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元スレ上条「アンタは私のものになんのよ」美琴「……不幸だ」
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イギリス とある港――
打ち止め「おそーい、ってミサカはミサカは不満を露にしてみる!」
露ミサカ「そろそろ到着するハズですが、とミサカは喧しい上位個体にうんざりしながらも律儀に対応します」ソワソワ
打ち止め「なんか10777号の言葉の端々から悪意を感じるよ、ってミサカはミサカは下克上の危険を感じてみたり」
露ミサカ「被害妄想では? とミサカは再び律儀に対応します。早くあの人に会いたいなぁ」ソワソワ
打ち止め「なになに、やっぱりあなたも上条さんにご執心なの? ってミサカはミサカは好奇心を隠さず聞いてみる♪」
露ミサカ「もちろんです。だから今回の仕事で、ミサカは上条さんへ積極的にアプローチを…ぐふふ……」
打ち止め「……帰っておいでー、ってミサカはミサカは10777号の不気味さに戦慄してみたり」
露ミサカ「ハッ!? 嬉しさのあまり意識が飛んでました。いけねっ、涎が…」ジュルリ
一方通行「何やってンだ、オマエら」フラフラ
打ち止め「あーっ! 起きちゃったの? まだ寝ててよかったのに、ってミサカはミサカはアナタを気遣ってみたり」
一方通行「十分寝た。上条はまだ来ねェのか?」フラフラ
打ち止め「上条さんが到着したら起こすから寝ていよう? フラフラだよ、ってミサカはミサカは心配してみる」
一方通行「船が揺れてよく寝れないンだよ。ここにいる方が楽だ」
打ち止め「だったら寒くないようにマフラー巻いてあげるね、ってミサカはミサカはクルクル巻いてみたりー」
一方通行「おィ、変な巻き方すンな」
打ち止め「あったかい? ってミサカはミサカは抱きつきながら聞いてみたり」ギュッ
一方通行「……まァな」ナデナデ
打ち止め「えへー///」
露ミサカ「……」ニヤニヤ
一方通行「何ニヤニヤしてンだ。気持ちわりィ」
打ち止め「どうしたの、ってミサカはミサカは聞いてみる」
露ミサカ「仲がよろしいのですね。まるで恋人みたい、とミサカは一方通行を皮肉ります。……このロリコン」ボソッ
打ち止め「ホントに恋人同士に見える!? ってミサカはミサカ…」テレテレ
一方通行「はァ? ンなわけねェだろ」
打ち止め「……」シュン…
露ミサカ「なんという鈍感。それとも照れ隠し? どっちですか、とミサカは素直に思った事を口にしました」
一方通行「どっちでもねェ」
露ミサカ「……」ソワソワ
一方通行「落ち着きがねェなァ。どうしたンだ?」
打ち止め「10777号は上条さんに会うのが楽しみで待ちきれないの、ってミサカはミサカは報告してみたり」
一方通行「あァ、なるほどな」
打ち止め「妹達は基本的に上条さんに好意を持ってるからね、ってミサカはミサカは他人事みたいに言ってみる」
一方通行「……」
打ち止め「どうしたの?」
一方通行「……別になンでもねェ」
打ち止め「ふーん……上条さんに会って何を話すの? ってミサカはミサカは昨日からの疑問をぶつけてみる」
一方通行「……」
打ち止め「何か悩みがあるんだよね? アナタが上条さんに会いたがるなんて異常だもん、ってミサカはミサカは不安になったり……」
一方通行「……」
打ち止め「またミサカのこと置いていったりしないよね……?」
一方通行「心配すンな。考え事してただけだ」
打ち止め「うん……」
一方通行「ンなことより、オマエの話を聞かせてくれ。浜面たちと上手くやれてるか?」
打ち止め「うん。みんな仲良しだから毎日が楽しいの、ってミサカはミサカは答えてみる」
打ち止め「お仕事を手伝ってるんだよ。迷子の猫を探したりー、教会のお掃除したりー、お料理をてつだったり」
打ち止め「友達もいっぱいできたよ。アンジェレネにアニェーゼ、教会のみんなとミサカは、とっても仲良しなの」
打ち止め「だからミサカは幸せなんだと思う。……思うんだけど…」
打ち止め「やっぱりミサカは、アナタと一緒にいたい、ってミサカはミサカは我侭を言ってみたり…」
一方通行「ちゃンと帰ってきてるだろ? あンまり一緒に居てやれねェけどよ」
打ち止め「うん…。アナタは疲れてるのに、困らせてゴメンなさい、ってミサカはミサカは申し訳なく謝ってみる」
一方通行「はン、ガキが気ィ使ってンじゃねェ。ガキは我侭言って当然なンだ」ナデナデ
打ち止め「……」ギュッ
露ミサカ「あ! 来ました! とミサカは我慢が出来ずにあの人へ猛ダッシュします」ダダダダダッ
一方通行「お預け喰らってた犬みてェだ……」
打ち止め「デリカシーの無い事を言わないの、ってミサカはミサカは乙女心の分からないアナタを叱ってみたり!」
禁書「……」ジトー
神裂「……」ジトー
ステイル「……」ジー
麦野「……」ジー
浜面「なんだこの雰囲気?」オロオロ
上条「き、気にしないで」アセアセ
アロウン(あーあ、どうするんだ? 怪しまれてるぞ)
上条(大丈夫、まだ誤魔化せる)
浜面「うおっ!? ミサカが凄え速さで走ってきてるんですけど…」
上条「え…?」チラ
露ミサカ「……」ダダダダダッ
上条「速っ!?」
露ミサカ「……」ギュッ
アロウン(おお! いきなり抱きつくとは積極的じゃないか)
上条「えーっと、妹達……だよな?」アタフタ
露ミサカ「はい……。ミサカの検体番号は10777号です、とミサカは呼吸を整えつつ自己紹介しました」
上条(10777号!? ロシアで一緒だった子じゃん!)
浜面「その子うちで預かってるんだけどさ、よく上条に会いたいって言ってたんだよ」
上条「そ、そうなんだ」
露ミサカ「あなたに助けてもらってから、ずっと会いたかった……」
アロウン(一途な良い子じゃないか。お前が当麻じゃないと知れば落胆するだろうなぁ。可哀相に)
上条(分かってるわよ! バレない様に気をつけ…)
露ミサカ「……お姉様?」
上条(早速バレてるぅーーーーっ!!!)
露ミサカ「この脳波のパターンは間違いなくお姉様です、とミサカは確信を持って断言します」
上条「な、何言ってるんだ? どっからどう見ても上条さんじゃないですか」アセアセ
露ミサカ「いいえ、お姉様です。見た目に騙されません、とミサカはお姉様を睨みつけます」
麦野「まさかテメエ、第三位なのか?」
ステイル「俄かには信じられないが…」
禁書「クールビューティーが嘘をついてるとは思えないんだよ」
神裂「説明……して頂けますか?」
上条「……」カタカタ
上条(どどどうしよう!? もう誤魔化せる雰囲気じゃないんですけどッ!!??)
アロウン(ふむ、こんな時は慌てず騒がず…)
上条(どうするの!?)
アロウン(神裂の胸を揉め。欲望のまま揉みしだけ! 確実に誤魔化せるぞ。……命の保障はできんが)
上条(ええーっ!? 無理無理! 無理よ無理!! どう考えても私のキャラじゃないでしょ!?)
アロウン(何を今更。当麻に発揮したドSっぷりは何処にいった?)
上条(当麻だから発揮したの!! 大体ね、神裂さんの胸を揉むなんて………ナニコレ?)ムクムク
アロウン(うわっ、コイツ発情しやがった!?)
上条(ぎゃあああああああ!!!??? 何か大きくなってるんですけどォォおおお!!!???)
アロウン(ハッハッハ、若いから当然だな)
美琴ちゃん美琴ちゃん
あなたも美琴ちゃんの中学生ないけない身体を形から触り心地まで余すことなく詳細に妄想しておっきできるんですよ。
あなたも美琴ちゃんの中学生ないけない身体を形から触り心地まで余すことなく詳細に妄想しておっきできるんですよ。
インさんが「品のない女」って言うたんびに「お前が言うな」って思うわ
ロリコンっていっても上条さんって誕生日が1月後半~2月中旬で15歳だろ?
美琴の誕生日が4月~6月の間で14歳だから実際はそんなに年離れてないじゃん
美琴の誕生日が4月~6月の間で14歳だから実際はそんなに年離れてないじゃん
でも、現実問題
高校生になったら中学生とはなんか付き合いづらいよね
1年待ってお互い高校生だと問題ないのに不思議!
高校生になったら中学生とはなんか付き合いづらいよね
1年待ってお互い高校生だと問題ないのに不思議!
学年差2って結構きついと思うよ
自分の感覚だと高校生なら一学年差くらいが限界。
まあ下級生の異性の知り合いなんて殆どいなかったんだけどな…
自分の感覚だと高校生なら一学年差くらいが限界。
まあ下級生の異性の知り合いなんて殆どいなかったんだけどな…
上条さんは高校入って半年経ってないのに中学生がどーたらやかましいんだよ。
言い訳せずにさっさと結婚しろ
言い訳せずにさっさと結婚しろ
高1と中2のカップル見かけても「微笑ましい」としか思わないけど
高1と年上の宗教関係者のカップル見かけたら「えっ!?」って思うわ
高1と年上の宗教関係者のカップル見かけたら「えっ!?」って思うわ
学生なんだから年下も年上もないだろどっちもガキなんだし
高1男が中2女と付き合ってても男のほうをロリコンとは思わないよ
でもねーちんや五和みたいなのとか外人のシスターさんと高1男が付き合ってたらちょっとひく。
高1男が中2女と付き合ってても男のほうをロリコンとは思わないよ
でもねーちんや五和みたいなのとか外人のシスターさんと高1男が付き合ってたらちょっとひく。
>>427
てめぇあわきんディスってんのかコラ
てめぇあわきんディスってんのかコラ
20歳は幼女つまり倍の40歳がドストライク…
かんざきさんじゅうはっさいの独壇場やで
かんざきさんじゅうはっさいの独壇場やで
>>1なら俺と人格入れ替わって隣で寝てるよ
禁書「ちょっと様子が変かも……」
浜面「インデックスとミサカは離れてろ。ヤバイ感じがする」
露ミサカ「はぁ……、アレはお姉様ですから危険はありませんよ、とミサカは落胆を隠しもせずに言い放ちます」
麦野「どういうことだ?」
露ミサカ「アレからお姉様と同じ脳波パターンを検知しました。つまりアレの中身は御坂美琴です」
露ミサカ「ちくしょう、今度こそ念願の上条さんと触れ合えると思ったのに、とミサカは失意のどん底から補足説明します」
ステイル「じゃあ、上条当麻本人は……」
麦野「第三位の身体の中ってこと?」
浜面「マジか!? 上条は大丈夫なのかよ!?」
禁書「また変な事に巻き込まれたに違いないんだよ!」
神裂「落ち着いて下さい。彼…いえ、彼女から話を聞かないことには状況が掴めません」
ステイル「そうだね。このままじゃ仕事にならない」
アロウン(おいおい、取り乱してる場合じゃないぞ。ほら、落ち着け)
上条(だってだって変なんだもん!! なんなのよコレ! どーすればいいの!?)アタフタ
アロウン(ちっ、しょうがない、俺が何とかしてやる。文句言うんじゃないぞ)
上条(何でもいい! 何でもいいからっ!)
アロウン(……万物を司る、創世の力よ…)キュイーン
神裂「話を聞きたいのですが、いいですか?」
上条(ちょっと、何も起きないわよ!?)
アロウン(まあ見ていろ)
神裂「聞いてますか…ッ!?」ツルッ
上条「危ない!」ダキトメル
神裂「ひゃうッ…!?」ビクッ
上条「だ、大丈夫?」モミモミ
神裂「どこを触って…あんッ」
上条「え…? この柔らかいのって……」モミモミ
神裂「うぁん、もう…やめッ」
上条「ぎゃああああああああ!!?? 胸だったぁぁあああ!!」
上条(何とかするってコレ!? コレなの!?)
アロウン(あ~~疲れた。神裂を滑らせただけでMPが空になっちまった)グッタリ
上条(しょっぱ!! 全力でコレかよ!! つーかMPってなによ!?)
アロウン(無茶言うな。幻想殺しに力の大部分を消されるんだぞ。俺に出来るのは精々ラッキースケベを発動させる事くらいだ)
上条(余計な事すんなや!! このクソボケ魔王が!!)
アロウン(おいおい、文句言ってる暇はないぞ。神裂がキレてる)
上条(へ…?)
神裂「……あなたが上条当麻か、そうでないかは後回しです」ユラーリ
上条「か、神裂さん、冷静に、冷静に話し合いましょう?」ガクブル
神裂「私は冷静ですよ? ええ、冷静ですとも……」チャキ
上条「ゴメンなさい私が全面的に悪かったです許してください。だからその物騒な得物をしまって!?」
神裂「……」ブンッ
上条「ひぃッ!? 無言で切りかからないでぇ!!」ヒラリ
禁書「……いつものとうまかも」ジトー
浜面「……巨乳を鷲づかみかよ。羨ましい…」ワキワキ
麦野「はーまづらぁー、何か言ったかぁ?」ギロリ
浜面「お、女の胸をいきなり揉みしだくなんて、けしからんな!」
禁書「あれ…? かおりの攻撃が当たらない?」
露ミサカ「手加減しているのでは? とミサカは適当な事を言います。はぁ……」ドンヨリ
ステイル「いいや、全力ではないにしろ、手加減してるようには見えない」
神裂「このッ! 大人しく殴られなさい!!」シュバッ
上条「無理っ! そんな衝撃波が出ちゃうようなパンチを喰らったら死んじゃうって!」ヒラリ
アロウン(いいぞ、この身体のポテンシャルをそこそこ引き出せている)
上条(音速に近いスピードで動いてるのよ!? なのにそこそこ!?)
神裂「ちょこまかと往生際の悪い……ならば、これは見切れますか!」チャキ
アロウン(!? 意識を奴の手元に集中しろ!!)
神裂「七閃…ッ!!」ドガガガガッ
上条(これは……糸!?)
アロウン(真上に跳べ!)
上条「……っっ!!」ヒュッ
神裂「なっ…!?」
上条「あ、危なかったぁ」スタッ
神裂「……」
上条「今の当たってたら死んでたんじゃない?」
アロウン(ああ、ミンチより酷い事になってたんじゃないか?)
神裂「寸止めをするつもりでした。……ですが確信を持てました。やはりあなたは上条当麻ではありませんね」
上条(ちょっと! 誤魔化せてないじゃん!)
アロウン(むう、解せぬ……)
神裂「あなたの身体能力は聖人のそれに匹敵しています。故に上条当麻であるハズがない……彼を何処にやった!!」
アロウン(調子に乗って避けまくったのが仇になったか……。素直に殴られるのが正解だったな)
上条(あわわわ…、神裂さん、マジでキレちゃった…)
神裂「喋らないなら、喋りたくなるようにするまでです」
アロウン(これ以上は冗談ではすまんな。洗いざらい白状するしか道はないか)
上条「ご、ごめんなさ…」
一方通行「こいつァ何の騒ぎだァ?」
打ち止め「うわー、地面が抉れて滅茶苦茶だー、ってミサカはミサカはびっくりしてみたり!」
上条「!?ッ」
アロウン(取り乱すな!! これ以上、場を混乱させるのは不味い!)
上条(アンタが言うな!!)
打ち止め「上条さん、おはようございます! ってミサカはミサカは元気に挨拶してみたり!」
上条「ええっと…」
アロウン(検体番号20001号、打ち止めだ)
上条(『打ち止め、感情豊かな妹達の司令塔。一方通行に懐いてる。素直でかわいい。御坂とはえらい違いだ』……あんにゃろう)
アロウン(一方通行とは和解したんだ。許せないかもしれんが、ここは抑えてくれ)
上条(……分かった)
神裂「離れてください! 彼は上条当麻ではありません!」
打ち止め「え…?」
一方通行「はァ? どう見ても上条だろォが、何言ってンだ?」
露ミサカ「嘘ではありません。アレは上条さんではなく、お姉様です、とミサカは再三に渡る説明にうんざりします」
一方通行「!?ッ ……本当なのか?」
上条「……」コクリ
神裂「それでは話してもらいましょうか」
事情を説明中――
禁書「ええっ!? 本当にとうまと短髪が入れ替わったの!?」
浜面「マジだったんかい……」
麦野「上条君は無事なの?」
上条「ええ、知識の共有ができるから当面は問題ないと思うわ」
ステイル「気になるワードも出てきたね。魔王……信じがたい事だが看過できない」
神裂「十字教徒にとって不倶戴天の敵ですからね」
上条「そんな大袈裟なモノじゃないと思いますよ? 神裂さんを転ばせるのに全力使ってへばってますから」
アロウン(へーへーそうだよ。俺は大した事のないロートル魔王だよ)
上条(何拗ねてんのよ)
ステイル「君には馴染みがない事だから知らないだろうけど、魔王という存在は世界の存亡に関わるほどに厄介なんだ」
禁書「そうなんだよ。でもアロウンなんて魔王は聞いた事ないから、真名は別にあるのかも」
浜面「真名?」
禁書「真実の名前ってこと。真名を知られるのは高位の存在にとっては致命的なんだよ」
浜面「???」
麦野「弱点を知られるから?」
禁書「うん。魔王がどんなに強くても伝説や文献が残ってるからね。そこから弱点を見つけるのは割りと簡単なんだよ」
浜面「魔王っつっても無敵じゃないんだな」
ステイル「だからと言って人間に対処できるとは思えないけどね」
神裂「そうですね。魔王とは天使が堕天したものですから、天使と同等の力はあるはずです」
一方通行「天使と同等の力……」
アロウン(……)
打ち止め「上条さんに会いに学園都市に行くの? ってミサカはミサカは聞いてみる」
一方通行「……そォだな」
アロウン(何か事情が有りそうだな。お前、聞いてやれよ)
上条(はあ? 馬鹿言ってんじゃないわよ。何で私がそんな事しなきゃいけないの?)
アロウン(一方通行を許せ、なんて言わん。だが困っているなら誰でも助けるのが上条当麻だ。聡明なお前なら気づいてるだろう?)
上条(……あーっもうッ!! やってやるわよ!)
上条「ちょっと、話があるんだけど」
一方通行「…あァ。オマエは浜面たちといろ」
打ち止め「うん……」
上条「単刀直入に聞くけど、当麻に何の用?」
一方通行「……相談したい事がある。そンだけだ」
上条「何か厄介事に巻き込むつもり?」
一方通行「そォかもな」
上条「じゃあ事情を聞かせてくれない? 私も何か力になれるかもよ?」
一方通行「オマエ、頭わいてンのか? 俺がテメエらに何したのか忘れたわけじゃねェよなァ」
上条「忘れたわけじゃないわ。でも当麻ならアンタを助けるに決まってるから、代わりに手を貸すって言ってんのよ」
一方通行「オマエに何が出来ンだ? 第三位如きに助けられる程、俺は落ちぶれちゃいねェンだよ」
上条「それはどうかしら。確かに私の能力はアンタに遠く及ばない。でも今の私は上条当麻なのよ?」
一方通行「はァ?」
上条「超電磁砲じゃ歯が立たない相手とも戦えるし、伝説の魔王さまも味方だしね。やってやれない事の方が少ないと思うけど?」
アロウン(おいおい、あまり持ち上げるなよ)
一方通行「天使に匹敵する力か…。魔王って野郎と話せるか?」
アロウン(お前と同じ超能力者なら、俺を認識できるかもな。左手で一方通行に触れてみろ)
上条「ちょっと触れるわよ」
アロウン(あーテステス、只今コミュニケーションのテスト中。聞こえたら返事しろ、このモヤシ野郎)
一方通行「誰がモヤシだ!! 喧嘩売ってンのか、あァ!!?」
アロウン(おおう、マジで話せるとは。何事も試してみるもんだな)
一方通行(……テメエが魔王か?)
アロウン(いかにも。我が名はアロウン、種族は魔王、職業は無職だ)
一方通行(俺は一方通行。種族は悪党、職業は無職だ)
上条(なんなのコイツら…)
アロウン(ハッハッハ、悪党か。同類なら仕方ない。特別に魔王さまが手を貸してやろう)
一方通行(唐突だなオイ。けど何も聞かずに、ンな事言っていいのか?)
アロウン(絶対能力進化の時から、お前の事は知ってるからな。ロシアでの事と併せて考えれば、お前の抱えてる問題くらい読めるさ)
アロウン(妹達を盾に、学園都市から圧力をかけられてるんだろう? 逆らうなら妹達を……とかな)
一方通行(……お見通しかよ。魔王ってのは読心能力でもあンのか?)
アロウン(あるけど使ってないぞ。お前は俺に似ているから何となく察しているだけだ)
一方通行(ハッ、俺も将来は魔王です、ってかァ? 笑えねェ)
アロウン(茶化すな。強すぎる力やら、犯した罪が似ているんだよ。妹達を殺した事、悔いているのだろう?)
一方通行(後悔なンざしちゃいねェ。けじめを付けたいだけだ)
アロウン(だから妹達を守るのか。だがそれは誤りだ)
一方通行(どォいう事だ?)
アロウン(俺やお前みたいな野郎に、何かを守るなんてのは向いてないんだよ。そういうのは当麻や美琴の領分だ)
アロウン(俺たちに出来るのは、ムカつく連中をぶっ殺すくらいが精々だろう。違うか?)
一方通行(……くっは、違いねェ。だったら妹達の守りは上条とオリジナルに丸投げして、俺は学園都市の闇をぶっ殺すってかァ)
アロウン(それが最善だな。当麻たちに殺しは無理だし、させたくない)
一方通行(妹達を任せる以上、襲撃者との殺し合いは避けられねェがどうする? それに一万人近い妹達を匿う場所が必要だ)
アロウン(心配いらん。今からその手段を手に入れに行く)
一方通行(調査に行く遺跡ってやつか?)
アロウン(そうだ。あそこなら妹達を全員匿えるし、守りも鉄壁だ。学園都市の科学程度では脅威にすらならんよ)
一方通行(イギリスはどうする? 勝手に遺跡を使うとなると不味い事にならねェか?)
アロウン(それも遺跡……アヴァロンを稼動させれば、どうにでもなる)
一方通行(……なンつーか、ご都合主義も甚だしい感じだなァ)
アロウン(全くだ。入れ替わった事が、こんな形でメリットを生むとはな)
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