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元スレほむら「魔法少女の日常」
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「こぼれるの?! やっぱりこぼれそうなの? ほむほむ助けてーっ! あたたたっ!」
「ほむほむはやめな…さいっ!」
ほむらが気合いと共に一撃必殺の矢を放つ。
放たれた矢は、十二単の魔女が新たに構えた刀の防御もものともせず砕き、そのまま胸に大穴を開けた。
絹を裂くような悲鳴を上げながら、魔女は消滅する。
「ほむほむはやめな…さいっ!」
ほむらが気合いと共に一撃必殺の矢を放つ。
放たれた矢は、十二単の魔女が新たに構えた刀の防御もものともせず砕き、そのまま胸に大穴を開けた。
絹を裂くような悲鳴を上げながら、魔女は消滅する。
同時にさやかの腹に刺さっていた包丁も消えた。
さやかはほむらに抱きかかえられながら、消滅しつつある結界から脱出した。
「あだだ…血…血がぁ…。スプラッタだよぉ…」
「さやか、さっきの魔女のグリーフシードよ。早く傷を治して。治癒能力は貴女の方が上だから」
ほむらがグリーフシードを渡す。
さやかはほむらに抱きかかえられながら、消滅しつつある結界から脱出した。
「あだだ…血…血がぁ…。スプラッタだよぉ…」
「さやか、さっきの魔女のグリーフシードよ。早く傷を治して。治癒能力は貴女の方が上だから」
ほむらがグリーフシードを渡す。
_、_
( ,_ノ` )
「…最近よく思うんだけどさ、これ、本当に本物だよね? さっきの、魔女だよね?」
「多分…」
ほむらも気持ち自信なさげに応える。
「だよね。ありがと…あちち…。しかし…最近普通のグリーフシード見てない気がするんだけど」
( ,_ノ` )
「…最近よく思うんだけどさ、これ、本当に本物だよね? さっきの、魔女だよね?」
「多分…」
ほむらも気持ち自信なさげに応える。
「だよね。ありがと…あちち…。しかし…最近普通のグリーフシード見てない気がするんだけど」
「同感だわ。て言うか、とうとう二段になってるし」
「でも…やっぱり刺されるのは慣れないなぁ…」
「当然よ。慣れたら嫌だわ。それよりさやか、どうしてさっきはあんなに危ないところだったの? 普段ならもっと素早く…」
「あー、それは…」
さやかがソウルジェムを見せる。
「でも…やっぱり刺されるのは慣れないなぁ…」
「当然よ。慣れたら嫌だわ。それよりさやか、どうしてさっきはあんなに危ないところだったの? 普段ならもっと素早く…」
「あー、それは…」
さやかがソウルジェムを見せる。
「! な、なんでこんなに?!」
真っ黒に穢れたそれをみてほむらが目を丸くした。
「すいません! 浄化忘れてましたっ!」
「ばかーっ!」
ほむらが、ばかばか、とさやかをぽかぽか叩く。
真っ黒に穢れたそれをみてほむらが目を丸くした。
「すいません! 浄化忘れてましたっ!」
「ばかーっ!」
ほむらが、ばかばか、とさやかをぽかぽか叩く。
「あた! あた! ゴメン! 地味に痛いから! だからゴメン! あたっ! 心配してくれてありが…あたたっ!」
「ばかっ! 貴女に何かあったら…私…私…っ! ばかばか考え無しすかぽんたん脳筋おぽんちポケカスラッパ恋愛不適合者寝取られ属性不人気青!」
「ちょ! 今なん…」
流石に何か言おうとするさやかを、ほむらが突然強く抱きしめた。
強く、しかし優しく温かい抱擁にさやかの体から力が抜ける。
「ばかっ! 貴女に何かあったら…私…私…っ! ばかばか考え無しすかぽんたん脳筋おぽんちポケカスラッパ恋愛不適合者寝取られ属性不人気青!」
「ちょ! 今なん…」
流石に何か言おうとするさやかを、ほむらが突然強く抱きしめた。
強く、しかし優しく温かい抱擁にさやかの体から力が抜ける。
「…うん。なんかごめんね。何か一言言いたい気もするけど…まぁいいや。あたし、やっぱり馬鹿だね」
さやかもそっとほむらを抱き返す。
「…ばか」
「…うん」
ほむらの最後の罵倒は、しかし泣きたくなるくらい温かかった。
「…と言う事がついさっきありまして」
さやかもそっとほむらを抱き返す。
「…ばか」
「…うん」
ほむらの最後の罵倒は、しかし泣きたくなるくらい温かかった。
「…と言う事がついさっきありまして」
「一足遅かったわね。ごめんなさい、美樹さん」
あれから少しの後。
駆けつけたマミが、さやかから事の顛末を聞いていた。
「いやいや! これこそ本当の意味での自己責任! 一端のつもりが、やっぱりまだまだだって思い知りました…はい」
「でも…本当に良かったわ。貴女が無事で」
あれから少しの後。
駆けつけたマミが、さやかから事の顛末を聞いていた。
「いやいや! これこそ本当の意味での自己責任! 一端のつもりが、やっぱりまだまだだって思い知りました…はい」
「でも…本当に良かったわ。貴女が無事で」
マミがさやかを抱きしめる。
「オゥフ。ほむらの女の子特有の骨の細い華奢な抱き心地もいいけど、こちらも浮き世のしがらみを忘れるましゅまろおっぱむぎゅ」
「そ、そう言う事言わないの! それにね、美樹さんは決して弱いんじゃないわよ? 本当に、経験が少ないだけ。センスだって、経験があってこそ活かせるのよ。私だって今でこそみんなに先輩風吹かせているかもしれないけど…」
「いやぁ、マミさんはお世辞でも何でも無く強いですから。その上経験もあるとあっちゃあ、弱い要素が見当たらないってモンです」
「うふふ。ありがとう。で、暁美さんは帰ったの?」
「オゥフ。ほむらの女の子特有の骨の細い華奢な抱き心地もいいけど、こちらも浮き世のしがらみを忘れるましゅまろおっぱむぎゅ」
「そ、そう言う事言わないの! それにね、美樹さんは決して弱いんじゃないわよ? 本当に、経験が少ないだけ。センスだって、経験があってこそ活かせるのよ。私だって今でこそみんなに先輩風吹かせているかもしれないけど…」
「いやぁ、マミさんはお世辞でも何でも無く強いですから。その上経験もあるとあっちゃあ、弱い要素が見当たらないってモンです」
「うふふ。ありがとう。で、暁美さんは帰ったの?」
「ええ。あたしの傷もすっかり良くなったんで」
「それで、その暁美さんの新しい技はなんて名付けたらいいのかしら? やっぱりイタリア語でいいかしら? それともフランス語? ちょっと気取ってラテン語? ああでも、ここはあえて漢字で渋く、なんてのも素敵かしら?」
「そ、それはまぁ、今度ほむらにきいてみましょう」
「あ、そうよね。どれがいいかは本人に聞かないとね! うふふ、何語がいいかしら!」
「…名付けるのは決定事項なんすね」
「それで、その暁美さんの新しい技はなんて名付けたらいいのかしら? やっぱりイタリア語でいいかしら? それともフランス語? ちょっと気取ってラテン語? ああでも、ここはあえて漢字で渋く、なんてのも素敵かしら?」
「そ、それはまぁ、今度ほむらにきいてみましょう」
「あ、そうよね。どれがいいかは本人に聞かないとね! うふふ、何語がいいかしら!」
「…名付けるのは決定事項なんすね」
「え? あ、そう言えば、暁美さんの家はここから遠いわよね? どうして一番早く来られたの?」
「あ、ええ。実は、ほむら、まどかの家にお泊まりだったんですよ。だから、まぁ、今頃はまたまどかと一緒ですかね。あははははははは。いやーあははははははは」
「…あらー。ご両親、今夜は大変ね」
マミが頬を赤らめる。
「まぁ、最初に『被害』にあったのはマミさんでしたからねぇ」
「あ、ええ。実は、ほむら、まどかの家にお泊まりだったんですよ。だから、まぁ、今頃はまたまどかと一緒ですかね。あははははははは。いやーあははははははは」
「…あらー。ご両親、今夜は大変ね」
マミが頬を赤らめる。
「まぁ、最初に『被害』にあったのはマミさんでしたからねぇ」
「…そ、そうね。あの日の夜の後…寝室が、ちょっとの間…何て言うか、あの匂いが…ちょっと」
マミが顔を真っ赤にして俯く。
「シ、シーツもね、ちょっと…洗ってみたり…」
マミはあの時のシーツの残り香を思い出す。
「それで…あの独特の匂いで…なんだか頭がぼうっとして…つい…。って! 違うのよ! 何でも無いから! ね?」
マミが顔を真っ赤にして俯く。
「シ、シーツもね、ちょっと…洗ってみたり…」
マミはあの時のシーツの残り香を思い出す。
「それで…あの独特の匂いで…なんだか頭がぼうっとして…つい…。って! 違うのよ! 何でも無いから! ね?」
マミが更に真っ赤になって弁解する。
「あ、いやいや。はい、ご愁傷様です。まぁ、その次はあたしの家ででしたけどねー」
遠い目でさやかが呟く。
「あ、そ、そうだったわね…」
「あの夜はあの二人、あたしが隣で寝てるの忘れてるんじゃないかって思いましたよ。家族も居たんですけどそれも。まぁ実際忘れてたと思いますけどねー」
「あ、いやいや。はい、ご愁傷様です。まぁ、その次はあたしの家ででしたけどねー」
遠い目でさやかが呟く。
「あ、そ、そうだったわね…」
「あの夜はあの二人、あたしが隣で寝てるの忘れてるんじゃないかって思いましたよ。家族も居たんですけどそれも。まぁ実際忘れてたと思いますけどねー」
「あらー…」
「二人して自分達は下にふとん敷いてくれればいいって言ってましたけど、下手に下の階にナニか響いたらもう目も当てられないんで無理矢理ベッドに寝てもらって、あたしが床にふとん敷いたまでは良かったんですけど…」
「ええ」
「おやすみって言ってほんの数分後にベッドの上からギシギシ音がしはじめるんですよ! なんか色っぽい声と、対照的な獣みたいな息づかいがふんがーって聞こえてくるんですよ! ほむぅーん、とかウェヒヒヒヒヒーハァーー! とか聞こえてくるんですよ! 何ですかアレ? 新種の生き物ですか? 可愛いのに怖いんですよ! 言いたくないけどあの二匹は一体ナニ?! 下の親に気付かれないか、本気ではらはらしましたよあたしゃ! なのにあの二人はお構いなしで! て言うかあたしの事も意に介さないし! もしかしてそういうプレイ?! 気付かれるギリギリを楽しむ高等プレイですか?!」
「そ、そうかも…ね…?」
「二人して自分達は下にふとん敷いてくれればいいって言ってましたけど、下手に下の階にナニか響いたらもう目も当てられないんで無理矢理ベッドに寝てもらって、あたしが床にふとん敷いたまでは良かったんですけど…」
「ええ」
「おやすみって言ってほんの数分後にベッドの上からギシギシ音がしはじめるんですよ! なんか色っぽい声と、対照的な獣みたいな息づかいがふんがーって聞こえてくるんですよ! ほむぅーん、とかウェヒヒヒヒヒーハァーー! とか聞こえてくるんですよ! 何ですかアレ? 新種の生き物ですか? 可愛いのに怖いんですよ! 言いたくないけどあの二匹は一体ナニ?! 下の親に気付かれないか、本気ではらはらしましたよあたしゃ! なのにあの二人はお構いなしで! て言うかあたしの事も意に介さないし! もしかしてそういうプレイ?! 気付かれるギリギリを楽しむ高等プレイですか?!」
「そ、そうかも…ね…?」
「三時間近くジェットコースターみたいな行為を繰り返している間、ずっと冷や汗かきっぱなしで、それでやっと静かになって…。それで、恐る恐るベッドの上を覗いてみると、シーツからはみ出した肩はやっぱり露わで鎖骨辺りにお互いキスマークだらけで、そんで何て言うか、雌の匂いがむわっとこう…。思わずついムラムラ…じゃなくて! 窓開けようにも、ほむらの熟睡を邪魔したら魔王様が多分ザラキだろうなと思うとどうしようもなくて、でも、寝ている顔は二人とも天使のように無垢なんですよ。悪魔のような所行の後のくせに! 結局明け方にこっそり静かにファブリーズして誤魔化しましたけどねあははははおっとソウルジェムが濁りそう」
さやかがいけない、と先程のグリーフシードで穢れを浄化する。
「…う、うーん…」
「でですね、ファブリーズはしたけど、でもやっぱり何だか匂う気がして…。翌日はまぁ、母さんを部屋に近づけないようにするのに苦労しました。二人が帰るまでやたらお茶を持ってこようとして、そんで、なんか目の下に隈があった気がしますけど気のせいです絶対に断固として」
「…あの二人、知り合いの家を一通り制覇するつもりかしら…?」
さやかがいけない、と先程のグリーフシードで穢れを浄化する。
「…う、うーん…」
「でですね、ファブリーズはしたけど、でもやっぱり何だか匂う気がして…。翌日はまぁ、母さんを部屋に近づけないようにするのに苦労しました。二人が帰るまでやたらお茶を持ってこようとして、そんで、なんか目の下に隈があった気がしますけど気のせいです絶対に断固として」
「…あの二人、知り合いの家を一通り制覇するつもりかしら…?」
「ああ…そう言えば、今度仁美んちにも遊びに行きたいとか言っていたような言ってなかったような…」
「鹿目さん…怖ろしい子」
二人が顔を合わせて青ざめさせる。
「…まぁ、それに付き合うほむらも大概心臓ですけどね」
「おまえらなんかまだいいよ!」
「鹿目さん…怖ろしい子」
二人が顔を合わせて青ざめさせる。
「…まぁ、それに付き合うほむらも大概心臓ですけどね」
「おまえらなんかまだいいよ!」
「わっ」
「びっくりした」
二人が振り向くと、そこには杏子が肩を振るわせながら立っていた。
「どしたのあんこ? 一緒に来てたんだ」
「杏子だっ! お前らなんか家だから! 一回だけだからいいじゃねぇか! でもなぁ、あたしなんて、泊まりに来ない? なんて誘われた日にだぞ! あの二人! 隣でどったんばったん大暴れなんだぜ! ほむらんちに泊まったとき! まどかんちに泊まったとき! ことごとくだ! ことごとく! 二回もアレ隣でやられたんだぞあたしは! しかもとどめはあたしがホテルに泊まっていた時だ! 泊まらせて貰ったし、まぁここでならとか甘い考えで泊めてやったら、やったら! あの狭い部屋んなかであの二人が…あの二人が…! むしろいつもより雰囲気が違うとか言って行きずりのいけない関係みたいとか言ってめっちゃ燃えていたんだぞ! 何歳だよあいつら! んな感じで三回も見せつけられてんだよあたしは!」
「びっくりした」
二人が振り向くと、そこには杏子が肩を振るわせながら立っていた。
「どしたのあんこ? 一緒に来てたんだ」
「杏子だっ! お前らなんか家だから! 一回だけだからいいじゃねぇか! でもなぁ、あたしなんて、泊まりに来ない? なんて誘われた日にだぞ! あの二人! 隣でどったんばったん大暴れなんだぜ! ほむらんちに泊まったとき! まどかんちに泊まったとき! ことごとくだ! ことごとく! 二回もアレ隣でやられたんだぞあたしは! しかもとどめはあたしがホテルに泊まっていた時だ! 泊まらせて貰ったし、まぁここでならとか甘い考えで泊めてやったら、やったら! あの狭い部屋んなかであの二人が…あの二人が…! むしろいつもより雰囲気が違うとか言って行きずりのいけない関係みたいとか言ってめっちゃ燃えていたんだぞ! 何歳だよあいつら! んな感じで三回も見せつけられてんだよあたしは!」
「うわぁ…」
「そ、そうだったの?」
「あいつらが情けだの何だので誘ってくれているんじゃないってのは分かってるけど! それでも宿を借りてる手前何にも言えないし! そのくせパジャマパーティみたいな感じで楽しくわいわいやって、さぁ寝ようかってうとうとしかけると、すぐ隣で二人がほむぅだのウェヒーだの言い出すんだぞ! この寂しさがわかるかお前らっ!」
「佐倉さんもピロートークするのね」
「寂しいって?」
「そ、そうだったの?」
「あいつらが情けだの何だので誘ってくれているんじゃないってのは分かってるけど! それでも宿を借りてる手前何にも言えないし! そのくせパジャマパーティみたいな感じで楽しくわいわいやって、さぁ寝ようかってうとうとしかけると、すぐ隣で二人がほむぅだのウェヒーだの言い出すんだぞ! この寂しさがわかるかお前らっ!」
「佐倉さんもピロートークするのね」
「寂しいって?」
「あ」
しまった、と杏子が口をつぐむ」
「…もしかして、混ざりたかったわけ?」
「佐倉さんが…借り物でちょっとだけサイズが合わないぶかぶかパジャマを着て、ポニーテールも解いた髪で、初めてのリンスの香りにどこか落ち着かないけどなんだか気持ちよくって、そんななか、みんなでまくらをだっこしながらのピロートーク…! いいかも! いいじゃない! いいわね!」
「マミさん妄想が具体的すぎます」
しまった、と杏子が口をつぐむ」
「…もしかして、混ざりたかったわけ?」
「佐倉さんが…借り物でちょっとだけサイズが合わないぶかぶかパジャマを着て、ポニーテールも解いた髪で、初めてのリンスの香りにどこか落ち着かないけどなんだか気持ちよくって、そんななか、みんなでまくらをだっこしながらのピロートーク…! いいかも! いいじゃない! いいわね!」
「マミさん妄想が具体的すぎます」
「! ち、違うっ! た、ただ! なんだか…あんなに楽しそうなの見てたら…なんか、仲間はずれみたいな感じで…。べ! 別に! あたしはノーマルだぞ!」
「あんこはわんこだねぇ」
「あんこじゃねぇ! わんこでもねぇっ!」
「ずるいずるーい! 私もみんなとパジャマパーティしたぁーい! 暁美さんも鹿目さんもずるーい! 佐倉さんは私が一番仲良しなのにぃーっ! 佐倉さん、うちに泊まっても、夜は魔女狩りの時以外はさっさと寝ちゃうんだもぉん!」
「二人っきりで何をそんなに話すんだっうの!」
「あんこはわんこだねぇ」
「あんこじゃねぇ! わんこでもねぇっ!」
「ずるいずるーい! 私もみんなとパジャマパーティしたぁーい! 暁美さんも鹿目さんもずるーい! 佐倉さんは私が一番仲良しなのにぃーっ! 佐倉さん、うちに泊まっても、夜は魔女狩りの時以外はさっさと寝ちゃうんだもぉん!」
「二人っきりで何をそんなに話すんだっうの!」
「やだやだーっ!」
「マミさん、そんな子供みたいにイヤイヤしないで下さい。子供みたいじゃない一部が、ぶるんぶるん荒ぶってますんで」
「あ」
はっと我に返ったマミが胸を手で押させる。
「まぁ、そんなわけであの二人にはあたし達全員、あらかた見せつけられている、と」
「マミさん、そんな子供みたいにイヤイヤしないで下さい。子供みたいじゃない一部が、ぶるんぶるん荒ぶってますんで」
「あ」
はっと我に返ったマミが胸を手で押させる。
「まぁ、そんなわけであの二人にはあたし達全員、あらかた見せつけられている、と」
「って、そういう話だったのかおい?」
「あ! 違うよ違う! そうだ! マミさん! 最近ほむらからグリーフシード譲って貰ってますか?」
「え? ええと…そう言えば、最近は…あんまり?」
「ん、あたしもだな。ま、あたしはそんな足りなくなる事は無いぞ? ちっとやりくりはしてるけどさ」
「…やっぱり、前と比べて逼迫しているんだ」
「あ! 違うよ違う! そうだ! マミさん! 最近ほむらからグリーフシード譲って貰ってますか?」
「え? ええと…そう言えば、最近は…あんまり?」
「ん、あたしもだな。ま、あたしはそんな足りなくなる事は無いぞ? ちっとやりくりはしてるけどさ」
「…やっぱり、前と比べて逼迫しているんだ」
「あら、逼迫って程じゃないわよ?」
「そうそう、お前みたいに前後の見境無く魔翌力使ってしかもその事忘れてなけりゃな」
「…みんなあたしのこと嫌いぃ?」
「落ち着け。またグリーフシードが曇るぞ」
「おっとといけない。ええと、そうじゃなくて、つまりほむらが、最近意図してグリーフシードを譲ってくれてないんじゃないかって言いたいんですよ」
「そうそう、お前みたいに前後の見境無く魔翌力使ってしかもその事忘れてなけりゃな」
「…みんなあたしのこと嫌いぃ?」
「落ち着け。またグリーフシードが曇るぞ」
「おっとといけない。ええと、そうじゃなくて、つまりほむらが、最近意図してグリーフシードを譲ってくれてないんじゃないかって言いたいんですよ」
「…そう、かしら?」
でも、そう言えば、とマミが顎に手を当てて首を傾げる。
「あー、確かに、前よりはそうだな。…ほむら、魔女は倒せているんだよな?」
「そりゃもう。前も特殊能力自体はチートだったけど、今じゃ通常戦闘力までチート化してるんで狩りまくりだよ。サイボーグフリーザをサクサク切り刻むトランクス並に」
「分かるような分かんねぇような喩えだな。でも…だとすると、まぁ確かにもっとグリーフシードは余っている筈なのか」
でも、そう言えば、とマミが顎に手を当てて首を傾げる。
「あー、確かに、前よりはそうだな。…ほむら、魔女は倒せているんだよな?」
「そりゃもう。前も特殊能力自体はチートだったけど、今じゃ通常戦闘力までチート化してるんで狩りまくりだよ。サイボーグフリーザをサクサク切り刻むトランクス並に」
「分かるような分かんねぇような喩えだな。でも…だとすると、まぁ確かにもっとグリーフシードは余っている筈なのか」
「余裕があるからって油断しないように、ストックしてくれているとか?」
「でも、この前はほむら、手持ちは無いって言ってましたよ」
「…そう言えば、私も聞いたけど、同じだったわ」
「あー、あたしもだな」
「……」
「でも、この前はほむら、手持ちは無いって言ってましたよ」
「…そう言えば、私も聞いたけど、同じだったわ」
「あー、あたしもだな」
「……」
三人がうーん、と首を傾げて唸る。
「マミさん。やっぱほむら、何か隠してますよ。絶対に」
確信を持った。そんな瞳でさやかが言う。
「ほむらは、何かを独りで考えている。そして、その何かの為にグリーフシードを溜めているかもしれないです」
「んー…。他の事なら詮索したくはないんだけど…」
「マミさん。やっぱほむら、何か隠してますよ。絶対に」
確信を持った。そんな瞳でさやかが言う。
「ほむらは、何かを独りで考えている。そして、その何かの為にグリーフシードを溜めているかもしれないです」
「んー…。他の事なら詮索したくはないんだけど…」
「グリーフシードが関わっているとなると、話は別だな」
杏子がロッキーを咥えてにやりと笑う。
「それにしても美樹さん…。貴女も変わったわね」
「え?」
「前なら、暁美さんに対してはもうちょっと訝しげな所を隠さなかったけど、今の貴女の口ぶりは、彼女を疑っているんじゃ無くて、心配しているんだって分かるもの」
杏子がロッキーを咥えてにやりと笑う。
「それにしても美樹さん…。貴女も変わったわね」
「え?」
「前なら、暁美さんに対してはもうちょっと訝しげな所を隠さなかったけど、今の貴女の口ぶりは、彼女を疑っているんじゃ無くて、心配しているんだって分かるもの」
「…ほむ…。ほむぅ…。ほむうぅ…」
「どうしよう…。ほむらちゃんがあくまで他意の無い喩えだけど、不人気の青いのの妬みから来る陰湿ないじめに堪え忍んでいる薄幸の超絶美少女のようにはらはらと泣いているよ…。輝く涙もダイヤモンドだよ。ナイショだけどちょっと欲情するよ…」
「まどかぁ…。ちいさんが…地井武男さんがあ…。私のちいちいがぁ…」
「あ?」
「訂正します。あくまで一ファンとしての意味であり、恋愛感情は一切抜きのあこがれという、タレントと言うくくりの範囲内と言う位置づけで、Like以上の意味は無い好き、だった地井武男(ちい たけお、本名:同じ。1942年5月5日-2012年6月29日)氏が、です」
「どうしよう…。ほむらちゃんがあくまで他意の無い喩えだけど、不人気の青いのの妬みから来る陰湿ないじめに堪え忍んでいる薄幸の超絶美少女のようにはらはらと泣いているよ…。輝く涙もダイヤモンドだよ。ナイショだけどちょっと欲情するよ…」
「まどかぁ…。ちいさんが…地井武男さんがあ…。私のちいちいがぁ…」
「あ?」
「訂正します。あくまで一ファンとしての意味であり、恋愛感情は一切抜きのあこがれという、タレントと言うくくりの範囲内と言う位置づけで、Like以上の意味は無い好き、だった地井武男(ちい たけお、本名:同じ。1942年5月5日-2012年6月29日)氏が、です」
「よろしい♪」
「そのちいちいがぁ…。まどかぁ…」
「本当にびっくりだったよね。うん…本当に」
「さいきんやっと若大将にちょっとくらいは慣れてきたかな、と思っていたけど、でもそれはいずれ、ちいさんが必ず戻って来てくれるという希望の上での妥協の産物だったのに…それなのに…。若すぎるわ。まだ若すぎるわよ…」
「本当に、まさか銀幕復活すらせずになんて…わたしも流石に一報を疑ったもん」
「そのちいちいがぁ…。まどかぁ…」
「本当にびっくりだったよね。うん…本当に」
「さいきんやっと若大将にちょっとくらいは慣れてきたかな、と思っていたけど、でもそれはいずれ、ちいさんが必ず戻って来てくれるという希望の上での妥協の産物だったのに…それなのに…。若すぎるわ。まだ若すぎるわよ…」
「本当に、まさか銀幕復活すらせずになんて…わたしも流石に一報を疑ったもん」
「これからは刑事貴族を見る度に涙が溢れそうになるかも知れない」ホムゥ…
「太陽にほえろじゃない辺りがほむらちゃんだね。いろんな意味で」ウェヒ
「と言う訳で…悲しみに明け暮れてもちいさんは喜んでくれないわ」
「こっちのお話ももうちょっとだけ続くんじゃよ」
「…あんたら、あたしのことやっぱり嫌いだろ」
「太陽にほえろじゃない辺りがほむらちゃんだね。いろんな意味で」ウェヒ
「と言う訳で…悲しみに明け暮れてもちいさんは喜んでくれないわ」
「こっちのお話ももうちょっとだけ続くんじゃよ」
「…あんたら、あたしのことやっぱり嫌いだろ」
「ほむ?」
「ウェヒ?」
「ごまかすなーっ!」
「と言う訳で、どこかの誰かの科白を代行して、『地井武男氏のご冥福をお祈りします』。きゅっぷい」
「ウェヒ?」
「ごまかすなーっ!」
「と言う訳で、どこかの誰かの科白を代行して、『地井武男氏のご冥福をお祈りします』。きゅっぷい」
「え? あ、いや、そ、そっすか? いやー…」
不意に顔を赤らめ、さやかが頭を掻く。
「好きなのね。暁美さんが」
「あー…。まぁ…その…ええ」
「おーい、それはいいけどよ、こんなところで唸ってても何にもなりゃしないぜ。なら、やる事は一つだ! 分かってるだろ?」
「もしかして! ここに居る三人でこれからパジャマパーリィ?! ヒーハァーッ!」
「ちげーよ!」
「マミさん、それはまた今度にしましょ?」
「……」マミーン
「う…。い、いえ、ほら、今は…」
「ちげーよ!」
「マミさん、それはまた今度にしましょ?」
「……」マミーン
「う…。い、いえ、ほら、今は…」
「美樹さん!」
「はいぃっ!」
「あなた今、今度って言ったわよね?! 今度って事はやるのよね! 絶対よ! 必ずやりましょうね!」
「は、はい! 必ず!」
「…やんのか? なぁ」
「はいぃっ!」
「あなた今、今度って言ったわよね?! 今度って事はやるのよね! 絶対よ! 必ずやりましょうね!」
「は、はい! 必ず!」
「…やんのか? なぁ」
「しー! マミさんがあんなに嬉しそうにしているんだから水差さない! あんただって嫌じゃないでしょ!」
「だけどさ、なーんか、予定調和ってのもなぁ…」
「時にはそういうのに流されときなよ。悪い事じゃない場合はね」
「へいへい」
「と言う訳で、今度お邪魔しますんでよろしくお願いします」
「だけどさ、なーんか、予定調和ってのもなぁ…」
「時にはそういうのに流されときなよ。悪い事じゃない場合はね」
「へいへい」
「と言う訳で、今度お邪魔しますんでよろしくお願いします」
「いつでも何時からでもいつまでだっていいわよ! ケーキと紅茶とお菓子毎日用意して正座して待っているわね!」
「いえ、ちゃんと断ってから行きますから…」
「あら、そう?」
満面の笑みのマミに、二人は必ず行こうと誓わずには居られなかった。
「で、本題だけど」
「いえ、ちゃんと断ってから行きますから…」
「あら、そう?」
満面の笑みのマミに、二人は必ず行こうと誓わずには居られなかった。
「で、本題だけど」
「…一応、明日はやめときましょ? 主に私達の身の安全の為に。と言うか命の安全の為に」
「ですね…」
「異存なーし」
二人の蜜月を邪魔した日にはどうなるか。それは火を見るより明らかだ。
「じゃ、詳しくは明日にでも改めて」
「ですね…」
「異存なーし」
二人の蜜月を邪魔した日にはどうなるか。それは火を見るより明らかだ。
「じゃ、詳しくは明日にでも改めて」
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