私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
元スレ上条「エイプリルフールのせいだ……」
SS+ スレッド一覧へ / SS+ とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ☆
レスフィルター : (試験中)
土御門「カミやん、今時間あるかにゃー?」
上条「あぁ、時間はあるけど。何か用か?」
土御門「……カミやんと二人きりで話したいんだ。次の休み時間になったら体育館裏に来てくれ」
上条「ここじゃ駄目なのか?」
土御門「人前で話せる内容じゃねーんだにゃー。……絶対来てくれよ」
上条「お、おぉ……」
土御門「待ってるぜよ、カミやん」
上条(人前ではできない話、また魔術師関係か? でも、何で土御門は顔を赤らめてたんだろ……)
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1333274776(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
上条「あぁ、時間はあるけど。何か用か?」
土御門「……カミやんと二人きりで話したいんだ。次の休み時間になったら体育館裏に来てくれ」
上条「ここじゃ駄目なのか?」
土御門「人前で話せる内容じゃねーんだにゃー。……絶対来てくれよ」
上条「お、おぉ……」
土御門「待ってるぜよ、カミやん」
上条(人前ではできない話、また魔術師関係か? でも、何で土御門は顔を赤らめてたんだろ……)
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1333274776(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
体育館裏
上条「悪い、待たせたか?」
土御門「いや、オレも今来たとこだぜい」
上条「で、話ってのは何なんだよ? まさか、またどっか海外に行けとか言うんじゃ……」
土御門「いや、違うぜよ。オレとカミやんにしか関係ない話だ」
上条「じゃあ、その俺とお前にしか関係ない話をさっさとしてくれよ」
土御門「それが、その……心の準備ってヤツがにゃー」
上条「お前らしくねーな、馬鹿にしねえから早く言えよ」
土御門「……分かった。言うぞ、オレの素直な気持ちだ」
上条「お、おぉ……」
上条「悪い、待たせたか?」
土御門「いや、オレも今来たとこだぜい」
上条「で、話ってのは何なんだよ? まさか、またどっか海外に行けとか言うんじゃ……」
土御門「いや、違うぜよ。オレとカミやんにしか関係ない話だ」
上条「じゃあ、その俺とお前にしか関係ない話をさっさとしてくれよ」
土御門「それが、その……心の準備ってヤツがにゃー」
上条「お前らしくねーな、馬鹿にしねえから早く言えよ」
土御門「……分かった。言うぞ、オレの素直な気持ちだ」
上条「お、おぉ……」
土御門「カミやん、好きだ。オレと一緒に居て欲しい」
上条「……ほぁ?」
土御門「……何だよ、聞こえなかったか?」
上条「あ、あぁ……今日は耳の調子が悪いみたいだ。悪い、もう一度言ってくれ」
土御門「分かった、もう一度言うのは恥ずかしいけど……カミやんには聞いてもらいたいからにゃー」
上条(さっきのは聞き間違えだ、そうだ、きっとそのはず……)
上条「あ、あぁ……今日は耳の調子が悪いみたいだ。悪い、もう一度言ってくれ」
土御門「分かった、もう一度言うのは恥ずかしいけど……カミやんには聞いてもらいたいからにゃー」
上条(さっきのは聞き間違えだ、そうだ、きっとそのはず……)
土御門「また聞こえなかったの? だったらもう一度……」
上条「……いや、聞こえた。……思わず現実逃避したくなるような内容だったけどな」
土御門「そうか、だったら、その……返事をしてもらってもいいかにゃー?」
上条「あー、その前に確認してーんだけど……」
土御門「確認? 何を確認するんだ?」
上条「えーと……お前は」
土御門「オレは?」
上条「俺が」
土御門「カミやんが」
上条「……好き?」
土御門「う、うん……」
上条「……頼む、顔を赤らめて伏し目になるのはやめてくれ」
上条「……いや、聞こえた。……思わず現実逃避したくなるような内容だったけどな」
土御門「そうか、だったら、その……返事をしてもらってもいいかにゃー?」
上条「あー、その前に確認してーんだけど……」
土御門「確認? 何を確認するんだ?」
上条「えーと……お前は」
土御門「オレは?」
上条「俺が」
土御門「カミやんが」
上条「……好き?」
土御門「う、うん……」
上条「……頼む、顔を赤らめて伏し目になるのはやめてくれ」
上条「あ、あぁ! 分かったぞ、友達として好きとかそういう 土御門「違うぜよ」
上条「……ライクじゃなくて?」
土御門「……ラブ、だにゃー」
上条「…………」
土御門「カミやん、何か言って欲しいぜい……じゃないと、オレ……不安で」
上条「……とりあえず、その涙目で上目遣いするのはやめてくれ」
上条「……ライクじゃなくて?」
土御門「……ラブ、だにゃー」
上条「…………」
土御門「カミやん、何か言って欲しいぜい……じゃないと、オレ……不安で」
上条「……とりあえず、その涙目で上目遣いするのはやめてくれ」
土御門「それは……下(しも)目遣いしても良いって事かにゃ!?」
上条「もっとやめろ」
上条「もっとやめろ」
上条「土御門、ちょっといいか?」
土御門「愛しのカミやんのためならいくらでも待つぜよ。あっ、言っちゃった……」
上条「……よし、ちょっと時間もらうぞ。すぅー……」
土御門「カミやん? 何をする気だ?」
上条「すぅー……深呼吸してからの」
土御門「からの?」
上条「…………えええええええええぇぇぇええええええ!?」
土御門「か、カミやん!? 急に大声出してどうしたんだ!?」
上条「これが大声出さずにいられるか!? うわぁぁぁぁぁぁ! 夢だ、これは夢なんだぁぁぁあああ!」
土御門「か、カミやん……」
土御門「愛しのカミやんのためならいくらでも待つぜよ。あっ、言っちゃった……」
上条「……よし、ちょっと時間もらうぞ。すぅー……」
土御門「カミやん? 何をする気だ?」
上条「すぅー……深呼吸してからの」
土御門「からの?」
上条「…………えええええええええぇぇぇええええええ!?」
土御門「か、カミやん!? 急に大声出してどうしたんだ!?」
上条「これが大声出さずにいられるか!? うわぁぁぁぁぁぁ! 夢だ、これは夢なんだぁぁぁあああ!」
土御門「か、カミやん……」
上条「嘘だ、嘘だと言ってくれ……もしくは夢であってくれ……」
土御門「カミやん……オレの想いは、迷惑だったか?」
上条「迷惑なんてもんじゃねえよ!? もう駄目だ、何も考えられねえ……」
土御門「カミやん……オレは」
上条「あぁぁ、それ以上言うな……気持ち悪い、吐き気がする……」
土御門「……それでも、オレは」
上条「うわぁぁぁぁぁぁ! 不幸だあああああ!」
???「カミやん、それ以上は許さへんよ」
上条「そ、その声は」
土御門「カミやん……オレの想いは、迷惑だったか?」
上条「迷惑なんてもんじゃねえよ!? もう駄目だ、何も考えられねえ……」
土御門「カミやん……オレは」
上条「あぁぁ、それ以上言うな……気持ち悪い、吐き気がする……」
土御門「……それでも、オレは」
上条「うわぁぁぁぁぁぁ! 不幸だあああああ!」
???「カミやん、それ以上は許さへんよ」
上条「そ、その声は」
上条「青髪ピアス? どうしてここに」
青ピ「そんな事はどうでもええんや……。カミやん、今つっちーに何て言うた?」
上条「えっ? 気持ち悪いとか不幸だとか言っ 青ピ「このロクデナシがぁ!」ゴスッ
上条「ぐほっ……痛えじゃねえか! 急に何しやがんだテメェ!?」
青ピ「よーく考えてみい。つっちーはカミやんに告白をしたんや、それに対してカミやんは何をした?」
上条「それは……」
青ピ「いくら相手が男やからって、それは許される事やない。カミやん、どう思うんよ?」
上条「……そうかもな。悪かったよ、土御門」
土御門「……いや、別に良いぜよ。カミやんはやっぱり、優しいにゃー……」
上条(でも、その上目遣いだけは本当に気持ち悪いからやめて欲しい……)
青ピ「そんな事はどうでもええんや……。カミやん、今つっちーに何て言うた?」
上条「えっ? 気持ち悪いとか不幸だとか言っ 青ピ「このロクデナシがぁ!」ゴスッ
上条「ぐほっ……痛えじゃねえか! 急に何しやがんだテメェ!?」
青ピ「よーく考えてみい。つっちーはカミやんに告白をしたんや、それに対してカミやんは何をした?」
上条「それは……」
青ピ「いくら相手が男やからって、それは許される事やない。カミやん、どう思うんよ?」
上条「……そうかもな。悪かったよ、土御門」
土御門「……いや、別に良いぜよ。カミやんはやっぱり、優しいにゃー……」
上条(でも、その上目遣いだけは本当に気持ち悪いからやめて欲しい……)
青ピ「さて、つっちーくん。分かっとるんやろうな?」
土御門「……何のコトかにゃー」
青ピ「そういう態度取るんか……この、裏切り者!」
上条「う、裏切り者? どういう事だよ?」
青ピ「勝手にカミやんに一人で告白……抜け駆けは無し、って決めたやろ!?」
土御門「…………」
上条「ぬ、抜け駆け? って……まさか、いやそんな事は!」
青ピ「カミやん、聞いてや。ボクは、カミやんの事が」
上条「聞きたくない聞きたくない……」
土御門「……何のコトかにゃー」
青ピ「そういう態度取るんか……この、裏切り者!」
上条「う、裏切り者? どういう事だよ?」
青ピ「勝手にカミやんに一人で告白……抜け駆けは無し、って決めたやろ!?」
土御門「…………」
上条「ぬ、抜け駆け? って……まさか、いやそんな事は!」
青ピ「カミやん、聞いてや。ボクは、カミやんの事が」
上条「聞きたくない聞きたくない……」
青ピ「ボクもカミやんの事が大好きなんや!」
上条「……もうやだ」
土御門「なっ……どさくさに紛れて何告白してんだにゃー!」
青ピ「カミやんが好きなんやから仕方ないやろ!?」
上条(今の内に、こっそり帰ろう……帰ってスフィンクスを撫でて忘れよう……)
土御門「カミやん、どこ行くつもりぜよ」
上条「……えっ? いや、今日はあとホームルームだけだし帰ろうかなぁ、なんて……」
青ピ「逃がさへんで。さぁ、カミやんはどっちを選ぶんや!?」
上条「どっちも選びたくねえよ! テメェら二人とも頭冷やして考え直せ!」
土御門「それって、もしかしてオレ達は……」
青ピ「……フられた、って事なん?」
上条「当たり前だろうが! 分かったなら……って、おい。何だよそのナイフは……」
土御門・青ピ「…………」
青ピ「カミやんが好きなんやから仕方ないやろ!?」
上条(今の内に、こっそり帰ろう……帰ってスフィンクスを撫でて忘れよう……)
土御門「カミやん、どこ行くつもりぜよ」
上条「……えっ? いや、今日はあとホームルームだけだし帰ろうかなぁ、なんて……」
青ピ「逃がさへんで。さぁ、カミやんはどっちを選ぶんや!?」
上条「どっちも選びたくねえよ! テメェら二人とも頭冷やして考え直せ!」
土御門「それって、もしかしてオレ達は……」
青ピ「……フられた、って事なん?」
上条「当たり前だろうが! 分かったなら……って、おい。何だよそのナイフは……」
土御門・青ピ「…………」
青ピ「死のう」
上条「だああああ! ま、待て! 落ち着け!」
土御門「止めるなカミやん!」
上条「何で死のうとしてるんだよ!? 落ち着けって!」
青ピ「カミやんに愛してもらえないんやったら死ぬしかないやない!」
上条「意味分かんねえっつーの!」
土御門「だったらカミやん、どっちか選んでくれるのか?」
上条「えっ? 嫌だけど」
青ピ「死のう」
上条「す、ストップ! 分かった、選ぶ! 選ぶから!」
上条「だああああ! ま、待て! 落ち着け!」
土御門「止めるなカミやん!」
上条「何で死のうとしてるんだよ!? 落ち着けって!」
青ピ「カミやんに愛してもらえないんやったら死ぬしかないやない!」
上条「意味分かんねえっつーの!」
土御門「だったらカミやん、どっちか選んでくれるのか?」
上条「えっ? 嫌だけど」
青ピ「死のう」
上条「す、ストップ! 分かった、選ぶ! 選ぶから!」
背中刺す刃が、自分の胸元を刺してどうすんスかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
上条「俺が、俺が選ぶのは……」
土御門「……選ぶのは?」
上条(想像してみろ……土御門と腕を組めるか? 青髪ピアスと手を繋げるか?)
上条(……否ッ! 断じて否ッ! 想像しただけで吐き気がする……)
青ピ「(カミやん、地面に頭つけて悩んでもうてるな)」
土御門「(そろそろ良いかにゃー。アレの用意は?)」
青ピ「(ばっちりやでー!)」
上条(土御門は舞夏も好きだから女に興味がある分マシか……? いや、バイだから余計たちが悪い?)
土御門「……選ぶのは?」
上条(想像してみろ……土御門と腕を組めるか? 青髪ピアスと手を繋げるか?)
上条(……否ッ! 断じて否ッ! 想像しただけで吐き気がする……)
青ピ「(カミやん、地面に頭つけて悩んでもうてるな)」
土御門「(そろそろ良いかにゃー。アレの用意は?)」
青ピ「(ばっちりやでー!)」
上条(土御門は舞夏も好きだから女に興味がある分マシか……? いや、バイだから余計たちが悪い?)
十分後
上条(青髪ピアスは意外と大切にしてくれそうな気も……でも、うーん……)
青ピ「(……いくらなんでも悩みすぎやろ)」
土御門「(……ネタバラシするかにゃー。行くぜよ)」
土御門「カミやん、カミやん」
上条「ま、まだ待ってくれ! 休みの日に一緒に出かけるなら……」
青ピ「カミやん、顔上げてみい?」
上条「土御門は遊園地か? いや、意外と公園……それだと弁当は俺なのか舞夏なの 土御門「ストップ!」
上条「な、何だよ! 俺は真剣に!」
青ピ「ええから、顔上げてこの札見てみ」
上条「札? ったく、何だ…………ん?」
上条(青髪ピアスは意外と大切にしてくれそうな気も……でも、うーん……)
青ピ「(……いくらなんでも悩みすぎやろ)」
土御門「(……ネタバラシするかにゃー。行くぜよ)」
土御門「カミやん、カミやん」
上条「ま、まだ待ってくれ! 休みの日に一緒に出かけるなら……」
青ピ「カミやん、顔上げてみい?」
上条「土御門は遊園地か? いや、意外と公園……それだと弁当は俺なのか舞夏なの 土御門「ストップ!」
上条「な、何だよ! 俺は真剣に!」
青ピ「ええから、顔上げてこの札見てみ」
上条「札? ったく、何だ…………ん?」
『ドッキリ』
上条「…………はぁ? ドッキリ?」
土御門「カミやん、今日は何月何日で、何の日かにゃー?」
上条「えっ? 今日は四月一日で……あああああああ!? まさか……」
土御門「そう! 今日はエイプリルフールぜよ、つまり」
上条「全部……嘘だったのか!?」
土御門「ピンポーン」
青ピ「テッテレー! まんまと引っかかってまったな、カミやん」
上条「ふ、不幸だ……あんまりだ……」
上条「…………はぁ? ドッキリ?」
土御門「カミやん、今日は何月何日で、何の日かにゃー?」
上条「えっ? 今日は四月一日で……あああああああ!? まさか……」
土御門「そう! 今日はエイプリルフールぜよ、つまり」
上条「全部……嘘だったのか!?」
土御門「ピンポーン」
青ピ「テッテレー! まんまと引っかかってまったな、カミやん」
上条「ふ、不幸だ……あんまりだ……」
上条「テメェら……よくも、よくもやりやがったな!」
土御門「おっと、オレ達に文句言われても困るぜよ」
青ピ「恨むんならこんな事考えた人を恨むんやなー」
上条「…………」
土御門「じゃ、また会おうぜい」
青ピ「またなー」
上条「クソッ……クソッ!」
土御門「おっと、オレ達に文句言われても困るぜよ」
青ピ「恨むんならこんな事考えた人を恨むんやなー」
上条「…………」
土御門「じゃ、また会おうぜい」
青ピ「またなー」
上条「クソッ……クソッ!」
上条(誰だよ……エイプリルフールなんて考えたヤツは……いや、もうそんな事はどうでもいい)
上条(……帰ろう。帰って、インデックスにお菓子買ってきたぞー、って嘘でもつこう……)
上条(でも、その後噛みつかれたりしそうだな……理不尽だ)
上条(……帰ろう)
上条(……帰ろう。帰って、インデックスにお菓子買ってきたぞー、って嘘でもつこう……)
上条(でも、その後噛みつかれたりしそうだな……理不尽だ)
上条(……帰ろう)
その頃、一人の少女がある重大な決意をしようとしていた。
姫神(春。それは。出会いの季節。つまりーー上条くんが他の女の人出会ってしまう)
姫神(これ以上相手が増えたら。私なんて。きっと。見向きもされない)
姫神「今日。伝えよう。きちんと……素直に」
姫神(春。それは。出会いの季節。つまりーー上条くんが他の女の人出会ってしまう)
姫神(これ以上相手が増えたら。私なんて。きっと。見向きもされない)
姫神「今日。伝えよう。きちんと……素直に」
上条「はぁ……不幸だ」
小萌「上条ちゃーん」
上条「小萌先生? 何か用ですか?」
小萌「元気がありませんねー。その様子だと……騙されちゃったんですか?」
上条「えっ!? 何で先生がそれを?」
小萌「放課後、まだみんな残っていたので、何かと思って聞いてみたのですよー」
上条「それが何か関係してるんですか?」
小萌「いえ、それが……上条ちゃんがまんまと騙された、という話で……」
上条「……話してたのは土御門ですか?」
小萌「は、はい……」
上条「土御門のヤツ……全員に言いふらしやがって! ……はぁ、もう嫌だ」
小萌「げ、元気出してくださいね……」
上条「善処します……また明日」
小萌「上条ちゃーん」
上条「小萌先生? 何か用ですか?」
小萌「元気がありませんねー。その様子だと……騙されちゃったんですか?」
上条「えっ!? 何で先生がそれを?」
小萌「放課後、まだみんな残っていたので、何かと思って聞いてみたのですよー」
上条「それが何か関係してるんですか?」
小萌「いえ、それが……上条ちゃんがまんまと騙された、という話で……」
上条「……話してたのは土御門ですか?」
小萌「は、はい……」
上条「土御門のヤツ……全員に言いふらしやがって! ……はぁ、もう嫌だ」
小萌「げ、元気出してくださいね……」
上条「善処します……また明日」
小萌(まったく、土御門ちゃんにも困ったものですね……)
吹寄「あっ、小萌先生」
小萌「吹寄ちゃん、そちらから来てくれるとは思わなかったのですよー。姫神ちゃんは大丈夫でしたか?」
吹寄「あたしは途中まで保険室に一緒に居たんですけど……急に立ち上がって出て行ってしまって」
小萌「ええっ!? 姫神ちゃん、大丈夫でしょうか……」
吹寄「自分で歩けるくらいですから、大丈夫だとは思いますけど……」
小萌「そうだと良いのですが……」
吹寄「あっ、小萌先生」
小萌「吹寄ちゃん、そちらから来てくれるとは思わなかったのですよー。姫神ちゃんは大丈夫でしたか?」
吹寄「あたしは途中まで保険室に一緒に居たんですけど……急に立ち上がって出て行ってしまって」
小萌「ええっ!? 姫神ちゃん、大丈夫でしょうか……」
吹寄「自分で歩けるくらいですから、大丈夫だとは思いますけど……」
小萌「そうだと良いのですが……」
上条(エイプリルフール、訳すと……四月……フール? 四月フールって何だ? 帰ったらインデックスにでも聞くか)
姫神「待って」
上条「ん? 誰だよ……って、姫神?」
姫神「……少し。時間もらってもいい?」
上条「あ、あぁ。別にいいけど……どうした?」
姫神「うん……。その。えっと」
上条(……言いづらい事なのか?)
姫神「待って」
上条「ん? 誰だよ……って、姫神?」
姫神「……少し。時間もらってもいい?」
上条「あ、あぁ。別にいいけど……どうした?」
姫神「うん……。その。えっと」
上条(……言いづらい事なのか?)
上条(二、三分は経ったかな……そんなに話しにくいのか?)
姫神「……ごめんね」
上条「い、いや、別にいいって。そういえば、ちゃんと咲いて良かったな」
姫神「えっ?」
上条「桜だよ、今年は遅咲きだっただろ? 今が見るには一番いいかもな」
姫神「……うん。そうかもしれな……っ!」
上条「うわっ!? 風か……こうやって風が吹くとさ」
姫神「なっ。何をするの?」
上条「じっとしてろよ……よし、取れた」
姫神「……ごめんね」
上条「い、いや、別にいいって。そういえば、ちゃんと咲いて良かったな」
姫神「えっ?」
上条「桜だよ、今年は遅咲きだっただろ? 今が見るには一番いいかもな」
姫神「……うん。そうかもしれな……っ!」
上条「うわっ!? 風か……こうやって風が吹くとさ」
姫神「なっ。何をするの?」
上条「じっとしてろよ……よし、取れた」
姫神「花びら……取ってくれたの?」
上条「あぁ。姫神の髪は長いから、他の人よりもつきやすいのかもしれねーな」
姫神「……ありがとう。ねぇ。上条くん」
上条「ん? どうした?」
姫神「私。あなたの事が好き」
上条「……えっ?」
上条「あぁ。姫神の髪は長いから、他の人よりもつきやすいのかもしれねーな」
姫神「……ありがとう。ねぇ。上条くん」
上条「ん? どうした?」
姫神「私。あなたの事が好き」
上条「……えっ?」
上条「ひ、姫神? 今、好きって言ったのか……?」
姫神「うん。言った」
上条「俺の事が……好き?」
姫神「……そうやって何度も確認されると。恥ずかしい」
上条「わ、悪い……」
姫神「答え。もらってもいい?」
上条「答え……ちょっとだけ、待ってもらってもいいか?」
姫神「分かった。でも。不安だから……あまり待たせないで欲しい」
上条「そ、そうだよな……すぐに答えるから」
姫神「うん。言った」
上条「俺の事が……好き?」
姫神「……そうやって何度も確認されると。恥ずかしい」
上条「わ、悪い……」
姫神「答え。もらってもいい?」
上条「答え……ちょっとだけ、待ってもらってもいいか?」
姫神「分かった。でも。不安だから……あまり待たせないで欲しい」
上条「そ、そうだよな……すぐに答えるから」
上条(姫神が、俺の事を……? 落ち着け……一度落ち着こう)
上条(姫神は……可愛い、性格も良い、料理も上手い、髪もサラサラだ。ん? 彼女にするなら最高なんじゃねーか?)
上条(……来た、モテ期が来た! 不幸な俺にも幸せが来たんだ! 現にこうやって、今日は二度目の……二度目?)
土御門『今日はエイプリルフールぜよ』
青ピ『カミやんはチョロいなー』
上条(それに、土御門はクラス全員に言いふらした。つまり……)
上条(姫神の告白も……嘘?)
上条(姫神は……可愛い、性格も良い、料理も上手い、髪もサラサラだ。ん? 彼女にするなら最高なんじゃねーか?)
上条(……来た、モテ期が来た! 不幸な俺にも幸せが来たんだ! 現にこうやって、今日は二度目の……二度目?)
土御門『今日はエイプリルフールぜよ』
青ピ『カミやんはチョロいなー』
上条(それに、土御門はクラス全員に言いふらした。つまり……)
上条(姫神の告白も……嘘?)
上条(いや、落ち着け! 姫神はいい子だ、そんな事をする訳がない!
今までだって何も無かった……あれ?)
上条(そういえば、お見舞いに行ったらゴムボールをぶつけられたり、
背中をさすったらアッパーされた事もあったな……って事は、もしかして姫神って)
姫神(……胸が。痛い)
上条(姫神って……意外とお茶目なのか? という事は、この告白は、お茶目な姫神のイタズラ!?)
今までだって何も無かった……あれ?)
上条(そういえば、お見舞いに行ったらゴムボールをぶつけられたり、
背中をさすったらアッパーされた事もあったな……って事は、もしかして姫神って)
姫神(……胸が。痛い)
上条(姫神って……意外とお茶目なのか? という事は、この告白は、お茶目な姫神のイタズラ!?)
上条(いや、万が一……万が一という事もある。確認だ、確認をすべきだ)
上条「な、なぁ、姫神。一つ聞いてもいいか?」
姫神「うん。何でも答えるから。何でも聞いて」
上条「えっと、告白してくれたけどさ……それって、今日じゃないと駄目なのか?」
姫神「それは……」
上条(告白は別に明日でもできる。だが、今日しかできないって事だとそれはつまり……)
姫神「そう。今日じゃないと駄目だったから」
上条(エイプリルフールの嘘って事じゃねえか! ちくしょう……ちくしょう……)
姫神(思い立ったその日が。吉日っていうし。せっかく決意したから。今日じゃないと……)
上条「な、なぁ、姫神。一つ聞いてもいいか?」
姫神「うん。何でも答えるから。何でも聞いて」
上条「えっと、告白してくれたけどさ……それって、今日じゃないと駄目なのか?」
姫神「それは……」
上条(告白は別に明日でもできる。だが、今日しかできないって事だとそれはつまり……)
姫神「そう。今日じゃないと駄目だったから」
上条(エイプリルフールの嘘って事じゃねえか! ちくしょう……ちくしょう……)
姫神(思い立ったその日が。吉日っていうし。せっかく決意したから。今日じゃないと……)
上条(分かったよ、姫神……そっちがその気なら、こっちも乗ってやらねーとな!)
姫神(顔つきが変わった。何か。決意したのかも……)
上条「姫神!」
姫神「は。はい」
上条「俺、知らなかったよ。姫神にそんな(イタズラ好きな)一面があったなんてさ……」
姫神「一面?」
上条「姫神、お前の言葉に応えてやるよ。一緒に今日を楽しもうぜ!」
姫神「えっ? ?ご。ごめん。確認したいんだけど。それって……私の想いは。届いたって事?」
上条「あぁ 、姫神の気持ち、受け取ったよ」
姫神「わ。私……っ。嬉しい。すごく。……嬉しい」
上条(イタズラできてそんなに嬉しいのか……でも泣く程の事じゃねーよな)
姫神(顔つきが変わった。何か。決意したのかも……)
上条「姫神!」
姫神「は。はい」
上条「俺、知らなかったよ。姫神にそんな(イタズラ好きな)一面があったなんてさ……」
姫神「一面?」
上条「姫神、お前の言葉に応えてやるよ。一緒に今日を楽しもうぜ!」
姫神「えっ? ?ご。ごめん。確認したいんだけど。それって……私の想いは。届いたって事?」
上条「あぁ 、姫神の気持ち、受け取ったよ」
姫神「わ。私……っ。嬉しい。すごく。……嬉しい」
上条(イタズラできてそんなに嬉しいのか……でも泣く程の事じゃねーよな)
>>36
「ふんいき」で変換してみ
「ふんいき」で変換してみ
この調子で全員の告白を嘘と取って何十股もかけるみたいな展開じゃないだろうな
みんなの評価 : ☆
類似してるかもしれないスレッド
- 上条「何だこの本? 汚ねえなぁ……」 (191) - [55%] - 2010/8/28 23:46 ★
- 上条「アイテムの正規メンバーですか」 (999) - [53%] - 2014/1/31 5:45 ★★
- 京太郎「ホームレスになった……」 (405) - [49%] - 2014/9/22 14:15 ★★★
- 一護「強くてニューゲーム…だと…」 (412) - [48%] - 2016/10/13 8:30 ○
- 八幡「新しくメンバーになりそうな予感」 (534) - [47%] - 2016/7/12 20:45 ☆
- 幼馴染「なんでアンタみたいなやつが…」 (141) - [47%] - 2015/6/20 18:45 ☆
- モバP「アイドル達に嫌われた……」 (378) - [47%] - 2014/5/4 16:45 ★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について