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    元スレ姫「疲れた、おんぶして」勇者「はいはい」

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    1 :



    勇者「乗り心地はどうですかぁ?」

    「最悪ね、速く静かに歩いてよ」

    勇者「はいはい」





    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1337509920(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)

    2 = 1 :



    「勇者、お腹すいた」

    勇者「パンを持って来ようか」

    「作ってよ」

    勇者「半日はかかるけど」

    「待ってるから速く作ってよ」


    3 = 1 :



    勇者「出来はどう?」

    「中はふんわりしてて外はさっくり、良いブレッドね」

    勇者「味は」

    「最悪ね、苺ジャムと合いそうかな」

    勇者「はいはい」ごとっ


    4 = 1 :

    おやすみなさい

    5 :

    早っ!?
    見てるからもうちょっと頑張ってください

    6 :

    DQ1の帰り道か

    7 :

    宿屋行こうぜ

    8 :



    「おはよう」

    勇者「おはよう」

    「口が嫌な感じ、歯磨きしたい」

    勇者「洗面所あるだろ」

    「抱っこ」

    勇者「はいはい」がしっ


    9 = 8 :



    「寝間着やだ、替えてよ」

    勇者「メイド達呼んで来るよ」

    「今日はドレスは着ないの、察してよ」

    勇者「?」

    「勇者の服と同じデザインのコスチューム作らせたの」ばさっ

    勇者「おー、ちっちゃい」


    10 = 8 :



    勇者「何で俺が手伝うんだ」

    「面倒くさいからよ、早くして」

    勇者「……これどう外すの」ぶちっ

    「……最悪ね、今日は部屋から出ないで過ごすから」

    勇者「下着くらい他にあるんじゃ?」

    「今日はあれを着けてアンタと遊びたかったのよ、ばか」


    11 = 8 :



    「フルハウス」

    勇者「ツーペア、負けたなー」

    「勇者は弱いのねいつも」

    勇者「勝ったら怒るだろ」

    「当たり前でしょばか、はい私が勝ったからまたマッサージしてよ」

    勇者「はいはい」もみもみ


    12 = 8 :



    勇者「今日は雨か……」

    「外の散歩はムリね」

    勇者「またトランプする?」

    「じいやも混ぜたいからそこまで連れてって」

    勇者「はいはい」がしっ

    「お姫様抱っこは恥ずかしいからやめてよ」

    勇者「はいはい」無視


    13 = 8 :



    大臣「おやおや姫様、何かご用か」

    「トランプでもしようかと思ったの、じいやもやろー」

    大臣「姫様、もう少し上品に振る舞って下され……」

    「なんでよ」

    大臣「今宵は遠路はるばる伯爵様も見えておりますのじゃ」

    「最悪、追い返してよ勇者」

    勇者「さすがにマズいだろこのドアホ!」


    14 = 8 :



    伯爵「おや、噂に聞くラダトームの姫様は実に美しいな」

    「……」

    大臣「姫様、この方がメルキドを治める辺境伯、伯爵様でございます」ぺこ

    「……勇者」

    勇者「はいはい」がしっ

    伯爵「どうされたかな」

    勇者「調子が悪いだけです」スタスタ


    15 = 8 :



    「なんか眠い」

    勇者「部屋に戻るか」

    「戻らない、おんぶしてよ勇者」

    勇者「はいはい」

    「このまま城の中歩いてて」

    勇者「はいはい」てくてく


    16 = 8 :



    勇者「……」そー

    「zZZ」すやすや

    勇者(まさか背中に乗ったまま寝るとは)

    「スヤァ」

    勇者(じゃあまた後で来るか)

    「んっ」ぎゅ

    勇者「……はいはい」ベッド横のイスに座る


    17 = 8 :



    勇者「お呼びですか王様」

    王様「勇者よ、姫がまた勝手に伯爵殿に挨拶せず帰ったらしいな」

    勇者「はい」

    王様「教育係は古来よりそなたの一族が担って来たのだぞ、どうなっている」

    勇者「はい」

    王様「今度の満月の夜我が城で舞踏会を開く、その日までに改めさせよ」

    勇者「はい」


    18 = 8 :



    「疲れた、おんぶして」

    勇者「もう少し歩いてみないか」

    「なんでよ」

    勇者「今度舞踏会らしい」

    「何それ、私嫌よ」

    勇者「そうか」がしっ

    「いたっ、急におんぶするから顎ぶつけたじゃないばかっ」


    19 = 8 :



    「勇者、バラ園連れてってよ」

    勇者「咲いてないぞ」

    「咲いてるわよ」

    勇者「はいはい」

    「本当なんだから! 行きなさいよ!」

    勇者「はいはい、髪を引っ張るな」


    20 = 8 :



    「ほらね、たんぽぽ」

    勇者「あー、撒いたのか?」

    「この間ふーふーして撒いたのよ」

    勇者「水は雨だけか、逞しく育ったな」

    「アンタとは大違いね」

    勇者「はいはい」なでなで


    21 :

    なにこれかわいい

    22 = 8 :



    「今日なんか暑いわね、扇いでよ」

    勇者「それ脱いだらどうかな」

    「勇者と同じ服なのになんでアンタは涼しそうなのよ」

    勇者「交換してみる?」

    「ばかじゃないの、サイズが合わないでしょ」

    勇者「はいはい、合えばいいんだなー」

    「……ばか」


    23 = 8 :



    勇者「かき氷を作ってみた」

    「雪みたいなデザートね……美味しそう」

    勇者「あ、こっちのシロップかけると良いと思う」

    「キャラメルお願い」

    勇者「あるわけないだろ」

    「そうなの? ……じゃあなんでもいい」

    勇者「冗談、用意してあるから泣くなよ」ごとっ

    「泣いてない!」


    24 = 8 :



    「頭がキーンとする……なにこれ」

    勇者「一度に沢山食べるからだな」

    「欲張りにかかる呪いってわけね、最悪」

    勇者「姫は欲張りじゃないよ」

    「……褒められても頭のキーンは取れないわよ、最悪」

    勇者「はいはい褒めてない」


    25 = 8 :



    メイド「キャー! スライムが台所に……!」

    「大丈夫? 私がついてるわっ」


    勇者「こらこら、女の子脅かしちゃダメだろ」

    スラ「ぴっぴきぴー!」

    勇者「だめ、姫は怖がりだから」

    「余計なこと言ってないで追い出してよ!」

    勇者「はいはい」がしっ

    スラ「ぴー……」


    26 = 8 :



    兵士「申し訳ありません! まさかスライムに侵入を許すとは……」

    「この陽気じゃ居眠りしても仕方ないわよね」

    勇者「でも心配になるな」

    兵士「申し訳ありません姫様!! どうか王様には黙っていて下さい!」がしっ

    「わっ……!」


    勇者「触るな、次触れたら首がないと思え」

    兵士「っ……はぃ」びくっ


    27 = 8 :



    「あんなに怒る必要あったの?」

    勇者「一応」

    「そう、ところで勇者……」

    勇者「はいはい」がしっ

    「ん、楽ちん楽ちん」


    28 = 8 :



    伯爵「おー、奇遇ですなラダトーム姫様」

    「……」

    伯爵「はっはっは、そう緊張なさらずとも大丈夫ですよ」

    勇者「伯爵様、本日はどういった要件でここに?」

    伯爵「なに、ちょっと王様とティータイムを楽しんでいただけですよ」


    29 = 8 :



    伯爵「所で、何故に姫様は君の背中に?」

    勇者「先程城内に魔物が侵入した際に、足を挫いたらしく」

    「ちょっと……?」

    勇者「そうですよね」

    「……えぇ、そうね、早く医務室に連れてって」

    勇者「はいはい、ではこれで」スタスタ

    伯爵「ええ、お大事に」


    30 = 8 :



    「さっきの何よ」

    勇者「なんとなく」

    「嘘なんか吐いて、ばかじゃない?」

    勇者「ごめん」

    「最悪ね、当分は毎日移動はアンタにお願いするしかないし」

    勇者「……はいはい」なでなで

    「なに撫でてんのよ」


    31 = 8 :



    「勇者、痛い」

    勇者「またか、どこだ?」

    「言う必要ないでしょ、ホイミかけてよ」

    勇者「? はいはい」ポォ

    (……胸が成長する度に痛いなぁ)


    32 = 8 :



    「喉乾いた」

    勇者「はいはい」ちゃぷ

    「お腹すいた」

    勇者「はいはい」ごとっ

    「ねむい」

    勇者「はいはい」なでなで

    「zZZ」ぎゅ


    33 = 8 :

    おやすみなさいなの

    35 :

    これは良い

    36 :

    なる程さらわれる前のチビ姫ってわけか

    37 :



    勇者「久しぶりの外だな、城の」

    「珍しくお父様が外出を許してくれたものね」

    勇者「まあお使いなんだけどな」

    「最悪ね、お使いに手間取った事にして遊ぶわよ」

    勇者「はいはい(楽しそうな声だな)」


    38 = 37 :



    「勇者、あれやりたい」

    勇者「射的か」

    「ボウガンなんて触ったことないけど、やりたい」

    勇者「矢は俺が付けるから、姫はよーく狙って撃つんだ」

    「うん!」


    39 = 37 :



    「……当たらない」

    勇者「残り二本まだ矢があるよ」

    「最悪な気分、やめる」

    勇者「そっか」スコンッ←景品を当てた

    「……」

    勇者「どうかした?」

    「おんぶして、それから……見てるから勇者が代わりに当てなさいよ」

    勇者「はいはい、オヤジさん、矢を五本追加」


    40 = 37 :



    「……もふもふしてる」

    勇者「ぬいぐるみっていう、玩具みたいなものだよ」

    「城には無いけど、なんでなの」

    勇者「王族には必要ないんだってさ」

    「……そうね、必要ないわ」



    「だから城に入る前に、勇者にぬいぐるみあげるから大事にしなさいよね!」

    勇者「はいはい」

    勇者(持っててあげるから、俺の背中で泣きそうになるなよ)


    41 = 37 :



    「zZZ」

    勇者「寝てるのか……」

    勇者「丁度いいからお使い済ませるか」

    店主「いらっしゃい」

    勇者「ラダトーム王様のオーダーした物を取りに来た」

    店主「ラダトーム王様の、となるとそちらの方が姫様?」

    勇者「ああ」


    42 = 37 :



    勇者「なんだこれ」

    店主「ラダトーム王様のオーダーで作りました、姫様の舞踏会でのドレスになります」

    勇者「……露出が多すぎるぞ」

    店主「そう言われましても」

    勇者「仕方ない、代金はこれでいいな」

    店主「ありがとうございます」


    43 = 37 :



    「ん……おはよ」

    勇者「おはよう」

    「……この体勢つかれた」

    勇者「降りるか」

    「抱っこ」

    勇者「はいはい」ぎゅ

    「おやすみ……」

    勇者「また寝るのかよ!」


    44 = 37 :



    メイド「お帰りなさいませ」クスクス

    勇者「笑うなよ……」

    メイド「小さな頃から仲が良いですね、姫様と勇者は」

    勇者「俺の一族はロトの代から王家に仕えてるからな」

    メイド「素直じゃないですねー」

    勇者「素直だよ俺は」


    45 = 37 :



    勇者「こちらがドレスになります」

    王様「おぉ! 実に美しいではないか」

    勇者「王様、姫様には必要ない露出が含まれていますが」

    王様「何を言うか、そなたが不甲斐ないばかりにわざわざ作らせたのだぞ!」

    勇者「は?」

    王様「今度の舞踏会を通して、メルキドの辺境伯である伯爵殿に姫の婚約者になって貰うつもりだ」

    勇者「!!?」


    46 = 37 :



    勇者「……うーん」

    「zZZ」

    勇者「……うーん」

    「zZZ」

    勇者「うーん……婚約かぁ」

    勇者「……明日、姫に踊り教えるかな」


    47 = 37 :



    「勇者、つかれた」

    勇者「だめだ、練習練習」

    「何よ、私は絶対に踊らないからね!」

    「勇者なんて嫌い」

    勇者「……はいはい」


    48 = 37 :



    「勇者ぁ……っ」

    勇者「ごめんってば! 大丈夫か足!」

    「挫いたのに大丈夫な訳ないでしょばかっ」

    勇者「悪かったよ、無理に踊らせようとして」

    「……ホイミは部屋に着いてからかけなさいよ、話があるし」

    勇者「…おう」


    49 = 37 :



    「こ、婚約?」

    勇者「ああ、それでせめて少しは踊れるようにって」

    「心配したの?」

    勇者「そりゃ心配だよ」

    「本当最悪、ばか勇者……ホイミはかけなくていいわ」

    勇者「でも踊れないだろ」

    「踊らない、そもそも踊れないの知ってるくせに」


    50 = 37 :



    勇者「あー、初めて追い出された」

    メイド「どうしました?」

    勇者「なんでもないよ」スタスタ

    メイド「元気ないですね」

    勇者「そりゃーもう泣きたいくらいにな」



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