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元スレ上条「あの日、もしかしてお前は、俺以上に」
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死んだいなくなった筈の美琴が話の原動力になってて凄い切ない(´;ω;`)
みことーーーー!
俺だーーーーー!
上条さんと結婚してくれーーーー!
俺だーーーーー!
上条さんと結婚してくれーーーー!
どうもです
昨日と同様に短いのですが
投下していきます
昨日と同様に短いのですが
投下していきます
まこと「とうまくん、お手紙、書いてるんですか」
上条「ああ。せっかく、まことがペンくれたしな」
まこと「はい。あげました!」
居間の机で上条は、卒業した生徒たちへの返事を書く
対面にすわり、静かにそれでいて少し楽しそうにその様子を眺めるまこと
上条「どうしたんだ? 遊びに行かないのか」
まこと「ちょっとだけ見てていいですか」
上条「ああ。せっかく、まことがペンくれたしな」
まこと「はい。あげました!」
居間の机で上条は、卒業した生徒たちへの返事を書く
対面にすわり、静かにそれでいて少し楽しそうにその様子を眺めるまこと
上条「どうしたんだ? 遊びに行かないのか」
まこと「ちょっとだけ見てていいですか」
上条「別にいいけど。なんで」
まこと「プレゼントつかってくれるのが嬉しくて、それに」
上条「それに?」
そこでまことはちょっとだけ、寂しさを笑顔に混ぜて
まこと「ままがお手紙かくときも、こうしてみてましたから」
上条「……そうか」
まこと「はい」
上条「なぁ、美琴がどんな様子で手紙を書いてたか、教えてくれないか」
まこと「……はい、わかりました」
娘は、ゆっくりと、自分自身の言葉をかみしめるように
思い出を語り始める
上条のしらない美琴の姿を
まこと「プレゼントつかってくれるのが嬉しくて、それに」
上条「それに?」
そこでまことはちょっとだけ、寂しさを笑顔に混ぜて
まこと「ままがお手紙かくときも、こうしてみてましたから」
上条「……そうか」
まこと「はい」
上条「なぁ、美琴がどんな様子で手紙を書いてたか、教えてくれないか」
まこと「……はい、わかりました」
娘は、ゆっくりと、自分自身の言葉をかみしめるように
思い出を語り始める
上条のしらない美琴の姿を
美琴『ああっもう! 沈利のやつぅ! めんどくさい事ばかり押し付けて! 昔、鉄塊入りの人形ぶつけた事、いまだに根に持ってるんじゃない!』
そう、ぶつぶつ文句を言いながらパソコンに向かう母は、言葉とは裏腹にそんなに怒っているようには見えなかった。
おそらく、母もまことのように麦野の事が好きなのだろうと思う
まこと『まま、おしごとですか』
美琴『あ、ごめんね。せっかくのお休みなのに』
まこと『だいじょうぶです。おえかきしてます』
そう、ぶつぶつ文句を言いながらパソコンに向かう母は、言葉とは裏腹にそんなに怒っているようには見えなかった。
おそらく、母もまことのように麦野の事が好きなのだろうと思う
まこと『まま、おしごとですか』
美琴『あ、ごめんね。せっかくのお休みなのに』
まこと『だいじょうぶです。おえかきしてます』
そう言って、母の仕事の邪魔にならないように、机に向かいクレヨンで画用紙に絵を描き始める
美琴『……よし!』
まこと『まま?』
美琴が立ち上がり、紙とペンを持ってまことの対面に腰を下ろす
美琴『今日はもう、お仕事はお休み』
まこと『ままもおえかきですか』
美琴『ううん。ままはお手紙をかくの』
美琴『……よし!』
まこと『まま?』
美琴が立ち上がり、紙とペンを持ってまことの対面に腰を下ろす
美琴『今日はもう、お仕事はお休み』
まこと『ままもおえかきですか』
美琴『ううん。ままはお手紙をかくの』
まこと『おてがみ?』
美琴『そう。遠くにいる大事なヒトに、言いたい事を紙に書くの』
まこと『だいじなひと? おじいちゃんですか? それともおばあちゃん?』
美琴『ううん。当麻に』
まこと『とうま?』
美琴『遠くにいる、ままの大事なヒト』
まこと『どんなヒトなんですか』
美琴『……どんなヒトかぁ。ホント、どうしようもないくらいバカで、お人好しで、苦労性で』
母の言葉は、先ほど麦野の事を語るとき以上に優しくて
美琴『そう。遠くにいる大事なヒトに、言いたい事を紙に書くの』
まこと『だいじなひと? おじいちゃんですか? それともおばあちゃん?』
美琴『ううん。当麻に』
まこと『とうま?』
美琴『遠くにいる、ままの大事なヒト』
まこと『どんなヒトなんですか』
美琴『……どんなヒトかぁ。ホント、どうしようもないくらいバカで、お人好しで、苦労性で』
母の言葉は、先ほど麦野の事を語るとき以上に優しくて
美琴『でも、とっても優しくて真っ直ぐなヒトだったな』
だから、とてもその人の事が、好きなのだろうとまことは思う
しばらく、しずかにクレヨンを走らせる
同様に母がペンを走らせる音も響く
だから、とてもその人の事が、好きなのだろうとまことは思う
しばらく、しずかにクレヨンを走らせる
同様に母がペンを走らせる音も響く
美琴『書けた!』
まこと『かけたんですか』
美琴『うん。でもどうしようかな』
まこと『ださないんですか』
美琴『うん。……あ、そうだ』
まこと『まま?』
美琴『これから公園にお出かけしようか』
まこと『はい!』
まこと『かけたんですか』
美琴『うん。でもどうしようかな』
まこと『ださないんですか』
美琴『うん。……あ、そうだ』
まこと『まま?』
美琴『これから公園にお出かけしようか』
まこと『はい!』
よく晴れた太陽の下、近所の公園に母娘は赴く
美琴『あっついわねー』
まこと『いいおてんきですから』
美琴『そうね。まことの言うとおりだね』
まこと『はい!』
まことは、母と来るこの公園が好きだった
かけっこしたり、木に登ったり
楽しい事がここにはたくさんある
美琴『あっついわねー』
まこと『いいおてんきですから』
美琴『そうね。まことの言うとおりだね』
まこと『はい!』
まことは、母と来るこの公園が好きだった
かけっこしたり、木に登ったり
楽しい事がここにはたくさんある
美琴『この辺でいいかな』
そういうと、美琴は鞄から紙を取り出す
まこと『さっきのおてがみですか』
美琴『そう! これをこーして、ああ折って、……じゃーん!』
まこと『かみヒコーキ!』
美琴『せいかーい! 見てなさい! それ! とんでけ!』
美琴が飛ばした紙飛行機は、風に乗って少しだけ高く空を舞う
しかし、やがて失速し地面に落ちてしまう
まこと『おちちゃいました』
そういうと、美琴は鞄から紙を取り出す
まこと『さっきのおてがみですか』
美琴『そう! これをこーして、ああ折って、……じゃーん!』
まこと『かみヒコーキ!』
美琴『せいかーい! 見てなさい! それ! とんでけ!』
美琴が飛ばした紙飛行機は、風に乗って少しだけ高く空を舞う
しかし、やがて失速し地面に落ちてしまう
まこと『おちちゃいました』
美琴『やっぱ、当然かな』
まことは落ちた紙飛行機に駆け寄り、拾い上げる
美琴『ん? 欲しいの』
まこと『はい』
美琴『よし! まことはいい子だからあげちゃう!』
まこと『ありがとうございます』
美琴『じゃ、ちょっと遊んでこっか』
まこと『はい!』
母と手を繋ぎ、公園を駆ける
今日のように美琴は書いた手紙を、紙飛行機にして飛ばして
まことが追いかけて拾う
それはいつの間にか、習慣になって
まことは落ちた紙飛行機に駆け寄り、拾い上げる
美琴『ん? 欲しいの』
まこと『はい』
美琴『よし! まことはいい子だからあげちゃう!』
まこと『ありがとうございます』
美琴『じゃ、ちょっと遊んでこっか』
まこと『はい!』
母と手を繋ぎ、公園を駆ける
今日のように美琴は書いた手紙を、紙飛行機にして飛ばして
まことが追いかけて拾う
それはいつの間にか、習慣になって
でも、今は遠い日の、優しい記憶
上条「その紙飛行機にした手紙って、もしかして……」
まこと「はい。このまちに来た日に、もってきたてがみです」
上条「そっか。……よし!」
まこと「とうまくん?」
上条「手紙、書こうぜ」
まこと「てがみを?」
まこと「はい。このまちに来た日に、もってきたてがみです」
上条「そっか。……よし!」
まこと「とうまくん?」
上条「手紙、書こうぜ」
まこと「てがみを?」
上条「そう、ままへの手紙。俺も書くからさ」
まこと「……でも」
上条「いいからさ。今、アイツに伝えたい言葉を、紙に書いちまおう」
まこと「……はい!」
父子は静かに手紙をしばし書き連ねる
伝えたいことは溢れるほどあって
ペンは簡単には止まらない
そして
まこと「……でも」
上条「いいからさ。今、アイツに伝えたい言葉を、紙に書いちまおう」
まこと「……はい!」
父子は静かに手紙をしばし書き連ねる
伝えたいことは溢れるほどあって
ペンは簡単には止まらない
そして
上条「書けたか」
まこと「はい! かけました」
上条「じゃあ、出掛けるか」
まこと「もしかして……」
上条「そう、公園だよ」
まこと「はい! かけました」
上条「じゃあ、出掛けるか」
まこと「もしかして……」
上条「そう、公園だよ」
彼女との思い出が詰まった公園に上条は娘と赴く
懐かしい自販機の前で足を止める
上条「じゃ、紙飛行機作ろうか」
まこと「はい」
彼女への想いを綴った手紙を
ゆっくりと折っていく
上条「じゃ、一緒に飛ばそうか」
まこと「はい」
2つの紙飛行機は、仲良く飛んでいく
しかし、だんだんと失速して最後には落ちてしまう
懐かしい自販機の前で足を止める
上条「じゃ、紙飛行機作ろうか」
まこと「はい」
彼女への想いを綴った手紙を
ゆっくりと折っていく
上条「じゃ、一緒に飛ばそうか」
まこと「はい」
2つの紙飛行機は、仲良く飛んでいく
しかし、だんだんと失速して最後には落ちてしまう
まこと「やっぱり、落ちちゃいました」
上条「いや、これいいんだ」
まこと「とうまくん?」
上条「美琴の紙飛行機は、落ちちゃっても届いただろ」
まこと「……とうまくん」
上条「だから、いつか届くさ」
まこと「はい!」
まことが駆け出して、二つの紙飛行機を拾い上げる
歩いて追いかけながら、彼女への手紙へ綴った言葉を思い出す
『時々、あなたがいない事がどうしようもなくなりますけど、二人で元気にやっていきます』
手紙編 了
上条「いや、これいいんだ」
まこと「とうまくん?」
上条「美琴の紙飛行機は、落ちちゃっても届いただろ」
まこと「……とうまくん」
上条「だから、いつか届くさ」
まこと「はい!」
まことが駆け出して、二つの紙飛行機を拾い上げる
歩いて追いかけながら、彼女への手紙へ綴った言葉を思い出す
『時々、あなたがいない事がどうしようもなくなりますけど、二人で元気にやっていきます』
手紙編 了
今日の分は以上です
次は完全に季節はずれな夏休み編とか考えてます
読んでくださった方ありがとうございます
次は完全に季節はずれな夏休み編とか考えてます
読んでくださった方ありがとうございます
乙
いい歳して涙腺が緩みそうだ
麦野あそこから仲良くなったのか
丸くなったなww
いい歳して涙腺が緩みそうだ
麦野あそこから仲良くなったのか
丸くなったなww
ここまでやさしい気持ちになるスレも珍しいよな…
このスレは2chで荒んだ心を癒してくれる
このスレは2chで荒んだ心を癒してくれる
>>1乙
ろむってたけどたまらず。
ろむってたけどたまらず。
仕方ない、仕方ないことだって分かってても、
この幸せな風景になんで美琴がいないんだよ・・・って思えて泣けてくるんだ
でもとても温かい話で大好きなんだ
この幸せな風景になんで美琴がいないんだよ・・・って思えて泣けてくるんだ
でもとても温かい話で大好きなんだ
垣根「今日も補習だ、うれしいなー」
上条の隣で、同僚が極めて適当さの溢れる歌を歌う
正直、邪魔で仕方ない
上条「おい、ちょっとは静かにしろよ」
垣根「教師になればー、夏休みたくさんーだと思ったのにー」
上条「おい、黙れよ」
垣根「ところでさ」
唐突に歌を止め、垣根は上条に向き合う
上条「なんだよ」
上条の隣で、同僚が極めて適当さの溢れる歌を歌う
正直、邪魔で仕方ない
上条「おい、ちょっとは静かにしろよ」
垣根「教師になればー、夏休みたくさんーだと思ったのにー」
上条「おい、黙れよ」
垣根「ところでさ」
唐突に歌を止め、垣根は上条に向き合う
上条「なんだよ」
垣根「まこと、どっかに連れてってやったか。夏休み」
上条「……あっ」
御坂妹「忘れていましたね。ミサカは若干呆れながら言います」
垣根「おいおい、今年もかよー。去年も俺が言うまで気付かなかったよな」
上条「……ほんと、申し訳ないです」
御坂妹「謝るのはミサカにでも、このメルヘンにでもありません」
垣根「メルヘン言うな」
上条「はい、すいません」
上条「……あっ」
御坂妹「忘れていましたね。ミサカは若干呆れながら言います」
垣根「おいおい、今年もかよー。去年も俺が言うまで気付かなかったよな」
上条「……ほんと、申し訳ないです」
御坂妹「謝るのはミサカにでも、このメルヘンにでもありません」
垣根「メルヘン言うな」
上条「はい、すいません」
垣根「ま、今年も忙しかったし、次の休みにでもどっか連れてってやれ」
御坂妹「あの子が自分で言い出すよりも前に、遊びの約束をするようにしてください」
上条「……ああ」
娘のことを第一に考えて行動しているつもりでも、こういう当たり前のことをたまに見落としてしまう
そんな自分にフォローしてくれる仲間がいる事は、ありがたいと思う
無論、できる限り自分でしっかりすべきなのだが
御坂妹「あの子が自分で言い出すよりも前に、遊びの約束をするようにしてください」
上条「……ああ」
娘のことを第一に考えて行動しているつもりでも、こういう当たり前のことをたまに見落としてしまう
そんな自分にフォローしてくれる仲間がいる事は、ありがたいと思う
無論、できる限り自分でしっかりすべきなのだが
友達「じゃあ、まことちゃん、またね」
まこと「うん、さようなら」
友達と別れ、まことは一方通行の家に向かう
上条の帰りが遅い日は、そうするように約束している
それに、一方通行の家に行く事は嫌いではない
玄関で呼び鈴を押し、しばし待つ
一方『おゥ』
まこと「あっくん、こんにちは」
一方『おゥ、はいれ』
まこと「はい」
中に入ると、いつものように一方通行、打ち止め、それに番外個体が揃っていた
まこと「うん、さようなら」
友達と別れ、まことは一方通行の家に向かう
上条の帰りが遅い日は、そうするように約束している
それに、一方通行の家に行く事は嫌いではない
玄関で呼び鈴を押し、しばし待つ
一方『おゥ』
まこと「あっくん、こんにちは」
一方『おゥ、はいれ』
まこと「はい」
中に入ると、いつものように一方通行、打ち止め、それに番外個体が揃っていた
まこと「こんにちは、おじゃまします」
一方「おゥ」
番外個体「うん、こんにちは」
打ち止め「こんにちは! あ、お菓子持ってくるね」
まこと「ありがとうございます」
打ち止め「ちょっと、待っててね」
そう言って、打ち止めは台所へ向かう
まことが来ると、こうして打ち止めか番外個体がおやつを用意してくれる
ふたりともいないときは、一方通行が
「あいつらにはァ言うなよ」と口止めをしながら出してくれる
一方「おゥ」
番外個体「うん、こんにちは」
打ち止め「こんにちは! あ、お菓子持ってくるね」
まこと「ありがとうございます」
打ち止め「ちょっと、待っててね」
そう言って、打ち止めは台所へ向かう
まことが来ると、こうして打ち止めか番外個体がおやつを用意してくれる
ふたりともいないときは、一方通行が
「あいつらにはァ言うなよ」と口止めをしながら出してくれる
番外個体「そういえばさ、夏休みどっか行くの? 山とか」
まこと「ううん。とうまくん、いそがしいので」
一方「昔から言ってンだろ。ガキが遠慮すンなよってなァ。遊びに行きたいとか言えよ。海とか」
番外個体「海?」
一方「山ァ?」
番外個体「まこと、山がいいよね。ピクニックとかキャンプとか楽しいよ。バーベーキューとかしてさ」
まこと「バーベーキューですか。楽しそうです」
一方「バーベーキューなら海でもできンだろ。海なら泳げるンだぞ。わざわざァ、暑い山に行く必要はねェ」
まこと「およぐのは気持ちいいです」
まこと「ううん。とうまくん、いそがしいので」
一方「昔から言ってンだろ。ガキが遠慮すンなよってなァ。遊びに行きたいとか言えよ。海とか」
番外個体「海?」
一方「山ァ?」
番外個体「まこと、山がいいよね。ピクニックとかキャンプとか楽しいよ。バーベーキューとかしてさ」
まこと「バーベーキューですか。楽しそうです」
一方「バーベーキューなら海でもできンだろ。海なら泳げるンだぞ。わざわざァ、暑い山に行く必要はねェ」
まこと「およぐのは気持ちいいです」
番外個体「だめだよ、海だと水着になるんだよ。変質者にジロジロ見られちゃう」
一方「おィ、変質者でこっち見ただろォ。どう言う意味だコラ」
番外個体「あっれー、自覚あったぁ? ロリコン変質者の」
一方「だからロリコンじゃねェ。つか、まことの前でロリコン連呼すンな。教育に悪い」
番外個体「あなたほど連呼してないけどぉー」
一方「ンだと」
番外個体「何よ」
一方「おィ、変質者でこっち見ただろォ。どう言う意味だコラ」
番外個体「あっれー、自覚あったぁ? ロリコン変質者の」
一方「だからロリコンじゃねェ。つか、まことの前でロリコン連呼すンな。教育に悪い」
番外個体「あなたほど連呼してないけどぉー」
一方「ンだと」
番外個体「何よ」
一方「海だよな! まこと!」
番外個体「山だよね! まこと!」
まこと「え、は、はい」
急に話を振られて、まことは慌てて考える
自分が行きたいのは……
打ち止め「二人とも! ストップ! ってミサカはミサカは制止する!」
お菓子と飲み物を机に置きながら、打ち止めが二人の間に割って入る
一方「おォ」
番外個体「きゃ」
打ち止め「どこに行きたいかは、まことが自分で決めるべきでしょ!」
一方「でもよォ」
番外個体「でもー」
番外個体「山だよね! まこと!」
まこと「え、は、はい」
急に話を振られて、まことは慌てて考える
自分が行きたいのは……
打ち止め「二人とも! ストップ! ってミサカはミサカは制止する!」
お菓子と飲み物を机に置きながら、打ち止めが二人の間に割って入る
一方「おォ」
番外個体「きゃ」
打ち止め「どこに行きたいかは、まことが自分で決めるべきでしょ!」
一方「でもよォ」
番外個体「でもー」
打ち止め「でも、じゃありません! ……まこと」
まこと「はい」
打ち止め「ゆっくり考えてね。この人たちは、きにしなくていいから」
まこと「はい!」
自分がどこに遊びに行きたいのか
その問いかけが、まことの古い記憶を呼び起こす
まこと「はい」
打ち止め「ゆっくり考えてね。この人たちは、きにしなくていいから」
まこと「はい!」
自分がどこに遊びに行きたいのか
その問いかけが、まことの古い記憶を呼び起こす
美琴『じゃ、沈利たちが戻ってくるまで、ベンチで休んでよっか』
まこと『はい!』
その日、まことは美琴と遊園地に来ていた
美琴の友人の麦野、浜面と理后もいっしょだ
いくつかの乗り物を楽しんだ後、麦野達が軽食を買ってくるのを母と待つ
美琴『どう、楽しい?』
まこと『はい! とってもたのしいです!』
美琴『そう。良かったわね』
まこと『はい!』
その日、まことは美琴と遊園地に来ていた
美琴の友人の麦野、浜面と理后もいっしょだ
いくつかの乗り物を楽しんだ後、麦野達が軽食を買ってくるのを母と待つ
美琴『どう、楽しい?』
まこと『はい! とってもたのしいです!』
美琴『そう。良かったわね』
まこと『はい! ままはたのしいですか』
美琴『うん。楽しんでるよ。遊園地も久しぶりだしね』
まこと『まえにもきたことがあるんですか』
美琴『……うん。ここじゃなくて、違う遊園地にね』
まこと『どこですか?』
美琴『ままが昔住んでた、日本の学園都市の遊園地』
まこと『たのしかったですか?』
美琴『……うん。とっても』
しかし、そういう母の顔は少しだけ寂そうで
まこと『まま?』
美琴『何でもない。さ、沈利たちが帰ってきたら、何に乗るか考えとこっか』
でも、その寂しさはすぐに消えて
美琴『うん。楽しんでるよ。遊園地も久しぶりだしね』
まこと『まえにもきたことがあるんですか』
美琴『……うん。ここじゃなくて、違う遊園地にね』
まこと『どこですか?』
美琴『ままが昔住んでた、日本の学園都市の遊園地』
まこと『たのしかったですか?』
美琴『……うん。とっても』
しかし、そういう母の顔は少しだけ寂そうで
まこと『まま?』
美琴『何でもない。さ、沈利たちが帰ってきたら、何に乗るか考えとこっか』
でも、その寂しさはすぐに消えて
まこと『はい』
だから、素直にその日を楽しんだ
大切な思い出の一つ
だから、素直にその日を楽しんだ
大切な思い出の一つ
まこと「……ゆうえんち」
打ち止め「遊園地?」
まこと「はい! ゆうえんちがいいです! みんなで」
まことは、打ち止めたちに向かってはっきりと自分が行きたい場所をつげる
すると、三人はそれぞれの笑顔を浮かべ
番外個体「うん。じゃあ、帰ったら上条当麻に伝えないとね」
一方「ダメって言われたら、しばらくごねろォ」
まこと「……はい!」
打ち止め「じゃ、おやつ食べよう! とミサカはミサカは手を伸ばしてみたり!」
4人でわいわいと、騒ぎながら過ごす
これもまことにとって、大切な時間
打ち止め「遊園地?」
まこと「はい! ゆうえんちがいいです! みんなで」
まことは、打ち止めたちに向かってはっきりと自分が行きたい場所をつげる
すると、三人はそれぞれの笑顔を浮かべ
番外個体「うん。じゃあ、帰ったら上条当麻に伝えないとね」
一方「ダメって言われたら、しばらくごねろォ」
まこと「……はい!」
打ち止め「じゃ、おやつ食べよう! とミサカはミサカは手を伸ばしてみたり!」
4人でわいわいと、騒ぎながら過ごす
これもまことにとって、大切な時間
上条「ただいま」
まこと「おかえりなさい!」
帰宅した父親に、元気よく挨拶しながら
どう切り出すか考える
いそがしいこの父にできるだけ、迷惑をかけないように
上条「……なあ、まこと」
まこと「はい?」
上条「来週、休みが取れるんだけど、どっか行きたいとこあるか」
父から、聞いてくれた
だから、一方通行の言うように、遠慮してはいけないのだと思う
まこと「おかえりなさい!」
帰宅した父親に、元気よく挨拶しながら
どう切り出すか考える
いそがしいこの父にできるだけ、迷惑をかけないように
上条「……なあ、まこと」
まこと「はい?」
上条「来週、休みが取れるんだけど、どっか行きたいとこあるか」
父から、聞いてくれた
だから、一方通行の言うように、遠慮してはいけないのだと思う
だから
まこと「……ゆうえんち」
素直に思いを告げる
上条「遊園地?」
まこと「はい! がくえんとしのゆうえんちがいいです」
上条「遊園地なら、もっと遠くのでも大丈夫だぞ」
まこと「ううん。がくえんとしのがいいです!」
上条「そっか。わかった、一緒に遊ぼうな」
まこと「はい!」
母の思い出の場所を、自分の思い出の場所にしたいから
そんな思いは、すこしだけ閉じ込めて
ただ、今はたのしみにしよう
夏休み編 了
まこと「……ゆうえんち」
素直に思いを告げる
上条「遊園地?」
まこと「はい! がくえんとしのゆうえんちがいいです」
上条「遊園地なら、もっと遠くのでも大丈夫だぞ」
まこと「ううん。がくえんとしのがいいです!」
上条「そっか。わかった、一緒に遊ぼうな」
まこと「はい!」
母の思い出の場所を、自分の思い出の場所にしたいから
そんな思いは、すこしだけ閉じ込めて
ただ、今はたのしみにしよう
夏休み編 了
今日の分は以上です
調子に乗って毎日投下してきましたが
明日はスパロボの発売とかなので
今後はペースが落ちると思います
次は遊園地編かな
読んでくださった方ありがとうございます
調子に乗って毎日投下してきましたが
明日はスパロボの発売とかなので
今後はペースが落ちると思います
次は遊園地編かな
読んでくださった方ありがとうございます
ほのぼのとしてるのに、根底に物哀しい寂しさがあるから、こんなにも切ないのか。
何が言いたいかっていうと俺泣きそう。
やばい悲しい。でもそれだけじゃねえってのいいなww
あと一方通行と番外個体の仲が良くてニマニマしてまうwwwwwwww
何が言いたいかっていうと俺泣きそう。
やばい悲しい。でもそれだけじゃねえってのいいなww
あと一方通行と番外個体の仲が良くてニマニマしてまうwwwwwwww
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