元スレP「765プロを助けてっていわれても・・・」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
751 = 734 :
美希「ふー・・・いい汗かいたのー」
P「じゃあ・・・お昼にしようか」ガサッ
美希「ふっふーん」
美希「今日こそは絶対絶対!一緒になんて食べてあげないの!」
美希「・・・」ジーッ
P「・・・そっか」
P「なら、もう安心して取っても大丈夫だよ」
美希「えっ?」
P「もう本当に何もない」
美希「・・・」
美希「とかなんとか言ってー」
美希「本当に貼ってなかった事は---」
美希「なかったの!」ガサッ
美希「」チラッ
P「・・・」
美希「わ・・・分かったの!」
752 = 734 :
美希「きっとまたペットボトルに書いてあるに決まってるの!」パシッ
美希「」クルクル
美希「・・・」
美希「」チラッ
P「・・・」
美希「本当にないんだね」
P「・・・嘘は嫌いって言ったろ」
美希「ふ・・・ふーん」
美希「じゃあミキ、一人で食べちゃうからね・・・?」
P「あぁ・・・好きにしてくれていい」
P「明日から見に来ることができなくなりそうだからな・・・」
美希「えっ・・・」
753 = 734 :
美希「・・・そうなんだー」
P「星井さん・・・」
美希「まぁ、でもミキは別に見に来てって頼んだわけでもないし・・・」
P「もし良かったらなんだけど・・・俺と---」
美希「・・・これで清々するかな!あはっ!」
P「・・・・・・そうか」
美希「これで、これからはミキ一人でお昼が食べられるの」
美希「ダンスも勝手に見に来る人がいなくなって・・・」
美希「お昼寝だってし放題なの!」
やっぱりまだ勝手に見に来る人か
もう少し時間があったら---
P「もし見に来れそうな時があったら---」
美希「別にいいの!」
P「・・・」
754 = 734 :
美希「忙しいんでしょ?」
美希「・・・早く行けば?」
P「分かったよ・・・」スタスタ
せっかく悪い癖がとれてきたところだったのに
せっかく少しずつだけど笑ってくれるようになってきてたのに
せっかくプロデューサーは悪い人ばかりじゃないって・・・
分かってもらえそうだったのに
結局一度もプロデューサーと呼んでもらうこともできなかった
歌い方だって教えてあげたかった
俺にもう少しの力と時間があれば・・・
俺は・・・
-------
----
--
-
755 = 734 :
---翌日
---湖のある公園---
美希「」ボーッ
美希「・・・そろそろ来てもいい頃」
---
--
-
美希「・・・やっぱり来ないの」
---翌日
美希「今日も来ない・・・」
---翌日
美希「来ない・・・」
756 = 734 :
---翌日
美希「本当にもう来てくれないんだ・・・」
美希「別に今までだって一人でやってきてたんだし」
美希「前みたいに戻っただけなの!」
美希「よし!明日からはまた頑張るのー!」オー
美希「・・・」
-----
--
-
757 = 734 :
---翌日
---♪
---カチッ
美希「フゥ・・・」フキフキ
---ガサッ
美希「プロデューサー・・・!?」クルッ
---ニャオーン
--タッタッタ
美希「猫だったの・・・」
美希「・・・」グゥー
美希「・・・明日からはおにぎり持ってくるの」
758 = 734 :
---翌日--天候(雨)--
美希「あーめあーめザーザー♪」
美希「なーのなーのなーの♪」
美希「・・・」モグ
美希「・・・」ガサッ
---その袋の中から!またしても手に取ったね!
美希「あーめあーめ♪」
---この袋の中に入っているおにぎりを触った者は・・・Pと一緒にお昼を・・・
美希「ザーザー♪」
---もう!またなの!
美希「なーのなーのなーの♪」
---あっはっはっは
美希「・・・」モグ
美希「こんなカード作ったって・・・」ゴソッ
美希「見せられなくちゃ・・・」ギュゥッ
美希「意味なんてないの!!」ポイッ!
---ガサッ
美希「・・・・・・」モグ
美希「・・・」モグ・・・
-----
--
-
759 = 734 :
~(回想)~
---12日前
---レッスンスタジオ---
--スコン スコン
P「いやー、意外なことにも続いてるね」
亜美「ちょっとちょっと!」スコン
亜美「それは失礼ってもんでしょ!」
P「いやーごめんごめん」ハハ
P「でも、そろそろ飽きてきたんじゃない?」
亜美「うん、飽きた」スコン
P「おいっ!そこは冗談でも---」
律子「そこは私も亜美に同意ですね」
P「えっ・・・」シュン
律子「どうして所々落ち込むんですか!」
760 = 734 :
P「だって怒ってるみたいですし・・・」
律子「怒ってません!」
P「」ビクッ
律子「それに、敬語は使わなくていいって」
律子「前に言いませんでしたっけ?」
P「言ってましたね・・・」
律子「ほらまた敬語!」ピシッ
P「はい!」
律子「まったく・・・」
P「それで、今日はですね・・・」
律子「敬語!」
P「ヒィッ!」
亜美(新人兄ちゃん・・・ドンマイ)ウィンク
P(あいつ・・・)
---カチャ
真美「・・・」ジー
律子「それで今日がなんですって?」
761 = 734 :
P「えっと・・・」
P「今日は律子さんに---」
律子「さん・・・?」
P「いや、そこはいいでしょ!」
律子「・・・まぁ、いいでしょう」
(呼び捨てにされるのも気分が悪いし)
P「とにかく今日から律子さんには、俺の知っている知識の範囲内での」
P「プロデュース全般の業務作業のやり方を身につけてもらいま・・・う」
律子「えっ・・・」
P「えって・・・」
P「どうして驚いてるんで・・・だ?」
律子「いえ・・・てっきり私も壁卓球かと・・・」
P「あっはっはっは」
P「律子さんがやってどうするんだか」アッハッハ
律子(この人・・・私がアイドルやってた事知らないんだ)
律子「そうですよね!すみません」アハハ
762 = 734 :
P「じゃあ、とりあえず」ドサドサドサー
P「ここに書かれてる事を三日以内に全部覚えてくれるかな」
律子「・・・!?」
P「まぁ一日もあれば覚えられちゃうとは思うんだけど」
P「しっかりと覚えてもらいたいから---」
律子「この量を一日!?」
P「いや、だから三日で大丈夫だって」
律子(こんなの三日で覚えられるわけ・・・)ペラペラ
律子(・・・)
P(・・・)
P「あれ?ひょっとして無---」
律子「分かりました!三日でいいんですよね・・・?」ペラッ
P「うん」
律子「十分です!」
P「・・・じゃあ頑張って」
律子「はい」
763 = 734 :
亜美「新人兄ちゃ→ん!亜美は亜美は→?」スコン
P「双海さんは・・・」
P「ちょっと一旦ストップ」
亜美「ほい」ピタ
P「昨日一日でだいぶ慣れたでしょ?」
亜美「ま→ね→」
P「ラケット貸して」
亜美「はい」
亜美「おやおや→とうとう亜美も次の段階に---」
P「はい、今度はこっち使って」
亜美「ん?ナニコレ」
亜美「形が少し変わったけど」
P「シェークハンドって言ってな」
P「こう握るんだ」
亜美「ふーん・・・」
764 = 734 :
P「それと・・・ほい、これからやってほしい事を書いておいたからさ」
P「見ながら卓球を続けてくれ」
亜美「え→まだやるの?」
P「嫌ならやらなくてもいいけど」
P「伊織達みたいになりたいんだろ・・・?」
亜美「・・・」
亜美「いや・・・・・・その上だね!」
P「言うな・・・」フフン
亜美「・・・」フフン
765 = 734 :
P「それじゃあ二人とも」
P「これから三日間、朝も帰りも事務所には寄らなくていいから」
P「ここで頑張ってくれ」
律子「私もここで勉強するんですか!?」
P「だってほら、双海さんがサボるかもしれないし」
亜美「だからサボらないって!」
P「あっはっは」
P「それに家に帰っても覚えられるでしょ?」
律子「それは・・・そうですけど」
P「あっ!それともやっぱり無---」
律子「やってみせます!」
P(・・・)
766 = 734 :
P「俺はちょっと三日間見に来る事はできないけど」
P「三日後に会うのを楽しみにしてるから」
P「それじゃあ頑張って」スタスタ
律子「はい」
亜美「ほい」
真美(こっちにくる・・・!)
真美(隠れないと・・・)アタフタ
---ガチャン
P「・・・」ピタッ
P(頭隠して尻尾隠さず・・・か)ハハハ
真美(行ったかな・・・?)
真美「ふー・・・危なかった」
---カチャ
真美「・・・」ジー
767 = 734 :
亜美「何この打ち方!かっくい→」シュッ
亜美「ピンポンチャレンジ・・・?」ペラ
律子「意外とまともな事が書いてあるのね・・・」ペラ
律子「あっ!こうすれば・・・!」
律子「なるほどなるほど・・・」
律子(これ・・・全部手書き・・・?)
真美(真美も卓球すればいいのかな・・・?)
------
---
-
よし、次は・・・
768 = 734 :
とりあえずここまでです
771 :
おつだぞー
772 :
乙ですよ乙
美希の語尾”だよ” ”だね” ”って思うな”とか使ったらより近いと思いますよ!
774 :
乙だよー!!!
775 :
面白いな。
続き楽しみに待ってる。
776 :
乙
ソワソワしてる真美かわいい
777 :
乙!
やっぱり美希はええ子や
778 :
P…過労死ならないでくれ…
781 :
乙かなーって
>美希「それはでこちゃんの・・・!」
これは単に仲良く喋っちゃいそうなので言い淀んだのか屑元Pが伊織のそういうとこを利用したこと思い出したのか
後者なら奴をこの手で縊らなければならない
782 :
俺も手伝おう
785 :
>>772
助言ありがとうございます
確かにそうですね
次からの参考にさせていただきたいと思います
もう少ししたら更新します
786 = 785 :
更新します
787 = 785 :
---スポーツジム---
P(あずささんがいない・・・)
P(まさか・・・)ピッ
P「もしもし、あずささん」
P「今どこにいます?」
あずさ『あの・・・ごめんなさい』
P「怒ってませんよ。迷子なんですよね?」
あずさ『お恥ずかしながら・・・』
P「今から迎えに行きますから、安心してください」
P「近くに何か目立つものはありますか?」
あずさ『えっと・・・赤いタワーが見えます』
P(どうやったらそんな所まで迷子に・・・)
P(しかも昨日一度来てるはずなのに・・・)
あずさ『プロデューサーさん・・・?』
P「あっ、すいません」
P「分かりました。今からすぐ行きますので、そこを絶対に動かないでくださいね」
あずさ『わかりました~』
P「それでは」ピッ
788 = 785 :
---赤いタワー付近---
P「あっ、いた!」
P「あずささーん」
あずさ「プロデューサーさん!」
P「すいません・・・お待たせしました」ゼェ
あずさ「ご迷惑をおかけしてしまって・・・」
P「いえ、大丈夫ですから・・・」ゼェ
P「気にしないでください」
あずさ「ありがとうございます」ペコ
あずさ(そんなに息を切らして・・・)
P「あはは、まるでデートの待ち合わせみたいで楽しかったですよ」
あずさ(デ、デート・・・!?)
P「じゃあ行きましょうか」
あずさ「は、はい!」
789 = 785 :
P「いやー、それにしても良い天気ですね」
あずさ「そうですね~」
P「こんな日にあずささんみたいな綺麗な人と散歩ができて、光栄ですよ」ハハ
あずさ「いえ、そんな・・・私なんか」
P「気づいてないんですか?」
あずさ「何がです?」
P「通りすがる男性が、みんなあずささんの方を見ているって事ですよ」
790 = 785 :
あずさ「そうですか?私はプロデューサーさんの方を見ている気がしますけど・・・」
P「いや、そんなわけないじゃないですか」
P(確かに敵意のある視線は感じるけど・・・)
あずさ「プロデューサーさんは、同性から『も』おモテになるんですね」ウフフ
P「やめてくださいよ・・・」
あずさ(あら・・・『も』を強調したつもりなんですけどね・・・)
791 = 785 :
---スポーツジム---
P(ついのんびりしてしまった・・・)
P「それじゃああずささん」
P「どこまで続くようになったか、一度見せてもらってもいいですか?」
あずさ「はい」
---パコン!
あずさ「ハァ・・・」
---パコン!
あずさ「っ・・・!」ハァ
---パコン!
--
-
792 = 785 :
あずさ「どうでしょうか・・・?」
P「・・・そうですね」
P「悪くはないんですけど・・・ちょっと見ててください」
あずさ「はい」
---バコン!
---バコン!
---バコン!
あずさ「・・・!」
P「どうです?」
P「あずささんの打ち方と何が違うか分かりますか?」
あずさ「・・・はい」
793 = 785 :
あずさ「プロデューサーさんの場合は・・・あまりその場から動いてませんね・・・」
P「そうですね、何故あまり動かなくても続けられるか分かります?」
あずさ「同じところにばかりボールを当てているから・・・ですか?」
P「ご名答です」
P「あずささんの場合はですね」
P「考えもなしに、とにかく壁に当てればいいや」
P「そう思っているから続かないんです」
P「だから、あっちこっち動き回らないと打ち返すことができないんです」
あずさ「なるほど・・・そうだったんですね」
794 = 785 :
P「はい」
あずさ「でも・・・」
P「何の為にやっているのか分からない・・・と」
あずさ「はい・・・」
P「うーん・・・そうですね」
P「動体視力、体力、フットワーク、足腰の鍛練・・・」
P「この練習の効果をあげるとすれば、きりがないんですが・・・」
P「これはあずささんに限ったことではなく、アイドル全員に言える事なんですけど」
P「とにかく動きに無駄が多いんですよね」
あずさ「無駄ですか?」
P「はい」
795 = 785 :
P「まだ全員のダンスを見たわけではないので、なんとも言えませんが・・・」
P「俺が今まで見てきた子達は、ほぼ全員に同じことが言えました」
あずさ「全員って---」
P「その中でも、今一番無駄な動きを無くしてもらいたいのが、あずささん」
あずさ「私ですか・・・?」
P「はい」
P「それに、伊織と双海さん」
P「この三人です」
あずさ「双海さんって---」
P「あぁ、双海亜美さんですよ」
P「なので、双海さんにもあずささんと似たようなことをしてもらっています」
P「伊織は・・・まぁちょっとだけ違いますけど」
P「効果は似たようなもんです」
796 = 785 :
あずさ「この三人・・・という事は・・・前に耳に入れておいてほしいと言っていた」
あずさ「あの時の・・・?」
P「そうです」
P「後にこの三人で組んでもらおうと思っている」
P「ユニットの為です」
あずさ「ユニット・・・」
P「ユニットは三人で同じ動きをしますからね」
P「各々の無駄な動きが一番栄えて映ってしまうんです」
あずさ「・・・」
797 = 785 :
P「そして、それを担当してもらおうと考えているのが---」
あずさ「・・・律子さん」
P「・・・というわけです」
あずさ「ですけど・・・律子さんは---」
P「それも前に話しましたよね」
あずさ「・・・」
P「必ず俺がなんとかします・・・と」
あずさ「・・・」
P「あずささんの考えていることも、不安な気持ちも」
P「ちゃんと分かってますから」
あずさ「・・・」
P「・・・」
798 = 785 :
P「あずささんが今考えている一番の不安要素は、律子さんの事と」
P「・・・写真の事」
あずさ「・・・」
P「律子さんの事なら大丈夫ですよ」
P「みっちり鍛え上げますから」ピース
あずさ「プロデューサーさん・・・」
P「律子さんの場合は知識不足だったんです」
P「既に痛いほど痛感していると思いますけど・・・」
P「それに」
P「・・・律子さんの気持ちはよく分かるんです」
P「俺だって自分の目の前にいながら、気づくこともできず・・・」
P「あんな事をされていたら・・・!」
あずさ「・・・」
P「・・・」
P「写真の件についても考えてあります」
彼女達にはもう二度と悲しい顔はさせない
P「ですから出来れば信じてほしいんです」
P「俺の事を・・・」
799 = 785 :
あずさ「私も前にお話しましたよね」
あずさ「プロデューサーさんの事を信用しています・・・って」
あずさ「私も精一杯やってみます」
P「・・・あずささん」
あずさ「ですから・・・教えていただけますか?」
P「もちろんですよ・・・!」
あずさ「ウフフ」
P「あはは」
-----
--
-
800 = 785 :
P「それでは、あずささん」
P「三日後を楽しみにしています」
あずさ「任せてください」
P「では・・・」
P「あっ!そうだあずささん、もう一つ聞いておきたいことが」
あずさ「はい?」
P「あずささんが写真を撮られた時って年齢は・・・」
---ネンレイッテ!
--イヤ!ソウイウツモリジャ・・・
-
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