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元スレまどか「それは まぎれもなく コブラだなって」

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201 :

乙っした!
コブラが良い男なのはもちろんだけど、それを支えるレディも、コブラの期待に応えるほむらもマミさんも良い女だな

クリボー「一件落着か・・・それじゃあ、今からみんなでオ○ニーしよう!」

202 :

乙ヒュー!
コブラはやっぱりキザな台詞が似合うな

204 :

乙!あらら、ほんとにクリボーあっという間に・・・
次回は杏子ちゃんに色々と説明すんのかな。サイコガンとかサイボーグとか

205 :

ありゃ、クリボーあっけねぇ……だがしかし、ヤツがクリスタルボーイだと言う事を忘れるなッ!
必ず帰ってくる。必ず……

乙でした

206 :

彼女をかの女と書いてるところに原作好きってところが良く分かる

207 :

時間止めて先にsg探せないの

208 :

>>207
知るかバカ!そんなことよりオナニーだ!

209 :

乙でしたヒュー!
いやぁ、らしいですわぁ。

210 :

>>207
野暮なこと言いなさんな

211 :

>>203
あらあらクリボーさん、意外とサンタ帽がお似合いで

212 :

クリボー「エロ画像を印刷したグリーフシードを考えたんだが、どうかな、売れるかな」

213 :

>>207
時間停止して探し物する間の魔翌力消費考えりゃ
ガラス細工割った方が早いって判断だろ

214 :

どうも、1です!
投稿が遅くなって申し訳ありません!夏場は仕事が非常に忙しく…と少しだけ言い訳をば。本当にごめんなさい…。
夏を過ぎればまた投稿ペースも落ち着けると思いますが、もう少しだけ一週間以上かかる状態が続きそうです…。

6話、仕上がりましたので投稿していきます。
ご指摘のあった「時間を止めてソウルジェムを探す」という方法ですが確かにその手もありましたね(汗)
ただ、ほむらの思考としては時間停止に魔力の消費があるのでどこに隠されているかわからないソウルジェムを探すよりもクリボー撃退の後に探す、という考えで行動していた…と後付で考えていただければ幸いです。すいません!

それでは、よろしくお願いします1

215 = 214 :


さやか「…騙してたのね、あたし達を」

QB「不条理だね。ボクとしては単に、訊かれなかったから説明をしなかっただけさ。何の不都合もないだろう?」

マミ「…納得出来ないわ。…キュウべぇ、何故…教えてくれなかったの?ソウルジェムに…私達の魂が移されていた、だなんて…!」

QB「君からそんな事を言われるのは心外だね。魂がソウルジェムに移ったのは、マミ、君が魔法少女になったからだよ?失いかけていた命を救うことを望んだのは君自身じゃないか」

マミ「私の事はどうでもいいわ。…美樹さんの立場はどうなるの?彼女は、叶えたい願いを叶えただけ…それだけなのに」

QB「『それだけ?』」
QB「戦いの運命を受け入れてまで、叶えたい願いがあったのだろう?さやか、君は魂がソウルジェムに移ると知っていたのなら、願いは叶えなかったのかい?」

さやか「…!」

QB「戦って、たとえその命が尽きようとも、恭介の腕を治したかった。それならば肉体に魂が存在しない程度、どうという事はないだろう?」

マミ「キュウべぇ、貴方…!」

QB「恨まれるような事をした覚えはないよ。君たち人間は生命の消滅と同時に魂までも消えてしまうからね。ボクとしては、少しでも安全に戦えるように施しをしているつもりなのだけれど」

コブラ「… … …」

216 = 214 :


第6話「魔女に立ち向かう方法」


クリスタルボーイを倒した、翌日。
マミのアパート。マミ、さやか、コブラの三人はキュウべぇを問い詰めるべく、そこに集まっていた。魔法少女の存在とは、ソウルジェムとは何か。その願いの代償として失った物を、確かめるべく。

QB「マミ、さやか。君たちが今日まで無事に戦ってこれたのは、ソウルジェムのおかげなんだよ」
QB「肉体と魂が連結していないからこそ、痛覚を魔力で軽減して、気絶するような、ショック死をしてしまうような痛みをも君たち魔法少女は耐える事が出来る」
QB「本来、君たちが受けるべき痛みを今ここで再現してみせようか?」

マミ「…っ…!」

コブラ「やめときなよ。そんな事再現したって何の得にもなりゃしない」

QB「そうかな。マミもさやかも、現実をまだ受け入れていないからね。魔法少女として戦う事の意味を」

さやか「… … …」

コブラ「それじゃあ、その『意味』とやらを教えるのがアンタの目的かい?冗談よしてくれよ、お前はかの女達の教師でも何でもない。ただ契約を結ぶだけの存在の筈だ」

QB「イレギュラーの君にとやかく言われる必要も感じないね」

コブラ「おおっと、触れちゃいけない話題だったかな?それとも、アンタには契約を結んで魔女を倒す以外に何か目的でもあるのかい?」

QB「…」
QB「君は、何者なんだい?」

コブラ「言わなかったかな?俺は、コブラさ」

217 = 214 :


コブラ「マミ、俺はちょいと野暮用があるんで失礼するぜ。君のお茶はいつも最高の味だ」

マミ「…えぇ。…ありがとう、コブラさん」

コブラ「…さやか」

さやか「… … …」

コブラ「アンタが叶えた願い。…それに賭けたお前さんの思い。しっかり思い出すんだ」

コブラはそう言い残して、マミの部屋から出ていく。

さやか「…あたしの…願い…」

―― 学校。

「はーい、今日は…美樹さんは欠席、ね。それじゃあ、HRを始めましょう」

まどか「…」
まどか(さやかちゃん…大丈夫かな…。マミさんも学校来てないみたいだし…。…やっぱり、みんな…ショック、なのかな…)
まどか(わたしに出来る事って…何も、ないのかな?…ずっと見ているだけで、臆病で…っ…)

ほむら「… … …」

218 = 214 :


廃墟と化した教会。ステンドグラスから漏れる光を浴びながら、1人俯いて考え事をする杏子。

杏子「…」

杏子「なんなんだよ、一体」

杏子(意味が分からねェよ。アタシはただ…魔女を狩って、自分のためだけに…ただ、それだけのために戦ってきた筈なのに…)

杏子(ワケのわからねー男は出てくるし、魔女じゃない変な化け物は出てくるし…アタシは、もう死んで…ソウルジェムがアタシの魂になってるって…?)

杏子「…くそ…っ!こんな…こんな…!」

杏子は自らの赤色のソウルジェムを忌まわしげな瞳で見つめる。
それでも、その宝石をたたき割る事は出来ない。それが自らの命であると、知っているから。

杏子「…なんで…」

杏子(なんで、アタシは…こんなに悲しくて、悔しいんだよ…っ!…畜生…っ!)

杏子「くそ…アタシらしく、ないな…」

杏子は立ち上がり、廃墟からそっと出ていく。

219 = 214 :


――― その夜。

ピンポーン。

恭介父「はい、どなたでしょうか?」

恭介父「…ああ、貴方は確か…病院の方で、恭介の演奏を…」
恭介父「そんな、わざわざ有難うございます。…どうぞ、上がってください。恭介からも貴方のお話は聞いています。…その節ではお世話になったそうで」
恭介父「恭介は部屋にいますから、案内しますよ。…え?必要ない?そ、そうですか…?それでは…」

コンコン。

恭介「…?父さん?」

松葉杖をつきながらドアまで近づき、自分の部屋のドアをゆっくり開ける恭介。

恭介「…!あなたは、確か…」

コブラ「よー、元気かい?」

コブラは花束を恭介に手渡すと、にぃ、と笑った。

コブラ「快気祝いに来たぜー。おー、いい部屋住んでるじゃねーかー。どれ、お宅拝見っと」

恭介「そ、それは…どうも…」
恭介「酒臭ッ!!」

220 = 214 :


一方、同時刻。杏子に呼び出され、森林の中を歩くさやかと杏子。
一度は、対峙した相手。だが、心に思う事はお互いに同じなのであろう、虚ろな瞳で杏子の後をついていくさやか。
そして辿り着いたのは、廃墟と化した教会であった。

杏子「アンタは、後悔してるのかい?こんな身体にされた事」

さやか「…」

杏子「アタシは別にいいか、って思ってる。なんだかんだでこの力のおかげで好き勝手できてるんだしね」

さやか「…あんたのは自業自得でしょ」

杏子「そう、自業自得。全部自分のせい、全部自分の為。そう思えば、大抵の事は背負えるもんさ」

さやか「…それで、こんなところに呼び出して何の用?」

杏子「ちょいとばかり長い話になる。…食うかい?」

さやかにリンゴを投げる杏子。一度はそれを受け取るが…床に投げ捨てるさやか。
その瞬間、杏子はさやかの胸倉を掴む。

杏子「…食い物を粗末にするんじゃねぇ。…殺すぞ」

221 = 214 :


さやか「… … …」

杏子「…ここはね。…あたしの親父の教会だったんだ」

杏子は、静かに、しかし強い口調で語り始めた。誰に言うでもない、まるで独り言のように虚空を見ながら話す杏子の目は、とても悲しく、しかし強い瞳であった。

―― 佐倉杏子の、父親。幸せだった筈の家族。
あまりに正直で素直であったために、世間から淘汰された神父の話。しかし、それでも自分に正直であり…家族も、そんな父親を責めはしなかった。
貧しくても、その日の食糧を求める事すら苦しくとも、佐倉杏子の家族はしっかり家族として機能していたのだった。

杏子「…皆が、親父の話を真面目に聞いてくれますように、って。それがあたしの、魔法少女の願い」

その願いは叶えられ、杏子には魔法少女としての枷が与えられた。それでも、彼女は構わなかった。自分さえ頑張れば、家族は幸せになれるのだと…そう信じていたから。
―― しかし。
父親に、杏子の魔法はバレてしまった。偽りの信者、偽りの信仰心、全てが魔法の力であるものだと。
―― そして、杏子の魔法は、解けてしまったのだった。
杏子の父親、母親、幼い妹すらも巻き込んだ、無理心中。杏子の願いは、家族の全てを壊してしまったのだ。

杏子「アタシはその時誓ったんだ。もう二度と…他人のためにこの力は使わない、って」

杏子「…奇跡ってのは、希望ってのは…それを叶えれば、同じ分だけ絶望が撒き散らされちまうんだ」

杏子「そうやって、この世界はバランスを保って、成り立っている」

222 = 214 :


恭介「…あの時は、本当に有難うございました。…自暴自棄になっていた僕を、止めてくれて。…あの時、コブラさんが止めてくれていなかったら…」

コブラ「なぁ、恭介。奇跡ってヤツはどうやって起きるんだろうな?」

恭介「…え…」

窓辺に腰かけて、コブラは笑顔を浮かべながら呑気にそう語りかける。まるで独り言のように、虚空を見ながら。

恭介「…どうやって、って…それは…」

コブラ「アンタのその腕、医者からも治癒は絶望的なんて言われてたんだろ?今こうして動いて、しかもバイオリンが弾けるまで回復するなんて奇跡以外の何物でもない」
コブラ「そいつを不思議に思ってね。恭介、アンタ自身はどう考えてるのかちょいと世間話に来たんだ」

恭介「…僕自身も、本当に偶然とは思えないのは確かです。神様が僕の願いを叶えてくれた…なんて考えるのも、おこがましい話ですし」

コブラ「神様、ね」

コブラ「その神様って奴が身近にいたのかもしれないぜ?…アンタの場合」

恭介「…え?」

コブラ「病室にいて、ずっと落ち込んで、ふさぎ込んでいたアンタを、神様とやらがずっと見ていてくれたんじゃないかな」

恭介「… … …」

コブラ「その神様ってヤツぁ、お前さんが想像してるような白髪の老いぼれ爺なんかじゃないと思うね。もっとチンチクリンで、自分に馬鹿正直なクセに奥手で恥ずかしがり屋で、それでも頑張ってアンタのために祈りを叶えてくれた」

恭介「…さや、か…?」

コブラ「奇跡って奴は、叶えるのにそれだけの対価が必要だと俺は思ってるのさ。…ひょっとしたら、アンタの奇跡のためにこの世界で頑張ってるヤツが1人いるんじゃないのかな。ま、あくまで俺の考えだがね」

223 = 214 :


さやか「何でそんな話を私に?」

杏子「アタシもあんたも、同じ間違いをしているからさ。だから、これからは自分のためだけに生きていけばいい。…これ以上、後悔を重ねるような生き方をするべきじゃない」

さやか「… … …」

杏子「もうあんたは、願い事を叶えた代償は払い終えているんだ。これからは釣り銭取り戻す事だけ考えなよ」

さやか「…あたし、あんたの事色々誤解していたのかもしれない。…その事はごめん、謝るよ」

さやか「でも、一つ勘違いしている。…私は、人の為に祈ったことを後悔なんてしていない。高過ぎる物を支払ったとも思っていない」

さやか「その気持ちを嘘にしないために、後悔だけはしないって決めたの」

杏子「…なんで、アンタは…」

さやか「この力は、使い方次第で素晴らしいものに出来る。…そう信じているから」
さやか「それから、そのリンゴ。どうやって手に入れたの?お店で払ったお金は?」

杏子「…!」

さやか「言えないのなら、そのリンゴは貰えないよ」
さやか「あたしは自分のやり方で戦い続ける。…それが嫌ならまた殺しに来ればいい。もうあたしは負けないし…恨んだりもしない」

そう言い残し、静かに教会から去っていくさやか。

杏子「…ばっかヤロウ…」

224 = 214 :


恭介「…はは、まさか…」

コブラ「そう、まさかなんだよ。アンタの身体に起こった奇跡は、単なる偶然。誰に感謝するわけでもない、これからは自分のために、自分のバイオリンのためだけに生きて行けばいい。なんたってあんたは天才ヴァイオリニストなんだからな」

恭介「… … …」
恭介「それじゃあ…まるで、僕が最低の人間みたいじゃないですか」

コブラ「そう思うのかい?じゃあアンタの腕が治ったのは誰かのおかげなのか?それとも、本当に単なる偶然なのか?」

恭介「…貴方は、何を言いに来たんですか?」

コブラ「言っただろ?俺は世間話をしにきたんだよ。機嫌を損ねちまったかな?」

恭介「… … …」

コブラ「俺はバイオリンの音色に興味はないからなぁ。どうせ聞くんなら美女の甘い囁きを耳元で…なんてね」
コブラ「しかし、この世で一番、アンタのバイオリンの音色を聴きたがっている人間がいる。アンタの家族や親族より、ずっと強い気持ちでさ。…アンタはそれに応えてやらなきゃいけない」
コブラ「アンタに起こった『奇跡』を、アンタがどう考えるのかによるかだけどな」

恭介「… … …」

コブラ「それじゃ、俺は失礼するぜ。こう見えて忙しいんだ。デートの約束とかね」

恭介「… … …」

恭介「…待って、ください…!」

コブラ「…」

恭介「…もう少しだけ…もう少しだけ、貴方の話を聞かせてください。…考えたいんです」

コブラ「…ああ」
コブラ「それじゃあ、ちょいとした身の上話をさせてもらおうかな。今日の予定は全部キャンセルだ」

225 = 214 :


―― その翌日。親友の仁美に呼び出されたさやかは、ファーストフード店に来ていた。テーブル越し、まるで対峙をするかのような、仁美の強い視線。
そして、神妙な面持ちで語り始める。

仁美「ずっと前から…私、上条君の事をお慕いしておりましたの」

さやか「…!!」

さやか「…そ」
さやか「そうなんだぁ…!あははは、恭介のヤツ、隅に置けないなぁ」

仁美「さやかさんは、上条君とはずっと幼馴染でしたのよね」

さやか「あ、ま、まぁ…腐れ縁っていうか、なんていうか…」

仁美「…本当に、それだけですの?」

さやか「…!」

仁美「…もう私、自分に嘘はつかないって、決めたんですの。…さやかさん、貴方はどうなのですか?」

さやか「どう、って…」

仁美「本当の自分と、向き合えますか?」

226 = 214 :


仁美「―― 明日の放課後に、私、上条君に思いを告白致します」
仁美「―― それまでに、後悔なさらないように決めてください。上条君に、思いを伝えるかどうかを…」

―― その夜。自分の家を出て魔女退治に出かけようとするも、思考が回らず立ち止ったままのさやか。

さやか「…」

まどか「…さやかちゃん」

さやか「…!まどか…」

まどか「付いていって、いいかな…?…マミさんにもコブラさんにも言わないで魔女退治に行くなんて…危ないよ…?」

さやか「…あんた…なんで、そんなに優しいかな…っ…。あたしに、そんな価値なんて、ないのに…っ、ぐ…!」

まどか「そんな事…!」

さやか「あたし、今日、酷い事考えた…っ…!仁美なんていなければいいって…っ…!恭介が…恭介が、ぁ…仁美に、取られちゃうって、ぇ…えぐっ…!」

まどか「…」

そっと近づき、さやかの身体を優しく抱くまどか。

さやか「でも…あた、し…っ!なんにも出来ないっ…!ひぐっ…!だってもう死んでるんだもん…ゾンビなんだもん…っ!」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「こんな身体で、抱きしめてなんて…っ、言えないよぉぉ…!!」


その時、さやかとまどかに近づく1人の影があった。

まどか「…! …あなたは、あの時の…」

レディ「…少し、いいかしら?美樹さやかさんと、鹿目まどかさん。…お届けものに来たわ」

227 = 214 :


近くにあったベンチに座った、さやかとまどか。さやかが泣き止み、落ち着くのを待ってからレディは静かに話し始める。

レディ「突然でごめんなさい。…まどかさんとは少しだけ顔を合わせたけど、さやかさんは…知らなかったわね、私の事。私はコブラから貴方達魔法少女の事は聞いているのだけれど」

さやか「… … …」

レディ「こんな恰好だから警戒するのは当たり前よね。…私はコブラの相棒、レディ…アーマロイド・レディというの」

さやか「…やっぱり変な名前」

レディ「ふふ、そうね。…こんな時に突然で驚くわよね。コブラがどうしても、私に、貴方達に届け物をして欲しいと言うから」

まどか「…届け物、って…?」

レディ「上条恭介君からの預かりものがあるわ」

さやか「…!!!」

レディはそう言って、小さな封筒を一つ、取り出して見せた。

レディ「受け取ってもらえるかしら?」

さやか「… … …」

まどか「さやかちゃん…」

しかし、さやかの表情は優れず、レディの持つ封筒に手を差し伸べる様子も無い。

レディ「…それから、コブラからもう一つ頼まれごとをしているの」
レディ「昔話を、さやかにしてやれ、ってね」

さやか「…え…?」

レディ「退屈な話なら聞かなくていいわ。この封筒だけ受け取ってくれてもいい。ここから逃げ出してもいい。…もし良かったら、そのままベンチに座っていてくれないかしら」

さやか「… … …」

さやかは動かず、俯いたままでいる。まどかはその身体をそっと支えたままだった。

228 = 214 :


レディ「…昔、あるところにとてもヤンチャなお姫様がいたの。祖国を怪物に滅ぼされ、復讐に燃えるあまりにその怪物を自ら倒しに行った…そんな無茶をした、バカなお姫様よ」
レディ「でもそのお姫様の力じゃあ、とてもその怪物には敵わなかった。…でもね、ある人が、私を助けてくれたの」
レディ「祖国を滅ぼされ、仲間も失い…全てを失った私を、その人は守ると言ってくれた。…何があっても守る、何があっても殺させやしない、って…」

まどか「…それって、レディさんと、コブラさん…?」

レディ「…ふふふ、どうかしら?」

レディ「その人は、全てを…命を賭けて、時間さえも飛び越えて…お姫様を助けてくれたわ。だから、お姫様も…その人に一生ついていくと決めたの」

さやか「… … …」
さやか「素敵な話だね。…でも、知らない人からそんな話を聞いても…あたしは…」

レディ「…そうだと思うわ。私だって不思議だもの。何故こんな話をコブラが私にさせているのか」
レディ「でも…なんとなく…私はね、そのお姫様とさやかさんが似ていると思うの」

さやか「…あたしと…?」

レディ「お姫様とその人との幸せな時間はあったわ。…でも、そう長くは続かなかった。 お姫様はある日、瀕死の重傷を受けてしまったの。…銃撃戦があって、ね」
レディ「お姫様には一つの選択肢があったの。そのまま死ぬか…もしくは、全く別の身体に魂を宿して、新しい人生を送るか」

さやか「…!」

229 = 214 :


―― 昨日。上条恭介の部屋、コブラと恭介の会話の続き。

コブラ「俺には1人の相棒がいてね。親愛なる最高のパートナーが」
コブラ「そいつは以前、瀕死の重傷を負った。…医者に言われたよ。奇跡は起きない。このまま死ぬのを待つしかない、とね」

恭介「…」

コブラ「一つだけ、彼女が助かる道があった。…まぁ、嘘だと思うかもしれないが聞いてくれ。…全く別の身体に、その相棒の魂だけを移し、生まれ変わる…そんな事が出来たのさ」

恭介「…作り話、ですか?」

コブラ「そう思ってくれて構わないさ。作り話なら、俺もなかなかいい小説家になれそうだろ?」
コブラ「話の続きだ。…だが、俺は相棒がそんな身体になる事は望まなかった。俺はそいつを愛していたし、彼女だってそんな事は望まないと思っていた」

恭介「…」

コブラ「だがかの女は、新しい身体に自分の魂を注ぎ、生まれ変わった」
コブラ「以前のように愛されなくてもいい。ただかの女は、俺と一緒にいる事だけを望んだ。そのためなら、例えその身体が機械の身体になろうとも…ってね」

恭介「…素敵な話ですね」

コブラ「そう思うかい?そりゃ良かった。恭介、アンタと俺は気が合いそうだ」

恭介「気が合う?」

コブラ「そうさ。俺はその時、かの女と共にずっと旅を続けていくと心に誓ったからさ」
コブラ「何を犠牲にしてもいい。どんな事をしてもいい。かの女が俺を愛してくれるのなら、かの女がどんな身体になろうと俺は全てをかの女に捧げようとな」

恭介「… … …」

コブラ「そこに、愛するとかそういう概念はない。俺は相棒に出来る事を全てする。相棒も同じ事を俺にしてくれる。同じ目的を持ち、同じ『道』を進む…。いい関係だろ?」
コブラ「…恭介。アンタのバイオリンには、そういう『道』が築けるのさ。世界中、全ての人にその音色を聞かせてやれるように…なんて道がな」

恭介「…ええ。僕は…たくさんの人に、自分の音色を届けたいと思っています」

コブラ「へっへっへ」

コブラ「だったら、まず…その音色。聞かせてやるべき人がいるはずさ。…『相棒』がね」

恭介「…!」

230 = 214 :


レディ「お姫様は…新しい身体。おおよそ人間とは言えない、機械の身体に自分の魂を移したわ」
レディ「彼に愛して欲しいとは望まなかった。…ただ、かの女はずっと旅がしたかったの。その人と過ごす時間…その人の進む道を同じように進んでいくのが、何よりも素敵な時間だったから」

さやか「… … …」

レディ「そう思ったのは、彼を信頼していたから。どんな身体になろうとも、約束をずっと守ってくれると信じていたから。私を、ずっと守ってくれるという…ね」
レディ「…ねぇ、さやか。貴方にとっての恭介という人は、どんな人なの?」

さやか「…恭介…」

レディ「貴方は、自分が愛される資格がない…そんな風に考えている。…じゃあ恭介君は、そんな貴方をすぐに見捨ててしまうのかしら」
レディ「貴方が愛した彼は、そんな人?」

さやか「…!」

レディ「…誰かの傍にいたいと思うには、条件があるの。それは、何があってもその人を信じる事。どんな事があっても自分を見捨てない。必ず傍にいてくれる…。自分がそう信じる事が、何よりも大切」

レディ「コブラと、私。…さやかと、恭介。…ふふ、本当に似ていると私は思うわ」

レディ「だから、貴方にお届けものよ」

レディは封筒から一枚の紙を取り出し、さやかの掌の上に置いた。

まどか「…!それって…」

さやか「…!」

紙には、恭介の字が記してあった。リハビリ中でまだ震えた字体であったが、力強く握った黒のインクで、しっかりと書かれてある。

【明日の放課後、僕の家でもう一度コンサートを開かせてください。僕をずっと信じてくれていたさやかに、聞いて欲しい曲があります。 ―― 上条恭介】

さやか「!!!!」

レディ「…こんな素敵なコンサートチケット、世界中どこを探しても見たことないわ。…幸せね、さやかは」

さやかは声にならない泣き声をあげながら、大粒の涙を流した。
まどかも、その身体を支えながら、微笑み、泣いた。

231 = 214 :


マミ「…!これは…」

マミのソウルジェムが俄かに光って反応を示す。

コブラ「魔女か?」

マミ「そうみたい…近いわ!大変よ、美樹さん!近くで魔女が生まれ… …」

ガサッ。
ソウルジェムの反応に慌てたマミは、思わず近くの茂みから身体を出してしまう。

マミ「… あっ」

さやか「… えっ」まどか「… あっ」
さやか「マミさん!それに…コブラさんも…!」

コブラ「あ、ははは、よぅさやか、まどか。おや、レディもいるのか。奇遇だねー、いや、たまたま通りかかってさ、ホントホント」

マミ「そ、そうなの!偶然通りかかってたまたま2人を見つけちゃって!それで、ええと…べ、別に盗み聞きしてたわけじゃないのよ!本当に!」

さやか「…マミさん、嘘ついてるのバレバレですよ…」

マミ「…あ、あはは…そうね。えーと… …ごめんなさい」

さやか「… ぷっ。あ…アハハハハハッ!マミさん可愛いーっ!」

まどか「ティヒヒ」

コブラ「はっはっはっは!」

マミ「うううう…」

顔を赤くするマミ。照れる顔なんてあまり拝めないもので、さやかもまどかもコブラも、その顔に笑ってしまう。

232 = 214 :


さやか「…魔女が近いんですね。行きましょう、マミさん、コブラさん。私の戦い方…もう一度、見ていてください!」

ベンチから立ち上がったさやかは、ソウルジェムを手に握りしめ、力強く握りしめた。

まどか「…さやかちゃん、大丈夫なの…?」

さやか「…まどか。もう…心配いらないよ。あたしは一人なんかじゃない。それが…やっと分かったから」
さやか「恭介、マミさん、コブラさんにレディさん…まどか。それにアイツ…佐倉杏子だって。みんな…あたしの事心配してくれてる。だからあたしは、その期待に必ず応える」
さやか「魔法少女さやかちゃんは伊達じゃないってトコ、見せてあげなくちゃね!」

さやかはまどかの方を振り向き、最高の笑顔を見せる。その笑顔に、まどかも安心をしたようだった。

マミ「…それじゃあ、行きましょう!」

レディ「さやか」

さやか「…レディさん。…ありがとうございましたっ」

レディ「どういたしまして。…彼を信じるのよ。そうすれば、きっと彼もそれに応えてくれるのだから」

さやか「…はいっ!!」

さやか、マミ、コブラ、まどかは駆け出し、その場を去る。

233 = 214 :


ほむら「いいのかしら。先に獲物を見つけたのは貴方よ。佐倉杏子」

杏子「…アイツのやり方じゃ、グリーフシードの穢れが強いからな。獲物は魔女だ。今日は譲ってやるよ」

ほむら「意外ね。貴方が他人にグリーフシードを譲るなんて」

杏子「ふん。…たまにはこういう気まぐれも起きるのさ」

ほむら(…共闘。グリーフシードの奪い合いは時に魔法少女同士の抗争を生み、それが全員の身を滅ぼした時間軸も存在する)
ほむら(佐倉杏子と、美樹さやか…。相性の悪い2人だとは思っていたけれど、この世界では…)

杏子「今日は見学だ。新人の戦い方、見届けてやる」

ほむら「…そうね」

234 = 214 :


コブラ「こいつは…」

マミ「…鹿目さん、少し下がっていて。…なかなか手ごわそうだわ」

まどか「!は、はいっ!」

現れた『影の魔女』は今まで出会った魔女の中でも巨大な部類であった。本体こそ人間と同サイズの影であるものの、それを取り巻くような無数の木の枝はまるで主を守るように生えている。
刃物のように鋭利な枝の先は、今にも三人に襲い掛かりそうに蠢いていた。

さやか「い、意気込んだのはいいけど、…あの枝はちょっと厄介そうだなぁ…。マミさん、どうしましょう…?」

マミ「そうね… 全部切り取っちゃうってのはどうかしら?」

コブラ「了解。庭師になれそうだぜ」

マミは単発式銃火器を宙に浮かせ、コブラは左腕のサイコガンを抜き、影の魔女に向けて構える。

コブラ「俺達があの盆栽の手入れをしてやる。見栄えが良くなったら本体を倒してくれ、さやか」

さやか「は、はい…!」

まどか「さやかちゃん、気を付けて…!」

さやか「! …うんっ!任しといて!」

マミ「それじゃあ…行くわよっ!!」

235 = 214 :


踏み込み、影の魔女に近づくマミとコブラ。領域への侵入者に対し、魔女は触手のような枝を次々と振り下ろしていく。

マミ「!!」

マミとコブラは立ち止り、自らに近づいてくる木の枝を次々と撃ち落していく。
目にも止まらない連射、しかも正確な一撃一撃は、次々と触手を撃ち落していく、が…。

コブラ「…!少しまずいな」

マミ「…この枝…っ、再生している…!?」

撃ち落した木の枝は一度は動かなくなるものの、少しの時間ですぐに再生を始めてしまっていた。襲い掛かる木の枝を落とすのが精一杯のマミとコブラは苦戦を強いられた。

コブラ「参ったな、キリがないぜ!」

マミ「くっ…一体どうすれば…!」

さやか「… … …!」

さやか「マミさん、コブラさん!…あたし、行きます!」

コブラ「何…っ!?」

236 = 214 :


さやか「でやああああああああッ!!」

銀に光る剣を前方に構え、さやかは影の魔女本体に突撃を開始した。それと同時に、木の枝はさやかに反応をし、襲い掛かろうとする。

マミ「!!!美樹さんっ、危ないわ!!」

さやか(このまま捨て身でいけば…皆を守れる!…例え、あたしのソウルジェムが穢れても…!)
さやか(… … …)

さやか(違う!)
さやか(大切なのは… 大切なのは、一歩を踏み出しすぎない、勇気…!一緒に戦おうって、マミさんは言ってくれた!…だから…!)

さやか「コブラさん!マミさん!一度だけ…一瞬だけ、道を作ってください!!…お願いしますッ!!」

マミ「…道…?」

コブラ「…! そうか…よぉし、分かった!マミ、俺らの周りは任せたぜ!」

マミ「え、ええっ!?」

コブラは自分の周囲の触手への攻撃を止め、影の魔女本体に向けてサイコガンを構える。自らの精神力をサイコガンに貯め、狙いを定めた。

コブラ「いくぞォォォーーーーーッ!!!」

大砲のようなサイコガンの一撃。影の魔女本体に向かっていく光は、周りを囲む木の枝を次々と消滅させていく。…それと同時に。

さやか「はああああーーーーーッ!!!」

コブラの作った『道』。触手が再生をする前にさやかはその残骸を踏み越え、影の魔女本体に向けて駆けていく。

そして眼前に現れたのは守るものを失った、影の魔女本体だった。

さやか「くらええええッ!!」

魔女本体に突き刺される剣。魔法で高められた攻撃は、一撃で魔女を葬り、消滅させた。

237 = 214 :


さやか「…あたしね、分かったんだ。…あたしが、何をしたかったのか」

まどか「…」

月夜が差し込む、ビルの屋上。夜風にあたりながら、さやかとまどかは空を見上げながら会話をしていた。

さやか「あたしが望んでいたのは…恭介の演奏をもう一度聞きたかった…それだけだったんだ」
さやか「あのバイオリンを…もっとたくさんの人に聞いて欲しかった。それで…恭介に、笑って欲しかったんだ。自分の演奏で、人を笑顔に出来るように…恭介自身も」

まどか「…さやかちゃん…」

さやか「…ちょっと悔しいけどさ、仁美じゃ仕方ないよ。あはは、恭介には勿体無いくらい良い子だしさ。きっと幸せになれる」
さやか「それに…あたしには使命がある。…まどかを、マミさんを…見滝原に住む皆を守るっていう、魔法少女の使命がね!」

まどか「でも…さやかちゃんは、恭介くんの事を…」

さやか「明日のアイツの演奏聞いたら…言ってやるんだ。アンタの事お慕いしてる子がいるって。…このさやかちゃんが、恋のキューピッドになってやろうっての!」
さやか「…それがどんな結果になろうと、後悔なんてしない。恭介にも、仁美にも…嘘をついて、生きていて欲しくなんかない」
さやか「皆…あたしの大切な人なんだ。あたしは、その大切な人たちにずっと笑っていてほしい。…だから、あたしも頑張れるんだ」

まどか「… … …」

さやか「まどか。勿論…アンタにも、ね!」

まどか「… うんっ!」

238 = 214 :


翌日の放課後、恭介の部屋。

恭介「… さやか。有難う、来てくれて」

さやか「… ううん。あたしも…ありがとう」

恭介「それじゃあ…聞いてくれるかな。…僕の、バイオリン」

さやか「… うん!」

上条家から、静かに『アヴェ・マリア』が流れる。まだ完璧な演奏とは言い難い。しかしそれは、世界中のどんな演奏より人を感動させられるような弦の音色であった。

その演奏を、外から聞いている仁美。

仁美「… … …」

仁美(…いい曲。とても静かで、力強くて…)
仁美(…私、諦めません)
仁美(でも、今は… もう少しだけ… この演奏を聴いていたいって、そう感じますの)
仁美(この音色を奏でさせられるのは… さやかさん、今は、貴方しかいないのですから…)

夕日が美しく差し込む、見滝原市。
その日はまるで、街全体を、一つの旋律が包み込んでいるかのようであった。

239 = 214 :


ほむら(… … …)

ほむら「ワルプルギスの夜まで…一週間」

ほむら(まどか…必ず貴方を、守ってみせる。…この時間軸で、全てを終わらせてみせる)

ほむら「…いよいよ…夜を迎えるのね」

ほむら(…巴マミ。美樹さやか。佐倉杏子。…コブラ。…そして、私)
ほむら(…終止符を打つ、必ず…!)

240 = 214 :



―― 次回予告 ――

さやかが一人前の魔法少女になれてさあこれからだって矢先に、暁美ほむらがとんでもない事を言い始めた!
なんでもあと何日かしたら超巨大な「ワルプルギスの夜」とか言う恐ろしい魔女が見滝原に出てくるんだとさ。かの女はそいつを倒すために、何度も時間を繰り返してきたって話だ。
か弱い女の子にそんな重荷を背負わせちゃいけないよな。俺達はワルプルギスの夜を倒すための作戦を練る事にした。
しかしそんな時、俺にビッグニュースが飛び込んできちまう!なんとレディが、元の世界に戻る方法を見つけちまったんだと!
どうすりゃいいのよ俺ぇー。

次回【夜を超える為に】で、また会おう!

241 = 214 :

6話終了、さやかちゃん編終了でございます。
原作を詰め込みまして、あれやこれや忙しい展開になっておりますがご了承くださいませ(汗)
次回更新も少し遅れそうです…しばしお待ちください!

それでは、また会おう!

242 :


レディの説教は原作設定を活かしたクロスの醍醐味だな
あんたに何が分かるのさ系の反論が通用しないww

243 :

レディはゾンビじゃ済まないからな

244 :


「かの女」になってるのがちょっと気になる
ちょ、ちょっとだけだからね

245 :

それはコブラ原作準拠でございます。
しかし安定感があって読んでて気持ちいい。

246 :

読んでる途中で泣きそうになったのは俺だけじゃないはず
マジで危なかったぜ・・・

247 :

>>245
わかってる
けどssとなるとちょっと気になるってだけなんだ、ごめんなさい

248 :

>>246
お前強いな
オレは無理だった・・・・・・

249 :

良い話でした
次も楽しみにしてます

250 :

1です!お待ちいただいていた方、申し訳ございませんでした…!
ようやく第七話の調整がつきましたので投下していきます。
いつもレス、有難うございます!すべて拝見させていただいております…!
皆様の期待に応えられるよう、ラストに向けて頑張っていきたいと思います。
それでは、よろしくどーぞ!


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