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元スレ垣根 「ほら、笑って笑って!」
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―――――――――
垣根 「いやー、わざわざ金まで残してくれてたとは」
垣根 「アレイスターの奴、ホントに悪いことしたと思ってたりしてな」 ハハッ
垣根 「けど、1分1秒無駄にしねえとは言ったが、やることが思い付かん」
垣根 「………」 グー
垣根 「…まずは腹ごしらえといくか」
~ファミレス~
店員 「いらっしゃいませ、何名様でしょうか?」
垣根 (1人でファミレスとは寂しいもんだな……ん?)
垣根 (あれ?あいつは……)
垣根 「いやー、わざわざ金まで残してくれてたとは」
垣根 「アレイスターの奴、ホントに悪いことしたと思ってたりしてな」 ハハッ
垣根 「けど、1分1秒無駄にしねえとは言ったが、やることが思い付かん」
垣根 「………」 グー
垣根 「…まずは腹ごしらえといくか」
~ファミレス~
店員 「いらっしゃいませ、何名様でしょうか?」
垣根 (1人でファミレスとは寂しいもんだな……ん?)
垣根 (あれ?あいつは……)
「はあ……」
とあるファミレスの角のボックス席に少女が1人、重い溜め息をついていた
ファミレスに1人で入るのはなかなか勇気が必要なことだが、少女にはそんなことを考える程の余裕がなかった
緩くウェーブのかかった長い髪や服装が、少女を大人びてみせる
名前は麦野沈利
学園都市に7人しかいない超能力者の1人で、順位は第四位
能力は原子崩し<メルトダウナー>といって、原子を曖昧な形のまま固定し、強制的に操るもの
そんな彼女もまた、学園都市の『闇』を生きる人間だ
以前彼女は暗部組織『アイテム』のリーダーを務めていた
仲間とは一緒にファミレスへ行ったりする程仲が良かったのだが、暗部間の抗争で一度は皆バラバラになってしまった
その後色々あって、『アイテム』は再び1つになろうとしている
なのに、何故麦野は浮かない顔なのか?
それは、こうなった一番の原因が自分にあると思っているから
麦野 (浜面はああ言ってたけど、やっぱ無理よ……)
麦野 (仲間をあんな目に遭わせといてもう一度やり直そうなんて、虫が良すぎる話だわ)
麦野 (…ドリンクバー行ってこよ) スクッ
麦野 (普段なら浜面にやらせてたけど、今は独りなんだよな……) スタスタ
麦野 (…寂しい) ポチッ
仲間とは一緒にファミレスへ行ったりする程仲が良かったのだが、暗部間の抗争で一度は皆バラバラになってしまった
その後色々あって、『アイテム』は再び1つになろうとしている
なのに、何故麦野は浮かない顔なのか?
それは、こうなった一番の原因が自分にあると思っているから
麦野 (浜面はああ言ってたけど、やっぱ無理よ……)
麦野 (仲間をあんな目に遭わせといてもう一度やり直そうなんて、虫が良すぎる話だわ)
麦野 (…ドリンクバー行ってこよ) スクッ
麦野 (普段なら浜面にやらせてたけど、今は独りなんだよな……) スタスタ
麦野 (…寂しい) ポチッ
麦野 (皆が居たから、『裏』で生きるのも悪くないと思えた) ガー
麦野 (出来ることなら、また皆と一緒に居たい) スタスタ
麦野 (結局、自業自得って訳よ)
麦野 (あれ、フレンダの口調が移っちゃった?)
麦野 (フレンダ……) ジワッ
垣根 「ドリンクバー1つ」 アトコレトコレト…
麦野 「」
麦野 (……おいおい、寂しさの余り遂に幻覚まで見えるようになっちゃったかにゃーん?)
麦野 (私の席に居る筈のない奴が居るぞ?)
麦野 (よりによってアイツが出るとは、相当きてるな……) ゴシゴシ
麦野 (いつまでもうじうじしてられないな) チラッ
垣根 「麦野、何ボーッとしてんだ?」
麦野 「」
麦野 (出来ることなら、また皆と一緒に居たい) スタスタ
麦野 (結局、自業自得って訳よ)
麦野 (あれ、フレンダの口調が移っちゃった?)
麦野 (フレンダ……) ジワッ
垣根 「ドリンクバー1つ」 アトコレトコレト…
麦野 「」
麦野 (……おいおい、寂しさの余り遂に幻覚まで見えるようになっちゃったかにゃーん?)
麦野 (私の席に居る筈のない奴が居るぞ?)
麦野 (よりによってアイツが出るとは、相当きてるな……) ゴシゴシ
麦野 (いつまでもうじうじしてられないな) チラッ
垣根 「麦野、何ボーッとしてんだ?」
麦野 「」
―――――――――
垣根 「あー美味い、マジ美味い」 モグモグ
麦野 「……」
垣根 「食べることがこれ程幸せなものだったとは」 ムシャムシャ
麦野 「……」
垣根 「生きてるって最高!」 ゴクゴク
麦野 「……」
垣根 「ふいー…さて、ドリンクおかわりすっか」 スクッ
麦野 「おい」
垣根 「なんだ、お前もおかわり欲しいか?」
麦野 「まず座れ」
―――――――――
麦野 「――どういう訳か、身体を手にいれたってのは分かった」
垣根 (3ヶ月だけってのは言わなくていいよな)
垣根 「あー美味い、マジ美味い」 モグモグ
麦野 「……」
垣根 「食べることがこれ程幸せなものだったとは」 ムシャムシャ
麦野 「……」
垣根 「生きてるって最高!」 ゴクゴク
麦野 「……」
垣根 「ふいー…さて、ドリンクおかわりすっか」 スクッ
麦野 「おい」
垣根 「なんだ、お前もおかわり欲しいか?」
麦野 「まず座れ」
―――――――――
麦野 「――どういう訳か、身体を手にいれたってのは分かった」
垣根 (3ヶ月だけってのは言わなくていいよな)
麦野 「で、何でここにいる?」
垣根 「ここに来て飯食う以外にする事ってあるか?」
麦野 「違う、何で私の席で食ってんだって言いたいんだよ」
垣根 「ファミレスで1人は寂しすぎるだろ?俺もお前も」
麦野 「ハッ、私が寂しく見えたって?勘違いもいいとこだ」
垣根 「嘘つけ、さっき涙目になってたじゃねえか」
麦野 「ああ?」 ギロッ
垣根 「そうムキになんなって、結構可愛かったぞ?」 ニヤニヤ
麦野 「よし、[ピーーー]」 キュイーン
垣根 「悪い悪い、ちょっとからかっただけだ」
麦野 「チッ…(見られてたのかよ)」
垣根 「お前らは今何してんだ?」
麦野 「あ?」
垣根 「だからよ、『アイテム』は今どうしてんだって、まだ『裏』の仕事とか来るのか?」
麦野 「……テメェに話す事なんてねえよ」
垣根 「あっそ、俺は戦争の後始末やら何やらで暗部は今活動停止中って聞いたけどな」
麦野 「え?」
垣根 「解散も検討してるって言ってたような…」
麦野 (私の知らない間にそんな話が…)
垣根 「麦野?」
麦野 「……!な、何でもないわよ」
垣根 「お前今日暇?」
麦野 「は?」
垣根 「これから俺とどっか行こうぜ」
麦野 「何でテメェとデートしなきゃいけないんだよ」 ケッ
垣根 「デートってお前……///」
麦野 「照れんな、気持ち悪い」
垣根 「あっそ、俺は戦争の後始末やら何やらで暗部は今活動停止中って聞いたけどな」
麦野 「え?」
垣根 「解散も検討してるって言ってたような…」
麦野 (私の知らない間にそんな話が…)
垣根 「麦野?」
麦野 「……!な、何でもないわよ」
垣根 「お前今日暇?」
麦野 「は?」
垣根 「これから俺とどっか行こうぜ」
麦野 「何でテメェとデートしなきゃいけないんだよ」 ケッ
垣根 「デートってお前……///」
麦野 「照れんな、気持ち悪い」
垣根 「1人は寂しいんだよー、な、いいだろ?」
麦野 「断r「よし、決まりだな!」
麦野 「……おい、人のはなs「早く行こうぜ、時間が勿体ねえ」 スクッ
麦野 「クソメルヘn「あ、お前の分も払っといてやるよ」 スタスタ
麦野 「」
カイケイ3830エンニナリマス
麦野 「断r「よし、決まりだな!」
麦野 「……おい、人のはなs「早く行こうぜ、時間が勿体ねえ」 スクッ
麦野 「クソメルヘn「あ、お前の分も払っといてやるよ」 スタスタ
麦野 「」
カイケイ3830エンニナリマス
―――――――――
垣根 「さて、どこへ行こうか…」 テクテク
麦野 「……」 ムスッ
垣根 「何不機嫌な顔してんだよ?」
麦野 「テメェが原因だよ!」
垣根 「そう怒るな、笑顔笑顔」 ニコニコ
麦野 「これで満足かにゃーん?」 ニヤアアア
垣根 「その顔でにゃーんは無理があるぞ」
麦野 「おい何で急に真顔になった」
垣根 「むぎのん恐いにゃーん」
麦野 「死ね!!」 ビーム
垣根 「あぶねっ」 パキーン
麦野 「クソうぜぇ羽だ…」 イライラ
垣根 「カッケーだろ?」 ファサファサ
麦野 「いいからしまえ!」
垣根 「さて、どこへ行こうか…」 テクテク
麦野 「……」 ムスッ
垣根 「何不機嫌な顔してんだよ?」
麦野 「テメェが原因だよ!」
垣根 「そう怒るな、笑顔笑顔」 ニコニコ
麦野 「これで満足かにゃーん?」 ニヤアアア
垣根 「その顔でにゃーんは無理があるぞ」
麦野 「おい何で急に真顔になった」
垣根 「むぎのん恐いにゃーん」
麦野 「死ね!!」 ビーム
垣根 「あぶねっ」 パキーン
麦野 「クソうぜぇ羽だ…」 イライラ
垣根 「カッケーだろ?」 ファサファサ
麦野 「いいからしまえ!」
垣根 「――しかし、お前とこうしたやり取りするのは初めてだな」 テクテク
麦野 「そうね…」 テクテク
垣根 「俺達って顔合わせりゃ殺し合いしかしてなかったもんな」
麦野 (私が一方的にやられてた記憶しかないけど)
垣根 「そう思うと、この状況ってすごくね?」
垣根 「敵対してた二人が今こうして一緒に歩いてるんだからよ」
麦野 「……ふん」
垣根 「今なら俺達、もっと仲良くなれるかもな」
麦野 「私がいつテメェと仲良くなったんだよ」
垣根 「違うのか?」
麦野 「勝手に決めんな」 プイ
垣根 「じゃあこれから仲良くなろうぜ」 ニカッ
麦野 「あーうぜ、マジでうぜぇ」
垣根 「安心しろ、自覚はある」
麦野 「あの時と性格変わりすぎて気持ち悪いんだけど、何なのそのポジティブ思考」
垣根 「……お前、本気で死にかけた事あるか?」 ピタッ
麦野 「え?」
垣根 「あの時俺は、初めて走馬灯ってのを見た」
麦野 「死ぬ間際に過去の記憶が映像になって見えるってやつか?」
垣根 「あれは酷かったぜ…ろくでもねえ思い出ばっか掘り起こされてよ」
垣根 「正直、死ぬより辛かったな……」
麦野 (思えば浜面に初めて負けた時、私よく生きてたわね)
麦野 (片目と片腕を失って、死んでもおかしくなかったってのに)
麦野 (――それ以上に、もっと大事なものを失ったけど)
垣根 「同時に、虚しくもなった」
垣根 「俺の人生って何だったんだろうなって…」
麦野 「……」
垣根 「その時思ったんだ、『たった1つでも楽しい思い出が欲しかった』ってよ」
麦野 「死ぬ間際に過去の記憶が映像になって見えるってやつか?」
垣根 「あれは酷かったぜ…ろくでもねえ思い出ばっか掘り起こされてよ」
垣根 「正直、死ぬより辛かったな……」
麦野 (思えば浜面に初めて負けた時、私よく生きてたわね)
麦野 (片目と片腕を失って、死んでもおかしくなかったってのに)
麦野 (――それ以上に、もっと大事なものを失ったけど)
垣根 「同時に、虚しくもなった」
垣根 「俺の人生って何だったんだろうなって…」
麦野 「……」
垣根 「その時思ったんだ、『たった1つでも楽しい思い出が欲しかった』ってよ」
垣根 「俺には『仲間』はいたが、『友達』はいなかったからな」
垣根 「何でもねえ話で笑ったり、バカやってはしゃいだり……」
垣根 「そんな思い出が…『友達』が欲しかった」
麦野 「『友達』か…」
麦野 (あいつらにとって、私は『仲間』だったのかな…)
垣根 「だから俺は、これから楽しい思い出をいっぱい作るんだ」
垣根 「それと『友達』もな」
垣根 「………」
垣根 「あーやめやめ!」 ブンブン
麦野 「!?」 ビクッ
垣根 「何でもねえ話で笑ったり、バカやってはしゃいだり……」
垣根 「そんな思い出が…『友達』が欲しかった」
麦野 「『友達』か…」
麦野 (あいつらにとって、私は『仲間』だったのかな…)
垣根 「だから俺は、これから楽しい思い出をいっぱい作るんだ」
垣根 「それと『友達』もな」
垣根 「………」
垣根 「あーやめやめ!」 ブンブン
麦野 「!?」 ビクッ
垣根 「湿っぽいのは俺らしくねえな」 ウン
垣根 「…そうだ、アルバムを作ろう!」 ピコーン
麦野 「アルバム?」
垣根 「色んな思い出を写真にして、それを1冊の本にすんだ」
麦野 「はあ…」
垣根 「まずは電気屋へ行くか!」
麦野 「何で?」
垣根 「カメラ買うからに決まってんだろ?」
麦野 「そう、行ってらっしゃい」
垣根 「お前も来るんだよ」
麦野 「何で私がアンタの買い物に付いてかなきゃいけないのよ!」
垣根 「1人じゃ寂しいって言ってんだろ!」 プンスカ
麦野 (何で私が怒られてんの?)
垣根 「いいから行こうぜ麦野!」
麦野 「分かったわよ…」
麦野 (何なのコイツ……) ハァ
垣根 「…そうだ、アルバムを作ろう!」 ピコーン
麦野 「アルバム?」
垣根 「色んな思い出を写真にして、それを1冊の本にすんだ」
麦野 「はあ…」
垣根 「まずは電気屋へ行くか!」
麦野 「何で?」
垣根 「カメラ買うからに決まってんだろ?」
麦野 「そう、行ってらっしゃい」
垣根 「お前も来るんだよ」
麦野 「何で私がアンタの買い物に付いてかなきゃいけないのよ!」
垣根 「1人じゃ寂しいって言ってんだろ!」 プンスカ
麦野 (何で私が怒られてんの?)
垣根 「いいから行こうぜ麦野!」
麦野 「分かったわよ…」
麦野 (何なのコイツ……) ハァ
~電気屋~
麦野 「―――おい」
垣根 「ん~~?」 ウィーンウィーン
麦野 「電気屋に着くなりマッサージチェアに座るってどゆこと?」
垣根 「久々の身体だから歩き疲れてよ~~」 ウィーンウィーン
麦野 「カメラはどうした?」 イライラ
垣根 「あと5分待って~~」 ウィーンウィーン
麦野 「私は放置か」 イライラ
垣根 「あと5分~~」 ウィーンウィーン
麦野 「……」
垣根 「あ~~……」 ウィーンウィーン
麦野 「……」
垣根 「い~~……」 ウィーンウィーン
麦野 「……」
垣根 「……」 ウィーンウィーン
麦野 「……」
垣根 「ZZZ……」 ウィーンウィーン
麦野 「」 ブチッ
本日は以上です!
1ヶ所だけsagaが抜けて文字が隠れてしまった…
隠れた文字は「殺す」です、すみません。
次回は金曜日を予定してます
1ヶ所だけsagaが抜けて文字が隠れてしまった…
隠れた文字は「殺す」です、すみません。
次回は金曜日を予定してます
見てるとなんとなく、ていとくんを応援してしまうな…ww
頑張れていとくん
頑張れていとくん
未元物質が、お前の脳を汚染し始めた』という事は上条さんで解決か!
>>71
そこに気づくとは...やはり天才か
そこに気づくとは...やはり天才か
>>71
それで解決するなら「患者に必要なものをすべて用意する」冥土帰しが
上条さんに協力を要請してるはずなのよな
異能を打ち消すといっても能力者から能力を消すわけではないし
というわけで俺は最終的に垣根とダーク垣根が分裂するに10000ペソ
それで解決するなら「患者に必要なものをすべて用意する」冥土帰しが
上条さんに協力を要請してるはずなのよな
異能を打ち消すといっても能力者から能力を消すわけではないし
というわけで俺は最終的に垣根とダーク垣根が分裂するに10000ペソ
こんばんは!
病名『未元物質』について物議を醸してるようですが、そのうち説明したいと思います
では投下いきます
病名『未元物質』について物議を醸してるようですが、そのうち説明したいと思います
では投下いきます
垣根 「イテテ……」 ジンジン
麦野 「目的忘れて寝てんじゃねーよ」
垣根 「普通ゲンコツで起こすか?」
麦野 「帰らなかっただけマシだと思え」
垣根 「それもそうだな」 ケロッ
麦野 「切り替え早っ」
垣根 「どうせ買うなら一眼レフだよなー」 ウーン
麦野 「そんなゴツいの買うの?デジカメでも写真に出来るのに」
垣根 「バカ、カメラといえば一眼、一眼といえば男のロマンなんだよ!」 クワッ
麦野 「はあ?」
垣根 「この黒光りするボディ、圧倒的なフォルム…」 マジマジ
垣根 「男なら一度は手に取ってみたいと思うに違いない」 ウットリ
麦野 「ふーん…」
垣根 「よし、これに決めた!」
麦野 「結構高い値段ね。といっても、私達が気にする程でもないか」
垣根 「あとフィルムも買っとかないとな、50個ぐらい」
麦野 「そんなに買うの?」
垣根 「常に持ち歩くからな、寧ろまだ足りない位だ」
麦野 「街中でゴツいカメラぶら下げて歩くアンタを想像するとシュールでならないわ」
垣根 「男なら一度は手に取ってみたいと思うに違いない」 ウットリ
麦野 「ふーん…」
垣根 「よし、これに決めた!」
麦野 「結構高い値段ね。といっても、私達が気にする程でもないか」
垣根 「あとフィルムも買っとかないとな、50個ぐらい」
麦野 「そんなに買うの?」
垣根 「常に持ち歩くからな、寧ろまだ足りない位だ」
麦野 「街中でゴツいカメラぶら下げて歩くアンタを想像するとシュールでならないわ」
垣根 「となると、買い物かごがいるな」
麦野 「私は取りに行かないわよ」
垣根 「分かってるって、ちょっとそこで待ってろ」 スタスタ
麦野 「――なんだかんだ言って、今日はアイツとずっと一緒だな」
麦野 「殺したいくらい憎い相手の筈なのに…」
麦野 「『表』の人間みたいに呑気にはしゃいでやがる」 フッ
麦野 「……ちょっと羨ましいな」
麦野 「……」
麦野 「独りは寂しいよ…」
麦野 (皆、今頃どうしてんだろ)
麦野 (解散したら、2度と会えなくなるのかな…)
麦野 「私は取りに行かないわよ」
垣根 「分かってるって、ちょっとそこで待ってろ」 スタスタ
麦野 「――なんだかんだ言って、今日はアイツとずっと一緒だな」
麦野 「殺したいくらい憎い相手の筈なのに…」
麦野 「『表』の人間みたいに呑気にはしゃいでやがる」 フッ
麦野 「……ちょっと羨ましいな」
麦野 「……」
麦野 「独りは寂しいよ…」
麦野 (皆、今頃どうしてんだろ)
麦野 (解散したら、2度と会えなくなるのかな…)
麦野 「ん?あれって……」
絹旗 「ここは家電製品の品揃えが超いいらしいですよ」
滝壺 「結構広いね」 キョロキョロ
絹旗 「ここなら超お目当てのDVDレコーダーも見つかりそうです!」 ウキウキ
浜面 「なあ、俺がついてく意味あんのかよ?」
絹旗 「何言ってんですか?浜面には荷物持ちという超重要な役目があるじゃないですか」
浜面 「そんなの能力使えば…」
絹旗 「こんな可愛い女の子に能力使わせてまで荷物を持たせるなんて、超浜面はとことんダメな奴ですね」 プンプン
滝壺 「大丈夫、そんな紳士の風上にも置けないはまづらを私は応援してる」
浜面 「」
麦野 (絹旗に滝壺に浜面!?何でここに…!) アタフタ
麦野 (とにかく、見つからないようにしないと…!) ササッ
垣根 「あれ、麦野どこいった?」 キョロキョロ
垣根 「……」 ポツーン
垣根 「ヤバイ、急に心細くなってきた」
滝壺 「たくさんあるね」 ジー
絹旗 「まさか壊れるとは思いませんでしたよ」
浜面 「壊したのは自分だろ?」
絹旗 「元はといえば、浜面が叩けば超直るって言ったからじゃないですか!」 プンプン
浜面 「だからって力いっぱい叩くことはねえだろ!」
麦野 (とにかく、見つからないようにしないと…!) ササッ
垣根 「あれ、麦野どこいった?」 キョロキョロ
垣根 「……」 ポツーン
垣根 「ヤバイ、急に心細くなってきた」
滝壺 「たくさんあるね」 ジー
絹旗 「まさか壊れるとは思いませんでしたよ」
浜面 「壊したのは自分だろ?」
絹旗 「元はといえば、浜面が叩けば超直るって言ったからじゃないですか!」 プンプン
浜面 「だからって力いっぱい叩くことはねえだろ!」
滝壺 「ぺしゃんこになってたね」
絹旗 「…確かに、ちょっとやり過ぎたかもしれません」 シュン
滝壺 「大丈夫、お金ははまづらが出すから」 チラッ
浜面 「え!?」 ギョッ
絹旗 「ホントですか!?」 キラキラ
浜面 「あ、いや…」
滝壺 「いいでしょ?」
浜面 「うーん…まあ、俺にも一因はあるし…分かったよ」 ポリポリ
絹旗 「やった!今日の浜面は超カッコいいです!」 ワーイ
滝壺 「カッコいいよ、はまづら」 ニコッ
浜面 「ハハ……」
浜面 (明日からピンチだ……)
絹旗 「…確かに、ちょっとやり過ぎたかもしれません」 シュン
滝壺 「大丈夫、お金ははまづらが出すから」 チラッ
浜面 「え!?」 ギョッ
絹旗 「ホントですか!?」 キラキラ
浜面 「あ、いや…」
滝壺 「いいでしょ?」
浜面 「うーん…まあ、俺にも一因はあるし…分かったよ」 ポリポリ
絹旗 「やった!今日の浜面は超カッコいいです!」 ワーイ
滝壺 「カッコいいよ、はまづら」 ニコッ
浜面 「ハハ……」
浜面 (明日からピンチだ……)
垣根 「どこだよ麦野~」 トボトボ
垣根 「ここ広すぎて探すの大変なんだよ~」 トボトボ
垣根 「1人にしないでくれ~」 トボトボ
垣根 「お、アイツらは…」
絹旗 「超これにします!」
浜面 (うわ、高!こんなにすんのかよ!)
滝壺 「はまづら?」
浜面 「い、いや、何でもない…」
絹旗 「では、レジまで超行きましょう!」
滝壺 「……」
絹旗 「滝壺さん?」
滝壺 「ねえ、あれって…」
浜面 「……!!」
垣根 「よっ」
浜絹滝 「「「垣根帝督!?」」」
絹旗 「何であなたが…!」
浜面 「滝壺、下がってろ」 スッ
滝壺 「はまづら……」
浜面 (麦野が手も足も出ない奴に俺達がどうこう出来る訳が…)
浜面 (クソッ、どうする!?)
垣根 「おいおい何身構えてんの?」
絹旗 「どうして生き返ったかは知りませんが、また良からぬ事でも超企んでるんでしょ!」 キッ
垣根 「それより麦野見なかったか?さっきまで一緒だったのにいなくなっちまってよ」
浜絹滝「「「え?」」」
滝壺 「むぎのと一緒に来てるの?」
垣根 「まあ話を聞けって――」
浜面 「滝壺、下がってろ」 スッ
滝壺 「はまづら……」
浜面 (麦野が手も足も出ない奴に俺達がどうこう出来る訳が…)
浜面 (クソッ、どうする!?)
垣根 「おいおい何身構えてんの?」
絹旗 「どうして生き返ったかは知りませんが、また良からぬ事でも超企んでるんでしょ!」 キッ
垣根 「それより麦野見なかったか?さっきまで一緒だったのにいなくなっちまってよ」
浜絹滝「「「え?」」」
滝壺 「むぎのと一緒に来てるの?」
垣根 「まあ話を聞けって――」
―――――――――
浜面 「――なるほど、それでカメラを買いにここへ来たと」
垣根 「そゆこと」 ドサドサ
滝壺 「何入れてるの?」
垣根 「カメラのフィルム」 ドサドサ
浜面 「棚にある分全部買う気かよ」
絹旗 「あの麦野が……超信じられません」
垣根 「お前ら『アイテム』はどうするんだ?活動してないんだろ?」 ヨイショ
浜面 「分からん、何せ麦野がまだ帰って来てないからな」
垣根 「え?」
浜面 「実は――」
浜面はこれまで経験したことを垣根に話した
麦野が仲間だったフレンダを裏切りの罪で殺したこと
命の危機に瀕した滝壺を助ける為、麦野に反旗を翻したこと
そして麦野と三度にも及ぶ戦いの末、和解を果たしたこと……
浜面 「――なるほど、それでカメラを買いにここへ来たと」
垣根 「そゆこと」 ドサドサ
滝壺 「何入れてるの?」
垣根 「カメラのフィルム」 ドサドサ
浜面 「棚にある分全部買う気かよ」
絹旗 「あの麦野が……超信じられません」
垣根 「お前ら『アイテム』はどうするんだ?活動してないんだろ?」 ヨイショ
浜面 「分からん、何せ麦野がまだ帰って来てないからな」
垣根 「え?」
浜面 「実は――」
浜面はこれまで経験したことを垣根に話した
麦野が仲間だったフレンダを裏切りの罪で殺したこと
命の危機に瀕した滝壺を助ける為、麦野に反旗を翻したこと
そして麦野と三度にも及ぶ戦いの末、和解を果たしたこと……
垣根 「――そうか、それで1人足りなかったのか」
絹旗 「フレンダはきっと、何か超深い事情があってあんなことしたんだと思うんです…」
滝壺 「むぎの、フレンダの墓の前で泣きながら謝ってた…」
垣根 「アイツが…」
浜面 「和解はしたけど、それ以来麦野の奴俺達を避けるようになっちまって…」
浜面 「見掛けてもすぐ逃げるし、電話にも出ないから話が出来ないんだ」
滝壺 「きっと、私達に負い目を感じてるんだと思う…」
垣根 (それであんな顔してたのか…)
絹旗 「確かに麦野は皆に超酷いことをしたし、フレンダを殺した…」
絹旗 「その時は麦野に対して超怒りも感じましたし、許せませんでした」
絹旗 「フレンダはきっと、何か超深い事情があってあんなことしたんだと思うんです…」
滝壺 「むぎの、フレンダの墓の前で泣きながら謝ってた…」
垣根 「アイツが…」
浜面 「和解はしたけど、それ以来麦野の奴俺達を避けるようになっちまって…」
浜面 「見掛けてもすぐ逃げるし、電話にも出ないから話が出来ないんだ」
滝壺 「きっと、私達に負い目を感じてるんだと思う…」
垣根 (それであんな顔してたのか…)
絹旗 「確かに麦野は皆に超酷いことをしたし、フレンダを殺した…」
絹旗 「その時は麦野に対して超怒りも感じましたし、許せませんでした」
絹旗 「……でも今は、前を向いて欲しいと思ってる」
絹旗 「垣根みたいに、自分のこれからの人生を超大事にして欲しいんです!」
絹旗 「こんなの、フレンダも望んでないと思う……」 グスッ
滝壺 「きぬはた……」 ナデナデ
垣根 「……とりあえず行こうぜ」
浜面 「そうだな……」
アリガトウゴザイマシター
垣根 「麦野の奴、どこうろついてんだ…?」
浜面 「俺達がいなくなれば戻ってくるさ」
絹旗 「麦野……」
滝壺 「大丈夫、きっとむぎのは帰ってくるよ」 ナデナデ
絹旗 「はい……」
浜面 「垣根はあの時と随分変わったな」
垣根 「はあ?」
浜面 「お前もいろいろあったと思うけど、なんか生き生きしてるし」 ハハッ
垣根 「俺はただ自分に素直なだけだ」
浜面 「そうか」
垣根 「…1つ聞いていいか?」
浜面 「なんだ?」
垣根 「お前らにとって、麦野は何だ?」
絹旗 「それは…」
麦野 「――しかし広いわね」 トコトコ
麦野 「これだけ広いと見つかる心配もなさそうだけど…」
麦野 「……こんなこと、いつまで続けるんだろ」 ハア
麦野 「でも私には……っ!?」
浜面 「そうか」
垣根 「…1つ聞いていいか?」
浜面 「なんだ?」
垣根 「お前らにとって、麦野は何だ?」
絹旗 「それは…」
麦野 「――しかし広いわね」 トコトコ
麦野 「これだけ広いと見つかる心配もなさそうだけど…」
麦野 「……こんなこと、いつまで続けるんだろ」 ハア
麦野 「でも私には……っ!?」
絹旗 「それは…」
垣根 「あ、麦野」
浜面 「え?」 クルッ
麦野 「あっ……!!」 ギクッ
滝壺 「むぎの…!」
絹旗 「麦野!!」
麦野 「……」
麦野 「……あ」
麦野 「あはははははは!」
麦野 「見つかっちゃったー」
麦野 「ゴメンね?話の途中だったかにゃん?」
浜面 「おい、麦……」
麦野 「いいのいいの、気にしないで?」
麦野 「ちょっとこの辺ぶらついてただけだから!」 スタスタ
滝壺 「ねえ…」
麦野 「あ、もうこんな時間だ、急がないと!」 スタスタ
絹旗 「待って!」
麦野 「…っ!!」 ダッ
タッタッタッタッ……
浜面 「おい、麦……」
麦野 「いいのいいの、気にしないで?」
麦野 「ちょっとこの辺ぶらついてただけだから!」 スタスタ
滝壺 「ねえ…」
麦野 「あ、もうこんな時間だ、急がないと!」 スタスタ
絹旗 「待って!」
麦野 「…っ!!」 ダッ
タッタッタッタッ……
浜面 「アイツ、また…!!」
垣根 「……」
垣根 「ちょっとこれ持ってろ」 スッ
浜面 「垣根…?」 ガサッ
垣根 「アイツを追いかける」 ダッ
絹旗 「垣根!」
タッタッタッタッ……
絹旗 「……行ってしまいました」
滝壺 「でも、かきねならむぎのを救える気がする」
浜面 「どうしてですか?」
滝壺 「分からない、ただそんな気がしただけ…」
垣根 「……」
垣根 「ちょっとこれ持ってろ」 スッ
浜面 「垣根…?」 ガサッ
垣根 「アイツを追いかける」 ダッ
絹旗 「垣根!」
タッタッタッタッ……
絹旗 「……行ってしまいました」
滝壺 「でも、かきねならむぎのを救える気がする」
浜面 「どうしてですか?」
滝壺 「分からない、ただそんな気がしただけ…」
本日は以上です
ごめんよフレンダ、こうするしかなかったんだ…
フリーダムかと思いきや急に真面目になったりと忙しい人ですね
次回は月曜の23時頃の予定です
ごめんよフレンダ、こうするしかなかったんだ…
フリーダムかと思いきや急に真面目になったりと忙しい人ですね
次回は月曜の23時頃の予定です
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