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元スレ金剛「テートクのハートを掴むのは、私デース!」瑞鶴「!?」
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金剛「……はい、テートク」
提督「なんだ?」
金剛「それはなんデスか?」
提督「間宮アイスクリーム券だ」
全員「!!?」
提督「人数分頂いたのだが、生憎と私は甘い物が苦手でね。一枚余ってしまう」
提督「そこで今回、全員が一回出撃して、特に頑張った者に+一枚の景品として渡そう」
提督「質問はあるかな」
響「はい! 駆逐艦と戦艦など、戦力に差がありすぎるのは不公平だと思うのだけど、そこはどうするん
だい司令官!」
提督「私は一番戦果を挙げた者とは言っていない。特に頑張った者と言った。故に、戦果が全てではない
から安心したまえ」
提督「……無いとは思うが、目の前の欲に駆られていると判断した場合、その者へのアイスクリーム券は
一枚も与えないから注意するように」
全員「はいっ!!!!」
提督「他に質問はあるか? ……………………無いようだな。では、第一艦隊、第二艦隊の編成を発表す
る──」
……………………
…………
……
提督「なんだ?」
金剛「それはなんデスか?」
提督「間宮アイスクリーム券だ」
全員「!!?」
提督「人数分頂いたのだが、生憎と私は甘い物が苦手でね。一枚余ってしまう」
提督「そこで今回、全員が一回出撃して、特に頑張った者に+一枚の景品として渡そう」
提督「質問はあるかな」
響「はい! 駆逐艦と戦艦など、戦力に差がありすぎるのは不公平だと思うのだけど、そこはどうするん
だい司令官!」
提督「私は一番戦果を挙げた者とは言っていない。特に頑張った者と言った。故に、戦果が全てではない
から安心したまえ」
提督「……無いとは思うが、目の前の欲に駆られていると判断した場合、その者へのアイスクリーム券は
一枚も与えないから注意するように」
全員「はいっ!!!!」
提督「他に質問はあるか? ……………………無いようだな。では、第一艦隊、第二艦隊の編成を発表す
る──」
……………………
…………
……
>>251
ぶっちゃけ今シナリオライター。でも同人。
自分の本当に書きたい物が書けない鬱憤でこういう風に……。
書きたいものならこれくらいのスピード出せるけど、乗れないものだと途端にスピードが落ちるのが悲しい。
ぶっちゃけ今シナリオライター。でも同人。
自分の本当に書きたい物が書けない鬱憤でこういう風に……。
書きたいものならこれくらいのスピード出せるけど、乗れないものだと途端にスピードが落ちるのが悲しい。
ぜーはーぜーはー……。
提督「皆よく頑張った。全員が全員を助け合い、目立った失敗も無かった」
電(もうヘトヘトなのです……)
川内(夜戦で、気付いたら後ろから敵駆逐艦が主砲を向けていたくらい神経磨り減った……)
金剛(ノー……睡眠不足はダメね……これから気を付けないといけまセン……)
瑞鶴(疲れた……これが私の全力よ……! でも、ダメだったらどうしよう……)
提督「それでは、提督室にて旗艦になる軽巡と特に頑張った者を発表する。総員、補給と入渠を済ませた
ら随時提督室に来るように」
……………………
…………
……
提督「さて、と準備しなければな」
金剛「何の準備デスか?」
提督「……うん? なぜここに──ああ、金剛は今回被弾していなかったな」
提督「間宮アイスクリーム券を封筒に入れて準備をする。ついでに時間が余るはずだから少しでも書類を
片付けようとね」
金剛「ナルホド。では、私は書類を整理しマスね?」
提督「ああ、頼む」
……………………
…………
……
提督「皆よく頑張った。全員が全員を助け合い、目立った失敗も無かった」
電(もうヘトヘトなのです……)
川内(夜戦で、気付いたら後ろから敵駆逐艦が主砲を向けていたくらい神経磨り減った……)
金剛(ノー……睡眠不足はダメね……これから気を付けないといけまセン……)
瑞鶴(疲れた……これが私の全力よ……! でも、ダメだったらどうしよう……)
提督「それでは、提督室にて旗艦になる軽巡と特に頑張った者を発表する。総員、補給と入渠を済ませた
ら随時提督室に来るように」
……………………
…………
……
提督「さて、と準備しなければな」
金剛「何の準備デスか?」
提督「……うん? なぜここに──ああ、金剛は今回被弾していなかったな」
提督「間宮アイスクリーム券を封筒に入れて準備をする。ついでに時間が余るはずだから少しでも書類を
片付けようとね」
金剛「ナルホド。では、私は書類を整理しマスね?」
提督「ああ、頼む」
……………………
…………
……
途中出てきた元帥の一人称の濃って儂なのでは…
まぁ金剛が可愛いいから些細な問題か。
まぁ金剛が可愛いいから些細な問題か。
雷「遅くなってごめんなさい。雷、出頭したわ」
提督「ん、これで全員揃ったな」
金剛「ハイ、雷。ココアデース」
雷「え!? 良いの、司令官!?」
提督「うむ。構わん」
雷「わぁー! ありがとう司令官、金剛さん!」
提督「……」
金剛(あ……また一瞬、悲しそうな表情を浮かべました……)
金剛(どうしてですか、提督……)
提督「飲みながらで良い。今から順不同で発表し、封筒を渡す。呼ばれたら私の前に来てくれ。封筒は各
自室で開けるように」
提督「まずは暁」
暁「はい!」
提督「休み無く動き回り、砲雷撃戦、また戦闘後の索敵も申し分なかった。今回の戦闘で一番経験を積ん
だだろう。良い実戦だったな」
暁「ありがとうございます、司令官」
提督「ん、これで全員揃ったな」
金剛「ハイ、雷。ココアデース」
雷「え!? 良いの、司令官!?」
提督「うむ。構わん」
雷「わぁー! ありがとう司令官、金剛さん!」
提督「……」
金剛(あ……また一瞬、悲しそうな表情を浮かべました……)
金剛(どうしてですか、提督……)
提督「飲みながらで良い。今から順不同で発表し、封筒を渡す。呼ばれたら私の前に来てくれ。封筒は各
自室で開けるように」
提督「まずは暁」
暁「はい!」
提督「休み無く動き回り、砲雷撃戦、また戦闘後の索敵も申し分なかった。今回の戦闘で一番経験を積ん
だだろう。良い実戦だったな」
暁「ありがとうございます、司令官」
提督「川内」
川内「はい!」
提督「少し危なっかしい所もあったと思うが、その猛攻は素晴らしいものであった。敵の動きに対して反
応が速かったようにも見えるから、その分野を伸ばすと夜戦にも役立つだろう」
川内「褒めてくれるの……? ありがとう!」
提督「神通」
神通「──はい」
提督「……運が悪かったのか、敵に狙い撃ちされていたな。だが、それらのほとんどを避け、その中でも
砲雷撃を止めなかったのは驚嘆に値する」
神通「あの……提督……ありがとうございます」
提督「電」
電「は、はい!」
提督「慣れているのもあるかもしれんが、どの動きも機敏で質が良く、まさに電の本気を垣間見た。常日
頃から努力しているのが窺える。良くやった」
電「あ、あの……! ありがとう……」
提督「瑞鶴」
瑞鶴「はいっ!」
提督「前回よりも艦上機の精度が増していたな。特に爆撃機の精度が素晴らしい。その機体で敵重巡を一
撃大破させた功績は非常に大きかった。これからも頑張りなさい」
瑞鶴「ふふっ、ありがとねっ」
川内「はい!」
提督「少し危なっかしい所もあったと思うが、その猛攻は素晴らしいものであった。敵の動きに対して反
応が速かったようにも見えるから、その分野を伸ばすと夜戦にも役立つだろう」
川内「褒めてくれるの……? ありがとう!」
提督「神通」
神通「──はい」
提督「……運が悪かったのか、敵に狙い撃ちされていたな。だが、それらのほとんどを避け、その中でも
砲雷撃を止めなかったのは驚嘆に値する」
神通「あの……提督……ありがとうございます」
提督「電」
電「は、はい!」
提督「慣れているのもあるかもしれんが、どの動きも機敏で質が良く、まさに電の本気を垣間見た。常日
頃から努力しているのが窺える。良くやった」
電「あ、あの……! ありがとう……」
提督「瑞鶴」
瑞鶴「はいっ!」
提督「前回よりも艦上機の精度が増していたな。特に爆撃機の精度が素晴らしい。その機体で敵重巡を一
撃大破させた功績は非常に大きかった。これからも頑張りなさい」
瑞鶴「ふふっ、ありがとねっ」
なんじゃこりゃああああああああああああ!!!!!!
なんでクソみたいな改行が混ざってるんだよオイ!!! メモ帳さんよおおおおおおおおおお!!!?!!
なんでクソみたいな改行が混ざってるんだよオイ!!! メモ帳さんよおおおおおおおおおお!!!?!!
すまん。取り乱した。
メモ帳を吊るしてくるから、この2レスが読み難いのを許してくれ。
メモ帳を吊るしてくるから、この2レスが読み難いのを許してくれ。
提督「響」
響「はい」
提督「敵空母から直撃弾を受けたのには肝を冷やされたが、その際のダメージコントロールは目を見張るものがあり、勉強にさせてもらったよ。不死鳥の名は伊達じゃないな」
響「これは照れるな……スパスィーバ」
提督「那珂」
那珂「はーい!」
提督「言葉は普段と変わらないが、その行動は戦域全体を見据えたもので、何より真剣に戦闘へ取り組んでいた。特にあの真剣さはこの鎮守府で右に出るものは居ないだろう」
那珂「提督ー! ありがとーーーーー!!」
提督「…………」
那珂「……ごめんなさい」
提督「……次、雷」
雷「はーい、司令官」
提督「戦果は乏しかったものの、最後の戦闘で直撃弾を受けそうになった金剛を庇って彼女に攻撃を託し、敵空母二隻を撃沈させたのは非常に大きい功績だ。被弾後のダメージコントロールも素早く、よく耐えてくれた」
雷「ありがとう司令官! 私、もっと頑張るからね!」
響「はい」
提督「敵空母から直撃弾を受けたのには肝を冷やされたが、その際のダメージコントロールは目を見張るものがあり、勉強にさせてもらったよ。不死鳥の名は伊達じゃないな」
響「これは照れるな……スパスィーバ」
提督「那珂」
那珂「はーい!」
提督「言葉は普段と変わらないが、その行動は戦域全体を見据えたもので、何より真剣に戦闘へ取り組んでいた。特にあの真剣さはこの鎮守府で右に出るものは居ないだろう」
那珂「提督ー! ありがとーーーーー!!」
提督「…………」
那珂「……ごめんなさい」
提督「……次、雷」
雷「はーい、司令官」
提督「戦果は乏しかったものの、最後の戦闘で直撃弾を受けそうになった金剛を庇って彼女に攻撃を託し、敵空母二隻を撃沈させたのは非常に大きい功績だ。被弾後のダメージコントロールも素早く、よく耐えてくれた」
雷「ありがとう司令官! 私、もっと頑張るからね!」
提督「最後に、金剛」
金剛「ハイ」
提督「出来る事は非常に多くなっており、勉強しているのが分かる。が、いつもよりキレが悪かった。一つ一つ習得していくようにしなさい」
金剛「あぅ……やっぱりデース……」
提督「次に海上護衛任務の旗艦を任せる者を言い渡す」
提督「総合的に見た所、神通、お前が適任だと判断した。頼んだぞ」
神通「え──は、はいっ。頑張ります」
提督「以上だ。ココアが飲み終わった者から自由行動を許可する」
……………………
…………
……
金剛「ハイ」
提督「出来る事は非常に多くなっており、勉強しているのが分かる。が、いつもよりキレが悪かった。一つ一つ習得していくようにしなさい」
金剛「あぅ……やっぱりデース……」
提督「次に海上護衛任務の旗艦を任せる者を言い渡す」
提督「総合的に見た所、神通、お前が適任だと判断した。頼んだぞ」
神通「え──は、はいっ。頑張ります」
提督「以上だ。ココアが飲み終わった者から自由行動を許可する」
……………………
…………
……
雷「ごちそうさま司令官! ココア、とっても美味しかったわ」
提督「うむ。これからも良い働きをしてくれ」
雷「はいっ! 雷、司令官の為だったらいくらでも頑張るわね! おやすみなさい!」
提督「おやすみ」
金剛「グッナイ、雷」
ガチャ──パタン
提督「そういえば金剛、自室へ戻らないのか?」
金剛「秘書の仕事がまだ残っていマース。封筒の中身なんていつでも確認できるネー」
提督「……ふむ」
金剛「テートクの仕事のスピードが速くなっていってるから今日も早く終わりそうデス。さっすがねテートクー!」
提督「それもあるが、一番は効率良く仕事を進めれるように金剛が色々としてくれているからだよ」
金剛「そんなことありまセーン。テートク、謙遜しすぎですヨー?」
提督「鏡を向けてやろう」
金剛「むー……私はサポート役なのニ……。メインはテートクですヨ?」
提督「うむ。これからも良い働きをしてくれ」
雷「はいっ! 雷、司令官の為だったらいくらでも頑張るわね! おやすみなさい!」
提督「おやすみ」
金剛「グッナイ、雷」
ガチャ──パタン
提督「そういえば金剛、自室へ戻らないのか?」
金剛「秘書の仕事がまだ残っていマース。封筒の中身なんていつでも確認できるネー」
提督「……ふむ」
金剛「テートクの仕事のスピードが速くなっていってるから今日も早く終わりそうデス。さっすがねテートクー!」
提督「それもあるが、一番は効率良く仕事を進めれるように金剛が色々としてくれているからだよ」
金剛「そんなことありまセーン。テートク、謙遜しすぎですヨー?」
提督「鏡を向けてやろう」
金剛「むー……私はサポート役なのニ……。メインはテートクですヨ?」
軽く見直してみたら2レスどころじゃなかった。頭にきたので那珂ちゃんのファン止めます。
提督「私を剣とするならば金剛は技術だ。いかに優れた剣でも技術がなければ鉄屑に等しい鈍ら剣にすら負けるものだ」
提督「それとも、私に褒められるのは嫌いかね?」
金剛「そ、そんなことありまセン!!」ブンブン
金剛「本当はスキップしたいくらいに嬉しいデス。でも、恥ずかしいというかなんというカー……」
提督「はっはっはっ。そういう所は日本人だな、金剛」
金剛「ぅー……テートクは私をからかってるのデスか……?」
提督「半分からかってるが、もう半分は金剛を困らせたいからだ」
金剛「なんデスかそれー!!」
提督「さて……話は変わるが金剛」
金剛「ハイ、なんですか?」
提督「昨日は何時間ほど寝ている?」
金剛「え。エート……何時間でしょうか、ネ……」
提督「ほう? 自分の睡眠時間すら把握できていないのか、金剛?」
金剛「……二時間デス」
提督「それとも、私に褒められるのは嫌いかね?」
金剛「そ、そんなことありまセン!!」ブンブン
金剛「本当はスキップしたいくらいに嬉しいデス。でも、恥ずかしいというかなんというカー……」
提督「はっはっはっ。そういう所は日本人だな、金剛」
金剛「ぅー……テートクは私をからかってるのデスか……?」
提督「半分からかってるが、もう半分は金剛を困らせたいからだ」
金剛「なんデスかそれー!!」
提督「さて……話は変わるが金剛」
金剛「ハイ、なんですか?」
提督「昨日は何時間ほど寝ている?」
金剛「え。エート……何時間でしょうか、ネ……」
提督「ほう? 自分の睡眠時間すら把握できていないのか、金剛?」
金剛「……二時間デス」
提督「最低でも四時間は寝れるようにしているつもりだったが、余りの二時間はどこへいった?」
金剛「…………自分の部屋で戦術指南書を読んでまシタ」
提督「やはりか」
金剛「……少しだけ、私の心の内を見せても良いですか?」
提督「うむ」
金剛「ありがとうございます提督」
金剛「…………私、もっと提督の役に立ちたいです。そして、提督を護りたいです」
金剛「提督は一緒に海へ出ていますけど、本当は凄く凄く怖い。なぜか敵は提督を狙わないけど、これからはどうなるか分かりません」
金剛「それに、例え狙わないといっても流れ弾はあります。それで提督が…………しまったら、私……その場で提督を追いかけてしまいます」
提督「……金剛」
金剛「は、はい」ビクッ
提督「すまないが、椅子に座るのが疲れた。ベッドへ腰掛けよう。隣に座りなさい」ギシッ
金剛「え……? は、はい……」チョコン
提督「そのまま私へ倒れなさい」
金剛「こ、こう、ですか?」
提督「肩へではない。足の上にだ」
金剛「えーと……はい」ヒザマクラ
金剛「…………自分の部屋で戦術指南書を読んでまシタ」
提督「やはりか」
金剛「……少しだけ、私の心の内を見せても良いですか?」
提督「うむ」
金剛「ありがとうございます提督」
金剛「…………私、もっと提督の役に立ちたいです。そして、提督を護りたいです」
金剛「提督は一緒に海へ出ていますけど、本当は凄く凄く怖い。なぜか敵は提督を狙わないけど、これからはどうなるか分かりません」
金剛「それに、例え狙わないといっても流れ弾はあります。それで提督が…………しまったら、私……その場で提督を追いかけてしまいます」
提督「……金剛」
金剛「は、はい」ビクッ
提督「すまないが、椅子に座るのが疲れた。ベッドへ腰掛けよう。隣に座りなさい」ギシッ
金剛「え……? は、はい……」チョコン
提督「そのまま私へ倒れなさい」
金剛「こ、こう、ですか?」
提督「肩へではない。足の上にだ」
金剛「えーと……はい」ヒザマクラ
提督「話を途中で止めてすまなかった。続けてくれ」ナデナデ
金剛「あ…………」
金剛(これ、とっても幸せです……)
提督「どうした、金剛?」
金剛「──あ、ご、ごめんなさい。つい気持ち良くて……」
提督「そうか。それは良かった」
金剛「……えっと……それでですね」
金剛「提督を死なせる訳にはいけません。皆の為にも、なにより私の為にも」
金剛「だから、私は強くなりたいんです」
提督「………………それで?」
金剛「え?」
提督「それだけじゃないんだろう? もっと汚い部分もあるはずだ」
金剛「…………提督はなんでもお見通しですね」
提督「分かる所しか分からんよ」
金剛「提督らしい切りかえしです」
金剛「……でも、ここから先は私自身が嫌う汚い部分ですよ? 良いんですか?」
金剛「あ…………」
金剛(これ、とっても幸せです……)
提督「どうした、金剛?」
金剛「──あ、ご、ごめんなさい。つい気持ち良くて……」
提督「そうか。それは良かった」
金剛「……えっと……それでですね」
金剛「提督を死なせる訳にはいけません。皆の為にも、なにより私の為にも」
金剛「だから、私は強くなりたいんです」
提督「………………それで?」
金剛「え?」
提督「それだけじゃないんだろう? もっと汚い部分もあるはずだ」
金剛「…………提督はなんでもお見通しですね」
提督「分かる所しか分からんよ」
金剛「提督らしい切りかえしです」
金剛「……でも、ここから先は私自身が嫌う汚い部分ですよ? 良いんですか?」
提督「……うん? なにか独り言が聞こえてきたような気がするが、気のせいか。私はこのまま金剛を撫で続けるとしよう」
金剛「くす……。優しいですね、提督」
提督「……………………」
金剛「……私は、怖いんです、瑞鶴が……。いつか、今私が立っている提督の隣を取っていくんじゃないかって」
金剛「今日、秘書としての勝負を持ち込まれた時は心の底から怖かったです。勝てたから良かったですけど、今でも思い出すと背筋が凍りそうです」
金剛「そして、戦力では圧倒的です。あれは私がいくら努力しても勝てそうにないです。スペックが違うというのでしょうか……」
金剛「そのスペックの差を埋めるには、技術しかないと思います。提督を護る為に読んでいた戦術指南書で、どうにかしようと思いました」
金剛「でも、今思うとそれは汚い感情です。提督の為に読み始めたはずなのに、いつのまにか瑞鶴と対抗する為に読むようになってしまいました」
金剛「私は、提督よりも自分の心を優先させてしまったのです。それが醜くて、汚くて、そして悔しい……」
金剛「私は提督が大好きです。提督が傷付きそうになるなら、私は身を挺して庇います。万が一、提督が居なくなってしまったら、私は後を追います。それくらい好きです」
金剛「なのに……いえ、だから、自分の為に本を読むようになっていったのが、物凄く悔しいです」
金剛「提督……ごめんなさい……」
金剛「……………………」
金剛「──提督、ありがとうございます。スッキリしました。これが私の汚くて、嫌いな部分です」
金剛「くす……。優しいですね、提督」
提督「……………………」
金剛「……私は、怖いんです、瑞鶴が……。いつか、今私が立っている提督の隣を取っていくんじゃないかって」
金剛「今日、秘書としての勝負を持ち込まれた時は心の底から怖かったです。勝てたから良かったですけど、今でも思い出すと背筋が凍りそうです」
金剛「そして、戦力では圧倒的です。あれは私がいくら努力しても勝てそうにないです。スペックが違うというのでしょうか……」
金剛「そのスペックの差を埋めるには、技術しかないと思います。提督を護る為に読んでいた戦術指南書で、どうにかしようと思いました」
金剛「でも、今思うとそれは汚い感情です。提督の為に読み始めたはずなのに、いつのまにか瑞鶴と対抗する為に読むようになってしまいました」
金剛「私は、提督よりも自分の心を優先させてしまったのです。それが醜くて、汚くて、そして悔しい……」
金剛「私は提督が大好きです。提督が傷付きそうになるなら、私は身を挺して庇います。万が一、提督が居なくなってしまったら、私は後を追います。それくらい好きです」
金剛「なのに……いえ、だから、自分の為に本を読むようになっていったのが、物凄く悔しいです」
金剛「提督……ごめんなさい……」
金剛「……………………」
金剛「──提督、ありがとうございます。スッキリしました。これが私の汚くて、嫌いな部分です」
提督「なんの話だろうな」
金剛「ふふっ、独り言です」
提督「そうか、独り言か。それならば仕方が無い」
金剛「……そろそろお仕事に戻らないといけませんね」
提督「何を言ってるんだ金剛。今日のお前の仕事は終わってるぞ」
金剛「え、でも提督の机の上の──」
提督「私には何も見えないな。私に見えるのは、上官の膝に倒れこむほど寝不足の秘書だ」
金剛「……ズルいですよ、提督」
提督「上の者は基本的にズルいんだよ、憶えておくと良い」
金剛「もっと、好きになっちゃったじゃないですか」
提督「そろそろ溺れそうだな」
金剛「とっくに沈んでますよ。水面に届かないくらいに」
提督「困った秘書だ」
金剛「あはっ」
……………………
…………
……
金剛「ふふっ、独り言です」
提督「そうか、独り言か。それならば仕方が無い」
金剛「……そろそろお仕事に戻らないといけませんね」
提督「何を言ってるんだ金剛。今日のお前の仕事は終わってるぞ」
金剛「え、でも提督の机の上の──」
提督「私には何も見えないな。私に見えるのは、上官の膝に倒れこむほど寝不足の秘書だ」
金剛「……ズルいですよ、提督」
提督「上の者は基本的にズルいんだよ、憶えておくと良い」
金剛「もっと、好きになっちゃったじゃないですか」
提督「そろそろ溺れそうだな」
金剛「とっくに沈んでますよ。水面に届かないくらいに」
提督「困った秘書だ」
金剛「あはっ」
……………………
…………
……
金剛「ん……今何時──はっ!!」ガバッ
提督「起きたか」
金剛「……私、何時間寝てまシタか?」
提督「三時間にギリギリ届かないくらいだな」
金剛(という事は、今フタサンサンマルくらいデスか)
金剛「……テートク、机のスタンドライトだけでは目を悪くしマスよ」
提督「継続しなければ問題ないだろう」
金剛「私の為に気を遣って……」
提督「今日はこうして仕事をしたい気分だったんだ」
提督「だが、秘書の言う事は最もだろう。電気を付けるぞ?」
金剛「ノープロブレム。大丈夫ですヨ。──ワオッ眩しい」
金剛「さて、私もお仕事を──アレ? もう書類が無いデス……」
提督「言っただろう、今日のお前の仕事は終わったと」
金剛「あれだけあった書類を、たった一人──しかも三時間で終わらせるのは無理があると思います。どこに隠しましたか。終わらせた書類の下ですか?」
提督「……まったく、本当に勘が良いな」
提督「起きたか」
金剛「……私、何時間寝てまシタか?」
提督「三時間にギリギリ届かないくらいだな」
金剛(という事は、今フタサンサンマルくらいデスか)
金剛「……テートク、机のスタンドライトだけでは目を悪くしマスよ」
提督「継続しなければ問題ないだろう」
金剛「私の為に気を遣って……」
提督「今日はこうして仕事をしたい気分だったんだ」
提督「だが、秘書の言う事は最もだろう。電気を付けるぞ?」
金剛「ノープロブレム。大丈夫ですヨ。──ワオッ眩しい」
金剛「さて、私もお仕事を──アレ? もう書類が無いデス……」
提督「言っただろう、今日のお前の仕事は終わったと」
金剛「あれだけあった書類を、たった一人──しかも三時間で終わらせるのは無理があると思います。どこに隠しましたか。終わらせた書類の下ですか?」
提督「……まったく、本当に勘が良いな」
金剛「ほらほら出してください。早く終わらせまショー?」
提督「いや、残りの九割は機密書類なんだ。私以外が見る訳にはいかない。金剛は自室にもどって寝るように。これは上官命令だ」
金剛「……理由を聞いても良いですか? 一割は残ってますよね」
提督「寝不足が原因で艦全体の動きに支障が出るのは困る。何度でも言うが、轟沈なんてされたら後悔してもしきれん」
金剛「……提督が寝不足になっても同じ事じゃないですか? それも、私よりも遥かに影響が大きいです」
提督「私が訓練した艦が早々轟沈する訳がないだろう。演習を見ていて分かったが、そろそろ私が一緒に出撃しなくても良いくらいだ。それでも私は行くがな」
提督「それに、私は轟沈などしない。死ぬ事は無いんだ」
金剛「それはどうなるか──」
提督「ならない」
金剛「────え?」
提督「そうならないように出来てるんだよ」
提督「いや、残りの九割は機密書類なんだ。私以外が見る訳にはいかない。金剛は自室にもどって寝るように。これは上官命令だ」
金剛「……理由を聞いても良いですか? 一割は残ってますよね」
提督「寝不足が原因で艦全体の動きに支障が出るのは困る。何度でも言うが、轟沈なんてされたら後悔してもしきれん」
金剛「……提督が寝不足になっても同じ事じゃないですか? それも、私よりも遥かに影響が大きいです」
提督「私が訓練した艦が早々轟沈する訳がないだろう。演習を見ていて分かったが、そろそろ私が一緒に出撃しなくても良いくらいだ。それでも私は行くがな」
提督「それに、私は轟沈などしない。死ぬ事は無いんだ」
金剛「それはどうなるか──」
提督「ならない」
金剛「────え?」
提督「そうならないように出来てるんだよ」
金剛「……………………」
金剛「それは、前に言っていた秘密ですか?」
提督「…………」
金剛「──分かりまシタ! 今日、私はぐっすりとスリープしマス!」
提督「うむ。おやすみ金剛」
金剛「グッナイ、テートク! ……ありがとう」
ガチャ──パタン
提督「…………さて、瑞鶴が来るのにあと三十分か。ギリギリだったな」
……………………
…………
……
金剛「それは、前に言っていた秘密ですか?」
提督「…………」
金剛「──分かりまシタ! 今日、私はぐっすりとスリープしマス!」
提督「うむ。おやすみ金剛」
金剛「グッナイ、テートク! ……ありがとう」
ガチャ──パタン
提督「…………さて、瑞鶴が来るのにあと三十分か。ギリギリだったな」
……………………
…………
……
コピペして書き込むときに右端で折り返すチェック外せば大丈夫だよー。俺もよく改行変になった
コンコン──コン──。
提督「入れ」
ガチャ──
瑞鶴「……瑞鶴、出頭しました」
パタン
瑞鶴「あの、提督さん。お話って何……?」ビクビク
提督「昨日話したように、私と私に直属する艦娘の命は握られている。下手をすれば明日の命が無いのは知っているな?」
瑞鶴「う、うん……」
提督「本当は全くの進展無しではぐらかすつもりだったんだが、そうもいかなくなった。これを見てくれ」ガサッ
瑞鶴「……何これ?」
提督「簡単に言うなら、実験結果報告書だ」
提督「知っての通り、艦娘は一人の提督にしか言う事を聞かない。だから、私達の二人でそこの書類にある項目をクリアしていき、報告書を作成しろ、との事だ」
提督「まあ、私が何もしないで放置すると思ったのだろう。だからこんな物を送りつけてきた」
提督「入れ」
ガチャ──
瑞鶴「……瑞鶴、出頭しました」
パタン
瑞鶴「あの、提督さん。お話って何……?」ビクビク
提督「昨日話したように、私と私に直属する艦娘の命は握られている。下手をすれば明日の命が無いのは知っているな?」
瑞鶴「う、うん……」
提督「本当は全くの進展無しではぐらかすつもりだったんだが、そうもいかなくなった。これを見てくれ」ガサッ
瑞鶴「……何これ?」
提督「簡単に言うなら、実験結果報告書だ」
提督「知っての通り、艦娘は一人の提督にしか言う事を聞かない。だから、私達の二人でそこの書類にある項目をクリアしていき、報告書を作成しろ、との事だ」
提督「まあ、私が何もしないで放置すると思ったのだろう。だからこんな物を送りつけてきた」
>>277
預言者か貴様
預言者か貴様
瑞鶴「……それって効率悪くない? この鎮守府にその手の施設とか職員を置くのが普通だと思うんだけど」
提督「この事はAAAクラスの機密事項。詳しくは知らんが微塵にも怪しまれる訳にはいかないのだろう」
提督「それに、駒も足りないと言っていた。何よりも人が居ないのだろうな」
瑞鶴「ふぅん……。げっ、薬物投与の項目もあるじゃない」
提督「それらの項目に従うつもりは一切無い。貴重なサンプルを薬で壊す可能性がある上、当鎮守府の戦力を大幅に削ぐため論外とでも適当な事を書くさ」
瑞鶴「……ありがとう、提督さん。……それにしても滅茶苦茶多いわね、この書類。どれだけあるのよ」
提督「まったくだ。通常の機密書類と一緒に送りつけてくるものだから、金剛を追い払うのに少し頭を悩まされた」
瑞鶴「…………あの、提督、さん。これ、全部、見た?」
提督「いや、全部は見ていないが、どうした」
瑞鶴「…………」スッ
提督「うん? ……『性行為による通常艦娘との違いの報告』?」
瑞鶴「……………………」
提督「この事はAAAクラスの機密事項。詳しくは知らんが微塵にも怪しまれる訳にはいかないのだろう」
提督「それに、駒も足りないと言っていた。何よりも人が居ないのだろうな」
瑞鶴「ふぅん……。げっ、薬物投与の項目もあるじゃない」
提督「それらの項目に従うつもりは一切無い。貴重なサンプルを薬で壊す可能性がある上、当鎮守府の戦力を大幅に削ぐため論外とでも適当な事を書くさ」
瑞鶴「……ありがとう、提督さん。……それにしても滅茶苦茶多いわね、この書類。どれだけあるのよ」
提督「まったくだ。通常の機密書類と一緒に送りつけてくるものだから、金剛を追い払うのに少し頭を悩まされた」
瑞鶴「…………あの、提督、さん。これ、全部、見た?」
提督「いや、全部は見ていないが、どうした」
瑞鶴「…………」スッ
提督「うん? ……『性行為による通常艦娘との違いの報告』?」
瑞鶴「……………………」
提督「…………………………………………」グッ
瑞鶴「だめえええ!!! 機密書類を破っちゃだめえええええ!!」ガシッ
提督「ええい放せ瑞鶴! あんのクソジジイ共こんなもん送ってきやがって!! 破り捨てて焚き火の燃料にでもしてくれるわ!!!!」
瑞鶴「それでもダメだってばあああ!!!」
提督「問題ない!! 紛失したと言えば良い!!!」
瑞鶴「それ言ったら隠蔽の為に私たち殺されちゃう!!」
提督「ならば誤って燃やしてしまったと!!」
瑞鶴「提督さん落ち着いてえええええええ!!!」
……………………。
提督「…………」
瑞鶴「…………」
提督「……よし、何も変わらなかったと書こう」
瑞鶴「検査されたら一発じゃない……」
提督「…………これで三十回のダメだし。もう他に思い付かんぞ」
瑞鶴「……………………」
瑞鶴「まだあるじゃない、一つ……」
提督「何、本当か!?」
瑞鶴「う、うん……」
提督「一体なんだ。むしろよく思い付いたな」
瑞鶴「……………………本当にやっちゃえば良いじゃないの」
瑞鶴「だめえええ!!! 機密書類を破っちゃだめえええええ!!」ガシッ
提督「ええい放せ瑞鶴! あんのクソジジイ共こんなもん送ってきやがって!! 破り捨てて焚き火の燃料にでもしてくれるわ!!!!」
瑞鶴「それでもダメだってばあああ!!!」
提督「問題ない!! 紛失したと言えば良い!!!」
瑞鶴「それ言ったら隠蔽の為に私たち殺されちゃう!!」
提督「ならば誤って燃やしてしまったと!!」
瑞鶴「提督さん落ち着いてえええええええ!!!」
……………………。
提督「…………」
瑞鶴「…………」
提督「……よし、何も変わらなかったと書こう」
瑞鶴「検査されたら一発じゃない……」
提督「…………これで三十回のダメだし。もう他に思い付かんぞ」
瑞鶴「……………………」
瑞鶴「まだあるじゃない、一つ……」
提督「何、本当か!?」
瑞鶴「う、うん……」
提督「一体なんだ。むしろよく思い付いたな」
瑞鶴「……………………本当にやっちゃえば良いじゃないの」
提督「…………」
提督「そうだ。まだ瑞鶴の心の準備が出来ていない為、延期を希望と書こう」
瑞鶴「……私、提督さんなら良いよ?」
提督「…………」ビキィ
瑞鶴「万年筆にヒビが!? どういう力してるのよ!?」
提督「……瑞鶴、お前も冗談が言えるようになったじゃないか」ミシミシ
瑞鶴「万年筆が可哀想だから離してあげて!!」
瑞鶴「……本心よ。私、提督さんになら身体を預けて良い」
瑞鶴「それに、艦娘は生殖能力が無いから戦闘に影響は無いじゃない」
瑞鶴「……やらないと、私達はどうなるか分からない。それだったら、私は──」
提督「時間が必要と書く。本人が望まず強引に行為を運ぶと戦闘に甚大な影響が出る可能性が極めて高い」
瑞鶴「──え、提督さん?」
提督「ご苦労だった瑞鶴。今日はもう休みなさい」
瑞鶴「ま、まだ話は途中でしょ!? 性こ……さっきの話が最後なんだし、最後まで話しましょうよ!」
提督「そうだ。まだ瑞鶴の心の準備が出来ていない為、延期を希望と書こう」
瑞鶴「……私、提督さんなら良いよ?」
提督「…………」ビキィ
瑞鶴「万年筆にヒビが!? どういう力してるのよ!?」
提督「……瑞鶴、お前も冗談が言えるようになったじゃないか」ミシミシ
瑞鶴「万年筆が可哀想だから離してあげて!!」
瑞鶴「……本心よ。私、提督さんになら身体を預けて良い」
瑞鶴「それに、艦娘は生殖能力が無いから戦闘に影響は無いじゃない」
瑞鶴「……やらないと、私達はどうなるか分からない。それだったら、私は──」
提督「時間が必要と書く。本人が望まず強引に行為を運ぶと戦闘に甚大な影響が出る可能性が極めて高い」
瑞鶴「──え、提督さん?」
提督「ご苦労だった瑞鶴。今日はもう休みなさい」
瑞鶴「ま、まだ話は途中でしょ!? 性こ……さっきの話が最後なんだし、最後まで話しましょうよ!」
>>282
ロケット鉛筆がなんだって?
ロケット鉛筆がなんだって?
提督「いや、終わったよ。心の底で瑞鶴がどう思ってるのかを聞けた」
瑞鶴「え…………え……?」
提督「私の言っている意味が分からないのなら、じっくり考えると良い。安心しろ。上に急かされるまで命は大丈夫のはずだ」
瑞鶴「て、提督さん……? 私、何か癇に障る事──」
提督「瑞鶴」
瑞鶴「ぴゃい!?」ピシッ
提督「これ以上は明日の行動に支障をきたす。寝なさい」
瑞鶴「…………はい」
ガチャ──
瑞鶴「………………おやすみなさい、提督さん」
提督「ああ、おやすみ」
パタン
提督「…………はぁ」
提督「本当、やり辛くなってきた……」
瑞鶴「え…………え……?」
提督「私の言っている意味が分からないのなら、じっくり考えると良い。安心しろ。上に急かされるまで命は大丈夫のはずだ」
瑞鶴「て、提督さん……? 私、何か癇に障る事──」
提督「瑞鶴」
瑞鶴「ぴゃい!?」ピシッ
提督「これ以上は明日の行動に支障をきたす。寝なさい」
瑞鶴「…………はい」
ガチャ──
瑞鶴「………………おやすみなさい、提督さん」
提督「ああ、おやすみ」
パタン
提督「…………はぁ」
提督「本当、やり辛くなってきた……」
提督「──それにしても、実験か。本当に効率が悪いな。なぜわざわざ瑞鶴を使う。敵艦を捕獲でもなんでもして──」
提督「──……そうだ、なぜだ? なぜ敵艦で実験しないんだ?」
提督「確かに瑞鶴は深海棲艦から造られた、たった一隻のサンプルだが、それにしては明らかに不必要だと思える内容もあった」
提督「何かがおかしい……。いや、おかしい事はいくらでもあるが……なんだ、この妙な違和感は……」
……………………
…………
……
提督「──……そうだ、なぜだ? なぜ敵艦で実験しないんだ?」
提督「確かに瑞鶴は深海棲艦から造られた、たった一隻のサンプルだが、それにしては明らかに不必要だと思える内容もあった」
提督「何かがおかしい……。いや、おかしい事はいくらでもあるが……なんだ、この妙な違和感は……」
……………………
…………
……
~翌朝~
提督「ふぅん……沖ノ島海域でねぇ……」ズズッ
金剛「どうしましたテートク? 軍諜報新聞を睨み付けて」コクコク
提督「ん、沖ノ島海域で過去最大級の大規模戦闘があったらしい。敵味方共に被害は甚大だそうだ」
金剛「怖いですネー……」
提督「あそこは敵が蛆のように沸く海域らしいからな。大規模戦闘自体は珍しくもない。まあ、私達の管轄じゃないから大丈夫だ」
提督「……ところで、当たり前過ぎたから流してしまっていたが、どうして金剛がここに居る? 今日は休みにしたはずだろう」
金剛「私は提督の秘書デスから」
提督「本音は?」
金剛「提督の一秒でも長く居たいからデス」
提督「金剛は素直だな」
金剛「ふふーん。秘書の特権デス!」
提督「ふぅん……沖ノ島海域でねぇ……」ズズッ
金剛「どうしましたテートク? 軍諜報新聞を睨み付けて」コクコク
提督「ん、沖ノ島海域で過去最大級の大規模戦闘があったらしい。敵味方共に被害は甚大だそうだ」
金剛「怖いですネー……」
提督「あそこは敵が蛆のように沸く海域らしいからな。大規模戦闘自体は珍しくもない。まあ、私達の管轄じゃないから大丈夫だ」
提督「……ところで、当たり前過ぎたから流してしまっていたが、どうして金剛がここに居る? 今日は休みにしたはずだろう」
金剛「私は提督の秘書デスから」
提督「本音は?」
金剛「提督の一秒でも長く居たいからデス」
提督「金剛は素直だな」
金剛「ふふーん。秘書の特権デス!」
~翌朝~
提督「ふぅん……沖ノ島海域でねぇ……」ズズッ
金剛「どうしましたテートク? 軍諜報新聞を睨み付けて」コクコク
提督「ん、沖ノ島海域で過去最大級の大規模戦闘があったらしい。敵味方共に被害は甚大だそうだ」
金剛「怖いですネー……」
提督「あそこは敵が蛆のように沸く海域らしいからな。大規模戦闘自体は珍しくもない。まあ、私達の管轄じゃないから大丈夫だ」
提督「……ところで、当たり前過ぎたから流してしまっていたが、どうして金剛がここに居る? 今日は休みにしたはずだろう」
金剛「私は提督の秘書デスから」
提督「本音は?」
金剛「提督と一秒でも長く一緒に居たいからデス」
提督「金剛は素直だな」
金剛「ふふーん。秘書の特権デス!」
提督「ふぅん……沖ノ島海域でねぇ……」ズズッ
金剛「どうしましたテートク? 軍諜報新聞を睨み付けて」コクコク
提督「ん、沖ノ島海域で過去最大級の大規模戦闘があったらしい。敵味方共に被害は甚大だそうだ」
金剛「怖いですネー……」
提督「あそこは敵が蛆のように沸く海域らしいからな。大規模戦闘自体は珍しくもない。まあ、私達の管轄じゃないから大丈夫だ」
提督「……ところで、当たり前過ぎたから流してしまっていたが、どうして金剛がここに居る? 今日は休みにしたはずだろう」
金剛「私は提督の秘書デスから」
提督「本音は?」
金剛「提督と一秒でも長く一緒に居たいからデス」
提督「金剛は素直だな」
金剛「ふふーん。秘書の特権デス!」
この世界の艦娘は生殖能力がないと聞いて出し放題じゃねえか!
と考えてしまった私めをどうか吊るしてやって下さい
と考えてしまった私めをどうか吊るしてやって下さい
>>288
提督「そうだな。今回は艦娘ではなく、私が特別に建造用クレーンで吊るしてやる」
提督「そうだな。今回は艦娘ではなく、私が特別に建造用クレーンで吊るしてやる」
提督「……こうして薄い紅茶を嗜みながら海を眺めていると、平和そのものなんだがな」ズズッ
金剛「ですネー……。戦争しているなんて嘘みたいデス」コクコク
金剛「それにしても、どうして今日は休みにしたのデスか?」
提督「なんとなくだ」
金剛「……………………」
金剛(何かありましたね、これは)
コンコン──。
提督「入れ」
ガチャ──パタン
電「あの、い、電です」
提督「どうした?」
電「あのですね……えっと……なんて言えば良いのでしょうか……」オロオロ
提督「……ほら、飲んで落ち着きなさい」スッ
電「え、あ──はい」コクコク
金剛(む。間接キス……)
金剛「ですネー……。戦争しているなんて嘘みたいデス」コクコク
金剛「それにしても、どうして今日は休みにしたのデスか?」
提督「なんとなくだ」
金剛「……………………」
金剛(何かありましたね、これは)
コンコン──。
提督「入れ」
ガチャ──パタン
電「あの、い、電です」
提督「どうした?」
電「あのですね……えっと……なんて言えば良いのでしょうか……」オロオロ
提督「……ほら、飲んで落ち着きなさい」スッ
電「え、あ──はい」コクコク
金剛(む。間接キス……)
提督「落ち着いたか?」
電「──はい。ありがとうございます」
電「それで、ご報告なのですが……敵です」
提督「な──!?」
金剛「どこデスか電! 急行しマス!!」
電「あ、あの!! 落ち着いてください! その敵がおかしいのです!!」
金剛「おかしいって何がデスか!!! 早く行かないと──」
提督「金剛」
金剛「──ひゃいっ!」ピシッ
提督「電、おかしいというのはどういう意味だ。それは、お前が慌てていないのと関係があるのか?」
電「は、はい……それが……」
……………………。
電「──はい。ありがとうございます」
電「それで、ご報告なのですが……敵です」
提督「な──!?」
金剛「どこデスか電! 急行しマス!!」
電「あ、あの!! 落ち着いてください! その敵がおかしいのです!!」
金剛「おかしいって何がデスか!!! 早く行かないと──」
提督「金剛」
金剛「──ひゃいっ!」ピシッ
提督「電、おかしいというのはどういう意味だ。それは、お前が慌てていないのと関係があるのか?」
電「は、はい……それが……」
……………………。
でも考えようによっては子供が出来ないって事なんだぜ……
金剛(幼)とか瑞鶴(幼)とか
金剛(幼)とか瑞鶴(幼)とか
空母ヲ級「…………」ボー
提督「……なんだあれは。なんで母港の端っこで黄昏てるんだ……」
雷「おまけに、なんだか砲身も折れ曲がってるわよ」
電「使い物になりそうにないです……」
暁「服もボロボロね」
響「まるで必死に逃げてきたみたいだよ」
ヲ級「……………………」ハァ
金剛「……物凄く落ち込んでるみたいネ」
川内「…………良く見たら艦載機積んでないよね、アレ」
神通「どういう事なのでしょうか……」
那珂「話しかけてみる?」
瑞鶴「誰がやるのよ……」
提督「…………私が行く」
金剛「何を言ってるんですか提督!?」
響「正気かい? ……いや、司令官ならそんな無謀もやりかねないか」
提督「響、あとで吊るすからな」
響「なっ!?」
暁「……同情するわ」
提督「……なんだあれは。なんで母港の端っこで黄昏てるんだ……」
雷「おまけに、なんだか砲身も折れ曲がってるわよ」
電「使い物になりそうにないです……」
暁「服もボロボロね」
響「まるで必死に逃げてきたみたいだよ」
ヲ級「……………………」ハァ
金剛「……物凄く落ち込んでるみたいネ」
川内「…………良く見たら艦載機積んでないよね、アレ」
神通「どういう事なのでしょうか……」
那珂「話しかけてみる?」
瑞鶴「誰がやるのよ……」
提督「…………私が行く」
金剛「何を言ってるんですか提督!?」
響「正気かい? ……いや、司令官ならそんな無謀もやりかねないか」
提督「響、あとで吊るすからな」
響「なっ!?」
暁「……同情するわ」
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