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元スレ金剛「テートクのハートを掴むのは、私デース!」瑞鶴「!?」
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天龍「~~~~」フルフル
龍田「もー、天龍ちゃんったら~。まだ嬉し泣きしているのかしら~?」
天龍「う、うっせぇ……ずびっ…………本気で心配しらんだからな……」
龍田「はい、天龍ちゃん、ちーん」
川内「私も嬉し泣きとかしそうだったけど、天龍の姿を見たら涙が引っ込んだよ」
神通「くすくす。代わりに泣いてくれているみたいですね」
那珂「那珂ちゃんも、提督が帰ってきてくれて嬉しいよーっ」
龍田「そうよね~。私も提督さんが帰ってきてくれて嬉しいわ~」
龍田「私を屈服させる人なんて、居なかったもの~」
川内「……龍田って人を尻に敷くタイプだよね」
龍田「提督さん以外の男性は肌に触れる事すらできないわよ~。触れる前に落ちちゃうもの」
川内「……何が落ちるのかは聞かない事にしておくよ」
那珂「たった一人の男の人にだけ肌を許すって、なんだか純愛だねー」
龍田「提督さんが望むなら、私はなんでもしちゃうかも。それが秘密の夜伽でも」
那珂「わお、爆弾発言! 那珂ちゃんだったらスキャンダルだー!」
龍田「身の程を弁えなさい?」
那珂「……はい」ビクッ
……………………
…………
……
龍田「もー、天龍ちゃんったら~。まだ嬉し泣きしているのかしら~?」
天龍「う、うっせぇ……ずびっ…………本気で心配しらんだからな……」
龍田「はい、天龍ちゃん、ちーん」
川内「私も嬉し泣きとかしそうだったけど、天龍の姿を見たら涙が引っ込んだよ」
神通「くすくす。代わりに泣いてくれているみたいですね」
那珂「那珂ちゃんも、提督が帰ってきてくれて嬉しいよーっ」
龍田「そうよね~。私も提督さんが帰ってきてくれて嬉しいわ~」
龍田「私を屈服させる人なんて、居なかったもの~」
川内「……龍田って人を尻に敷くタイプだよね」
龍田「提督さん以外の男性は肌に触れる事すらできないわよ~。触れる前に落ちちゃうもの」
川内「……何が落ちるのかは聞かない事にしておくよ」
那珂「たった一人の男の人にだけ肌を許すって、なんだか純愛だねー」
龍田「提督さんが望むなら、私はなんでもしちゃうかも。それが秘密の夜伽でも」
那珂「わお、爆弾発言! 那珂ちゃんだったらスキャンダルだー!」
龍田「身の程を弁えなさい?」
那珂「……はい」ビクッ
……………………
…………
……
島風「うー……」ゴロゴロ
暁「どうしたのよ。服が乱れるからやめなさい、はしたない」
島風「だってー……。なんだか提督と一緒に居られないんだもん……」
響「行ったら良いじゃないか。側に居たいんだろう?」
島風「いーきーにーくーいー。金剛さんと瑞鶴さんに加えて、あの戦姫とヲ級ちゃんが居るんだよ? ヲ級ちゃんも提督と瑞鶴以外は苦手みたいだし……。戦姫は論外。怖い」
電「私も、戦姫さんは苦手です……。必死に抑えてくれているのは分かるのですが、迷惑を掛けてしまってるような気がするのです……」
雷「私は『エロいわね』って言ったら追いかけられちゃった。ちょっと楽しかったわ」
島風「私だったら口が裂けても言えないよ……」
響「それだったら我慢をするしかないだろう? 想いが強ければ割と耐えられるものさ」
島風「なんだかそれ、響が提督に恋をしてるみたい」
響「恋ではない。親に対する好きと同じさ。差し詰め、お父さんといった所か」
雷「だから最近の響は提督の口調とちょっとだけ似てるのね! 納得したわ!」
響「ん……元から近かったというのもあるけれど、違和感があったのなら戻すよ」
暁「どうしたのよ。服が乱れるからやめなさい、はしたない」
島風「だってー……。なんだか提督と一緒に居られないんだもん……」
響「行ったら良いじゃないか。側に居たいんだろう?」
島風「いーきーにーくーいー。金剛さんと瑞鶴さんに加えて、あの戦姫とヲ級ちゃんが居るんだよ? ヲ級ちゃんも提督と瑞鶴以外は苦手みたいだし……。戦姫は論外。怖い」
電「私も、戦姫さんは苦手です……。必死に抑えてくれているのは分かるのですが、迷惑を掛けてしまってるような気がするのです……」
雷「私は『エロいわね』って言ったら追いかけられちゃった。ちょっと楽しかったわ」
島風「私だったら口が裂けても言えないよ……」
響「それだったら我慢をするしかないだろう? 想いが強ければ割と耐えられるものさ」
島風「なんだかそれ、響が提督に恋をしてるみたい」
響「恋ではない。親に対する好きと同じさ。差し詰め、お父さんといった所か」
雷「だから最近の響は提督の口調とちょっとだけ似てるのね! 納得したわ!」
響「ん……元から近かったというのもあるけれど、違和感があったのなら戻すよ」
電「どっちも響ちゃんに似合ってるのです。響ちゃんが可愛いのには変わらないのです」
暁「……司令官の口調を真似してたから、最近の響はちょっとだけ大人に見えたのかしら」
島風「暁が真似しても似合わないと思うなー」
暁「なっ!」
雷「私も似合わないと思うわ」
響「私もだよ」
暁「う、ぅ……」チラッ
電「え、えっと……ごめんなさい……暁ちゃんは今のままの方が可愛いかなぁ……」
暁「うわぁああん!!」
……………………
…………
……
暁「……司令官の口調を真似してたから、最近の響はちょっとだけ大人に見えたのかしら」
島風「暁が真似しても似合わないと思うなー」
暁「なっ!」
雷「私も似合わないと思うわ」
響「私もだよ」
暁「う、ぅ……」チラッ
電「え、えっと……ごめんなさい……暁ちゃんは今のままの方が可愛いかなぁ……」
暁「うわぁああん!!」
……………………
…………
……
コンコン──コン──。
提督「入れ」
ガチャ──パタン
瑞鶴「……提督さん」
提督「何があった。総司令部がなにかしらの方法で接触してきたのか?」
瑞鶴「え? ううん。違うわよ?」
提督「……なら、なぜノックを二回と一回に分けた」
瑞鶴「あっ! ご、ごめんなさい……。最近、このノックばかりだったから……」
提督「……まあ良い。何か話したい事があるのだろう。言ってみろ」
瑞鶴「ん、とね……。これ……」スッ
提督「……その小瓶」
瑞鶴「うん……提督さんから貰ったヤツ」
提督「その事についてだが、明日、訪問する大将共に交渉する。功績をあげているんだ。このくらい許可してくれるだろう」
瑞鶴「それなんだけどね……。ちょっと、思う事があったの」
提督「入れ」
ガチャ──パタン
瑞鶴「……提督さん」
提督「何があった。総司令部がなにかしらの方法で接触してきたのか?」
瑞鶴「え? ううん。違うわよ?」
提督「……なら、なぜノックを二回と一回に分けた」
瑞鶴「あっ! ご、ごめんなさい……。最近、このノックばかりだったから……」
提督「……まあ良い。何か話したい事があるのだろう。言ってみろ」
瑞鶴「ん、とね……。これ……」スッ
提督「……その小瓶」
瑞鶴「うん……提督さんから貰ったヤツ」
提督「その事についてだが、明日、訪問する大将共に交渉する。功績をあげているんだ。このくらい許可してくれるだろう」
瑞鶴「それなんだけどね……。ちょっと、思う事があったの」
提督「思うところ?」
瑞鶴「……私が前の艦娘の時、提督さんのお父さんが提督で、私はその人に似ている提督さんに惹かれて好きになった……。そう思っちゃったの」
提督「…………」
瑞鶴「でも、私はそうじゃないと思う。……そう思いたいの。だから、それを振り払う為にこれを持ってきたの」
瑞鶴「私は……私は、前の提督がどうこうじゃなくて、私個人が提督さんが好きなんだって思わせてほしい」
瑞鶴「だから……お願い。不安で潰れちゃいそうだから……」
提督「……………………」
瑞鶴「あっ、も、勿論……提督さんの意思に任せるわ。提督さんが言ってくれたように、私も無理矢理は嫌だから」
提督「……分かった。分かったからそう思い詰めた顔をするな。悪い事をした気分になる」
瑞鶴「──ありがとう! それじゃあ、ちょっと待っててね」
ガチャ──
提督(……待ってて?)
瑞鶴「……私が前の艦娘の時、提督さんのお父さんが提督で、私はその人に似ている提督さんに惹かれて好きになった……。そう思っちゃったの」
提督「…………」
瑞鶴「でも、私はそうじゃないと思う。……そう思いたいの。だから、それを振り払う為にこれを持ってきたの」
瑞鶴「私は……私は、前の提督がどうこうじゃなくて、私個人が提督さんが好きなんだって思わせてほしい」
瑞鶴「だから……お願い。不安で潰れちゃいそうだから……」
提督「……………………」
瑞鶴「あっ、も、勿論……提督さんの意思に任せるわ。提督さんが言ってくれたように、私も無理矢理は嫌だから」
提督「……分かった。分かったからそう思い詰めた顔をするな。悪い事をした気分になる」
瑞鶴「──ありがとう! それじゃあ、ちょっと待っててね」
ガチャ──
提督(……待ってて?)
──パタン
金剛「は、はぁい提督……」
提督「……そうか。二人を相手にしろという事か」
瑞鶴「ご、ごめんなさい。無理だったらそう言って良いから……」
提督「まったく……瑞鶴だけでなく金剛、お前もか」
金剛「だって……提督の愛が欲しいですもん……」
金剛「キスをしてくれてから、私はおかしいんです……。側に居てくれるだけで良い、側に置いてくれているだけで良い──。そう思っていたはずなのに、あのキスから私は狂いました」
金剛「提督の側に居るだけじゃ満足できなくなりました……。一緒のベッドで眠ってもまだ足りませんでした……。もっと、もっともっと提督に近付きたくなりました……」
金剛「提督……私、どうにかなってしまいそうです……だから、助けてください……」
提督「そんな消えそうな声で言ってくれるな。不安に思わなくて良い」
金剛「────! あはっ。ありがとう、提督──」
提督「それにしても、どうして二人は一緒になってきたんだ? 出し抜けばそれだけリードできていただろう」
瑞鶴「私が話を持ち掛けたの。確かにそれも思ったんだけど……提督さんが好きな気持ちは同じで、金剛さんなんて私よりもずっと頑張ってるって思ったの。だったら一緒に──って」
金剛「…………」コクン
提督「……なるほど、分かった」
提督「──二人一緒に愛するから、電気を消してきなさい」
金剛・瑞鶴「はいっ──!」
……………………
…………
……
金剛「は、はぁい提督……」
提督「……そうか。二人を相手にしろという事か」
瑞鶴「ご、ごめんなさい。無理だったらそう言って良いから……」
提督「まったく……瑞鶴だけでなく金剛、お前もか」
金剛「だって……提督の愛が欲しいですもん……」
金剛「キスをしてくれてから、私はおかしいんです……。側に居てくれるだけで良い、側に置いてくれているだけで良い──。そう思っていたはずなのに、あのキスから私は狂いました」
金剛「提督の側に居るだけじゃ満足できなくなりました……。一緒のベッドで眠ってもまだ足りませんでした……。もっと、もっともっと提督に近付きたくなりました……」
金剛「提督……私、どうにかなってしまいそうです……だから、助けてください……」
提督「そんな消えそうな声で言ってくれるな。不安に思わなくて良い」
金剛「────! あはっ。ありがとう、提督──」
提督「それにしても、どうして二人は一緒になってきたんだ? 出し抜けばそれだけリードできていただろう」
瑞鶴「私が話を持ち掛けたの。確かにそれも思ったんだけど……提督さんが好きな気持ちは同じで、金剛さんなんて私よりもずっと頑張ってるって思ったの。だったら一緒に──って」
金剛「…………」コクン
提督「……なるほど、分かった」
提督「──二人一緒に愛するから、電気を消してきなさい」
金剛・瑞鶴「はいっ──!」
……………………
…………
……
はい。ここからエロになります。苦手な人は注意してね。
そして、エロシーンは一気に投下する予定です。エロを書き切るまでちょっと待ってて下さい。
何? 焦らすなだって? 聴こえんなぁ。
エロシーンは常にsage続け、エロが終わったら10レスくらい連続でageます。エロが苦手な人は参考にして下さい。
では、書き溜めて参ります。
そして、エロシーンは一気に投下する予定です。エロを書き切るまでちょっと待ってて下さい。
何? 焦らすなだって? 聴こえんなぁ。
エロシーンは常にsage続け、エロが終わったら10レスくらい連続でageます。エロが苦手な人は参考にして下さい。
では、書き溜めて参ります。
リアルで時間単位(hour的な意味で)掛かるので、一時間毎に確認する事をお勧めします。
キスシーンに入るまでに2kb使うくらいなので、マジで時間が掛かります。
キスシーンに入るまでに2kb使うくらいなので、マジで時間が掛かります。
>>679
見る方が合わせるべきであってな。
見る方が合わせるべきであってな。
パンツが大破しました
これ以上の進撃は不可能なようです…
…ふぅ。
これ以上の進撃は不可能なようです…
…ふぅ。
>>684は解体されました
>>690
1シーンで考えると、商業エロゲより短いくらい。同人だったら普通かちょっと短いくらいの長さ。つまり14kb前後くらい。
私の書き方はちょっと問題あるから、あまり長くしすぎると悪い意味でヤバイ。
七割終わったよ。
1シーンで考えると、商業エロゲより短いくらい。同人だったら普通かちょっと短いくらいの長さ。つまり14kb前後くらい。
私の書き方はちょっと問題あるから、あまり長くしすぎると悪い意味でヤバイ。
七割終わったよ。
でけた。遅くなってごめんよ。時速3kbしか進んでなかったわ……。
パチン──、という音と共に、部屋が真っ暗になった。
いや、完全な闇というわけではない。ベッドの脇に置いてある燭台に火が灯った。真っ暗ではいけないと思っ
て提督が点けたのだろう。
金属テールの上に乗った皿に、短い蝋燭の火が曖昧にゆらゆらと揺れている。その火を見ると、私の心も、身
体も、なんだか曖昧になった気分がした。
隣に立っている瑞鶴と目が合う。彼女が小さく顎を引いたのを見て、私も意を決して足を進めた。
提督はベッドに座っていて、私と瑞鶴を静かに待っている。その表情は、仕事で見せる厳しい顔付きでもなく
、時折見せる優しい表情よりも、柔らかく温かみのある顔をしていた。
私は提督の左に、瑞鶴は右に座った。
瑞鶴は身体を提督に寄せたが、私は恥ずかしくて拳一つ分の隙間を空けて座っていた。
(あ……瑞鶴、頭を撫でてもらってる……)
私よりも一歩先に進んでいる瑞鶴は、提督に頭を優しく撫でられていた。
その彼女の顔はとても幸せそうで、そんな彼女を撫でる提督もまた、幸せそうに見えた。
私もしてもらいたい……。けど、勇気が出ない。
こういう時に限って、本当の私が前に出てくる。とても弱く、そして臆病な私が。
普段は気丈に振舞っているくせに、どうしてこの時に弱くなってしまうのか、自分で自分が情けなくなった。
「ひゃ……」
そう思っていると、急に提督は私の肩を抱いて引き寄せた。
……この察しの良い提督の事だ。きっと私が何を考えていたのか想像できたのだろう。
触れている身体が、優しく撫でてくれる手が、私のさっきの気持ちを溶かしていく。
それでも私は弱いままだ。いや、この弱い私こそが本当の私だ。
そんな私を、提督は真っ直ぐ見てくれた。真っ直ぐ向かい合ってくれた。
だから私は素を出せる。甘えれる。そして、求めてしまう。
「提督さん……」
か細い声で、瑞鶴は提督の名を口にした。
少し下から覗き込むようにして、提督の目と唇を交互に見ている。
私から見ても分かるほど明確なおねだりだった。
するり、と提督の手が私から離れ、瑞鶴の顔へと触れる。
「ん……」
少しくぐもった声。閉じた二人の瞼。触れ合っている唇──。二人のキスを見て、少しだけ嫉妬した。
寂しいけれど、ここは我慢をするべきだろう。瑞鶴が先に行動を起こしたのだ。先にしてもらう権利は瑞鶴に
ある。
「ぁ……は、あ」
瑞鶴の艶めかしい声が、室内に広がる。
この薄暗い中でも分かるくらいに彼女は紅潮させていた。
「ん、ふ……ぁ…………んん……」
ジクジクと胸が痛み、脈拍が速くなる。
私がキスをしてもらった時、瑞鶴は今の私と同じ気持ちだったのだろうか。嫉妬と羨望と羞恥と期待が混ざり
合い、ぐちゃぐちゃになって訳が分からない、この気持ちと……。
そう思ったら、少しだけ罪悪感が胸に刺さった。
「ん…………」
二人の唇が離れる。
その離れた唇の間には、私の時と同じように銀の橋が出来上がっていた。
なるほど。雷が言っていた意味が良く分かる。これはエロい。
提督が先に目を開いた。その数瞬後、瑞鶴も同じように開く。
その瑞鶴の瞳は潤っており、今にも溶け出しそうな程トロけ、息は荒くなっていた。
そんな状態の瑞鶴の頬を一撫ですると、提督はこっちへ振り向いた。
「金剛」
いつもとは違う、とてもとても優しく甘い声。
その声に、胸を絞られたかのように息苦しくなった。
ドキドキする。上手く息ができない。
私の肺は酸素を求め、少しだけ速く、浅く呼吸を繰り返した。
「大人しく待っていたから、ご褒美」
「え──きゃっ」
そう言うが早いか、私の手首を掴み、背中に腕を回すと、そのまま押し倒してきた。
いや、完全な闇というわけではない。ベッドの脇に置いてある燭台に火が灯った。真っ暗ではいけないと思っ
て提督が点けたのだろう。
金属テールの上に乗った皿に、短い蝋燭の火が曖昧にゆらゆらと揺れている。その火を見ると、私の心も、身
体も、なんだか曖昧になった気分がした。
隣に立っている瑞鶴と目が合う。彼女が小さく顎を引いたのを見て、私も意を決して足を進めた。
提督はベッドに座っていて、私と瑞鶴を静かに待っている。その表情は、仕事で見せる厳しい顔付きでもなく
、時折見せる優しい表情よりも、柔らかく温かみのある顔をしていた。
私は提督の左に、瑞鶴は右に座った。
瑞鶴は身体を提督に寄せたが、私は恥ずかしくて拳一つ分の隙間を空けて座っていた。
(あ……瑞鶴、頭を撫でてもらってる……)
私よりも一歩先に進んでいる瑞鶴は、提督に頭を優しく撫でられていた。
その彼女の顔はとても幸せそうで、そんな彼女を撫でる提督もまた、幸せそうに見えた。
私もしてもらいたい……。けど、勇気が出ない。
こういう時に限って、本当の私が前に出てくる。とても弱く、そして臆病な私が。
普段は気丈に振舞っているくせに、どうしてこの時に弱くなってしまうのか、自分で自分が情けなくなった。
「ひゃ……」
そう思っていると、急に提督は私の肩を抱いて引き寄せた。
……この察しの良い提督の事だ。きっと私が何を考えていたのか想像できたのだろう。
触れている身体が、優しく撫でてくれる手が、私のさっきの気持ちを溶かしていく。
それでも私は弱いままだ。いや、この弱い私こそが本当の私だ。
そんな私を、提督は真っ直ぐ見てくれた。真っ直ぐ向かい合ってくれた。
だから私は素を出せる。甘えれる。そして、求めてしまう。
「提督さん……」
か細い声で、瑞鶴は提督の名を口にした。
少し下から覗き込むようにして、提督の目と唇を交互に見ている。
私から見ても分かるほど明確なおねだりだった。
するり、と提督の手が私から離れ、瑞鶴の顔へと触れる。
「ん……」
少しくぐもった声。閉じた二人の瞼。触れ合っている唇──。二人のキスを見て、少しだけ嫉妬した。
寂しいけれど、ここは我慢をするべきだろう。瑞鶴が先に行動を起こしたのだ。先にしてもらう権利は瑞鶴に
ある。
「ぁ……は、あ」
瑞鶴の艶めかしい声が、室内に広がる。
この薄暗い中でも分かるくらいに彼女は紅潮させていた。
「ん、ふ……ぁ…………んん……」
ジクジクと胸が痛み、脈拍が速くなる。
私がキスをしてもらった時、瑞鶴は今の私と同じ気持ちだったのだろうか。嫉妬と羨望と羞恥と期待が混ざり
合い、ぐちゃぐちゃになって訳が分からない、この気持ちと……。
そう思ったら、少しだけ罪悪感が胸に刺さった。
「ん…………」
二人の唇が離れる。
その離れた唇の間には、私の時と同じように銀の橋が出来上がっていた。
なるほど。雷が言っていた意味が良く分かる。これはエロい。
提督が先に目を開いた。その数瞬後、瑞鶴も同じように開く。
その瑞鶴の瞳は潤っており、今にも溶け出しそうな程トロけ、息は荒くなっていた。
そんな状態の瑞鶴の頬を一撫ですると、提督はこっちへ振り向いた。
「金剛」
いつもとは違う、とてもとても優しく甘い声。
その声に、胸を絞られたかのように息苦しくなった。
ドキドキする。上手く息ができない。
私の肺は酸素を求め、少しだけ速く、浅く呼吸を繰り返した。
「大人しく待っていたから、ご褒美」
「え──きゃっ」
そう言うが早いか、私の手首を掴み、背中に腕を回すと、そのまま押し倒してきた。
「んっ──んんっ」
片腕は軽く押さえつけられ、背が少しだけ反るように持ち上げられ、そして口を塞がれた。
これはダメッ──前の比じゃない──!
無理矢理だけど、無理矢理でない、荒々しい甘いキス。
「んっ! んぅっ! ぁ──っは!」
口の中を蹂躙するように提督の舌は私の舌を貪り、口内を犯す。
強引なのに、とても優しく、愛がある。
まるで飴を与えられながら鞭で叩かれているような感覚。その感覚に、私の頭は一瞬でトロけてしまった。
「あ……ぁ…………ふ、ぁ……っ」
だらしなく口を開け、提督が蹂躙してくれるのを受け入れ続ける。それが、堪らなく気持ちが良い──。
不意に、口を離された。何の前触れもなく、パッタリと。
一気に訪れる虚無感。胸がキリキリと痛んだ。
「ん……ダメ、もっと……もっとぉ……」
だから、ねだった。だらしなく口を開けたまま、提督に唇を、歯を、舌を、口内の全てが犯されるのを待った
。
それに応えてくれたのか、提督は優しく微笑んで柔らかく口を付けてきた。
今度のキスは、さっきよりも優しかった。
手の拘束は解かれ、その手は私の頬へ添え、浮かせられていた身体はふかふかのベッドへ下ろされた。
胸が温かい気持ちで一杯になるキス。
舌でお互いの口内を撫で、愛を分かち合っているようだった。
「ん……」
だんだんと触れ合う回数も減り、最後は唇で触れ合うだけになった所で、また口が離れていった。
けれど、さっきとは違って満足な終わり方だ。幸せな気持ちが溢れている。
ふと、瑞鶴の方へ顔を向けてみると、彼女は俯き、手の中の小瓶を弄んでいた。
その姿は、無視をされた子犬のようにも見える。
「大人しく……待ってたんだからね……?」
弱々しくそう言うと、小瓶を開けて口に含んだ。
「…………っ」
苦かったのだろう。少し顔を引き攣らせると、チラリと私へ目配せしてきた。
中身は何か知っている。これと同じものを彼女から貰い、そして説明をしてもらった。
それを飲み込む様子を見せず、瑞鶴は提督へ無理矢理キスをした。
提督は少し驚いた顔をしたが、すぐに受け入れ、ほとんど舌を絡ませるだけの口付けを続けた。
その意図に、すぐに気付く。
彼女はこの媚薬を、口移しで提督に分けているのだ。
「んく……っ」
ほんの数秒の口移しの後、彼女は口の中の液体を飲み込んだようだ。
提督が私の方へ向き、顔を近付けてくる。
提督の意図を理解し、私は舌を少し出した。
──我慢はできない程ではないが、確かにそれは苦かった。
まるで粘膜に刷り込むよう、念入りに舌を絡ませてきた。
媚薬と、提督と私の混ざった液体が口の中に溜まった頃、私はその液体を飲み込んだ。
効果はすぐに現れた。
身体が熱いほど火照り、下半身──特に子宮辺りにドス黒い何かが溜まっていくのが分かった。
性欲で身体が震え、息が荒くなる。
それは瑞鶴も一緒のようで、必死に堪えるように身体を強張らせていた。
あまり感情を出さない提督も、今回ばかりはそうもいかなかったようだ。
少しばかり顔を引き攣らせ、私や瑞鶴と同じように息が荒くなっていた。
「ん……」
提督を欲しがる身体をなんとか抑え付け、瑞鶴の隣に座り、一緒に仰向けで倒れた。
「てぇとくぅ……」
自分でもびっくりするくらいの甘い声──。
その声に反応したのか、提督は私たちに覆い被さってきた。
「────ぁっ」
「んっ!」
最初はお腹だった。気を遣っているのか、服の上から臍の辺りを優しく撫で回している。
けれど、それも長くは続かなかった。
手はだんだんと上に登っていき、胸へと辿り着く。
「ぁ、ぅ……!」
「ひっ、ん──っ」
私は脇の隙間から、瑞鶴はY字となった服の隙間から手を入れられ、ゆっくりと胸を愛撫してくれた。
「んっ……ぁ、っ──んん……」
サラシは巻いてきていないので、提督の手が直接触れる。
触られた箇所がビリビリする。円を描いて胸全体に指を這わされ、ゾクゾクした。
片腕は軽く押さえつけられ、背が少しだけ反るように持ち上げられ、そして口を塞がれた。
これはダメッ──前の比じゃない──!
無理矢理だけど、無理矢理でない、荒々しい甘いキス。
「んっ! んぅっ! ぁ──っは!」
口の中を蹂躙するように提督の舌は私の舌を貪り、口内を犯す。
強引なのに、とても優しく、愛がある。
まるで飴を与えられながら鞭で叩かれているような感覚。その感覚に、私の頭は一瞬でトロけてしまった。
「あ……ぁ…………ふ、ぁ……っ」
だらしなく口を開け、提督が蹂躙してくれるのを受け入れ続ける。それが、堪らなく気持ちが良い──。
不意に、口を離された。何の前触れもなく、パッタリと。
一気に訪れる虚無感。胸がキリキリと痛んだ。
「ん……ダメ、もっと……もっとぉ……」
だから、ねだった。だらしなく口を開けたまま、提督に唇を、歯を、舌を、口内の全てが犯されるのを待った
。
それに応えてくれたのか、提督は優しく微笑んで柔らかく口を付けてきた。
今度のキスは、さっきよりも優しかった。
手の拘束は解かれ、その手は私の頬へ添え、浮かせられていた身体はふかふかのベッドへ下ろされた。
胸が温かい気持ちで一杯になるキス。
舌でお互いの口内を撫で、愛を分かち合っているようだった。
「ん……」
だんだんと触れ合う回数も減り、最後は唇で触れ合うだけになった所で、また口が離れていった。
けれど、さっきとは違って満足な終わり方だ。幸せな気持ちが溢れている。
ふと、瑞鶴の方へ顔を向けてみると、彼女は俯き、手の中の小瓶を弄んでいた。
その姿は、無視をされた子犬のようにも見える。
「大人しく……待ってたんだからね……?」
弱々しくそう言うと、小瓶を開けて口に含んだ。
「…………っ」
苦かったのだろう。少し顔を引き攣らせると、チラリと私へ目配せしてきた。
中身は何か知っている。これと同じものを彼女から貰い、そして説明をしてもらった。
それを飲み込む様子を見せず、瑞鶴は提督へ無理矢理キスをした。
提督は少し驚いた顔をしたが、すぐに受け入れ、ほとんど舌を絡ませるだけの口付けを続けた。
その意図に、すぐに気付く。
彼女はこの媚薬を、口移しで提督に分けているのだ。
「んく……っ」
ほんの数秒の口移しの後、彼女は口の中の液体を飲み込んだようだ。
提督が私の方へ向き、顔を近付けてくる。
提督の意図を理解し、私は舌を少し出した。
──我慢はできない程ではないが、確かにそれは苦かった。
まるで粘膜に刷り込むよう、念入りに舌を絡ませてきた。
媚薬と、提督と私の混ざった液体が口の中に溜まった頃、私はその液体を飲み込んだ。
効果はすぐに現れた。
身体が熱いほど火照り、下半身──特に子宮辺りにドス黒い何かが溜まっていくのが分かった。
性欲で身体が震え、息が荒くなる。
それは瑞鶴も一緒のようで、必死に堪えるように身体を強張らせていた。
あまり感情を出さない提督も、今回ばかりはそうもいかなかったようだ。
少しばかり顔を引き攣らせ、私や瑞鶴と同じように息が荒くなっていた。
「ん……」
提督を欲しがる身体をなんとか抑え付け、瑞鶴の隣に座り、一緒に仰向けで倒れた。
「てぇとくぅ……」
自分でもびっくりするくらいの甘い声──。
その声に反応したのか、提督は私たちに覆い被さってきた。
「────ぁっ」
「んっ!」
最初はお腹だった。気を遣っているのか、服の上から臍の辺りを優しく撫で回している。
けれど、それも長くは続かなかった。
手はだんだんと上に登っていき、胸へと辿り着く。
「ぁ、ぅ……!」
「ひっ、ん──っ」
私は脇の隙間から、瑞鶴はY字となった服の隙間から手を入れられ、ゆっくりと胸を愛撫してくれた。
「んっ……ぁ、っ──んん……」
サラシは巻いてきていないので、提督の手が直接触れる。
触られた箇所がビリビリする。円を描いて胸全体に指を這わされ、ゾクゾクした。
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