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    元スレ八幡「ずっと前から好きでした。俺と付き合ってください」姫菜「・・・いいよ」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★★×5
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    651 = 641 :



    ……店内を見渡し動きをシミュレートしていると隣の会話も新しいフェーズに入ったようだ。

    元彼「千葉にも支店があるんだよ、とりあえず今日のうちに面接と簡単な講習だけ受けてみようか」

    あーし「今日? そんな いきなりとか………」

    元彼「こういうのは早い方がいいしな、それに今日やれば、この写真もすぐ消してやるぜ、どうする?」

    あーし「……わかった、いいよ」

    元彼「じゃあちょっと店の人に連絡取ってくるわ」

     男は携帯を手に取り席を立つ。こういった何かを行動させる際には相手に考える時間を空けさせないことが重要らしい、また『後日』、にするのと『今』、とするのでは物事の正否の割合が圧倒的に違うのだそうだ、だから『今すぐ申し込むと』って頭文字が付いた売り文句には注意が必要。ソースは昔怪しい契約をいくつもさせられた親父。やっぱり親父の話はためになるな。

    652 = 641 :



     ちょうどいい、俺もシミュレーションがちょうど終了したところだ。
     先回りしてドリンクバーで待機する。と男が携帯を耳にあて近づいて来る。

    元彼「もしもし、俺です、今いいっすか? 今月の分なんですけどあれなんとか今日1人いけそうなんで……」

    元彼「ええ、とりあえず今は1人ですけど、結構可愛いんで、けっこうやるの渋ってるんで、またいつもの要領でお願いします。うまく行けば友達も後から追加できると思います……ええじゃあ取り敢えず千葉まで来てもらえますか?……ハイ、んじゃまた後で」

     そう言って携帯を上着のポケットに突っ込み男はトイレに向かった。

    653 = 641 :



     とりあえず男の平常心を少しでも揺さぶる必要がある。
     俺もタイミングを合わせトイレへと向かう。
     微かな中の気配を読みながら、ドア横の照明スイッチに手を掛け心の中で呟く。

    「照明終了、L・E・D ……蛍光灯だったかな?」

     パチっとスイッチが切替わる音と同時にドアの小さなすりガラスが黒く変わる。中からうおっ、と慌てふためく声を背に俺はドリンクバーへと戻った。

    654 = 641 :



     しばらく経って男が訝しんだ表情でドアから出てくる。辺りをキョロキョロ見回すも周りと同じように俺も無関心を装った。男が俺の背後を通りすぎたのを確認して背後から声を掛ける。
     
    八幡「あれっ? ちょっと、ズボンの裾なんか濡れてますよ」

     男はえっ? とさっきの暗闇でひっかけたのかと身体を捻り慌てて俺の指差した方を見やる。
     そこには確かに濡れた跡がある。まぁ俺が今さっきストローで狙い撃ちしたんだけどな。
     昔風呂場で特訓したテッポウウオのスキルが役に立った。

     これ使えば、と男に親切な人を装い紙ナフキンを何枚か渡す。

     男は恥ずかしさを誤魔化すように、なんだよこれと悪態をつきながら紙ナプキンを受け取って裾に手を伸ばした。

    655 = 641 :

       ☓  ☓  ☓

     一連の作業を終え席に戻り安堵の息を吐く。取り敢えず最初のミッションはクリア。
     ポケットから携帯を取り出しテーブルに置く。その数、2つ。

     さてハード(道具)は手に入れた、あとは運用のやり方だ。
     これこそ何通りでも案が思いつく。

     性格上の問題なのか、様々な案が湯水の如く湧き出てくるのには自分でも少し呆れてしまう。
     一体どの案が勝ち残ることやら。

     さっきの電話で男が三浦との約束を守るつもりが無いのは明白、であるならば……
     遠慮なく、躊躇なく、徹底的にやらせてもらおう。

    656 = 641 :

    本日以上となります。

    最近はクロスのSSが面白いですね。
    おやすみなさい。

    657 :

    乙!次が待ちきれない

    659 :

    なんか角田さん出てきててワロタ

    660 :

    面白い!
    続き楽しみ

    661 :

    どうやって携帯とったの?

    664 :

    姫菜派の俺にはオアシスなので支援

    665 :

    >>661
    濡れた場所を拭いている間に擦ったんだろ

    意識を別の所に向けて違う場所で何かをするのは手品だろうが戦争だろうが奇策を得意とする奴の常套手段と言える
    しかもトイレでズボンの裾が濡れていたら恥ずかしい自爆だと思って慌ててもおかしくないし

    666 :

    姫菜派の俺にはいいスレ
    そういえばラブコメの主人公って大体鈍感だよな
    八幡は(もしかしてなんてない)だけど

    667 :



    続き気になる

    668 :



     もし、もしもだ、仮に、ゲームのように一つだけ前のセーブデータに戻って、選択肢を選び直せたとしたら、より最適な未来を得ることは可能だろう。

     しかし、現実世界においてどう足掻こうと時間は戻せない。
     選択し、決定した時点で引き返すことは不可能……。

     で、あるならばだ、より最適な選択肢を選ぶために必要なこととは?
     単純なことだ。生じうる可能性を予め予想し、備えるだけ。
     相手がいる場合には手筋を読むという点において将棋やチェスと同じ。

    669 = 668 :




     斜め向こうに座る相手を見る。先ほどその容姿から戸部強化版と評したが、コミュニケーション能力に優れ、外見もまぁイケメンの部類に入る。
     肩書きだけで言えば葉山と共通するものはあるが、本物には遠く及ばない、よってコイツはニセ葉山と言える。

     内面に目を向けると性格が悪く狡猾なタイプ、俺と同類、だが要領の良さとしたたかさで、世の中を上手く渡り歩いている、リア充版八幡とでも言っておこう。略してリーマン、……専業主夫を目指す俺はリア充になるなという啓示だな。

     以上を鑑みれば、おのずと男の行動パターンも読める、傾向と対策もここから導き出せるはずだ。
     プライドは高く、だが自分より強者に対してうまく取り入り媚を売る。対して自分より弱者に対しては虐げ、搾取することを厭わない。
     つまるところ、男は相手を自分にとってメリットがあるか否か、損得勘定でしか判断しない。

     であれば男にとって強者であると認識させ、さらには男にとってデメリットが大きい駆け引きを提示することができれば男は逆らってこないはず。

    670 = 668 :



     分析が一段落ついたところで、手元にある男の携帯のロックを外す、これはあるルートを線でなぞるタイプ、自分と同じ機種で慣れているのと、注意深く男の指の動きは観察しておいた……、よし解除。

     本体の画像データを閲覧し、相手の情報を探る。
     写真の幾つかに見覚えのある私大のキャンパスが写っている。思った以上にそこそこいい大学に通っているようだ。
     それにしても女の写真が多い。合間合間にバカそうな友達や怖そうなお兄さん達が写っている。
     写真の立ち位置や表情から男の人間関係を把握する。
     
     ざっとデータを確認し、利用できそうなネタは見繕った。
     思考を更に掘り下げ、先程浮かんだ幾つかのアイデアに細かい修正を加える、曖昧だった道程をよりハッキリしたものへと補正。
     当然一本道ではない。枝分かれが生じる際には、その先が絞れるように会話文を組み立てる。漏れ、抜け、ミスがないかと再確認。

     ――――――よし、ある程度のシナリオは読み切った。分岐ルートも選択肢も問題ない。

    671 = 668 :



     隣のテーブルを横目で伺うも男はまだ携帯がないことに気づいていない。先の電話の相手が来るまで時間を潰すつもりなのだろう。

     まずは男の携帯に入っていた使えそうな写真をチェックし、まとめてmicroSDへ移す。
     そしてカードを抜き取り、自分の携帯でデータに問題ないか再チェック、男の携帯には代わりにダミーのSDカードを入れ、すぐにバレないよう男の本体から幾つかのデータをダミーとしてコピーしておく。

     次に発信履歴からさっきの電話の相手、おそらく仕事の先輩の情報を得る。
     まずはこの先輩の番号を着信拒否リストに追加した後、その先輩に男の携帯から電話をかける。

    672 = 668 :



    先輩『おう、俺だ、もう2、30分でつくわ』

     低い、そしてドスの利いた声で応答してきた。

    八幡『あ、もしもし、スンマセンさっきの件なんすけど、ちょっと面倒くさくなったんでやっぱなしっつーことでおなしゃす』

     バレるリスクはあるが、あえて舐めた口調を意識する。

    元彼先輩『あ? なんだよそれ、もうそっちに向かってんだぞ! ちゃんと説明しろよ!』

     いきなり予定を狂わされ、先輩もおかんむりのようだ。電車の中ではお静かに~。

    八幡『ちっ、うっせーな』

     ギリギリ聞こえる程度に呟く。

    先輩『おいっ、今なんつった?』

    八幡『すんません、聞こえちゃいました? 反省してまーす』

    先輩『おい、てめぇ俺のこと舐めてんのか?』

     うーん、人に好意を向けられるのは難しいのに、なんで人の感情を逆撫でするのってこんなに簡単なんだろう?

    八幡『てか先輩いつも偉そうにしてますけど、ぶっちゃけ俺の方が強いんじゃないかと思うんですよね』

     先の画像データで見た、おそらくこの先輩と思われる人もかなりいかつい容姿だった。
     ぶっちゃけ絶対にお知り合いになりたくないタイプ。

    先輩『てめぇ……、マジで言ってんのか?』

    八幡『えぇマジっすよ、先に入っているだけで先輩風吹かれてもこっちはいい迷惑っつーか? てか俺と勝負してみません? でも先輩いつも口だけだかんな~、ぶっちゃけ俺が勝ったら下克上ってやつでしょ、あ、すんません下克上なんて難しい言葉理解できました?』

    先輩『……この野郎、いいだろう、その舐めた口、二度ときけないようにしてやる』

     さっきより一層低い声で、そう脅されると流石にちと怖い。

    八幡『じゃあ駅の改札でた所で待ってて下さい。今ちょっと立て込んでるんでそれが終わって暇だったら相手してあげますよ』

    673 = 668 :



     言って直ぐに電話の通話ボタンを切る。
     着信拒否に加え、メルアドも一応迷惑メール扱いとしていたので、これで先輩とやらからは音信不通となった。
     そして最後にアドレス帳にある先輩の番号を俺の携帯番号へと変えておく。

     あとは携帯にいくつか細工を施し、一連の予定していた作業は終了。

     残っていたコーヒーを一気に飲み干し、伝票を持ってレジへと向かう。
     店員さんに落し物だと、電源を切った男の携帯を渡して店を出た。

    674 = 668 :

    ごめんなさい、眠いので続きは多分明日、遅くとも三日以内
    書き込む時間が取れれば更新します。
    ある程度キリのいいところまで書ききらないと話に齟齬がでそうだったので、こんなに遅くなりました。

    では

    676 :

    期待しとるで

    677 :

    さすが八幡マジ頼もしい

    678 :

    復活してる…(歓喜)

    679 = 666 :

    復活してる…(歓喜)

    680 :

    自分の番号は足がつくから危ないだろ
    サブ番号か?

    681 :

    復活してる

    期待

    682 :

    有能過ぎるんだよなあ

    683 :

    更新着てたわ

    八幡マジ外道

    684 = 668 :



     サイゼの入り口が確認できる位置でしばし待機。
     俺の携帯に電話がかかって来る。どうやら店員さんから無事に携帯を受け取れたようだ。

    元彼『あ、先輩、今どこすか?』

     予定通り俺のこと、先輩だと思い込んでいる。

    八幡『もうすぐで着く、土地勘ねーから改札出たとこで待ってるわ』

    元彼『じゃあ駅の方に向かいます、近くに行ったらまたかけます』

    八幡『あー、今、女も一緒にいるんだろ? 軽く打ち合わせしときたいから、先に一人で来れない?』

    元彼『……え? まぁいいすよ、じゃあ先に向かいます』


    685 = 668 :



    × × ×

     暫し待つと男が一人で店から出て来た。三浦は店で待機ってことでいいだろう。
     足早に男は駅方向に歩いてく。
     男の後を付け少し人通りの少ない箇所に差し掛かった時を狙い、男に声をかける。

    八幡「ちょっと待てよ」

     呼び止められた男は気怠そうな仕草でこっちを振り向く。

    元彼「あ? ………なんだ? あれっ? おまえさっき優美子と一緒にいたやつじゃん。なんか用?」

     髪は元に戻し眼鏡も外している。

    686 = 668 :



    八幡「三浦のことでなんだけど、ちょっといいかな?」

    元彼「……いや、俺急いでんだけど」

    八幡「すぐ終わる、なぁもし三浦になんか変なことさせるんだったら、止めてくれないか? 用ってのはそれだけだ」

    元彼「はぁ? そんなもん、お前には関係ない……、ああ、そういうこと? あんたあいつのこと好きなの? まぁ見てくれはいいから騙されるんだよな、でもやめといたほうがいい、あいつ性格はきついし、付き合うとか大変だぜ」

    八幡「そりゃ男としての器が小さいかったからだろ、あんた三浦と付き合ってたとかいう割に、アイツこと何も分かってねぇのな」

    元彼「あぁ? あいつの取り柄なんて外見くらいじゃん? 中身なんて唯の我儘な女なだけじゃねーか」

    687 = 668 :



    八幡「……確かにあいつは我儘だ、自己中だし人の言うことも聞かない」

    元彼「だろ? なんだよくわかってんじゃん」

    八幡「でもさ、そんな欠点を補って余るほど、あいつは他人のこと思いやれる優しい奴なんだよ、まぁお前みたいな薄っぺらい男にはわかんないだろうけどさ、ほら、あいつの名前にも書いてんだろ、優しく美しいってさ」

     このくらいキザったらしく正義の味方を演じた方が、嫌悪感を抱きやすい。

    元彼「っは? 何言ってんだよ、おまえちょっとうぜぇな。まいいや、この後いろいろ立て込んでいるからさ、とりあえず何か言いたいことあるんだろうけど、今日が終わってからにしてくんない?」

     男は鬱陶しそうにそう言い、嘲笑とも侮蔑とも取れる笑みを向けてくる。

    688 = 668 :



    八幡「いや、この後って、仲間と一緒に三浦を脅すための写真を撮ってくんだろ?」

     男が持っていた余裕の笑みが、警戒の眼差しへと推移する。

    八幡「今回はラブホ街を歩いてるとこ?、それとも酒、飲んでるとこか?、まさかいきなり薬、使っちゃうの?」

    元彼「……なんだお前? なんでそんなこと知ってんだよ?」

     すでに男の視線は完全に敵意を孕んだものに変わっている。

    八幡「大体悪人の考えそうなことは想像できるさ」

     さっき見たデータの中にそういった脅しのネタにしてそうな他の女性の画像をいくつか見た。
     そうやって得た弱みを元に、徐々に行為をエスカレートさせていく。
     一度ハマれば蟻地獄のようなもの、胸糞の悪い話だ。

    689 = 668 :



     この発言で俺は男にとって唯のウザいキザ野郎から、ウザい要注意人物へ格上げとなった。
     
    元彼「てめぇ、いったいどういうつもりだ? まさかあいつに余計なこと言うつもりなんじゃねーだろーな?」

    八幡「そうだ……、と言ったら?」

     男は眉間にシワを寄せて胸ぐらを左手で掴んでくる。血の気が多いな。これならもう煽る必要もないか、まぁ展開は早いが想定通り。

    元彼「けっこう痛い目見ることになるけど」

     ガタイもいいし、それなりに迫力もある。けっこう喧嘩慣れしてるのかも。……やっぱプラン変えよかな……?
     俺も勝算がないというわけではない、喧嘩だって向かうところ敵なし状態だ、相手がいないって意味で……。
     喧嘩の経験がないから、やりあったとしても勝てるかは未知数。

     畜生、怖えな、しかしここで勝てれば、より男にダメージを与えられる。
     それに別に負けても既に最低限の目的は達成できている。
     まぁ俺が痛い思いをするだけなら分は悪くない、覚悟を決める!


    690 = 668 :



     漫画でよく見る胸ぐらを掴む行為なんだが、これって相手の行動を制限できる代わりに近接距離においてかなり無防備なんだよね。
     だから取り敢えず男の左足の脛を思いっきり蹴ってやった。弁慶さんも泣いちゃうくらいだから痛いんだろうな。

    元彼「いっ!? っあんだ、こらっ! てめぇ何しやがる」

     怒りに駆られた男が衝動的に言葉と同時に一歩詰める。
     俺の襟元を掴みあげる拳に力がぐっと込められ、反対の拳が今にも殴りかからんばかりの勢いで振りかぶられる。
     蹴られたほうの足は痛みゆえか体重がかかっていない。俺は襟元を掴んでいる左腕の袖を掴み思いっきり下へと引く。すると男はいともたやすくバランスを崩す。

     男の身体が前のめり、つまり俺の方向へと流れる。
     来る。
     逆らわず。

     起点、力点、作用点を意識する。

     いつぞやの柔道大会での相手に比べればスローモーションみたいなものだ。
     拙い技術はタイミングでカバーする。
     投げ込める体制に入れば、あとは力なんて必要ない。
     地球の重力に、慣性の法則に、戦う本能に任せるだけだ。
     地面から俺の背へと体重を移した男の身体は次の瞬間、再び地面に叩きつけられていた。

    691 = 668 :




     かはっ、と男は衝撃でうめき声を漏らし、呼吸もうまくできてない。
     うおっ! おいおい勝っちゃったよ。すげぇ、俺TUEEEE!

     なんだ、あれか柔道大会で負けたのが実はちょっと悔しくて、余り物の俺と相手してくれるじゃが山こと城山と半ばホンキで乱取りしてたのが良かったのか?
     城山もちょっと感心してたような顔してたし。

     暫し勝利の愉悦に浸っていると下で呻き声が聞こえた。
     おっと、ここでちゃんと決めとかないとな。

    八幡「俺柔道やってんだ、関節極めてやろうか?」

     学校の授業でやってるから嘘じゃないよね。とまぁこのハッタリは通用したようで腕を極める素振りをしただけで男は呼吸もままならない状態で答える。

    元彼「わ、わかった! やめてくれ」

     でもまぁ奇襲が上手く行って良かった、これ以上向かってきたら化けの皮が外れるとこだし。

    八幡「じゃあ金輪際、三浦に手を出さないって約束してくれるかな?」

    元彼「や、約束する」

    八幡「よし、三浦はまだサイゼにいるんだろ? じゃあアイツには俺から直接言っておくから。 もう三浦と連絡とるなよ、因みに、約束破ったらもっと酷い目に遭うから気をつけてね」

     最後にそう言い、立ち去る。
     とりあえず、一度だけチャンスを与えよう。まぁ結果は見えてるけどな。

     俺がしたのは唯の口約束、守ろうが破ろうが全て男次第。
     もしかしたら、男は今頃甘い対応だとほくそ笑んでいるかもしれない。
     確かに甘かったかもしれない、酷い目に遭うなんて忠告してあげたんだから。

     このまま男が忠告に従って何もアクションを起こさなければ、男の被害は『悪い』だけで済む。
     しかし、男がこの後……、と、手元の携帯が震えるのを感じた、画面を見ると案の定男からだ。

     どうやら男は、『最悪』を選択したようだ。


    692 :


    本日はここまでです。
    次はそこまで遅くならないと思います。
    多分週末までには

    では

    694 :

    お疲れサマンサ

    695 :

    八幡カッコイー

    696 :

    これもう八幡じゃないどころか俺ガイルですらないよね

    697 :

    こまけえこたぁええじゃないか
    おもしろければなんでもかまわん

    698 :

    八幡かっこいいな

    699 :

    面白いけどタイトルからかけ離れてきたな

    700 :

    この八幡、イーサン・ハントみたいだな。


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