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元スレキャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」
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五和「むっ……」
小萌「何ですか?」
禁書「? ねぇ、続きって何?」
上条「わ、馬鹿っ!」
キャーリサ「バカとは何なの。そら、さっきのお返しだ。とーま、あーん」
禁書「!?」
上条「そ、それは……」
キャーリサ「あーん」
上条「う……パクッ」
キャーリサ「美味いか?」
上条「はい……ムグムグ……美味しいです」
キャーリサ「そーか。よかった」 クスッ
禁書「……とうま」 ボソッ
上条「!」 ビクッ
禁書「私、お肉の前に食べたいものがあるんだよ」
上条「何でしょうインデックスさん……」
禁書「それはね……」
上条「ゴクリ…」
禁書「とうまの頭なんだよっっっっ!!!」 ガブッ
上条「ギャァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!
不幸だぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!」!!!!!!!!!!!!!!!」
小萌「何ですか?」
禁書「? ねぇ、続きって何?」
上条「わ、馬鹿っ!」
キャーリサ「バカとは何なの。そら、さっきのお返しだ。とーま、あーん」
禁書「!?」
上条「そ、それは……」
キャーリサ「あーん」
上条「う……パクッ」
キャーリサ「美味いか?」
上条「はい……ムグムグ……美味しいです」
キャーリサ「そーか。よかった」 クスッ
禁書「……とうま」 ボソッ
上条「!」 ビクッ
禁書「私、お肉の前に食べたいものがあるんだよ」
上条「何でしょうインデックスさん……」
禁書「それはね……」
上条「ゴクリ…」
禁書「とうまの頭なんだよっっっっ!!!」 ガブッ
上条「ギャァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!
不幸だぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!」!!!!!!!!!!!!!!!」
莫大な食費と言う維持費で10万3000冊の魔導書が手に入ると考えれば安いよな、たぶん
お粗末でした。
本日はここまでです。次はまた今週中には来たいと思っています。
>>488
もともと長編の予定では無かったので、風呂敷をさほど広げたりはしないようにしています。
終わりが近いかと言うと、回数的にはまだもう少しかかります。
が、近いと言えば近いかもしれません。
ではまた近々お会いしましょう
本日はここまでです。次はまた今週中には来たいと思っています。
>>488
もともと長編の予定では無かったので、風呂敷をさほど広げたりはしないようにしています。
終わりが近いかと言うと、回数的にはまだもう少しかかります。
が、近いと言えば近いかもしれません。
ではまた近々お会いしましょう
乙でしたー
このssを機にキャーリサss増えてくれると嬉しいな
このssを機にキャーリサss増えてくれると嬉しいな
乙
もはや上条さんとキャーリサが夫婦な件
もうお前らさっさと結婚しろ
もはや上条さんとキャーリサが夫婦な件
もうお前らさっさと結婚しろ
乙乙!!
もう完全に新婚夫婦だなあ。
前途多難かもしれんが二人とも頑張れよ!!
「断言しろよ、上条当麻!!
キャーリサの幻想は、そう簡単に壊れはしないってことを!!!」
徐々に終わりが近づいてきてるのが寂しい
もう完全に新婚夫婦だなあ。
前途多難かもしれんが二人とも頑張れよ!!
「断言しろよ、上条当麻!!
キャーリサの幻想は、そう簡単に壊れはしないってことを!!!」
徐々に終わりが近づいてきてるのが寂しい
それはまさしく高翌嶺の花という名の幻想だ!!
しかし、ここでは今にもソレに手が届きそうだという現実!!!!
それがより姫という言葉を甘美な響きにしているのだろう
ところで、もう一つ上に「姫の神」という花があるらしいが何処に在るのだろう?
しかし、ここでは今にもソレに手が届きそうだという現実!!!!
それがより姫という言葉を甘美な響きにしているのだろう
ところで、もう一つ上に「姫の神」という花があるらしいが何処に在るのだろう?
それはまさしく高嶺の花という名の幻想だ!!
しかし、ここでは今にもソレに手が届きそうだという現実!!!!
それがより姫という言葉を甘美な響きにしているのだろう
ところで、もう一つ上に「姫の神」という花があるらしいが何処に在るのだろう?
しかし、ここでは今にもソレに手が届きそうだという現実!!!!
それがより姫という言葉を甘美な響きにしているのだろう
ところで、もう一つ上に「姫の神」という花があるらしいが何処に在るのだろう?
くそう・・・ババアがこんなにかわいいわけが・・・チクショウかわいいなー・・・
>>516
おいキャーリサがババアだとちょっと屋上
おいキャーリサがババアだとちょっと屋上
>>518
結局ローラの一人勝ちなんだな
結局ローラの一人勝ちなんだな
キャーリサ→上条←五和 土御門
俺だったら逃げ出したくなるな
俺だったら逃げ出したくなるな
ちょっとまて。
くっついちゃったらインデックスさんはどこへいくつもりなんだ
くっついちゃったらインデックスさんはどこへいくつもりなんだ
>>524
イン…さんには子萌とステイルがいる
イン…さんには子萌とステイルがいる
ステイルさんじゅうよんさいと神崎さんじゅうはっさいが世話してくれるよ
とりあえず五和は黒すぎる気がするがな~
他はそうでもないような気もする
他はそうでもないような気もする
むしろ五和が控えめなぐらいだと思う、どこが黒いのかわからん
こんなことで議論してると荒れるぞ
こんなことで議論してると荒れるぞ
だな
キャーリサが可愛ければ何でもいい
つか普通に面白いから大丈夫
キャーリサが可愛ければ何でもいい
つか普通に面白いから大丈夫
ラピュタは本当にあったんだ!(キャーリサ可愛いよ )
ずっと諦めずにキャーリサで検索し続けてよかった。
ずっと諦めずにキャーリサで検索し続けてよかった。
7日目
―――学園都市 大通り 広場
ガヤガヤガヤ… ワイワイワイ…
翌日朝。
第七学区の大通りにある、学生達がよく待ち合わせに利用する広場に上条は立っていた。
上条「ふぅ……キャーリサの奴まだかなー」
本日はキャーリサと遊びに出かける約束をしている。
もちろん上条も周囲の例に漏れず、ここで彼女が来るのを噴水の中心からそびえ立つ時計台を仰ぎ、今か今かと待ちわびているところだった。
しかし上条とキャーリサは現在同居中の身である。
その二人が一旦家を別々に出てわざわざ外で待ち合わせなどとはどういうことなのか。
実際それを訪ねた上条はキャーリサから「それも乙女心だし」と一蹴され、追い出されるように家を出てきて現在に至る訳で、
結局のところロクな答えを得られてはいないのだが。
上条(女の子ってのは分からねぇ……。まあ女の『子』じゃないんだけど……)
キャーリサに聴かれたら切断必至な胸中で、上条は既に待ち合わせの10時を5分ほど過ぎた時計の前で腕を組み唸った。
キャーリサ「ま、待たせたなとーま」
そんな折、ひょっこりと現れたキャーリサ。
まさかすっぽかされたりでもするのかとちょっとドキドキしていた上条だったものの、
薄く微笑みを浮かべて頬を紅潮させたキャーリサがやや困惑気味にその場に現れたのでほっと胸を撫で下ろす。
上条「おー……ってキャーリサ、そんな服も持ってたのか」
―――学園都市 大通り 広場
ガヤガヤガヤ… ワイワイワイ…
翌日朝。
第七学区の大通りにある、学生達がよく待ち合わせに利用する広場に上条は立っていた。
上条「ふぅ……キャーリサの奴まだかなー」
本日はキャーリサと遊びに出かける約束をしている。
もちろん上条も周囲の例に漏れず、ここで彼女が来るのを噴水の中心からそびえ立つ時計台を仰ぎ、今か今かと待ちわびているところだった。
しかし上条とキャーリサは現在同居中の身である。
その二人が一旦家を別々に出てわざわざ外で待ち合わせなどとはどういうことなのか。
実際それを訪ねた上条はキャーリサから「それも乙女心だし」と一蹴され、追い出されるように家を出てきて現在に至る訳で、
結局のところロクな答えを得られてはいないのだが。
上条(女の子ってのは分からねぇ……。まあ女の『子』じゃないんだけど……)
キャーリサに聴かれたら切断必至な胸中で、上条は既に待ち合わせの10時を5分ほど過ぎた時計の前で腕を組み唸った。
キャーリサ「ま、待たせたなとーま」
そんな折、ひょっこりと現れたキャーリサ。
まさかすっぽかされたりでもするのかとちょっとドキドキしていた上条だったものの、
薄く微笑みを浮かべて頬を紅潮させたキャーリサがやや困惑気味にその場に現れたのでほっと胸を撫で下ろす。
上条「おー……ってキャーリサ、そんな服も持ってたのか」
そしてまじまじと彼女の格好を見下ろしてみる。
黒いファーとボタンのあしらわれた真っ赤なコート。
それ自体は彼女が愛用しているいつもの出で立ちだが、今日はいつもよりスカート丈がかなり短くなっており、
普段は後ろで派手に纏めている輝く様な髪も下ろされていた。
シックな黒スカートをヒラリと揺らし、編み上げのブーツでレンガ造りの道を踏みしめている。
キャーリサ「うん。お前が喜ぶと思ってスカート短いのはいてみたぞ。
に、似合うか……? 」
溢れる好意を隠そうともせず、キャーリサははにかんでそう言った。
ストッキングで覆われたスラリと長い足と、厚手のウールをぐぐっと押し上げる胸が上条の視線を引き寄せてしまうほど魅力的だった。
上条「なんつーか……大人っぽくて素敵です」
落ち着いた大人っぽさと、奔放な子供っぽさを両立させた美しくも可憐な金髪碧眼の美女は、上条の言葉に嬉しそうで微笑んだ。
キャーリサ「そ、そーか……なんだか照れるな、こーいうの」
上条「キャーリサって赤好きなの?」
キャーリサ「うむ。強い色だし」
キャーリサと言えば赤色というのが上条のイメージだった。
問いにそう答えたキャーリサの言葉に、上条はポンと手を打って納得する。
上条「あ、なるほど。確かに攻撃的だ」
そんなことを思い、そしてコートの胸元に覗く真っ白い胸の谷間。
大人の色気に満ちたその魅惑の丘に、上条は思わず息を呑んだ。
上条(チラリと見える胸の谷間も攻撃的です)
黒いファーとボタンのあしらわれた真っ赤なコート。
それ自体は彼女が愛用しているいつもの出で立ちだが、今日はいつもよりスカート丈がかなり短くなっており、
普段は後ろで派手に纏めている輝く様な髪も下ろされていた。
シックな黒スカートをヒラリと揺らし、編み上げのブーツでレンガ造りの道を踏みしめている。
キャーリサ「うん。お前が喜ぶと思ってスカート短いのはいてみたぞ。
に、似合うか……? 」
溢れる好意を隠そうともせず、キャーリサははにかんでそう言った。
ストッキングで覆われたスラリと長い足と、厚手のウールをぐぐっと押し上げる胸が上条の視線を引き寄せてしまうほど魅力的だった。
上条「なんつーか……大人っぽくて素敵です」
落ち着いた大人っぽさと、奔放な子供っぽさを両立させた美しくも可憐な金髪碧眼の美女は、上条の言葉に嬉しそうで微笑んだ。
キャーリサ「そ、そーか……なんだか照れるな、こーいうの」
上条「キャーリサって赤好きなの?」
キャーリサ「うむ。強い色だし」
キャーリサと言えば赤色というのが上条のイメージだった。
問いにそう答えたキャーリサの言葉に、上条はポンと手を打って納得する。
上条「あ、なるほど。確かに攻撃的だ」
そんなことを思い、そしてコートの胸元に覗く真っ白い胸の谷間。
大人の色気に満ちたその魅惑の丘に、上条は思わず息を呑んだ。
上条(チラリと見える胸の谷間も攻撃的です)
キャーリサ「どこ見てるの。もっと見るか?」
その視線に気づいたらしいキャーリサが、悪戯っぽい視線で上条に詰め寄り、自ら胸元に指を差し込んで引っ張り中身を披露する。
上条はそのあまりに甘美な光景に目を逸らすことが出来ず、興奮のために吹き出そうになる鼻血を慌ててこらえた。
上条「そこは普通怒るところじゃないのか……? 大人の余裕ってやつですか。
……ま、行くか」
キャーリサ「うむ……とーま」
何とか思考と視線を逸らし、そそくさと歩き出した上条を追いかけてくるキャーリサが、その腕にそっと手を絡めた。
上条「っ!」
ビクリと肩を震わせた上条に、キャーリサが引き寄せるようにして腕を組む。
耳まで赤い彼女の羞恥を露わにする顔は、およそ年上とは思えぬほど可憐で、直視しがたい程に上条の鼓動に早鐘を告げさせた。
キャーリサ「この方が……恋人らしーだろ?」
わずかに震えた声でキャーリサは言った。
上条「そう……だな」
だが上条はそれには気づかない。
何故なら、今現在右腕に押し当てられている温かく柔らかな感触に全神経を研ぎ澄ませて集中することでいっぱいいっぱいなのだから。
上条(胸がすごいです……。ふわふわです)
ぐにゅりと、形が変わる程押し当てられているキャーリサの胸である。
上条は既に本日最高潮の緊張感と至福に包まれていた。
その視線に気づいたらしいキャーリサが、悪戯っぽい視線で上条に詰め寄り、自ら胸元に指を差し込んで引っ張り中身を披露する。
上条はそのあまりに甘美な光景に目を逸らすことが出来ず、興奮のために吹き出そうになる鼻血を慌ててこらえた。
上条「そこは普通怒るところじゃないのか……? 大人の余裕ってやつですか。
……ま、行くか」
キャーリサ「うむ……とーま」
何とか思考と視線を逸らし、そそくさと歩き出した上条を追いかけてくるキャーリサが、その腕にそっと手を絡めた。
上条「っ!」
ビクリと肩を震わせた上条に、キャーリサが引き寄せるようにして腕を組む。
耳まで赤い彼女の羞恥を露わにする顔は、およそ年上とは思えぬほど可憐で、直視しがたい程に上条の鼓動に早鐘を告げさせた。
キャーリサ「この方が……恋人らしーだろ?」
わずかに震えた声でキャーリサは言った。
上条「そう……だな」
だが上条はそれには気づかない。
何故なら、今現在右腕に押し当てられている温かく柔らかな感触に全神経を研ぎ澄ませて集中することでいっぱいいっぱいなのだから。
上条(胸がすごいです……。ふわふわです)
ぐにゅりと、形が変わる程押し当てられているキャーリサの胸である。
上条は既に本日最高潮の緊張感と至福に包まれていた。
キャーリサ「しっかりエスコートして欲しーの。……デートなのだし」
上条「分かった。任せとけ」
キャーリサの言葉を吟味する余裕などない。
二つ返事で応えた上条の脳内には、右腕の柔らかさ以外のあらゆる感触や刺激は伝えられなかった。
キャーリサ「うん。今日はどこへでも行くぞ」
しかし次に放たれたその言葉に、わずかにたじろぐ上条
上条「そ、そうなのか……」
上条当麻は健康な青少年である。
自分に好意を寄せてくれているであろう女性からそのように言われたら、否が応にも様々な妄想が脳内を駆け抜けるのである。
上条(あんなところやこんなところでもいいのでしょうか……)
つまるところそういうことだ。
着実に大人の階段を昇ろうとしている現状に、健全な期待はどんどん膨らんでいく。
キャーリサ「ふふん、どこを想像した? 私に言ってみるがいーの」
挑発するようにキャーリサが顔を寄せてにんまりと笑う。
からかうような笑顔が妙に似合うキャーリサ。
仄かに漂う甘い香水の香りも相まって、上条はドキリと胸を震わせる。
隠すようにぷぃっと顔を背けるのは、その気恥ずかしさを悟られたくなかったからだ。
上条「何も想像してねぇよ!」
上条「分かった。任せとけ」
キャーリサの言葉を吟味する余裕などない。
二つ返事で応えた上条の脳内には、右腕の柔らかさ以外のあらゆる感触や刺激は伝えられなかった。
キャーリサ「うん。今日はどこへでも行くぞ」
しかし次に放たれたその言葉に、わずかにたじろぐ上条
上条「そ、そうなのか……」
上条当麻は健康な青少年である。
自分に好意を寄せてくれているであろう女性からそのように言われたら、否が応にも様々な妄想が脳内を駆け抜けるのである。
上条(あんなところやこんなところでもいいのでしょうか……)
つまるところそういうことだ。
着実に大人の階段を昇ろうとしている現状に、健全な期待はどんどん膨らんでいく。
キャーリサ「ふふん、どこを想像した? 私に言ってみるがいーの」
挑発するようにキャーリサが顔を寄せてにんまりと笑う。
からかうような笑顔が妙に似合うキャーリサ。
仄かに漂う甘い香水の香りも相まって、上条はドキリと胸を震わせる。
隠すようにぷぃっと顔を背けるのは、その気恥ずかしさを悟られたくなかったからだ。
上条「何も想像してねぇよ!」
キャーリサ「……お前が頑張ってくれたら、私も少しは考えてもいーぞ……?」
上条「っっっっっっっ!!!!!」
まさかの追撃である。
両手で上条の腕にすがりつき、耳元で囁かれた言葉は、色々な意味で上条には刺激が強過ぎるものだった。
身動きのとれなくなった上条を見て、キャーリサは満足げに表情を綻ばせる。
キャーリサ「だから私のためにせーぜー気張れ、とーま。楽しいデートにしたいの」
そうして無邪気に笑うキャーリサ。
大人の女性らしさの奥にある子供のようなその笑顔に、上条もまたつられて笑みを零した。
上条「ああ……そうだな!」
強く頷き、キャーリサを引っ張るようにして足を踏み出す。
空は快晴。
上条は今日の空模様のような晴れやかな心持ちで、キャーリサと二人きりで過ごす一日に想いを馳せたのだった。
上条「っっっっっっっ!!!!!」
まさかの追撃である。
両手で上条の腕にすがりつき、耳元で囁かれた言葉は、色々な意味で上条には刺激が強過ぎるものだった。
身動きのとれなくなった上条を見て、キャーリサは満足げに表情を綻ばせる。
キャーリサ「だから私のためにせーぜー気張れ、とーま。楽しいデートにしたいの」
そうして無邪気に笑うキャーリサ。
大人の女性らしさの奥にある子供のようなその笑顔に、上条もまたつられて笑みを零した。
上条「ああ……そうだな!」
強く頷き、キャーリサを引っ張るようにして足を踏み出す。
空は快晴。
上条は今日の空模様のような晴れやかな心持ちで、キャーリサと二人きりで過ごす一日に想いを馳せたのだった。
――第六学区 レジャープール エントランス
休日を楽しむ学生達でごった返す第六学区。
レジャー施設や娯楽施設の集中したその場所の一区画、聳え立つ灰色の壁の巨大施設の中に上条達はいた。
キャーリサ「何だここは」
自動ドアをくぐり、ほのかに鼻をつく塩素の香にキャーリサがまゆをしかめて首を傾げた。
上条「全天候型温水プールだ。最近オープンしたらしくてさ。ちょっと混んでるかもだけど、いいか?」
あれから駅へと向かい、電車に揺られて15分程。上条とキャーリサは第六学区にあるレジャープールへと訪れていた。
数種の温水プールと、別フロアに設けられた天然温泉が売りの施設である。
昨日キャーリサに「明日どこかへ行こう」と誘われてからと言うもの、上条は少ない引き出しを全力で開けながらコースを模索した。
仮にも一国の王女をファーストフードからの公園コースという貧乏デートに連れていくわけにもいかず、
かと言って予算を全て出してもらうのも男として情けなく思えた上条は、丁度オープン仕立てで設備も充実したこの屋内プールへと彼女を連れて来ることに決めた。
本当は日本らしい文化財などに連れていってやるのが良いのかもしれないが、生憎と学園都市には純和風の建造物などは極端に少ないため、
またキャーリサは上条のような一般庶民のする遊びなどとは縁が無いだろうと考えたこともあってここを選んだのだが、彼女はその問いに笑顔で頷き応えた。
キャーリサ「文句は何一つ言わないことに決めている。行こー。
あ、でも私水着持ってないの」
当初の心配も杞憂に終わり、キャーリサがふと気づいたように言ったその言葉にも万全の対策があることをことさらアピールするかの如く
上条は得意げにフロアの端に設けられたスペースを指差した。
上条「大丈夫大丈夫。レンタルがあるから。ほら、あそこ」
そこには色とりどりの水着や水泳用品が並んでおり、この冬も間近に差し迫ろうかという季節に水着をわざわざ引っ張り出さずとも済むよう
レンタル施設が設けられているのだ。
休日を楽しむ学生達でごった返す第六学区。
レジャー施設や娯楽施設の集中したその場所の一区画、聳え立つ灰色の壁の巨大施設の中に上条達はいた。
キャーリサ「何だここは」
自動ドアをくぐり、ほのかに鼻をつく塩素の香にキャーリサがまゆをしかめて首を傾げた。
上条「全天候型温水プールだ。最近オープンしたらしくてさ。ちょっと混んでるかもだけど、いいか?」
あれから駅へと向かい、電車に揺られて15分程。上条とキャーリサは第六学区にあるレジャープールへと訪れていた。
数種の温水プールと、別フロアに設けられた天然温泉が売りの施設である。
昨日キャーリサに「明日どこかへ行こう」と誘われてからと言うもの、上条は少ない引き出しを全力で開けながらコースを模索した。
仮にも一国の王女をファーストフードからの公園コースという貧乏デートに連れていくわけにもいかず、
かと言って予算を全て出してもらうのも男として情けなく思えた上条は、丁度オープン仕立てで設備も充実したこの屋内プールへと彼女を連れて来ることに決めた。
本当は日本らしい文化財などに連れていってやるのが良いのかもしれないが、生憎と学園都市には純和風の建造物などは極端に少ないため、
またキャーリサは上条のような一般庶民のする遊びなどとは縁が無いだろうと考えたこともあってここを選んだのだが、彼女はその問いに笑顔で頷き応えた。
キャーリサ「文句は何一つ言わないことに決めている。行こー。
あ、でも私水着持ってないの」
当初の心配も杞憂に終わり、キャーリサがふと気づいたように言ったその言葉にも万全の対策があることをことさらアピールするかの如く
上条は得意げにフロアの端に設けられたスペースを指差した。
上条「大丈夫大丈夫。レンタルがあるから。ほら、あそこ」
そこには色とりどりの水着や水泳用品が並んでおり、この冬も間近に差し迫ろうかという季節に水着をわざわざ引っ張り出さずとも済むよう
レンタル施設が設けられているのだ。
キャーリサ「そーか。それならいいし。早速見に行くの
ふふ、私が毛の処理を怠っていたら出足で躓くところだったぞ」
弟を褒める姉のような表情でキャーリサはそう言った。
自分にはまるで縁の無い話に、上条はハッとなって頭をかく。
上条「あ……そうか、女の子はそういうとこも考えないと駄目なんだよな」
特に問題など無いと思ってはいたが、そこまで自分の考えは至っていなかったと、上条は苦笑しながら言う。
キャーリサ「一つ勉強になったな。だが安心しろ。王女のボディケアにぬかりなど無いし」
威張るように胸を張ってキャーリサ。
そんな仕草が無意味に胸元の膨らみを強調する。
上条「よかったー。上条さん最初から大失敗犯すところだったよ」
出来る限りその刺激物を見ないよう務めながら彼女と二人レンタルスペースへ向かって歩き出す。
キャーリサ「それにしても……ふふっ、プールか」
その途中、キャーリサは思い出したように笑みを零した。
上条「な、何だよ」
その笑顔に妙な含みを感じて上条が問いを返す。
そして再び戻ってきた言葉にのけぞるハメになった。
キャーリサ「お前、そんなに私の水着が見たかったのかー」
上条「なっ! ち、違うって! 誤解です!」
ふふ、私が毛の処理を怠っていたら出足で躓くところだったぞ」
弟を褒める姉のような表情でキャーリサはそう言った。
自分にはまるで縁の無い話に、上条はハッとなって頭をかく。
上条「あ……そうか、女の子はそういうとこも考えないと駄目なんだよな」
特に問題など無いと思ってはいたが、そこまで自分の考えは至っていなかったと、上条は苦笑しながら言う。
キャーリサ「一つ勉強になったな。だが安心しろ。王女のボディケアにぬかりなど無いし」
威張るように胸を張ってキャーリサ。
そんな仕草が無意味に胸元の膨らみを強調する。
上条「よかったー。上条さん最初から大失敗犯すところだったよ」
出来る限りその刺激物を見ないよう務めながら彼女と二人レンタルスペースへ向かって歩き出す。
キャーリサ「それにしても……ふふっ、プールか」
その途中、キャーリサは思い出したように笑みを零した。
上条「な、何だよ」
その笑顔に妙な含みを感じて上条が問いを返す。
そして再び戻ってきた言葉にのけぞるハメになった。
キャーリサ「お前、そんなに私の水着が見たかったのかー」
上条「なっ! ち、違うって! 誤解です!」
決してそんなつもりでは無かったが、確かにそう思われても仕方がないかもしれない。
日本人とは明らかに違う攻撃力を有するキャーリサの肉体美は、昨夜風呂場での出来事によって上条の脳裏に深く焼き付いていた。
キャーリサ「言うな言うな。みなまで言わずとも察してやるさ。
際どいの着てやろーか? ん? どんなのが好きなんだ?」
主に学生らしき女性客でにぎわうレンタルスペース、多数の商品が引っかけられたラックの前で問いかけてくるキャーリサ。
こちらのリクエストに応えてくれるつもりらしいが、上条はそれが気恥ずかしくて思わず押し黙った
上条「…………」
キャーリサ「好きなの見れるチャンスだぞー。当日好きなの選べるのがレンタルの良い所だろ」
キャーリサの誘惑は続く。
上条「か、可愛いのがいいです」
そして上条は抗うことをやめ、素直に欲望を口にした。
キャーリサ「そーか……似合うかな」
上条「キャーリサだったら何でも似合うって」
そこに関してはお世辞や下心など無しの本音だ。
キャーリサに似合わぬものだったら、恐らく誰が着ても似合うまい。
キャーリサ「そういう漠然とした褒め方は好きではないし。具体性が無いの。もっと頑張れとーま」
上条「難しいなー……」
茶化すように言われ、頭をかかえた上条を見て、キャーリサは満足げに笑みを漏らした。
日本人とは明らかに違う攻撃力を有するキャーリサの肉体美は、昨夜風呂場での出来事によって上条の脳裏に深く焼き付いていた。
キャーリサ「言うな言うな。みなまで言わずとも察してやるさ。
際どいの着てやろーか? ん? どんなのが好きなんだ?」
主に学生らしき女性客でにぎわうレンタルスペース、多数の商品が引っかけられたラックの前で問いかけてくるキャーリサ。
こちらのリクエストに応えてくれるつもりらしいが、上条はそれが気恥ずかしくて思わず押し黙った
上条「…………」
キャーリサ「好きなの見れるチャンスだぞー。当日好きなの選べるのがレンタルの良い所だろ」
キャーリサの誘惑は続く。
上条「か、可愛いのがいいです」
そして上条は抗うことをやめ、素直に欲望を口にした。
キャーリサ「そーか……似合うかな」
上条「キャーリサだったら何でも似合うって」
そこに関してはお世辞や下心など無しの本音だ。
キャーリサに似合わぬものだったら、恐らく誰が着ても似合うまい。
キャーリサ「そういう漠然とした褒め方は好きではないし。具体性が無いの。もっと頑張れとーま」
上条「難しいなー……」
茶化すように言われ、頭をかかえた上条を見て、キャーリサは満足げに笑みを漏らした。
キャーリサ「まーお前に女の水着を選ばせるのは酷か。適当に見繕うとしよー。
色は何がいい? 可愛いのが良いと言うことは……こんなのどーだ?」
一頻り上条で遊んでご機嫌のキャーリサが、レンタルの水着の中でも一際派手なものを一つ手に取る。
上条「豹柄ですか……え、マジで?」
着る人を選ぶアニマル柄。チェーンやスワロフスキーがところどころにあしらわれた、攻撃的にも程があるそのデザインに上条は目を剥く。
布地の面積も通常のものよりかなり狭く見える。
キャーリサ「駄目か?」
上条「可愛いとは真逆の方向性のような……」
そう応えた上条に、キャーリサは楽しそうに笑い返す。
キャーリサ「ふふ、冗談だし。私は好きだがなー……これは?」
上条「黒ですか」
次にキャーリサが選んだのは、カップの部分にレースがあしらわれた黒いビキニだった。
キャーリサ「この辺のレースが可愛いし」
上条「うーん……何か違うな」
確かにキャーリサのイメージには合う。しかし上条にはいまいちしっくりと来なかった。
可愛いデザインと言えば、上条の中ではもっと女の子女の子したものを想像していたためだった。
と言っても上条に水着の知識などある訳も無いので、あくまで男目線での選び方になってしまうのだが。
キャーリサ「お前結構うるさいな。じゃあどれがいーの?」
呆れたようにキャーリサは腰に手を当て、お前が選べと告げる。
言われ上条は一通り商品の眺めて、その中で目についたものを一つ手に取り差し出した。
上条「こんなの……とか?」
胸元や腰回りに黒いパイピングやヒラヒラの装飾を施した白いビキニタイプの水着。
それを受け取ったキャーリサは、商品と上条に視線を往復させて絶句している。
キャーリサ「白……だと。……私がこれをか?」
上条「上条さんはこれ好きです」
分かりやすい可愛らしさに魅力を感じた。
逆に言えば、細かい部分でのディティールや流行りのデザイン等と言ったものは上条には分からない。
が、最近できたばかりの施設なのだから、置いてあるものもさすがに時代遅れの代物ではないだろうと判断して差し出したのだ。
だが、キャーリサはそれを着るべきか否か逡巡している様子で、時折首を傾げたり口元を引きつらせたりしている。
キャーリサ「むー……わ、分かったの」
駄目だったかとゴクリと息を呑む上条の前で、たっぷりと時間をかけて吟味しキャーリサはようやく頷いた。
レジに持って行くその後ろ姿は、いつものキャーリサに比べるとちょっとだけぎこちなく見えた。
呆れたようにキャーリサは腰に手を当て、お前が選べと告げる。
言われ上条は一通り商品の眺めて、その中で目についたものを一つ手に取り差し出した。
上条「こんなの……とか?」
胸元や腰回りに黒いパイピングやヒラヒラの装飾を施した白いビキニタイプの水着。
それを受け取ったキャーリサは、商品と上条に視線を往復させて絶句している。
キャーリサ「白……だと。……私がこれをか?」
上条「上条さんはこれ好きです」
分かりやすい可愛らしさに魅力を感じた。
逆に言えば、細かい部分でのディティールや流行りのデザイン等と言ったものは上条には分からない。
が、最近できたばかりの施設なのだから、置いてあるものもさすがに時代遅れの代物ではないだろうと判断して差し出したのだ。
だが、キャーリサはそれを着るべきか否か逡巡している様子で、時折首を傾げたり口元を引きつらせたりしている。
キャーリサ「むー……わ、分かったの」
駄目だったかとゴクリと息を呑む上条の前で、たっぷりと時間をかけて吟味しキャーリサはようやく頷いた。
レジに持って行くその後ろ姿は、いつものキャーリサに比べるとちょっとだけぎこちなく見えた。
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