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元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 首領パッチ「ヒロインになれるのね!」2
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天の助「と、東京の大学!? そんな金、家にはねーぞ!」
息子の助「親父に内緒でバイトして貯めてたんだ……。それに授業料だって、バイトを掛け持ちして奨学金で何とか……」
天の助「……ふん! オメーが金を全部払うというんなら、勝手にしやがれ!」
息子の助「親父も一緒に行こうよ」
天の助「何言ってやがる。そんな金どこにも……」
息子の助「お金とかの問題じゃないよ。このままじゃ入院中のお袋が可哀想だよ!」
天の助「……っ!」
息子の助「お袋言ってたよ。初めての東京旅行でプロポーズされたって」
天の助「…………」
息子の助「もう、長くないってことくらいお袋だって気づいてるよ。最後に一度くらい、思い出の東京に……!」
天の助「……」スクッ
息子の助「お、親父!どこへ!?」
天の助「気がわりーからパチンコ行ってくる」
息子の助「親父……! あんたって人は!」
天の助「……」スタスタ
停まれなかった。停まろうともしなかった。
そして、残ったものは……。
ピーーーーーッ!
医者「ご臨終です」
息子の助「お袋! お袋ぉーーーー!!」
天の助「…………」
息子の助「あんたのせいだぞ!! 何でそんな顔していられるんだよ!」
息子の助「このゴミ虫!!」
天の助「……」
そうだ、その通りだ。俺はゴミ虫だ……。
あの時は停まることが出来なかった。ちっぽけなプライドのせいで。
今度は……今度こそは……
停まれるかな……
――
――――
ー――――――
天の助トレイン「停"ま"れ"る"がな"ぁ"ーーーーッ!!」ボタボタボタ!
キキイィーーーーーーーッ!!
杏子「停まったぞ!」
さやか「やった、何か知らないけど突然号泣しだして停まった!」
杏子「ソフトンの所に行ってくる!」ダッ
さやか「あ、あたしもついてくよ!」パッ
イヌパッチ「走るモノを追いかけるのが犬の本能だワン!」タタタッ
天の助「停"め"れ"だ! 停"ま"れ"だぞ! 息"子"よ"ォーーーーッ!!」ボタボタ!
~バス停前~
杏子「ソフトン!」タッタッタ
ソフトン「……杏子? どうして、お前がここに?」
杏子「色々あってな。さやかやバカ共にちょっと世話になってね」
さやか「あははー、どうも」エヘヘ
首領パッチ「それで、お前は何してるんだよ?」
ソフトン「…………」
杏子「ど、どうしたんだよ、言えねーようなことなのか?」
ソフトン「……聖地バビロンに帰ろうかと思ってな」
さや杏「「ええっ!?」」
首領パッチ「何ィーーーーーーッ!?」ガビーン!
天の助「もう首領パッチの目玉が飛び出す季節か」つお茶 ズズズ…
杏子「ど、どういうことだよ、オイ! 帰るって……!」
ソフトン「聖地バビロンのバビロン寺院にて、俺は修行をしていた」
ソフトン「そこはバビロンのあらゆる知恵が学べる、まさに英知の結晶……」
ソフトン「そして、修行中に一度聞いたことのある伝説がある。バビロンには死者の魂を呼び戻す禁術があると……」
杏子「なっ!?」
ソフトン「構造は違えど、お前たち魔法少女を元の体に戻す手がかりになるはずだ」
杏子「そ、ソフトン……、お前まさかアタシ達の為に……!?」
さやか「ソフトンさん……」
杏子「だ、だけどそんなことって……!」
ソフトン「ああ。勿論、到底信じられるものではない。何者かが創った与太話かもしれない。ただの噂話かもしれない」
ソフトン「だが、俺はその僅かな可能性に賭ける。お前たち、未来ある少女を絶望させない為に」
ソフトン「たとえ、俺がその禁術によってバビロンを追放されようとも、俺の命と引き替えになろうとも……」
杏子「ソフトン、何でそこまで……」
ソフトン「時間はあまり無い。ボーボボにはお前たちから伝えてくれ」
ソフトン「今ここを起たなければ、次のバビロン界行きに間に合わない」
運転手「お客さーん、乗らないんですかー?」
ソフトン「あ、もうちょっと待ってください」
さやか(大型バスで行くんだ……)
杏子(日帰りの観光かよ……)
杏子「ソフトンっ! いいんだよ、お前がそこまでしてくれなくても!」
杏子「アタシはこの体のままでもいいんだ! 魔法少女になったことを後悔なんてしない!」
ソフトン「だが、杏子……」
杏子「ソフトンがそんな辛い目に合ってまでも、元の体に戻りたいなんて思わねぇ!」
ソフトン「!」
杏子「アタシさ、こいつらと組もうと思ってるんだ」
ソフトン「何? 本当か?」
杏子「うん。上手くやっていけるかは分からないけど、チャレンジしてみよっかなって……」
杏子「アタシは仲間っていうかダチっていうか、そんな存在が今まで居なくてもやっていけると思ってた」
杏子「でもそれは間違いだったよ。だって、アタシの側にはいつもアンタが居てくれたもんな」
ソフトン「…………」
杏子「アタシはこの体でもやっていける。もちろん、元の体に戻りたい訳でもねぇ。でも、誰かの犠牲の上で希望を得るなんてもうまっぴらだ!」
杏子「魔法少女のこの性質を肯定する訳じゃねーが、全否定する気もない」
杏子「だって、魔法少女にならなかったら、アタシはアンタと出会えなかったもん!」
ソフトン「杏子……」
運転手「お客さーん?」
ソフトン「…………」
ソフトン「…行ってくれ」
運転手「いいんですか?」
ソフトン「ああ」
バス < ブロロロロロ…
さやか「あ、行っちゃった……」
ソフトン「俺が間違っていた。確かに、こんな方法では誰も喜ばない。俺の、俺だけの自己満足だろう」
ソフトン「そして、お前がボーボボ達に歩み寄ってくれたことが何よりも嬉しい。仲間を持つことで互いに強く成長していくことになる」
ソフトン「ならば、俺も共に戦わなければなるまい。お前達の側にいよう」
杏子「ソフトン……!」
さやか「良かったね、杏子!」
杏子「ああ!」
さやか「そうだ、ソフトンさん。今から、マミさんの家に行く予定なんです。杏子が仲間になってくれた歓迎会を兼ねて」
さやか「ソフトンさんもご一緒にどうですか?」
ソフトン「喜んで同行させてもらおう」
さやか「それじゃ、さっそく……」
首領パッチ「おう!」
サツキパッチ「メイが迷子になっちゃったの! 今頃、きっとどこかで泣いてるわ!」
サツキパッチ「お願いメイを探して!」
ととろ天の助「ヴオオオオオオオォーーー!!」
ネコバスの助「ミャアアアアーーーッ!」キキーー!
ドア < ホワァ~~ン
首領パッチ「準備完了だぜ」
さやか「よし、さっそく乗ろっか!」
杏子「お、おう(この演出は必要か?)」
ネコバスの助「にゃおぉ~~ん」
<見滝原総合病院>カシャン
<見滝原中学校>カシャン
< マ ミ >カシャン
杏子(あ、行き先変わった)
~マミマミホーム~
まどか「さやかちゃんまだかな……」
ほむら「それにしても、あのメールは本当かしら? 佐倉杏子が仲間に…なんて、にわかに信じ難いわ」
マミ「美樹さんのことを信じましょ。意味のない嘘をつく子じゃないわ」
マミ「紅茶のお代わり入れるわね」スッ
まどか「ありがとうございます、マミさん」
ボーボボ「俺もアフロに頼む」カパッ
マミ「え、アフロの中に…、え、えぇ?」アセアセ
ほむら「相手にしなくていいと思うわ」
ピンポーーーン!
まどか「 ! きっとさやかちゃんだよ!」
マミ「今開けてくるわ!」
タッタッタッタ
ドア<ガチャッ
マミ「美樹さんね!?」
さやパッチ「YES」
さやの助「よく分かったな」
さやか「ハイハイ、あんたらは退いててね」
杏子「じゃ、邪魔するぜ……」
ソフトン「失礼する」
マミ「佐倉さんにソフトンさん……! それじゃメールの内容はホントだったのね!」
さやパッチ「サヤカ嘘ツカナイ」
さやか「お前じゃねぇ」
マミ「佐倉さんっ!」ギュッ
杏子「うわわ!? な、何だよ急に!?」
マミ「私、あなたに酷いことを言ってしまったわ……。あなたのことを何も知らないで……!」
杏子「うっ……。別にそんな気にしてねぇよ……。その、アタシだって、マミに、その、悪いこと……」ゴニョゴニョ
天の助「まあまあ積もる話は部屋に入ってからで」スタスタ
さやか「それはマミさんの台詞でしょ」
~マァミィルーム~
さやか「と、いうさやかちゃんの働きのお陰で、めでたく杏子が仲間になったのでーす!」サヤサヤ!
まどか「さやかちゃんすごーい!!」マドマド
ボーボボ「やんややんやー!」
ほむら「今の話は本当なの?」
杏子「ま、まあ、大方合ってるよ」
ほむら「そう……。中々やるのね、美樹さやか」
さやか「どんなもんだーい!」エッヘン!
マミ「新しい仲間も増えて……。これならどんな魔女にも負ける気がしないわ!」
首領パッチ(チッ! 俺の出番がますます減るじゃねぇか!)
杏子「あ、あのさぁ……。アンタらは本当にこれで良いわけ? アタシ、いわゆる危険思想の持ち主なんだよ?」
杏子「この前だって、アンタ達に手を出した訳だし……。何でそんな簡単に仲間に出来るんだよ」
さやか「そんな決まってるじゃん、杏子!」
杏子「え?」
さやか「みーんな杏子を信頼してるからだよ!」
さやか「杏子はホントは優しいことだって知ってるし、仲間になって欲しいって思ってるの」
さやか「それなら、仲間にしない方がオカシいじゃん!」
杏子「……」ポカーン
マミ「その通りよ、佐倉さん」
マミ「私、あなたにしてしまったことを後悔してるの。だから、もう逃げない。自分から心を開かないと、お友達なんて出来ないものね」
まどか「私も杏子ちゃんとお友達になりたい! あの時だって、私が怪我しないように魔法で柵を作ってくれたもん!」
ほむら「あなたの戦闘能力は私たちの大きな力になるはず。それに、私個人としてもあなたと親しくなりたいと思っているわ」
ボーボボ「戦隊ヒーロー的に考えて、赤の要素が欲しいと思っていたところだ」
杏子「お前ら……」
ソフトン「杏子」
杏子「あ、ソフトン……」
ソフトン「言っただろう? お前が心を開けば、向こうもそれに答える。奴らは小さなことは気にしない主義だからな」
杏子「……うん」
杏子「よし、分かった! アンタらがどーしても仲間になって欲しいって言うのなら、本当に仕方なくだけどなってやるよ!!」
杏子「その報酬と言っちゃなんだけど、何か奢れよコノヤロー!」
さやか「もう、調子いいんだから」ププッ
ほむら「すっかり元の佐倉杏子に戻ったわね」
さやか「あ、そうだ。転校生、あんたに話があるんだけど」
ほむら「え?」
さやか「あたしさ、転校生に謝ることがいっぱいあるんだよね」
さやか「ずっと、あんたのこと信じないで勝手なことばかり言ってさ。今考えてみると、酷いもんだよね」
ほむら「……別に気にしてはいないわ」
さやか「転校生の話だって間違ってなかったし。今回のソウルジェムのことだって、忠告を聞かなかったあたしの自業自得な部分もあるよね」
さやか「ごめん、転校生っ!」
ほむら(美樹さやかからこんな言葉を聞けるなんて……。この子はまるで絶望をしていない。暗い闇の中でも一筋の光を探し続けている……)
ほむら(美樹さやか、あなたを絶望に染まらせたりはしない。私もあなたを含んだみんなと、希望に溢れた未来を歩みたい)
ほむら「私の方こそ、あなたへの態度に問題があったわ。あんなのじゃ、信じないのも無理ないもの」
さやか「許してくれるの?」
ほむら「ええ」ニコリ
さやか「ありがとうっ! ほむらっ!」
ほむら「ほ、ほむぅッ!?」ビクッ!
ほむら「な、な、何を急に名前で……!?」アセアセ
さやか「だって、もうあたしら友達じゃん! いつまでも『転校生』って呼ぶわけにはいかないでしょっ!」
ほむら「そ、それは確かにそうかもしれないけど……!」アセアセ
さやか「それと、あたしのことはフルネームじゃなくて『さやか』って呼んでね」
ほむら「ほむむぅッ!?」ビクビクーン!
杏子「そりゃ、いい考えだ。"友達"をフルネームで呼んだりはしねーもんな。アタシのことは『杏子』って呼んでくれよ~」ニヤニヤ
マミ「そうよね、鹿目さんだけ名前呼びなんて不公平よね! あ、私のことは『巴さん』でお願いねっ! あれから呼んでくれないんだもん」
ほむら「あ、あなた達~……! わ、私はこの呼び方が癖になってるし、そんな恥ずかしいこと……!」
まどか「えぇー? 私も、そうした方がほむらちゃんがみんなともっと仲良くなれると思うのに! 名前を呼ぶって、とってもステキなことだと思うな!」
ほむら「う、うぅ……」
ほむら「よ、よろしく…さやか、杏子、巴さん」カァァッ…
さやか「こちらこそね、ほむら!」
杏子「ずいぶん態度が違うんだな……」
マミ「ああ! いいわ、『巴さん』って! 何かいいわ!」マミマミ!
ワイワイガヤガヤキャーキャーウフフ
キィーーーーン!!
ほむさやマミ杏「「「「 !! 」」」」
さやか「この感じ……!」
マミ「ええ、魔女ね」
まどか「えぇっ!?」
ソフトン「なに!?」
杏子「こんな時に来るなんて空気の読めねーヤローだな」
ほむら「まったくね」
ボーボボ「しかし、ちょうどいい練習となる」
まどか「どういうこと?」
ボーボボ「実はマミ達は未だに集団戦というものは経験していない。つまり、みんな完全な初心者ということだ」
ボーボボ「この度、めでたく杏子が仲間になった。今の内に集団戦の練習をしておけば、強力な魔女との戦いも有利に進められるようになるぞ」
さやか「た、確かに……。あたしなんて初心者過ぎてヤバイし……」
マミ「私も二人以上での共闘はしたことがないわ」
杏子「マミと同じだぜ」
ほむら(私は一応、やったことがあるけどね)
さやか「それじゃあ、さっそく行こうよ。善は急げだよね!」
首領パッチ「うおおぉぉッ! 暴れさせろぉーー!」
天の助「血が疼くぜ……!」
ボーボボ「マミ、魔女の反応は?」
マミ「こっちの方向です。確か向こうには廃工場があったはずです」
ソフトン「魔女の好みそうな場所だな」
ボーボボ「よっしゃぁーー、殴りこみに行くぜぇーー!!」
~マミルーム外~
QB「どういうことだ。彼女たちの顔、希望に満ちているじゃないか!」
QB「それもやせ我慢ではなく、本当に絶望を感じていないようだ」
QB「大抵の魔法少女は、ソウルジェムの仕組みを知ると大きな精神的負担を受け、魔女化への一歩となる場合が多い」
QB「しかし、まさかこんな状況になるとは……」
QB「彼女たちが絶望しない限りはエネルギーの回収も見込めない……」
QB「さらに、あんな状態の彼女達が側にいれば、ますます鹿目まどかとの契約が難しくなる」
QB「……さて、どう動くべきか」
~廃工場~
マミ「ここね、大きな魔力の反応を感じるわ」
杏子「そして、あそこが結界の入り口か……」
結界入り口 < ゴゴゴゴゴ…
さやか「うわぁ、いかにもボスが待ってますって雰囲気……」
天の助「怖いのなら帰ってもいいんですよ、さやかさん」ニヤニヤ
さやか「な、何をーーーっ!? さやかちゃんをナメるなー!」
ほむら「まどか、今回の魔女はかなり凶悪よ。危険だからこの場に残っていてちょうだい」
まどか「ありがとう、ほむらちゃん。でも私、みんなと一緒にいたいの」
まどか「自分は何の役にも立たないって分かってる……。でもせめて側にいたいの……」
ほむら「まどか……」
ほむら「分かったわ。あなたは私が守る。絶対に危険に晒させたりしないわ」
まどか「ほむらちゃん……」
マミ「あら、こっちも忘れてもらったら困るわね。私も全力で鹿目さんを守るわ」
まどか「マミさん……!」
ボーボボ「よし、結界の中に入るぞ!」
全員「「「「おー!!」」」」
ギュオオォーーーン!
~結界内~
ゴゴゴゴゴゴゴ……
まどか「うわわ、何ここ!? 崖になってる!?」ギュッ
ほむら「ほむっ!?」ビクッ
まどか「あっ、ごめんねほむらちゃん。服伸びちゃうね」パッ
ほむら「いいえ、構わないわ。落ちてしまったら大怪我は必至よ」
まどか「そ、そうだよね。じゃあ、お言葉に甘えて……」ギュッ
ほむら「ええ、しっかり掴まって(暁光♪暁光♪)」ホムホムホーム
さやか「みんな、見て! 崖の先にいるのって、魔女じゃない!?」
エルザマリア「…………」
首領パッチ「ポニョ!?」
マミ「違うわね」
杏子「でも、何も仕掛けて来ねぇな。これならサックリ殺れるんじゃね?」
ほむら「甘いわよ、杏子。あの魔女の性質は『独善』。自分の祈り以外には何の興味を示さないけれど、祈りを邪魔する者は徹底的に潰す魔女よ」
さやか「なんか随分と詳しいね……。まるで前に戦ったみたいじゃない」
ほむら「む、昔に似たような魔女と戦ったことがあるのよ」
ボーボボ「あ! いっけなーい! いつの間にかお祈りの時間だったわー!」ダッダッダ
まどか「 !? ぼ、ボーボボ!?」
さやか「ちょ、ちょっといきなり魔女の所に行ったら危険だよ!?」
エルザマリア「…………」
首領パッチ「遅いわよ、シスターボボンソワーズ」
天の助「もう、いつも遅刻するんだから!」
ボーボボ「ごめんなさい、シスターパチジェリカ、シスター天ジャミン!」
まどか「あれれぇーー!? すでに向こうに人がいるぅーーーっ!?」マドーン!!
エルザマリア「…………」
ボーボボ「おはようございます、シスターエルザ!」
杏子「で、でも攻撃しねーぞ。以外と溶け込めてるんじゃ……?」
エルザマリア「…………」ジー
ボーボボ(神様、いつかオバマ大統領とカラオケでデュエットさせてください……!)お祈り中…
天の助(辛そうで辛くない少し辛いところてんをヒットさせてください……!)お祈り中…
首領パッチ(水道は止まってるがガスは出る……、そんな小さな幸せ!)お祈り中…
エルザマリア「…………」
触腕 < ブン!
ドゴオオオオオォォーーーーン!!
三馬鹿「「「ぎゃああああぁぁッ!?」」」
マミ「やっぱり駄目だったぁーーーーーッ!?」マミーン!?
ほむら「邪心を見抜かれたのね……」
触腕 < ゴゴゴゴゴ!!
杏子「糞っ、バカ共のせいでこっちにまで攻撃が来やがった!」
さやか「まどか、危ないから離れて!」
まどか「う、うん!」マドマド…
首領パッチ「ちっ! 聖教につく者でありながら暴力とはな!」
天の助「これは神罰を与える必要がありますな」眼鏡クイッ
ボーボボ「フォーメーションGで行くぞ!」ダッ
パチ天「「おう!」」ダダッ
まどか「フォーメーションG!?」
ほむら「い、一体どんな作戦なの……」
ボーボボ「おりゃおりゃおりゃ~~!!」カサカサカサ!
首領パッチ「どりゃどりゃどりゃ~~!!」カサカサカサ!
天の助「ちぇや~~~~~~!!」カサカサカサ!
さやか「うわあああぁぁ!? ゴキブリみたいに走ってるーー!?」キモチワルッ!
まどか「GってゴキブリのG!?」
杏子「普通に走った方がいいんじゃね?」
マミ「しかも、ボーボボさんは鼻毛で触覚を模していて、かなり本格的だわ!」
ほむら「そんな本格さはいらないわ……」オエップ…
三バカ「「「あらゆる環境を支配下に置くゴキブリの猛攻を防げるかーーーっ!?」」」カサカサカサ!
エルザマリア「………!!」
触腕 < ビターーーン!!
三バカ「「「ぶべらっ!?」」」
さやか「ほ、本物のゴキブリ相手のように叩き潰した……」
ほむら「魔女も『女』よ。全ての女性が忌み嫌うモノになればああもなるわ……」
三バカ「「「」」」チーン
まどか「あわわ、三人とも地面に埋まっちゃったよ!」
マミ「ボーボボさんと首領パッチ君は、アフロとトゲの先がちょっと出てるけど…」
杏子「天の助は完全に埋没してるな」
三バカ「「「」」」ググググ…
さやか「周りの土が盛り上がってきた! 出てくるつもりだ、あいつら!」
まどか「三人とも頑張って!」
グググググ……
ガババーーッ!!
ボーボボ「死ネ! グランドウォーカー!!」ダダッ
首領パッチ「ツマラン人間メ!!」ダダッ
天の助「グオオオオオォォォッ!!!」ダダッ
さやか「ローカストになって帰ってきたーーーッ!?」サヤーン!?
ほむら「地底にいる間に一体何が……」
ボーボボ「そのまま奥義<ベルセルク走り>だ!!」ダダダダダッ!
パチ天「「ウガアアアアアアァァッ!!!」」ダダダダダッ!
ソフトン「まさに猪突猛進だな」
まどか「で、でもあのスゴイ突撃なら魔女の攻撃も弾いて……」
触腕 < ブン!
ドゴォーーーン!
三バカ「「「ぐぎゃああぁーーー!?」」」
マミ「全然ダメじゃないっ!?」マミーン!?
ほむら「待ち受けてたのは物理的ドーンハンマーだったわけね……」
ボーボボ「ぐぐぐ、何て威力だ……」ボロッ
パチ天「「」」チーン
杏子「ほいっと」ピョーン!
ボーボボ「!」
まどか「あっ、杏子ちゃんが前線に…!」
杏子「へへへっ、次はアタシにやらせろよ!」タッタッタッ
ボーボボ「よすんだ、杏子! まだお前の出番ではない!」ダッダッダ
杏子「うっぜーな。アンタみたいなヘマはしねーよ。それにそっちはさっき散々だったじゃん」タッタッタ
杏子「今度はアタシの番って訳。なんか文句あんの?」タッタッタ
ボーボボ「待てと言っているのに……仕方ない」
ボーボボ「杏子、これを見ろ!」
アフロ < パカッ
杏子「あ?」
アフロ < 田楽マン「ドゥン!ドゥン!ドゥン! アナザーワンバイツァダスッ♪」
田楽マン「デン!デン!デン! アナザーワンバイツァダスッ♪」
杏子「…………」
ボーボボ「…………」
アフロ < 田楽マン「ふふふんふん、ふふふんふん♪ ふふふんふふふふん♪」
田楽マン「ヘイッ! ふふんふんふんふん♪ アナザーワンバイツァダスッ♪」
ボーボボ「…………」
杏子「…………」
ボーボボ「隙アリ! 田がQUEENアタック!!」
アフロ < ボヨン!
田楽マン「わぶッ!?」メキッ!!
杏子「ぶへッ!?」バキィッ!!
杏子「いってぇ~~、鼻が…! てめぇ、何しやがる!?」アンアーン!
ボーボボ「今回の戦いはさやかの初陣だ」
杏子「は!? アイツまだ魔女と戦ったことが無かったのかよ!?」
ボーボボ「ああ。俺たちはさやかも経験を積めるように戦わなければならない」
ボーボボ「お前は確かに強いが、一人だけで突出することはチーム戦では最悪だぞ」
杏子「そ、そうか、そうだよな……。悪かったな、ボーボボ」
ボーボボ「いや、分かってくれたならそれで……?」 オラー!>
杏子「ん?」 シネヤー!>
首領パッチ「はっはっはっは! 死ね死ね!!」バキドゴッ!!
触腕 < バキィッ! メキィッ!
首領パッチ「この首領パッチ様が華麗にぶっ倒してやるぜ!!」ドガッメキョッ!
杏ボボ「「…………」」
杏子「なあ、アレって……」
ボーボボ「………」スタスタ
杏子「あ、おいってば……」
ボーボボ「……」スタスタ
首領パッチ「お、ボーボボか? へへ、下がってな、お前に手柄はやらねーぜ?」
ボーボボ「……」つ拳銃 スッ
首領パッチ「え」
パン! パンパン!
ボーボボ「……」スタスタ
杏子「……」
ボーボボ「お前は何も見ていない」
ボーボボ「お前は 何も 見ていない」
杏子「お、おう……(マジ怖ぇ……)」
天の助「さやか! お前も来いよ! がくしゅうそうちなんてねぇんだから、後ろで見てても成長しないぜ!」
さやか「うぅ、そうだよね。アタシも一人でも魔女を倒せるようにならないとね!」
マミ「美樹さん、安心して! こっちも援護をするし、危なくなったら助けに入るわ!」
ほむら「私もよ、さやか」
さやか「マミさん、ほむら……ありがとう! ふっふっふ、さやかちゃん、やる気出ちゃいましたよーー!!」
ボーボボ「作戦はこうだ。前衛は俺と天の助の二人。その後ろにさやか。後衛はマミ、ほむらで遠距離攻撃だ」
ボーボボ「手薄になっているさやかの側面はそれぞれ左右にソフトンと杏子をつける」
<天の助> <ボーボボ>
<ソフトン> <さやか> <杏子>
<マミ> <ほむら>
ソフトン「攻撃も防御も完璧な布陣だな」
マミ「なるほど、前衛の取り損ねた触手を後衛の私達が担当……」
ほむら「それで、無防備なまどかに敵の攻撃が向かわないように、二段階に分けているのね」
杏子「前衛を二人にすることで、さやかに掛かる負担も分割しているってことか」
さやか「はぁ~~~! よく考えてあるな~!」
まどか「…あれ、首領パッチ君は?」
ボーボボ「ソンナ奴、知リマセーン」
まどか「きゅ、急にカタコトになった!? 今まで普通にしゃべってたじゃん!」
ボーボボ「アイキャントスピークジャパニーズ」
まどか「白々しい! 首領パッチ君に何があったの!?」
杏子「まどか、落ち着け。奴は最初からこの場に居なかった……そうだろ?」
まどか「何を言ってるのか分からないよ杏子ちゃん! ねえ、何で目を合わそうとしないの杏子ちゃぁん!?」
ほむら「と、とりあえず首領パッチのことは置いておきましょう(前線に行っている間に何があったのかしら……?)」
触腕 < ゴゴゴゴゴゴゴ!!
マミ「どうやら魔女の方も、これ以上放っておいてはくれなさそうね」
杏子「本格的に邪魔になったから潰しにきやがったか!」
ボーボボ「さっそくさっきのフォーメーションで向かうぞ!」
全員「「「「おう(ええ)!!」」」」
ボーボボ「行くぞ!」ダダッ
天の助「食品代表ところ天の助……、いざ参らん!!」ダダッ
ソフトン「かの者にバビロンの裁きを」ダダッ
杏子「さやか、無茶すんなよ!」ダダッ
さやか「ありがとね、杏子! 頑張っちゃいますよ~あたし!」ダダッ
マミ「こんなに大勢で戦うなんて、初めて!」ダダッ
ほむら「まどか、あなたを怪我させたりはしないわ」ダダッ
まどか「うん、頑張ってねみんな!!」手フリフリ
首領パッチ「う、うぅ~~……酷い目にあったぜ……」ヨロヨロ
まどか「あれ、首領パッチ……君?」
まどか「な、何だか顔がレンコンみたいになってるんだけど……大丈夫?」
首領パッチ「大丈夫なもんかよ……。くそ、ボーボボの野郎!」
触手A < ヒュン!
触腕B < ゴオオーーッ!
触手C < ブン!!
ボーボボ「第一波が来たぞ、天の助!」
天の助「おう!」
協同奥義<ほぼ三分間クッキング>!!
テテレッテテテ♪ テテレッテテテ♪
さやか「何か変なのが始まった!?」
ボーボボ「今日は魔女の触手の唐揚げを揚げたいと思います」ニコニコ
天の助「はい、先生」ニコニコ
ボーボボ「それではまず材料の触手をちょうどいい大きさに切りましょう」シュン!
触腕 < ズパッ!!
杏子(素手で!?)
ボーボボ「あとは適当に調理して油で揚げれば完成です」ニコニコ
鍋 < ジュウウゥゥ~!
天の助「先生……俺……俺!」
ボーボボ「どうしました?」
天の助「俺も食材なんですよ! それなのに、先生はいつも料理は違う食材ばっかり……!」
天の助「俺だって料理されたいのに! ところてんの極上料理になりたいのに!」
ボーボボ「だまらっしゃい!!」バキッ!
天の助「うぎゃぁッ!?」ドゴォッ!
ボーボボ「そんなに調理されたいなら思う存分してあげるわ!」グイグイ
鍋 < ジュワワワワッ!!
天の助「ガボッゴボボボ!? ありがとうございゴボッ!! ありがとうございますッ!!」ジュウ~!
ボーボボ「ホラ! これがいいの!? これがいいのかしら!?」グイグイ
天の助「ゴボボボボボ!! ありがガボボッ!!!?」ゴボゴボ
さやか「どんな料理番組だーーーッ!?」サヤーン!?
ボーボボ「さやか、パスだっ!」つところてん添え触手唐揚げ ポイッ
さやか「うわわ、調理されたモノが来た!?」
さやか(で、でもこれならあたしでも倒せる!)つ剣 チャキッ
さやか「おりゃぁ~~~!」
スパッ!!
さやか「や、やった切れた!!」
杏子「上出来だぜ、さやか!」
さやか「うん、ありがと……う」つ剣 ポタポタ
さやか「…………」つ剣 ポタポタ
さやか(剣が油まみれだぁーーー……)ズーン…
マミ「そ、そりゃそうなるでしょうね」
ほむら「ええ(何だか気の毒……)」
触腕 < ビュン!!
マミ「おっと、上手くかいくぐって来たようね。でも通したりはしないわ」チャキッ
ほむら「当然ね」チャキッ
パン! パン!
触腕 < ボトッ
触腕 < ピクピク…
マミ「ごめんなさいね♪」
ほむら「まどかには指一本触れさせないわ」
まどか「すごいや、マミさん、ほむらちゃん!!」
触手A < ヒュンヒュン!!
触手B < ブン!
杏子「横からも来やがったか!」
さやか「うわわ!?」アセアセ
ソフトン「安心しろ、俺たちがいる」スッ
杏子「だなっ!」バッ
バビロン真拳奥義<オシュ=マハアルの落日>!!
触手A < バシュゥ…
ソフトン「バビロンは『守り』の戦いであっても遅れをとることは無い」
杏子「うおりゃぁッ!!」つ槍 ブン!
触手B < ズバァァン!!
杏子「へへっ、ちょろいちょろい」
さやか「二人とも、ありがとう……!」
ソフトン「礼は後でいい」
杏子「その通り、今は自分の敵に集中しな。横槍を入れてくる相手はアタシらが殺っちまうからよ!」
さやか「分かった!」
まどか「すごいよ! 初めてやる戦い方のはずなのに、まるで何年も共闘してきたかのように息ピッタリ!!」
首領パッチ「ん、あいつら何やってんの?」
まどか「え、何って……魔女と戦ってるよ?」
首領パッチ「何だとォ!? 俺様を放っといて、勝手に戦闘を始めるなんて許せねぇ!!」
首領パッチ「俺より目立つんじゃねぇーーーッ!!」ダッダッダッ!!
まどか「ど、首領パッチ君!? ……行っちゃった」
~最前線~
さやか「だいぶ、魔女の近くまでやってこれたね」
ボーボボ「気をつけろ。接近すると共に攻撃も激化する」
さやか「た、確かに攻撃の間隔がどんどん短くなってる……」
触手 < グオオオオッッ!!
天の助「おいでなすった!」ザッ!
ボーボボ「みんな、構えろ!」
触手 < グインッ!
さやか「 ! きゅ、急上昇!?」
触手 < グオンッ!
天の助「今度は急降下だ!」
杏子「これってまさか……」
ソフトン「前衛を飛び越えての中央狙い! こいつ、最初から……!」
ほむら「最も経験の浅いさやか狙いよ!!」
触手 < ゴオオオオォォーーッ!
杏子「さやか、避けろ!!」
さやか「……いや、あたし一人でやるッ!」つ剣 チャキッ
杏子「ばっ!? 無茶を言うな!」
触手 < ゴオオオオォォッ!!
さやか「てええぇぇいッ!!」つ剣 ブン!
杏子「さやかぁぁーーーーッ!!」
マミ「美樹さん!!」
まどか「さやかちゃん!!」
スパァァン!!
触手 < ゴトン…
杏子「 」
ほむら「 」
マミ「 」
まどか「 」
さやか「あれ、ホントに出来ちゃったや」
杏子「ま、マジかよ……」
マミ「す、すごいわ美樹さん!!」
ほむら「まさかまさかね……」
まどか「すっごい、さやかちゃーん!」手ブンブン!
さやか「う、うへへへ! いやあ、舞い上がっちゃってますね、あたし!」エヘヘー!
ソフトン(この少女……学習能力の高さや、実践での勝負強さも去ることながら……)
ボーボボ(生まれつき備わっている戦闘のセンスが高い……!)
ほむら「いい反応よ、さやか。でもね、今回は運が良かっただけと考えなさい」
ほむら「一人で先行することなく、ちゃんと周りの意見にも耳を傾けるのよ」
さやか「分かってるって! つか、ほむらが褒めてくれるって珍しいね。さやかちゃんに惚れちゃったのか~い?」クスクス
ほむら「バカ言いなさい」フン
触腕s < ゴオオオォォォッッ!!
天の助「うおっ、何つー数の攻撃! 向こうも躍起になってきやがった!」
ボーボボ「フォーメーションを崩すな! 冷静に対処すれば切り抜けられる!」
さやか「分かった!」
ダッダッダッダッダ…
さやか「……ん?」クルッ
ほむら「何かしら……」クルッ
マミ「この音?」クルッ
杏子「何かが近づいてるような……?」クルッ
ネコパッチ「フガフガフガフガガガァーーーーーッッ!!!(ボーボボ、この野郎ーーーッ!!!)」『ネコ科代表首領パッチ』 ダッダッダッダッダッッ!!
さやほむマミ杏「「「「な、何ィーーーーーーッ!!」」」」ガビーーン
ネコパッチ「フガガフガフガーーーッ!(皆が託してくれたこのタスキ!)」つ『ネコ科代表首領パッチ』ギュッ
ネコパッチ「フガフガガフフガァーーーーッ!!(そして、強走効果のある口に押し込んだ増えるワカメ!!)」ダッダッダッダッダッ
ネコパッチ「フガガガフガ、フガ!!(この二つを背負い、今!!)」ダッダッダッダ!
ボ ー ボ ボ に 復 讐 し ま す
ドドン!!
ネコパッチ(フッ、決まった……!)ダッダッダッダ!
さやか「何アレ……」サヤーン…
ボーボボ「上等だ! かかって来いやぁーーーーッ!!」キシャー!
ネコパッチ「フガガフガッ!!(退け、小娘どもッ!!)」ドカッッ!
マミ「きゃあッ!?」ステン!
杏子「何しやがる!」ヨロッ
ネコパッチ「フガガフガガフフガ!(俺の狙いはボーボボ一人!)」ダッダッダッダ!
ネコパッチ「フガフガフガフガガ……フゴッ!(この増えるワカメ装備の俺様の前ではテメーごとき……フゴッ!)」
ネコパッチ「ゴフォッ!!(喉に詰まった!? ば、馬鹿な!?)」
杏子「馬鹿だな」
ネコパッチ(ぐおおおおぉぉッ!! 復讐を果たせず力尽きてたまるか~~~~……)ジタバタジタバタ
ネコパッチ(そ、そうだ、こんな時こそ皆の応援メッセージ!!)つメッセージ スッ
ネコパッチ(復讐に向かう俺の為に、皆がメッセージをくれたんだ!)
ネコA『おやびん、頑張ってくださいニャー』
ネコB『これ、僕たちの応援の手紙ニャ。苦しくなったら読んでほしいニャー』
ネコパッチ(今こそ使わしてもらうぜ、お前たち!!)つメッセージ ババッ
『ニャニャニャ、ニャーニャーニャニャ
ニャンニャ、ニャナニャンにゃー、
ニャーミャーニャニーニャンニャナン
ニャッキ、ニャンニャマニャン。 』
ネコパッチ「読めねぇーーーーーーーーーッッ!!」ゴバァッ!!
さやか「何がしたいのあんた!!」サヤーン!?
ネコパッチ「ま、まだだ……。まだ、この皆が手作りしてくれたタスキがある限り、俺はまだ…………ん?」つ『ネコ科代表首領パッチ』
『ネコ科代表首領パッ≪テ≫』
ネコパッチ(微妙に間違えてる…………)ガーン…
ボーボボ「ねこたち町に帰れぇーーーーッ!!」バキィッ!!
ネコパッチ「万策尽きたかぁーーーーッ!」ヒューーー!
ボーボボ「ふん、手間かけさせやがって……」
マミ「ぼ、ボーボボさん!」
ボーボボ「!」
触腕s < シュゴオオオオォォォォッッ!!
さやか「あ、ああ……!」
杏子「さやかッ!!」
ボーボボ(しまった! あの馬鹿(※1)のせいでフォーメーションが崩れた!) ※1 首領パッチのこと
マミ(全ての攻撃がさっきみたいに美樹さん狙い……!)
ソフトン(いくら彼女でも、あの量の攻撃を受けてしまえば……)
ボーボボ(くそッ! あのハゲチャビン出っ歯太郎次郎(※2)め!!) ※2 首領パッチのこと
ボーボボ(俺からは間に合わん! ならば一番近くにいる……)
ボーボボ「天の助! さやかのサポートを頼む!」バッ
天の助「……」つ『ラバランプ2000円』ゴポゴポ
マミ「小洒落たインテリアになろうとしてるぅーーッ!!」マミーン!
天の助(冗談じゃねぇ! あんな攻撃食らったらところてんじゃなくてもバラバラになるわ!)ガタガタ
天の助(と、とりあえず今は雑貨屋とかにある、色の付いた液体が上がったり下がったりする電気スタンドのフリをして、この場をやり過ご……)ガタガタ
さやか「早く助けなさいよッ!」バキッ!
天の助「うごぉッ!? 何故バレた!?」ドガッ!
さやか「何、我関せずっつう風に佇んでるのよ! さやかちゃんがピンチでしょうがーーッ!」ギャーギャー!
天の助「うっせぇ、ボケ! 俺を巻き込むんじゃねぇ!」ギャーギャー!
天の助「つーか、いきなり殴るなよ! あのラバランプを割っちまって、水浸しになった部屋を片づける虚しさが分かるのかよ!」ギャーギャー!
天の助『あ……、あー……あぁ』
天の助『やっちまった……』
さやか「知るわけないでしょ、つかそれ以前にあんたところてんだし!!」ギャーギャー!
まどか「さ、さやかちゃんッ!」
触腕s < ゴオオオオォォォォッッ!!
さやか「げっ、もう目の前に……!」
天の助「ひいぃ、もう体バラバラネタはイヤだ!! あれ、平気そうに見えて無茶苦茶イテーんだぞ!」
さやか「あーー、仕方ない! こうなったらヤケクソで相手してあげるわ!」チャキッ!
杏子「よせ、さやか!! さっきの攻撃とはワケが違うんだぞ!」
ほむら「逃げなさい、さやか!」
触腕s < ゴゴオオオオオォォォォッ!
さやか「そんなこと言われたって、ここまで来たらもう逃げれないよ!」
天の助「ちっくしょー! 俺もヤケだ!」
プルプル真拳奥義<ヤクザっぽい顔で睨んだら引き返してくれるといいなぁ>
天の助「やんのか、コラ!!」オラオラ!
さやか「いや、奥義じゃなくて願望じゃん!!」
マミ「このままじゃ二人とも……!」
ボーボボ「くっ……!」
田楽マン「シーズキラァクイィーーン♪」
ボーボボ「……」
ボーボボ「よし」スッ
田楽マン「え」ガシッ
ボーボボ「行ってこい、田楽」
田楽マン「いやいや! 無理っすよ! 自分クズっすから、誰からも必要とされませんって! 行っても迷惑ですって!」ブンブンブン!
ボーボボ「やってみなくちゃ分からねーだろ! チャレンジ6年生ーーーーッッ!!!」ブン!
田楽マン「ぎょへえええぇぇぇッ! 絶対無理だってぇぇぇぇ!」ヒューー!
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