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元スレ紅莉栖「岡部、IS学園に転入して」
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ラウンダーのオカリンならまだ戦えたろうが普通のオカリンだしな
>>552
何かと思ったらAVか。誰がこういうの見るんだろうな……
何かと思ったらAVか。誰がこういうの見るんだろうな……
>>554
俺得
俺得
>>AV
もしもしの俺は解らないんだけど、シュタゲかISかこのSSに関係あるの?
もしもしの俺は解らないんだけど、シュタゲかISかこのSSに関係あるの?
乙
持っているのは戦闘経験だけで体はモヤシなんだよな、オカリン
持っているのは戦闘経験だけで体はモヤシなんだよな、オカリン
>>561
これが例えば紅莉栖やまゆりやラボメンの命に関わるって話ならそうかもしれんがどうだろうな
俺はSG到達後も変わらずヘタリンな感じだと思うが
つかオカリンの言動ってシュタゲ本編の物語の最初と最後で振る舞いは同じでも受ける印象は全く違うよね
これが例えば紅莉栖やまゆりやラボメンの命に関わるって話ならそうかもしれんがどうだろうな
俺はSG到達後も変わらずヘタリンな感じだと思うが
つかオカリンの言動ってシュタゲ本編の物語の最初と最後で振る舞いは同じでも受ける印象は全く違うよね
言動はヘタレでもやる事はきっちりやるイメージ
でもヘタレなオカリンも好き
でもヘタレなオカリンも好き
ヘタリンでもSG到達までの経験から来る『凄み』みたいなものは醸し出しそうだwwww
SG到達までタイムリープを何回繰り返したんだろ
長門さん程じゃ無いにしても
長門さん程じゃ無いにしても
つかラウラって娘はなんで眼帯してるの?普通に片目しかないから?
それともギアスや写倫眼や直死の魔眼みたいな能力持ちだから?
それともギアスや写倫眼や直死の魔眼みたいな能力持ちだから?
シュタゲ派が多いってことかな
登場キャラは圧倒的にIS勢が多いと言うのに
登場キャラは圧倒的にIS勢が多いと言うのに
このSSを読むにあたってISは知らんからWikipediaで人物やら用語やら確認はしたけどなんとなく察した
もっと細かいとこはアニメ見なきゃわからんのか
つか箒がメインヒロインって書いてあってびっくりした
もっと細かいとこはアニメ見なきゃわからんのか
つか箒がメインヒロインって書いてあってびっくりした
βは理系の学生の平均ぐらいじゃね?
むしろ、γオカリンの知識・経験があるだろうから、力付けたら4°くらい軽く押さえつけられる人間になりそうだ
むしろ、γオカリンの知識・経験があるだろうから、力付けたら4°くらい軽く押さえつけられる人間になりそうだ
>>545 続き。
─未来ガジェット研究所─
るか「でも──岡部さん凄いです、男性なのにISを起動してしまうなんて」
ピザを両手で持ちながら“漆原 るか”が話題を変えた。
その容姿は美少女にしか見えないが、男である。
服装も華奢なボディラインが見て取れるようなものであり、蠱惑的なものだった。
フェイリス「さすが凶真だニャ……内なるマナを開放し、ISを呼び覚ましただニャんて……。
深淵の者との戦いが近いと言うことなのかニャ……!」
フェイリス・ニャンニャン。“秋葉 留未穂”が何時も通りの口調で答えた。
ラボは2人を加え、5人のラボメンで昼食を取っている。
ダル「……キタ」
ボソリと、ダルが呟く。
その拳はぎゅぅっ、と強く握られている。
紅莉栖「橋田……どした?」
ダル「ボクの時代がキィタァァア!! まさに、ハーレム!!」
座っていた巨漢の男が立ち上がり、叫ぶ。
ジューシーからあげNo.1を摘まんでいたまゆりが、柔らかい口調でそれに返した。
まゆり「でも、るか君も男の子だからちょっと違うよ?」
─未来ガジェット研究所─
るか「でも──岡部さん凄いです、男性なのにISを起動してしまうなんて」
ピザを両手で持ちながら“漆原 るか”が話題を変えた。
その容姿は美少女にしか見えないが、男である。
服装も華奢なボディラインが見て取れるようなものであり、蠱惑的なものだった。
フェイリス「さすが凶真だニャ……内なるマナを開放し、ISを呼び覚ましただニャんて……。
深淵の者との戦いが近いと言うことなのかニャ……!」
フェイリス・ニャンニャン。“秋葉 留未穂”が何時も通りの口調で答えた。
ラボは2人を加え、5人のラボメンで昼食を取っている。
ダル「……キタ」
ボソリと、ダルが呟く。
その拳はぎゅぅっ、と強く握られている。
紅莉栖「橋田……どした?」
ダル「ボクの時代がキィタァァア!! まさに、ハーレム!!」
座っていた巨漢の男が立ち上がり、叫ぶ。
ジューシーからあげNo.1を摘まんでいたまゆりが、柔らかい口調でそれに返した。
まゆり「でも、るか君も男の子だからちょっと違うよ?」
紅莉栖「男女比2:3でハーレムと言うにはちょっとね。つか、なんて話題だ」
フェイリス「チッチッチ。ダルニャンを甘くて見てはいけないのニャ!
るかニャンもきっちりカウント、むしろ“男の娘”属性として脳内で猛威を振るってるはずだニャッ」
るか「えっえっ……あの、僕……」
ダル「今まさにボクの時代だお!」
──ゴスッ。
ISの専門書がダルの後頭部にめり込む。
厚みと重量をかね揃えたソレは、凶器と呼ぶに相応しかった。
ダル「おおお……」
紅莉栖「けっこー重くて硬いのよね、この本。橋田、もう一発いく?」
ダル「ニ、ニライカナイが一瞬見えた訳だが……」
紅莉栖「正座する?」
ダル「正直興奮してた。反省も後悔もしてないが、今は落ち着いてるお……」
紅莉栖「まったく。相も変わらずHENTAIなんだからな」
フェイリス「ダルニャンにHENTAIは褒め言葉になっちゃうニャ」
ダル「まさしく、ご褒美」
フェイリスの合いの手にキリッとした反応を見せる。
が、横目で紅莉栖が睨むと直ぐに萎縮してしまった。
ダル「あ、牧瀬氏牧瀬氏……」
紅莉栖「なぁに? 変態さん」
ダル「言葉に棘があるぜェ……じゃなくって、凄いことが発覚したんだお」
紅莉栖「凄いこと?」
まゆり「あっ! そうそう、ちょっと驚いちゃったよねぇ」
るか「はい。僕も驚きました……」
紅莉栖以外のラボ面が訳知り顔で話し始める。
紅莉栖「ちょっとちょっと、話し進めないでよ。何が凄いの?」
ダル「フェイリスたんの“IS適性値”」
紅莉栖「? それがどうしたの?」
まゆり「それがねぇー、えへへぇ」
るか「“適性値:A”なんです」
紅莉栖「へぇ、そうなの……A!?」
IS適性値。
C~Sまでランク付けされていて、大部分の女性がCに位置づけられる。
適性値は訓練により、向上していくものだが、生まれ持った素質によるものが大きい。
適性値Sランクは世界で数人しか確認されておらず、世界最強の一角として認知されている。
適性値Aランクは各国の代表選手、及び代表候補生クラスになる素質、または技能を持っているとされる。
紅莉栖「ちょ、AランクだったらIS学園に余裕で入学出来るわよ?
と言うか……日本政府がAランクの娘を学園に入れさせないとかありえない」
フェイリス「ニャハハ……実は政府から何度も入れーってオファーが来てたのニャ」
ダル「フェイリスたんマジぱねぇっす」
フェイリス「ISは確かに凄いニャ。だけども、フェイリスは皆のメイドでありたかったのニャ。
ISに乗って世界に羽ばたくよりも、もっともーっと大事なことがフェイリスにはあったから……華麗に断った訳だニャ!」
まゆり「えへへぇ、さすがフェリスちゃん。カッコイイなぁ」
るか「普通なら断りきれないですし、待遇面から言っても確実にIS学園に入学した方が良いですもんね」
ダル「一生付いて行くと決めたお!」
フェイリスISに関連する全てのオファーを断った。
IS操縦者になる道よりも、この秋葉原でメイドとして、秋葉留未穂として都市開発に携わっていく。
そう決めていたのだから日本政府が幾ら説得しようとも、猫の耳に念仏であった。
フェイリス「でも、こんなことになるなら入ってても良かったかニャ?」
紅莉栖「こんなこと?」
フェイリス「決まってるニャ! 凶真がIS操縦者として学園に入ったのなら、きっと今より面白い学園生活が送れたはずだニャ!」
まゆり「オカリンと学生生活かぁ~」
るか「確かに。楽しそうですね……」
ダル「牧瀬氏は実際送っている訳ですが……」
紅莉栖「ぐ……」
3人の視線が紅莉栖に集まる。
フェイリス「さー、くーニャン! 洗いざらい話してもらうニャ~!」
紅莉栖「は、話すって何を……」
まゆり「んーとぉ、どんな学園生活を送ってるのかなぁ? まゆしぃもちょっと気になるのです」
紅莉栖「ま、まゆりまで……」
るか「やっぱり気になりますよね……そ、その女の子も沢山居ますし」
紅莉栖「漆原さんまで!?」
ダル「特に、世界各国の美少女について詳しく説明キボンヌ!」
紅莉栖「なにこの展開……」
フェイリス「くーニャン以外で、凶真が一番仲の良い子は誰だニャ?」
紅莉栖「えっと……一夏かな」
ダル「どこの国の女子?」
紅莉栖「男だ」
まゆり「おー、あの有名なおりなんとか君!」
ダル「さすがオカリン……ヘタレっぷりをあちらでも発揮していると見た」
一門一答が続いていく。
周りから出される質問の殆どの答えが“一夏”だったのは言うまでも無かった。
この一門一答は3人が飽きるまで行われた。
─畳道場─
楯無「倫ちゃん、一つ聞いて良い?」
岡部「何だ? 命乞いか? ククク……本来ならば許しはしないが、今は時間が無い。特別に──」
楯無「その格好はなぁに?」
岡部の口上などは全て無視して楯無が尋ねた。
両腕を万歳のように広げ、掌も広げまるで威嚇でもするかのような構え。
あらゆる格闘技を納めている楯無であっても、見た事が無い型。
どう見ても隙だらけの型ではあったが、岡部の自信に満ちた表情に興味が沸いた。
岡部「……っふ。知らんのか。この構えは地上最強の生物。その者の“流法”(モード)だ」
楯無「地上最強……? モード?」
岡部「その他にも“光”の流法。“風”の流法。“熱”の流法、と俺は全てを納めている。
どうだ、降参するなら今のう──」
楯無「なんだか解らないけど……面白そうね♪」
岡部「お、おもしろ?」
楯無「じゃぁ──行くわよ?」
仕切りなおし、楯無が動く。
岡部が無意識に行った生理的な“まばたき”を終えた次の瞬間、
対面に立っていた楯無は大きく両手を広げている岡部の懐に入っていた。
岡部「な──に?」
楯無「あら? 迎撃しないのね?」
両手を広げたままの岡部は動くことが出来なかった。
本能が危険信号を脳に告げる。
“この位置は不味い”
楯無「ボディーが、がら空きよ!」
双掌打が岡部の腹部に叩き込まれた。
ガードなど出来様はずもなく、完全に攻撃が決まる。
楯無の細く、華奢な腕から放れた打撃は関節を固定することにより大幅に攻撃力が上がっていた。
岡部「くけっ……!」
衝撃が全身に渡る。
肺に攻撃を受けた訳でもないのに、全ての酸素が肺外へ放たれ呼吸が一時的に麻痺する。
バランスは崩れ、足はよぼつき、気付けば視界は天井を見上げていた。
楯無「あらぁ……思った以上に……」
一夏「(何にも言えねぇ……)」
女子生徒「え、もしかして岡部君って弱い?」
女子生徒「ちょっと幻滅って言うか……」
女子生徒「でも相手は更織会長だし……」
遠慮無用の女生徒の会話に一夏の耳が痛くなる。
ここ2日間で岡部の体力のなさは把握していた。
そんな岡部が楯無と戦えるはずが無いのを、一夏は解っていたからだ。
楯無「えっと、大丈夫……?」
双掌打のクリーンヒットを受けた岡部はひくひくと手足を痙攣させながらひっくり返っていた。
一向に立ち上がろうとしない岡部を心配して、覗き込むように楯無が近づいた時──。
岡部「ぶぁーかめっ!!」
見かけによらず、長く伸びた足を楯無の両足に絡め、蟹バサミを決める。
ガッチリと楯無の両足を挟む。
後は簡単だった。思い切り体を捻りその勢いで床に叩き伏せる。
岡部「これで終りだ!!」
楯無「うーん、頑張りは認めるけど30点」
冷静な声が響く。
その顔は見えなくとも、うっすらと笑みを浮かべていると解る口調だった。
岡部の勢いは止まらない。
そのままゴロゴロと畳道場を1人で転げまわった。
楯無「ホールドが甘い。あんなにユルユルじゃぁ簡単に抜けれちゃうわよ?」
ガッチリと挟んだはずの足だったが、所々にあったわずかな隙間。
僅かでも隙間があるのなら、体位をずらせば空間は広がる。
広がれば後は簡単。
岡部が転がり始める前にジャンプをすれば良い。
子供だましな縄抜けだった。
岡部「くっ……」
ずきん。と腹部が疼く。
痛みを無視して行った決死の攻撃。それが外れたことで忘れかけていたものがぶり返した。
楯無「それにしても、死んだふり? 結構ベタな手を使うのね」
くすくすと愉快そうに笑う楯無。
それに引き換え、岡部は一撃貰っただけで全身から嫌な汗が吹き出ていた。
岡部「(この女……もしかして、凄く強いのか……?)」
一夏「(凶真が怪我しないように祈るしかないな……)」
楯無「さてさて、倫ちゃん。降参する?」
ニパッ、と笑顔を見せる。
岡部は睨みつけることによって降参を拒否する意思表示をした。
岡部「(思ったよりダメージが大きい……。芯に響くような痛みだ……)」
楯無「んー♪ 良い顔するじゃない。そう言う顔する男の子、おねーさんは好きよ?」
だからお前は俺より年下ではないか!
そう突っ込みを入れたくはある岡部だが、その余裕が無かった。
岡部「(大丈夫だ。降参さえしなければ終わらない……勝機は必ずある。俺は絶対にラボへ行く……)」
楯無「さー、ガシガシ行くわよー」
そこからは一方的だった。
ぽん、ぽん、ぽんと肝臓、みぞおち、心臓に軽く掌打を入れる。
寸分違わぬ精密打撃により、攻撃力は低くとも威力は絶大だった。
楯無「最後のは最近読んだ漫画にあった技なの。ハートブレイクショット♪」
岡部「くっ……かはっ……」
全てが急所への打撃。
岡部の膝が崩れ落ちる。
岡部「(息が……)」
呼吸が詰まる。
視界が落ちそうな、世界が暗くなる感覚。
──ギリッ。
思い切り歯を食いしばり、意識が弛まぬように気を入れた。
一度でも折れれば立ち上がれなくなる。
岡部は本能でそれを覚えていた。
楯無「あら……」
一夏「倒れ……ない」
完全に倒れると思っていた一夏は駆けつけるために、肩膝立ちの姿勢になっていた。
持ちこたえた岡部に驚嘆する。
楯無「ふむ。痛みには強いのかしらね?」
岡部「ぁぁ……、痛み……には、多少…………慣れてい、てな」
振り絞るように声を出す。
声を出して、意識が飛ばないようにとの抵抗だった。
楯無「あはっ♪ 良いわね、倫ちゃん。男の子はそうでなくっちゃ」
愉快な声をあげる。
事実、楯無は楽しんでいた。
一夏は捨て身の攻撃でもって、意志を示した。
岡部は耐えることにより、諦めることを拒否している。
そんな男達の姿が懸命でいじらしく、とても良い物に思えたからだった。
岡部「まだ、勝負は終わらない。終わらせない……」
ゆらり、と岡部が動く。
策など無かった。
岡部「(殴りたくば、殴れ)」
相手が攻撃をした時、必ず体は腕の届く距離に居る。
痛みなど無視をして力ずく……体当たりでもなんでも良い。
一度転ばせてしまえばそれで終り。
はったりが利く相手でも、急拵えの攻撃も届かない。
岡部には最初から自爆特攻しか選択肢が無かった。
楯無「(うーん、結構有効打入れたと思ったんだけどなぁ……これ以上やると怪我させちゃうかも)」
一夏「(凶真のやつ大丈夫か? いざとなったら、本当に止めに入らないとな……)」
2人の心配を他所に岡部は動く。
ゆっくりと、小用を片付けに行くように敵わない相手へ歩を進める。
一夏は腰を上げ、何時でも飛び出せる準備をしていた。
試合を止める訳ではない。
岡部が何時倒れても、その時支えられるようするために。
楯無「(すぐへばると思ったんだけど……意識を奪った方が良さそうね)」
楯無にしても、岡部を痛めつけることが目的ではなかった。
現状で岡部の身体能力をこの目と身で確かめる。
この試合は単なる余興として考えていただけだった。
楯無「(そんなにラボに行きたかったのかしら。ちょっと妬けちゃうかな、なんてね)」
岡部「どうした、ノーガード……来ないなら、こちらから──」
楯無「やん。ノーガードは嫌って言ったでしょ? それにノーガードなのは倫ちゃんじゃない」
そう言い放ち、楯無が躍動する。
身長差のある岡部に対し、確実に意識を刈り取るため、顎を狙った攻撃。
クリーンヒットさせては岡部の顎が砕けてしまう。
当てる打撃ではなく、掠める打撃。
前屈みになり、体を回す。
一夏「(カポエラキック!)」
下段から上段へ飛んでくる背面回し蹴り。
目測を誤れば確実に顎を砕くそれを、正確に掠めるよう楯無は放った。
──ッッッチ!!
目論見通りの攻撃が当り、岡部は脳震盪を起こす。
岡部「うごっ……?」
肉体的なダメージではなく、脳を揺さぶる攻撃。
耐える耐えないの問題ではなく、立っていられない。
人間の脳は衝撃に強く出来ていない。
前方へ崩れこむように、倒れる岡部。
一夏は駆け出していた。
一夏「凶真!」
岡部の体を支えようとした、その瞬間。
けれど岡部の膝は完全に崩れ落ちなかった。
楯無「……」
岡部「っぐ……脳震盪、か……」
一夏「えっ、凶真? 意識、あるのか?」
岡部「言った、はず……だ。慣れてい、ると」
脳へのダメージ。
揺れる世界。
それは、リーディング・シュタイナーを発動したそれと少しだけ感覚が似ていた。
その少しだけ。ほんのちょっとの似た感覚が、岡部の意識を現在に繋ぐ要因になる。
楯無「一夏くん。戻って」
一夏「あ……はい」
降参をしていない以上、一夏が試合を中断して良い理由などどこにも無かった。
楯無「ちょっと痛いかもしれないけれど、3時のおやつには起こしてあげるから」
冷たく。けれど柔和な口調を岡部は最後、耳にした。
おわーりです。
戦闘描写が得意じゃないから、戦闘回はキツイです。
えっちなSSが書きたくてしかたないけど我慢してこの子を完結させるために頑張るの。
それではご機嫌よう。
今日もありがとうございました。
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