私的良スレ書庫
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元スレ上条「アイテムの正規メンバーですか」
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>>1です
今日一日風邪ひいてて横になりながら書き溜めしたのを今から書いてきます
今日一日風邪ひいてて横になりながら書き溜めしたのを今から書いてきます
~とあるファミレス~
フレンダ「そういえばそろそろ上条の学校も終わる時間じゃない?」
絹旗「そうですね。早く超ドリンクバー往復させてやりたいです」
滝壺「こき使われることが決定してるかみじょうを私は応援してる」
絹旗「フレンダはさっきからサバ缶超食べ過ぎです」
フレンダ「べ、別に良いって訳よ。何か迷惑でもかけてる訳?」
絹旗「これだからフレンダは超フレンダなんですよ」
フレンダ「私の名前を形容詞みたいに使わないでくれる!???しかも超フレンダってないよ……」
pipipipipi
麦野「なに?」
電話の女「なにってアンタと世間話するために電話なんてかけないわよ」
麦野「だから仕事の内容はなにって聞いたてんだよ、このクソヒキニート」
電話の女「こいつときたらー!??まあ、いいわ。仕事の内容はメールで送るわ。新入り君もいることだし大丈夫でしょ」
麦野「あぁ?なんで上条がいると大丈夫なんだよ」
電話の女「アンタたちじゃ勝てない相手にも勝てるからかしら。ふふ、それじゃーねー」
pi
麦野「チッ!??絹旗、下部組織に連絡。足を用意させて。ついでに上条にも」
滝壺「学園都市の情報を狙った外部からの侵入者二名の殺害か」
麦野「一応滝壺も連れてくけど体晶は必要なさそうね」
フレンダ「私はなにすればいいの?」
麦野「ん?じゃあここの会計」
フレンダ「ふえっ!???一番お金持ってない私が会計するって訳ー!?」
麦野「うるさいわねー。この仕事終わったらちゃんと経費で落とすわよ」
フレンダ「本当だよね???本当にお願いよ??」
麦野「だぁー!??わかってるわよ」
絹滝((これ絶対麦野払わねー))
麦野「ほら行くわよ」
~スキルアウトアジト~
スキルアウト1「上条さんちーすっ!」
「「「「「ちーすっ!!!」」」」」
上条「毎回思うけどそれやめてくんない???別にお前ら熱血運動部じゃないんだしさ」
スキルアウト1「いえいえ。上条さんには俺ら、何回命救われてるかわかんないっすから」
スキルアウト2「ただ助けて俺の彼女を惚れさせるのだけはやめてほしいっす」
上条「へ???上条さんはモテたことなんて一度もありませんのことよ?」
(((出たよ、料理も出来てこんなに多くの人間の命を救っておいてモテない訳ねえだろ!??この鈍感め)))
スキルアウト1「それよりも俺らのせいで暗部に堕とされたって駒場さんから聞いて……」
「「「「「本当にすいませんでした!!!」」」」」
上条「あれはお前らのせいじゃねえよ」
上条「元から不幸な上条さんには日常茶飯事なことですから」
スキルアウト1「けど!??本当あの時は助かりました!??駒場さんや服部、浜面も感謝してますし」
上条「お前らの連携の良さの裏をかかれたところを俺が潰しただけだから気にすんな。てか俺、駒場さんに会いにきたんだけどどこにいる?」
スキルアウト2「今、服部や浜面と一緒に能力者狩りしてた連中の静粛に行ってます」
上条「そっか。じゃあ伝言頼まれてくれるか?」
スキルアウト1「オッケーっす!??なに伝えれば良いすか?」
上条「この前は俺のクラスの連中がお世話になりましたってよろしく」
スキルアウト1「わかりました。これから上条さんはどうするんすか?」
上条「んー???暗部のパシリかなー。なんか超ドリンクバー往復係りってのを任されたし」
スキルアウト2「上条さんをドリンクバーの往復係り……だと……!?」
スキルアウト3「暗部ってただのバカの集まりか……?」
スキルアウト4「んなこと恐れ多くて出来ねえよ……」
上条「まあ、楽しそうな職場だよ」
pipipipipi
上条「メールか。……んー、これはいよいよ俺の出番って訳ですかね」
スキルアウト1「暗部の仕事っすか?」
上条「おー。ちょっくら行ってくるわ!??あっ……おい」
スキルアウト1「はい!??なんでしょう!?」
上条「駒場さんに戦力は集めといてくれってのも伝えてくれ。あと浜面に車も数台常備しとけって」
スキルアウト1「わかりました。しかしそれってのは」
上条「余計な詮索はしねー方がいいぜ」
「「「「「了解しました」」」」」
上条「おう!??じゃ、またな。落ち着いたら飯作りにまた来るわ」
「「「「「あざーす!!??気をつけていってらっしゃい」」」」」
~車内~
麦野「絹旗、上条はなんだって?」
絹旗「走って行くから気にしないでくれって言ってますね」
フレンダ「第七学区から目的地までは結構あるけど大丈夫な訳ー?」
麦野「まあ、いなくても二人くらいなら楽勝よ。AIM拡散力場が確認出来ない以上、滝壺使ったって居場所はわかんないんだし」
滝壺「けど、電話の女はかみじょうがいるから大丈夫だって言ってたよ?」
絹旗「それが超気に食わないんですよね。いったいあれのどこにそんな価値があるって言うんですか」
麦野「……さあね」
pipipipipi??pi
麦野「何かわかったかしら?」?
ハッカー「それが……ハッキングかけたところ最重要機密扱いになってて全然情報が見れませんでした。何者ですか上条当麻っていうのは……」
麦野「へえ。最重要機密扱いね……」
ハッカー「ただ一つだけわかったのが、全ての能力測定で判定不能って言う結果が出ていたってことですね。こんなのってあり得るんすか?」
ハッカー「ちょっと信じれなかったですね」
麦野「全ての能力測定で判定不能……。まずあり得ないわね」
麦野「……まあ、わかったわ。お金はいつものとこに振り込んでおくから」
ハッカー「ありがとうございます。しかし、意図的に記録を抹消されてた部分もあったんで只者じゃないってことは確かです。お気をつけて」
pi
絹旗「上条のことですか?」
麦野「ええ。一先ずアイツは只者じゃない上に上の連中は最重要機密として扱いたい人物だってことはわかったわ」
フレンダ「結局、ただのLevel0にそれはおかしい訳よ。気を抜いちゃダメってことね」
絹旗「まあ、何か動き見せたら私の窒素装甲で超捻り潰しますから」
滝壺「そろそろ目的地だよ」
麦野「さ、その前に仕事よ仕事」
~研究所跡地~
?「おいまだか」
??「待ってくれよ。外で解析するよりこっちの方の機械で解析した方が早いんだよ」
?「これで魔術と科学を融合させた新たな力を作り出せる」
??「私はこの技術を使って外で大儲けだ!??それまで用心棒は頼んだよ魔術師くん」
魔術師(?)「わかっているさ。俺の野望を邪魔する奴は蹴散らすまでだ」
上条「あらあらこんなとこでなにやってるのかなー」
??「!?!???何者だ貴様!」
上条「研究資料持ち出そうとしてる輩の始末に駆り出されたパシリってもんですかね、研究員さん」
研究員(??)「ただのガキが何言ってやがる。やってくれ魔術師」
魔術師「お前なんぞに言われんでもやってやるよ」
上条「お前どこの協会の者だよ」
魔術師「へえ、魔術の知識のある科学の人間か。珍しいな」
魔術師「俺はどこの協会にも今は属してないぜ」
上条「そうか。なら……」
上条「安?心?し?て?殺?せ?る?な?」
パキーン??パァン??パァン
絹旗「先に上条が超着いてるんでしょうか」
麦野「そうみたいね。滝壺は車で待機。絹旗、私、フレンダの順に入るわよ」
フレンダ「了解って訳よ」
滝壺「ここにはAIM拡散力場が私たちしかない。かみじょうの敵は能力者じゃないのかな……」
~研究所跡地~
絹旗「上条!??超大丈夫ですか!?」
上条「よう、遅かったな。もう終わったぞ」
麦野「その二人が今回のターゲット?」
フレンダ「一人は研究員ってわかるけど、もう一人の格好が変な訳よ」
絹旗「黒い修道服?ですかね。神父のような」
上条「……さあ???わからんが二人ともきちんと殺しといたから気にしなくて良いだろ。研究資料もほら」
麦野「……なんか焦げ臭くない?」
上条「そこの神父みたいな奴が発火系の能力者だったからな。そのせいだろ」
絹旗「上条のくせに能力者とやって超勝ったってことですか。少しばかりやりますね」
麦野「死体の方は下部組織に任せてずらかるわよ」
フレンダ「久しぶりの仕事がただ車でここまで来ただけって訳よ」
~車内~
麦野「出しな」
滝壺「大丈夫だった?」
絹旗「上条がもう二人とも殺してました」
フレンダ「発火系の変な恰好の能力者がいたけどなんか勝ってた訳よ」
滝壺「???ここには私たちのAIM拡散力場しかなかったけど能力者がいたの?」
上条「(チッ)??俺が殺したからAIM拡散力場も確認出来なかったんじゃないか?」
滝壺「うーん……。そうだね」
麦野「とりあえずそろそろ夕飯時ね。何処かに食べに行く?」
絹旗「あっ!??じゃあここの焼肉屋が良いです。今おいしいって超評判なんですよ」
フレンダ「久しぶりの焼肉良いね!」
滝壺「私もいっぱい食べたい」
麦野「じゃあそこにしましょうか。上条も良いわよね」
上条「大丈夫ですよー。四人が行くとこにお供するまでです」
麦野「じゃあ運転手、ここ行きなさい」
~焼肉屋~
上条「先に適当に注文しちゃっといてください。ちょっとトイレ行ってきます」
フレンダ「了解って訳よー」
ガチャ??バタン
pipipipipi
上条「おい!??相手魔術師だったじゃねーか。アイテムにバレたらどうすんだよ」
電話の男「あ???別に魔術は学園都市外の能力だって言っときゃ良いだろうが」
上条「そっちじゃねーよ。俺の幻想殺しのことだよ」
電話の男「バラしてねーのかよ」
上条「当たり前だろ!??向こうはたたでさえ俺のこと疑ってるのにそんなことまで話したら食事すら一緒にさせてもらえねーよ」
電話の男「わーったよ。そっち関係の仕事はお前かグループに出すから。それで良いだろ」
上条「ったくよ……。」
上条「こっちはちゃんとやってんだからきちんと約束は守れよ」
電話の男「あいよ。それじゃあな」
pi
上条「……騙すのって性に合わないなぁ」
~次の日~????朝六時
上条「朝ご飯オッケー。それじゃ行くかな」
ガチャ
麦野「こんな朝早くにどこ行くのかにゃーん」
上条「……おはようございます。いや、早く起きちゃったんで散歩にでも行こうかと」
麦野「学校なんて七時半に出ても間に合うわよね。どこに向かって散歩するのかしら」
上条「別に特別どこって訳じゃないけどブラブラと」
麦野「ふーん……。一つ言っておくとね、私たち四人はここが居場所なの」
麦野「暗部っていう汚い誇れる場所ではないけれどここは誰にも譲れない場所なのよ」
麦野「そこを壊そうとする、私たち四人を引き離そうとするなら誰だろうと容赦はしない!」
麦野「私はあの子たちと私の居場所を守り抜く!!」
上条「……」
麦野「アンタのことは気に入ってるんだから失望させるんじゃないわよ」
上条「……了解だ。行ってくる」
ガチャ??バタン
麦野(……つい暑くなっちまったな。最初はこんなつもりじゃなかったのに。いつの間にかあの子たち三人は私の居場所になってたのね)
麦野「守り抜かなきゃ……」
上条(……ちくしょう、やりにくいなぁ)
上条(情報じゃ第四位は短気のキチガイだったはずなのにちゃんと人間やってんじゃねーか)
上条(自分の弱く寂しい部分を四人で補い合ってるんだな……)
上条「弱さを補える仲間か……」
上条「…………俺は一人だ」
昔からずっと????そしてこれからも
~アジト~
滝壺「あれ???むぎの早いね。おはよう」
麦野「おはよう。上条がまた朝ご飯作ってくれてたみたいよ」
滝壺「昨日焼肉だったから、朝はパンと目玉焼きとサラダにコーヒー。しっかりと考えてくれてるね」
麦野「まるで主夫ね」
滝壺「……もうちょっと素の部分見せてくれれば良いのにね」
麦野「……どうしてそう思うの?」
滝壺「自分のことはしゃべらないし、いつもニコニコしてる。そんなのが素の人はいないと思うな」
滝壺「みんな自分が誰なのか他人に知ってほしいし、他人のことを知って理解したい仲良くしたいって思うのが普通だと思うから」
麦野「……まあ、いつか話してくれるでしょ。アイツもアイテムの正規メンバーなわけだし」
滝壺「そうなれれば良いよね」
絹旗「あれ???また上条はもういないんですか。いったい何時に超起きてるですかね。お二人共おはようございます」
麦野「おはよ。ついでにフレンダも起こしてきなさい。久しぶりに四人で朝ご飯食べましょ」
絹旗「超了解しました」
滝壺「なんか家族みたいだよね、こういうの」
麦野「何言ってんのよ……。私たちはもう家族でしょ」
滝壺「…うん。??むぎの大好き」
麦野「っ!???こら、抱きつくんじゃないよ。暑くなり始めたんだからやめなさーいー」
フレンダ「あー、滝壺が麦野に抱きついてる!??麦野は私のって訳!??むぎのー」
絹旗「みんなでなんですか。私だけ仲間外れは超嫌です!??私も抱きつきます!!」
麦野「だー!??ウザイわねー!??離れなさいよー」
麦野(うん、こういう温かさはいつまでも大切にしたいわね……)
~病院~
上条「俺がお前だけは絶対に救ってやるからな」
上条「俺がお前の不幸を全部受け入れるからな」
上条「俺はお前を絶対に見捨てたりなんかしないからな」
上条「俺が……俺が……うぅ」
上条(……お前だけはどんな犠牲を払ってでも守り抜いてやるから)
上条(お前が俺にしてくれたように……)
~その日の午後???ファミレス~
イラッシャイマセー
上条「遅れてすいません」
絹旗「超ドリンクバー往復係りのくせに遅れてくるなんて超非常識です」
フレンダ「早く私たちのドリンク持ってくるって訳よ」
上条「上条さんは学校があるのでそんなに早く来れないってわかってるはずなのになぁ」
上条「まあいいか。何飲むんだ?」
絹旗「超カルピスソーダですね」
フレンダ「私はミルクティー」
麦野「じゃあ抹茶にしようかしら」
滝壺「私はメロンソーダ」
上条「え???何、四人全員の分俺がドリンクバー往復すんの!???絹旗とフレンダだけじゃなくて??」
麦野「私と滝壺も上司よー???部下が上司を立てるのは当たり前でしょ」
滝壺「大丈夫、理不尽な要求にもなんとか対応するかみじょうを私は応援してる」
上条「なるほどね、皆さん動きたくないわけだ。ファミレスなのにシャケ弁やらサバ缶はおいてあるし何時間も前からいるくせにコップは一人一つずつしかないし、こりゃドリンクバー往復係りって役職も必要になるわな」
上条「……四人で睨むなよ。いってきますよ、超カルピスソーダにミルクティーに抹茶にメロンソーダね」
麦野「あれは将来尻に敷かれるタイプよね」
絹旗「頼りない感が超出てますもんね」
フレンダ「結局、一番下っ端には変わらないって訳よ」
滝壺「でも無茶な要求言ってもそれをやりきってくれそうな気はする」
麦野「そういう人柄が学校生活とスキルアウトの連中との生活を上手くやりこなしてきたんでしょ」
絹旗「やっぱり上条はスキルアウトと強い繋がりが?」
麦野「そうね。ちょっと声かければここら辺のスキルアウトは集まって来るくらいには繋がりがあるんじゃないかしら」
滝壺「それは結構すごいかも」
絹旗「危険度で言うと?」
麦野「余計な心配はしなくて良い程度ね」
フレンダ「結局、上条がアイテムにいる以上スキルアウトもアイテムの下にいるみたいってな訳よ」
上条「持ってきましたよー」
絹旗「超ご苦労です」
フレンダ「そこら辺座っててもいい訳よ」
上条「……なんでこの二人はこんなに偉そうなんだ?」
麦野「初めてのアゴで好きに使える人間を得たから生き生きしてるのよ」
上条「なんか凄まじい上下関係が出来てる気がする……。不幸だ」
滝壺「不幸なかみじょうを私は応援してるよ」
フレンダ「だー、サバ缶にミルクティーなんて合わない訳よ。上条、次はオレンジジュースね」
絹旗「じゃあ私は冷えてきたんで超あったかいココアを」
上条「またドリンクバーに行くの!???なんか俺って周りから見たらドリンクバーとテーブルを往復するだけの人になりそう……」
絹旗「それが超ドリンクバー往復係りの仕事ですから」フンス
フレンダ「当然って訳よ」フンス
上条「うん、これは確実に不幸だ」
~スキルアウト??アジト~
駒場「……上条が戦力の確保を言っていたな」
浜面「車の方は前、大将たちとぶっ壊した研究所の車で用意は出来たぜ」
服部「まあ、暗部か上からの命令で動く部隊とかとの抗争だろうな」
駒場「……アイツには守られてばかりだ」
浜面「そんな風には大将は思っちゃいねえよ。リーダーはどっしり構えてくれなきゃ」
駒場「……ああ」
服部「だが上条も守るべきものがあるからな。俺らの方にばかり構っちゃいられない」
駒場「……今度こそ俺らの手で罪の無い無能力者が襲われるのを阻止する」
浜面「当たり前だ」
~車内~
滝壺「今日の仕事は?」
麦野「バカな能力者が頭おかしくなって研究所で暴れてるから始末してほしいだとさ」
フレンダ「何人?」
麦野「三人。しかも全員Level4だってさ」
絹旗「Level4なら色んな研究が出来ると思うんですが、始末して良いんですか?」
麦野「さあ? 始末しろって命令だし。まあ、あらかた研究し終えたから殺してもらっても構わないと言ったとこなのよ、きっと」
滝壺「……」
絹旗「……」
フレンダ「……まあ、それが学園都市って訳ね」
上条「……」
麦野「だから今日は滝壺に頑張ってもらうわよ」
滝壺「うん。体晶使って私やふれんだ、かみじょうが一対一にならないようにしとけばいいよね」
麦野「そういうこと。まあ、2チームに別れて行動しましょうか」
麦野「私と滝壺とフレンダ、絹旗と上条でいいかしら」
麦野「絹旗は上条の戦闘力とかをしっかりと観察してなさいね。上条は好きなように動きな、ただし失敗は許さないから」
絹旗「超了解です。上条、せいぜい足は超引っ張らないでくださいね」
上条「了解だ」
麦野「滝壺はウチの要だからね。私が攻撃してる時にフレンダが爆弾で滝壺に注意がいかないようにしときな」
フレンダ「わかった」
滝壺「うん」
麦野「それじゃアイテム始動よ」
~サイド絹旗~
絹旗「滝壺さんの能力で私たちは一人で単独で超移動してる方の担当になりましたが、向こうは大丈夫でしょうか?」
上条「向こうは電撃使い(エレクトロマスター)と火炎放射(ファイアスロアー)だし、麦野には勝てないさ。問題はむしろこっち」
絹旗「念動力(テレキネシス)ですか……。どんなタイプかによって戦い方が変わってきますね」
上条「普通に物を動かして当ててくるタイプなら絹旗で楽勝だが、体に直接念動力をかけてくるタイプなら危ないな」
絹旗「そっちのタイプとはやったことないんでこの窒素装甲も聞くかわかりませんからね」
上条「まあ、気を引き締めて行かないとな」
~サイド麦野~
麦野「向こうを一人の担当にしたは良いけど、一番厄介のを押し付けちゃったわね」
フレンダ「こっちは麦野と同系統の電撃使いに私と相性の良い火炎系の能力者だからね」
滝壺「向こうの心配よりもまずはこっちの心配」
麦野「まあ、向こうは向こうでなんとかするわね」
フレンダ「久しぶりに私のコレクションをお披露目出来るって訳よ」
滝壺「私も今日は頑張るよ」
~サイド絹旗~
絹旗「そういえば、上条は彼女とかいるんですか?」
上条「彼女か? 生まれてこの方、母親くらいしか異性からの愛情は受けたことがありませんからね。いませんよ」
絹旗「へえ。モテるとは超思いませんが、体つきは男らしいですからね、いるかと思いましたよ」
上条「上条さんは自他共に認める不幸体質ですからね。そういうラッキーイベントとは縁がないんですよ」
絹旗「不幸って超曖昧な表現使いますね」
上条「小さい頃は色々あったし、ここ数年は入院ばっかりだったから。それでもようやく去年の暮れ辺りからは入院もしないようになったな」
絹旗「何かあったんですか?」
上条「……ただ強くなろうって心に決めただけだよ」
絹旗「ふーん、そうですか」
上条「っと! そろそろ滝壺が言ってたところの近くじゃないか?」
絹旗「む。そうですね、気を超引き締めてください」
ドガッ??ドガッ??ガー
上条「機材吹っ飛ばして暴れ放題だな」
絹旗「あれは別に超用心しなくても良さそうですね」
上条「じゃあ俺は今回はお休みかな」
絹旗「はい、ちょっと行ってくるんで待っててください」
念動力「ウガー!! このクソ研究所が!!」
絹旗「そろそろガキンチョは超帰る時間ですよー」
念動力「あぁ? なんだお前? 小学生か?」
絹旗「(ブチッ)??誰がァ小学生ですかァ!? 超捻り潰すぞゴラァーー」
念動力「俺に楯突こうってなら[ピーーー]よ」ブン
キーン
念動力「!?」
絹旗「そンな鉄くずでどうにかなると本当に思ってンですかねェ」ブン
ガシャン
念動力「グハッ」
絹旗「ちゃっちゃと超捻り潰されろ」
念動力「(チッ)??お前が潰れろ」
グチャッ
絹旗(左手が……っ!?)
念動力「へっ! 俺は人体にも念動力が使えんだよ。そのまま左手を捻り潰してやるよ」
パキーン
念動力「は?」
上条「うおらぁ!!」
バキッ
絹旗「へ? (私の左手を上条が右手で触ったら念動力もそして窒素装甲も消えた……?)」
上条「ほら、まだ左手は軽く捻っただけだろ。アイツにトドメ刺してこいよ」
絹旗「え? あ……えっ!?」
上条「なに? じゃあ俺やるけど良いの?」
絹旗「あっ! ダメです超ダメです!! 傷を付けられたんですから私が超捻り潰します」
上条「んじゃよろしく。アイツ、俺の右ストレートで伸びてるから」
絹旗「は、はい……」
上条(………うわぁー、やっちまったぁ。麦野が朝あんなこと言うから絹旗のこと何も考えず守っちまったよ……)
上条(絶対怪しまれてる……、どうしよう)
チッ??チッ??チッ??チッ??チッ??チーン
上条(…………うん、全力で誤魔化そう!)
絹旗「上条、終わりましたよ。 さっき上条が右手で触ったとき……」
上条(ここで幻想殺しがバレるのが一番ダメだ)
絹旗「聞いてますか?」
上条(怪しまれている分ならまだ大丈夫……なはず……)
絹旗「上条に右手のこと聞いてるんですけどわかってますか?」
上条(そもそも俺は右手以外ちゃんとLevel0なんだからバレるはずがない!)
絹旗「いい加減返事しないと超怒りますよ?」
上条(よし! 全力で誤魔化して全力でニコニコして全力でスルーしよう、そうしよう!!)
絹旗「(ブチッ) 上条ォ、さっきから無視してンじゃねェぞゴラァー」ブン
上条「えっ? ゴフゥゥゥッッッ」
絹旗「さあ、行きますよバ上条」
絹旗(今、窒素装甲は正常に機能しました……。やはりさっきのは超演算ミスですね)
上条「くっ! やっぱり助けなきゃ良かった」ハラガイタイ
~サイド麦野~
麦野「Level4ってこんな弱かったかしら」
フレンダ「自分の近くに爆弾あるのに火出すなんて結局、大間抜けって訳よ」
滝壺「むぎのは相手の能力の強化版だったか純粋に力押しでいけたし、ふれんだは相性バツグンだったね。」
滝壺「けど私もふれんだの相手の自分だけの現実を妨害してたんだよ? ふれんだが爆弾準備してるとき」じとー
フレンダ「あ、ありがとうって訳よ」
麦野「こっちは楽だったから、やっぱあっちに滝壺向かわせた方が良かったかもね」
滝壺「……ん? あれ? あー……向こうも終わったみたい」
麦野「どうしたの?」
滝壺「一瞬きぬはたのAIM拡散力場がなくなったの。そして次に念動力のも一瞬なくなった」
滝壺「それで今、念動力のAIM拡散力場がもう一回なくなってそのままになった」
麦野「絹旗のAIM拡散力場が一瞬なくなった……」
フレンダ「滝壺の見間違えじゃない?」
滝壺「うーん……違うと思うけど……」
麦野「……それは合流してから聞きましょ」
>>1です
やることやっちゃったんで寝落ちするまでゆっくり書いていきます
やることやっちゃったんで寝落ちするまでゆっくり書いていきます
絹旗「あっ! 麦野! こっちです」
麦野「どうやらそっちも終わったみたいね」
絹旗「上条もいたんで超余裕でした」
滝壺「きぬはた、左手首どうしたの?」
絹旗「あー、これですか? 敵の念動力で超ちょっと捻っただけですよ」
フレンダ「そのとき上条は何してた訳?」ジトー
上条「えっ? ちゃんと助太刀に入りましたよ? 絹旗への演算で集中してるところを右ストレートで」
麦野「へえ、意外とやる奴だったんだ」
絹旗「まあ、一対一でも左手捨てればヤれましたけどね」
滝壺「一瞬きぬはたのAIM拡散力場がなくなったんだけど何かした?」
絹旗「え? 特別何かしたわけではないですが……」
滝壺「その後すぐに念動力のAIM拡散力場も一瞬なくなって、死んでからは確認できなくなった」
絹旗「うーん……(あれ? その順番に順に一瞬だけAIM拡散力場がなくなるって……)」
上条「……特に何もなかったぞ?」
麦野「本当か、絹旗?」
絹旗(もし上条が何かした結果がそうなのだとしたら……、私の左手を助けてくれたってことになりますよね……)
絹旗「……そうですね。特に思い当たる節は超ありません」
滝壺「そう」
麦野「……」
フレンダ「そんなことより! 報酬も出るんだし後の処理は下部組織にやらせて夕飯食べに行こうって訳よ!」
絹旗「超お腹すきました!」
滝壺「じゃあ今日はこのイタリアンに行こうよ。パスタがおいしそうだよ」
麦野「……そうね。それじゃ行きましょ」
上条「……行きましょう行きましょう」
~イタリアン専門店~
麦野「絹旗、食べるのは問題なさそうね」
絹旗「そうですね。困ることと言ったら、明日から映画のパンフレットが少し超見にくくなるくらいですかね」
フレンダ「念動力で人体を攻撃できるなんて結構な使い手だった訳よ」
滝壺「こっちの二人は割りといそうなタイプだったのにね」
麦野「ある意味そっちが当たりだったわけだ」
上条「Level4ってもっと強いと思ってた」
滝壺「ん? なんでそう思うの?」
上条「え? あー、いや深い意味は……」
麦野「……Level5とやり合ったことがあるからでしょ」
上条「えっ!? なんで……」
麦野「へえ、やり合ったことあるんだぁ」
上条「っ!? カマかけやがったな」
絹旗「上条も色々やってるですねー。Level5の超何位ですか?」
上条「えー……と……」
麦野「別にそれでどうこうしようだなんて思ってないわよ。逆に言わなかったら言うまで拷問ってのもアリだけも」
上条「うげっ!? 麦野さん? 何やら良からぬ顔になっておられるんですが……」
フレンダ「良いから早く上条はゲロる訳よ」
上条「うぅー……まあ」
上条「………第二位と」
絹旗「へ、へぇー……だ、第二位と……」
フレンダ「第一位と第二位はLevel5の中でも圧倒的だって言うのに……」
滝壺「かみじょうすごい」
麦野「……アンタどうやって生き残ってきたのよ」
上条「え? まあ、未元物質はなんとか避けて……接近戦に持ち込んで……みたいな?」
絹旗「だから念動力とやったときも最短距離を結構な速さで超動いてたんですね」
麦野「……ふーん、身体能力だけでねぇ」
フレンダ「あれ? もしかして私、一番アイテムの中でショボくなったって訳?」
滝壺「大丈夫、そんな一番ショボいふれんだを私は応援してる」
フレンダ「そんなはっきりと言わないで欲しい訳!!」
上条「ははは……。まあ、お互い殺されてませんから。俺は逃げてたようなもんですし」
麦野「まあ、そういうことにしとくわ」
絹旗「あっ! 滝壺さん、そのパスタ超一口ください」
滝壺「きぬはたには大きくなってもらいたいからあげる」
フレンダ「じゃあ私は麦野からもらうー」
麦野「嫌よ。上条からもらいなさい」
上条「上条さんはもう食べ終わったのであげられるものはありませんよ?」
フレンダ「だってよ麦野ー。ぐへへへへへへ」
麦野「……まあ、今回はよくやったから一口くらいならあげるわよ」
フレンダ「やった!! 結局、麦野は優しい訳よ!」
麦野(優しい、か……)
pipipipipi
上条「あっ! 俺です。席外しますね」
滝壺「うん」
麦野「……」
pi
上条「もしもし」
電話の男「決行は明日だ」
上条「そう、か……」
電話の男「ん? なんだ? アイテムに情でも移ったか?」
上条「いや、そういうわけじゃ……」
電話の男「まあ、こちらには人質のようなものがあるからな。お前は裏切れないってわかっているが」
電話の男「もし失敗したらわかっているだろうな……」
上条「ああ。お前らこそちゃんと約束守れよ」
電話の男「わーってるよ、じゃあな」
pi
上条「………」
絹旗「上条! 超遅いですよ。もうデザートのタルト来ちゃいましたよ?」
フレンダ「結局、上条は一番下っ端な訳よ」
上条「……待っててくれたのか?」
滝壺「かみじょうも今はアイテムの一員でしょ? みんなで揃ってから食べないと」
麦野「だそうよ。待ってんだから早くしなさいよね」
上条「………」
「疫病神が俺たち人間と同じ飯を一緒の時間に食えると思うな!」
「一緒の空間にいてやってるんだから感謝してほしいくらいだぜ」
「疫病神くんは地べたに這いつくばって、手を使わずに食べるのよ」
「何、こっち見てんだよ! お前は地面と向き合って一人で食べるんだよ」
「うゎー、こっちくんな。お前が触るとこっちに不幸な出来事が起きるんだよ」
「あっちいけー」「こっち見るなー」「疫病神め」「[ピーーー]」「[ピーーー]」「[ピーーー]」「シネ」「シネ」「シネ」「[ピーーー]」「シネ」
上条「うっ……うぅ……」グスッ
上条「うぅっ……ひっぐっ……」ズズッ
絹旗「えっ? 上条??」
フレンダ「……泣いてる訳??」
滝壺「……むぎのがいじわる言ったからだよ」
麦野「えぇ!? 私!?!? 上条……?」
上条「いや、みんなが悪いんじゃないんだ……」グスッ
上条「ただ、みんなの優しさが身に染みて……」
上条「悪いな、俺のタルトはみんなで分けてくれ。ちょっと散歩してくるよ」
上条「日が変わるまでには帰るから先帰っててくれ」
ガチャ
絹旗「上条、超どうしたんでしょうか……」
フレンダ「結局、上条って不思議な人な訳よ」
滝壺「うーん……、何か事情があるのかもね」
麦野「……」
上条「はぁー、情けねえな。あいつと同じくらい優しい奴らだよ」
上条「俺は……どうしたら……っ!?」
「上条ーっ!」
上条「ん?」
麦野「上条! あっ……えっと」
上条「見苦しいところ見せてすまなかった。けど、本当みんなのせいじゃないから」
麦野「ちげえよ! ただ……その……」
上条「なんだ?」
麦野「お前も……上条も私らアイテムの一員なんだからな! 家族なんだ!」
上条「え? 何言って……?」
麦野「無駄に過去を詮索なんかしねえけどよ、お前はもうアイテムなんだし、この私が家族なんだって認めてるんだから家族なんだよ!」
麦野「文句あっか!?」
上条「………いや、ねえな」
上条「ありがとう、麦野」
麦野「ああ」
上条「それじゃ、ちょっと散歩行ってくるわ」
麦野「あんまり遅くなんなよ。あそこはもう上条の家でもあるんだからな」
上条「ああ。本当にありがとう」
麦野「……たくっ! ちゃんと心の底から笑えるじゃねえか」
~病院~
上条「明日……やらなきゃいけないことが出来ちまったよ」
上条「お前のことは一度も忘れたことなかったぜ?」
上条「お前より温かい奴なんか見たこともねえ」
上条「お前は俺を支えてくれて不幸に立ち向かえる勇気をくれた」
上条「お前は俺を生まれ変わらせてくれた」
上条「俺はお前になに一つためになることはやってあげられなかったけれど」グスッ
上条「俺の理不尽な不幸に付き合わせちまったけどよ」
上条「俺のために行動してきてくれたことが本当に本当に嬉しかった」
上条「そんなお前だから……お前だからこそ……」
上条「今までも……これからも……ずっと、ずっと俺の大切な人だ」
上条「けどよぉ……」ポロポロ
上条「どうすれば良いんだよ……」ポロポロ
上条「あいつらも守ってやりてえよ……」
上条「あんな良い奴らを離れ離れになんて出来ねえよ……」
上条「どうすれば良いんだよ………」
上条「教えてくれよ……」ポロポロ
上条「………垣根ぇ」ポロポロ
次から上条過去編に入ろうかなって思ってます
ちょっと風呂入ってくる
ゆっくりじっくり練ってから書きたいので
本当に誤字脱字はすいません
ちょっと風呂入ってくる
ゆっくりじっくり練ってから書きたいので
本当に誤字脱字はすいません
まあインデックスには会ってない言うとるし、他のヒロインの誰かかと思ったら男やったww
>>1です
ゆっくり書いていきます
ゆっくり書いていきます
これは予想外
この>>1…できる
この>>1…できる
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