューが作れると、お前本当にそう思っているのか?
すこやんにクリームシチューが作れると、お前本当にそう思っているのか?
どこかおずおずといった様子で、言葉を続ける咲。
咲「……京ちゃんが、良ければ、だけど……」
一体どういう風の吹きまわしだろう。
確かに、ありがたい申し出ではあるが、そこまで甘えるのも……
しかし、厚意を無碍にするのもなにか違う気が。
咲が照れの混じった表情で言う。
咲「今日の喫茶店のお礼もかねて……どうかな?」
京太郎「いいのか?」
質問に対して質問で返してしまった。
世が世なら阿呆呼ばわりされるところだ。
そして、咲から提案してきたことであるから、良いも悪いもないことに今更気付く。
無意識で遠慮してしまったのだろうか。
咲「うん、遠慮しなくていいよ」
……お見通しか。
長い付き合いとはいえ、こうあからさまに見透かされると少しバツが悪い。
誤魔化すために、からかうように言葉を投げかける。
京太郎「咲の手料理……本当に大丈夫か?」
咲「……ふーん、そういうこと言うんだ」
どこか据わった目で言う咲。
これは機嫌を損なったか、なんて思いはするものの。
一方で、やっぱりこうでなくちゃ落ち着かない、なんて感じている。
咲「……普段から家事はしてるんだよ」
京太郎「……それじゃあ、お願いするかな」
咲「優しい幼馴染に感謝してよね」
腰に手をあて、どことなく上から目線。
……そうくるか、なら。
京太郎「恐悦至極に存じます、お姫様」
咲「もう……そうやって、すぐからかうんだから」
そんなやり取りを経て、夕食を任せることになった。
あー、すいません訂正
×世が世なら阿呆呼ばわりされるところだ。
◯世が世なら、会話の成り立たない阿呆呼ばわりされるところだ。
×世が世なら阿呆呼ばわりされるところだ。
◯世が世なら、会話の成り立たない阿呆呼ばわりされるところだ。
咲が携帯で親父さんへ遅くなる旨と、夕食は自分でなんとかするように、と無慈悲にも伝えている。
心の中で合掌。彼は犠牲になったのだ、俺の晩飯、その犠牲にな。
咲「これでよし、っと。あ、ちょっと見せてもらうね」
言いながら、キッチンへ向かう咲。
何もしないのも手持ち無沙汰なので物色に参加しようとついて行く。
食材の把握は基本。なければ買いに行く必要があるし。
咲「えっと……主菜はこれにして……」
咲「副菜は2人分作りやすいものがいいよね……」
咲「あとは――お味噌汁かな」
流石に手際が良い。
エプロンを付け、てきぱきと献立を組み立つつ、使う野菜を水にさらし準備をしてている。
京太郎「……何か手伝おうか?」
咲「えっと……じゃあ、ご飯を炊いてないみたいだから、とりあえずそっちをお願いしようかな」
なるほど。一番時間が掛かるだろう飯に最初に取り掛かるのは自明の理だ。
……3合でいいか。余りは小腹がすいたらお握りにして夜食にでもしよう。
米を計量し、まずさっと洗い、その後研ぐ。
その横では咲が水の張った鍋を火にかけつつ鼻歌交じりに、野菜を切っている。
小気味良いリズムの音をまな板と包丁が刻む。
ここで、まな板がまな板を使っているとか、ギャグをとばすとどうなるだろう、とふと考える。
…………うん、機嫌良く料理しているところを邪魔するのも悪い。やめておこう。
包丁を持っているから洒落にならないかもしれないし。
研ぎ終わり、炊飯器に米と水を入れボタンを――
「あ、ちょっと待って」――ようとしたところで止められた。
咲「料理酒をちょっと入れて炊くと、美味しくなるんだよ」
そうなのか、と返すと。
そうなの、との言葉が少し得意げな笑顔と一緒に返ってきた。
■□■
咲が出来上がった料理の盛られた食器を食卓の上に並べていく。
小松菜のごま和え、金平牛蒡、油揚げとしめじの味噌汁、ハツと砂肝とししとうの炒めもの、炊き上がった白米。
京太郎「おお、言うだけあって、美味そうだな」
咲「……えへへ」
――いただきます。
二人向かい合って座り、手を合わせた。
大した手伝いはしてないものの、何やかんやで喉が渇いていたので、まず麦茶を。
喉を潤した後に、味噌汁に手を伸ばす。
味噌の塩気とかすかなネギの匂い。そして口の中に広がる出汁の風味。
具の量を少なめにしているのも好みだ。
白米を一口かき込み、次は炒めもの。
……これは味のベースは醤油で最後にレモン汁を使ってるのか。
刻まれたにんにくの風味とししとうの苦味、レモンの酸味が食欲を誘う。
内蔵特有の臭みもきちん処理された、ハツと砂肝のコリコリとした食感が楽しい。
咲「えっと……どうかな……」
京太郎「……」
咲「……」
京太郎「旨い!」
もう一度、旨いと言って。白米をかき込み、他のおかずにも手を伸ばす。
和風のどこか懐かしい味付けに箸がすすむ。
咲が出来上がった料理の盛られた食器を食卓の上に並べていく。
小松菜のごま和え、金平牛蒡、油揚げとしめじの味噌汁、ハツと砂肝とししとうの炒めもの、炊き上がった白米。
京太郎「おお、言うだけあって、美味そうだな」
咲「……えへへ」
――いただきます。
二人向かい合って座り、手を合わせた。
大した手伝いはしてないものの、何やかんやで喉が渇いていたので、まず麦茶を。
喉を潤した後に、味噌汁に手を伸ばす。
味噌の塩気とかすかなネギの匂い。そして口の中に広がる出汁の風味。
具の量を少なめにしているのも好みだ。
白米を一口かき込み、次は炒めもの。
……これは味のベースは醤油で最後にレモン汁を使ってるのか。
刻まれたにんにくの風味とししとうの苦味、レモンの酸味が食欲を誘う。
内蔵特有の臭みもきちん処理された、ハツと砂肝のコリコリとした食感が楽しい。
咲「えっと……どうかな……」
京太郎「……」
咲「……」
京太郎「旨い!」
もう一度、旨いと言って。白米をかき込み、他のおかずにも手を伸ばす。
和風のどこか懐かしい味付けに箸がすすむ。
咲「もう……褒めてもなにもでないよ」
京太郎「いや、お世辞じゃないからな。なんつーの、こう家庭の味?」
咲「そりゃ、普段から作ってますから」
ちょっと得意げだ。
京太郎「これ、炒めものは醤油と……何だろ」
咲「鶏ガラ出汁だね、あとは炒める時に紹興酒を使って臭みを消すのがワンポイント」
京太郎「ああ、だからか。ご飯に良くあうな」
そんな風にこの味はどうだのと話ながら平らげていく。
おかずがなくなる頃にはご飯を一度おかわりしていた。
・
・
・
京太郎「ご馳走様でした」
咲「ふふっ、お粗末さまでした」
食べ終え、そんなやり取りを交わす。
咲「よし、じゃあ片付けて洗い物するね」
京太郎「あ、手伝うぞ」
咲「大丈夫だよ、京ちゃんはテレビでも見てて待ってて」
そう言いながら咲が食器を運んでいく。
ここは折角だからその言葉に甘えておこう。
テレビから流れる歌と、かちゃかちゃと食器が鳴る音、そして咲の機嫌が良さげな鼻歌が混じる。
……なんだろうか、この感じ。妙にくすぐったい。
うん、あれだ珍しい状況だからだ、そうに違いない。
テレビを見ながら咲に声を掛ける。
京太郎「あー、終わったら送ってくからな」
咲「うん、わかったー」
京太郎「……晩飯、ありがとな」
咲「どういたしましてっ」
■□■
昼間していたような、なんでもない話をしながら咲の家を目指す。
ここの道を曲がるとすぐそこだ。曲がる。家の明かりが見えた。
こちらを見ずにぽつり、と咲が言葉を漏らす。
咲「そういえばさ……最近、部長と仲がいいよね」
京太郎「そうか?」
咲「うん、そう見える」
京太郎「前と変わらないと思うんだけどな」
咲「一緒に悩みの相談を受けてるって、和ちゃんから聞いたけど」
京太郎「ああ、あれはいつもの思いつきだろ、すぐ飽きるさ」
そこで会話が途切れた。
お互いに無言のまま家の前まで進む。
咲「送ってくれて、ありがと」
京太郎「いつものことだろ」
咲「……京ちゃんは……」
咲「……ん、いいや。なんでもない」
京太郎「なんだよ、それ」
気にしないで、と言葉を返す咲。
意味がわからん。
じゃあ、またと別れの挨拶を交わし、玄関の扉が閉まる。
一日を振り返ってみると、咲と駄弁ってただけだったな……
まあ、たまにはこんな風に過ごすのも悪くないか。
そんな事をなんとなく考え、踵を返し、帰路についた。
――了
昼間していたような、なんでもない話をしながら咲の家を目指す。
ここの道を曲がるとすぐそこだ。曲がる。家の明かりが見えた。
こちらを見ずにぽつり、と咲が言葉を漏らす。
咲「そういえばさ……最近、部長と仲がいいよね」
京太郎「そうか?」
咲「うん、そう見える」
京太郎「前と変わらないと思うんだけどな」
咲「一緒に悩みの相談を受けてるって、和ちゃんから聞いたけど」
京太郎「ああ、あれはいつもの思いつきだろ、すぐ飽きるさ」
そこで会話が途切れた。
お互いに無言のまま家の前まで進む。
咲「送ってくれて、ありがと」
京太郎「いつものことだろ」
咲「……京ちゃんは……」
咲「……ん、いいや。なんでもない」
京太郎「なんだよ、それ」
気にしないで、と言葉を返す咲。
意味がわからん。
じゃあ、またと別れの挨拶を交わし、玄関の扉が閉まる。
一日を振り返ってみると、咲と駄弁ってただけだったな……
まあ、たまにはこんな風に過ごすのも悪くないか。
そんな事をなんとなく考え、踵を返し、帰路についた。
――了
オチなしほのぼのを目指したつもりだったけどなんか、こう……大分はしょったけどテンポが
元々は3レス位でささっと龍門渕フラグ立てて、ぱぱっと終わらせるつもりだったのにどうしてこうなった
元々は3レス位でささっと龍門渕フラグ立てて、ぱぱっと終わらせるつもりだったのにどうしてこうなった
関係ないですけどマホが盾子様ばりの大活躍と見て衝撃……そうか、そういうのもあるのか
個人的にシリアスな話でラスボス配置をするとしたら、直球で行くならマホか咲で
前者が孤高の創世/Dead END 、後者なら絶望plantation/奈落の花、なイメージ
仕事に出ますー
個人的にシリアスな話でラスボス配置をするとしたら、直球で行くならマホか咲で
前者が孤高の創世/Dead END 、後者なら絶望plantation/奈落の花、なイメージ
仕事に出ますー
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