私的良スレ書庫
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元スレ貴音「貴女様?!」 P「面妖な……」
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貴音「なんと……」
P「……」
貴音「……なんと!」ムニュムニュ
P「揉むな!」
貴音「一体、これは何事」
P「俺が聞きたいところだよエキセントリック」
貴音「このようなたわわな……このような!」フニョン
P「だから揉むな!!」
貴音「貴女様はいけずです……」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1352476982
P「……」
貴音「……なんと!」ムニュムニュ
P「揉むな!」
貴音「一体、これは何事」
P「俺が聞きたいところだよエキセントリック」
貴音「このようなたわわな……このような!」フニョン
P「だから揉むな!!」
貴音「貴女様はいけずです……」
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1352476982
P「起きたらな? なんかに乗っかられてんだよ」
P「重みをな、重力を感じるんだよ、グラヴィティを」
貴音「まこと、不可思議極まりないことです」
P「寝惚けて何か乗せたまま寝ちまったのかと思いきや、いくらどかそうとしても動かないし」
貴音「うっ」
P「どうした?!」
貴音「動かせたことを想像したら……断面図が……」
P「やめろ」
P「重みをな、重力を感じるんだよ、グラヴィティを」
貴音「まこと、不可思議極まりないことです」
P「寝惚けて何か乗せたまま寝ちまったのかと思いきや、いくらどかそうとしても動かないし」
貴音「うっ」
P「どうした?!」
貴音「動かせたことを想像したら……断面図が……」
P「やめろ」
P「冷静になってみるとな、柔らかいわけだよ。味わったことのない感触が手の中にあってな」
貴音「それは……お察しいたします」
P「まだその時はよく分かってなかったんだけどな。頭が覚めてくるにつれて……」
貴音「そのお歳まで感触を知らずに……年齢いこーるというやつですね」サメザメ
P「お前いい加減にしないとその口縫い合わすぞ」
貴音「殺生な! わたくしに二度とらぁめんを食すなと?!」
P「それより大切なことがあるだろ起きろ」
貴音「……はっ?! らぁめんはおろかわたくしの食の楽しみを全て奪うおつもりで!?」
P「でも実際その状態でも問題なく生きられそうだからお前怖いんだよ」
貴音「それは……お察しいたします」
P「まだその時はよく分かってなかったんだけどな。頭が覚めてくるにつれて……」
貴音「そのお歳まで感触を知らずに……年齢いこーるというやつですね」サメザメ
P「お前いい加減にしないとその口縫い合わすぞ」
貴音「殺生な! わたくしに二度とらぁめんを食すなと?!」
P「それより大切なことがあるだろ起きろ」
貴音「……はっ?! らぁめんはおろかわたくしの食の楽しみを全て奪うおつもりで!?」
P「でも実際その状態でも問題なく生きられそうだからお前怖いんだよ」
貴音「して、冷静になってお気づきになって」
P「その時、俺に電流走る……!」
貴音「パッと立って」
P「カッと見て」
貴音「ガッと揉んで」
P・貴音「「はぁ~ん♪」」
P「終いにゃ殴るぞ」
貴音「今のは同罪です」
P「ごめん」
P「その時、俺に電流走る……!」
貴音「パッと立って」
P「カッと見て」
貴音「ガッと揉んで」
P・貴音「「はぁ~ん♪」」
P「終いにゃ殴るぞ」
貴音「今のは同罪です」
P「ごめん」
P「休むわけにもいかないから事務所には来たものの……俺仕事できんのか」ビューティーボイス
P「服もサイズ合わないから丈ダボダボだよ……胸周りだけきついけど」
貴音「顔つきや骨格、声までも変わっておられますし」
P「事務所仕事はいいんだけど、営業や挨拶は色々とアレだよなぁ」
貴音「今のままですと、わたくしと貴女様、どちらがあいどるなのか」
P「よせやい、照れるぜ」テレテレ
貴音「しかし実際、贔屓目に見ずとも、かなり美人の部類に入るかと」
P「自分で言うのもなんだが、確かにな……通勤道中もジロジロ見られたし」
貴音「男性に言い寄られ、頬を赤く染めてしまい、心まで変わりつつあることに戸惑いを覚える貴女様……」
P「チェストォ!!」シュトウガッ
貴音「ぴっ」
P「いい加減にしないと小鳥さんみたいになっちゃいますよ!!」
貴音「うぅ、貴女様はいけずです……」
P「そういや、貴音以外はまだ来てないのか。確かにちょっと早い時間ではあるが」
貴音「そのようですね。小鳥嬢はいるかとも思ったのですが」キョロキョロ
P「カメラでも回してんじゃないだろうな……」
貴音「おや? このようなところに小鳥嬢秘蔵の書物が」ヒラヒラー
(シーン)
P「本当にいないみたいだな」
貴音「そのようですね」
P「というかお前、それ読んだだろ」
貴音「なんと……」
P「さっきから小鳥さんオーラが垣間見えるからな」
貴音「なんと!!」
P「捨てておきなさい」
貴音「そうですね」ポイッ
P「今日の仕事は貴音の付き添いだったな。とりあえずは問題なさそうでよかった」ペラリ
貴音「大丈夫でしょうか?」
P「頭の中は問題ないし、先方には急病の代理とでも言っときゃいいだろ。お前が動揺しなくてよかった」
貴音「ふふ、これでも内心、驚いてはいるのですよ」
P「仕事に影響がなきゃいいさ。ま、みんなプロだし、説明さえすれば問題ないとは思うけど」
貴音「如月千早などは少々影響が出るかもしれませんが……」
P「? 千早は特に心配いらんだろ。仕事人だし」
貴音「……複雑な世界もあるのですよ、貴女様」
P「は?」ポヨン
千早「……くっしゅ! 誰かに噂されてるのかしら?」
貴音「……! 貴女様! そのままではいけません!」
P「ど、どうした? 何か問題あるか?」
貴音「その服装……」
P「あー、まぁ男物スーツだけど仕方ないだろ。汚しちゃって事務所のを借りたとか言えば」
貴音「そうではなく……局内では上着をお脱ぎになられるかと存じます」
P「そりゃ動きづらいし、スポットライト周りは暑いし」
貴音「その……」
P「なんだよ、遠慮なく言えって」
貴音「下着は……」
P「そりゃ勿論男物にノーブr……あっ」
(バッ)
P「……コレばれる?」
貴音「汗をかけば恐らく」
P「くぅ、行きがけにどっかで買ってくか」
貴音「でしたら仕事まで少し時間もあることですし、今から買いに参りましょう」
P「いいのか?」
貴音「わたくしも仕事までは暇ですし、それにこれから他の方々が来られたら、説明をするのも手間でしょう」
P「それもそうだな……俺の中でも整理しきれていない部分があるしな……」
貴音「それと」
P「?」
貴音「服装だけではありません。言葉遣いも直していただかなければ」
P「ううむ……」
貴音「身嗜みも少し整えねばなりません。局に行くまでに、付け焼刃でも」
P「それもそうだな。じゃあ悪いが、ちょっと手伝ってもらえるか?」
貴音「はい、貴女様のためなら喜んで」ニコリ
~ランジェリーショップ~
P「アイドル事務所の男プロデューサーだが、担当アイドルに女性用下着を選んでもらってる件について、と……」
貴音「今は女性ですので問題はありません」
P「落ち着かんだr」
貴音「貴女様」
P「……落ち着かない、わ」
貴音「ぎこちないですよ」
P「やだ……なんだかあそこの番組ディレクターみたいでやだ……」
貴音「ならばですます口調ではどうでしょう?」
P「ブラジャーってこんなにいろいろあるんですね……」
貴音「こちらなどどうでしょう?」
P「?! こ、こんなもん付けられr」
貴音「貴女様」
P「……こ、こんな下着、付けられるわけないでしょ?!」
貴音「しかし貴女様。さいずを考えるとこれでも大人しい方ですよ」
P「えっ」
貴音「他にはこちらなど……」ランジェリーン
P「えっ、だ、だめ! こっちで! こっちで!」
貴音(実は裏側の棚には大人しめのものもありますが黙っておきましょう)
貴音「ではあちらの棚を」
P「嫌」
貴音「はて?」
P「下は絶対に穿かない。このままで行く」
貴音「もし不慮の事故で見られでもしたら?」
P「う」
貴音「一夜明けてそのまま仕事に向かう不埒の烙印が」
P「買います、穿きます。え、選んでください……」ナミダメ
貴音(め、面妖な……)ゾクリ
P「なんということでしょう……」
貴音「ここまで来たら、すぅつも一着買ってしまいますか?」
P「いらない。そこまではいい。明日の朝には治ってるかもしれないし」
貴音「希望的観測ですね」
P「絶対治るってn」
貴音「貴女様」
P「……治るもん………」ウルウル
貴音(……!)ゾクゾク
貴音(しかし……)
貴音「貴女様」
P「ん? なに?」
貴音「……いえ、なんでもありません」
P「気になる……」
貴音(思い過ごしかもしれませんし……今は黙っておきましょう)
貴音「ここまで来たら、すぅつも一着買ってしまいますか?」
P「いらない。そこまではいい。明日の朝には治ってるかもしれないし」
貴音「希望的観測ですね」
P「絶対治るってn」
貴音「貴女様」
P「……治るもん………」ウルウル
貴音(……!)ゾクゾク
貴音(しかし……)
貴音「貴女様」
P「ん? なに?」
貴音「……いえ、なんでもありません」
P「気になる……」
貴音(思い過ごしかもしれませんし……今は黙っておきましょう)
P「まぁスーツはいいですよ」
貴音「着衣は一先ずこれで乗り切れるでしょう」
P「髪の毛とかも気を遣った方がいいんでしょうか」クルクル
貴音「いつもより少し長いようですが、長髪というほどでもないので問題はないでしょう」
P「それならいいんですけど」
貴音「しかし……」サワサワサラサラ
P「んっ、貴音……くすぐったい……」
貴音「……きゅーてぃくるへあー………」
P「貴音の髪だって。お手入れとかあまりしてないでしょう?」
貴音「自然体が一番ですので」
P「おい待て」
貴音「貴女様貴女様、言葉遣い」
P「いや待て。俺は今何言った」
貴音「べらんめぇ、呑まないでやっていられるかってんだー、いいから酒持ってこいやーがしゃーん、と」
P「確かに呑まないとやってられないけど言ってねーだろ」
貴音「空になった徳利を投げつけられるわたくし……貴女様、やめてくださいまし……」ウルウル
P「劇団貴音は休演だ休演。これはやばいぞ貴音」
貴音「……」
P「中身まで女になってきてる………」
貴音「貴女様……」
P「しかも女な自分への違和感が少しずつだけど減ってんだよ……やべぇよ……やべぇよ……」
貴音「貴女様、お気を確かに」
P「うおおおぁぁぁぁ……胸のブラジャーに違和感がない……」ムニムニ
貴音「しっかりなさってください」モニュモニュ
P「帰ってからじっくりラッキースケベを楽しもうと思ってたのにその気も……こんなのってねぇyあだっ!」シュトウガッ
貴音「傷付けるのも憚られるご尊顔ですので、ちょっぷで許してあげます」
P「ご厚意痛み入ります。でも貴音も今揉んでたよね?」
貴音「気のせいです」
P「でも本当にどうする――」
(ピピピッピピピッ)
P「ってもうこんな時間! 局に行かないと!」
貴音「貴女様、大丈夫なのですか? 何でしたら今日はきゃんせるしても……」
P「何を言ってるんですか。死ぬわけじゃあるまいし、私のことで先方や事務所、それに貴音に迷惑をかけるわけにはいきません」
貴音「わたくしは迷惑などでは……それよりも貴女様の事が心配で」
P「今日の仕事、ずっと出たがってた『らぁめん食べ歩き道中』のゲストでしょう?」
貴音「!!!」
P「ふふ、知ってるんだから」
貴音「貴女様……行きましょう……」ホロリ
P(私が言ったことは本心だけどやはりらぁめんが大事なのね)
~テレビ局にて~
(ッツカレサマデーッス)
貴音「おはようございます」
D「貴音ちゃん。今日もよろしくねン」
P「本日はよろしくお願いいたします」
D「あら、今日はPちゃんが来るんじゃなかったの?」
P「申し訳ありません。Pは急病で倒れてしまいまして、急遽私が……」
D「ふぅん……そのスーツは?」
P「今朝方、事務所で飲み物を零してしまいまして……代理も急な話でしたので、その場の替えで」
D(スンスン)
P「ひっ」
D「……Pちゃんの匂いがするわ……」
P(ヒィッ?!)
P「え、えっと、Pが以前同じようにその場凌ぎで着たことがありまして……」
D「いいえ、アナタ自身からPちゃんの匂いがするわ……」
P(ヒィィィィィィィイイイ?!)
P(貴音に言われて香水も付けてるのに!)
D「とまぁそれは二割くらい冗談で」
P(八割も嘘にしてよ……)
D「自分で言うのもなんだケド、業界でもそこそこ名は売れてるのよねン。初対面でそんな慣れた態度を取られることはまずないわ」
P「あ、あの、えっと……」
D「……何があったのかは知らないけれど、頑張ってネ、『代理』ちゃん♪」バシィッ
P「わっ! ……Dさん………」
貴音「……ぽっ」
P「貴音?!?!」
D「あらンごめんなさい。そっちのシュミはな・い・の♪」
P(いやそのりくつはおかしい)
P「さて、まずは打ち合わせね」
P「貴音は食べ歩きの収録が終わり次第、局に戻ってきてスタジオ収録」
貴音「このすたじおでございますね」
P「ええ。この調子だと、帰ってくる少し前にセッティングが終わるくらいかな」
貴音「しかし……やはり汗をかきますね」
P「貴音が気付かなかったら、今頃大変だった……」
貴音「ふふ、その下着、似合っておられますよ」
P「えっ見えてる?!」サッ
貴音「冗談ですよ」
P「ビックリさせないでよ……」
貴音(この恥ずかしがり方……やはり……)
P「じゃ、お待ちかねの食べ歩きに行きましょうか」
貴音「!! はいっ!!!!」
~休憩なう~
貴音「まこと、らぁめんは良きものです。暖簾を見て微笑み、外まで漂う香りに和み、入って店主の声に期待し、強まる香りに感嘆し、お品書きを眺めて高揚し、注文して武者震いをし、現れたその姿に打ち震える……」
P「貴音がらぁめん好きなのは改めて分かりました。ところで」
貴音「何か?」
P「その手にあるものはWhat's this?」
貴音「ろけ弁、ですが」
P「あんなにらぁめん……いや、なんでもないです」
貴音「ふふっ、変な貴女様♪」
P(そういうハートフルな空気ではない)
貴音「あなふぁふぁま、おふぁふぇふぃふぁふぁふぁいふぉふぇふふぁ?」ムシャムシャ
P「口からなくしてから喋りなさい」
貴音「っんく、お食べにならないのですか?」
P「うーん、胃も縮んでるみたいであまり食欲が……」
(グゥゥゥゥゥ)
貴音「おや?」
P「あっ、いえっ、そういうわけじゃ!」アセアセ
貴音「……もしや貴女様」ワキバラムニィ
P「ひゃうっ?!」
貴音「……」
P「……だ、だいえっと」
貴音「貴女様」
P「分かってる……分かってるの……ナチュラルに女の子化しつつある自分がいることは……」
貴音「このままでは……」
P「いい加減まずいよねぇ。もしこのまま身も心も完全に女になってしまったら……」
貴音「わたくしも困ります」
P「まぁそこは安心して。今まで通り付き合っていくから」
貴音「しかし今の日本は、まだそうしたことへの理解が少ないようにも思えます」
P「え? 女性プロデューサーなんていくらでもいるでしょ? それこそ律子とか」
貴音「……貴女様はいけずです」
P「えっ?!」
貴音(いけずです……)
貴音「さて、ここでてすとをしてみましょう」
P「テスト?」
貴音「この写真をどう思いますか?」アマトウグラビアーン
P「いや、なんとも」
貴音「こちらはどう思いますか?」タカネグラビアーン
P「えっ、きゅ、急に、何、を……」ドキドキ
貴音「ふむ」
P(貴音の写真、綺麗だったな……こう、あずささんとは別の意味で甘えたくなるオーラが……)
貴音(良かった……)
P「………貴音お姉様……」ボソリ
貴音「?!?!」
(撮影再開シマァース)
貴音(お姉様……そういう、そういう方向性で?)
P「貴音、次の店に入りましょう」
貴音(貴女様がそれをお望みとあらば、わたくしは……)
P「……おーい?」
貴音(貴女様と居ることができるなら、それでも……)
P「貴音ー?」
貴音「……P……」テノヒラヲホオニソエツツ
P「!??!?!?!」
カメラマン「ほう……」
P「馬鹿やってないでさっさとやりますよ!!」ホッペムニィー
貴音「律子嬢のようです……」ナミダメ
~収録終了~
(ッツカレサマッシタァー)
D「色々あるだろうケド、頑張ってネ、代理ちゃん」
P「ありがとうございます」
貴音「それでは、わたくしたちはこれにて失礼いたします」
D「オンエアー楽しみにしててネ。まったねぇン」
P「ふー、どうにかこうにか終わったわね」
貴音「貴女様、仕事は終わりましたが、その喋り方は……」
P「あー、まぁもう気にしても仕方ないかな、って。治るなら治るでしょうし、楽な喋り方でいいかなって」
貴音「それはそうですが……」
P「まこと、面妖なこともあるものですね」
貴音「貴女様!」
P「ふふ、ごめんなさい」
P「そういえば、今日はこのまま直帰?」
貴音「ええ、そのつもりですが。事務所にはわたくしから連絡を入れておきましたので」
P「ありがと。19時前……ね、良かったらこのまま私の家に来て、ご飯にしない?」
貴音「貴女様?」
P「普段じゃこんなことなかなかできないし、折角だからどうかな、と思ったんだけど」
貴音「いいのでしょうか」
P「女同士だもの。構わないでしょう?」
貴音(貴女様……もう、完全に……)
貴音「それでは、このままお邪魔させて、いただきます」ジワァ
P「?! た、貴音、どうしたの?!」
貴音「いえ、眠かったのであくびが」
貴音(流石に、こんな形での失恋は予想しておりませんでした。ふふ……)ウツロナメ
P「疲れてるならそのまま帰ってもいいのに」
貴音「折角お招きにあずかりましたので。それに常々、貴女様のお部屋は拝見したいと思っておりました」
P「つまらないお部屋ですけれど」
~スーパー『かぶとがに』~
貴音「夕餉は何にいたしましょう?」
P「色々あってお互い疲れてるし、手間がかからず重くないもの、かな」
貴音「らぁm」
P「ダメ」
貴音「……」ウルウル
P「……そうね、鍋にして〆にラーメンでも茹でましょうか」
貴音「!」パァァァァア
P「ふふふ」
>>32
起きたらPが女になっていたでござるの巻
起きたらPが女になっていたでござるの巻
モヒカンA「おい、見ろよあそこの二人組」
モヒカンB「二人ともレベルたけぇ……」
P「うわぁ、レベル高いだって。私びゅーりほー」ヒソヒソ
貴音「ふふ、貴女様はまことお美しいですから」
モヒカンB「俺、銀髪の不思議オーラ全開の子めっちゃ好みだわ」
モヒカンA「となりのスーツの子の方がやばくねぇ? あのダボつき具合とか誘ってんだろ……お持ち帰りしてぇわ」
貴音「……」<◎><◎>ギンッ
モヒカンA「ヒッ……」
モヒカンB「おい、どうした?」
モヒカンA「な、なんでもねぇ……行こうぜ……」
モヒカンB「お、おう……?」
貴音「この方に手を出そうなどと不届きな」フンスッ
P「何怒ってるの?」
貴音「なんでもありません」イラッ
貴音(……今、わたくしは何を思ったのでしょう?)
貴音(この方は今、女性だというのに……嫉妬?)
貴音「はて」
P「どうしたの?」
貴音「いえ、なんでもありません」
P「む?」
~P邸~
P「さて、ここがマイルーム!」
貴音「如月千早の部屋とまでは行かずも、殺風景ですね」
P「まぁ、ほぼ出ずっぱりだから。オフですら外に居ることが多いし」
貴音「わたくし達のために、いつもいつもありがとうございます」フカブカー
P「やめてやめて。好きでやってる仕事だもの」
貴音「しかし……」
P「貴音だって、ファンの人たちにそんなことされたら困っちゃうでしょ? 私だって、みんなのためになりたくてこの仕事をしてるんだから」
貴音「貴女様……!」ギュッ
P「わっ!? こ、こら貴音!」
貴音「女同士だから問題ないのでしょう?」スリスリ
P「そ、それはそうだけど……」
P「そう、鍋! 鍋の準備!」パッ
貴音「あっ……」
P「ええと、卓上コンロを出して、鍋を出して……」
貴音「いけずです……」
P「はいはい」ゴソゴソ
貴音「いーけーずー!!」ポカポカ
P「いたたた!」
貴音「あ……申し訳ありません」
P「いや、気にしてはいないけど……やっぱり体も華奢になってるのね」
(グツグツ)
貴音「良き香りが漂ってまいりました」
P「かつおみりんに銀ぼしこっ♪ 食べても食べてもはらぺこだ~♪」
貴音「ぐー!」
P「さて、そろそろ火も通ったかな?」
貴音「随分具沢山になってしまいましたね」
P「目移りしちゃって……」
貴音「また脇腹の肉付きが」
P「うっ」
P「ええい、今日はいいの! たっぷり食べましょう!」
貴音(ヒョイパクヒョイパク)
P「は、早い?!」
貴音「貴女様。食卓とは弱肉強食の縮図なのです。食物は勿論の事、卓を囲む我らも、その例外ではないのです」パクパク
P「な、なら私だって!」
貴音「だいえっと」ボソリ
P「うぐっ!」
貴音(ヒョイパクヒョイパク)
P「ああああまた肉取ったぁ! 貴音ずるい!!」
貴音「ずるくありません。貴女様がいけないのです」プイッ
P「え……私何かした……?」
貴音「ふんっ」
(ガチャッ)
P「? どうしたの、冷蔵庫なんて開けて?」
貴音「わたくしとて、逃げたくなる時があるのです」スゥッ
P「そ、それはあずささんに貰った秘蔵の無濾過生酒?!」
貴音「鍋にはやはり日本酒です」トクトク
P「ちょっと、貴音はまだ未成年でしょ! 駄目よ絶対に」
貴音「んっ」クイッ
P「あ゙ーーーーーっ!??!?!」
貴音「ふふ、もう手遅れですよ」
P「馬鹿……この馬鹿………」
貴音「しかしこの生酒、まこと味わい深い」
P「随分と呑みなれていらっしゃるようで」
貴音「ふふっ、とっぷしーくれっと、です」
P「はぁ、もう知らない……私にも頂戴」
貴音「はい、どうぞ」トクトク
P「んっ」クイッ
貴音「貴女様も良い呑みっぷりです」
P「仕事柄、どうしても呑む機会は多いからね」
貴音「如何でしょう? あいどるにお酌をさせる気分は」トクトク
P「あずささんにはしてもらったことがあるけれど……貴音にしてもらうのも、また不思議な趣が」
貴音「そう、ですか……」
P「……貴音?」
貴音「どうせでしたら、貴女様があなた様でおられた時に、一度くらいして差し上げていれば……」
P「今だって、貴音に注いでもらえて十分嬉しいよ?」
貴音「そうではないのです」
P「貴音?」
貴音(わたくしの気持ちの問題、なのです)
P「はー、食べた食べた呑んだ呑んだ」
貴音「まこと良き食べっぷりでした」
P「最後のらぁめん、がっつきすぎ」
貴音「す、すぅぷがまこと美味すぎるのがいけないのです!」
P「ふふっ、そう言う事にしておいてあげる。お腹がぽかぽかするなぁ」
貴音「そして増える弛み」
P「何も聞こえないクローズイヤー」
貴音「貴女様もこれからは、もう少しその辺りに気を遣っていただく必要がございます」
P「分かってるぅ……」
貴音「……」トクトククィッ
P「良く呑むねぇ……それもう四本目なのに」
貴音「まだまだ」
P「もう在庫切れよ……あってももう呑めないわ……」
(ちょんちょん)
P「どうしたの、私はもう呑めな――ッ?!」
貴音「んっ」
P「んんんッッ?!」
(コクッコクッコクッ)
P「っぷぁっ?! く、口移し……?」
貴音「ふふ……」
P「た、たか、ね……?」
貴音「貴女様……」ジリジリ
P「ど、どうしたの? おひふいへ……」アトズサリー
貴音「昼の収録の時、わたくし、聞いてしまいました……」
P「な、にゃにを」
貴音「『お姉様』、って……」
P「!!!」
貴音「ふふ、いいのですよ……」フラァリ
P「た、たかね……だ、だめだって、ね……?」
貴音「『女同士』、でしょう……?」ヨタヨタ
P「それとぉ……これとはぁ……」フラフラ
貴音「わたくし、わたくしは……!」
P「わっ、わわっ?!」ベッドニツマヅイテドサーッ
貴音「ずっと、ずっと……『あなた様』をお慕いしておりました……!」オオイカブサリトサッ
P「――ったかね……」
貴音「それが、それが……こんな……」ムニュウッ
P「ッんあーっ?!」
千早「――くっしゅっ!」
春香「あれ、千早ちゃん、風邪?」
千早「んー……違うと思うけれど」
伊織「もう夜は冷える時期なんだから、体調管理くらいちゃんとしなさいよねっ!」マフラーマキマキ
千早「あ、ありがと……」
伊織「べ、別にアンタを心配してるとか、そういうわけじゃ……ほら、遅くなっちゃったんだから早く帰りましょ!」
春香(イイハナシダナー)
貴音「でも、いいのです」
P「たかにぇ……?」
貴音「『貴女様』は、言ってくださいました」
P「えっ」
貴音「『お姉様』、と……」ホオニテヲソエ
P「ひぁっ……」ゾクリ
貴音「それだけではありません。今日一日、節々で見えた、気弱な貴女様……」
P「だめ……たかね、それいじょうはらめだから……!」
貴音「わたくし、気付いてしまいました」
P「や……んっ……!」
貴音「こういう世界も、あるのだと」アマガミハムゥ
P「たか、ねぇっ――!!」
貴音「可愛がって差し上げます……P……」ツツゥッ
P「 ―――!」
~見せられないよ!~
(ピヨピヨ……パタタタッ)
(プロデューサーサン! アサデスヨッアサッ! オッキナイトアミマミガイタズラシチャウヨ→)
(カチッ)
P「っつつつ……ひでぇ朝だ……頭痛が痛い」
P「ふあぁ……貴音は呑み過ぎだろ……二日酔いとかになってないといいけど……」
P「…………」
P「………ナニッ?!」ガバッ
P「むっ、胸がっ、ない!」ツルン
P「そしてっ、下にはッッッ?!」ガッ
P「………」
P「よくぞ帰ってきた我がプロデューサーよ!!!」ニギッ
P「――うっ」
P「ふぅ。朝からまたつまらぬことをしてしまった」
P「しかしこの倦怠感……間違いなく、俺は日常に帰ってきたのだ!」
P「………」
P「なんか狭いな」チラリ
貴音「………すぅ」
P「」
P「いやぁ、気持ちのいい朝だなぁ!」
P「窓から差し込む光!」
P「聞こえてくる小鳥のさえずり!」チュンチュン
P「そして隣には!」クルッ
貴音「すぅ……すぅ……」アラレモナイスガター
P「やべぇよ……やべぇよ……」
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