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元スレほむら「魔法少女の日常」
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>>821
インタビューによるとまどかと同じ次元に連れて行かれるらしい>導かれた魔法少女
俺たちの心配することのない世界に行ってしまうんだと。それを異なる次元と考えるか天国と考えるか理解の外と考えるかは自由なんだとさ
インタビューによるとまどかと同じ次元に連れて行かれるらしい>導かれた魔法少女
俺たちの心配することのない世界に行ってしまうんだと。それを異なる次元と考えるか天国と考えるか理解の外と考えるかは自由なんだとさ
「なら」
ほむらは盾の中から厳重に封のされた一斗缶を三つ取りだし、両手に一つずつ。
片足を上げ、つま先にサッカーボールを持つみたいにしてもう一缶を持ち上げた。
何をしているのか。
そんな風に魔女が思った気がする。
ほむらは盾の中から厳重に封のされた一斗缶を三つ取りだし、両手に一つずつ。
片足を上げ、つま先にサッカーボールを持つみたいにしてもう一缶を持ち上げた。
何をしているのか。
そんな風に魔女が思った気がする。
気持ち、身構えたように見えた。
「…流石に身構えられるとやりにくいわね」
どうしたものか、と頭だけを動かして髪を流す。
一緒にリボンがふわりと揺れた。
その時、魔女が突然動き出す。
「…流石に身構えられるとやりにくいわね」
どうしたものか、と頭だけを動かして髪を流す。
一緒にリボンがふわりと揺れた。
その時、魔女が突然動き出す。
もやのような両手を突き出しながら、がむしゃらに突進して。
まるでそれは襲いかかると言うより、あがくようにも、何かを求めているかのようにも見えた。
「! まぁ…好都合だわ」
一瞬驚くが、すぐさま冷静に状況を判断してむしろ好機と知る。
ほむらは両手と片足で持っていた一斗缶を右手、左手、そして右足、と体を回転させながら華麗な動作で投げつけた。
まるでそれは襲いかかると言うより、あがくようにも、何かを求めているかのようにも見えた。
「! まぁ…好都合だわ」
一瞬驚くが、すぐさま冷静に状況を判断してむしろ好機と知る。
ほむらは両手と片足で持っていた一斗缶を右手、左手、そして右足、と体を回転させながら華麗な動作で投げつけた。
放物線を描きつつ、正確に正三角形の頂点となりながら宙を飛ぶ一斗缶。
ただの石つぶてと変わらないと判断した魔女は何する事も無く無視する。
それらはそのまま魔女の体を素通りしかけるが、丁度魔女を取り囲むような位置になったその瞬間。
「はあっ!」
ほむらは精一杯の気合いを込め、そして時を止めた。
ただの石つぶてと変わらないと判断した魔女は何する事も無く無視する。
それらはそのまま魔女の体を素通りしかけるが、丁度魔女を取り囲むような位置になったその瞬間。
「はあっ!」
ほむらは精一杯の気合いを込め、そして時を止めた。
急な場合はせいぜい五秒程度しか止められないが、それでも強力な能力。
「やっ!」
ほむらは弓を生成し、そして三本の矢を次々と放った。
魔翌力から生まれた矢も物理法則には逆らえず、放たれ、ほむらから離れた瞬間に停止する。
入念に角度を見て、問題無いと確認する。
「やっ!」
ほむらは弓を生成し、そして三本の矢を次々と放った。
魔翌力から生まれた矢も物理法則には逆らえず、放たれ、ほむらから離れた瞬間に停止する。
入念に角度を見て、問題無いと確認する。
それが丁度五秒後。
「…動け!」
言うまでも無いが時は動きだし、次の瞬間、矢の当たった一斗缶が異常な爆発を起こし、魔女を一瞬で炎に包んだ。
ほむらは柱の陰に身を隠し、吹きすさぶ熱風から身を守る。
この燃え方はガソリンではない。
「…動け!」
言うまでも無いが時は動きだし、次の瞬間、矢の当たった一斗缶が異常な爆発を起こし、魔女を一瞬で炎に包んだ。
ほむらは柱の陰に身を隠し、吹きすさぶ熱風から身を守る。
この燃え方はガソリンではない。
中に入っていたのは、JP-5。いわゆる軍用ジェット燃料。
極端に疲弊する長時間の時間停止を使って自衛隊から調達した、貴重な切り札。
長時間の時間停止を使うときは極端な疲弊、つまりソウルジェムの穢れが発生する故、まどかの協力が必要不可欠だが、穢れを取り除いて貰う『儀式』に躊躇している自分が心のどこかにまだ居るのは秘密だ。
ばれたら、躊躇いが無くなるまでノンストップオールナイトで調教されるから。
この前はよりによってまどかの家でだった。
極端に疲弊する長時間の時間停止を使って自衛隊から調達した、貴重な切り札。
長時間の時間停止を使うときは極端な疲弊、つまりソウルジェムの穢れが発生する故、まどかの協力が必要不可欠だが、穢れを取り除いて貰う『儀式』に躊躇している自分が心のどこかにまだ居るのは秘密だ。
ばれたら、躊躇いが無くなるまでノンストップオールナイトで調教されるから。
この前はよりによってまどかの家でだった。
朝、食卓に座ったとき、おじさまとおばさまの目の下にも、なぜか隈があった。
あの時の、自分を責める、と言うより申し訳ない、みたいな憐憫の表情は忘れられない。
ごめんなさい。本当に色々と様々な意味でとにかくごめんなさい。
それでも私を受け入れてくれるお二人が大好きです。まどかの次に。
まどか、貴女もお願いだから声だけは我慢させて。声が聞きたい、は分かるけど。
あの時の、自分を責める、と言うより申し訳ない、みたいな憐憫の表情は忘れられない。
ごめんなさい。本当に色々と様々な意味でとにかくごめんなさい。
それでも私を受け入れてくれるお二人が大好きです。まどかの次に。
まどか、貴女もお願いだから声だけは我慢させて。声が聞きたい、は分かるけど。
いえ、分かっちゃいけないんだけど。
魔女は炎につつまれ、悲鳴を上げた。
あ、いけない。戦っている最中だったわ。
紅蓮の炎は空気を巻き込みながら燃え上がり続け、千度を超える炎の中で魔女はもがき、そして散り散りになって霧散し、消滅した。
黒煙と油の匂いが周囲に充満し、ほむらはちょっと咽せながら爆煙の中心地を見る。
魔女は炎につつまれ、悲鳴を上げた。
あ、いけない。戦っている最中だったわ。
紅蓮の炎は空気を巻き込みながら燃え上がり続け、千度を超える炎の中で魔女はもがき、そして散り散りになって霧散し、消滅した。
黒煙と油の匂いが周囲に充満し、ほむらはちょっと咽せながら爆煙の中心地を見る。
まだ熱が残っている爆心地。
そこには、魔女の成れの果て、もしくは生まれる前の状態とも言えるグリーフシードが駒のように立っていた。
:-p
「だからどうして最近のは…」
溜息と共に気を取り直し、ほむらはグリーフシードを拾い上げ、そして両手で持ち、そっと包み込む。
そこには、魔女の成れの果て、もしくは生まれる前の状態とも言えるグリーフシードが駒のように立っていた。
:-p
「だからどうして最近のは…」
溜息と共に気を取り直し、ほむらはグリーフシードを拾い上げ、そして両手で持ち、そっと包み込む。
溜息と共に気を取り直し、ほむらはグリーフシードを拾い上げ、そして両手で持ち、そっと包み込む。
「…貴女は、何を望んだの? 何を欲しがったの? どうして、絶望したの?」
リボンが揺らめく。
それに合わせて、グリーフシードが微かに輝いた気がした。
「……」
「…貴女は、何を望んだの? 何を欲しがったの? どうして、絶望したの?」
リボンが揺らめく。
それに合わせて、グリーフシードが微かに輝いた気がした。
「……」
ほむらは、グリーフシードを母が子を抱くようにして抱きしめる。
グリーフシードがほむらのソウルジェムの穢れを吸い始めた。
「めっ」
ほむらはそれを止める。
「駄目。私は…貴女を…」
グリーフシードがほむらのソウルジェムの穢れを吸い始めた。
「めっ」
ほむらはそれを止める。
「駄目。私は…貴女を…」
結界が消滅する。
ほむらはその場から消えた。
「なる程。確かに…暁美さんって今も時々一人で魔女退治するわよね。でも…それは私達も同じよね? 危険なとき、間に合わないときや、一緒じゃ無いときは個々に動くのが当たり前だから…それは何もおかしい事じゃないと思うけど?」
「んだんだ」
杏子がマミの買ってきたお菓子の中からみたらし団子を食べつつ頷く。
ほむらはその場から消えた。
「なる程。確かに…暁美さんって今も時々一人で魔女退治するわよね。でも…それは私達も同じよね? 危険なとき、間に合わないときや、一緒じゃ無いときは個々に動くのが当たり前だから…それは何もおかしい事じゃないと思うけど?」
「んだんだ」
杏子がマミの買ってきたお菓子の中からみたらし団子を食べつつ頷く。
「そーなんですけど、でも何かひっかかるんですよ。何かが…」
「美樹さん、変なところで勘が鋭いものね」
「マミさんまでぇ…」
あうー、とさやかが滝のように涙を流す。
「ふふ。それはともかく、あなたの勘を疑うんじゃないけど、暁美さんの事を勘ぐり過ぎても駄目よ。あの子は…かけがえのない仲間なんだから」
「美樹さん、変なところで勘が鋭いものね」
「マミさんまでぇ…」
あうー、とさやかが滝のように涙を流す。
「ふふ。それはともかく、あなたの勘を疑うんじゃないけど、暁美さんの事を勘ぐり過ぎても駄目よ。あの子は…かけがえのない仲間なんだから」
「勿論です! まぁ…あたしも自分の性格が性格だからってのは分かっているつもりなんですけど…」
「それに、あの子は頭のいい子。その行動に何かあるなら、それは必ず納得出来る意味があるはずよ。言えない理由も含めて」
「…ですよね」
「なら、この話はとりあえずおしまいにしようぜ。あたしもそろそろ腹減ってきたんだからさ」
「あら、もうこんな時間ね」
「それに、あの子は頭のいい子。その行動に何かあるなら、それは必ず納得出来る意味があるはずよ。言えない理由も含めて」
「…ですよね」
「なら、この話はとりあえずおしまいにしようぜ。あたしもそろそろ腹減ってきたんだからさ」
「あら、もうこんな時間ね」
「あ、はい。分かりました。まぁ、そうですよね。あたしも神経尖りすぎていたんだと思うんで…。もうちょっと気を抜きます。せっかくの街一番の美人が、眉間皺なんてあったら台無しですしね」
さやかがあはは、と屈託無く笑う。
「うん、それがいいわ。魔法少女は心のケアも大切よ。それこそ美樹さん自身、何か悩みがあったら、私にも相談してね? 一応先輩なんだから、相談に乗るわよ。恋バナとか」
「恋バナに拘んなよ、マミ」
「あのー。自分で言っおいて何ですけど…ボケが突っ込まれないと、自分がイタイだけになるんですぅー…」
さやかがあはは、と屈託無く笑う。
「うん、それがいいわ。魔法少女は心のケアも大切よ。それこそ美樹さん自身、何か悩みがあったら、私にも相談してね? 一応先輩なんだから、相談に乗るわよ。恋バナとか」
「恋バナに拘んなよ、マミ」
「あのー。自分で言っおいて何ですけど…ボケが突っ込まれないと、自分がイタイだけになるんですぅー…」
「うふふ。そういうところもこれから直していけばいいんじゃない?」
「正論すぎて何も言えないあたし」
かなわないなぁ、とさやかが溜息をつく。
「それじゃまた明日。 佐倉さんはこっちね」
「おう。さやか、また明日な」
「正論すぎて何も言えないあたし」
かなわないなぁ、とさやかが溜息をつく。
「それじゃまた明日。 佐倉さんはこっちね」
「おう。さやか、また明日な」
「またねー」
「さて、佐倉さんはせっかく一緒に帰るんだから、勉強の進み具合も見てあげるわね」
「…それが目的か」
杏子はげんなりした顔をしつつも、それでもマミから離れる事無く隣を歩く。
二人と一人になった少女達は、それぞれ反対方向へ歩き出す。
「さて、佐倉さんはせっかく一緒に帰るんだから、勉強の進み具合も見てあげるわね」
「…それが目的か」
杏子はげんなりした顔をしつつも、それでもマミから離れる事無く隣を歩く。
二人と一人になった少女達は、それぞれ反対方向へ歩き出す。
橙色の夕日が、三人の影を遠くとへ伸ばしていた。
一人になったさやかは、うん、と背伸びをして、神経質になっていたであろう自分を反省する。
「ほむらの事疑ってなんていないのに…。ただ、なんだかって言うだけなのに…。それだけなんだよなぁ…ホント、損な性格だよ。だから恭介の事も…って! ダメダメ! そういう後ろ向きは無し! 頑張れあたし! なんかよく分からないけど自分がどろどろになりそうな気がするから頑張れ!」
歩きながら、自分のほほをぺちぺちと叩いて気合いを入れる。
その時。
一人になったさやかは、うん、と背伸びをして、神経質になっていたであろう自分を反省する。
「ほむらの事疑ってなんていないのに…。ただ、なんだかって言うだけなのに…。それだけなんだよなぁ…ホント、損な性格だよ。だから恭介の事も…って! ダメダメ! そういう後ろ向きは無し! 頑張れあたし! なんかよく分からないけど自分がどろどろになりそうな気がするから頑張れ!」
歩きながら、自分のほほをぺちぺちと叩いて気合いを入れる。
その時。
「ん?」
ふと、さやかが何かを感じて視線を向ける。
「おろ、ほむら」
さやかが通りの向こうにほむらを見つける。
通りの向こう、とは言っても通りの建物の上にだ。
ふと、さやかが何かを感じて視線を向ける。
「おろ、ほむら」
さやかが通りの向こうにほむらを見つける。
通りの向こう、とは言っても通りの建物の上にだ。
ほむらは変身していた。
今声をかけられても、多分困るだろうな。
て言うかさ、ほむらも気付かれたくない筈なのにマックの看板の上に立つのやめようよ。
どっかのアイアン社長みたいじゃん。ハゲた眼帯のおっちゃんに怪しいチームに誘われちゃうぞ。
さて、なら、テレパシーで呼びかけようか。
今声をかけられても、多分困るだろうな。
て言うかさ、ほむらも気付かれたくない筈なのにマックの看板の上に立つのやめようよ。
どっかのアイアン社長みたいじゃん。ハゲた眼帯のおっちゃんに怪しいチームに誘われちゃうぞ。
さて、なら、テレパシーで呼びかけようか。
そう思った次の瞬間、瞬きと共にほむらは消えた。
「あちゃ、消えちゃった」
多分、時間停止を使ったのだろう。
それは不思議でも何でも無い。
だが、それよりもさやかが感じた違和感がある。
「あちゃ、消えちゃった」
多分、時間停止を使ったのだろう。
それは不思議でも何でも無い。
だが、それよりもさやかが感じた違和感がある。
「…使い魔、いや、魔女の気配?」
最初に感じたのは、極微弱だが魔女の気配だったのだ。
その方向を見たらほむらが居た。
ならば、ほむらは魔女退治に向かったのか。
それなら納得はゆく。
最初に感じたのは、極微弱だが魔女の気配だったのだ。
その方向を見たらほむらが居た。
ならば、ほむらは魔女退治に向かったのか。
それなら納得はゆく。
「……」
だが、どうにもぬぐいきれない違和感がさやかの心をかき乱した。
「…ほむら」
しばらくの間、さやかはその場所から動けなかった。
…こんなとき、マミさんや杏子なら…。
だが、どうにもぬぐいきれない違和感がさやかの心をかき乱した。
「…ほむら」
しばらくの間、さやかはその場所から動けなかった。
…こんなとき、マミさんや杏子なら…。
そう思うさやか。だが。
「…いや! あたしは、あたしの道をいくんだ! 他の誰でもない! あたしが信じたあたしを信じる! まだ見ない明日に怯えて今を後悔したくないっ!」
さやかが歩き出す。
ほむらの消えたであろう方向へ向かって。
「ほむらちゃん! 魔女退治ご苦労様!」
「…いや! あたしは、あたしの道をいくんだ! 他の誰でもない! あたしが信じたあたしを信じる! まだ見ない明日に怯えて今を後悔したくないっ!」
さやかが歩き出す。
ほむらの消えたであろう方向へ向かって。
「ほむらちゃん! 魔女退治ご苦労様!」
「ええ。待っていてくれてありがとう」
「ウェヒヒ! いつまでだって待つよ」
少しの後。
広場でほむらとまどかがベンチに座っていた。
夕方でもそれなりに賑やかな広場だが、二人はその中でもどこか目立つ。
「ウェヒヒ! いつまでだって待つよ」
少しの後。
広場でほむらとまどかがベンチに座っていた。
夕方でもそれなりに賑やかな広場だが、二人はその中でもどこか目立つ。
見た目はおっとりした可愛らしい少女と、クールな美少女の組み合わせが人の目を引くのだろう。
「ほむらちゃーん」
不意にまどかが体を寄せ、腕を絡める。
「…あの、だからまどか…」
「ウェヒ?」
「ほむらちゃーん」
不意にまどかが体を寄せ、腕を絡める。
「…あの、だからまどか…」
「ウェヒ?」
「く、くっつきす…あう。手、手を…そこは…お…」
「ソウルジェムの為だよ。医療行為医療行為。私だって本意じゃ無いんだよ多分ウェヒヒヒ」
「くぅ…ん。あの…そんなに穢れて…」
「ほむらちゃん、ほら、しっかり持ってないと、クレープがお膝に落ちちゃうよ? 落ちたら舐めちゃおっかなー。落ちたトコロを」
「!」
「ソウルジェムの為だよ。医療行為医療行為。私だって本意じゃ無いんだよ多分ウェヒヒヒ」
「くぅ…ん。あの…そんなに穢れて…」
「ほむらちゃん、ほら、しっかり持ってないと、クレープがお膝に落ちちゃうよ? 落ちたら舐めちゃおっかなー。落ちたトコロを」
「!」
ほむらが唇を噛みしめて体に力を入れる。
「まぁまぁ。そんなに我慢しないで。リラックスリラックスりらっくまー」
「だ、だから…なでないで…指…が…あ…。お口に入れひゃ…らめ…」
「ウェヒー」
「えーかげんにしなさいっ!」スパーン
「まぁまぁ。そんなに我慢しないで。リラックスリラックスりらっくまー」
「だ、だから…なでないで…指…が…あ…。お口に入れひゃ…らめ…」
「ウェヒー」
「えーかげんにしなさいっ!」スパーン
「うぇひっ!」
「ほむっ!」
「まったく…天下の往来で何してんだかホントに」
「あ、さやかちゃん」
「さ、さやか…。ど、どうしたの?」
「ほむっ!」
「まったく…天下の往来で何してんだかホントに」
「あ、さやかちゃん」
「さ、さやか…。ど、どうしたの?」
「どうしたもこうしたもないでしょ! かわいこちゃん二人で人目を引いているかと思いきや、とんでもない光景で人目引いているだけだし…。あんたら補導されるよしまいにゃ。クレープで何高等なプレイしようとしてんだか」
「ご、ごめんなさい。つい、どうしても拒みきれなくて…」
「拒もうよそこは。本心からの訴えだから。二人の為に。いやマジで」
「ティヒヒ。さやかちゃんの突っ込みはいつもながら鋭いね」
「まどかも! ほむらの為にもスキンシップは程ほどにしておきなさいっての」
「ご、ごめんなさい。つい、どうしても拒みきれなくて…」
「拒もうよそこは。本心からの訴えだから。二人の為に。いやマジで」
「ティヒヒ。さやかちゃんの突っ込みはいつもながら鋭いね」
「まどかも! ほむらの為にもスキンシップは程ほどにしておきなさいっての」
「善処します」
「いや、徹底してよ。繰り返すけどマジで」
「はっぷっぷー」
「ふくれても駄目」
「ウェヒー」
「いや、徹底してよ。繰り返すけどマジで」
「はっぷっぷー」
「ふくれても駄目」
「ウェヒー」
「喋ろうよ…」
だんだん疲れてきたさやかが、頭に手を置いて溜息をつく。
「さやか、それで…どうしたの?」
「ああ…。ほむらの普通の応答がなんと心地よい事かぁー」
しみじみと、目尻に何かを光らせながらさやかが呟く。
だんだん疲れてきたさやかが、頭に手を置いて溜息をつく。
「さやか、それで…どうしたの?」
「ああ…。ほむらの普通の応答がなんと心地よい事かぁー」
しみじみと、目尻に何かを光らせながらさやかが呟く。
「お、大げさよ。それより」
「あ、うん。いやね、さっき、ほむらがマックの看板の上で変身していた格好を見かけたから、それでなんか手伝える事あるかなーって、探してみただけなんだ」
「あら、あの時…ああ、見られていたのね」
ほむらは特に慌てる風も無く応える。
「何かやってた?」
「あ、うん。いやね、さっき、ほむらがマックの看板の上で変身していた格好を見かけたから、それでなんか手伝える事あるかなーって、探してみただけなんだ」
「あら、あの時…ああ、見られていたのね」
ほむらは特に慌てる風も無く応える。
「何かやってた?」
「何って…、魔女退治の帰りだっただけよ」
「そうそう、私はほむらちゃんの帰りを待ってたの」
「あー、やっぱそうかぁ」
「……」
ほむらがほんの僅かに瞳を伏せた。
「そうそう、私はほむらちゃんの帰りを待ってたの」
「あー、やっぱそうかぁ」
「……」
ほむらがほんの僅かに瞳を伏せた。
「一時は一人じゃあ使い魔も…。なんて腐っていた頃が嘘みたいに快進撃だよね」
「快進撃、なんて言う程じゃ無いわ」
「いやいや、復活した影のリーサルウェポン、女メル・ギブソンが何を仰るやら。今はまどかのご加護もあるし」
「それは…否定しないけど」
「ウェヒ。私を頼ってくれて…とっても嬉しいよ、ほむらちゃん。はむはむ」
「快進撃、なんて言う程じゃ無いわ」
「いやいや、復活した影のリーサルウェポン、女メル・ギブソンが何を仰るやら。今はまどかのご加護もあるし」
「それは…否定しないけど」
「ウェヒ。私を頼ってくれて…とっても嬉しいよ、ほむらちゃん。はむはむ」
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