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元スレ上条「あの日、もしかしてお前は、俺以上に」
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SS初書きです。
マイガールの最終巻を読んでテンションあがってつい書きたくなりました
見苦しいとこだらけですが投下していきます
マイガールの最終巻を読んでテンションあがってつい書きたくなりました
見苦しいとこだらけですが投下していきます
美琴「じゃあ、そろそろ行くから。見送りありがとう」
上条「向こうについたら連絡くれよな」
美琴「……うん」
麦野「おーい。第三位! 飛行機でちまうぞ。はやくしろ」
美琴「待ってくれてなくていいから。多分、向こうの第二学園都市からもどらないだろうし」
上条「それでも俺は「じゃあね」
上条の言葉を遮りながら顔を近づけ、一瞬だけの口づけを美琴は送る
そのまま、踵を返し行ってしまう。一度も振り向かずに
それが上条当麻にとって御坂美琴の最後の記憶
上条「向こうについたら連絡くれよな」
美琴「……うん」
麦野「おーい。第三位! 飛行機でちまうぞ。はやくしろ」
美琴「待ってくれてなくていいから。多分、向こうの第二学園都市からもどらないだろうし」
上条「それでも俺は「じゃあね」
上条の言葉を遮りながら顔を近づけ、一瞬だけの口づけを美琴は送る
そのまま、踵を返し行ってしまう。一度も振り向かずに
それが上条当麻にとって御坂美琴の最後の記憶
垣根「おい、上条」
上条「あ、わりい。なんだ」
垣根「テストの採点済んだか。今日は合コンだからな。さっさとすましちまえ」
上条「いかねえってんだろ。だいたい警備員が合コンなんて生徒に示しが付かねえだろ」
垣根「何バカ言ってんだ。警備員だからモテんだろうが」
上条「とりあえず、上条さんは行きませんからね。土御門か青ピでも誘え」
垣根「付き合いわりいな。それともアレか。まだ引き摺ってんのか」
上条「何だよ」
垣根「第三位のことだよ。全く、5年も前だろ。三位以下がアメリカの第二学園都市に行っちまったの」
上条「あ、わりい。なんだ」
垣根「テストの採点済んだか。今日は合コンだからな。さっさとすましちまえ」
上条「いかねえってんだろ。だいたい警備員が合コンなんて生徒に示しが付かねえだろ」
垣根「何バカ言ってんだ。警備員だからモテんだろうが」
上条「とりあえず、上条さんは行きませんからね。土御門か青ピでも誘え」
垣根「付き合いわりいな。それともアレか。まだ引き摺ってんのか」
上条「何だよ」
垣根「第三位のことだよ。全く、5年も前だろ。三位以下がアメリカの第二学園都市に行っちまったの」
上条「んなわけねーだろ」
???「上条さん。教材の発注の件で話がありますとミサカは話に割り込みます」
上条「あ、悪いな、御坂妹。俺がやっとくから別にいいぞ」
御坂妹「そうですか、ありがとうございますとミサカはお礼を行ってこの場を去ります」
垣根「ま、引き摺ってたら、昔の女と同じ顔の職場にはいられないか」
上条「ったりまえだろ」
嘘だ。ただ、御坂妹を御坂と違う、一人の人間と見ているだけだ。
本当は……
???「上条さん。教材の発注の件で話がありますとミサカは話に割り込みます」
上条「あ、悪いな、御坂妹。俺がやっとくから別にいいぞ」
御坂妹「そうですか、ありがとうございますとミサカはお礼を行ってこの場を去ります」
垣根「ま、引き摺ってたら、昔の女と同じ顔の職場にはいられないか」
上条「ったりまえだろ」
嘘だ。ただ、御坂妹を御坂と違う、一人の人間と見ているだけだ。
本当は……
上条「御坂が……」
美鈴『ええ。研究所の事故で……』
目の前が真っ白になった
前に座る麦野のすすり泣く後ろ姿で、この女でも泣くのだなとぼんやりと上条は考える
それ以上は、頭が動かなかった
上条「このたびは……」
御坂の母に型どおりの挨拶を告げる。口が勝手に動いてくれた
美鈴「――――」
何か言われてるのはわかる。でも、少しも頭に入ってこない
美鈴「だから、美琴には5つになる娘がいるの」
上条「え?」
美鈴『ええ。研究所の事故で……』
目の前が真っ白になった
前に座る麦野のすすり泣く後ろ姿で、この女でも泣くのだなとぼんやりと上条は考える
それ以上は、頭が動かなかった
上条「このたびは……」
御坂の母に型どおりの挨拶を告げる。口が勝手に動いてくれた
美鈴「――――」
何か言われてるのはわかる。でも、少しも頭に入ってこない
美鈴「だから、美琴には5つになる娘がいるの」
上条「え?」
美鈴「だから、あなたと美琴の娘。あの子はそう言ってたわ」
その場で固まった
垣根「おい、ガキども最終下校時間だぞ。とっとと帰りやがれ」
少したった平日。教師としての仕事を終え警備員として同僚の垣根と見回る
垣根「で、第三位のガキのオヤジがおまえだって?」
上条「ああ、そう言われた」
垣根「お前絶対良いように使われてるぞ」
上条「良いようってなんだよ」
垣根「だから言い訳に使われてんだよ。向こうでガキできちまって」
上条「わかってる」
垣根「わかってねえ。あ、俺学校戻るから、適当に引き上げとけ」
上条「おう」
その場で固まった
垣根「おい、ガキども最終下校時間だぞ。とっとと帰りやがれ」
少したった平日。教師としての仕事を終え警備員として同僚の垣根と見回る
垣根「で、第三位のガキのオヤジがおまえだって?」
上条「ああ、そう言われた」
垣根「お前絶対良いように使われてるぞ」
上条「良いようってなんだよ」
垣根「だから言い訳に使われてんだよ。向こうでガキできちまって」
上条「わかってる」
垣根「わかってねえ。あ、俺学校戻るから、適当に引き上げとけ」
上条「おう」
???「あの」
不意に声を掛けられ振り向く。小さな人影
少女「あんちすきるのひとですか」
似ていた。打ち止めに、妹達に、番外個体に、何よりも彼女に。
上条「お、おい。もう最終下校時刻だぞ……」
そんな言葉しか出てこなかった
少女「ごめんなさい。でもひとを、さがしてます」
上条「誰を探しているんだい」
少女「カミジョウトウマっていうひとです」
上条「上条当麻は俺だけど……」
少女の瞳が見開かれ、上条を見つめる
少女「……ツンツンあたま! ママのいってたとおりです!」
上条「つんつん頭はひどくないか」
おもわず苦笑してしまう。やっぱりこの少女は
少女「はい! ママからです!」
少女が何枚かの封筒を差し出す。宛名は上条当麻、差出人は御坂美琴
不意に声を掛けられ振り向く。小さな人影
少女「あんちすきるのひとですか」
似ていた。打ち止めに、妹達に、番外個体に、何よりも彼女に。
上条「お、おい。もう最終下校時刻だぞ……」
そんな言葉しか出てこなかった
少女「ごめんなさい。でもひとを、さがしてます」
上条「誰を探しているんだい」
少女「カミジョウトウマっていうひとです」
上条「上条当麻は俺だけど……」
少女の瞳が見開かれ、上条を見つめる
少女「……ツンツンあたま! ママのいってたとおりです!」
上条「つんつん頭はひどくないか」
おもわず苦笑してしまう。やっぱりこの少女は
少女「はい! ママからです!」
少女が何枚かの封筒を差し出す。宛名は上条当麻、差出人は御坂美琴
美琴『当麻へ。麻琴がいるって分かった時、真っ先にあなたに迷惑を掛けちゃいけないって思いました。私はレベル5の第三位でどうとでもなるけど、貴方の未来は貴方のもので可能性を奪いたくないから。貴方は優しくてまっすぐだから、私のためにつらい道を選んじゃうから』
『教師になったと聞きました。また、警備員の資格もとったそうですね。正義感の強い貴方にぴったりなお仕事だと思います。体に気をつけて頑張ってください。私も研究所勤めが決まりそうです』
『――----』
『―――――――』
『‐--------』
『逢いたい』
上条(あの日、もしかしてお前は、俺以上に)
泣いていたのかもしれない
『教師になったと聞きました。また、警備員の資格もとったそうですね。正義感の強い貴方にぴったりなお仕事だと思います。体に気をつけて頑張ってください。私も研究所勤めが決まりそうです』
『――----』
『―――――――』
『‐--------』
『逢いたい』
上条(あの日、もしかしてお前は、俺以上に)
泣いていたのかもしれない
少女「ないてるんですか? どこかいたいんですか?」
気がつくと、当麻は手紙を握りしめて泣き崩れていた。少女が心配そうにのぞきこんでいる
上条「大丈夫さ。心配しないでいいぞ」
返す言葉も強がりが滲んでいて
だから少女は
少女「マコトがないてると、ままがこうしてくれました」
精一杯背伸びして
上条「……ありがとな」
上条の頭を優しくなでててくれた
気がつくと、当麻は手紙を握りしめて泣き崩れていた。少女が心配そうにのぞきこんでいる
上条「大丈夫さ。心配しないでいいぞ」
返す言葉も強がりが滲んでいて
だから少女は
少女「マコトがないてると、ままがこうしてくれました」
精一杯背伸びして
上条「……ありがとな」
上条の頭を優しくなでててくれた
上条「おま、君はこれを届けるためにきたのか」
まこと「はい! あと」
上条「あと?」
まこと「ママがすきだったまちを、みてみたかったんです」
上条「おうちのひとがしんぱいするだろ」
まこと「おばあちゃんは、『とうまくんがいるからだいじょうぶ』っていってました」
上条「まったく、あの人は……。連絡の一つでも入れてくれれば、あ!」
そこで気がつく。携帯電話を取り出し確認……
上条「こ、壊れてやがる」
するまでもなかった
上条「不幸だ……」
まこと「ふこう?」
上条「いや、何でもない」
もうこの口癖は使わない
上条「今日はもう遅いし、泊ってくか」
まこと「はい!」
少なくともこの子の前では
まこと「はい! あと」
上条「あと?」
まこと「ママがすきだったまちを、みてみたかったんです」
上条「おうちのひとがしんぱいするだろ」
まこと「おばあちゃんは、『とうまくんがいるからだいじょうぶ』っていってました」
上条「まったく、あの人は……。連絡の一つでも入れてくれれば、あ!」
そこで気がつく。携帯電話を取り出し確認……
上条「こ、壊れてやがる」
するまでもなかった
上条「不幸だ……」
まこと「ふこう?」
上条「いや、何でもない」
もうこの口癖は使わない
上条「今日はもう遅いし、泊ってくか」
まこと「はい!」
少なくともこの子の前では
とりあず、ここまでです。
初書きなので至らない事だらけですが、気長に書いていきたいと思います
初書きなので至らない事だらけですが、気長に書いていきたいと思います
マイガール最終巻でたの?
つーかあれ打ち切り?
まぁ何はともあれ乙だ!期待してるぜ
つーかあれ打ち切り?
まぁ何はともあれ乙だ!期待してるぜ
>>13 一応けりはついてました。面白かったんですが、もっと続けれそうな感じも……
上条「座っててくれ、すぐに飯にするからな」
まこと「はい!」
まことの目が机の上の古い携帯電話でとまる。そう、そのストラップに
まこと「げこただ!」
古びたストラップのマスコットに手を伸ばす。それはまことの母が大事にしていたものと良く似ていて
上条「お! おまえもそれ好きなのか?」
盆に夕食を乗せた上条が入ってくる
上条「座っててくれ、すぐに飯にするからな」
まこと「はい!」
まことの目が机の上の古い携帯電話でとまる。そう、そのストラップに
まこと「げこただ!」
古びたストラップのマスコットに手を伸ばす。それはまことの母が大事にしていたものと良く似ていて
上条「お! おまえもそれ好きなのか?」
盆に夕食を乗せた上条が入ってくる
盆に夕食を乗せた上条が入ってくる
!」まこと「はい! ままもすきでした!」
上条「懐かしいな、たしか御坂にペア機種のストラップがほしいからと言われて」
何度か機種を変更したがこの携帯だけは捨てられず、つい手元に残してしまう
上条「お、そうだ」
画面を操作し、古いデータを呼び出す
今使っているのは壊れたのに、なぜか古いほうだけは動く
上条「ほら」
まこと「ままだ
画面に映った中学時代の美琴をみて、まことが歓声を上げる
!」まこと「はい! ままもすきでした!」
上条「懐かしいな、たしか御坂にペア機種のストラップがほしいからと言われて」
何度か機種を変更したがこの携帯だけは捨てられず、つい手元に残してしまう
上条「お、そうだ」
画面を操作し、古いデータを呼び出す
今使っているのは壊れたのに、なぜか古いほうだけは動く
上条「ほら」
まこと「ままだ
画面に映った中学時代の美琴をみて、まことが歓声を上げる
まこと「まま、がつこうの、おようふくきています」
上条「ああ、常盤台の制服だな」
まこと「ときわだい?」
上条「みさ…美琴が通ってた中学だよ」
まこと「まこともおっきくなったら、いけますか」
上条「うーん。学園都市の名門校だしなぁ。よそから通えないし、なによりも難関だしな」
まこと「まこと、がくえんとしでくらします! いっぱいがんばります!」
上条「そりゃ、美鈴さんに聞かないとな」
上条「ああ、常盤台の制服だな」
まこと「ときわだい?」
上条「みさ…美琴が通ってた中学だよ」
まこと「まこともおっきくなったら、いけますか」
上条「うーん。学園都市の名門校だしなぁ。よそから通えないし、なによりも難関だしな」
まこと「まこと、がくえんとしでくらします! いっぱいがんばります!」
上条「そりゃ、美鈴さんに聞かないとな」
まこと「……とうまくんは、まことがいたらめいわくですか」
少しだけ、顔を俯かせる。その表情が、かつての御坂に、さらに以前のインデックスに重なる。
だから
上条「迷惑じゃねえよ」
まこと「とうまくん」
上条「お前がここにいたいんなら、いくらでもいていい。でも、美鈴さんが良いっていったらな」
少しだけ、顔を俯かせる。その表情が、かつての御坂に、さらに以前のインデックスに重なる。
だから
上条「迷惑じゃねえよ」
まこと「とうまくん」
上条「お前がここにいたいんなら、いくらでもいていい。でも、美鈴さんが良いっていったらな」
まこと「はい!」
美鈴『そうなの。あの子が……』
上条「はい。よろしければ、俺が預かりますが」
なにがよろしければ、だ。美琴たちのことを知らずにのうのうと暮らしてきた癖に良く言う
こんな都合のいい発言は断られて当然だ
美鈴『そうなの。あの子が……』
上条「はい。よろしければ、俺が預かりますが」
なにがよろしければ、だ。美琴たちのことを知らずにのうのうと暮らしてきた癖に良く言う
こんな都合のいい発言は断られて当然だ
美鈴『じゃあ、お願いね』
上条「え?」
美鈴『どうしたの? 変な声出して』
上条「いえ、正直断られると思ってましたから」
美鈴『だって親子で暮らすのに反対する必要もないでしょう』
上条「はい」
美鈴『あの子も寂しいのよ。だから、美琴が見てきた景色に憧れている』
上条「はい、わかります」
美鈴『だから、よろしくね。困ったことがあったら連絡を頂戴。できる事はするから』
上条「はい、ありがとうございます」
上条「え?」
美鈴『どうしたの? 変な声出して』
上条「いえ、正直断られると思ってましたから」
美鈴『だって親子で暮らすのに反対する必要もないでしょう』
上条「はい」
美鈴『あの子も寂しいのよ。だから、美琴が見てきた景色に憧れている』
上条「はい、わかります」
美鈴『だから、よろしくね。困ったことがあったら連絡を頂戴。できる事はするから』
上条「はい、ありがとうございます」
なにも分からないうちに幻想を作り始めていたのかもしれない。
あの子と一緒にいる資格が無いと。
上条「じゃあ、ちゃんと家族しないとな」
まこと「とうまくん?」
上条「おばあちゃんの許可がでました! 今日からお前はうちの子だ!」
まこと「はい! ありがとうございます!」
上条「良い返事だな!」
ちゃんと父親はやれるのだろうか。そんな不安がよぎる。できることなら、高校生の頃の自分に幻想だと否定ほしい。
でも、今は大人なのだやっていくしかない。
あの子と一緒にいる資格が無いと。
上条「じゃあ、ちゃんと家族しないとな」
まこと「とうまくん?」
上条「おばあちゃんの許可がでました! 今日からお前はうちの子だ!」
まこと「はい! ありがとうございます!」
上条「良い返事だな!」
ちゃんと父親はやれるのだろうか。そんな不安がよぎる。できることなら、高校生の頃の自分に幻想だと否定ほしい。
でも、今は大人なのだやっていくしかない。
とりあえず、おもったより早くかけた分を投下しました
こっからはペース落ちると思います。
レスを下さった方ありがとうございます
こっからはペース落ちると思います。
レスを下さった方ありがとうございます
やっぱりコミックバンチに連載されてた漫画か
読んでないから知らんが雑誌と共に最終回なら打ち切りにはならないんでない
読んでないから知らんが雑誌と共に最終回なら打ち切りにはならないんでない
ハードル上げないで!
続き少しいきます
垣根「よーし! 今日は上条んち行くぞ!」
上条「いきなり何を言い出すんでせうか、ていとくんは」
垣根「いや、お前が第三位のガキ引き取って、一か月じゃん。顔、見たいじゃん」
上条「お前がじゃんじゃん言ったってキモイから。黄泉川先生の真似すんな」
垣根「おい、俺の上司へのリスペクトをバカにするんじゃねえ」
上条「上条さんの常識とリスペクトの意味が違うんだが」
垣根「俺に常識は通用しねえ」
上条「はいはい」
続き少しいきます
垣根「よーし! 今日は上条んち行くぞ!」
上条「いきなり何を言い出すんでせうか、ていとくんは」
垣根「いや、お前が第三位のガキ引き取って、一か月じゃん。顔、見たいじゃん」
上条「お前がじゃんじゃん言ったってキモイから。黄泉川先生の真似すんな」
垣根「おい、俺の上司へのリスペクトをバカにするんじゃねえ」
上条「上条さんの常識とリスペクトの意味が違うんだが」
垣根「俺に常識は通用しねえ」
上条「はいはい」
垣根「で、行くからな」
上条「勝手に決めんな」
御坂妹「ミサカも同行しますと、ミサカはさりげなく自分の意思を伝えます」
垣根「お、いいねえ。土産とかひつようじゃね? ガキが喜びそうなもの」
御坂妹「ファンシーグッズや、お菓子が良いでしょうと、ミサカは進言します」
垣根「OK、途中で買ってくか」
上条「おい、勝手に決めんなって言ってんだろ。御坂妹まで」
御坂妹「ミサカには会う権利があります」
上条「勝手に決めんな」
御坂妹「ミサカも同行しますと、ミサカはさりげなく自分の意思を伝えます」
垣根「お、いいねえ。土産とかひつようじゃね? ガキが喜びそうなもの」
御坂妹「ファンシーグッズや、お菓子が良いでしょうと、ミサカは進言します」
垣根「OK、途中で買ってくか」
上条「おい、勝手に決めんなって言ってんだろ。御坂妹まで」
御坂妹「ミサカには会う権利があります」
上条「権利?」
御坂妹「はい、お姉様の娘なら、ミサカの姪にあたります。親戚として会いたいとミサカは買うお菓子を考えながら言います」
上条「そうだな。妹だからな」
垣根「よし、決まったか。じゃあ、さっさと行くぞ」
上条「なんで、お前がしきんの!」
垣根「いいじゃん! 幻想殺しで無茶するお前のフォローしてるの俺じゃん!」
上条「仕方ないだろ! お前みたいな超能力者じゃないんだから、つか、じゃんじゃんやめろ!」
御坂妹「早くしないとおいてきますよと、ミサカは優しく急かします」
上条「ああもう! 勝手だなお前ら!」
御坂妹「はい、お姉様の娘なら、ミサカの姪にあたります。親戚として会いたいとミサカは買うお菓子を考えながら言います」
上条「そうだな。妹だからな」
垣根「よし、決まったか。じゃあ、さっさと行くぞ」
上条「なんで、お前がしきんの!」
垣根「いいじゃん! 幻想殺しで無茶するお前のフォローしてるの俺じゃん!」
上条「仕方ないだろ! お前みたいな超能力者じゃないんだから、つか、じゃんじゃんやめろ!」
御坂妹「早くしないとおいてきますよと、ミサカは優しく急かします」
上条「ああもう! 勝手だなお前ら!」
垣根「ようし! みやげも買ったし! いよいよ突入だな」
御坂妹「了解ですと、ミサカはメルヘン同僚に返答します」
垣根「行くぞ! 二等兵!」
御坂妹「さー、いえっさーと、ミサカはノリをあわせます」
上条「いや、合わせなくていいから。ほっといていいから。ま、いっか」
上条「ただいまー」
まこと「とうまくん!」
とてとてと足音が近づいてくる
御坂妹「了解ですと、ミサカはメルヘン同僚に返答します」
垣根「行くぞ! 二等兵!」
御坂妹「さー、いえっさーと、ミサカはノリをあわせます」
上条「いや、合わせなくていいから。ほっといていいから。ま、いっか」
上条「ただいまー」
まこと「とうまくん!」
とてとてと足音が近づいてくる
上条「良い子にしてたか、まこと」
まこと「はい!」
上条「えらいな、さすがだな」
褒めると嬉しそうにまことが目を細める。
垣根「しっかし第三位そっくりだな」
上条を押しのけるように垣根が入ってくる。マジで常識が無い
まこと「おきゃくさんですか?」
垣根「おう、俺は垣根帝督、パパの友達さ。ていとくんでいいぞ」
まこと「はい、ていとくん。こんばんは!」
上条(そのあだ名気に入ってんのかよ)
垣根「おう。挨拶できて偉いな。ほらみやげだ」
まこと「わぁ」
まこと「はい!」
上条「えらいな、さすがだな」
褒めると嬉しそうにまことが目を細める。
垣根「しっかし第三位そっくりだな」
上条を押しのけるように垣根が入ってくる。マジで常識が無い
まこと「おきゃくさんですか?」
垣根「おう、俺は垣根帝督、パパの友達さ。ていとくんでいいぞ」
まこと「はい、ていとくん。こんばんは!」
上条(そのあだ名気に入ってんのかよ)
垣根「おう。挨拶できて偉いな。ほらみやげだ」
まこと「わぁ」
上条「よかったな。ちゃんとお礼言うんだぞ」
まこと「はい、ありがとうございます! ていとくん!」
垣根「うん! 良い返事だな! 誰かさんと誰かさんのこどもとは、思えないな」
上条「どういう意味でせうか」
御坂妹「ミサカが選んだおみやげもあります。一人の手柄にしないでくださいとミサカは注意します」
垣根を押しのけて御坂妹が入ってくる
そこで
まこと「ま、まま……」
時が凍りつく
まこと「はい、ありがとうございます! ていとくん!」
垣根「うん! 良い返事だな! 誰かさんと誰かさんのこどもとは、思えないな」
上条「どういう意味でせうか」
御坂妹「ミサカが選んだおみやげもあります。一人の手柄にしないでくださいとミサカは注意します」
垣根を押しのけて御坂妹が入ってくる
そこで
まこと「ま、まま……」
時が凍りつく
しまった!)
考えが足りなかった。上条当麻にとって、御坂妹は御坂美琴では無い
全く違う人間だ
でも
このおさない少女にとって……
まこと「まま!」
そんなことが分かるはずもない
まことが御坂妹に飛びつく。上条が固まっている間に
御坂妹「いえ、ミサカはママではありません」
優しく、まことを抱きとめながら、ミサカが言う
まこと「!」
まことの表情が凍る
まこと「……っさい」
上条「おい、まこと……」
まこと「ごめんなさい!」
叫んで、まことがとびだす。
誰一人反応ができない。
考えが足りなかった。上条当麻にとって、御坂妹は御坂美琴では無い
全く違う人間だ
でも
このおさない少女にとって……
まこと「まま!」
そんなことが分かるはずもない
まことが御坂妹に飛びつく。上条が固まっている間に
御坂妹「いえ、ミサカはママではありません」
優しく、まことを抱きとめながら、ミサカが言う
まこと「!」
まことの表情が凍る
まこと「……っさい」
上条「おい、まこと……」
まこと「ごめんなさい!」
叫んで、まことがとびだす。
誰一人反応ができない。
上そして、条にとっては永遠に近い沈黙が横たわる
御坂妹「ミサカはあの子になにかしてしまったのでしょうか」
ようやく、御坂妹が口を開く
上条「いや、お前はわるくねえよ」
悪いのは考えが足りなかった自分だ
垣根「とりあえず探すぞ。ガキの足だから遠くには行けねえ
御坂妹「ミサカはあの子になにかしてしまったのでしょうか」
ようやく、御坂妹が口を開く
上条「いや、お前はわるくねえよ」
悪いのは考えが足りなかった自分だ
垣根「とりあえず探すぞ。ガキの足だから遠くには行けねえ
上条「ああ」
垣根「俺は未元物質で空から、上条は足で。お前は待機な」
御坂妹「分かりました」
上条「頼む……」
いつまで自分は考えなしのだろうか。インデックスのときも美琴の時も、そして今回も。
垣根「俺は未元物質で空から、上条は足で。お前は待機な」
御坂妹「分かりました」
上条「頼む……」
いつまで自分は考えなしのだろうか。インデックスのときも美琴の時も、そして今回も。
一方「あン?」
目の前でうずくまる小さな影に一方通行は声を上げる
一方(前にもあったなァ。こンな事)
それは「今」の一方通行を形作る最初の大切な記憶。とても小さな、しかし大切な光をくれた少女との出会い。
まこと「だれですか」
一方「誰でもいィだろ。つか、お前は迷子ですかァ」
少女が顔を上げる。似ていた。一方通行の大切なあの少女に。
まこと「……はい」
俯いた表情が、また一方通行の記憶を揺さぶる
目の前でうずくまる小さな影に一方通行は声を上げる
一方(前にもあったなァ。こンな事)
それは「今」の一方通行を形作る最初の大切な記憶。とても小さな、しかし大切な光をくれた少女との出会い。
まこと「だれですか」
一方「誰でもいィだろ。つか、お前は迷子ですかァ」
少女が顔を上げる。似ていた。一方通行の大切なあの少女に。
まこと「……はい」
俯いた表情が、また一方通行の記憶を揺さぶる
一方「お前ェ、さんし…上条のとこのガキかァ」
第二位から聞いた話を思い出しながら少女に問う。
まこと「とうまくんをしってるんですか?」
やっぱりか。あのガキに似た子どもといえばそれしかないのだろう。
一方「まあな。送っててやンよ」
あ、と少女が声を上げる。戸惑うようなその表情
一方「帰りたくなのかァ?」
まこと「……かえりたいです。でも、いまはいやです」
一方「ちっ、メンドクセェこといってくれちゃって。どこかのクソガキですかァ」
まこと「ごめんなさい」
一方「おィ。ついてこい」
まこと「え?」
一方「今は帰りたくねェンだろ。帰りたくなったら送ってやっから」
一方「とりあえず、ウチに来ィ」
第二位から聞いた話を思い出しながら少女に問う。
まこと「とうまくんをしってるんですか?」
やっぱりか。あのガキに似た子どもといえばそれしかないのだろう。
一方「まあな。送っててやンよ」
あ、と少女が声を上げる。戸惑うようなその表情
一方「帰りたくなのかァ?」
まこと「……かえりたいです。でも、いまはいやです」
一方「ちっ、メンドクセェこといってくれちゃって。どこかのクソガキですかァ」
まこと「ごめんなさい」
一方「おィ。ついてこい」
まこと「え?」
一方「今は帰りたくねェンだろ。帰りたくなったら送ってやっから」
一方「とりあえず、ウチに来ィ」
垣根は走っていた。空を飛んでみたものの、暗くて地上が良く見えずにあきらめたのだ。
垣根(ちくしょう! 俺が余計なことした)
垣根は逆の結果を想定していた。幼い少女は母の似姿をみて単純に喜ぶと思い込んでいた。
だからこそ、御坂妹が近くにいるときに上条の家に行くと言い出したのだ
しかし、少女は飛び出してしまった。すべて自分の責任だと垣根は思う。
だから走るのだ。少女の無事を祈って
垣根(ちくしょう! 俺が余計なことした)
垣根は逆の結果を想定していた。幼い少女は母の似姿をみて単純に喜ぶと思い込んでいた。
だからこそ、御坂妹が近くにいるときに上条の家に行くと言い出したのだ
しかし、少女は飛び出してしまった。すべて自分の責任だと垣根は思う。
だから走るのだ。少女の無事を祈って
キミも僕を見習って、華麗に>>1乙してくれたまえよ
つづきます。これからは、書き込む前の再確認を強化します
まこと「おじゃまします」
一方「おゥ。あがれェ」
まことを促して、部屋に上がらせる。昔と違って整理を心がけているので、子どもをあげても問題は無い。まあ、うるさい誰かに言われてしぶしぶ片付けている側面もあるが
一方「なんか食ゥか?」
まこと「……いいです」
まこと「おじゃまします」
一方「おゥ。あがれェ」
まことを促して、部屋に上がらせる。昔と違って整理を心がけているので、子どもをあげても問題は無い。まあ、うるさい誰かに言われてしぶしぶ片付けている側面もあるが
一方「なんか食ゥか?」
まこと「……いいです」
一方「ガキが遠慮なンかすンな。オマエの叔母さンなんか初対面でハンバーグ奢らせやがったぞ」
まこと「おばさんですか?」
一方「おゥ。その後もアレが食べていだァ、これが欲しいだァ。好き勝手言ってくれちゃいましてよォ」
???「わぁ、いつかはやるとミサカは思ってたよ」
まこと「おばさんですか?」
一方「おゥ。その後もアレが食べていだァ、これが欲しいだァ。好き勝手言ってくれちゃいましてよォ」
???「わぁ、いつかはやるとミサカは思ってたよ」
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