私的良スレ書庫
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元スレキャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」
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上条さんは女王国家の、女王と王女にフランクすぎるww
上条さんて、人外のヴェントにすら殴り[ピーーー]気とか言われるし
あんとき、アックア砲弾だったからな、ガチで国際問題だ
上条さんて、人外のヴェントにすら殴り[ピーーー]気とか言われるし
あんとき、アックア砲弾だったからな、ガチで国際問題だ
上条ちゃんはこれだけ国際的交遊があるのになんで外国語話せないんですかねぇー
だって大体皆日本語話せるしなww一方さんとか美琴とかは頭良くて何ヶ国語も喋れるみたいだし
一応日本語喋れるのは、学園都市が日本にあるからって理由だけど
一応日本語喋れるのは、学園都市が日本にあるからって理由だけど
キャーリサとヴィリアンで原作じゃ相手になる人いるのに
リメエア…… 三十過ぎてるし
リメエア…… 三十過ぎてるし
伸びすぎワロタwww
意外とキャーリサ需要あるのな。
もちろん俺得
意外とキャーリサ需要あるのな。
もちろん俺得
遅くなって申し訳ない。
とある高校と耳かきはいけそうです、ありがとう。
傾国はイマイチキャラが掴みきれないので無理かも、サーセンwww
というわけで投下します
とある高校と耳かきはいけそうです、ありがとう。
傾国はイマイチキャラが掴みきれないので無理かも、サーセンwww
というわけで投下します
―――学園都市 大通り
キャーリサ「ひどいじゃないか当麻。私を異国の地で一人置き去りにするなんて。
お前が私の護衛だったら免職ものだぞ」
上条「すみませんでした」
キャーリサ「おまけに変な機械に追いかけられるし、スクラップにしてやったがな」
上条「壊すなよ……バレたら捕まるぞ」
キャーリサ「まったく、お前は女の扱いというものがまるで分かっていないよーだし」
上条「お前だって男と付き合ったことないくせに!」
キャーリサ「むっ、そ、それはそーだけど……今付き合ってる」
上条「フリだろ」
キャーリサ「別にいーじゃないか。私は結構楽しんでるし」
上条「え、そうなの?」
キャーリサ「こんな経験なかなか出来ることじゃないし。
さあ、当麻。もっと恋人らしいことをしよーじゃないか」
キャーリサ「ひどいじゃないか当麻。私を異国の地で一人置き去りにするなんて。
お前が私の護衛だったら免職ものだぞ」
上条「すみませんでした」
キャーリサ「おまけに変な機械に追いかけられるし、スクラップにしてやったがな」
上条「壊すなよ……バレたら捕まるぞ」
キャーリサ「まったく、お前は女の扱いというものがまるで分かっていないよーだし」
上条「お前だって男と付き合ったことないくせに!」
キャーリサ「むっ、そ、それはそーだけど……今付き合ってる」
上条「フリだろ」
キャーリサ「別にいーじゃないか。私は結構楽しんでるし」
上条「え、そうなの?」
キャーリサ「こんな経験なかなか出来ることじゃないし。
さあ、当麻。もっと恋人らしいことをしよーじゃないか」
上条「恋人らしいことって何だよ?」
キャーリサ「知らん」
上条「駄目じゃねぇか……」
キャーリサ「お前くらいの年だと、映画とかじゃないの?」
上条「あとはカラオケ、ボーリングあたりかな」
キャーリサ「む、それは知らんな。行ってみたいし」
上条「今日は駄目だ」
キャーリサ「何でだ。金なら私が出してやるぞ、元々私の言い出したことだし」
上条「恋人ならなおさら全部女の人に出させるわけにはいかねぇだろ。
最低割り勘だ」
キャーリサ「経済力に差があるのだから問題ないと思うがな」
上条「上条さんのプライドの問題です」
キャーリサ「……そーか。ではお前に従うし。
ふふっ、なかなか分かってきたじゃないか」
上条「何が?」
キャーリサ「後は『女の子』と言えたら、少しはお前にときめいたかもしれないな」
上条「っ……!」
キャーリサ「顔が赤いぞ、小僧。年上をエスコートするのは大変か?」
上条「そ、そんなことないけど。……んじゃセブンスミストでも行くか?」
キャーリサ「何だそれは?」
上条「女子学生向けのショッピングセンターだよ。キャーリサにゃちょっと子供っぽ過ぎるかもしれないけど」
キャーリサ「いや、構わん行こう。何だったら制服も来てやるぞ」
上条「それはきついんじゃないかと……」
キャーリサ「私は老けて見えるか……?」 シュン…
上条「うっ! い、いやそんなことはないですよー。キャーリサなら何でも似合う!」
キャーリサ「そんなに褒めるな。下心でもあるのか?」
上条「こ……いつ……」 ピキピキッ
上条(我慢我慢……。下手に機嫌を損ねられたら上条さん国際指名手配でもされかねん。
機嫌よく帰ってもらうことを考えないとな)
上条「っ……!」
キャーリサ「顔が赤いぞ、小僧。年上をエスコートするのは大変か?」
上条「そ、そんなことないけど。……んじゃセブンスミストでも行くか?」
キャーリサ「何だそれは?」
上条「女子学生向けのショッピングセンターだよ。キャーリサにゃちょっと子供っぽ過ぎるかもしれないけど」
キャーリサ「いや、構わん行こう。何だったら制服も来てやるぞ」
上条「それはきついんじゃないかと……」
キャーリサ「私は老けて見えるか……?」 シュン…
上条「うっ! い、いやそんなことはないですよー。キャーリサなら何でも似合う!」
キャーリサ「そんなに褒めるな。下心でもあるのか?」
上条「こ……いつ……」 ピキピキッ
上条(我慢我慢……。下手に機嫌を損ねられたら上条さん国際指名手配でもされかねん。
機嫌よく帰ってもらうことを考えないとな)
キャーリサ「じゃーそこ連れてってくれ」
上条「ん、こっちだ」
キャーリサ「おい、手」
上条「え?」
キャーリサ「手が留守だ。ほら……」
上条「あ、ああ……」 ギュッ
キャーリサ「ん…………」 ギュッ
上条「!」
上条(……結構手小さいんだな……って何考えてんだ俺は。
オリアナとか神裂より全然年上だぞ……平常心平常心)
キャーリサ「黙るな……愉快な話でもして私を楽しませろ」
上条「無茶言うなよ……」
キャーリサ「お前、今何様だとか思っただろー?」
上条「思ってないですよ」
キャーリサ「答えてやろう。王女様だ」
上条「ぷはっ、言うと思ったよ」
キャーリサ「ふふっ、そーか。お前は女と遊びに行く時はどこに行くの?」
上条「いやー、上条さん彼女いない歴=年齢なもんで」
キャーリサ「それはかわいそうなことを聞いたし。ではもしやこれが初デートなの?」
上条「だからフリだろ?」
キャーリサ「興が殺がれるよーなこと言うな。こーいうのは楽しんだもの勝ちだし」
上条「分かったよ。ああ、初デートだ」
キャーリサ「そーか……そーか!」
上条「……!」
上条(何で嬉しそうなんですかねぇ……ドキッとしちゃうだろ。
上条さんは純情なんですよー)
キャーリサ「いや何、お前のよーな若い奴の初めてを奪ってやるのは、申し訳ないと思いつつも少々嬉しいものだし。
例えるなら、敵の領地を占領したよーな感覚だな」
上条「したことあんのか?」
キャーリサ「無いが。いちいち細かいことに突っ込むな。モテんぞ」
上条「どうせモテませんのことよ」
キャーリサ「そーでも無いんじゃないのか?」
上条「何で?」
キャーリサ「清教派の連中からお前の名はよく聞くの」
上条「それはたぶんそんなんじゃねぇって」
キャーリサ「ふーむ……そーなのか」
上条「そうだよ。あ、着いたぞここだ」
ワイワイワイ… ガヤガヤガヤ… イラッシャイマセー
キャーリサ「おー、何だか楽しそーな店構えだし」
上条「キャーリサもこういうの興味あんのか?」
キャーリサ「おい、私も女だぞ。ショッピングは好きだ。どこへ行くにも護衛はいたがな」
上条「窮屈か?」
キャーリサ「そういう時もある。たまにはこーして、自由に行先を決めて当ても無く遊びに出かけたいものだし」
上条「大変なんだな」
上条「何で?」
キャーリサ「清教派の連中からお前の名はよく聞くの」
上条「それはたぶんそんなんじゃねぇって」
キャーリサ「ふーむ……そーなのか」
上条「そうだよ。あ、着いたぞここだ」
ワイワイワイ… ガヤガヤガヤ… イラッシャイマセー
キャーリサ「おー、何だか楽しそーな店構えだし」
上条「キャーリサもこういうの興味あんのか?」
キャーリサ「おい、私も女だぞ。ショッピングは好きだ。どこへ行くにも護衛はいたがな」
上条「窮屈か?」
キャーリサ「そういう時もある。たまにはこーして、自由に行先を決めて当ても無く遊びに出かけたいものだし」
上条「大変なんだな」
キャーリサ「ふふ、簡単に言ってくれるの。さすがにこの年になると気にならんくはなったが、
お前くらいの時はとにかく自分の立場が嫌でたまらなかったな」
上条「あ、やっぱそういうもんなのか?」
キャーリサ「もちろん学校には通っていたが、友人ともロクに遊びに行けなかったの。
私達姉妹は割と母上が放任だったからまだマシな方だったらしいがな」
上条「俺には想像もつかねぇよ」
キャーリサ「子供の考えだ。私は英国王女としての身分の価値など何も分かってはいなかった。
よく王宮を抜け出して友人の家に泊めてもらったものだし」
上条「そりゃ大騒ぎだろ」
キャーリサ「うむ。母上にぶん殴られたし。理由は諸々あるが、私を守ることを仕事としている者達を無為に困らせたことを叱られた。当然だな」
上条「他の姉妹もそうなのか?」
キャーリサ「姉上は引きこもっているか放浪しているかどちらかだ。
私は騎士派の連中が殺気立って街を探し出すからなかなか外には出られないの。
ヴィリアンは基本的に城内でふわふわしている」
上条「そっか……」
お前くらいの時はとにかく自分の立場が嫌でたまらなかったな」
上条「あ、やっぱそういうもんなのか?」
キャーリサ「もちろん学校には通っていたが、友人ともロクに遊びに行けなかったの。
私達姉妹は割と母上が放任だったからまだマシな方だったらしいがな」
上条「俺には想像もつかねぇよ」
キャーリサ「子供の考えだ。私は英国王女としての身分の価値など何も分かってはいなかった。
よく王宮を抜け出して友人の家に泊めてもらったものだし」
上条「そりゃ大騒ぎだろ」
キャーリサ「うむ。母上にぶん殴られたし。理由は諸々あるが、私を守ることを仕事としている者達を無為に困らせたことを叱られた。当然だな」
上条「他の姉妹もそうなのか?」
キャーリサ「姉上は引きこもっているか放浪しているかどちらかだ。
私は騎士派の連中が殺気立って街を探し出すからなかなか外には出られないの。
ヴィリアンは基本的に城内でふわふわしている」
上条「そっか……」
キャーリサ「つまらん話をしたの」
上条「いやそんなことねぇよ。俺には縁の無い世界の話だから、もっと聞きたいくらいだ」
キャーリサ「まーおいおいな。あ、あの店を見てもいーか?」
上条「おう、行こうぜ」
キャーリサ「ふーん、日本では今こーいうのが流行ってるのか?
スカート短く無いか?」
上条「上条さんに流行のことを訊かれても応えられませんよ」
キャーリサ「それもそーだ。お前どー見てもあか抜けてないし」
上条「事実だとしてもちょっとは気ぃ使えよ!」
キャーリサ「悪かったの。あ、こんなの似合うか?」
上条「王女様のする格好じゃないことは確かだ」
キャーリサ「そう? ハードなパンクファッションも嫌いじゃないし」
上条「ドレスがアレだもんな、そりゃイメージにピッタリだ」
キャーリサ「かっこいーだろあのドレス。『軍事』のキャーリサと呼ばれて久しいからな、
強そうな衣装を選んでるんだ」
上条「む、胸がすごかったです……」
上条「いやそんなことねぇよ。俺には縁の無い世界の話だから、もっと聞きたいくらいだ」
キャーリサ「まーおいおいな。あ、あの店を見てもいーか?」
上条「おう、行こうぜ」
キャーリサ「ふーん、日本では今こーいうのが流行ってるのか?
スカート短く無いか?」
上条「上条さんに流行のことを訊かれても応えられませんよ」
キャーリサ「それもそーだ。お前どー見てもあか抜けてないし」
上条「事実だとしてもちょっとは気ぃ使えよ!」
キャーリサ「悪かったの。あ、こんなの似合うか?」
上条「王女様のする格好じゃないことは確かだ」
キャーリサ「そう? ハードなパンクファッションも嫌いじゃないし」
上条「ドレスがアレだもんな、そりゃイメージにピッタリだ」
キャーリサ「かっこいーだろあのドレス。『軍事』のキャーリサと呼ばれて久しいからな、
強そうな衣装を選んでるんだ」
上条「む、胸がすごかったです……」
キャーリサ「もっと見たいか? ほれほれ」 ムギュッ
上条「や、やめれー! 今日からしばらく一緒に過ごすんだぞ!」
キャーリサ「あ……そ、そーだな……挑発するのはやめておくの」
上条「ん? なんだよ急に大人しくなって」
キャーリサ「襲われてはかなわないの……」
上条「カーテナ持ってる奴の台詞じゃねぇぞ……」
キャーリサ「そーいう問題ではない! 女としての……まーいい、お前はそんなことしない」
上条「え……」
上条(信用されてるのか……? こりゃマジで下手なことできないな。
いや、するつもりなんて無いですよ?)
キャーリサ「何故そこで沈黙する。あやしーし」
上条「ち、違う! そんなんじゃねぇよ!」
キャーリサ「ふん、まーいい。よし、次は上の階に行こう! 寝間着が必要なの」
上条「や、やめれー! 今日からしばらく一緒に過ごすんだぞ!」
キャーリサ「あ……そ、そーだな……挑発するのはやめておくの」
上条「ん? なんだよ急に大人しくなって」
キャーリサ「襲われてはかなわないの……」
上条「カーテナ持ってる奴の台詞じゃねぇぞ……」
キャーリサ「そーいう問題ではない! 女としての……まーいい、お前はそんなことしない」
上条「え……」
上条(信用されてるのか……? こりゃマジで下手なことできないな。
いや、するつもりなんて無いですよ?)
キャーリサ「何故そこで沈黙する。あやしーし」
上条「ち、違う! そんなんじゃねぇよ!」
キャーリサ「ふん、まーいい。よし、次は上の階に行こう! 寝間着が必要なの」
上条「持ってきてないのか?」
キャーリサ「あるにはあるが……私のシースルーのネグリジェ姿が見たいの?」
上条「い、いや……」
上条(正直ちょっと見たい)
キャーリサ「お前が良い子にしてたら見せてやるぞ」
上条「なんですと!?」
キャーリサ「ふふっ、冗談だ。行くぞ、着いてこい」
上条「ですよねー」
上条(けどキャーリサの奴楽しそうだな。
普段なかなか王宮から出られない奴にとっちゃ、こういうのはやっぱ新鮮なんだろうな)
上条(短い間だろうけど、いろんなとこ連れてってやるか)
キャーリサ「あるにはあるが……私のシースルーのネグリジェ姿が見たいの?」
上条「い、いや……」
上条(正直ちょっと見たい)
キャーリサ「お前が良い子にしてたら見せてやるぞ」
上条「なんですと!?」
キャーリサ「ふふっ、冗談だ。行くぞ、着いてこい」
上条「ですよねー」
上条(けどキャーリサの奴楽しそうだな。
普段なかなか王宮から出られない奴にとっちゃ、こういうのはやっぱ新鮮なんだろうな)
上条(短い間だろうけど、いろんなとこ連れてってやるか)
―――学園都市 セブンスミスト前
キャーリサ「いやーふふふふ、買った買った。久しぶりに衝動買いをしてしまったぞ当麻」
上条「はは、凄まじい買い物っぷりだったな……」
キャーリサ「買い物などなかなか出来んからな。たまの浪費くらい見逃せ」
上条「文句はねぇよ。お前が自分で稼いだ金だろ」
キャーリサ「そーは言うが、一応国民の血税から出ているわけだからな、気は引ける」
上条「キャーリサって意外と真面目だよな。
いや、意外でもないか。真面目じゃなきゃあんなクーデターなんか起こさないわけだし」
キャーリサ「その話はよせ。結果的には失敗に終わったことだし」
上条「成功してたらこんなとこにゃいねえし、こうやって二人で遊ぶことも無かったんだ。
俺にとってはよかったよ」
キャーリサ「私はその結論をまだ出すわけにはいかないの。
私の行動が正しかったか否かは歴史が証明することだし」
上条「スケールがでかすぎますよ……」
キャーリサ「しかし……お前とこーして顔を突き合わせるのは、あの出来事がなければありえんことだ。
今はそれで好しとするの」
キャーリサ「いやーふふふふ、買った買った。久しぶりに衝動買いをしてしまったぞ当麻」
上条「はは、凄まじい買い物っぷりだったな……」
キャーリサ「買い物などなかなか出来んからな。たまの浪費くらい見逃せ」
上条「文句はねぇよ。お前が自分で稼いだ金だろ」
キャーリサ「そーは言うが、一応国民の血税から出ているわけだからな、気は引ける」
上条「キャーリサって意外と真面目だよな。
いや、意外でもないか。真面目じゃなきゃあんなクーデターなんか起こさないわけだし」
キャーリサ「その話はよせ。結果的には失敗に終わったことだし」
上条「成功してたらこんなとこにゃいねえし、こうやって二人で遊ぶことも無かったんだ。
俺にとってはよかったよ」
キャーリサ「私はその結論をまだ出すわけにはいかないの。
私の行動が正しかったか否かは歴史が証明することだし」
上条「スケールがでかすぎますよ……」
キャーリサ「しかし……お前とこーして顔を突き合わせるのは、あの出来事がなければありえんことだ。
今はそれで好しとするの」
上条「キャーリサ……」
キャーリサ「ん……下らんことを言ったし。さ、さあ! 次だ! 次はどこへ連れていってくれるの?」
上条「そうだなー、でも時間も時間だから今日は帰らないか? 晩御飯の買い物もしなくちゃいけないし」
キャーリサ「禁書目録が帰ってくるんだったな」
上条「ああ。あ、それじゃ今日の夕食はすき焼きにしようか。
久しぶりだからインデックスのやつも喜ぶし」
キャーリサ「すき焼き? 名前は聴いたことあるが、どんなものかは知らないし」
上条「地方によって色々作り方が変わってくるみたいだけど、基本は割下っていう甘辛い出汁で肉を煮込む関東風と、
砂糖と醤油で肉を焼く関西風に別れるんだ。
ちなみ上条さんとこは関西風だ。砂糖と醤油で出来るから簡単だ」
キャーリサ「全く分からん」
上条「一蹴ですか……まあ関東とか関西なんて言われてもわかんねぇよな」
キャーリサ「食べてみれば分かるの。それにしよう」
上条「はいよ。んじゃスーパーはこっちだ」
キャーリサ「ん……下らんことを言ったし。さ、さあ! 次だ! 次はどこへ連れていってくれるの?」
上条「そうだなー、でも時間も時間だから今日は帰らないか? 晩御飯の買い物もしなくちゃいけないし」
キャーリサ「禁書目録が帰ってくるんだったな」
上条「ああ。あ、それじゃ今日の夕食はすき焼きにしようか。
久しぶりだからインデックスのやつも喜ぶし」
キャーリサ「すき焼き? 名前は聴いたことあるが、どんなものかは知らないし」
上条「地方によって色々作り方が変わってくるみたいだけど、基本は割下っていう甘辛い出汁で肉を煮込む関東風と、
砂糖と醤油で肉を焼く関西風に別れるんだ。
ちなみ上条さんとこは関西風だ。砂糖と醤油で出来るから簡単だ」
キャーリサ「全く分からん」
上条「一蹴ですか……まあ関東とか関西なんて言われてもわかんねぇよな」
キャーリサ「食べてみれば分かるの。それにしよう」
上条「はいよ。んじゃスーパーはこっちだ」
―――学園都市 スーパー
ワイワイワイ! ザワザワザワ!
キャーリサ「おー、やけに賑わっているな。見たところ学生服の奴が多いよーだが」
上条「キャーリサさん、ここは学園都市ですよ。多いも何も、ほとんど学生だよ」
キャーリサ「そーかそーか、そーだった。
で、奴らは何をあんなに騒いでいるの? 目が血走ってるし」
上条「もうすぐ特売の時間なんだよ。俺も始まったらあの中突っ込むから、キャーリサはこの辺にいてくれ」
キャーリサ「私も行ってみたい」
上条「おいおい、危ないぞ。学生にとっちゃ生きるか死ぬかの特売戦争なんだ。
キャーリサの顔に傷でもついたらどうするんだよ。大変なことになるぞ」
上条(主に上条さんが)
キャーリサ「心配してくれるの?」
上条「そりゃそうだ。大切なお姫様だからな」
上条(上条さんの余命的な意味で)
キャーリサ「むっ……そーいうのは、何かかゆいし……」
ワイワイワイ! ザワザワザワ!
キャーリサ「おー、やけに賑わっているな。見たところ学生服の奴が多いよーだが」
上条「キャーリサさん、ここは学園都市ですよ。多いも何も、ほとんど学生だよ」
キャーリサ「そーかそーか、そーだった。
で、奴らは何をあんなに騒いでいるの? 目が血走ってるし」
上条「もうすぐ特売の時間なんだよ。俺も始まったらあの中突っ込むから、キャーリサはこの辺にいてくれ」
キャーリサ「私も行ってみたい」
上条「おいおい、危ないぞ。学生にとっちゃ生きるか死ぬかの特売戦争なんだ。
キャーリサの顔に傷でもついたらどうするんだよ。大変なことになるぞ」
上条(主に上条さんが)
キャーリサ「心配してくれるの?」
上条「そりゃそうだ。大切なお姫様だからな」
上条(上条さんの余命的な意味で)
キャーリサ「むっ……そーいうのは、何かかゆいし……」
上条「あん?」
キャーリサ「何でもない。とにかく私も征く!
戦争と聞いて、この『軍事』のキャーリサがイモを引くわけにはいかんな」
上条「そうかよ。怪我しないようにな」
キャーリサ「うむ。制圧してやる」
ザワザワザワ…ピタッ
キャーリサ「な、何だこの緊張感は……あの店員がどーかしたの?
皆奴を見ているし」
上条「あの人があそこの脚立に登ったら開戦だ」
スタスタ… ギシッ
キャーリサ「……ゴクリ」
ギシッ…
上条「い、行くぞ……!」
店員「ただ今より、卵お一人様一パック50円になります! 押さなわー!」
ウォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
キャーリサ「!!」
上条「うぉぉぉおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
キャーリサ「なっ! この私が気圧されるとは……学生と言えどあなどれないし。
お、おー!」
キャーリサ「何でもない。とにかく私も征く!
戦争と聞いて、この『軍事』のキャーリサがイモを引くわけにはいかんな」
上条「そうかよ。怪我しないようにな」
キャーリサ「うむ。制圧してやる」
ザワザワザワ…ピタッ
キャーリサ「な、何だこの緊張感は……あの店員がどーかしたの?
皆奴を見ているし」
上条「あの人があそこの脚立に登ったら開戦だ」
スタスタ… ギシッ
キャーリサ「……ゴクリ」
ギシッ…
上条「い、行くぞ……!」
店員「ただ今より、卵お一人様一パック50円になります! 押さなわー!」
ウォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!
キャーリサ「!!」
上条「うぉぉぉおおおおおお!!!!!!!!!!!!」
キャーリサ「なっ! この私が気圧されるとは……学生と言えどあなどれないし。
お、おー!」
―――
キャーリサ「はぁ……はぁ……」
上条「大丈夫か?」
キャーリサ「駄目だ、まさか一つも確保出来んとは……ふがいない」
上条「最初はそんなもんだって。まともに押し合っても目的の商品にはたどり着けないんだ。
上手く回りこんだり、体を入れないとな」
キャーリサ「しかもどさくさに紛れて誰かに胸を揉まれたし……犯人の手首をもう少しで切り落とせたんだが、逃がしたよーだ」
上条「上条さんの知らないところで殺傷沙汰が……」
キャーリサ「ん? お前、どーして二パックも持っている? お一人様一パックだろ?」
上条「あ、いや、キャーリサにもレジに並んでもらおうかと……駄目?」
キャーリサ「わ、私のために戦利品まで獲得してきたというの?」
上条「んな大げさな……」
キャーリサ「よし! これを持ってレジに並べばいーんだな! 任せておくといいし!
並ぶくらいは私にも出来るぞ!」
上条「てっきり怒られるかと思ったよ」
キャーリサ「まさか! 武功を立てたお前を咎めなどしないの。
これもルールの範疇だろー? さあ貸せ、レジへ並ぶぞ」
キャーリサ「はぁ……はぁ……」
上条「大丈夫か?」
キャーリサ「駄目だ、まさか一つも確保出来んとは……ふがいない」
上条「最初はそんなもんだって。まともに押し合っても目的の商品にはたどり着けないんだ。
上手く回りこんだり、体を入れないとな」
キャーリサ「しかもどさくさに紛れて誰かに胸を揉まれたし……犯人の手首をもう少しで切り落とせたんだが、逃がしたよーだ」
上条「上条さんの知らないところで殺傷沙汰が……」
キャーリサ「ん? お前、どーして二パックも持っている? お一人様一パックだろ?」
上条「あ、いや、キャーリサにもレジに並んでもらおうかと……駄目?」
キャーリサ「わ、私のために戦利品まで獲得してきたというの?」
上条「んな大げさな……」
キャーリサ「よし! これを持ってレジに並べばいーんだな! 任せておくといいし!
並ぶくらいは私にも出来るぞ!」
上条「てっきり怒られるかと思ったよ」
キャーリサ「まさか! 武功を立てたお前を咎めなどしないの。
これもルールの範疇だろー? さあ貸せ、レジへ並ぶぞ」
上条「いやいやまだ卵しか持ってないぞ」
キャーリサ「そーだったの。つい楽しくてな、いかんいかん」
上条「はは……スーパーでそんなに楽しめる奴なかなかいないぞ」
キャーリサ「笑うな、初めてなんだからいーだろ。で、後は何を買うんだ?」
上条「悪い悪い。そうだなぁ。白菜、ネギ、豆腐、麩、うどん。それから……」 チラッ
キャーリサ「ん?」
上条「お肉を買ってもよろしいでしょうかお姫様」
キャーリサ「うむ、苦しゅーない」
上条「うぉお!! この恩は一生忘れないからな!!」
キャーリサ「下らんことをさせるな。見たところこのスーパーの商品は異様に安いの。
好きなだけ買え。何だ? 店ごと買ってやろーか?」
上条「でかい……何てでかいお人なんだ……上条さんまぶしくて目が開けられないですよ」
キャーリサ「ふふっ、崇めろ、奉れ。私の従僕であったことを誇るがいーの」
上条「おう、今真剣にキャーリサの下僕になってもいいと思っちゃいましたよ」
キャーリサ「ふふーん、ほめ過ぎだぞ従僕。ところで、うどんとは何なの?」
キャーリサ「そーだったの。つい楽しくてな、いかんいかん」
上条「はは……スーパーでそんなに楽しめる奴なかなかいないぞ」
キャーリサ「笑うな、初めてなんだからいーだろ。で、後は何を買うんだ?」
上条「悪い悪い。そうだなぁ。白菜、ネギ、豆腐、麩、うどん。それから……」 チラッ
キャーリサ「ん?」
上条「お肉を買ってもよろしいでしょうかお姫様」
キャーリサ「うむ、苦しゅーない」
上条「うぉお!! この恩は一生忘れないからな!!」
キャーリサ「下らんことをさせるな。見たところこのスーパーの商品は異様に安いの。
好きなだけ買え。何だ? 店ごと買ってやろーか?」
上条「でかい……何てでかいお人なんだ……上条さんまぶしくて目が開けられないですよ」
キャーリサ「ふふっ、崇めろ、奉れ。私の従僕であったことを誇るがいーの」
上条「おう、今真剣にキャーリサの下僕になってもいいと思っちゃいましたよ」
キャーリサ「ふふーん、ほめ過ぎだぞ従僕。ところで、うどんとは何なの?」
上条「あ、これだよ」
キャーリサ「おー、これは食べたことあるぞ。そーいえばそんな名前だったな」
上条「日本食食べたりもするのか?」
キャーリサ「清教派の最大主教がバカっぽい日本語を使うおかしな奴だし、
その影響でたまに食べたりもする」
上条「どんな生活してんのか想像つかねぇな」
キャーリサ「遊びに来るか?」
上条「いや結構です」
キャーリサ「つれないこと言うな。前回のよーに妙なことに巻き込むことはしないし」
上条「滞在費は国民の血税だから、金払うか働けってお前の母ちゃんに言われたぞ」
キャーリサ「私の部屋なら問題ないの」
上条「ぶっ! な、だ、駄目に決まってんだろそんなの!?」
キャーリサ「私は気にせんぞ?」
上条「上条さん騎士団長に真っ二つにされちゃいます。上/条みたいな感じで」
キャーリサ「それは否定できんな」
キャーリサ「おー、これは食べたことあるぞ。そーいえばそんな名前だったな」
上条「日本食食べたりもするのか?」
キャーリサ「清教派の最大主教がバカっぽい日本語を使うおかしな奴だし、
その影響でたまに食べたりもする」
上条「どんな生活してんのか想像つかねぇな」
キャーリサ「遊びに来るか?」
上条「いや結構です」
キャーリサ「つれないこと言うな。前回のよーに妙なことに巻き込むことはしないし」
上条「滞在費は国民の血税だから、金払うか働けってお前の母ちゃんに言われたぞ」
キャーリサ「私の部屋なら問題ないの」
上条「ぶっ! な、だ、駄目に決まってんだろそんなの!?」
キャーリサ「私は気にせんぞ?」
上条「上条さん騎士団長に真っ二つにされちゃいます。上/条みたいな感じで」
キャーリサ「それは否定できんな」
上条「否定しろよ……」
キャーリサ「あれは変なところで融通の利かん男だからな。
有能ではあるんだが、ああ見えて暑苦しいところもあるし」
上条「アックアの友達だしな……。なんつーか、気苦労が多そうだな」
キャーリサ「うん。何せ口うるさい男だし」
上条「いや向こうが」
キャーリサ「おい! どーいう意味だ!」
上条「な、何でも無いです。よ、よし買い物終わり! 帰るぞ!」
キャーリサ「お前私をちょっと馬鹿にしてるだろー」
上条「してませんしてません。あー、久しぶりの肉が楽しみだ!!」
キャーリサ「むー、いつか覚えていろ」
キャーリサ「あれは変なところで融通の利かん男だからな。
有能ではあるんだが、ああ見えて暑苦しいところもあるし」
上条「アックアの友達だしな……。なんつーか、気苦労が多そうだな」
キャーリサ「うん。何せ口うるさい男だし」
上条「いや向こうが」
キャーリサ「おい! どーいう意味だ!」
上条「な、何でも無いです。よ、よし買い物終わり! 帰るぞ!」
キャーリサ「お前私をちょっと馬鹿にしてるだろー」
上条「してませんしてません。あー、久しぶりの肉が楽しみだ!!」
キャーリサ「むー、いつか覚えていろ」
―――学園都市 上条の部屋
上条「お、もうこんな時間か。そろそろ晩飯の支度するか」
キャーリサ「気張れよ従僕」
上条「手伝えよ。と言いたいところだけど、食費全部出してもらったのでゆっくりしといてください」
キャーリサ「分かったの。テレビでも見てるし」
上条「おう。さーてと……」
トントントンッ ザクザクザクッ
『こんばんは、夕方のニュースです。本日第二学区では……』
キャーリサ「……」
キャーリサ「……」
キャーリサ「……」
キャーリサ「……」 キョロキョロ
キャーリサ「おい」
上条「んー?」
上条「お、もうこんな時間か。そろそろ晩飯の支度するか」
キャーリサ「気張れよ従僕」
上条「手伝えよ。と言いたいところだけど、食費全部出してもらったのでゆっくりしといてください」
キャーリサ「分かったの。テレビでも見てるし」
上条「おう。さーてと……」
トントントンッ ザクザクザクッ
『こんばんは、夕方のニュースです。本日第二学区では……』
キャーリサ「……」
キャーリサ「……」
キャーリサ「……」
キャーリサ「……」 キョロキョロ
キャーリサ「おい」
上条「んー?」
キャーリサ「暇だ」
上条「テレビ見てるだろ」
キャーリサ「大したニュースがやってないし」
上条「学園都市は今日も平和でいいことじゃないか」
キャーリサ「そーだが……ん?」
上条「どした? またいらんことすんなよ」
キャーリサ「いらんこととは何だ! 上じょ……当麻、これは何なの?」
上条「あー? ああ、それ耳かきだけど、イギリスには無いのか?」
キャーリサ「初めて見るの。どー使うんだ」
上条「どうって……ちょっと貸してみろ。こうやって耳の中に……」
キャーリサ「ひっ!」
上条「ん?」
キャーリサ「お、お前なかなか度胸があるんだな……そんなものを耳の中に突っ込むなんて……」
上条「テレビ見てるだろ」
キャーリサ「大したニュースがやってないし」
上条「学園都市は今日も平和でいいことじゃないか」
キャーリサ「そーだが……ん?」
上条「どした? またいらんことすんなよ」
キャーリサ「いらんこととは何だ! 上じょ……当麻、これは何なの?」
上条「あー? ああ、それ耳かきだけど、イギリスには無いのか?」
キャーリサ「初めて見るの。どー使うんだ」
上条「どうって……ちょっと貸してみろ。こうやって耳の中に……」
キャーリサ「ひっ!」
上条「ん?」
キャーリサ「お、お前なかなか度胸があるんだな……そんなものを耳の中に突っ込むなんて……」
上条「大丈夫だよ。って言うか、耳垢溜まったらどうしてんの? まさか子供の頃からずっと放置か!?」
キャーリサ「馬鹿者。この清流の如く透明感ある清潔な私がそんな真似するか。
定期的に耳鼻科へ行くだけだ」
上条「そうなんだ。あ、恋人で思い出したんだけど、女の子が膝枕で男の耳掃除をするってのは日本の恋愛ドラマとか漫画じゃベタだぞ。
ベタ過ぎて最近見ないくらいだ」
キャーリサ「お、いーなそれ。やろーやろー。おい、そこに寝ろ」
上条「いや今料理の途中……」
キャーリサ「そんなもん後でいーし。禁書目録が帰ってくるまででいーから」
上条「ったく……仕方ねぇな……」 ヨイショ
上条(と言いつつキャーリサの太腿にドキドキする上条さんです)
キャーリサ「ん……結構近いな……」
上条「何が?」
キャーリサ「……お前の顔だし」
上条「あ、ああ……」
キャーリサ「よし行くぞ。えいっ」 グサッ
上条「っ……いっ! てぇぇぇえええええ!!!!!!!!」 ジタバタ
キャーリサ「馬鹿者。この清流の如く透明感ある清潔な私がそんな真似するか。
定期的に耳鼻科へ行くだけだ」
上条「そうなんだ。あ、恋人で思い出したんだけど、女の子が膝枕で男の耳掃除をするってのは日本の恋愛ドラマとか漫画じゃベタだぞ。
ベタ過ぎて最近見ないくらいだ」
キャーリサ「お、いーなそれ。やろーやろー。おい、そこに寝ろ」
上条「いや今料理の途中……」
キャーリサ「そんなもん後でいーし。禁書目録が帰ってくるまででいーから」
上条「ったく……仕方ねぇな……」 ヨイショ
上条(と言いつつキャーリサの太腿にドキドキする上条さんです)
キャーリサ「ん……結構近いな……」
上条「何が?」
キャーリサ「……お前の顔だし」
上条「あ、ああ……」
キャーリサ「よし行くぞ。えいっ」 グサッ
上条「っ……いっ! てぇぇぇえええええ!!!!!!!!」 ジタバタ
キャーリサ「え? あ、あれ? おい、どーしたの?」
上条「突っ込み過ぎだバカ! 鼓膜ブチ抜く気かよ!!」
キャーリサ「うっ……わ、悪かったの。痛かったか……?」
上条「滅茶苦茶痛かったですっ!」
キャーリサ「すまんかった……」 シュン…
上条「……」
キャーリサ「……」
上条(き、気まずい……初めてだもんな、ちょっと言い過ぎた)
上条「ま、まあ誰でも最初は失敗するって。気にすんなよ」
キャーリサ「それもそーだな。最初に説明しなかったお前の責任だし」 ケロリ
上条「くっ……立ち直りの早いお姫様だ……!」
キャーリサ「んー、でも難しいみたいだな。怪我をさせるわけにもいかんし、やめておくの」
上条「あ、じゃあ俺がやってやろうか?」
キャーリサ「本当か? じゃあ頼む。言っておくが、痛くしたら極刑に処するし」
上条「たかが耳かきに命がけかよ……」
上条「突っ込み過ぎだバカ! 鼓膜ブチ抜く気かよ!!」
キャーリサ「うっ……わ、悪かったの。痛かったか……?」
上条「滅茶苦茶痛かったですっ!」
キャーリサ「すまんかった……」 シュン…
上条「……」
キャーリサ「……」
上条(き、気まずい……初めてだもんな、ちょっと言い過ぎた)
上条「ま、まあ誰でも最初は失敗するって。気にすんなよ」
キャーリサ「それもそーだな。最初に説明しなかったお前の責任だし」 ケロリ
上条「くっ……立ち直りの早いお姫様だ……!」
キャーリサ「んー、でも難しいみたいだな。怪我をさせるわけにもいかんし、やめておくの」
上条「あ、じゃあ俺がやってやろうか?」
キャーリサ「本当か? じゃあ頼む。言っておくが、痛くしたら極刑に処するし」
上条「たかが耳かきに命がけかよ……」
キャーリサ「さー、優しくしてくれ……」
上条「う……」
上条(む、無防備なキャーリサがこんなに近くに……駄目だ駄目だ。変なことを考えるなよ……。騎士団長騎士団長。
上条さんの決定は国の決定だと思うんだ。イギリスと学園都市に戦争させるわけにはいかねえ……)
上条「い、いくぞ……」 スッ
キャーリサ「ん……」 ピクッ!
上条「動くな、危ないぞ」
キャーリサ「で、でもくすぐったいし……ぁっ……んっ!」
上条「変な声出すなよ……」
上条(上条さんには刺激が強すぎます……)
キャーリサ「ふぅ……ぁ……んっ!」
上条「……」
上条(キャーリサがこんな可愛い声を出すとは……いかん、いかんですよ。
相手は一回りも年上のお姉さんだ……無心だ、素数を数えろ……おちけつ上条さん)
キャーリサ「ぁ……いーな……悪く無いの……そこだ……」
上条「……」 ムラッ
キャーリサ「……当麻、上手いなぁ……蕩けそうだし……」
上条「……フゥッ!」
キャーリサ「ひゃんっ!!!」
上条「う……」
上条(む、無防備なキャーリサがこんなに近くに……駄目だ駄目だ。変なことを考えるなよ……。騎士団長騎士団長。
上条さんの決定は国の決定だと思うんだ。イギリスと学園都市に戦争させるわけにはいかねえ……)
上条「い、いくぞ……」 スッ
キャーリサ「ん……」 ピクッ!
上条「動くな、危ないぞ」
キャーリサ「で、でもくすぐったいし……ぁっ……んっ!」
上条「変な声出すなよ……」
上条(上条さんには刺激が強すぎます……)
キャーリサ「ふぅ……ぁ……んっ!」
上条「……」
上条(キャーリサがこんな可愛い声を出すとは……いかん、いかんですよ。
相手は一回りも年上のお姉さんだ……無心だ、素数を数えろ……おちけつ上条さん)
キャーリサ「ぁ……いーな……悪く無いの……そこだ……」
上条「……」 ムラッ
キャーリサ「……当麻、上手いなぁ……蕩けそうだし……」
上条「……フゥッ!」
キャーリサ「ひゃんっ!!!」
上条「あっ、やべっ」
キャーリサ「な、何をするの無礼者! わ、私の耳に吐息を……お、お前、死にたいの!?」
上条「ご、ごめん! ついムラッときて!」
キャーリサ「くっ!」
上条「ち、違う誤解だ! ここまで含めて恋人はみんなするんだよ! だからカーテナの破片をしまえ!」
キャーリサ「むー……」
上条(あー! 上条さんのバカ! よりにもよってキャーリサにあんなことしちまうなんてっ!
死んだ! はい死にましたよー! みんなさよならっ!)
キャーリサ「まーいい……私もお前に痛い思いをさせてしまったし、これであいこだし」
上条「え……」
キャーリサ「次こんな真似をしたら……」
上条「しません! もう絶対しません!!」
キャーリサ「……ならいいの」
上条「ふぅ……」
キャーリサ「……ふふっ」
上条「あん?」
キャーリサ「な、何をするの無礼者! わ、私の耳に吐息を……お、お前、死にたいの!?」
上条「ご、ごめん! ついムラッときて!」
キャーリサ「くっ!」
上条「ち、違う誤解だ! ここまで含めて恋人はみんなするんだよ! だからカーテナの破片をしまえ!」
キャーリサ「むー……」
上条(あー! 上条さんのバカ! よりにもよってキャーリサにあんなことしちまうなんてっ!
死んだ! はい死にましたよー! みんなさよならっ!)
キャーリサ「まーいい……私もお前に痛い思いをさせてしまったし、これであいこだし」
上条「え……」
キャーリサ「次こんな真似をしたら……」
上条「しません! もう絶対しません!!」
キャーリサ「……ならいいの」
上条「ふぅ……」
キャーリサ「……ふふっ」
上条「あん?」
キャーリサ「いや、気持ちよかったぞ、当麻」
上条「うっ……」
キャーリサ「ほー、照れてるのか? お前にも可愛いとこあるの」
上条「う、うるせぇよ!」
キャーリサ「まーでも、私の耳は綺麗なもんだったろ?」
上条「まぁな。……あ、そういやこんな話聞いたことあるな」
キャーリサ「ん?」
上条「耳垢が湿ってる人はわきがだって研究結果があるらしい」
キャーリサ「……」
上条「……え?」
キャーリサ「おい、私がそーだと言いたいの?」
上条「へ? ち、違います! たまたまそういう話を思い出しただけで!!」
キャーリサ「ほほー……何だか腹の立つ意見だし。お前あれか?
外人は皆体臭がきついとか思ってるクチか? 許せないの」
上条「だから違うっつの!」
上条「うっ……」
キャーリサ「ほー、照れてるのか? お前にも可愛いとこあるの」
上条「う、うるせぇよ!」
キャーリサ「まーでも、私の耳は綺麗なもんだったろ?」
上条「まぁな。……あ、そういやこんな話聞いたことあるな」
キャーリサ「ん?」
上条「耳垢が湿ってる人はわきがだって研究結果があるらしい」
キャーリサ「……」
上条「……え?」
キャーリサ「おい、私がそーだと言いたいの?」
上条「へ? ち、違います! たまたまそういう話を思い出しただけで!!」
キャーリサ「ほほー……何だか腹の立つ意見だし。お前あれか?
外人は皆体臭がきついとか思ってるクチか? 許せないの」
上条「だから違うっつの!」
キャーリサ「女に対してそんなデリカシーの無い発言をするとは最低だし。
おい、嗅げ。私の春風のように爽やかな香りを堪能するがいーの!」 ガバッ!
上条「きゃぁぁああ! 誰か助けてー!」
キャーリサ「ふふ、良いではないか良いではないか」
上条「うぷっ! む、胸が! 挟ま……むむー! もがもが」
キャーリサ「ふふーん、どーだ? いー匂いがするか? 思わず理性でも飛んでしまうのではないの?
だがこらえろ従僕。しびれを切らせばお前は二度と子作りに励めない体になるし」
上条(うぉおお……う、嬉しいような苦しいような……何と言う絶妙なボリューム感!
そしてめちゃくちゃ良い匂いだ……!)
バタンッ!
禁書「とーまー! ただいまー! あのねあのね、あいさがお土産にお米をくれたん」
上条「あ」
キャーリサ「ん?」
禁書「……だよ……?」
おい、嗅げ。私の春風のように爽やかな香りを堪能するがいーの!」 ガバッ!
上条「きゃぁぁああ! 誰か助けてー!」
キャーリサ「ふふ、良いではないか良いではないか」
上条「うぷっ! む、胸が! 挟ま……むむー! もがもが」
キャーリサ「ふふーん、どーだ? いー匂いがするか? 思わず理性でも飛んでしまうのではないの?
だがこらえろ従僕。しびれを切らせばお前は二度と子作りに励めない体になるし」
上条(うぉおお……う、嬉しいような苦しいような……何と言う絶妙なボリューム感!
そしてめちゃくちゃ良い匂いだ……!)
バタンッ!
禁書「とーまー! ただいまー! あのねあのね、あいさがお土産にお米をくれたん」
上条「あ」
キャーリサ「ん?」
禁書「……だよ……?」
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