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元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」2
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お前ら!最強ジャンプは買ったか!?
ビュティさんが可愛いぞ!
ビュティさんが可愛いぞ!
あの荒々しいタッチも好きだったが……つーか同じ家で暮らしてんのかよwwwwww
前回までのあらすじ
首領パッチ『特大ハジケ砲!!』
エルザマリア『ーーーーーーーッ!?』
ドゴォーーーーン!
さやか『すごいよ、首領パッチ!』
まどか『首領パッチ君……カッコイイ!』キラキラ
ほむら『流石主人公ね』
マミ『これはティロ・フィナーレを超えたわ…!』
杏子『やべぇ……痺れたぜ』
ソフトン『心、技、体、どれをとっても一流だ』
天の助『参りました、首領パッチ様ぁ~!』土下座!
田楽マン『のら~!』土下座!
ボーボボ『キー!! 悔しい~~!』エグエグッ
首領パッチ『ハーーーハッハッハッハ! やっと俺の強さを理解したか、凡人どもめーー!』
こんな感じだった
さやか「いやいやいや! なに脚色してんのよ、あんた!」ブンブン!
首領パッチ「こんな感じだった」
杏子「テメーは出番ナシで、さやかがトドメを刺しただろーが!」
首領パッチ「こんな感じだった」
ほむら「壊れたカセットテープのように……。見せ場が無かったことが余程気に入らなかったのね」
まどか「う、ウェヒヒ……」
首領パッチ「こんな感じだっt」
ボーボボ「うるせー!!」
ボカッ!
首領パッチ「グバァッ!?」ズサー!
第八話 「インキュベーター氏、推薦! ~あたしって、ほんとバカ…~ 絶望に染まった少女の赤裸々告白!!」
~通学路~
さやか「おはよっ、まどか!」
まどか「さやかちゃん、おはよう!」
さやか「何だか久しぶりの登校だなぁ。あたし、ちょっと不良になってたからね~」
まどか「仁美ちゃんやクラスの皆も、さやかちゃんのこと心配してたよ」
さやか「ありゃりゃ! いやぁ、人気者は辛いねぇ~!」サヤサヤ
まどか「もう、さやかちゃんったら」ティヒヒ
さやか「あれ、そういや仁美や首領パッチ達は?」
まどか「そういえば……。いつもはもう合流してる筈なのに……?」キョロキョロ
首領パッチ「おはようございますぅ(超小声)」ぬっ!
天の助「はい、おはようございます(超小声)」ぬっ!
さやか「うわ、びっくりした!? 急に出てこないでよ、心臓に悪い!」
首領パッチ「静かに! ターゲットが気づいちゃうでしょ!(超小声)」ボソボソ!
まどか「た、ターゲット?」
天の助「そう、起きちゃったらせっかくのドッキリが!(超小声)」ボソボソ!
さやか「……もしかして、寝起きドッキリ?」
まどか「で、でも首領パッチ君? ドッキリも何も、ここはホテルじゃないし、今は早朝でもないよ?」
さやか「そうだよ、こんな所でノンキに寝てる奴なんて…」チラッ
仁美「う~ん、ムニャムニャ……」ZZZ
まどさや「「いたああああぁぁぁぁッッ!?」」ガビーン!
さやか「ひ、仁美っ!? 何で道ばたで布団敷いて寝てるの!?」
まどか「めちゃくちゃ目立ってるよ! 通行人、皆見てるよ!?」
首領パッチ「ターゲット確認!」ダッ
天の助「さっそく、バズーカの用意だ!」つ バズーカ ガシッ
まどか「まさか、こんな町中で早朝バズーカを!?」
さやか「ただでさえ目立ってるのに、そんなことしたら余計に注目を……!」
首領パッチ「おはようございます!」
天の助「起きてくださ~い」つ バズーカ チョンチョン
仁美「う~ん……ZZZ」ユサユサ
まどさや((バズーカそう使うの!?))
仁美「うぅ~……うん?」パチッ
首領パッチ「おはようございますっ!」
仁美「うぇ? ……え、あ、あら? え……?」
天の助「ちゃらっちゃ~ん♪」つ『ドッキリ成功!』スッ
仁美「あ……、やだ、そんなっ! ああん、もう、止めてくださいっ! 顔は映さないで!」アセアセ
首領パッチ「寝起きドッキリでぇ~す」ニコニコ
仁美「もうっ、来るなら来ると言ってくださいまし!」プンプン
天の助「それじゃ、ドッキリになりませんからねぇ」ハハハ
首領パッチ「いい顔が撮れましたよ~」
仁美「ちょちょ、カット! カットしてください!」チョキチョキ
アハハハハハハハ~~~♪
さやか「何か、このやり取りすごくウザイ……」
まどか「分かるよ、さやかちゃん……」
パチ天ワカメ「「「HAHAHAHA~」」」
さやか「ちょっと、いつまでやってんのあんたら…」
チャキッ
さやか「……ん? チャキッ?」クルッ
田楽マン「…………」つバズーカ スッ…
田楽マン「将軍の仇だ……」つバズーカ カチャッ
ドゴォーーーーーーン!!!
まどか「さやかちゃぁーーーーん!?」マドーン!?
モクモクモクモクモク…
さやか「う”う”ぅ……」ケホケホッ!
まどか「あぁッ! さやかちゃんの髪の毛がすごくボンバーに! 例えるなら、オープニングに出てくるアフロな私並にボンバーに!!」
さやか「例えなくていいから」
さやか「何すんのよ、あんた!!」
モクモクモクモク…
田楽マン「ドッキリーーー?」
パチ天仁「「「大成功ぉーーーーーーッ!!」」」つ『ドッキリ!!』
パンパカパーーーン!!
さやか「…………は?」
首領パッチ「テメーさ、急に休むんじゃねーよ」
天の助「これでも心配したんだぜ?」
田楽マン「だからこれぐらいの仕返しは許されるのら!」
仁美「私の会心の演技に、皆様騙されていたようですわね」
さやか「は、え、その、あたしの……為に?」
天の助「他に誰がいんだよ!」
仁美「もう、体はいいんですね?」
さやか「あ、うん、ばっちり!」
さやか「…って、なぁーんだ! それならそうと言ってくれれば!」
首領パッチ「言ったらドッキリになんねーじゃん」
さやか「ふふ、それもそだね」
まどか「ティヒヒ、良かったね、さやかちゃん!」
キャッキャッウフフッフ♪
さやか(本当にみんな優しいなぁ)
さやか(こんな、お馬鹿で楽しいみんなが居てくれるなら、あたしいくらでも頑張れそうだよ)
さやか(仁美もわざわざ手伝ってくれて……。みんな、みんな最高の友達だね……!)
恭介「な、何だあそこの集団は……」
恭介「志筑さんは寝巻き姿で、さやかは特大アフロヘアー……。オマケにみんな馬鹿笑いしている……」
恭介「さやかに声掛けようと思ったけど……今は止めとこう(休み明けで無茶なギャグに付き合わされたくないし……)」
~学校~
先生「えー、今日は魚雷先生はお休みです。何でも、『運命の人と再会したので無期限の有給を取る』というような内容の連絡が……」
さやか「ど、どうしたんだろうね、先生」
まどか「さ、さぁ……」
首領パッチ(ウンコさん……、あなたの犠牲は無駄にはしない……)
天の助(彼の者にパピロンの加護を……)
その頃、魚雷…
魚雷ガール「新婚旅行先はやっぱりハワイギョラね♪」ゴオオオォォォッ!!
ソフトン「……」ズルズルズルズル
杏子「おい、こら!! ソフトンを捕まえてどこに連れていくつもりだコノヤロー!! 止まれ、魚雷ババア!!」ダッダッダッダッ!!
魚雷ガール「南国のホテルのもと、ロマンチックな雰囲気で初夜へ……! キャー! 恥ずかし魚雷~~!!」ゴオオオォォォッ!!
杏子「無視すんじゃねーーー!!」ダッダッダッダッ!
ソフトン(足腰の鍛錬か。杏子の為にここまで買って出てくれるとは、流石魚雷殿だ……)ウンウン
杏子「オメーは何一人で感心してんだ!! お前が一番危ない状態だって分かってんのかーー!?」ダッダッダッダッダ!!
~学校 休み時間~
ほむら「美樹さやか」
さやか「お、ほむら。どったの?」
ほむら「調子はどうかしら?」
さやか「調子ー? バッチリだよっ! ついに来た感じだね、あたしの時代が!」
さやか「杏子が仲間になって、もうあたし達に敵は無し! ほむらとも仲良くなれたし、もう絶好調ですわー!」アハハハー!
まどか「そうだよね、さやかちゃん!」
ほむら「そう。でも、まだ一つ心配ごとがあるんじゃないのかしら」
さやか「えっ、心配ごと?」
首領パッチ「まさか……」
天の助「痔!?」
さやか「違うわ! 失礼ね!!」サヤーン!
ほむら「上条恭介のことよ。好きなんでしょう?」
さやか「うぇっ!? い、い、一体何のことでででで/////」アセアセ
まどか「さ、さやかちゃん、焦りすぎ……」ティヒヒ…
さやか「何でほむらがそんなこと知って……、まさかまどかがバラした!?」
ほむら「あなたの言動や反応を見てればイヤでも気づくわ」
さやか「げっ……。あたしって、そんなに分かりやすかった?」
ほむら「そりゃあ、もう。大体、好きでもない人の怪我を、一生に一度の願いで使わないでしょう」
首領パッチ「確かにー(笑)」プークスクス
天の助「言えてるー(笑)」プークスクス
さやか「一番願いを下らないことに使いそうなお前らが言うな!」
ほむら「それで、どうするのかしら? 思い人に早く告白したほうがいいんじゃないの?」
さやか「う……」
まどか「ほ、ほむらちゃん……。さやかちゃんには自分のペースがあると思うし、さやかちゃんのやり方で……」
ほむら「…………」
ほむら(杏子も仲間になり、集団戦のチームワークもほぼ完璧にとれている……)
ほむら(そんな理想的な世界線の中で次に危惧すべきは、さやかの魔女化)
ほむら(さやかの絶望によって得られるモノはゼロ。失うものは計り知れないわ……)
ほむら(ここでさやかの背中を押しておけば、後に起こる悲劇を食い止められるかもしれない。最悪の結果は防げるかもしれない)
ほむら(多少強引な手を使ってでもさやかをけしかけなければ……)
ほむら「上条恭介……。名家の生まれで、運動神経は高く学力もトップクラス。バイオリンの並外れた才能を持ち、オマケにアイドル顔負けの美形」
ほむら「他の娘は放ってはおかないと思うわよ。退院したチャンスに我こそはと告白に乗り出す者もいるかもしれない」
さやか「……っ!!」
さやか「ま、マジ? だ、だ、誰が? 田中さん? カオルちゃん?」アセアセ
ほむら「客観的事実と私の主観を伝えただけよ。でもどう考えるかはあなた次第ね」
さやか「…………」
まどか(ほむらちゃん……。もしかしてさやかちゃんに告白させる為に、わざとこんな言い方を?)
天の助「モテる男は辛いって訳か」
首領パッチ「まさに俺のことだな」フフン!
首領パッチ「この間も登校して下駄箱を開けると、中に大量の春雨があったんだぜ」つ『春雨20パック』 フフフフ
まどか「それ絶対虐められてるよ!?」
首領パッチ「マジで!? 畜生!! ラブレターだと思って必死に読もうと思ったのに!!」
首領パッチ「春雨って何だよ! 俺は鍋の具じゃねーぞ、コノヤロー!!」ピシピシッ!
まどか「痛い痛い! 止めて! 春雨で叩かないで!」
天の助(春雨は未だに俺の軍門に下っていなかったな……。プルプル連合総長としてそろそろシメとくか)
さやか「よしっ、決めた」
さやか「あたし告白します、今日!」
まどほむパチ天「「「「!!」」」」
さやか「……か明日か明後日かに!」
まどか「付け足しちゃった!?」
ほむら「決めれてないじゃない!」
さやか「え、えへへ……。やっぱりそう簡単に決めれるモノじゃないよ」
さやか「でも、昨日から決心はついてたの。絶対に恭介に思いは打ち明けるってさ。ホントだよ?」
まどか「それじゃあ、さやかちゃん! やっぱり今日中に上条君に告白を……!」
さやか「う~ん、やっぱいざ今日中ってなると、ちょっと尻込み……」
ほむら「そんなんじゃ何時まで経っても告白なんて出来ないわよ」
首領パッチ「僕は死にましぇん!」
さやか「な、何をー!!」
まどか「でも、さやかちゃん頑張って! 私、応援してるよ!」
ほむら「私もよ。あなた達は何だかんだでお似合いのカップルみたいだし」
天の助「結婚式ではてんとう虫のサンバ歌うから呼べよな」
首領パッチ「バカ、気が早えーよ! 子供の命名は特別に俺がしてやるぜ?」
さやか「あんたも十分気が早いわ!」
さやか「……でも、みんなありがとっ! 何だかやる気が沸いて来ちゃったよ~~!!」
さやかは張り切って告白に挑んだものの……
恭介「……」ツカツカ
恭介「ん?」クルッ
さやか(やばっ!)サッ
恭介「あれ……(誰かに見られてると思ったけど気のせいかな?)」
恭介(それにしてもさっきから全然さやかを見ないなぁ……。今までのお礼を言いたいのに……)ツカツカ
さやか(あー、やっぱダメだぁ……。こんなんじゃ告白出来ないよ……)ドキドキ
思い切っての告白が中々出来ずに、ついに放課後を迎えてしまった
~放課後 教室~
さやか「むー……。難しいもんだなぁ。マンガの女の子達はポンポン告白してるってのに……」
まどか「ま、また頑張ろうよさやかちゃん! そうだよ、明日! 明日こそはね!」
ほむら「そうやって、明日また明日と延ばしていくことが最も危険よ」
さやか「ですよねー」
天の助「告白出来ない、勇気が出ない、そんなあなたにコレ! 数十種類のビタミンとミネラルが入ったこの『元気のところてん』!!」
さやか「はいはい、いらないから」
天の助「今なら一箱、たったロクキュッパ!!」
まどか「地味に高い!?」
仁美「あの……」
まどか「あ、仁美ちゃん。もしかして今日、お稽古だった? ゴメンね、すぐにみんなで帰ろ……」
仁美「いえ、今日は休養日ですわ。それよりも、相談事がありまして……」
まどか「相談?」
首領パッチ「金持ちの悩みかー。贅沢にも牛乳をジョッキで飲むからすぐ無くなり、買い物がメンドクサいとか?」
天の助「毎日コンビニで唐揚げを二種類買っちゃうから、最近腹がたるんできたとかか?」
ほむら「発想が小市民過ぎて泣けるわね」
さやか「仁美が相談事って珍しいね。じゃあ、みんなでスタバにでも……」
仁美「申し訳ございません、さやかさん。あなたと一対一でお話したいのです」
さやか「へっ? あたし?」
仁美「ええ。ですから、本当にすみませんが他の皆さんには……」
まどか「う、うん分かったよ。私たちは先に帰ろっか?」
ほむら「そうね……」
さやか「仁美があたしにねー、何だろ? あ、それじゃあね、まどかほむら」ノシ
まどか「うん、バイバイ」ノシ
ほむら「それじゃ」
仁美「ええ、ご機嫌よう」
貴族パッチ「さようなら、まどかさん、ほむらさん」
貴族の助「ワタクシ達はこれから優雅に午後のお茶会と洒落込みますわ」
ほむら「あなた達も帰るの」ズルズルズル
首領パッチ「やだやだ、俺たちも行きたい!!」ズルズル
天の助「離せ、離せよ!」ズルズル
まどか(仁美ちゃんに奢ってもらう気マンマンだ……)
まどか(それにしても、あんなに真剣な目をした仁美ちゃん、初めてみた……)
まどか(さやかちゃんと一体、どんな話をするのかな……?)
ほむら(志筑仁美も動き出した……か)
~喫茶店~
さやか「それで、話って何?」
仁美「恋の相談ですわ」
さやか「こ、恋!?」
仁美「私、前からさやかさんやまどかさんに秘密にしてきたことがあるんです」
さやか「そ、そうなんだ」
仁美「ずっと前から……、私、上条恭介君のこと、お慕いしていましたの」
さやか「っ!?」
さやか「あはは、は……、まさか仁美がねぇ……。恭介の奴も隅に置けないなーっ!」
仁美「さやかさんと上条君は、幼なじみでしたわね」
さやか「う、うん、幼なじみっていうか腐れ縁っていうかねー」
仁美「本当にそれだけ?」
さやか「な、何の話を……」
仁美「私、決めましたわ。もう自分の気持ちに嘘は付かないって」
仁美「明日の放課後に上条君に告白します」
さやか「 !! 」
ほむら『退院したチャンスに我こそはと告白に乗り出す者もいるかもしれないわ』
さやか「…………」
仁美「あなたは私のお友達……。だから、抜け駆けや横取りなどという汚い手は使いたくありません」
仁美「上条君を見つめていた時間は、私よりさやかさんの方が上ですわ」
仁美「だから、あなたには私の先を越す権利があるべきです」
さやか「それって……」
仁美「一日だけお待ちします。さやかさん、決して後悔なさらぬよう。上条君に気持ちを伝えるべきかどうか」
仁美「それでは」スクッ
スタスタスタスタ…
さやか「…………」
さやか「仁美が……恭介を……」
さやか「あたしは……」
~店外~
QB「中々面白い展開になったね」
QB「恋敵の出現か……。さて、さやか。君はどう動く?」
QB「どうやら人間は友情の他にも、愛やら恋というモノに異様な執着を見せるらしい」
QB「僕にとっては下らないことだけども、これで大きな事件や事故が生まれたりするんだから、人間は不思議だね」
QB「志筑仁美のアクションによって、さやかの心には微かな歪みが生まれた」
QB「小さな小さなソレは、今は大したものではないだろうけど、着実に成長していく……。まさに絶望だね」
QB「美樹さやか。果たして君は、未熟な精神と僅かに濁ったソウルジェムでこの事態を乗り越えられるかな?」
QB「きゅっぷい!」
~まみるーむ~
マミ「そ、そう大変だったのね、佐倉さん」
杏子「あんなに走ったのは久しぶりだよ……」ジュースゴクゴク
ソフトン「いい鍛錬になったな」
魚雷ガール「ソフトン様♪」スリスリ
杏子(しかもまだ居やがるし……)ムスー
ボーボボ「こうなってしまった先生を引き離すには、たまごっち全色で釣るしかないな」
マミ「それ、絶対無理ってことじゃないですか……」
ピンポーン
マミ「あら、きっと鹿目さん達ね」
ドア < ガチャッ
まどか「こんにちはっ!」
ほむら「お邪魔するわ」
首領パッチ「俺はアメリカンだから靴は脱がない主義!」ズカズカ
天の助「そして俺には靴すらない!」ズカズカ
ボーボボ「ならば、足の裏の皮を剥げ!」バキィッ!
首領パッチ「グバァッ!?」ドガッ
天の助「ぎゃあッ、キツ過ぎる!?」ドゴッ
首領パッチ「皮を剥ぐなんてそんな……そんなこと……!」
天の助「そんなことをしてしまったら……しまったら……!」
カレー < パチ天「カレーのじゃがいもになってしまうーーーーッ!!」グツグツ
カレー < パチ天「うわああぁぁぁ……」グツグツ
カレー < ホカホカ~
ボーボボ「……」つスプーン スッ
ボーボボ「パクッ」つスプーン
ボーボボ「まずいわーーッ!!」ガシャーン!
首領パッチ「うわー!? 食い物を粗末にするなー!!」
天の助「好き嫌いは良くないぞー!!」
魚雷ガール「ふざけ過ぎーーーーーーーッッ!!!」ドゴォーーーン!!
三バカ「「「うぎゃぁーーーーッ!?」」」グバァッ!
ほむら「何やってんのよ……」
ドア < ガチャッ
さやか「じゃーん! さやかちゃん登場なのだー!」
まどか「あ、さやかちゃん。仁美ちゃんとのお話は終わったんだ」
さやか「うん。みんなを待たせる訳にはいかないし、ダッシュで来たよ~!」
まどか「それで、仁美ちゃんのお話って何だったの?」
さやか「……ぅっ」
ほむら(――――?)
さやか「……、ああ、仁美のっ? 何でも今度の掃除当番を代わって欲しいってねー!」アハハ
まどか「そうなんだ。仁美ちゃんにしては珍しいね」
さやか「あいつ、キャラを壊したくないから、あたしにこっそり言ってきたみたいだよー?」
ほむら「…………」
ボーボボ「さあ、役者は揃った。話を始めてくれ……ほむら」
ほむら「ええ」
ほむら(今回の集まりは私が企画したもの……)
マミ「暁美さんが集まって欲しいだなんて……、断ることは出来ないわ」
さやか「そうだよー。一体何の話?」
ほむら「魔法少女に関することよ」
ソフトン「ほう……」
杏子「お前はいつも何か知ってる顔してたからな……。やっと教える気になったって訳ね」
パチ天「ドキドキ」
魚雷ガール「ソフトン様~」スリスリ
ほむら(それは勿論……。もう間近に迫っている私にとって最も大きな事態……)
ほむら「<ワルプルギスの夜>についてよ」
~ほむほむ説明中 しばらくそのままお待ちください~
田楽マン「俺ね、たまーに考えちゃうのよ。俺はこの話に必要無いんじゃないかな~ってさ……」
田楽マン「今だって大事な話なのに、俺だけ呼ばれてないじゃん」
おちょぼ口君「そんなことないですよ、お客さん」
田楽マン「大将は優しいね……。あ、熱燗おかわり、それとガンモも」
おちょぼ口君「へい」コトッ
田楽マン「ありがとよ。それでね、やっぱ俺って人気無いんじゃないかなって。他の奴らばっか出番あるし……」
田楽マン「この際、魔法少女なっちゃおっか。まどかとの契約の場面で、俺が魔法少女になってさ、『お前かよ!』ってのどう?」
おちょぼ口君「ここで言っちゃあ採用されませんって」
田楽マン「あ、それもそっか……」
田楽マン「はあ……。何でこうなっちゃったかな……」
~ほむほむ説明 終了~
(キムタク「剛……、サイボーグだったのか……!?」)
O
。0 ホワンホワン
ボーボボ「そんな強大な魔女が……!」
まどか「想像図オカシくない!?」マドーン!
杏子「<ワルプルギスの夜>……、聞いたことあるよ」
首領パッチ「知っているのか、雷電!?」
杏子「だ、誰だよ……。史上最強最悪最大の伝説の魔女さ」
マミ「あまりの強大さに現実世界にダイレクトに影響を及ぼしていて、魔女を関知出来ない一般人には巨大な自然災害として認識されているの」
ほむら「魔法少女の間では有名ね」
さやか「え、あたし知らなかったんだけど……」ガーン!
パチ天「「俺も……」」ガーン!
杏子「魔法少女じゃねーお前らには関係ねーだろが」
ほむら「ルーキーのさやかは知らなくても問題な……くはないわね」
さやか「お、お恥ずかしい……」
マミ「確かに有名な魔女だけど、まさかこの見滝原に発生するだなんて……」
杏子「確かに、どーにも信じられねーよな。根拠は?」
ほむら「統計よ」ファサッ
杏子「統計って……」
マミ「統計と言っても、少なくともここ数十年の間に<ワルプルギスの夜>が出現したなんて話、聞いてないわ」
マミ「暁美さんを疑うわけでは無いけど、その情報を信じるに値する証拠が欲しいわね」
杏子「マミにさんせ~い」
ほむら「…………」
ほむら(どうする? 言ってしまうべきかしら?)
ほむら(魔法少女と魔女の関係も、私の時間移動も全て……)
ほむら(でもこの場の勢いで全てブチ撒けてしまって、混乱を招かないという保証も……)
ほむら(でもやっぱり、仲間や友達に隠し事をするなんて、そんなのでは本当の信頼関係とは言えないのでは……)
ほむら「ほむむむ……」
杏子「言えねーのかよ?」
首領パッチ「情報開示しろーー!」ヤンヤ
天の助「市民には知る権利があるーー!」ヤンヤ
ボーボボ「はい、そこまでだ」スッ
杏子「あ? 邪魔すんなよ」
ボーボボ「俺は根拠も何も必要ねーと思うぜ。何故なら、ほむらの情報ってだけでも十分に信用出来るからだ」
ほむら「ぼ、ボーボボ……」
ボーボボ「ほむらがわざわざみんなを集めてまで伝えようとしたことだ。嘘っぱちな訳ねーだろ?」
まどか「私もそう思うなっ! ほむらちゃんの言うことって、今まで間違ってたこと無いもん」
さやか「そう考えればそうだね~。魔法少女のこととか、キュゥべえのこととか」
ソフトン「その通りだな」
ボーボボ「ああ。仲間を疑うなどという無粋な奴は馬に蹴られて死んでしまえ」
馬「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒーーーン!!」ドドドドドドドドォーーン!
首領パッチ「ぐわぁぁ!? 何てラッシュだーー!?」ドゴッバキッ!
天の助「馬に蹴り殺されるーーーーッ!?」メキッ!ゴシャッ!
ソフトン「しかし、そんな強大な魔女の接近が近づいているとは……!」
ボーボボ「話によると今までの魔女とは桁が違うらしい」
ほむら「あの魔女を倒す為に、ずっと戦い続けてきたわ。私の目的は奴を倒すこと……」
ほむら「今まではまったく歯が立たなかった……。しかし、それは一人だったから」
ほむら「今回は違う。巴さんにさやかに杏子に、ボーボボ達がいる。あなた達が協力してくれれば、かすかな希望が見えるかもしれない」
ほむら「お願い、みんな……! 私と一緒に、<ワルプルギスの夜>と戦って!」ペコリ!
まどか「ほむらちゃん……!」
ほむら「敵は伝説の魔女……! 勝てるという保証は無いし、命の危険もある……。それでも……それでも……」
ほむら「お願いします!」
ボーボボ「……」
ソフトン「……」
マミ「……」
杏子「……」
さやか「……」
校長パッチ「皆さんが静かになるまで五分掛かりました」
教頭の助「六年生の皆さんは一年生の見本となるような集合の仕方を…」
魚雷ガール「ふざけすぎ!!」バキィッ
パチ天「「ギャアァッ!」」
杏子「……ったく、仕方がねーな! ちょっくらやってやるか!」
マミ「佐倉さんの言うとおり! これは暁美さんだけでなく見滝原全体の問題……」
さやか「それなら皆で戦うしかないよねっ!」
ほむら「みんな……」
ボーボボ「倒しがいのありそうな奴だ」
首領パッチ「俺が華麗に倒してやるぜ!」
天の助「じゃ、法事があるんで帰りますね」イソイソ
ソフトン「邪悪の所業を見過ごす事は出来ない」
魚雷ガール「ワルプルギスぅ? ふざけた名前をしたヤローね」
ほむら「ありがとう……ありがとう!」
まどか「ティヒヒ、良かったね、ほむらちゃん!」
ほむら(皆のおかげで悪夢を止められるかもしれない……。もう誰も傷つかなくても……!)
ボーボボ「このヤロー、恥晒しが!!」バキッ
首領パッチ「情けねーぞ!!」ドガッ
天の助「ぎゃああぁ!! だってだって、死ぬの嫌だもん!」グバァッ!
マミ「そうと決まれば、さっそく作戦会議ね! 備えあれば憂い無しよ!」
杏子「幸い、こっちにはほむらのデータがあるし、ある程度の対策は立てれそうだな!」
ボーボボ「襲来までの時間はまだ先だが、集団戦法の特訓も必要だ」
ほむら「今まで多くの魔法少女が奴に挑んだけど、全て悲惨な結果に終わったわ。でも、内部の歯車を完全に破壊できればあるいは……」
ワイワイガヤガヤ
まどか「すごい! みんなすっかりやる気になちゃって!」ウェヒヒ!
さやか「そうだね!」
さやか「…………」
さやか(はは、こんな時に『恋の相談を聞いてくださーい』なんて、言える訳がないよね)
さやか(<ワルプルギスの夜>か……。確かにコイツは相当厄介なんだろうね。あのほむらが言うほどだもん)
さやか(みんなが一致団結して取り組んでいるこの空気を、あたしの私情でぶち壊すなんて出来ないよ……)
さやか(みんなに要らない心配を掛けちゃうかもしれないし、何よりも……)
さやか(今までも散々迷惑を掛けちゃった訳だし、これくらいは自分で解決しないと……)
キィィーーーーン!!
マミほむさや杏「「「「!!」」」」
さやか「これは……!」
首領パッチ「戦え……戦え……!」
マミ「魔女ね」
まどか「えっ!?」
杏子「こんな時に来るなんて空気読めねー奴だな」ハー
ソフトン「放ってはおけない。すぐに向かおう」
ほむら「そうね」
さやか(考えてもダメだ……。今は魔女を倒すことに専念しよう……)
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