私的良スレ書庫
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元スレ貴音「貴女様?!」 P「面妖な……」
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ウェイター「またのご来店をお待ちしております。チャオ☆」
P「な、なんか聞き覚えのある声ね……」
真「また、なんて、もう恥ずかしすぎて行けないよ……」
P「い、伊織にはメールしたの?」
真「はい……あ、返事来ました」
P「何々、次は、『109でショッピング』……?」
真「『追伸 周囲にラブラブを見せつける』……」
P・真「「は?」」
~109店内~
P「も、もはやエスコートとか二の次になってきてるけど……」
真「ら、ラブラブって、どんな感じですかね……」
P「え、えっと」ウデヲカラマセ
真「?!」
P「こ、こんな感じ、とか……」カァァァァ
真(うわ……胸が、当たってる……)
真(って、ボクだって女なのに何考えてるんだ!)
P「………え、エスコート」
真「あっ、ひゃいっ!」
P(なんだこれなんだこれ!)
P「い、いつもより女心化(にょしんか)が早い!」
真「へ?」
説明しよう!
女心化とは、Pの心が段々女性化していくことである!
基本的には時間と共に進行するが、様々なファクターで早くなったり遅くなったりする!
ちなみに命名は如月千早である!!
P「なんで……」
真(ボクが、男性らしくエスコートしてる、から?)
P「うぅ」ギュッ
真(な、なんだろう、プロデューサー、すごく女の子っぽい)
P「あいぇ……なんで、女心化なんで……」
真(プロデューサーも少し不安みたいだ……そうだよね)
真(今日は、ボクがエスコートするんだ。少しでも不安、和らげてあげなきゃ!)
真「プロデューサー」
P「な、なに?」
真「大丈夫ですから」
真「ボクに任せてくださいっ」ニコッ
P「――!」ドキッ
P(アカン)
P「あ、ほ、ほらあそこ見てよ真!」
真「えっ? どうしたの?」
P「あ、あの服良さそう!」
真「へぇ、どれどれ?」
P(何急にカッコよくなってるんだよ真のやつうううう)
真(ボク、気張りすぎてたのかな……なんだか気が楽だ)
P「って」チラッチラッ
真「何かあった?」
P「い、今気づいたけど」
真「うん?」
P「周りの視線……すごい……」
真「うわ」
(ザワザワ)
(アレッテキクチマコトジャナイノ?)
(エッマコトクン? ドコドコ?!)
真「不味いなぁ……」
P「どうしようか……」
真「よしっ、プロデューサー」ギュッ
P「えっえっ」
真「ついてきて!」グイッ タタッ
P「あ! ちょ、ちょっと待って!」
真「すいません、通ります!」
P「真ぉ?!」
(ヤッパリマコトクンダー!)
(マッテマッテー!)
(ソノトナリノオンナハダレヨー!!)
P「ごめんなさいぃ! プロデューサーです! しがない場末のプロデューサーですぅ!!」タタタッ
真「ほらっ喋ってると舌噛みますよ!」タタタッ
P「えっ、真さん、どちらに向かってらっしゃるんです?」
真「窓から飛び降ります!」
P「ちょ、ちょっと?! ここ二階だけど?!」
真「裏手の路地だから人目にはつきませんよ!」
P「そうじゃなくて私飛び降りれないけどー?!」
真「大丈夫ですっ!」ダキッ
P「えっお姫様だkk」
真「しっかり掴まって!」
P「~~~!!!」
真「ふっ!」
(タンッタタンッ)
P(反対側の壁を蹴って!?)
(ズタンッ)
真「っくぅ……流石に一人抱えてると足に来るなぁ……」
P「だ、大丈夫?!」
真「平気ですよ。ほら、早く行きましょう!」
P「う、うん!」タタタタッ
P「はぁっはぁっはぁっ……」
真「ふぅ、ここまで来れば大丈夫、かな」
P「ヒールな分、銀座迷子の時よりも疲れた……」
真「でも、よく体力が持ちましたね」
P「ひ、響とダンスやってるからな」ドヤッ
真「はいはい。ちょっとそこのベンチで休みましょうか」スッ
P「ぁ……ありがと……」
真「あ、伊織からメールだ」
真「ええと……『109ではお疲れ様。次の指令は、近くの喫茶店にて』、か」
P「伊織ぃ……」
真「特に時間指定はありませんし、少しここで休んでいきましょう」
P「ど、どうせ、動けないし、ね……」
真「でも、なんか」
P「?」
真「さっきの逃亡劇、映画のワンシーンみたいで、実はちょっとワクワクしちゃいました」
P「馬鹿じゃないの……」
真「……ボク、頑張ってプロデューサーのこと、最後までエスコートします」
P「真?」
真「ちょっとハチャメチャで、最初にプロデューサーが言ってたような型からは外れてしまうかもしれないけど」
P(いやアレ八割テキトウだったし)
真「でも、ボクなりのエスコートです。……受けてもらえますか?」
P「っ」
P(今なら真ファンの本当の気持ちが……分かる気がする……)
真「へへっ、『さぁ、こちらへどうぞ、お嬢様』」
P「ホント、そればっかりはセンスないと思うよ」
真「えーっ?」
P「……はぁ、『エスコート、お願いいたしますね』」
真「! はいっ!」
~喫茶店到着~
カランコロン
店員「いらっしゃいませー」
P「良かった……普通の喫茶店だ……」
真「何かあったんですか?」
P「何でもない……何でもないんだ……」
真「じゃ、さっさと頼んじゃいましょう!」
P「ショートケーキおいしー」ハムハム
真「……」ジー
P「おいしーおいしー」モグモグ
真「……」ジー
P「ん、私の顔に何かついてる?」
真「あ、いえ、そういうわけじゃ」モグモグ
P「? へんなの」モグモグ
真「……」ジー
P「え、なになに?」
真「何でもないですよ」モグモグ
P「??」
P「しかし、次の指令来ないね」
真「そうですね」
真(……実はもう来ていたり)
真(『指令だと気付かれないようにプロデューサーを照れさせる』)
真(伊織の趣味もよく分からないなぁ)
P「んー」
真「あ、クリームが顔に」
P「え、どこ?」
真「そのまま動かないで」ペロッ
P「!??!?!?!」
真「はい、取れたっと」
P「ま、ままま真?!」
真「あっ、すみません、つい友達と一緒の時のノリで」
P「ななな何してるんですか?!」カァァァアア
P(真顔近舐められて頬をうわあああああ)
真「いただきっ!」パシャッ
P「!!」
真「伊織に送信っと」
P「今の……」
真「すみません、伊織の指令で、プロデューサーの照れてるところ、を、って……?」
P「……」
真「プロデューサー……?」
P「ああ、うん、そうだよね、伊織の指令か」
真「どうかしました……?」
P「いやぁ、いつの間に来てたのさ、教えてくれれば良かったのに!」
真「すみません、ヒミツにしないといけなくて」
P「あ、うん、仕方ないね、うん」
真「……」
P「……」
真(なんか気まずい……)
(カランコロン)
(アリガトウゴザイマシター)
真(結局気まずくて、すぐに出てきちゃった……)
P「……」
真(プロデューサー、こっち向いてくれないし……)
真「あの、プロデューサー」
P「……」
真「えっと、その、ごめんなさい」
P「………」
真(うわああああ怒ってるよ絶対いいいい!!)
真(エスコートするって決めたのに……いきなりコレだよ……!)
P「真」
真「は、はいっ!」
P「……乙女心って難しいな」
真「は……は?」
P「あ、いや、なんでもなくて、そのっ」
真(……! そうか)
P「別に、怒ってるとかじゃ、なくてさ、その」
真(今のプロデューサー、完全に女の子になってる)
P「い、いきなりああいうことするのは、エスコート的にどうなのとか、さ」
真(ボクが、完全に男の子を演じてきたから)
P「いやっ、も、勿論嫌なわけじゃないよ? ただ、適切な距離というのが」
真(この中に)
真「ボクに足りないものがある、のかな……?」
P「ま、真?」
真(勿論ボクだって、いきなりあんなことされたら照れるけど)
真(こういう感情を、漫画みたいな夢見の延長じゃなくて)
真(うまく、言葉にできないけど)
真(『特別なもの』じゃなくて、『当たり前』に感じることが)
真(女の子を理解する、ってことなのかな)
真「……お姫様を目指すのは、ちょっと飛ばしすぎたかな」
P「へ?」
真「カチカチ、っと!」
P「メー、ル?」
真「はい。伊織に、今日はもう帰るって」
P「あ、もう、帰るの?」
真「綺麗なエスコートをするには、ボクはまだ、力不足でした」
真「自分で言うのも悔しいけど、女の子への理解も足りませんでした」
P(うん、すごいこと言った今)
真「でも、ヒントを掴めた気がするんです。プロデューサーのおかげで」
P「う、うん?! ごめん、ちょっとよく意味が分からない」
真「へへっ、ボクもよく分かってないんですけど。それをまとめるためにも、今日はちょっと一人で考えたくて」
P「そっか」
真「すみません、途中で投げ出すみたいになっちゃって」
P「ううん、いいよいいよ、元々勉強のためだし」
真「でも、最後までボクなりにエスコートしますよ! プロデューサーの家まで!」
P「……い、家までぇ?!」
真「はいっ! 玄関まで送って、さよならするところまでが、ボクなりのエスコートですから!」
P「いいってばいいってば! 駅までで!」
真「すいませーん! タクシー!」
P「話聞いてる?! Do you have ears?!」
真「いいんです。今日は、ボクの思うようにやらせてください」
P「わ、分かったよ……」
~P宅前~
真「すみません、すぐ戻りますので、ここで待っててください」タクシー
P「もうここまででいいって」
真「まぁまぁ!」
P「もう……」
(カンカンカン)
真「プロデューサーの部屋って二階なんですね」
P「うちまで来るの、初めてだっけ?」
真「はいっ!」
P「ああ、ここだよ、ここ」
真「じゃあプロデューサー、今日はありがとうございました!」
P「ごめん、本当はこっちがエスコートするはずだったのに」
真「いいんです。エスコートは、してもらうのに相応しくなったら、また改めてお願いしますから!」
P「うん、いつでもいいからな」
真「そうだ、プロデューサー、ちょっといいですか?」
P「ん? 何か――」
真「失礼して」
P「っ?!」
真「んっ」
P「んんっ……!」
真「っぷはぁ、サヨナラのキスです」
P「ままままま、まこ……!」
真「へへっ、今は女同士だから、ノーカンですよ!」
P「お、おまっおまえっ!」
真「あ、ドキドキしました?」
P「す、するか馬鹿っ!!」
P「アイドル事務所の男プロデューサーだが、担当アイドルに口説かれた件について、と……」
真「性別的には間違ってないじゃないですか」
P「立ち位置的には色々おかしい」
真「見事に逆転しちゃってますからね!」
P「本当だよ! もうっ!」
真「じゃ、タクシー待たせてるんで帰りますね!」
P「あーもう!」
真「プロデューサー!」
P「何?」
真「ボクをエスコートする時も、最後はキッチリお願いしますねっ!」
P「ば、馬鹿ーーっ!!」
真「……まで、お願いします」
(ブロロロロロ)
真(うわー、我ながら何やってるんだろうなぁ)
真(でも、最後のプロデューサー、なんか可愛かったなぁ)
真(……)
真(いやいやいや! そっち方面に行ってどうする!)
真(……)
真(最後あんなこと言っちゃったけど、まぁいいよね?)
真「……街灯、綺麗だなぁ」
~翌日!~
P「………」
美希「ハニー、また死んでるの」
P「消せ……俺の記憶をいっそ消せ……」
伊織「昨日は見物だったわね。面白いビデオも撮れたし。にひひっ♪」
春香「ねぇねぇ伊織っ、もう一回見せてー!」
千早「春香、あんまりプロデューサーの前で……せめてダビングとか……」
P「尚更タチが悪いわアホっ!!」
美希「可哀想なハニー……ミキが精いっぱい癒してあげるのー!」
P「あぁ、美希……俺の味方はお前だけだよ……」
(ガチャッ)
真「おはようございまー……っす……」
伊織「あら真、おはよう」ニヤニヤ
春香「おっはよー!」
千早「おはよう」
美希「真クン、おはようなの!」
P「………おはよう」
真「……」
P「……」
春香(空気が重い……)
真「あ……」
P・真「「無かったことにしよう」」
千早「それは、ただの現実逃避なのでは……?」
P「くっ」
真「というか、ビデオなんていつの間に撮ってたのさ!」
伊織「各所に人員を配置してね♪」
P「北斗まじ許さん」
伊織「は? 北斗?」
P「え? 昨日レストランでウェイターしてたの、お前の差し金じゃないのか?」
伊織「各所でSP配置はしてたけど……それは知らないわ」
真「なんだったのあの人……」
春香「真、ホントに紳士だねぇ、家まで送って帰るなんて!」
千早「タクシー代を未成年アイドルに払わせるプロデューサーもどうかと思いますが」
P「やめろ……SAN値がガリガリ削れる……」
伊織「でも思ったよりあっさりしてたわね。家にくらい上がると思ったけど」
真「え? あっさり?」
伊織「え?」
P「あ、うん、真は部屋の前で別れてすぐ帰ったぞ!」
伊織・春香・千早「「「………」」」
P・真「「………」」
春香「ねぇ」
千早「何を」
伊織「してたのかしら?」
P・真「「な、何も!」」
(ナニシテタノヨー!)
(ナニモシテナイッテノ!)
真「プロデューサープロデューサー」コソコソ
P「ん、なんだ?」ヒソヒソ
真「最後の約束……守ってくださいね?」
P「えっ?!」
真「じゃ、レッスン行ってきまーす!」
美希「あ、ミキも行くの!」
P「おい、まこっ」
(ガシッ)
伊織「さっさと吐きなさいよ!」
P「なんでもございません!!」
美希「真クン、なんだか嬉しそうなの」
真「へへっ、ボクも一歩進めたかなって、思ってさ!」
真編おわわ
To Be Continued...?
ごめん、まこりんまじごめん
首と背中痛すぎて集中できなんだ
この穴埋めは別の機会にするから許して
まじ無理矢理でごめんよまこにゃああああああああああああん
首と背中痛すぎて集中できなんだ
この穴埋めは別の機会にするから許して
まじ無理矢理でごめんよまこにゃああああああああああああん
反省点:一本筋通ってない・迷走し過ぎ・いらん文が長い・オチも弱い・まこにゃんの扱いがひどい
こんな夜遅くまでご苦労さま、ゆっくり休め
納得いかなくても、俺は満足だったよ
乙、次にも期待してる
納得いかなくても、俺は満足だったよ
乙、次にも期待してる
途中から、自分でも何を書いてるのかわからなくなってきてしまった
明日、ちょっとしたまこにゃんショートを投下しまする
ほんと短いけど救済策というか
明日、ちょっとしたまこにゃんショートを投下しまする
ほんと短いけど救済策というか
途中で睡魔にまけて寝ちゃったけど、俺も楽しんで見たよ、乙乙
まっこっまっこりーん
まっこっまっこりーん
さっき、みんごすが俺が所属してる某所のOGだと知って驚愕
運命かこれは……
女Pは出ないけどまこにゃんちょびっと投下
運命かこれは……
女Pは出ないけどまこにゃんちょびっと投下
~あれから数日後!~
(パツパツパツパツ)
P「雨止まないなぁ」
小鳥「傘持ってきてます?」
P「その辺りはぬかりなく」ドヤァ
小鳥「……壊れてしまえばいいのに」ボソッ
P「コトリサン?」
小鳥「ピヨー?」
(パツパツパツパツ)
P「雨止まないなぁ」
小鳥「傘持ってきてます?」
P「その辺りはぬかりなく」ドヤァ
小鳥「……壊れてしまえばいいのに」ボソッ
P「コトリサン?」
小鳥「ピヨー?」
(ガチャッ)
美希「雨冷たいのー!」ドタドタ
真「寒い寒い寒い!」ドタドタ
響「シャワーシャワー!」ドタドタ
P「なんだ、もう帰ってきたのかダンサブル三人衆」
美希「あっ、ハニーただいまー!」ダキッ
P「おい濡れたまま抱きつくな!」グイィ
美希「うぐぐ、やーなーのー!」
響「真、シャワー使う?」
真「あ、ボク濡れたまま走って帰るからいいよ」
響「風邪引くぞー?」
真「いつもやってるからだいじょーぶ!」
響「じゃ、シャワー借りるねー」
美希「ハニーを取り込んで、ミキは完璧に近づくの……!」グググ
P「世界を終わらせてたまるかァ……!」グイィ
美希「あ、ミキ、迎えに来てくれるみたいだからそろそろ帰るね」
P「おー帰れ帰れ、気を付けろよ」
美希「はいなの! ハニー、小鳥、真クン、またね!」
小鳥「またねー」
真「お疲れ様ー」
美希「響もばいばーい!」
\オツカレサマダゾー/シャワワワワ
小鳥「真ちゃんも、せめて拭いておかないと」タオルバサァ
真「ありがとうございます!」
P「お前、本気で傘ささないで帰るのか?」
真「はいっ、雨の中走るのって気持ちいいですから!」
小鳥「ほんとに大丈夫かしら……」
P「じゃ、俺はそろそろ帰るかな」
真「ボクは響を待ってますね」
小鳥「お疲れ様でしたー」
P「お疲れ様です」
(ガチャッ)
(バタン)
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