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    元スレ上条「アンタは私のものになんのよ」美琴「……不幸だ」

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    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - SM + - ハルヒ + - 上条 + - 五和 + - 入れ替わり + - 吹寄 + - 美琴 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    御坂さんが上条さんを愛玩奴隷にするべく無茶苦茶するお話
    上琴SS ただし変態もあるよ?
    幻想殺しが大変なことに! 微クロスはあってもオリキャラいらね

    上記に拒否反応がでる方は読んだら後悔するかも。もうすぐ新刊でるけど気にせず書きます
    説明は以上で、はじめます

    2 :

    タイトル、名前逆にしてるのは何か理由が?

    3 :

    タイトル…

    4 = 1 :

    常盤台学生寮 自室――


    美琴「絶対成功させるんだから……今度こそ」ブツブツ

    黒子「お姉様?」

    美琴「まずはアイツを探して…」ブツブツ

    黒子「悩み事ですの?」

    美琴「……速攻で告白するんだから」ブツブツ

    黒子「告白!? 告白ってなんですの!?」

    美琴「誰にも邪魔はさせない…」ブツブツ

    黒子「ま、まさか、あの殿方に!? 答えて下さいまし!!」ガクガク

    美琴「ん? 黒子どうかした?」

    黒子「どうかしてるのはお姉様ですの!あの類人猿に告白するなんて、あのような馬の骨にぃぃぃぃぃ!!!」

    美琴「はあ?」

    黒子「とぼけないでくださいまし! 黒子はばっちり聞きましたの!」

    美琴「アイツは馬の骨なんかじゃないわよ!!」

    黒子「へ?」

    美琴「私を守ってくれる、最高のヒーローなんだから!!」

    黒子「」フラフラ

    美琴「いくら黒子でもアイツを悪く言うのは許さないわ」

    黒子「……おかしいですわお姉様。素直すぎますの」

    5 = 1 :

    美琴「意地を張ってもしょうがないでしょ」

    美琴「アイツだけは誰にも譲れないもん。だから絶対に振り向かせてみせる!」

    黒子「そこまでの決意を……」

    美琴「黒子?」

    黒子「分かりました。わたくしはお姉様の恋を応援しますの」

    美琴「!?」

    黒子「お姉様の素直な気持ちを伝えれば、上条さんはきっと応えてくれますの」

    美琴「応援してくれるのは嬉しいけど、急にどうしたの?」

    黒子「わたくしはお姉様のパートナーです。お姉様の幸せを願うのは当然ですの」

    美琴「そっか、ありがとね、黒子…」ギュッ

    黒子「お姉様…」ギュッ



    美琴「よーし、いってきます!」

    黒子「いってらっしゃいませ。お姉様、御武運を」

    6 = 1 :

    美琴「まずはアイツを探さないとね」

    美琴「とりあえず、何時もの公園に行ってみるか」タッタッタ


    例の自販機のある公園――


    美琴「いないわね、此処じゃないのかしら?」キョロキョロ

    佐天「御坂さーん!」タッタッタ

    美琴「あら、佐天さんじゃない」

    佐天「どうしたんですか? 何か探してるみたいですけど」

    美琴「えーっとね、人を探してるの」

    佐天「風紀委員のお手伝いですか?」

    美琴「違う違う、個人的なことだから」

    佐天「そうなんですか。あたし暇ですから一緒にさがしますよ」

    美琴「ええっ!? だ、大丈夫よ、そんな大した用事でもないし……」ゴニョゴニョ

    佐天「……」キュピーン

    佐天「はっはーん」ニヤニヤ

    美琴「な、なに佐天さん?」

    佐天「御坂さんが探してるのって男の人でしょ」ニヤニヤ

    美琴「……はぁ、正解よ」

    7 = 1 :

    佐天「え? 御坂さんが素直? まさか偽者!?」ガクガク

    美琴「何言ってるの、私は本物よ」ヤレヤレ

    美琴「素直になるって決めたの」

    佐天「なにがはじまるんです?」コンラン


    事情を説明中


    佐天「なるほど! 上条さんに告白するんですね!!」ダイコーフン

    美琴「そ、そうだけど」

    佐天「何て告白するか決めてるんですか?」

    美琴「…決めてない」ズーン

    佐天「それは不味いですね」

    美琴「ぶっつけ本番はやっぱり不味いかしら?」オロオロ

    佐天「そりゃそうですよ」

    美琴「でもどうすれば…」オロオロ

    佐天「はいはい! あたしに良い作戦があります!」キラキラ

    美琴「えー」フアン

    美琴「まあ聞くだけ聞いてみようかな」

    8 = 1 :

    作戦説明中


    美琴「そっ、そそそんなことッ、ほほ本当にするの!?」マッカ

    佐天「当然です」

    美琴「でっでもでも、いきなりしちゃったら嫌われない…?」オズオズ

    佐天「大丈夫ですって。御坂さんにされて嫌がる人なんていませんよ」

    美琴「本当に大丈夫かな。何かおかしい気がするんだけど」

    佐天「任せて下さい! 行動派の御坂さんにピッタリな作戦ですって」

    佐天「いくら上条さんが鈍感でも、絶対伝わりますよ!」

    美琴「そうよね、……言葉より行動よ!」

    美琴「ありがとう! 上手くいったらすぐに教えるから!!」タッタッタ

    佐天「頑張って、御坂さん!!」ブンブン

    9 = 1 :

    夕暮れの河川敷――


    上条「~~~~~♪」ハナウタ

    美琴「見つけた! おーい!」タッタッタ

    上条「~~~~♪」ウタウ

    美琴「ちょろっとー」

    上条「~~~~~♪」ハナウタ

    美琴「このっ、スルーしてんじゃな…」ハッ

    美琴(いけない! ここでビリビリしちゃいつもの繰り返しだ)

    美琴(黒子たちが応援してくれたんだもの。冷静にいかないとね)

    美琴(ここは佐天さんの作戦通りにいくしかない!)

    美琴「それっ!」ダキツク

    上条「うおあっ、だ、誰だ!!??」チラリ

    上条「みみ御坂さん!? とうして抱きついてるんでせう!?」

    美琴「(恥ずかしいぃぃぃ)えーっとね、大切な用事があるんだけど今いいかな?///」ウワメ

    上条「わわわ分かったからそんな目でみないで! あと離してくれぇぇぇ!!」ヤワラケエ

    美琴「うん///」ドキドキ

    美琴(作戦の第一段階はクリア! 流石佐天さんね)

    10 = 1 :

    上条「それで用事ってなんだ?」

    美琴「えっと、その、アンタに聞きたいことがあるんだけど」

    上条「え? 勝負とかじゃないのか?」

    美琴「そんなんじゃ……って、そうよね、普段からアンタに迷惑かけてるもんね」

    美琴「ごめん。でも今日は…」ペコ

    上条「いいって! 変に疑って悪かった。だから頭下げなくていいから」オロオロ

    美琴「うん、ありがと」

    上条「ロシアの時は世話になったからな。何でも聞いてくれ」キリッ

    美琴「う、うん///」ドキッ

    美琴(緊張するぅぅぅ!! でもやるしかない、一気に畳み掛けるわよ!)

    美琴「アンタ今、恋人いる?」ドキドキ

    上条「はあ? そんなのいる分けねえだろ」

    美琴「本当!?」ドキドキ

    上条「嘘吐いてどうすんだよ。不幸な上条さんに彼女なんてできるはずがねえ」

    11 :

    入れ替わり?

    12 = 1 :

    上条「……自分で言ってて悲しくなるなぁ。あれ? 目から汗が」ホロリ

    美琴「彼女欲しいの?」ドキドキ

    上条「欲しいにきまってんだろ。俺だって健全な男子高校生だからな」

    美琴「欲しいなら///」ドッキンドッキン

    上条「どうした?」

    美琴「そんなに欲しいならあげるから///」マッカ

    美琴「しっかり受け取れやコラァァァァァァァァァァーーーッ!!!!!」ガバッ

    上条「なっ、ンン!!!???」chu

    美琴「んっ///」chuuu

    美琴(きききききキスぅぅ!! あああアイツとキスっ、幸せすぎておかしくなるぅ///)ビリビリバチバチ

    上条美琴「んんーーーーーーーーーーーっ!!??」ピシャーーーーン

    上条美琴「…………」プスプスプス

    13 = 1 :

    美琴「……」グッタリ

    上条「……」グッタリ

    美琴「…うぅ、痛ってー、何なんだよ何が起きた…」ヨロヨロ

    美琴「確か御坂にいきなりキスされて/// ッ!? そうだ御坂は!?」キョロキョロ

    上条「……」グッタリ

    美琴「」ボーゼン

    美琴「俺が…いる?」

    美琴「とっとにかく介抱しないと」アセアセ

    美琴「おいっ! 大丈夫か?」ユサユサ

    上条「……大丈夫だ。問題ない」ムクリ

    美琴「良かった、気がついたか」

    上条「……良かった? そうだな、まさに僥倖だ」ボー

    美琴「早速で悪いけど、お前誰だ?」

    14 = 1 :

    上条「…………あれ?」キョロキョロ

    美琴「おい、どうした?」

    上条「ん? あんたは……シスターズか」

    美琴「違う。お前こそ誰なんだ?」

    上条「私は御坂美琴だけど」

    美琴「」ジブンノカラダミル

    上条「どういうこと?」

    美琴「」ユビサス

    上条「私? 私がどうかし……た」ジブンノカラダミル

    上条「なに……これ……」ガクガク

    上条「もしかしてアンタ…」ハッ

    美琴「…上条当麻だ」ガクガク

    上条美琴「……」ブルブル

    上条美琴「なんじゃこりゃああああああああああああああーーーっ!!!???」

    15 = 1 :

    美琴「まずは落ち着こう」スーハー

    上条「これが落ち着いてられるかっ!」コンラン

    上条「アンタは何でそんなに冷静なのよ!」

    美琴「異常事態には慣れてるからな…慣れたくなかったけど」シクシク

    上条「慣れるって、どんだけ愉快な人生送ってんのよ」ウワー

    美琴「言わないで!? 鬱になるから!」フルフル

    上条「分かったから、状況確認からね」

    美琴「…納得いかねえ。それと俺の姿でその喋りかたはキモイぞ」ハア

    上条「私とアンタの体が入れ替わったのよね」

    美琴「スルーされた!?」ガーン

    16 = 1 :

    上条「はいはい、次は能力ね」

    美琴「ん? 幻想殺しがあるのに入れ替わってる?」

    上条「幻想殺し? …異能の力なら神の奇跡さえ打ち消す能力…ね」

    美琴「!?」

    上条「効果範囲は右手のみ……ふーん」ニギニギ

    美琴「なんで知ってんだよ!?」

    上条「なんかね、知りたいって思ったら頭に浮かんできたのよ」

    美琴「マジかよ!? つーことは…」ビリビリ

    美琴「うおっ! すげー帯電してる!」ビリビリ

    上条「落ち着きなさい」パキーン

    美琴「あれ? ビリビリできない……もしかして幻想殺し?」

    上条「ええ、どうやら知識と手続記憶は体が覚えてるみたいね」

    美琴「でもどーするよ。幻想殺しで触れて戻らないってことは」

    上条「入れ替わりは通常の法則で起きたんでしょ」

    美琴「原因を見つけねーと…」

    17 :

    なにこの俺得スレ
    支援

    18 = 1 :

    美琴「不味いな、これからどう…なにしてるんでせう?」

    上条「アンタの体凄いわね! 体中から力が漲ってくる!!」シュッシュッ

    上条「肉体強化の能力者もびっくりな身体能力じゃない!」ピョーン

    美琴「……上条さんは何時の間に神裂みたいなトンデモ人間になっちまったんだ?」ガクガク

    上条「これだけの能力なら一方通行に勝てたのも納得だわ」ブオーン

    美琴「違うからね!? 幻想殺し以外は一般人だから上条さんは!」ギャース

    上条「アンタ何も考えずに体を振り回してるんじゃない?」

    美琴「???」

    上条「だから、論理的に動かせば凄いポテンシャルが引き出せるってこと」ピョーーーーン

    上条「異常なまでの頑丈さも体の動きに耐えるためにあるんじゃないの?」ドスン

    美琴「……ありえねぇ」

    上条「少しは頭使いなさいよ」ヤレヤレ

    美琴「中学生に馬鹿にされた……」ガクリ

    上条「今はアンタが中学生じゃない」

    美琴「うだー! 遊んでる場合じゃねえだろうが!」

    ???「おーい、カミやーん!」

    上条「ん?」

    美琴「あれは…」

    19 = 1 :

    上条「土御門さんであってる?」

    美琴「ああ」

    上条「……入れ替わったことは秘密ね」

    美琴「なんで?」

    上条「アンタは学園都市の暗部に狙われてる。ロシアの時に教えたでしょ」

    美琴「そうだったな。隙を見せるなってことか」

    上条「誰も巻き込みたくないしね」

    美琴「分かった。迂闊なことはしない」

    上条「お願いね……」




    土御門「カミやん呼んでるのに無視とか酷いにゃー」タッタッタ

    上条「すまん、話に夢中で気づかなかったんだ」

    土御門「まあいいぜよ。そっちは常盤台の超電磁砲かにゃー?」

    美琴「は、はい。か…御坂美琴です」アタフタ

    土御門「オレは土御門元春、よろしくにゃー」

    20 = 1 :

    上条「それより慌ててたけど、どうしたんだ?」

    土御門「そうだった、急で悪いがカミやんと禁書目録にはイギリスに行ってもらうぜい」

    美琴「!!! 何で!?」

    土御門「部外者には話せないにゃー」

    上条「…イギリス?」

    土御門「おーっと時間がない。カミやん詳しい話は移動中にするにゃー」ガシッ

    上条「え?え?」オロオロ

    美琴「ま、待て!」

    上条「ちゃんと説明し…」

    土御門「悪いにゃー。ちょっとカミやんは借りてくぜよ」シュー

    上条「」パタリ

    美琴「なにしてんだよ!?」

    土御門「大丈夫、ただの催眠スプレーだにゃー」ブロロロロ

    土御門「迎えの車も来たし、失礼するぜい」ガチャ

    美琴「待てよ! そいつはッ」ブロロロ

    美琴「くそっ! 車が行っちまう……そうだ!」ビリビリ

    美琴「行かせるかぁぁぁぁーーーッ」バチバチ

    黒子「駄目ですの!!」シュン

    美琴「!?」

    21 = 1 :

    美琴「…行っちまった」ガクリ

    黒子「お姉様! こんな所で雷撃の槍を使うなんて、どういうつもりですの!!」プンスカ

    黒子「常盤台のエースとしての自覚をもっと」クドクド

    美琴(御坂を巻き込んじまった……どうしよう)

    黒子「聞いてますの!?」ガシッ

    美琴「! ……な、何だ?」ビクッ

    黒子「上条さんに告白しに出かけたはずでしたのに」プンプン

    美琴「告白? 誰が?」

    黒子「お姉様に決まってますの!」

    美琴「マジか!?」ガビーン

    黒子「マジですの」

    美琴(だからあんなこと聞いてきたのか……)

    22 = 1 :

    黒子「お姉様、さっきから変ですの」

    黒子「今日は寮にお戻りになって休んで下さい」

    黒子「黒子は心配でたまりませんの…」スン

    美琴(不安だらけだが、土御門たちもいるし知識も問題ない)

    美琴(御坂が危険な目に……あっても大丈夫だな。……神裂みたいだったし)ガクガク

    美琴(これからのこと考えねーとな、なにより)

    美琴(こいつに心配かけるのは違うよな)

    美琴「分かった。心配かけてごめんな」ナデナデ

    黒子「理解していただければ構いませんの///」ドキドキ

    23 = 1 :

    常盤台学生寮――


    黒子「到着ですの」シュン

    美琴「テレポート凄いな! あっという間に着いたぞ」ワクワク

    黒子「?? 何を仰ってるんですの。いつものことですのに」

    美琴「そそそーだな。疲れてるのかもな。あはは」タラリ

    黒子「いけませんわ! 早くお休みになりませんと」

    美琴「そうだな。部屋に行くかーって、うわあああ!!」ステーン!

    黒子「お姉様!?」ギョ

    美琴「痛ッ、なんでこんなとこに空き缶があんだよ…ん?」シセン?

    寮生達「……」ポカーン

    黒子「……」ボーゼン

    美琴「……」

    美琴「あは、あはははは…失礼しましたぁぁぁーーーっ!!」ダダダダ

    黒子「……ハッ!?」キョロキョロ

    黒子「」イナイ

    黒子「お姉様ぁぁぁーーー!!」ダダダダ

    24 = 1 :

    常盤台学生寮 自室――


    黒子「お、お姉様? 本当に大丈夫ですの?」オズオズ

    美琴「あはは…」ボロボロ

    美琴(部屋につくまでに転ぶこと三回、晩飯は美味かったけど、いつも通り不幸だ)アレ?

    美琴(まてよ。今は幻想殺しが無いから幸運は打ち消されないはずだ)

    美琴(なのに不幸が止まらない。御坂も不幸体質なのか?)ゲコッゲコッゲコ

    美琴(電話か、誰だ? 当麻…って俺!? いや御坂からか!)

    美琴「ちょっとトイレ行ってくる!」タッタッタ

    黒子「はい?」ポカーン

    25 = 1 :

    あー面倒だけど仕事にもどります。続きは夜中にでも投下したいなあ
    世界に足りないものは変態成分だと思うんだよ

    26 = 17 :


    つづき待ってる

    28 :

    おつ

    おれも美琴しゃんみたいな可愛い子と入れ替わりたい

    29 :

    自分で胸揉んだりするんですね

    30 :

    しえんしえんしえん

    31 :

    真夜中になりましたが投下します

    32 = 31 :

    美琴「もしもし御坂か!」pi

    上条『当たり前じゃない、アンタの携帯からかけてんだから』

    美琴「お前無事だったのか。土御門に拉致られた時はマジで焦ったぞ」

    上条『いやー、気がついたらロンドンに着いてたからね。私もビビったわ』

    美琴「もうロンドン!? あれから二時間位しかたってないのに!?」

    上条『超音速旅客機っていうの? なんか一時間ちょいでついたみたいよ』

    美琴「あれか……お前運がいいなぁ。トラウマになる乗り心地だった」アレ?

    上条『インデックスが潰れちゃってるけどね』

    美琴「インデックス……他は誰がいる?」

    上条『神裂さんとステイルの二人ね。今ちょっと離れてるけど』

    33 = 31 :

    美琴「神裂たちがいるなら安心だ。不安に思うことないからな」

    上条『はあ? なんで不安? 面白そうじゃない!』

    美琴「……何が?」ピク

    上条『聞いてよ! 私たち遺跡調査に同行するの! 遺跡調査よ! これは冒険の予感がするわ』

    美琴「」カタカタ

    上条『心配しなくても大丈夫だってば。インデックスは護るし。遺跡の謎も解き明かしてみせるわ!』

    美琴「」ガクガク

    上条『とある冒険家の幻想殺し、みたいな小説が書けるくらい満喫するから』

    美琴(駄目だこいつ……早くなんとかしないと…)プルプル

    上条『アンタ聞いてんの?』

    美琴「へ? ああっ聞いてるさ」ビクッ

    上条『アンタも確りしてよ。冬休みだから学校はないけど、友達付き合いがあるから』

    美琴「友達……白井、佐天に初春の三人か」

    34 = 31 :

    上条『面倒くさがらずに優しく接すること』

    上条『あと黒子を邪険にしないこと。スキンシップも少しくらい認めること』

    美琴「ぜ、善処します」

    上条『駄目政治家みたいなこと言うな、この馬鹿!』

    美琴「だって俺、女の子と遊んだ経験とか殆どないんだぞ!?」

    美琴「スキンシップなんて……上条さんは男なんだよ! 狼なんだよ!」

    上条『平気だって。そうねぇ、アンタ今すぐエロいこと想像しなさい』

    美琴「ぶーーーーーーーーッ!!!」

    上条『ちょっと! 私の携帯汚さないでよ』

    美琴「なに言っちゃってんですか御坂さん! 変態だ変態だよ変態なんです三段活用!」

    美琴「くそっ、どうしてこうなった!?」ダイコンラン

    上条『落ち着きなさい』

    美琴「落ち着けるかあああああああ!!!」

    35 = 31 :

    上条『煩いっつーの。もう結論から言うわ』

    上条『アンタは女の子に劣情を催さない』

    美琴「」ピタ

    上条『精神が肉体との整合性をとろうとしてる』

    上条『今アンタは女の子なのよ。だから同性に反応しない。本当よ』

    上条『嘘だってんなんら試してみたら?』

    美琴「…………………………………………………………………………嘘だ」プルプル

    上条『ほ~らね。私の推察通りじゃない』

    美琴「嘘だぁぁぁぁぁああああああああああああああ!!!」

    上条『知ってる? 私は上条当麻に心底惚れてんのよ。他の男なんか眼中にないほど』

    上条『だからね、上条当麻にしか反応しないはずよ。あっははははは』

    美琴「自分に欲情!? セルフファッカー!? なにそれ!? なにそれぇぇぇぇ!!」

    上条『理解したかしら? 黒子たちの安全は約束されてるの』

    美琴「悪魔めぇぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!」

    上条『怒らない♪ 怒らない♪』

    36 = 31 :

    美琴「帰ったら覚えとけ! 久々にキレちまった」

    上条『毎日お風呂に入るのよ。清潔にしないと許さないからね』

    美琴「またスルーしやがったな!」

    美琴「いいぜぇ。お前の体、どうなっても知らねーからなっ!」

    上条『……』

    美琴「あ~んなことや、こ~んなこと試してやる!」

    上条『……』

    美琴「フフン、怖くなったのかぁ」

    上条『……』

    美琴「まあ上条さんも鬼じゃねえ。御坂が謝るなら……」

    上条『いいぜ』

    美琴「!?」ドキ

    上条『アンタにそんな酷いことができると本気で思っているのなら』

    上条『まずは、その幻想をぶち壊す!!』

    美琴「――ッ!?」ドキドキ

    37 = 31 :

    上条『ねえ、どんな感じ?』

    上条『自分のアイデンティティを他でもない、アンタ自身から叩きつけられた感想は?』

    美琴「ち、違う! お前は御坂だ! 俺じゃ……ない」ドキドキ

    上条『どうかしら。私があんなこと言われたらどうなるか……分かるでしょ?』

    美琴「分からねえ! わっかんねえよ!!」ドキドキ

    上条『嘘ね』

    美琴「嘘じゃねえよ! なあ、一体どうしちまったんだ? お前ちょっとおかしいぞ!」

    上条『あははっ、さっき教えたじゃない。精神が肉体に適応してるって』

    上条『だから今、アンタがどんな状態か手に取るように分かっちゃうのよ』

    美琴「それは…っ!? ならお前はどうなんだよ!?」アセアセ

    上条『どうって?』

    美琴「お前だって上条当麻の体に適応しはじめてんだろっ!?」

    上条『お前だって? 認めるんだぁ』

    美琴「はぐらかすんじゃねえ!!」

    上条『怒んないでよ。私にも影響出てるわ』

    美琴「なら何でこんな、俺を惑わすこと言うんだよ」

    美琴「俺と似た考え方するなら、協力して問題を解決しようとするハズだろ!?」

    38 = 31 :

    上条『そうね、確かにそんな気持ちもあるわ』

    美琴「!……それじゃあ」パアー

    上条『あるけど微々たるもんよ?』

    美琴「え?」

    上条『フフ、これはチャンスなのよ』

    美琴「御坂?」

    上条『今の状況をうまく利用すれば、私の願いが叶う……』

    美琴「……願い?」

    39 :

    何と言う俺得展開

    40 = 31 :

    上条『先に謝っとくわ。これからアンタをいっぱい傷つけるから』

    上条『でもアンタも悪いのよ? アンタが八方美人なせいで私だって傷ついてたんだからさ』

    美琴「お、俺はただ…」オロオロ

    上条『だからもう遠慮しない! 躊躇も! モラルなんか知ったことか!!』

    美琴「ッ!?」ビクッ

    上条『宣言するわ。上条当麻を私のものにする』

    上条『戻ったらたっぷり可愛がってやるからな』

    上条『楽しみに待ってろ 美 琴 』ガチャ

    美琴「///」ポケー

    美琴「…………ッ!?」

    美琴「な、なんで///」フルフル

    美琴「…そんな分けない///」フルフル

    美琴「俺が上条当麻でアイツが御坂美琴だ///」ガクガク

    美琴「ありえない…こんなのおかしい///」ブルブル

    美琴「……さっき確かに私はッ!?」ポー

    美琴「違う!! 俺は俺だ!!」ブンブン

    美琴「御坂の様子も変だったし……どうなってんだよ」

    美琴「もう寝よう。本当におかしくなっちまう…」フラフラ

    41 = 31 :

    美琴「……」フラフラ

    黒子「あ、あの、お姉様」

    黒子「随分大きな声で話されてましたけど…」オズオズ

    美琴「……あー、うるさかったか…ごめんな」

    黒子「違いますの!」

    美琴「へ?」

    黒子「無作法は承知で伺います」

    黒子「告白は……うまくいきましたの?」

    美琴「!?」

    42 = 31 :

    美琴(そうだった。御坂に告白されたんだった)

    美琴(異常な状況だったから何も考えてねえ)

    美琴(俺は御坂のこと、どう思ってんだ?)ウーン

    美琴(いっつもツンツンしてて負けず嫌いで、一人で背負い込む悪癖がある年下の女の子。あの実験のッ!!??)ズキッ

      (――絶望の底から救い出してくれた私のヒーロー――)

      (――夏の日に聞いた、あの力強い約束の言葉――)

      (――大切な後輩を命懸けで助けてくれた、あの頼もしい背中――)

      (――ボロボロに傷ついても、記憶を失っても揺るがない強固な信念――)

      (――自分だけの現実を根底から揺るがせるほど大切で、大好きなひと――)

      (――安心以上に不安、焦燥、嫉妬、悲しみを私にくれる酷いひと――)

    美琴「……」ボー

    美琴「うまくいったわ。とーぜんでしょ」キッパリ

    黒子「そう…ですか」ウツムク

    黒子「おめでとうございます、お姉様」ニコ

    美琴「ありがとーね、黒子」

    黒子「初春と佐天さんにも知らせなくてはいけませんわね」メルメル

    美琴「そ、そうね」

    黒子「明日は三人で根掘り葉掘り聞くので、お覚悟あそばせ」ニタア

    美琴「…お手柔らかに頼むわ」

    美琴「疲れたから、もう寝るね」トコトコ

    黒子「はい、お休みなさいませ」

    美琴「おやすみー」ゴソゴソ

    43 :

    「・・・・・・」ゴソゴソ

    44 = 31 :

    美琴「……」

    美琴「……ハッ!?」ビクッ

    美琴(何だ! 何が起こった! 何て言った!?)

    美琴(告白が成功したって、上条当麻が御坂美琴を受け入れたって)

    美琴(確かに言った……はっきり迷い無く)

    美琴(けどそれは結果だ。問題はその前、俺が御坂をどう想ってるか考えてた時だ)

    美琴(途中までは何ともなかった)

    美琴(でも絶対能力進化を、あの鉄橋で御坂の絶望をぶち壊す覚悟を決めた時の感情)

    美琴(それを思い出してたら……流れ込んできやがった)

    美琴(御坂の上条当麻を想う馬鹿デカい感情が……)

    美琴(白井と無自覚に話してたのは、処理しきれない感情が暴走したからか?)ウーン

    美琴(駄目だ。御坂みたいに分析できねえ)ガクリ

    美琴(分かってんのは俺と御坂の想いが完全に混ざっちまったことか……もう好きってレベルじゃねーな///)テレテレ

    美琴(御坂の俺も悪いって言葉、理解できるなあ。期待させるだけさせて放置とか、サド野郎が)イライラ

    美琴(……御坂に謝ろう。まずはそこから始めるんだ)

    46 = 31 :

    美琴(許してくれっかなー、にしてもさ)

    美琴(こんな卵が先か鶏が先かみたいな恋愛とか……)

    美琴(マジでついてねーよ)

    美琴(御坂と普通の恋愛してーのに……困ったな)ウトウト














    美琴(もう……アイツに逆らえる気がしない)スヤスヤ

    47 = 31 :

    ふう、ここまででプロローグは終了ですな
    やっぱ言葉責めとかいいよね!? ゲシュタルト崩壊とか……あはは
    週二回くらいこん位の量を投下できるといいなあ

    48 = 39 :

    乙!
    週2ペースでこの文量来るならすげぇ楽しみ

    50 :

    何故だろうか美琴がおバカさんにみえる


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