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    元スレ一方通行「新訳・絶対能力進化計画……ふざけてンのか」芳川「いたってまじめよ」

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    みんなの評価 : ★★
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - 一方通行 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    651 = 1 :

    一方通行「始めの日、俺は外に出る前に確かにお前の名前を登録した」

    芳川「……」

    一方通行「闇咲くンが007だったんだ、間違ってるはずがねェ」

    芳川「……」

    一方通行「9000人以上も登録したあとなら気づかれねェとでも思ったかァ?舐めるなよ、お前」

    芳川「……」

    一方通行「……チッ」

    パサッ

    芳川「!?!?」

    一方通行「自分から言うなら俺はなにもしねェつもりだったが、暴露させてもらうぞ」

    一方通行「お前の素性、経歴、ここンとこの学園都市内での動きを調べた」

    一方通行「削除されてることに気づいて、始めに疑問を感じたのは、お前が俺のMNWへのアクセス時にここにいなかったことだ。てめェほどの適任、いねェだろォがよ」

    一方通行「それに、そンなてめェほどの技術者が、なァンでろくに働かずただ飯ぐらいしてンのかってよォ。常々不思議だったンだ」

    一方通行「そしたらなンだァ?」

    一方通行「おめェ、ニートじゃないンじゃねェか」

    芳川「……」

    652 :

    端折られたキャラの話は無いのか

    653 = 1 :


    一方通行「……働けないンじゃねェかよ、ろくに。そンな体じゃ」

    芳川「……」







    一方通行「正気かァァァァァァ!?おい!!!!芳川ァァァァァァ!!!!!!」


    一方通行「8月31日の時の傷跡悪化、腫瘍化ァァァァ!?」


    一方通行「カエル医者のとこの治療も拒否して余命二ヶ月だァァァァ!?」



    一方通行「陳腐すぎてよォォォォォ笑えねえぞこっちはァァァァァ!!!!」

    654 = 640 :

    定職についた芳川なんてそんなの芳川じゃ……………え?

    655 = 1 :

    芳川「……そうよ」

    一方通行「そうよ、じゃねェェェェェ!!!!達観してンじゃねェェよォォォォォ!!!」

    一方通行「それじゃなにかァ!?てめェェェ!!!!」

    一方通行「もう先が長くねェから!?!?」

    一方通行「だから俺の携帯から登録を削除したってのかよ!!!おい!!!!!」

    芳川「そう、その通り」

    芳川「1万人の親友が出来たあと、その一員の私がすぐ死んじゃったらあなたがどうなるか分からないでしょ?間に合うかも、分からなかったし」

    芳川「だから、抜けることにしたの」

    一方通行「勝手に決めンなァァァァァ!!!」

    一方通行「お前はなンだ!?おい!!!勝手に生きることを諦めて、勝手に俺のとこから一抜けただァ!?」

    一方通行「どうして!!!誰にも言わず……」




    芳川「……あなたの友人の一員になることも、生きることも」


    芳川「私には、そのどちらの権利もないからよ。一方通行」

    656 = 1 :

    芳川「かつての実験、残虐非道な二万人のクローンを殺すという大犯罪の本当の加害者。それがわたしよ」

    芳川「わたしは、あの子たちが殺されると分かっていて製造した」

    芳川「わたしは、あなたが本心ではこんなことをやりたくないと知っていて妹達をけしかけた」

    芳川「……それらを清算したくて、わたしはこの計画を始めたの」

    芳川「……愛穂たちは、これがただのあなたにお友達を作らせるための作戦だと思っているけどね」


    芳川「わたしの勝手で殺された一万三十一人の悲願を成すため」

    芳川「わたしの勝手で殺人に手を染めたあなたを救うため」

    芳川「そのために、わたしはこれまで生きていた。しぶとく、欲深くね」

    芳川「……でも、もう十分」

    芳川「気づいてる?一方通行。あなたはもう、あなた自身がそれと意識して動かなくても友達を作ってしまえるほど、成長しているの」




    芳川「……もう一度言うわ」






    芳川「自分にどこまでも甘いわたしにはもう、生きる権利も。優しいあなたと共にいる権利も。どこにもないの」

    657 = 1 :

    一方通行「……」

    芳川「……わたしは、学園都市から出て行く」

    一方通行「!?」

    芳川「この間、統括理事長と話したの。あまりに茶化してくるから、思わずコーヒーぶっかけたけど」

    芳川「……最期の刻は、生まれた街で過ごすことにするわ」ガタッ

    一方通行「……」

    芳川「……」


    芳川「……右手、離してくれない?」

    ヒッシ

    一方通行「……離さねェ」

    658 = 1 :

    芳川「……説得は無駄。それに、治る見込みもないわ」

    一方通行「俺を舐めるな。この学園都市に存在するあらゆる医学書、シスター共の持っていた科学外の医術知識、すべて叩き込ンでンだ。そンで、あのカエル医者のことも。もう話しつけて、手術室で待ってンだよ」

    芳川「……何度も言わせないで、一方通行」

    一方通行「……」

    芳川「私には、その権利がない」

    一方通行「……」シュンシュンシュン

    芳川「わたしの代わりになる人なんていくらでもいるでしょう?ね?」

    一方通行「……」コポコポコポコポ

    芳川「……」

    芳川「……え?」











    一方通行「ごちゃごちゃうっせェェェェェェェェェェ!!!!!!!」バッシャァァァァァァ

    芳川「あっつぁぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

    659 = 644 :

    コーヒーきた!これで勝つる!11

    660 = 640 :

    でたぁぁぁ!伝家の宝刀突っ込みコーヒーだぁぁぁ!

    661 = 1 :

    一方通行「さァっきから黙って聞いてりゃァよォ!!!!ぐだぐだぐだぐだ話長ェンだよお前ェェェ!!!!!!!退屈すぎて死ぬかと思ったわ!!!!!!いつかの俺みたいなこと言いやがってこらこの糞ニートォォォォォォ!!!!!!」コポコポコポコポコポ

    芳川「あっつぅぅ!!!待って、待ちなさいあなたこれ尋常じゃないし私病に……ど、どうしてまた淹れているの!?」

    一方通行「良薬身体に熱しってなァァァァァァァァ!!!!!」バッシャァァァァ

    芳川「あっつぃぃ!!!!なにが良薬なのよ毎日飲んでも白モヤシじゃないあなた!!」

    一方通行「…………」コポコポコポコポコポコポ

    芳川「まって、今のは失言だったわ。謝る。平和的に話し合いを」







    一方通行「そぉい!」バッシャァァァァ

    芳川「あああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

    662 = 644 :

    『珈琲遮断』(コーヒーブレイク)
    コーヒーをぶっ掛ける事により、力場・能力、ありとあらゆる流れを遮断させる能力
    その効果は具体的な事象のみに留まらず、抽象的な事象をも遮断することが出来る

    663 = 1 :

    一方通行「俺が成長しただァ!?そんなn」

    芳川「目の前の惨状は無視なのあなた」ボタボタ

    一方通行「おォ、ガン無視だバカ野郎そのまま聞け」


    一方通行「俺が成長したのは、てめェのおかげだろォが」

    一方通行「俺を後押ししてくれた、前に進ませてくれた、向き合えと、受け入れろと、教えてくれたのはお前だろォが芳川」

    一方通行「甘いだけでそンなことが出来るか。償いのつもりだけでそんなこと言えるか。死ぬつもりなンかで、そンなことされてたまるかよ」

    一方通行「お前は甘くねェ。十分優しい。俺に最後のダチを作るすべを、自分を助けるチャンスを残してンだよ、芳川」

    一方通行「生きる権利……あるに決まってンじゃねェか」

    一方通行「お前はあえてこの言葉を使わなかったな。俺が使うと恐れたか?そンなもンヒントにしかならねェよ」

    一方通行「……お前には」




    一方通行「俺達の家族として、生きる権利があンだろォが、芳川」



    一方通行「黄泉川と、打ち止めと、番外個体と、俺との家族だろォがお前は」

    一方通行「家族として生きる権利が、意味が、義務が、お前にはもうあンだろ、芳川」

    一方通行「……勝手に死ぬなンて言うンじゃねェ」




    一方通行「俺達は……家族だろ!!!!芳川!!!!!」


    芳川「……(コーヒーぶっかけといてよく言うわこの子)」ボタボタ

    664 = 1 :

    一方通行「……」キリッ

    芳川「……」ボタボタ

    一方通行「……」キリッ    黄泉川「」打ち止め「」番外個体「」

    芳川「……」ボタボタ

    一方通行「……」キr……   黄泉川「」打ち止め「」番外個体「」

    芳川「……」

    一方通行「」クルッ   黄泉川「」ブワァァ 打ち止め「」ボロボロボロ 番外個体「ぎゃはっ☆」ウルウル

    芳川「おはよう、三人とも」




    一方通行「いつからきぃてたァァァァ……ぐっへェェェェ!!!!」

    ガッシィィィィィィ!!!

    665 = 1 :

    黄泉川「アクセラレーーーータァァァァァァァァ!!!!お前、お前、そんなふうにおもってくれてたじゃァァぁぁぁぁんんんんん!!!!!!」ウワァァァァァン

    打ち止め「あなだぁぁぁぁぁ!!!愛してるぅぅぅぅぅ!!!っで、ミザカは、ミサガはぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ボロボロボロボロ

    番外個体「くっせぇぇぇぇぇ!!!超くっせぇぇぇぇんですけど第一位!!!ぎゃはっ!!!くさすぎてミサカ目にきちゃった!!ちょっち目にきちゃったよ!!!!」ウルウル

    一方通行「待てよせやめろ締めンな黄泉川乗るな打ち止め叩くな番外個体……ぐ……お……」ガクッ



    芳川「」クスクスクス

    芳川「まったく、あなたって子は」

    芳川「あなたの甘さには負けたわ。一方通行」





    登録番号:10000
    分類:親友  家族
    芳川桔梗
    登録完了!!!!


    10000人!

    達成!!!!!!!!

    666 = 1 :

    そんなこんなで 午前の部終了です

    006はやっぱり芳川さんでした

    芳川さんが、何のしがらみもなく一方さんと過ごすことにどこか違和感がありました
    そういう理由で。ずっと一方さんを見守っていた芳川さんが最後の一人として、ちょこっとだけシリアスに締めてもらいました



    端折った方々の分は、一言一言に込めたつもりでしたがやっぱりあれすぎましたかね


    さて、ここらで小休止です

    午後からはエピローグということで一万人達成パーティー……を。

    言いよどむ理由はまぁ、期待せずにおまちください

    それではまたとで

    667 = 644 :

    乙!仕事中だけど舞ってる!

    668 :

    乙乙!午後も楽しみにしてる

    669 = 642 :

    これで一方通行はレベル6の珈琲能力者か…

    670 = 640 :

    乙! エピローグ…………

    671 = 638 :

    せめて>>1000まで端折った方々で続けてほしいなぁ

    672 :


    午後のも楽しみにしてる

    今のうちに言うが、端折ったぶんも今後時間と余裕があるなら書いてほしいです

    673 = 1 :

    お待たせしました

    色々とご意見あるとは思います。レスありがとうございます励みになります

    とりあえず今は終止符を打つためにがんばりますのでよろしくおねがいします

    午後も一方さんにエールをよろしくです

    それでは、ここから最期まで

    どうぞよしなに

    674 = 1 :

    エ ピ ロ ー グ



    上条「えぇぇぇぇ!!!ただいまより!!!一方通行さん祝親友一万人達成パーティーならびにやっべぇよ絶対能力者になっちまったよあんた!!!祝賀会を始めます!!!!」

    ワーーーーー!!!

    上条「それでは!こころよく第十九学区をぶっ潰して世界最大規模の文化会館『アクセラホール made in D・M・カッキー』を建ててこの会場を確保してくれました!!星野さんより乾杯の挨拶を!!!!」

    ワーーー! キャーーーー!  巨人ファンーーーー!!!       偽名ーーーーー!!!

    アレイスター星野「一方通行はワシg」

    20000号「おまいらぁぁぁぁぁぁ!!!!セロリたんにかんぱ~~~~い!!!!!」

    かんぱ~~~~~~~~い!!!!!!!

    アレイスター星野「……お約束、か」フフフフフ

    上条「ま、まんざらでもなかった!?」

    一方通行「よォ、当麻。司会どォもな」

    上条「なァにお安いごようですよ」

    禁書目録「すっごいんだよとうま!!びしょくくらぶに負けないくらいのお料理かも!!」

    上条「なに!?そりゃ凄いなインデックス!!」

    一方通行「あァ、なにせ部下にあそこのスパイさせた料理人が作ってっからなァ」

    上条「それやばくないですかね」

    禁書目録「美味しければそれでいいんだよ!!」

    675 = 1 :

    フレ「結局、わたしらは元に戻れないってことなのね」ハァ モグモグ

    ンダ「……まぁ、フレメアがこれでいいっていうんなら、私達も気にしない訳よ」ハァ マグマグ

    アレイスター星野「めんご」

    一方通行「おめェは、そこかしこでやらかしてたンだなァ」

    上条「垣根もだっけ?」

    アレイスター星野「ふふふ。一人でも多く、一方通行、キミの友達になってほしくてね。キミの友達は私の友達だ。美味しいものがたべれるんだよ」

    一方通行「暴食シスターがうつってるぞ」

    上条「意外に気が合ってんだよなぁ」

    禁書目録「ほしの!このお寿司超うまいんだよ!超おすすめかも!」モグモグモグ

    アレイスター星野「……ほんとうだな。超美味い」ハグハグ

    絹旗「ちょ、ちょっと!!私の超ポリシー奪わないでください!!」

    676 = 1 :

    絹旗「それより、C級映画の上映会はまだですか超第一位」

    結標「そうよそうよ、子役もりだくさんの探偵活劇やるって言ったじゃない!」

    一方通行「ンな約束してねェよどういうことだよ少年探偵団の回でも流せばいいのかコナん君の」


    白井「第一位さまぁぁぁぁぁぁ!!!!」ヒュンッ

    一方通行「うお!?ンだ、白井か。それに、超電磁砲。さてン」

    御坂「やっほぉ、呼んでくれてありがとね」

    佐天「おっめでとうございます!アクセラさん!!」

    白井「ほんとうですの!!でも、黒子を置いて先に進んでしまうのはあんまりですわ!!」

    御坂「……あんた、この間の能力診断で最大飛距離と重量増えたんでしょ。あんだけ伸び悩んでたのに。あとちょっとじゃない」

    佐天「ほんとですよ~ようやく私が低能力者になれたっていうのに……」

    白井「まだまだですの!!おねぇさまや第一位さまどころか、あの結標に負けてるようでは!!」



    結標「あの、とは失礼ね」モグモグ

    絹旗「うちの居候もわたしに同じようなこといってきて超うざいですよ」マグマグ

    677 = 1 :

    吹寄「つまり、富士額こそ女性の最も美しい顔の比率の条件ってこと」

    「「「「「「ふむふむ、と、ミサカは乙女の美容術を吹寄女史から授かります」

    吹寄「よろしい、妹達はばっちりね。わかりましたか、オルソラさん!」

    オルソラ「えぇ。このパスタとても美味しいのでございますよ、吹寄さん」

    吹寄「聞いてないぃぃぃぃ!!!52回目の演説オール無視ぃぃぃぃ!!もうだめ助けなさいよ貴様!!」

    一方通行「いや俺にふるな。知るかよンなもン」

    オルソラ「あぁ、富士額というのはすばらしいのでございますね!!!!」

    吹寄「いまぁぁぁぁ!?」


    アニェーゼ「なぁにが富士額ですか。美人よりなにより、格好がダサダサじゃもてるもんももてなくなるってもんですよ。その点私は自分的おしゃれポイント極めてますから問題なしです。ね、白ウサギ」

    一方通行「だから俺に振らないでくださァいそういうのはあの辺の人たちに言ってくださァい」


    アリアナ「そうよ、そうよね。おねぇさんだってこんな男の子たちの視線を集める服装、ほんとはしたくないわぁ……濡れっちゃうもん」

    神裂「そうですよね、そうで……ぬ、濡れ?脇とかですか?」

    一方通行「こらオリアナてめェなァにかンざきにいらねェ知恵さずけてんだもォォォォ!!!」

    678 = 638 :

    アリアナwwwwww

    679 = 1 :



    ヴェント「うっせぇなぁ科学の結晶……フィアンマ、あんたの寿司ほんとヤバイ。おもわずすんませぇぇんって言いたくなるくらい美味いわほんと」マグマグ

    フィアンマ「俺様の神の右手、舐めてンじゃねぇ!!!」キリッ ニギニギ

    麦野「ちょうしのんな童貞。あたしの店ぶっ潰したつけはガンガン働いてかえしてもらうんだからにゃ~ん」


    フレメア「にゃ~ん、にゃあ」

    浜面「うぐっ、やばい、駒場の兄貴がこの子かくまってた理由がよくわかる」


    垣根「たっきー、ほれ。カッキーデザインの超痛いけど跡にならない鞭」

    滝壺「ありがとう。こんな浜面はよほど愉快な死体になりたいと見える」バッチィィィン

    浜面「いってぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」



    一方通行「てめェら、どいつもこいつも変なとこで影響されンなァァァァァ!!!!!」

    680 = 1 :

    上条「それで、絶対能力者になった気分はどうだ?」

    一方通行「あ~……あンまよくわかンねェ。というか、これまでとどう違うのか……」

    上条「ハハハ、だろうな。ここじゃまだ」

    一方通行「あ?何言って……」

    上条「俺達やビリビリ達はもう、お前がMNWに入るときに大体言っちまったからよ。他のやつらにゆずるわ。そいじゃな、一方通行」

    禁書目録「またね!あくせられーた!」

    佐天「えぇ?もうですか?まだわたしお礼も言えてないのに……」

    御坂「しかたないわよ、佐天さん。そいじゃね、またよろしく」

    白井「またすぐ!わたくしからも飛んでいきますわ!」





    一方通行「お、おい?当麻?シスターもお前らも、何を言って……」

    681 = 1 :

    闇咲「やぁ、少年。元気にしていたか?」

    一方通行「闇咲くゥゥン!!!よォ!!!!……あァ?当麻達どこ行った?」

    闇咲「結婚式の時はすまなかったな、あんなに大きな花を」

    一方通行「いや、こちらこそだ。親友の晴れ舞台に出席できなかったンだ。あれくらいさせろ」

    闇咲「ふふ、キミらしい」

    闇咲「……大事にしろよ、友を大切にする心、思いやる心を。それはキミの財産となる……それではな」

    一方通行「はァ?ちょ、闇咲くン……?」

    682 = 640 :

    なんだか雲行きが…

    683 = 1 :

    初春「あ、一方通行さん!」

    一方通行「おォ、よォ花畑。闇咲くン見なかったか?あと当麻と、お前の連れも」

    初春「あ、きっとさきに行かれたんですね」

    一方通行「あ?先って、どこにだよ」

    初春「すぐに分かりますよ!」

    初春「一方通行さん。あなたは随分変わったと思います」

    初春「どこに行っても、どうなったとしても、もうあなたは前のようにはなりませんよね」

    初春「また、仲良くしてくださいね!それじゃ」

    一方通行「おい、おい!!花畑!!!!」


    フッ……


    一方通行「!?き、消え……?」







    一方通行「一体全体、なにがどうなってやがンだ!!!!おい!!!!」

    684 = 644 :

    あーなんかいやな結末を想像してしまったww

    685 = 1 :

    神裂「一方通行!―」
    ――――――
    ――――
    ――
    フッ


    アレイスター「また会おう、一方通行」
    ――――――
    ――――
    ――
    フッ

    結標「きっとあなた、忙しいわよこれからも」
    ――――――
    ――――
    ―――
    フッ



    一方通行「なンなンだ!?なンなンだこりゃ!?」


    一方通行「みんながみんな、俺に声をかけた後!」

    一方通行「どうしてどこかに消えやがる!?!?」

    一方通行!    ぼうや

    一方通行さん     超能力者!

      白ウサギ   超第一位!

      第一位!!    あくせら

    第一位様    




    一方通行「何が、何が起こってンだよォォォォ!!!!」

    686 :

    ざわ・・・ざわ・・・

    687 = 1 :

    シーーン

    一方通行「……」

    ガバッ!

    一方通行「!?」

    打ち止め「へへ~。最初で最後はミサカなのでした~って、ミサカはミサカは後ろからあなたの腰に抱きついてみたり!!!」

    一方通行「……なァ、打ち止め」

    打ち止め「なぁに?」

    一方通行「俺は、絶対能力者になったらしい」

    一方通行「でも、でも俺はこれからどうしたらいいのか分からねェ」

    一方通行「俺は、どうすればいいンだ?」

    一方通行「どこで、なにを……どこから、始めればいいンだ?」





    打ち止め「……怖がらなくても大丈夫よ、あなた」


    打ち止め「今のあなたなら、きっと大丈夫。すぐに分かる」



    打ち止め「一方通行!あなたなら、きっとみんなと、すぐに会えるよ!って、ミサカはミサカは少し泣いてるあなたの頭を、そっと撫でてあげてみる!!」












    打ち止めが

    世界が、消えた

    688 = 644 :

    え・・・・

    689 = 1 :


    「……あァ?」

    意識を取り戻して目にしたのは、白い白い天井と、同じように白いカーテン

    どうやらここは病室、カエル医者の病院の一室のようだ

    そして頭にある暖かい感触は

    一瞬前までと思っていた時間とは打って変わった表情、驚愕に目を見開いたような顔の、打ち止めの小さな手のひらだった

    「……あなた!!!目!!覚めたのね!!!!ってミサカはミサカは感動の目覚めにあなたの胸にダ~~~イブ!!!」

    そう言いつつイソイソとベッドによじ登る少女に、一方通行は抵抗できない

    できようもない

    酷く混乱していたのだ

    「おいまて、打ち止め。どうなってやがンだ?なンで俺は病院にいる?パーティーはどうした?あいつらは?当麻達はどこだ?」

    「……当麻って、上条当麻のこと?あなた、いつの間にあの人と仲良くなったの?それに、パーティーって?って、ミサカはミサカは首を傾げてみる」

    言葉通り、打ち止めは枕元に座ると一方通行にむけて首をかしげた

    その後、少しだけ笑う

    「ねぼすけさんね!一方通行!」








    「ロシアから学園都市に帰ってきた直後からずっと寝たきりだと、仕方ないのかもしれないけど!!って、ミサカはミサカはそんなことより今度こそダイブ敢行~~~!!」

    690 :

    なンだと・・・

    691 :

    途中からそうなのかとは思ってたものの…
    これはつらい

    692 = 1 :

    打ち止めは現在病室にいない

    あの後すぐ、一方通行が目を覚ましたらカエル医者を呼ばないといけないことを思い出したらしい

    一方通行は、一人。現状を理解しようとしていた

    実際のところ、さきほどの打ち止めの言葉でほとんど理解は追いついていたのだが

    『あなた、ロシアで。その、なにか物凄く頭をつかうことをしたの?ってミサカはミサカは倒れた原因に心当たりがないのかそれとなく尋ねてみる!』


    心当たり、存分にあった

    ロシアでの、打ち止めを救うための最終手段として行使した『歌』

    あれは、魔術的要素を多分に含んでいる危険なものだ

    超能力者である自分の脳を、みごとに酷使していたらしい




    その結果




    自分は、あの大戦終結からいままでずっと、眠り続けていたのだ

    693 = 1 :

    「……」

    傍らにポツンと置いてあった携帯を開く

    そこにはやはり、本当の親友はたった三件の登録しかなかった

    打ち止め、黄泉川、カエル医者

    このたった三件の。番外個体さえ登録されていない

    これが、全てだったのだ


    「ってこたァよォ」

    あれは全部、夢だったのか

    長い長い、偽りの幻だったというのだろうか。

    694 = 1 :

    普通の感覚の持ち主ならば、ここで絶望していただろう

    幾日も、幾月もかけて積み上げてきたものが、無に返したのだから

    腹をくくり、おびえながら

    涙し、怒りながら

    あんなにも全力を出し切ったすべてが、虚構にすぎなかったのだから


    「……」


    だが


    「……くかか」


    一方通行は、その限りではなかった



    「くかきけこかかきくけききこくけきこきかかかーーー!!!」



    今の、一方通行は。もうそうは思わないのだ



    「あァあ、しょうもなさ過ぎて笑っちまった」






    「……夢だからどうしたってンだよ、それが」

    695 = 1 :

    たとえ儚い幻でも

    自分で生み出した夢想にすぎなかったとしても

    彼らが。一方通行の親友たる彼らが、あの世界で教えてくれたこと

    それらはすべて、生きている

    一方通行の中に、確かにいきて、語り、背中をおしてくれているのだ


    「ふりだしに戻る、ってかァ?だがなァ!!!」


    「俺の場合は強くてニューゲームってやつだァ!!」


    「あはぎゃはっ!!!!最っっ高だねェェェ!!!」


    エピローグとは本来話の終わりにくるものだ


    それを捻じ曲げるのは、ほかでもないこの物語の主人公


    一方通行はたったいまから始めるのだ


    プ ロ ロ ー グ を


    また友となれるのか、そういった疑問はもちろんある


    もしかすると、現実ではみながみな、自分のことを拒絶するかもしれない


    そう、まったく同じようで、すこしずつことなった物語となるのかもしれない


    これは新たに訳(はな)される、一方通行の物語






    「これがホントの新訳・絶対能力進化計画、ってかァ?……ふざけてンなァ!!」

    696 = 1 :

    一方通行は杖を握った

    天気は快晴。まさに五月晴れと呼ぶに相応しい空模様である


    「だがよォ。それでも向き合わなきゃいけねェンだ」

    「表の世界で生きるってきめた俺に……もう、関わっちゃいけねェ相手なんていねェ」

    一方通行は、前を向いて歩き出す

    少し前まで、自分には似合わないと避けていた。

    光り射す、暖かな道を

    「さァて、と。誰から会いにいきますかねェ。ちっとばっか候補でも挙げてみるかァ?」

    「逃げられるなンて思うンじゃねェぞ、おい」







    一方通行「学園都市第一位の頭脳がァァァァ!!!今すぐ会いに行ってやるよォォォォ!!」

    697 = 1 :








    「学習装置で植えつけた彼のあれらの記憶は、とある能力者の協力で得られた、学園都市内外のあらゆる人たちの深層心理を組み込まれて展開していたわ」

    「だから、夢だけど。ひょっとしたら、予知夢なのかもしれない」

    「彼を嫌っていた人も、憎んでいた人も、心のどこかに本当の彼が一緒にいられる場所があるのかもしれない」

    「はたして、偽りが現実を超越することは、ありえるのかしらね?」

    「これで、あなたを助けられたのかしら?」

    「私は死んだりせず、あなたを見守ってるわよ」




    「いたってまじめに。これからの、あなたの物語を」






    芳川「だって、私達は親友で、家族なんでしょ?一方通行」


















    お わ り

    698 = 644 :

    乙!
    あれ…目から淹れたて珈琲が…

    699 :

    ハラショー!!

    700 :

    まさか
    一方通行「俺達の友達づくりはこれからだァ!」
    で終わるとは……乙!


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