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元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」2
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オクタヴィア「MUUUHH……?」
ボーボボ「ここは『鼻毛空間』……。俺が作り出した世界だ」
ボーボボ「この世界に入った者は魂を解放させられる……。もしかすすると、あの魔女の中にいるさやか自身が現れるかもしれない」
杏子「す、すげぇ技だな! でも、何でもっと早く出さなかったんだよ!」
ボーボボ「この『聖鼻毛領域』で魂を解放出来ないものは死ぬことになる。一般人であるまどか達に被害が出る前に終わらさないといけない!」
杏子「そうか、万能って訳じゃねーのか……」
首領パッチ「来るぜ、来るぜ魂の解放がーーーーッ!!」
KING鼻毛「俺の出番だぁーー!!」
オクタヴィア「……」スー
オクタヴィア「GAAAAAAAAAAAHHHHHHHHH!!!!!」ゴオオオオォォォ!
パリィーーーーーーン!!
.
ボーボボ「な、何ィッ!?」
ソフトン「バカな、『聖鼻毛領域』が……!?」
杏子「壊れちまった!!」
まどか「も、元の結界に戻っちゃったよ……」
首領パッチ「お疲れーっす」
KING鼻毛「OH……」シュン…
杏子「どういうことだよ、オイ!」
ボーボボ「しまった……、すっかり忘れていたぞ。魔女の結界のことを……」
ソフトン「説明してくれ、ボーボボ」
ボーボボ「ああ……」
<考えてみると、魔女とはそれぞれ己の結界を持っている。そして、結界内の人間の精神に影響を与えるなどの攻撃を皆が有しているんだ>
力士『ドスコイ! ドスコイ!』ドシンドシン!
杏子「おい、何だこのイメージ図」
<これはつまり、俺の『聖鼻毛領域』と全く同じ領域支配系統の技!!>
委員長『りーきし君!』ヒョコッ
力士『い、委員長!? どうしてここに…?』
委員長『えへへ、力士君と一緒にお弁当食べたくて……。ちゃんこ鍋作ってきたんだ!』
力士『委員長……!』キュン!
<奴は俺の『聖鼻毛領域』を破壊したのではない……。俺の世界に自分の結界を上塗りしたんだ!>
委員長『ねぇ、力士君……、私に稽古つけて……』
力士『えっ!? い、いいの、俺なんかで……?』
委員長『力士君じゃないとダメなの! でも……、初めてだから、優しくしてね……?』
力士『い、委員長ぉーーー!!』ガバッ
<俺が何度、世界を再構築しても、奴はその上から結界を張るだろう……。つまり俺の『聖鼻毛領域』は全く通用しない!>
ボーボボ「こういうことだ」
ソフトン「なるほど……」
杏子「だから、何なんだよあのイメージ図は」
ボーボボ「最後の手段が破られてしまった……どうすれば……」
まどか「みんな、危ないッ!」
ボーボボ「ハッ!?」
ソフトン「なっ!」
杏子「しまっ!?」
車輪 < ガララララララララッッ!!
ボーボボ「ぐばぁッ!!」ドゴォーーン!
ソフトン「く……ぐふっ!」ガシャーン!
杏子「うわああぁぁッ!?」ズサァーー!
まどか「み、みんなが……!」
ほむら「まどか、仁美! 衝撃に備えて!」
仁美「えっ!?」
マミ「車輪はまだ止まっていない……! こっちに向かってくるわ!」
車輪 < ゴロゴロゴロゴロゴロゴロッッ!!
オリ < ガシャーーーン!!
まど仁「「きゃあぁぁーーーッ!!」」
ほむら「くっ!」
マミ「ううぅッ!」
オクタヴィア「GAAAAAHHHHHHH!!!!」ゴオオオオ!
ボーボボ「く、うぅ……」
ソフトン「まずい、オリが……!」
杏子「まどか! 逃げろぉーー!!」ヨロヨロ
まどか「うぅ……? えっ?」
オクタヴィア「AAAHHHH!!」ガシッ!
まどか「きゃあぁぁッ!?」グググ!
ほむら「しまった、まどかが!!」
マミ「鹿目さん!」
仁美「まどかさん!」
オクタヴィア「GUUUUUHHHH!!!」グググ!
まどか「さ、やかちゃん……離して……!」グググ!
杏子「おい、止めろさやか!! まどかはアンタの一番の親友だろ!? 止めろぉーー!!」
杏子「ぼ、ボーボボ!」
ボーボボ「…………」シーン…
杏子「ボーボボ? おい、まさか……!?」
オクタヴィア「GOOOAAAAAHHHHH!!!」
まどか「さやかちゃん……、ホントはこんなことしたく、ないんだよね……?」グググ!
まどか「こんなの、ダメだよ……うぅッ! さやかちゃんは、優しい……子だもん……」グググ!
まどか「さやかちゃん……、目を覚ましてぇ……!」グググ!
まどか「さやかちゃん!!!」
ガッシャァァンッッ!!
.
~???~
へっへ~ん! 途中で結界が無くなったのは驚いたけど、それがどーしただもんね! 新しく作ればいいだけだよーだ!
後はこのウルサい虫どもを潰せばいいだけ やっと静かになるよ
こいつら、いちいちフザケてて意味分からないんだよね あたしも何回ツッコみそうになったか……
…って、ツッコむ? あたしがあいつらに? いやいや何の冗談よ
どうやら、こいつらの変な空気に釣られそうになってるみたい さっさと殺さないと……
まずはこの弱っちそうなのにしよう なんか叫んでる……うっせぇー
もう、クズ虫ってホントやだ 握り潰しちゃえ
じゃあね、コンサートを邪魔したあんたが悪いんだから……
『さやかちゃん!!!』
あ…れ…? まど……?
.
~結界最深部~
ガッシャァァンッッ!!
杏子「え……?」
ほむら「これは……!」
マミ「あ…あぁ…!」
オクタヴィア「HUU……HU…」フシューフシュー!
まどか「さ……やかちゃん……?」
ソフトン「魔女が、まどかを掴んでいた手をもう一方の手で押さえている……!」
杏子「あ、あたしにはまどかの声に反応したように見えた……」
マミ「私もよ……」
オクタヴィア「GUU…Uu…」グググ…
まどか「さやかちゃん……? 聞こえるの!? もしかして!?」
オクタヴィア「UUU……。MA…ど……カァaA……」グググ!
まどか「さ、さやかちゃん……!!」
仁美「さやかさん、意識が……!」
ほむら「こ、答えた!? まどかの名を呼んだわ!」
マミ「美樹さんが……! 美樹さんが姿を表している…!」
杏子「でも、今まで散々無視を決め込んでたのに、何で今になって……」
ソフトン「 ! どうやら、あれが答えのようだ……」
杏子「えっ?」
ソフトン「あれを見ろ」スッ
オクタヴィア「ま…dO、Kア……、mあDオカ……」グググ…
まどか「そ、そうだよ、私だよ! さやかちゃん!」キラッ!
マミ「鹿目さんの胸辺りから何か光るモノが伸びてるわ……」
ほむら「そして、それは魔女に繋がっている……」
仁美「あれは……糸、いえ……」
杏子「鼻毛だ!!」
ボーボボ「その通り……」ムクリ…
杏子「ボーボボ! 無事だったか!」
マミ「じゃ、じゃああの鼻毛はボーボボさんが!?」
ボーボボ「ああ。俺は戦闘中絶えず細い鼻毛を伸ばしながら戦っていた」
ボーボボ「それを巻き付けていたのはイスだけじゃない。魔女の体にもだ」
ボーボボ「今、まどかとさやかを結ぶ鼻毛は、言わば糸電話の糸!!」
ボーボボ「まどかの声は直接さやかの心の中に響いている!」
ボーボボ「これこそ鼻毛真拳超絶奥義<魂の渡し綱>だ!!」
オクタヴィア「UUH……、GぉメNnネ…ごめ…ンNe…」ウウゥゥ…
まどか「泣かないで……泣かないでさやかちゃん。みんなで助けてあげるからね……!」
ボーボボ「みんな! さやかから伸びている鼻毛を掴め! あと少しだ、全員で呼びかけるんだ!」ガシッ!
仁美「はいっ!」ガシッ!
マミ「もちろんです!」ガシッ!
杏子「おうッ!」ガシッ!
ソフトン「うむ」ガシッ!
ほむら「ええ!」ガシッ!
首領パッチ「よっしゃぁ!」ガシッ!
絶望君「絶望してはいけない」ガシッ!
魚雷ガール「全く、手のかかる生徒ね」ガシッ!
田楽マン「オレもっ!」ガシッ!
KING鼻毛「これって俺も参加していいの?」ガシッ!
まどか「みんな……!」
オクタヴィア「UUH……UUUU…」ウウウゥ…
.
~???~
あ、あれオカシいな、何でだろ? 何でこんな虫一匹殺せないんだろう?
何で、奴らの声が……声が……!?
『さやかちゃん…』
!!!
『辛かったよね? 悲しかったよね? みんなのことを考えて、考え過ぎて、自分を責めちゃって……』
止めて……! 止めてよ……!
『私はそんな優しいさやかちゃんが、大好きだよ。だから、元のさやかちゃんに戻って欲しいな』
私は、サヤカなんかじゃない! 私は……私は……!
あれっ?
わたしは……だれ?
.
『さやかさん……』
こ、この声はひと……、ひと……なに?
『さやかさんには謝っても謝り切れませんわ……。あなたとはちゃんと話をつけないといけません』
『殴ってもらってもかまいません……でも』
『出来るならば、元に戻ったさやかさんに殴って欲しいです。私の大切なお友達のさやかさんに』
ひ……とみ……?
.
『美樹さん』
『元はと言えば、魔法少女の世界にあなたを引き込んしまったのは私……。責任は感じているわ』
『だから、美樹さんだけ特別に私の家でケーキ食べ放題! 美味しい紅茶もつけるわ!』
『食べたかったら、早く元に戻りなさい。ちょっと困っちゃう可愛い愛弟子にね』
ま…みさ……ん
.
『本当にあなたは手がかかるわね、さやか』
『あなたのせいで私が何回酷い目に遭ったと思っているの? もう数え忘れたわ』
『文句を言いたいからさっさと戻ってきなさい。この身長差じゃ首が痛くなるでしょ』
『…………みんな心配していますよ。早く帰ってきてください、美樹さん』
転こ……いや、ほむら……?
.
『バッカ野郎ぉーーーーーッ!!』
『アンタ、どれだけみんなに迷惑かけたか分かってんの!? 何、車輪で攻撃してんだよ! 何で、まどかまで攻撃してんだよ!』
『お前がそんな奴だったなんて、心底ガッカリだぜ!』
『……あと、ちゃっかりアタシより強くなってんじゃねーよ』
『みんな待ってんだから、早く来てよさやか』
『アタシはさ、アンタとのコンビ……。結構悪くないって思ってるよ、さやか!』
『さやか、俺は君に感謝している』
『手の掛かる杏子を、ここまで素直にしてくれたのは君だ』
『俺は、君と杏子が争う姿をもう見たくはない』
『さやか。もう一度、杏子の側に戻ってきてくれ』
杏子……ソフトンさん……
.
『あー! マイクテスマイクテスッ!』
『さやか! オメー俺より目立ってんじゃねーぞ! んだよ、デカくなりやがって!!』
『しかも、暗黒面に落ちたとかオイシイ設定まで……! 調子乗るのも大概にしろ!』
『あと腹立つのは……ツッコめよ! メチャクチャいいギャグ放ってんのに、何で拾わねーんだ!』
『さっさとツッコみに来い! ツッコミキャラを他の奴らに取られちまうぞ!』
『ギョラ~、恋の悩みっていいわね~。先生、昔を思い出しちゃったわ』
『でも、中学生の恋にしてはちょっと事態が大きくなり過ぎね。自分一人で溜め込むからこんな事になるのよ』
『あなたは私の生徒よ? 私のクラスは一人でも生徒が欠けたらいけないの!』
『あなた専用の宿題はたんまりあるわ! それに補修もね! 分かったら登校しなさい!』
『無断欠席は許さない! なぜなら私は魚雷だから!!』
首領パッチ……先生……
.
『今回の作戦の指揮を取ったのは俺だ。どうしてもお礼がしたいのなら、受け取ってやってもいいぜ』
『クッキ~……クッキ~……』
『Nーーー、よく分からねぇけど、これも出番だよな? ヤッフゥー!』
こいつらは……どうでもいいや
.
『さやか……、聞こえたか?』
『みんながお前に呼びかけてくれたんだ。みんながお前を待っている』
『帰ってきたら、ワキ毛真拳の極意を少しだけ教えてやろう。お前の衣装はワキ毛真拳に丁度いい』
『いつでも受け入れる準備は出来てるぞ。安心しろ』
ボーボボ……
み、んな……私、私……
.
~結界最深部~
オクタヴィア「UU、UOOOOOHHH!!」ゴゴゴゴ!
杏子「さやかが暴れだしたぞ!」
ボーボボ「皆の声が届いている証拠だ。今、さやかは己の絶望と戦っているんだ!」
マミ「で、でも鼻毛で繋がってる状態で暴れられたら私達も危ないわ!」
ほむら「いえ、それ以前にさやかの手の中にいるまどかが……!」
オクタヴィア「GAAAHHH! AAAAAAHH!!!」ゴゴゴゴォォ!
まどか「さやかちゃん! 落ち着いて! 大丈夫だよ、大丈夫だから!」
オクタヴィア「OOOOOHHH!!」
ソフトン「くっ! どうすれば……!」
ボーボボ「声は届いてる筈なんだ! しかし、あと少し足りない……!」
ボーボボ「あと少しでも、声が届けば……!!」
バタン!!
天の助「お困りのようだな!!」
恭介「みんな……」
杏子「は……!?」
まど仁「「か、上条くん!?」」
ほむら「上条恭介!? どうしてここに!?」
天の助「ちっくしょー! 俺は無視かよ!!」
ソフトン「どうして彼がここに……?」
天の助「外に出たら、たまたま会って連れてきたんだよ」
ボーボボ「結界の外に……そうか、逃げるつもだったのか」ペキペキッ…
天の助「ひ、ひええぇぇッ!? 違います違います! 出ちゃったの! スポーンって出ちゃったの!」
恭介「向かう途中で、だいたいの話は天の助から聞きました」
恭介「これがさやか……なんだね」
杏子「ああ……」
オクタヴィア「GAAAAHHHH!!」ゴゴゴゴォッ
杏子「それで、何しに来たんだよ、金持ちの坊や。ここは危険だよ」
恭介「……何しに来ただって?」スッ
天の助「決まってるだろ?」スッ
恭介「ケジメをつけに来たよ。さやか……」つ鼻毛 ガシッ!
天の助「そのとーり」つ鼻毛 ガシッ!
~???~
何であたし、みんなの名前知ってるんだろう……?
みんな知らない筈なのに……
体が熱い… 私の中の黒いモノが暴れてる…… 私の心の変化を嫌がってる……
あとちょっとで、みんなの所にいける気がする…… あとちょっとでみんなの声に応えれる気がする……!
みんな……私は……あたしは……
『さやかー!』
ん?
『さやか! 俺はお前に言いたいことがたっくさんある! 心して聞け!』
『第一に、俺をもっと敬え! 俺はホントはめっちゃ強いんだ! プルプル真拳の達人だぞ!』
『第二に、ツッコミは優しく! お前のツッコミはツッコミじゃねぇ、暴力そのものだ!』
『第三に、ところてんを食え! 食う食うって言っといて食ってねーじゃん! 食えよ! 食物の王様だぞ!』
『んで、最後に……、二秒で戻りやがれ!! 以上!』
ふふふ、コイツはまたアホな事言ってる……
ありがとね、天の助
.
『ハイ、次はスペシャルゲストでーす!』
ゲスト……?
『さやか……』
あっ
『正直、今の僕には訳が分からないよ。天の助から話は聞いたけど、魔法少女とか魔女とかで頭がこんがらがっちゃったや』
『でも、これだけは分かった。君がこんな姿になっている大きな原因は僕なんだろう? 自分でも思うけどホントに情けない男だよ……』
『君にはまだ、お礼を言えてない。腕を治してくれたことも、僕の為に命を張ってくれたことも……』
『今まで一緒に居てくれたことも……』
…………
.
『さっ! さやか! 君さえ良ければでいいんだけどさ……その……』
『お、おい、首領パッチ、茶化すな!』
『……えー、コホン』
『僕の側に居てほしい。今までみたいに……これからもずっと……ね』
恭介……
恭介!
.
みんな、ありがとう……、思い出したよ……
あたしは……、あたしの名前は美樹さやか……
最高の友達と彼氏に囲まれた……世界一幸せな魔法少女!!
みんな、今いくよ!!
.
~結界最深部~
天の助「ヒューヒュー!」
首領パッチ「ヒューヒュー!」
恭介「止めろって、2人とも!」カアァッ!
仁美「まあ……大胆…」ポッ
ほむら「よ、よくそんなこっ恥ずかしいこと言えるわね……////」
まどか「上条くん、ステキ!」
恭介「み、みんな止めてくれぇ!」
ボーボボ「おい、さやかを見ろ……!」
オクタヴィア「OOH……OO…」ガクガク!
ピカァーーーーッ!
マミ「体の中から光が……」
杏子「……希望だよ」
杏子「絶望も優しく包み込む……希望の光だ」
オクタヴィア「AA……みnナ……」
まどか「さやかちゃん…」
オクタヴィア「MUU……」スッ
まどか「あっ、降ろしてくれるの……?」
オクタヴィア「UUUH……」コクッ
まどか「ありがとう……!」
オクタヴィア「MUUHH……AAA……」
ピカアァーーーーーッ!
天の助「うあっ!? 眩しくて見てらんねぇ!」ウゥッ!
ボーボボ「そんなこともあろうかと備えておいたのが、このサングラスだ」ニヤリッ
マミ「そうなんですか!? この日の為にかけてたんですか、それ!?」マミーン!
オクタヴィア「AAAAAAAAHHHHH!!!」
カッッッ!
.
~廃工場~
仁美「こ、ここは……」
ほむら「うぅ……? 結界が……消えている」
杏子「さやかは!?」キョロキョロ!
マミ「魔女の姿はないわね……」
まどか「あっ、みんなアレを見て!」
ソウルジェム < コロコロ…
杏子「魔女のいた所にソウルジェムが……」
ほむら「しかも、あの色は……さやかのに間違いないわ」
マミ「黒く濁ってもいない……」
まどか「ということは……!」
仁美「つまり……!」
『やっ……』
『やったあああああああぁぁぁぁッッ!!!』
.
まどか「やった! やったよ、さやかちゃああぁぁん!!」つソウルジェム ギュッ!
ほむら「まどか、泣かないで……、レディが泣き顔を見せるものじゃ……」
杏子「ほむらだって泣いてる癖によぅ! コノヤロー!」
マミ「あなたも泣いてるわ、佐倉さん。それに私もね、うふふ!」
仁美「ううぅぅ! さやかさん! さやかさぁーーん!」
わーいわーいわーい!!
ボーボボ「ソフトン、立てるか?」
ソフトン「すまない、手を貸してくれ」
ボーボボ「ああ」スッ
ソフトン「助かる」ガシッ…
首領パッチ「やったぜ、俺たちの勝利だ!」
天の助「イエーー!!」
ボーボボ「いや、違うな」
パチ天「「えっ」」
ソフトン「彼女達の……信じる力の勝利だな」
まどか「ほら、上条くん! 未来のお嫁さん! 未来のお嫁さん!」つソウルジェム グイグイッ
恭介「うわわっ!? 鹿目さんが喜びの余り変なテンションになってる!?」
ほむら「受け取りなさい、花嫁を!」
恭介「暁美さんまで!?」
マミ「上条君、もう認知しないとね」
杏子「男に二言はねぇんだろ、オイ!」
仁美「誓いのキッスを、さあさあ!」
恭介「そして四面楚歌!」
恭介「そ、それにしてもこの小さな宝石がさやかの魂だなんて……。これが魔法少女というものか」
まどか「早く、さやかちゃんを元の体に戻してあげようよ!」
マミ「そうね! それがいいわぁ!」
仁美「ええ、すぐにでも!」
ほむら「杏子! さやかの体は!?」
杏子「おう! あ……!」
杏子「ホテルのベッドだ……」
まど仁マミほむ「「「「………はぁ」」」」
恭介(うわ!? さっきとの温度差ひどッ!)
まどか「私はすぐにさやかちゃんと再会したかったんだよ、杏子ちゃん……」
仁美「これだから低所得者は……」
ほむら「元に戻すことを前提で動いていれば、この場に持ってきてた筈よね……」
マミ「佐倉さん、こればかりは擁護出来ないわ……」
恭介(みんな、スゴい辛辣!!)
杏子「うぅ……そんなこと言っても……」
ボーボボ「ダイジョーブ! ボクニマカセテヨ!」
首領パッチ「ああっ! ダイジョーブ星人!」
恭介「誰ッ!?」
ボーボボ「アフロオープン!」アフロ < パカッ!
ボーボボ「ミキサヤカ、排出ッ!」
さやか「」デロローン!
恭介「うわあぁ!? アフロからさやかがこぼれ落ちた!?」ドーナッテンノ!?
天の助「博士の方じゃなくて良かったぜ…」フー…
恭介「確かに!」
マミ「流石ボーボボさん!」
杏子「恩に着るぜ!」
まどか「さやかちゃん、起きて!」つソウルジェム スッ!
さやか「 」ソウルジェム
さやか「――――ん」
さやか「……あ、あれ? どこここ?」スッ
さやか「み、みんな……?」
まどか「さやかちゃああぁぁん!!」ガバッ!
仁美「さやかさああぁぁん!!」ガバッ
さやか「ゔえぇっ!? な、何!? 何なの!?」
まどか「さやかちゃん、さやかちゃああぁぁん!」
仁美「もう離しませんわーー!」
マミ「……!」
杏子「……!」
ほむら「……!」
さやか「な、何のよ、これ!? ちょっと、ほむらもマミさんも杏子も黙って見てないで……」
ほむら「さやかっっ!!」ガバッ!
マミ「美樹さあああぁぁぁん!!」ガバッ!
杏子「さやかああああぁぁぁッ!!」ガバッ!
さやか「お前らもかーーーい!」サヤーン!
首領パッチ「……!」ウズウズ
天の助「……!」ウズウズ
田楽マン「……!」ウズウズ
絶望君「……!」ウズウズ
さやか「お前らは絶対来んなよ。来たらはっ倒す」
さやか「でも、みんないきなり何なの? あたし何か……し…た……?」
さやか「…………」
さやか「あー……そっか……」
杏子「やっと思い出したのか、このバカちん!」
ほむら「もう! あなたは、ホントに愚かね!!」
まどか「さやかちゃああぁぁぁん!!」
さやか「ご、ごめんねみんな……みんな……」
さやか「ありがとう……みんなぁ……!」ポタポタッ
マミ「もう、美樹さんったら泣いちゃって!」
さやか「みんなだって、泣いてる癖にぃ~……!」
ほむら「こ、これは汗よ、ソウルジェムの汗!」
杏子「あた、アタシはいっぱい欠伸しただけだからな!」
さやか「素直じゃないんだからぁ! えへへへ!」
まどか「さやかちゃんは、魔女になっちゃってる時の記憶ってあるの……?」
さやか「う、うーん、何となく? で、でもみんなの声は聞こえたよ! みんなの……あっ!」
恭介「さやか……」
さやか「きょ、恭介!? あれっ、足治って!? いや、それより……!」
恭介「さやか……、僕の声が聞こえてたんだね?」
さやか「あうっ! あ、あの……はい……!!」
首領パッチ「ヒューヒュー!」
天の助「ヒューーヒュー!!」
田楽マン「ヒューイ! 我が名は風のヒューイ!」
ほむら「いい雰囲気を邪魔しないの!」
杏子「ぶっ潰すぞ!」
天パチ田「「「」」」オクチチャックマン
恭介「さやか。君がいいのなら、答えを聞きたいな」
さやか「え、えっと!? ここで!? で、でもみんな見てるし……!」
恭介「今聞きたいんだ」
さやか「え、えぇ~!」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「う、うぅ…!」カァーッ!
さやか(な、何だか今日の恭介は一段とステキ……どうして!? 何でこんなに指から爪を発射する姿を簡単にイメージ出来ちゃうの!?)
天の助「『ジョウ』に『ジョウ』? ケッ! これから上条、テメーを『ジョジョ』って呼んでやるぜ」
ネコパッチ「……」コソコソ
恭介「さやか、教えてくれ…!」
さやか「う、ううぅ~!」
ネコパッチ「セット完了にゃん」つカンチョー君 コトッ
カンチョー君「俺はまだ死んでいない……! 最後の力を……」
カンチョー君「ウオオオオォォ!」
ゴオオオオオォォォーーーッ!!
カンチョー君「GO TO HELL!!」ドゴオオオン!
ずん!
.
恭介「ぎょへえええぇぇぇッッ!!??」グバァッッ!
さやか「きょ、恭介ぇーーーーッ!?」サヤーン!
恭介「ぐえええぇぇ!!」ゴロゴロゴロ!
さやか「落ち着いて! 恭介どうしたの……うッ!?」
カンチョー君『』
さやか(変なのが刺さってるぅーーー……)サヤーン…
恭介「ぐ、ぐふぅ……」
ボーボボ「戦犯はコイツです」スッ
天の助「俺もバッチリ見てました」スッ
首領パッチ「あ!? お前ら寝返ったな!」
ボーボボ「最初から仲間であった」
天の助「覚えは無い」
首領パッチ「ひ、ひどっ!!」ガーン
さやか「ううおおおおぉぉぉッ!! 首領パッチてめえぇぇぇぇぇぇ!!」ダッダッダッダ!
首領パッチ「ひいいぃぃ! お助けぇ~~!!」ダッダッダ!
杏子「アイツはまた……」
マミ「困ったものね」
ほむら「全く……」
まどか「……」ポカーン…
まどか「ぷっ! ウェヒヒヒヒ!」
さやか「ちょっと、まどか何笑ってんのよ!?」ダッダッダッダ!
まどか「ティヒヒヒ、だって、嬉しくて!」
さやか「はあぁ!?」
まどか「みんなでまた、こうやって大騒ぎできるのが嬉しいの!!」
さやかちゃんは魔女から元に戻りました
これは正に奇跡と言えるでしょう
でも、私はこのことに驚いたりしません
だって、この奇跡が起こるって、ずっと信じて疑わなかったからです!
.
まどか「さーやかちゃん!」
さやか「ん、何?」
首領パッチ「痛いよ~、もう殴らんといて~!」
『おかえりっ!』
さやか「……」
さやか「うんっ!」ニカッ!
『ただいま!』
あ、ちなみに上条くんはまた一週間ほど立てなくなりました
第九話 「そんなのお天道様が許しても、この桜吹雪の印籠を持った仕事人が許さない」 完
オクタヴィア戦、完!
今回は前半後半に分けなかったから、長かった……
結構好き勝手出来て楽しかったです
トリのことですが、>>1はつけるつもりはありません
こんなスレで成りすましをする物好きはいないでしょう
あと、スレが残り少ないですが、次回投下の時に新スレを立てるつもりです
残りは皆さんで自由に埋めてもらって構いません
それでは今日はこの辺で…
>>919にて脱字を発見したので修正です
『美樹さん』
『元はと言えば、魔法少女の世界にあなたを引き込んでしまったのは私……。責任は感じているわ』
『だから、美樹さんだけ特別に私の家でケーキ食べ放題! 美味しい紅茶もつけるわ!』
『食べたかったら、早く元に戻りなさい。ちょっと困っちゃう可愛い愛弟子にね』
ま…みさ……ん
.
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