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元スレキャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」
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カーテナが何故学園都市の中でも使用できるか。
キャーリサ=王族≒英国そのもの≒英国領土という屁理屈。
屁理屈なので本来の力は全く出せない。故に「この破片にそこまでの力はない」という台詞が出てくる。
あくまで護身用以上の意味は無くて、なんとなく次元を切断したりうっかり空を割るくらいしかできないんだ。
でも上条さんを 上/条/さ/ん にするには十分だよ。
くらいに思ってもらえればいいです。ぶっちゃけただのお遊びアイテムなので。
というわけで今日も投下させて下さい。
キャーリサ=王族≒英国そのもの≒英国領土という屁理屈。
屁理屈なので本来の力は全く出せない。故に「この破片にそこまでの力はない」という台詞が出てくる。
あくまで護身用以上の意味は無くて、なんとなく次元を切断したりうっかり空を割るくらいしかできないんだ。
でも上条さんを 上/条/さ/ん にするには十分だよ。
くらいに思ってもらえればいいです。ぶっちゃけただのお遊びアイテムなので。
というわけで今日も投下させて下さい。
―――学園都市 小萌の家
上条「っていう訳なんです……ごめんなさい」
小萌「全くもうっ! 上条ちゃんはもう少し女の子の気持ちを考えた方がいいのです!」
上条「面目ない……」
小萌「ほらシスターちゃん。上条ちゃんが迎えに来てくれましたよー。
お家に仲良く帰るのです」
禁書「やだ。とうまの顔なんか見たくないもん」
結標「そんなこと言わないの。誤解だっつってんでしょ?
駄々こねてないで帰んなさいよ」
禁書「だってとうまは家に帰ってもどうせイチャイチャしてるんでしょ」
上条「しねぇって。あれはフリだよフリ」
小萌「フ、フリなのですか!?」
上条「え? ははっ、もちろんそうですよ。
遊びみたいなもんで」
バタンッ!
上条「あれ……?」
上条「っていう訳なんです……ごめんなさい」
小萌「全くもうっ! 上条ちゃんはもう少し女の子の気持ちを考えた方がいいのです!」
上条「面目ない……」
小萌「ほらシスターちゃん。上条ちゃんが迎えに来てくれましたよー。
お家に仲良く帰るのです」
禁書「やだ。とうまの顔なんか見たくないもん」
結標「そんなこと言わないの。誤解だっつってんでしょ?
駄々こねてないで帰んなさいよ」
禁書「だってとうまは家に帰ってもどうせイチャイチャしてるんでしょ」
上条「しねぇって。あれはフリだよフリ」
小萌「フ、フリなのですか!?」
上条「え? ははっ、もちろんそうですよ。
遊びみたいなもんで」
バタンッ!
上条「あれ……?」
上条さん的には流石に一回りも年上のお姉さんは守備範囲外ですのことよ。
小萌「上条ちゃん見損ないましたです! 遊びで女の人とお付き合いするなんて、そんな生徒さんのことなんて、先生はもう知らないのですっ!!」
上条「ち、違いますって! 誤解解けてねぇ! じゃなくて小萌先生! そもそもキャー……!」
上条(って……素性をばらすのはまずいのか……?)
小萌「キャ、何です?」 ガチャッ チラッ
上条「い、いやその……キャ、キャサリン! そうキャサリンはちょっとした知り合いで……」
ヒュンッ
上条「ヒュン?」
ゴッ!
上条「ぐぉっ! いってぇぇえええ!!!!! な、なんだ!? 消火器!?」
結標「あなた、最低ね。そんな爛れた場所にあの子を帰すなんてこと出来るわけないでしょ」
上条「だから違うってさっきから……!」
結標「何が違うの? あなたが金髪美女と部屋でいかがわしいことをしていたのは事実なんでしょう?
言い訳があるなら、せめてその関係を清算してからにしなさい。
あんまりしつこいと、死ぬことになるわよ?」
上条「う……」
小萌「上条ちゃん、さっきはああ言いましたが、先生は上条ちゃんを信じているのです。
その女の人のことを真剣に考えて出した結論なら、先生は応援してあげたいのです。
ですから上条ちゃん、シスターちゃんのことはしばらく先生に任せて、自分の身の振り方を考えなさいなのです」
上条「ち、違いますって! 誤解解けてねぇ! じゃなくて小萌先生! そもそもキャー……!」
上条(って……素性をばらすのはまずいのか……?)
小萌「キャ、何です?」 ガチャッ チラッ
上条「い、いやその……キャ、キャサリン! そうキャサリンはちょっとした知り合いで……」
ヒュンッ
上条「ヒュン?」
ゴッ!
上条「ぐぉっ! いってぇぇえええ!!!!! な、なんだ!? 消火器!?」
結標「あなた、最低ね。そんな爛れた場所にあの子を帰すなんてこと出来るわけないでしょ」
上条「だから違うってさっきから……!」
結標「何が違うの? あなたが金髪美女と部屋でいかがわしいことをしていたのは事実なんでしょう?
言い訳があるなら、せめてその関係を清算してからにしなさい。
あんまりしつこいと、死ぬことになるわよ?」
上条「う……」
小萌「上条ちゃん、さっきはああ言いましたが、先生は上条ちゃんを信じているのです。
その女の人のことを真剣に考えて出した結論なら、先生は応援してあげたいのです。
ですから上条ちゃん、シスターちゃんのことはしばらく先生に任せて、自分の身の振り方を考えなさいなのです」
上条「身の振り方も何も、あいつ次第なような……」
小萌「年上でも、女の人は男の人にリードされたいものなのです!」
上条「盛大な勘違いが留まるところを知らねえ……。
わ、分かりました。じゃあしばらくインデックスをお願いできますか?
多分そんなに長い時間はかからないと思うんで」
小萌「はいなのです! お互い悔いの無い結論を出すのですよ!」
結標「優柔不断な真似したら小萌に代わって叩き潰しに行くわよ」
上条「分かってるよ、そもそもそういう話じゃねえって。
……あ、これすき焼きの材料。インデックスに食わせてやってくれ」 ガサッ
結標「……分かったわ」
禁書「とうま……」 コソッ
上条「お、おうインデックス」
禁書「とうまのこと、信じてるからね」
上条「ああ、キャーリサのことはお前も知ってるだろ? 色々と事情があるんだよ。
お前が思ってるようなことは無いから安心しろ。あ、あいつが本物の英国王女だってことは内緒だぞ。
大騒ぎになっちまうからな」 ヒソヒソ
禁書「……分かった。私がいないからって変なことしちゃ駄目なんだからね」
上条「ああ、当たり前だろ。じゃあな」
禁書「うん……気を付けてね
小萌「年上でも、女の人は男の人にリードされたいものなのです!」
上条「盛大な勘違いが留まるところを知らねえ……。
わ、分かりました。じゃあしばらくインデックスをお願いできますか?
多分そんなに長い時間はかからないと思うんで」
小萌「はいなのです! お互い悔いの無い結論を出すのですよ!」
結標「優柔不断な真似したら小萌に代わって叩き潰しに行くわよ」
上条「分かってるよ、そもそもそういう話じゃねえって。
……あ、これすき焼きの材料。インデックスに食わせてやってくれ」 ガサッ
結標「……分かったわ」
禁書「とうま……」 コソッ
上条「お、おうインデックス」
禁書「とうまのこと、信じてるからね」
上条「ああ、キャーリサのことはお前も知ってるだろ? 色々と事情があるんだよ。
お前が思ってるようなことは無いから安心しろ。あ、あいつが本物の英国王女だってことは内緒だぞ。
大騒ぎになっちまうからな」 ヒソヒソ
禁書「……分かった。私がいないからって変なことしちゃ駄目なんだからね」
上条「ああ、当たり前だろ。じゃあな」
禁書「うん……気を付けてね
スタスタスタ…
禁書「むー……」
結標「やれやれ、まさかあんな男だとは思わなかったわね」
禁書「とうまはそんな人じゃないもん」
結標「怒ってるのか、信頼してるのかどっちなのよ」
禁書「どっちもだもん!」
小萌「まあまあ。上条ちゃんが悪い子じゃないのは先生は知っているのです。
男女は時に薄氷を渡るような危険な恋に溺れてしまう時もあるのですよ。
先生も昔は」
結標「妄想に浸ってる小萌は放っておいてすき焼き食べましょ」
小萌「も、妄想じゃないのです! ほんとにほんとなのですー!」
禁書「お、お肉!? やったー!」
結標「ええ、彼が持ってきてくれたわよ」
禁書「……むー、で、でもこんなんじゃ許してあげないんだから!」
結標「はいはい、そういう台詞は、せめて涎を拭いてからにしなさいよね」
小萌「こらー! ちゃんと先生の話を聞かないと駄目ですー!」
禁書「むー……」
結標「やれやれ、まさかあんな男だとは思わなかったわね」
禁書「とうまはそんな人じゃないもん」
結標「怒ってるのか、信頼してるのかどっちなのよ」
禁書「どっちもだもん!」
小萌「まあまあ。上条ちゃんが悪い子じゃないのは先生は知っているのです。
男女は時に薄氷を渡るような危険な恋に溺れてしまう時もあるのですよ。
先生も昔は」
結標「妄想に浸ってる小萌は放っておいてすき焼き食べましょ」
小萌「も、妄想じゃないのです! ほんとにほんとなのですー!」
禁書「お、お肉!? やったー!」
結標「ええ、彼が持ってきてくれたわよ」
禁書「……むー、で、でもこんなんじゃ許してあげないんだから!」
結標「はいはい、そういう台詞は、せめて涎を拭いてからにしなさいよね」
小萌「こらー! ちゃんと先生の話を聞かないと駄目ですー!」
―――学園都市 上条の部屋
上条「というわけで消火器叩きつけられて追い返された」
キャーリサ「そーか。何だか悪いことをしたの」
上条「まあ実際誤解なんだし、大丈夫だと思うけどな」
キャーリサ「その誤解誤解というのはやめろ。つまらん」
上条「じゃあ本気なのかよ」
キャーリサ「それは……そーではないが」
上条「ほとぼりが冷めたらお前からもインデックスに説明してもらうからな」
キャーリサ「分かったの。しかし……お前、禁書目録に随分と愛されているんだな」
上条「そんなんじゃないって」
キャーリサ「どーかな。ふふっ、だが……」 グイッ
上条「なっ」 ドキッ
キャーリサ「今は私のものだし。そこをはき違えるなよ?
この際だから言うが、別に手ごろなところにお前がいたからだけでこんな真似をしているのではないし」
上条「違うのかよ……」
上条「というわけで消火器叩きつけられて追い返された」
キャーリサ「そーか。何だか悪いことをしたの」
上条「まあ実際誤解なんだし、大丈夫だと思うけどな」
キャーリサ「その誤解誤解というのはやめろ。つまらん」
上条「じゃあ本気なのかよ」
キャーリサ「それは……そーではないが」
上条「ほとぼりが冷めたらお前からもインデックスに説明してもらうからな」
キャーリサ「分かったの。しかし……お前、禁書目録に随分と愛されているんだな」
上条「そんなんじゃないって」
キャーリサ「どーかな。ふふっ、だが……」 グイッ
上条「なっ」 ドキッ
キャーリサ「今は私のものだし。そこをはき違えるなよ?
この際だから言うが、別に手ごろなところにお前がいたからだけでこんな真似をしているのではないし」
上条「違うのかよ……」
キャーリサ「当然だし。私はお前を高く評価しているの。
少なくとも姉上やヴィリアンがお前に向けるものよりはな。
この私にとどめをさしたのはお前だし。私を傷物にしたのもお前だ」
上条「そ、それは……」
キャーリサ「分かるな? 王女を殴り飛ばした責任の一端を感じろと言っているの」
上条「それがこの恋人ごっこの目的か?」
キャーリサ「そーだ。ついでに言えば、お前を頼ってここに来たのも同じ理由だし」
上条「戦いとは言え、とんでもないことをしちまったのか俺は……」
キャーリサ「……そーだ、高くついたぞ、あの拳は。悔やむなら、あの時私を殴り殺さなかったことを悔いるがいいの」
上条「それを言われると何も言えねぇな……」
キャーリサ「まあ世話になっている身だ、強くは言わん。
が、覚えておいて欲しーの。私とて、まるきり興味の対象で無い男と、恋人遊びに興じる程暇ではないということをな」
上条「そ、そうなのか……」
キャーリサ「……」
上条「……」 ドキドキ…
キャーリサ「ふふん、可愛いなお前」
上条「なっ!」
キャーリサ「ますます気に入ったぞ。さて、からかうのはここまでにしておいてやる。
晩餐にしよう」
少なくとも姉上やヴィリアンがお前に向けるものよりはな。
この私にとどめをさしたのはお前だし。私を傷物にしたのもお前だ」
上条「そ、それは……」
キャーリサ「分かるな? 王女を殴り飛ばした責任の一端を感じろと言っているの」
上条「それがこの恋人ごっこの目的か?」
キャーリサ「そーだ。ついでに言えば、お前を頼ってここに来たのも同じ理由だし」
上条「戦いとは言え、とんでもないことをしちまったのか俺は……」
キャーリサ「……そーだ、高くついたぞ、あの拳は。悔やむなら、あの時私を殴り殺さなかったことを悔いるがいいの」
上条「それを言われると何も言えねぇな……」
キャーリサ「まあ世話になっている身だ、強くは言わん。
が、覚えておいて欲しーの。私とて、まるきり興味の対象で無い男と、恋人遊びに興じる程暇ではないということをな」
上条「そ、そうなのか……」
キャーリサ「……」
上条「……」 ドキドキ…
キャーリサ「ふふん、可愛いなお前」
上条「なっ!」
キャーリサ「ますます気に入ったぞ。さて、からかうのはここまでにしておいてやる。
晩餐にしよう」
上条「お、おう……」
上条(なんか……すげぇな。上条さんこのままキャーリサに食われてしまうのか!?
これが肉食系女子というやつなんですか!?
駄目だ駄目だ……上条さんは家主だぞ、インデックスにも何も無いって説明したばっかなんだし、
誘惑に負けるわけにはいかねえ! 何か対抗策は無いのか……?)
キャーリサ「おーい、この野菜そっちに運べばいーのか?」
上条「あ、お姫様は座っててくださーい」 ニヘラッ
上条(見てろよ、上条さん愛想笑いなら得意なんだぜ。このままなし崩し的に間違いを犯して首と胴体がさようならなんてことにはさせねぇからな)
キャーリサ「何だ急に、気持ち悪い。もう8時過ぎだぞ、私もいー加減腹が減ったし」
上条「キャーリサちゃんはお手伝いが出来てえらいですねー」
上条(なんてな、テッラっぽく言ってみたり)
キャーリサ「ば、馬鹿にしてるのお前は!? 私は子供ではないし!」
上条「ぷふー、怒るなよかえって子供っぽ……ハッ!」
上条(こ……これだ! 小萌先生が言っていたリードってのはこーいうことなんだな!
これを使えば……家主としてキャーリサの上に立てるかもしれないぞ。
ありがとう小萌先生! 小さくても大人の女の人だな!
ところで小萌先生とキャーリサはどっちが年上なんだろう……)
上条(なんか……すげぇな。上条さんこのままキャーリサに食われてしまうのか!?
これが肉食系女子というやつなんですか!?
駄目だ駄目だ……上条さんは家主だぞ、インデックスにも何も無いって説明したばっかなんだし、
誘惑に負けるわけにはいかねえ! 何か対抗策は無いのか……?)
キャーリサ「おーい、この野菜そっちに運べばいーのか?」
上条「あ、お姫様は座っててくださーい」 ニヘラッ
上条(見てろよ、上条さん愛想笑いなら得意なんだぜ。このままなし崩し的に間違いを犯して首と胴体がさようならなんてことにはさせねぇからな)
キャーリサ「何だ急に、気持ち悪い。もう8時過ぎだぞ、私もいー加減腹が減ったし」
上条「キャーリサちゃんはお手伝いが出来てえらいですねー」
上条(なんてな、テッラっぽく言ってみたり)
キャーリサ「ば、馬鹿にしてるのお前は!? 私は子供ではないし!」
上条「ぷふー、怒るなよかえって子供っぽ……ハッ!」
上条(こ……これだ! 小萌先生が言っていたリードってのはこーいうことなんだな!
これを使えば……家主としてキャーリサの上に立てるかもしれないぞ。
ありがとう小萌先生! 小さくても大人の女の人だな!
ところで小萌先生とキャーリサはどっちが年上なんだろう……)
キャーリサ「おい何とか言え! そ、そんな薄気味悪い扱いはやめろ!
私を何歳だと思っている!?」
上条「キャーリサって……可愛いよなっ」 キリッ!
キャーリサ「っっっっっっっっっっっっっっ!!!???」
上条「よしよししてやるよ」 キリッ ナデコナデコ
キャーリサ「……!」
上条「あ」
キャーリサ「…………」 プルプル…
上条(やべぇ……やり過ぎたかな……)
キャーリサ「……やめろ……そーいうのは、恥ずかしいし……」 カァァ
上条「っ!」
上条(なな何ですか何ですか何なんですかこの反応は……!
冗談じゃなくて結構可愛……いやいや、一回り上一回り上……)
キャーリサ「次下らん真似したら……許さんからな……」 キッ
上条「お、おう……」
上条(こ……これは……いらんスイッチを押してしまったのでは無いでしょうか……)
キャーリサ「あ……」 チラッ
上条「ん?」
キャーリサ「……」 プィッ
上条(……上条さん、もしかして墓穴掘った?)
私を何歳だと思っている!?」
上条「キャーリサって……可愛いよなっ」 キリッ!
キャーリサ「っっっっっっっっっっっっっっ!!!???」
上条「よしよししてやるよ」 キリッ ナデコナデコ
キャーリサ「……!」
上条「あ」
キャーリサ「…………」 プルプル…
上条(やべぇ……やり過ぎたかな……)
キャーリサ「……やめろ……そーいうのは、恥ずかしいし……」 カァァ
上条「っ!」
上条(なな何ですか何ですか何なんですかこの反応は……!
冗談じゃなくて結構可愛……いやいや、一回り上一回り上……)
キャーリサ「次下らん真似したら……許さんからな……」 キッ
上条「お、おう……」
上条(こ……これは……いらんスイッチを押してしまったのでは無いでしょうか……)
キャーリサ「あ……」 チラッ
上条「ん?」
キャーリサ「……」 プィッ
上条(……上条さん、もしかして墓穴掘った?)
―――学園都市 上条の部屋
ガララ…
キャーリサ「……風呂借りたぞ」 ホカホカ
上条「おう、狭くて悪いな」
キャーリサ「いや何。確かに狭かったが、温泉の元というやつは悪くなかったぞ。
あれは土産に買って帰りたいな」 ソワソワ
上条「あんなもんで喜んでくれるならよかったよ」
キャーリサ「ん……そーか。お前は優しーな、とーま」
上条「……ん、いや……」
キャーリサ「……」 モジモジ
上条(駄目だ……あれからキャーリサが何か他所他所しいというか、そわそわしている。
飯の時ももじもじしてほとんど喋らなかったし。
あんな風に上から来られたことないんだろうな……くく、大成功ですよ。
これで平和に暮らせる……のか?)
キャーリサ「……もー寝るか、とーま」
上条(そして何となく呼び方に愛情が感じられる……つまり、どういうことだってばよ?)
上条「そうだな。じゃあ上条さんは失礼して……」
キャーリサ「? おい、どこへ行く?」
ガララ…
キャーリサ「……風呂借りたぞ」 ホカホカ
上条「おう、狭くて悪いな」
キャーリサ「いや何。確かに狭かったが、温泉の元というやつは悪くなかったぞ。
あれは土産に買って帰りたいな」 ソワソワ
上条「あんなもんで喜んでくれるならよかったよ」
キャーリサ「ん……そーか。お前は優しーな、とーま」
上条「……ん、いや……」
キャーリサ「……」 モジモジ
上条(駄目だ……あれからキャーリサが何か他所他所しいというか、そわそわしている。
飯の時ももじもじしてほとんど喋らなかったし。
あんな風に上から来られたことないんだろうな……くく、大成功ですよ。
これで平和に暮らせる……のか?)
キャーリサ「……もー寝るか、とーま」
上条(そして何となく呼び方に愛情が感じられる……つまり、どういうことだってばよ?)
上条「そうだな。じゃあ上条さんは失礼して……」
キャーリサ「? おい、どこへ行く?」
上条「ん? ああ、俺いつも風呂場で寝てるんだ」
キャーリサ「何故だ。どれほど狭い場所が好きなのお前は」
上条「いや好きってわけじゃないけど、色々とまずいだろ?
男女が同じ部屋ってのはさ、インデックスでもそうしてるのに、ましてやキャーリサは大人のお姉さんなわけだから」
キャーリサ「違う、お前の恋人だし」
上条「あー、そか。そうでした」
キャーリサ「だからここで寝ろ」
上条「……はい?」
キャーリサ「寂しいんだ……一緒に……寝てくれないか?」 ウルッ
上条「っ!」
上条(まずいぞまずいぞ……正直20代後半の女の人をこれほど可愛いと思ってしまったのは初めてだ……。
こんなのと一緒に寝たら……上条さんは明日を迎えられない!)
キャーリサ「とーま……」 スッ
上条「ぅ……」
上条(袖掴まれちゃいましたよー!? パジャマ姿ですっぴんのキャーリサって結構若く見えるな……じゃなくて!
ど、どうしよう……食われる!)
キャーリサ「命令だし。私に……添い寝しろ」
上条「は、はい……」
上条(オワタ……さよなら俺の人生。でもキャーリサと夢のような一晩を過ごすなら、俺……死んでもいいかも……)
―――
上条「じゃ、じゃあ電気消すぞ」
キャーリサ「ん……」
カチッ… モゾモゾ
上条「……失礼しまーす……」
キャーリサ「…………」
上条(何やってんだ俺は……英国王女と一緒のベッドで寝ちゃってますよー?
……騎士団長に知られたらどうなっちまうんだ……そもそも今晩中にキャーリサに次元ごと斬られるんですけどねー……)
キャーリサ「とーま……」
上条「は、はい……」
上条(肌綺麗だな……潤んだ瞳が……もういいか……覚悟を決めよう)
キャーリサ「目を閉じろ」
上条「キャーリサ……」
キャーリサ「……早く、もう我慢できないし……」
上条「あ、ああ……」 ギュッ
キャーリサ「……」
上条(な、なんだろう。……キスか? キスなのか? 上条さんのファーストキス、綺麗なお姉さんに奪われちゃいますよー……) グッ
キャーリサ「ほれ」 グッ!
上条「じゃ、じゃあ電気消すぞ」
キャーリサ「ん……」
カチッ… モゾモゾ
上条「……失礼しまーす……」
キャーリサ「…………」
上条(何やってんだ俺は……英国王女と一緒のベッドで寝ちゃってますよー?
……騎士団長に知られたらどうなっちまうんだ……そもそも今晩中にキャーリサに次元ごと斬られるんですけどねー……)
キャーリサ「とーま……」
上条「は、はい……」
上条(肌綺麗だな……潤んだ瞳が……もういいか……覚悟を決めよう)
キャーリサ「目を閉じろ」
上条「キャーリサ……」
キャーリサ「……早く、もう我慢できないし……」
上条「あ、ああ……」 ギュッ
キャーリサ「……」
上条(な、なんだろう。……キスか? キスなのか? 上条さんのファーストキス、綺麗なお姉さんに奪われちゃいますよー……) グッ
キャーリサ「ほれ」 グッ!
上条「いでぇっ!」
キャーリサ「何と言う顔をしているの馬鹿者め」 ギュゥゥゥウウ!
上条「鼻! 鼻折れる!!」
キャーリサ「あははははははっ! 馬鹿者め! 引っかかったの!」
上条「いでぇええ! 何すんだ! 離してぇええ!!!」
キャーリサ「いーや離さん。何のつもりか知らんが、王女を愚弄した罪は重いし。
とっくりと話を聞かせてもらうぞとーま」
上条「お、お前騙したなっ!!」
キャーリサ「お前が勝手に勘違いしただけだし間抜け。王女がそんな簡単に心と体を許すものか」
上条「ぅぉおおおお……と、とにかく離して下さいっ」
キャーリサ「わたくしこと上条当麻は偉大なるキャーリサ第二王女に生涯の忠誠を誓いますと言え」
上条「な、なんだって!?」
キャーリサ「二度は言わんし」
上条「わ、わたくしこと上条当麻は偉大なる大キャーリサ第二王女殿下に生涯の忠誠を誓いますぅっ!!」
キャーリサ「よかろー。許す」 パッ
キャーリサ「何と言う顔をしているの馬鹿者め」 ギュゥゥゥウウ!
上条「鼻! 鼻折れる!!」
キャーリサ「あははははははっ! 馬鹿者め! 引っかかったの!」
上条「いでぇええ! 何すんだ! 離してぇええ!!!」
キャーリサ「いーや離さん。何のつもりか知らんが、王女を愚弄した罪は重いし。
とっくりと話を聞かせてもらうぞとーま」
上条「お、お前騙したなっ!!」
キャーリサ「お前が勝手に勘違いしただけだし間抜け。王女がそんな簡単に心と体を許すものか」
上条「ぅぉおおおお……と、とにかく離して下さいっ」
キャーリサ「わたくしこと上条当麻は偉大なるキャーリサ第二王女に生涯の忠誠を誓いますと言え」
上条「な、なんだって!?」
キャーリサ「二度は言わんし」
上条「わ、わたくしこと上条当麻は偉大なる大キャーリサ第二王女殿下に生涯の忠誠を誓いますぅっ!!」
キャーリサ「よかろー。許す」 パッ
上条「いでぇ……鼻もげるかと思った……」
キャーリサ「ふん、お前が私を馬鹿にするからだし。何なのあの食事の時の態度は。
私を幼女を愛でるかのよーに馴れ馴れしく頭を撫でたりして、腹立たしーぞ」
上条「申し訳ありませんでした」
キャーリサ「頭が高いし、平伏せよ。
貴様は今誓ったぞ、私に生涯の忠誠をな。分かるなとーま?」
上条「ははーっ!」
キャーリサ「ふむ、反省したか? 悔い改めよ従僕。お前は私の何だというの?」
上条「下僕であります。猛省いたします」
キャーリサ「……違うだろー」
上条「へ?」
キャーリサ「恋人だし」 クスッ
上条「お、おう……」 ドキッ
キャーリサ「さて、いじめるのはこれくらいにしてやるが。説明せよ。
何故お前はあのよーな真似をしたの?」
上条「いやその……キャーリサをリードしようかと……」
キャーリサ「……は?」
キャーリサ「ふん、お前が私を馬鹿にするからだし。何なのあの食事の時の態度は。
私を幼女を愛でるかのよーに馴れ馴れしく頭を撫でたりして、腹立たしーぞ」
上条「申し訳ありませんでした」
キャーリサ「頭が高いし、平伏せよ。
貴様は今誓ったぞ、私に生涯の忠誠をな。分かるなとーま?」
上条「ははーっ!」
キャーリサ「ふむ、反省したか? 悔い改めよ従僕。お前は私の何だというの?」
上条「下僕であります。猛省いたします」
キャーリサ「……違うだろー」
上条「へ?」
キャーリサ「恋人だし」 クスッ
上条「お、おう……」 ドキッ
キャーリサ「さて、いじめるのはこれくらいにしてやるが。説明せよ。
何故お前はあのよーな真似をしたの?」
上条「いやその……キャーリサをリードしようかと……」
キャーリサ「……は?」
上条「なんつーかその……さっき先生に言われてさ。女の人は男にリードしてもらいたいもんだって。
一応恋人って設定なんだから、試してみようかと思っただけなんだ、悪かったな」
上条(まさか上条さんの地位向上と保身のためとは言えない……)
キャーリサ「お前……私のためにあんなことを……?」
上条「ま、まあそうだけど」
上条(うう……良心が痛む……) ズキズキ
キャーリサ「とーま……」
上条「何だよ」
キャーリサ「この……馬鹿者めっ!」 ガバッ ギュッ!
上条「なっ! キャーリサ何すんだ!」
上条(とっても柔らかいです! ありがとうございます!)
キャーリサ「ふふふ、そーかそーか。お前がそんなことをなー。
可愛いな、可愛い奴だなお前は。殊勝と言うかなんというか、嫌いじゃないしそーいうの」
上条「やめれー、髪がグシャグシャになる!」
キャーリサ「やめないし! 褒美だとーま。我が抱擁を心して受け取るがいいの。
私は忠を尽くす部下は好きだからな。お前の心遣いが私は嬉しーの」
一応恋人って設定なんだから、試してみようかと思っただけなんだ、悪かったな」
上条(まさか上条さんの地位向上と保身のためとは言えない……)
キャーリサ「お前……私のためにあんなことを……?」
上条「ま、まあそうだけど」
上条(うう……良心が痛む……) ズキズキ
キャーリサ「とーま……」
上条「何だよ」
キャーリサ「この……馬鹿者めっ!」 ガバッ ギュッ!
上条「なっ! キャーリサ何すんだ!」
上条(とっても柔らかいです! ありがとうございます!)
キャーリサ「ふふふ、そーかそーか。お前がそんなことをなー。
可愛いな、可愛い奴だなお前は。殊勝と言うかなんというか、嫌いじゃないしそーいうの」
上条「やめれー、髪がグシャグシャになる!」
キャーリサ「やめないし! 褒美だとーま。我が抱擁を心して受け取るがいいの。
私は忠を尽くす部下は好きだからな。お前の心遣いが私は嬉しーの」
上条「そ、そか」
キャーリサ「すまんすまん。少々テンションが上がってしまったの。
私はてっきり馬鹿にされているものと思っていたし」
上条「いやそれはないって。年上なんだからさ」
キャーリサ「年上は嫌なのか?」
上条「好みです」
キャーリサ「知っている。私は年下など至極どーでも良かった」
上条「ここにきてまさかの一刀両断かよ」
上条「……ん? 良かった?」
キャーリサ「ふふっ……少し、ドキッとしたぞとーま」
上条「」
キャーリサ「やるじゃないか……。私を動揺させるとは」
上条「え、えーと……」
キャーリサ「その調子で励むといいの。飽くなき挑戦者たれ。
私はそーいう男が好きだし」
キャーリサ「すまんすまん。少々テンションが上がってしまったの。
私はてっきり馬鹿にされているものと思っていたし」
上条「いやそれはないって。年上なんだからさ」
キャーリサ「年上は嫌なのか?」
上条「好みです」
キャーリサ「知っている。私は年下など至極どーでも良かった」
上条「ここにきてまさかの一刀両断かよ」
上条「……ん? 良かった?」
キャーリサ「ふふっ……少し、ドキッとしたぞとーま」
上条「」
キャーリサ「やるじゃないか……。私を動揺させるとは」
上条「え、えーと……」
キャーリサ「その調子で励むといいの。飽くなき挑戦者たれ。
私はそーいう男が好きだし」
上条(どうしよう……結果的には余計気に入られちまった……。
……まいったな)
キャーリサ「おい、そんなに見つめるな。メイクをしていない顔などあまり見られたくないの」
上条「いや綺麗だと思うけど……」
キャーリサ「……そ、そーか。照れるし。んー……ふふ、なんだろーな、何か変な気分だ。
よ、よし……もう眠るし!」 バサッ
上条「お、おう……おやすみ」
上条(何か楽しそうだな……すげーテンション高い……)
キャーリサ「うん、おやすみ、とーま」 クスッ
上条「っ……」
上条(まあ俺も……結構楽しいな……)
2日目
―――学園都市 上条の部屋
チュンチュンチュン…
キャーリサ「とーま、とーま。朝だ、起きよ」 ユサユサ
上条「ん……んー……」
キャーリサ「起きて即行動出来ん奴は早死にするし。
敵が今まさに攻めてこよーと言う時に、お前はのんびり惰眠を貪るのか?
起きよ、王女の命令だ」
上条「んぅ……あと五分寝かせてくれ……」 ゴロン
キャーリサ「むー、仕方の無い奴だし。カーテナで薄皮だけ斬れるよう出力の調整は出来るのだろうか……?
まー斬ってから考え」
上条「おはようございます!!」
キャーリサ「おはよう。明日からは私よりも早く目覚めよ。
王女に起こさせるなど論外だし」
上条「わ、悪い。すぐ飯作るよ」
キャーリサ「既に出来ているし」
―――学園都市 上条の部屋
チュンチュンチュン…
キャーリサ「とーま、とーま。朝だ、起きよ」 ユサユサ
上条「ん……んー……」
キャーリサ「起きて即行動出来ん奴は早死にするし。
敵が今まさに攻めてこよーと言う時に、お前はのんびり惰眠を貪るのか?
起きよ、王女の命令だ」
上条「んぅ……あと五分寝かせてくれ……」 ゴロン
キャーリサ「むー、仕方の無い奴だし。カーテナで薄皮だけ斬れるよう出力の調整は出来るのだろうか……?
まー斬ってから考え」
上条「おはようございます!!」
キャーリサ「おはよう。明日からは私よりも早く目覚めよ。
王女に起こさせるなど論外だし」
上条「わ、悪い。すぐ飯作るよ」
キャーリサ「既に出来ているし」
上条「え? ……ほ、ほんとだ……お前が作ったのか?
めちゃくちゃ彩り豊かで美味そうなものが並んでるけど……え、隣の舞夏じゃないよな?」
キャーリサ「誰だそれは。ちゃんと私が作ったの」
上条「キャーリサに料理なんて出来たんだな……」
キャーリサ「失礼な奴だし。王女に不可能などない」
上条「いやそりゃ嘘だろ」
キャーリサ「私は偉大なる第二王女キャーリサだし。全方位に於いて万能だし。
たまたま『軍事』が特に秀でていただけのことだ。敵を斬り捨てることだけが能と思うなよ」
上条「へーへー、そういうことにしとくよ。
ありがたくいただきます」
キャーリサ「うん。私の手料理を食せる者などこの世にお前しかいないの。
心して食せ。」
上条「うまそーだ。どれどれ、一口……パクッ」
キャーリサ「どーだ? 美味いか?」
上条「うぐぅ!」
キャーリサ「?」
めちゃくちゃ彩り豊かで美味そうなものが並んでるけど……え、隣の舞夏じゃないよな?」
キャーリサ「誰だそれは。ちゃんと私が作ったの」
上条「キャーリサに料理なんて出来たんだな……」
キャーリサ「失礼な奴だし。王女に不可能などない」
上条「いやそりゃ嘘だろ」
キャーリサ「私は偉大なる第二王女キャーリサだし。全方位に於いて万能だし。
たまたま『軍事』が特に秀でていただけのことだ。敵を斬り捨てることだけが能と思うなよ」
上条「へーへー、そういうことにしとくよ。
ありがたくいただきます」
キャーリサ「うん。私の手料理を食せる者などこの世にお前しかいないの。
心して食せ。」
上条「うまそーだ。どれどれ、一口……パクッ」
キャーリサ「どーだ? 美味いか?」
上条「うぐぅ!」
キャーリサ「?」
上条(な……なんだこれは……まずい……まずすぎるぞキャーリサ……。
見た目はこんなに高級料理っぽく仕上げてあるのにどうしてこんな味になる。
料理が下手だとかそういうレベルじゃねぇ……何を間違えたらここにたどり着くのかが分からないくらいの不味さだ……。
けどもちろんそんなこと本人に言えないよな。
ど、どうしよう……オブラートに包んで伝えるべきなのか……それとも嘘でも美味しいと言ってやるべきなのか……) チラッ
キャーリサ「ふふっ、そんなに噛みしめなくてもいーんだぞ。ほら、感想を言ってみろ」
上条(駄目だ、この笑顔に向かってまずいなんて言える訳がない!
上条さん結構へたれなんですよ。いや、言っちゃ駄目だろ男として人として。
そうだ、これは……優しさなんだ!)
上条「う、美味いよっ」
キャーリサ「そーか。じゃー私も」 パクッ
上条「あ」
キャーリサ「まずい!」 ガシャーン!
上条「あわわわわわ……」
キャーリサ「何だこれはふざけてるのか! この料理を作ったのは誰なの!?」
上条「お前だよ」
キャーリサ「そーだった。こんなはずでは……というかお前、私に嘘をついたの……?」
見た目はこんなに高級料理っぽく仕上げてあるのにどうしてこんな味になる。
料理が下手だとかそういうレベルじゃねぇ……何を間違えたらここにたどり着くのかが分からないくらいの不味さだ……。
けどもちろんそんなこと本人に言えないよな。
ど、どうしよう……オブラートに包んで伝えるべきなのか……それとも嘘でも美味しいと言ってやるべきなのか……) チラッ
キャーリサ「ふふっ、そんなに噛みしめなくてもいーんだぞ。ほら、感想を言ってみろ」
上条(駄目だ、この笑顔に向かってまずいなんて言える訳がない!
上条さん結構へたれなんですよ。いや、言っちゃ駄目だろ男として人として。
そうだ、これは……優しさなんだ!)
上条「う、美味いよっ」
キャーリサ「そーか。じゃー私も」 パクッ
上条「あ」
キャーリサ「まずい!」 ガシャーン!
上条「あわわわわわ……」
キャーリサ「何だこれはふざけてるのか! この料理を作ったのは誰なの!?」
上条「お前だよ」
キャーリサ「そーだった。こんなはずでは……というかお前、私に嘘をついたの……?」
上条「あ、ご、ごめん。お前の嬉しそうな顔見てたら言い出せなくてさ……余計なことしちまったな」
上条(すげぇ悲しそうな顔だ……悪い事したな……)
キャーリサ「そーか。……まぁそーいうことなら……許してやるし」
上条「ごめんな」
キャーリサ「構わん。それよりこちらこそ悪かったの。これでは朝食が台無しだな、すぐに作り直すし」
上条「あー悪い、そこまで時間は無いんだ」
キャーリサ「どーいうことだ?」
上条「いや、学校ですが」
キャーリサ「あ、そーか。お前学生だったな。てっきり学園都市の便利屋だと思っていたし」
上条「やっぱ魔術サイドじゃそういう扱いなのね」
キャーリサ「ついでに禁書目録の世話係な」
上条「ですよねー……どーりで上条さん平日でも平気であっちゃこっちゃ飛ばされるわけだ……」
キャーリサ「しかし、学校ならなおさら朝食を抜かせてしまって悪いの」
上条「いいっていいって。食わないこともあるし、キャーリサは適当に作るなり買うなりして食っててくれ。
俺は準備して行くわ」
上条(すげぇ悲しそうな顔だ……悪い事したな……)
キャーリサ「そーか。……まぁそーいうことなら……許してやるし」
上条「ごめんな」
キャーリサ「構わん。それよりこちらこそ悪かったの。これでは朝食が台無しだな、すぐに作り直すし」
上条「あー悪い、そこまで時間は無いんだ」
キャーリサ「どーいうことだ?」
上条「いや、学校ですが」
キャーリサ「あ、そーか。お前学生だったな。てっきり学園都市の便利屋だと思っていたし」
上条「やっぱ魔術サイドじゃそういう扱いなのね」
キャーリサ「ついでに禁書目録の世話係な」
上条「ですよねー……どーりで上条さん平日でも平気であっちゃこっちゃ飛ばされるわけだ……」
キャーリサ「しかし、学校ならなおさら朝食を抜かせてしまって悪いの」
上条「いいっていいって。食わないこともあるし、キャーリサは適当に作るなり買うなりして食っててくれ。
俺は準備して行くわ」
キャーリサ「分かった。高校だな? ここから近いの?」
上条「ああ、結構近いよ」
キャーリサ「そーか……」
上条「さて、着替え着替えっと……」
ガラッ…
上条「こ、これは……!」
キャーリサ「ん? どーかしたの? 別に風呂場で着替えなくても、お前の着替えごとき私は何とも思わんぞ」
上条「い、いや何でも……ははは……。いつものことだからこっちで着替えるよ」
キャーリサ「そーか」
ピシャッ!
上条「キャーリサ……着替えたんなら下着くらい見えないようにしといてくれよ……ゴクリ」
ピラッ
上条(あのキャーリサだから下着も黒とか赤だと思ってたが……まさか白とは……。
さすが王女、清純だ……って、駄目だ駄目だ。思わず手にとっちまったけど、こんなとこキャーリサに見られたら……)
キャーリサ「……」 ジー
上条「うわぁっ!」
上条「ああ、結構近いよ」
キャーリサ「そーか……」
上条「さて、着替え着替えっと……」
ガラッ…
上条「こ、これは……!」
キャーリサ「ん? どーかしたの? 別に風呂場で着替えなくても、お前の着替えごとき私は何とも思わんぞ」
上条「い、いや何でも……ははは……。いつものことだからこっちで着替えるよ」
キャーリサ「そーか」
ピシャッ!
上条「キャーリサ……着替えたんなら下着くらい見えないようにしといてくれよ……ゴクリ」
ピラッ
上条(あのキャーリサだから下着も黒とか赤だと思ってたが……まさか白とは……。
さすが王女、清純だ……って、駄目だ駄目だ。思わず手にとっちまったけど、こんなとこキャーリサに見られたら……)
キャーリサ「……」 ジー
上条「うわぁっ!」
キャーリサ「ふふっ、愚か者め。それは私があえて放置しておいた罠だし。
お前、地雷と分かっていて飛び込んだな」
上条「朝から上条さんを惑わすのはやめて下さい!」
キャーリサ「惑わされる方に非が無いとは言わせないし。
下着くらいで一喜一憂できるとは、青いなーとーま」
上条「昨日スーパーくらいで喜んでた奴の言い分とは思えねぇ……」
キャーリサ「う、うるさいし。お前ハニートラップに簡単に引っかかりそーだな」
上条「不幸だ……」
キャーリサ「不幸ではないし。お前は私と生活を共にする権利を得たぞ。
身に余る幸運だろー? おまけに私が身に着けていた下着を手に取る機会に巡り会うとは、
お前、一生分の運を使い果たしたし」
上条「ええそーですー。わーいついててよかったー」
キャーリサ「棒読みが腹立つし。で、その下着をどーするつもりだったんだ? ん? うりうり」
上条「み、見てただけだよ……脇腹突くな」
キャーリサ「では禁書目録の下着もあんな風に生唾ゴックンしながら不埒な視線で凝視しているの?
正直ちょっと引くし」
上条「しねぇよ! キャーリサだからだろ……」
キャーリサ「なっ……ど、どーいう意味なの?」
お前、地雷と分かっていて飛び込んだな」
上条「朝から上条さんを惑わすのはやめて下さい!」
キャーリサ「惑わされる方に非が無いとは言わせないし。
下着くらいで一喜一憂できるとは、青いなーとーま」
上条「昨日スーパーくらいで喜んでた奴の言い分とは思えねぇ……」
キャーリサ「う、うるさいし。お前ハニートラップに簡単に引っかかりそーだな」
上条「不幸だ……」
キャーリサ「不幸ではないし。お前は私と生活を共にする権利を得たぞ。
身に余る幸運だろー? おまけに私が身に着けていた下着を手に取る機会に巡り会うとは、
お前、一生分の運を使い果たしたし」
上条「ええそーですー。わーいついててよかったー」
キャーリサ「棒読みが腹立つし。で、その下着をどーするつもりだったんだ? ん? うりうり」
上条「み、見てただけだよ……脇腹突くな」
キャーリサ「では禁書目録の下着もあんな風に生唾ゴックンしながら不埒な視線で凝視しているの?
正直ちょっと引くし」
上条「しねぇよ! キャーリサだからだろ……」
キャーリサ「なっ……ど、どーいう意味なの?」
上条「あん? そりゃ大人の女の人だからな、上条さんはドキドキなわけですよ」
キャーリサ「あーそーいう意味か。驚かせるな」
上条「何が?」
キャーリサ「何でも無い。お前の周りの女共は苦労するのだろーな。
昨日のミサカミコトとか言うのが何故怒っていたか今ようやく分かったし」
上条「何でそこで御坂が出てくるんだよ?」
キャーリサ「気にするな。気付かぬ方が私には都合が良い」
上条「?」
キャーリサ「私が誰より一歩先んじたという話だし。気分が良い」
上条「まあ機嫌が良いのはいいことだけど」
キャーリサ「そーだろー? 私の機嫌が良いと色々いいことが起こるぞ?」
上条「へぇ、例えばどんな? 」
キャーリサ「例えば、ティータイムのお菓子が一品余計に増えたりな」
上条「それ買いに行くの上条さんでしょ」
キャーリサ「細かいことはいーじゃないか。それに私の従僕ならお菓子は手作りに限るし」
上条「さすがの上条さんでも王女様の舌に合う菓子作るスキルはねぇよ」
キャーリサ「あーそーいう意味か。驚かせるな」
上条「何が?」
キャーリサ「何でも無い。お前の周りの女共は苦労するのだろーな。
昨日のミサカミコトとか言うのが何故怒っていたか今ようやく分かったし」
上条「何でそこで御坂が出てくるんだよ?」
キャーリサ「気にするな。気付かぬ方が私には都合が良い」
上条「?」
キャーリサ「私が誰より一歩先んじたという話だし。気分が良い」
上条「まあ機嫌が良いのはいいことだけど」
キャーリサ「そーだろー? 私の機嫌が良いと色々いいことが起こるぞ?」
上条「へぇ、例えばどんな? 」
キャーリサ「例えば、ティータイムのお菓子が一品余計に増えたりな」
上条「それ買いに行くの上条さんでしょ」
キャーリサ「細かいことはいーじゃないか。それに私の従僕ならお菓子は手作りに限るし」
上条「さすがの上条さんでも王女様の舌に合う菓子作るスキルはねぇよ」
キャーリサ「ならば励めばいいじゃない。それよりのんびりしていて良いのか? 遅刻するのではないの?」
上条「あ、やべっ!」
キャーリサ「まったく。お前何故遅刻がいかんか分かるか?
……っと、そんなことを言っている場合では無いな。早くせよ」
上条「お前が邪魔しなけりゃすぐ済むっての」
キャーリサ「断る。私はお前のそーいう狼狽える姿を愛らしく思うし」
上条「ペットじゃねぇぞ……」
キャーリサ「ふふっ、何せとーまは可愛いやつだからな」
上条「うれしくねぇ……」
キャーリサ「そー言うな。私に仕えたいという男は世界中に山のようにいるぞ。
お前はその栄誉を手にし、私のお気に入りとなったのだし。
噛みしめよ、お前は世界に誇れる幸運を手にした男なの」
上条「……ま、そういうことにしとくよ」
キャーリサ「ふふ、悪く無い反応だし」
上条「……」
上条「あ、やべっ!」
キャーリサ「まったく。お前何故遅刻がいかんか分かるか?
……っと、そんなことを言っている場合では無いな。早くせよ」
上条「お前が邪魔しなけりゃすぐ済むっての」
キャーリサ「断る。私はお前のそーいう狼狽える姿を愛らしく思うし」
上条「ペットじゃねぇぞ……」
キャーリサ「ふふっ、何せとーまは可愛いやつだからな」
上条「うれしくねぇ……」
キャーリサ「そー言うな。私に仕えたいという男は世界中に山のようにいるぞ。
お前はその栄誉を手にし、私のお気に入りとなったのだし。
噛みしめよ、お前は世界に誇れる幸運を手にした男なの」
上条「……ま、そういうことにしとくよ」
キャーリサ「ふふ、悪く無い反応だし」
上条「……」
―――
上条「んじゃ行ってくる」
キャーリサ「うむ、勉学に励めよ少年。無知はお前を殺すものだし」
上条「大げさだって。昼は適当にやっといてくれ」
キャーリサ「お前は?」
上条「購買でパンでも買うつもりだよ」
キャーリサ「そーか」
上条「それじゃ」
キャーリサ「待て、後ろ。シャツが出ているぞ」
上条「あ、また小萌先生に注意される」 ゴソゴソ
キャーリサ「よし、ではな」
上条「おう」
ガチャッ バタン
キャーリサ「…………ふっ」
キャーリサ「さて、私も行くとするかー!」 グッ
上条「んじゃ行ってくる」
キャーリサ「うむ、勉学に励めよ少年。無知はお前を殺すものだし」
上条「大げさだって。昼は適当にやっといてくれ」
キャーリサ「お前は?」
上条「購買でパンでも買うつもりだよ」
キャーリサ「そーか」
上条「それじゃ」
キャーリサ「待て、後ろ。シャツが出ているぞ」
上条「あ、また小萌先生に注意される」 ゴソゴソ
キャーリサ「よし、ではな」
上条「おう」
ガチャッ バタン
キャーリサ「…………ふっ」
キャーリサ「さて、私も行くとするかー!」 グッ
今日の俺得スレはこんなところで。
というか思いのほか伸びが良くてビビってますwwwキャーリサ実は愛されてるのか?
感想ありがとう、気楽にお付き合いお願いしますね。
あ、エロは未定です。今のところ予定してないですけど、ここで良いネタ拾ったり無性に書きたくなったりしたら書いてしまうかもしれないし。
明日は来れません、申し訳ない。
また近々
というか思いのほか伸びが良くてビビってますwwwキャーリサ実は愛されてるのか?
感想ありがとう、気楽にお付き合いお願いしますね。
あ、エロは未定です。今のところ予定してないですけど、ここで良いネタ拾ったり無性に書きたくなったりしたら書いてしまうかもしれないし。
明日は来れません、申し訳ない。
また近々
キャーリサ自身の人気もそうだけど、
不憫なかませもなく俺たちの上条さんがなんだかんだと幸せな様が見れるのが嬉しいぜ!
乙!
不憫なかませもなく俺たちの上条さんがなんだかんだと幸せな様が見れるのが嬉しいぜ!
乙!
ババァスレだと思ったら天使スレだったでござる。
キャーリサのわがままの中に上条さんへの気遣いも見えるのがいいな。キャーリサ器でかいわ。てか普通に可愛い。
偉大なるキャーリサ第二王女に生涯の忠誠を誓います
キャーリサのわがままの中に上条さんへの気遣いも見えるのがいいな。キャーリサ器でかいわ。てか普通に可愛い。
偉大なるキャーリサ第二王女に生涯の忠誠を誓います
偉大なる>>1に生涯の忠誠を誓います
>見てろよ、上条さん愛想笑いなら得意なんだぜ
泣いた。ともあれ乙。
泣いた。ともあれ乙。
>>191
キャーリサさん自演乙っすおーっすおっす
キャーリサさん自演乙っすおーっすおっす
キャーリサ様が上条さんのダメな所を矯正しているから安心かと思ってたら
上条さんが予想以上のおバカだったでござる
上条さんが予想以上のおバカだったでござる
クソッ…誘惑に負けてスレ開いてしまった…こういうのは貯まってるのまとめ読みすると至福なんだが…
待機期間が苦痛な程待ち遠しい…
待機期間が苦痛な程待ち遠しい…
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