元スレアレイスター「超能力者達にバンドを組ませる――『最終計画』だ」土御門「」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
1 :
・頭のネジを締め忘れた人ばかりです原作通りの人は多分いねえ
・バンドって言ってるけど正直本格的なバンドをやれるわけがない
・こまけぇこたぁいいんだよ
あ、少なくても週一で投下すると思います
んじゃぼちぼち
2 = 1 :
土御門元春は携帯電話を片手に項垂れていた。
意味がわからない指令を下されたことに憤ってもいたし、拒否できない自分にもイラついていたし、なによりもなぜ自分が、という思いが強かった。
『窓のないビル』でアレイスターと会い、話してから数時間が経過しているのだが、土御門はべたりと会議室のテーブルに頬をつけてだらしなく携帯電話を見つめるだけである。
正直なところ、動きたくないのだ。
思い返してみると、どうも自分はスパイだなんだといいながら随分と彼の言いなりになっていた気さえする。
いっそここで大反乱でも企ててやろうかと思ってみるものの、行動に移す土御門ではない。
はあ、とため息を吐き、彼は携帯電話をパチリと開けた。まずは、最も電話し慣れている人物から取り掛かるべきだろう。
だるいなあやりたくないなあ放り出したいなあ。
そんなことを心中で思いながら、土御門は履歴を探し、とある少年に電話をかけた。
某月某日、とあるビルの会議室
一方通行「……、……」
御坂「……、……」
麦野「……、……」
土御門「……さーて、メンバーがある程度集まったところで」
一方通行「オイ待てこの状況を説明しやがれ、意味がわかンねェ」
土御門「だから、電話で伝えただろう。バンド組めって」
麦野「そこがわかんないのよ。いきなり電話がかかってきて何事かと思えば超能力者同士でバンドを組め? 馬鹿馬鹿しい」
御坂「だいたい、超能力者って言ったって七人いるはずでしょ! 三人しかいないじゃない」
土御門「第二位はともかく第五位は拒否、第六位は音信不通。第七位は一応来るって言ってたぜい」
一方通行「くっだらねェ。俺ァ帰る」ガタッ
麦野「なら私も」
御坂「! な、なら私も」
土御門「まあ待て、いや待ってくださいお願いします。話は最後まで聞け」
一方通行「……チッ」ガタン
麦野「えっ座るの?」カタン
一方通行「とりあえず聞くだけ聞いてやろォかと」
御坂「……そもそもこの面子、相当怨恨あると思うのよ」カタン
5 :
特定せんでも…
6 = 1 :
土御門「電話でも伝えたように、これはアレイスターからの伝言だ」
麦野「つくづく『上』の考えてることはわかんないわね」
一方通行「今に始まったことじゃねェだろ」
御坂(なんだろうすごく居づらい)
土御門「バンドを組む、ということの意味がわかるか? ――はい、超電磁砲!」
御坂「!? え、えーと、……そのー」
麦野(世の中に音楽を発信する、とか)ボソボソ
一方通行(音楽で世界を救う、かもしンねェ)ボソボソ
御坂「うー、えっとぉ……世の中に音楽を発信し世界を救う! と、とか」
麦野「混ぜたわ」
一方通行「混ぜたなァ」
御坂「なんでそこ妙に気が合ってんのよ!」
麦野「さあ? 会うのは初めてだけど」
一方通行「けどなンか同じニオイがすンだわ」
御坂「……、……」プルプルビリビリ
土御門「はいはいどーどー落ち着け落ち着け。ここでドンパチやられたら死ぬのはオレだけだにゃー」
一方通行「ひとつ言ってイイか、土御門ォ」
土御門「はいどうぞ一方通行くん」
一方通行「俺らでバンドを組ンでナニになるってンですかァ?」
麦野「環境破壊、地球破壊、宇宙破壊、……精神崩壊?」
御坂「なにそれ物騒」
土御門「だからオレに聞くな。アレイスターが言い出したんだ。なんか音楽で世界を救えるとか戦争起こせるとかプランがどうたらって」
一方通行「俺の勝ちじゃねェ?」
麦野「地球破壊はあながち間違ってもいないと思うのよ」
御坂「だからなんでそこ妙に会話がスムーズなの!?」
7 = 1 :
一方通行「あのよォ、仮にバンド組ンだとするだろ……ンでまァ、ライブするじゃねェか」
御坂「なんていうか色々段階すっ飛ばしてる気がするんだけど」
一方通行「あンまり言いたかねェンだが、俺は杖無しじゃ15分以上生活できねェぞ」
麦野「ああ、それでその杖立てかけてるわけね」
土御門「それなら問題ない。『一方通行、新しいチョーカーよぉ!(裏声)』」ボスン
一方通行「バタ子さンディスってンですかァオマエは!」キャッチ
御坂(打ち止めとアンパンマン観たのかしら)
麦野(元気百倍、アクセラレータン! とか……ねえな)
土御門「そのチョーカー、開発部がなんかもうものすごく頑張って作ったらしいぞ。なんでも12時間ぶっ続けで能力使用モード可だとか」
一方通行「!!!」
麦野「えーっと、つまりアンパンマンで言い直すと?」
土御門「半日バイキンマンから放水されまくってもピンピンしてる的な?」
御坂「そ、それ、無敵じゃないの……!」
一方通行「その喩えすげェムカつくンだけどやめてくンね? てェかアンパンマンに喩えンのおかしいだろ」
土御門「まあともかく、ちょっと着けてみろ」
一方通行「……信用できねェな、こンなことをして何になる。俺が抵抗したらどォすンだよ」
麦野「あー、でもさ。ちょっと聞いてほしいんだけどね」
御坂「?」
麦野「私の片腕、完全に治されてるのよ。片目も失ったはずなのに見えてるし」
土御門「……、……」
麦野「つまり、アレイスターは本気なんじゃないかって思っちゃってさ」
一方通行「ハッ、それでもまだ信じらンねェわ。開発部なンざ『上』の手駒そのものじゃねェか。第一、最初に開発したときは30分が限度だったろォ――」
カツ…カツ…カツ…
御坂「! 誰かの足音が聞こえる!」
土御門「……来たか」
8 = 1 :
カツ…カツ…カツ…
一方通行「……ナンバーセブンかァ? いや、あいつはもっと熱いやつって聞いたよォな」
麦野「……この足音、どこかで聞いた……まさか!」
カツ…カツ…カツ…
カツ…ピタリ
バタン!!!
垣根「よお、遅くなった」
一方通行「」
麦野「」
美琴「」
土御門「いや、さほど待ってないぞ」
垣根「お、マジで? んじゃしつれー、っと」ガタン
一方通行「……えっ?」
麦野「……はっ?」
御坂「?」
垣根「ん、そういや第三位とはこれが初対面だっけな。俺は垣根帝督、第二位で未元物質って能力持ちの」
一方通行「待て待て待てェェェェエエ!!! 土御門ォ! なンだこいつ! なンで生きてンだァこいつゥゥゥウウ!!!」
土御門「開発部が尽力したらしい。科学ってすげー」
麦野「ねえあんた、脳味噌三つに切り分けられてたんじゃなかった?」
御坂「!?」
垣根「あーそうそう。ぱっくりさっくりカッティングされてたみたいだぜ。こうして復活できてるしいいんだけどよ」
御坂「いいのかよ! え、このひとほんとに第二位!?」
土御門「ということで、ほぼ死んでた垣根を生き返らせるくらいだ。一方通行の電極の使用時間を増やすくらい造作もないんだが、わかったか」
一方通行「釈然としねェが理解するしかねェだろこれは」
垣根「おいおい、一方通行までバンドに参加すんのかよ。勘弁してほしいわ」
9 :
垣根くん復活だと!?
俺得展開キタコレwwwてかなにこれカオスそう
10 = 1 :
一方通行「あァ? ンだコラ、俺が参加しちゃ悪りィのか」
御坂「ちょっと待ちなさいなんかそれ参加したがってるように聞こえるから」
垣根「ああ悪いな。だってお前かっこつけて『ギターやる。モテそうだから』とか言いそうだし!」
麦野「それあんたの本音じゃないの?」
一方通行「ギターだァ? だァれがンなメジャー所選ぶかよ」
垣根「じゃああれか? タンバリンやっちゃう訳? マラカス?」
一方通行「は、イイぜイイぜオマエがそンなに言うならよォ……メトロノーム顔負けの正確さでカスタネット叩いてやンよォォォォオオ!!!」
垣根「上等ぉ! それなら俺はテメェ以上の完璧さでトライアングル鳴らしてやるよぉぉぉぉおおおっ!!!」
御坂「」
麦野「」
土御門「お前らそれバンドじゃねえよ」
一方通行「イイから用意! カスタネットォ!」
垣根「こっちはトライアングル! 新品希望ぉ!」
御坂「なんでこんなのがツートップなの」
麦野「世の中はいつだって理不尽よ」
土御門「チッ……お前ら! ここに呼ばれた意味を考えろ!」
一方通行「だからバンドだろォがよ!」
垣根「そうだバンドだ! 俺がリーダーの!」
一方通行「あン!?」
垣根「俺がリーダーでボーカルでギター!」
一方通行「……、あのさァ」
垣根「なんだよ」
一方通行「モテたいのオマエじゃねェ?」
垣根「んなわけねーだろふざけんなよ言いがかりだ」
一方通行「だってオマエそれ……モテ要素ふんだんに詰め込んだポジションじゃねェか」
11 = 1 :
垣根「何かの間違いだろ」
一方通行「じゃあオマエボーカル降りろよ」
垣根「い、や、だ!」
一方通行「ギターやめろ」
垣根「お、こ、と、わ、り!」
一方通行「リーダー辞退しろ」
垣根「ま、に、あ、っ、て、ま、す!」
麦野「間に合ってねえよお前じゃ全然足りてねえよ!」
一方通行「よく言った第四位」
御坂「同意せざるをえない……あの、ちょっといい?」
土御門「なんだにゃー」
御坂「その、バンド組むって話なんだけど。強制なのかな」
土御門「半強制的、といったほうが正しいだろうな。だが……」チラリ
御坂「?」
土御門「一方通行はチョーカーを身に着けてしまったし、垣根に至っては生身の体を得たいならバンドに参加しろ、というのが交換条件だったからな」
麦野「ってことは、私もか」
御坂「で、でも私は辞退したっていいのよね?」
土御門「……まーったく、どーでもいい話なんだけどにゃー、カミやんが最近バンドやってる女の子っていいよなーって言ってて、」
ガタタタタッ ビリビリバチン!
御坂「そこのバカふたりぃぃぃいいいっ!!! くっだらない争いしてないでさっさと役割決めるわよ!」
麦野「……恋は盲目。よく言ったもんよね」
土御門「そんな第四位に朗報ですたい。浜面仕上がどうやら最近ドラムにはまりだしたらしい」
麦野「そこのクソったれどもぉぉぉぉおおおおお!!!!! バンド名決めんぞコラァァァアアアア!!!!」
土御門(ちょろい)
13 = 9 :
つっちーなんという策士www
14 :
バタ子さんじゃなくて
バタコさんなんだぜい
15 = 9 :
>>14
こまけぇこたぁ(ry
16 = 1 :
一方通行「あン? 待て、足りねェだろひとり」
土御門「ああ、第七位のことなら」
ズダダダダダダダダダ
ギッコンバタンズキャーンドゥルルルルルッ
バァン!!!
削板「オレの歌を聞けぇぇぇぇぇええええええっ!!!!!」
一方通行「」
垣根「」
御坂「」
麦野「」
土御門「おー、遅いぜよー」
削板「遅い? オレが? 根性尽くして走ってきたこのオレが!?」
麦野「暑苦しい……うぜえ」
御坂「うざいっていうか……暑苦しい」
一方通行「それ同じこと言ってンだろォが……暑ちィし熱い」
垣根「遅刻を認めないあたり面の皮も厚いな」
土御門「とまあ、メンバー全員が揃ったところで。まずはバンド名から決めるぞ」
削板「? G.M.Revolutionじゃねえのか?」
垣根「はぁあ? まさか『軍覇が革命を起こす』とか言わねえよなテメェ」
削板「だってオレがボーカルで世界に売り出すんだろ。GMでいいじゃねえか」
一方通行「……どォも情報伝達が間違っていたよォだなァ」
麦野「こいつがボーカルでGMとか言い出すなら私は帰るわ。やってらんない」
土御門「まあ待て、オレが悪かった。オレがボーカルやってもいいって言ったからだにゃー」
御坂「第七位がボーカルやるとものっすごく暑苦しい気がする」
削板「ロックンロールは熱い魂、根性だろうがあああああ!!!」
垣根「うわっ、ロックンロールとか言った! そっち目指しちゃう訳!?」
一方通行「逆にオマエは何目指してンだよ」
17 = 9 :
俺の歌を聞けwwwwwwwwwwwwww
削板さんボーカル希望
18 = 12 :
ヴィジュアル系だろきっと
19 :
ゼェエエエエット!って言っても違和感がまったくないな
20 = 9 :
>>19
確かにな
21 = 1 :
垣根「ん、俺? ……こう、切ない系の……今流行りの……」
麦野「似合わない」
御坂「正直無理」
一方通行「切ない(笑)」
削板「つまらん」
土御門「ボロクソだな垣根」
垣根「うっせーよじゃあなんなんだよテメェらはよぉぉぉおおおお!!!!!」
麦野「仮に切ない系をやるにしても、てめえじゃ心に響かねえよヤリチンが」
一方通行(……なンつーか、俺もあンな感じなンだろォなァ)
御坂「ヤ、ヤリチ……」
垣根「!? は、おい待て待て待て第三位、なんだその目! 心から軽蔑しましたみたいな!?」
削板「軽蔑してるんだろどう見ても」
垣根「いやいやいや俺ヤリチンじゃねえしヤってる余裕あるような人生送ってねえしいやほんとこれマジな」
土御門「童貞なのか」
一方通行「うっわァ」
麦野「なんだ童貞か。なっさけねーな」
垣根「麦野はともかく一方通行テメェほんと覚えてろよ覚えてなさい覚えてやがっててください!」
御坂「なんなのこのカオスっぷり……」
土御門「レベル5だから仕方ない」
削板「まあ、バンド名はG.M.Revolutionでいいとしてだ。ポジションはどうするんだ」
垣根「だぁぁぁぁかぁぁぁぁぁらぁぁぁぁあああ!!!! お前はなんでそうさりげなく可決させてんだ絶望してえかコラ!」ファサッ
一方通行「とりあえず、バカふたりは総無視でバンド名を決めよォじゃねェか」
麦野「おっけー異論なし。そんじゃ……そうね、バンドっていうとメンバーのスペルをもじったりするじゃない」
御坂「でもそれだと面白くないし、ここはひとつ、通り名のスペルでどうかしら」
土御門「お、いい意見だな」
22 = 9 :
御坂GJb
23 = 1 :
削板「ん? つまりどうなったんだよ」
一方通行「それぞれ通り名の頭文字を使ってバンド名を考えンだよボケ」
垣根「じゃあ俺ダークマターだしdか」
土御門「ま、概ねそんなとこだな」
麦野「全員の頭文字言ってく?」
一方通行「acceleratorでaだ」
垣根「dark matterのdな」
御坂「railgunのrよ」
麦野「melt downerでmね」
削板「number sevenでnだな」
土御門(なんだかんだでこいつらノリノリなんじゃないのかこれ)
一方通行(a、……、……)
垣根(d、……、……)
御坂(r、……、……)
麦野(m、……、……)
削板(n、……、……)
垣根「……ひとつ今アナグラム考えてて気づいたこと言っていいか」
麦野「……多分同じこと考えてるわよ」
御坂「……ええ。わかってる、というかわかった」
削板「……ああ。オレ達、第一位以外は子音だな」
一方通行「あン?」
土御門「それはオレも考えた。つまり、この頭文字ではどう足掻いても単語がパッと浮かんでこないわけだ」
一方通行「さすが俺、頭文字まで便利さ第一位じゃねェか」
垣根「すっげえムカついたわ今」
麦野「でも母音だしaだし活用しやすいのは事実だね」
24 :
みてるよ!
25 = 9 :
一通さん言うことがいちいちすごいな(色んな意味で
26 = 1 :
土御門「あー、この方法はなしだ。バンド名にならない。発音できない」
一方通行「いっそめンどくせェし『a.d.r.m.n.』でイイだろ」
御坂「ひねりが足りないわ。そんなんじゃ世界に通用しない!」
垣根「おうおうやる気出てきてんなあお嬢さん。そうだぜ一方通行、俺達は世界に通用するバンドをつくり上げなきゃならねえんだ」
一方通行「」
削板「となると、やっぱりここは軍覇が革命を起こすG.M.Revolution一択だろ!?」
麦野「だからそれだと私までてめえの革命を手助けしてる感が否めねえだろうが!」
土御門「つくづく思うが、レベル5ってまとまりなさすぎだにゃー」
一方通行「……あのさァ」
一同「?」
一方通行「カタカナ表記で序列順に文字を取ってつなげりゃいいンじゃねェの」
一同「!」
土御門「つまり、『アクセラレータダークマターレールガンメルトダウナーナンバーセブン』を簡略化するってことか」
麦野「『アクセラダークレールメルトダウナーン』ね」
削板「比率おかしくねえかそれ! オレのナンバーセブン要素が足りない!」
垣根「珍しく第七位に同意するぜ。『アダークマタールトン』でどうだ」
御坂「レールガン要素が少ないっていうかそれ垣根さん要素多すぎじゃないの! 『アクマレールガントン』よ!」
一方通行「オイオイオマエら、テメェの名前優先にしてンじゃねェよ……『アクセラレータールダン』で決まりだァ!」
土御門「もうお前ら自分のことしか考えてないだろ。よく聞かないとどこに誰の文字が使われてるのかわかんねえよ」
削板「んっふっふーん、ここは! このオレが! こいつらをまとめあげる的な意味でG.M.Revolutionをだな!」
一方通行「ンじゃまとまらねェから他の案いくぞ」
垣根「うぃーっす」
麦野「はいはーい」
御坂「りょーかーい」
削板「……お前らがオレをとことん無視したいのはよくわかった」
28 :
>新しいチョーカーよぉ!(裏声)
やっべアホみたいな笑い声出しちまったwwww
29 = 9 :
>>28
安心しろ、俺もだ
30 = 12 :
さげようず
31 = 9 :
>>30
初心者なんでどうすればいいんだ
32 = 1 :
一方通行「次にバンド名で使われるのは共通点だなァ」
麦野「ああ、たしかにあるわね。私らの共通点ってまったくない気がするけど」
垣根「ないな。イケメンかつ学園都市第二位の俺がお前らとの共通点を持っているわけがないし」
御坂「……うーん……考えれば考えるほどまとまりに欠ける集団よね、レベル5って」
削板「それぞれが強すぎてほかを寄せ付けないからな、オレ達レベル5は」
一方通行「まったくだ。おかげで常に孤独を味わってきたよなァ、レベル5ってだけで」
垣根「周囲との壁を取り除くために仮面の付けっぱなしだぜ、レベル5だからよお」
麦野「誰からも理解されない化け物だからね、レベル5である以上」
土御門「……、……」
一方通行「いやァ、共通点ねェなァホント」
垣根「これほどまでに共通点がないと恐ろしくなるな」
御坂「ホモサピエンスってことくらいじゃない?」
麦野「バンド名ホモサピエンスってか? ないわー」
削板「しかし、このままだとG.M.Revolutionしか道はないと思うんだが」
土御門「……、……ゴホンッ」
一方通行「あァ? どォした土御門」キョトン
土御門「お前らそれはギャグかコントかツッコミ待ちかぁぁぁあああ!?」
垣根「何言ってんのお前」キョトン
御坂「いつコントしたのよ」キョトン
麦野「てめえに突っ込まれたくはねえな」
削板「ツッコミ?」キョトン
土御門「……無自覚らしいな。ひとつだけ指摘させてもらうが、お前らには最大の共通点があるだろう」
一方通行「いや、ねェよ?」
土御門「あ、る、だ、ろ、う、が!!! お前らは全員レベル5! 超能力者! これ以上の共通点があるか? いやない!」
御坂「そこまで強調しなくても」
33 :
>>31
初心者って…
メール欄にsageって入れるんだよ
あと>>は半角だ
34 = 9 :
土御門すごいな、流石多重スパイ
35 = 12 :
ID:u5OpH8w0はよそのスレでさんざん安価についてもいわれてたけどまったく気にした様子もねーし、もうほっとくしかねーよ
36 :
>てめえに突っ込まれたくはねえな
麦のん意味取り違えてるwwwwww
37 = 9 :
>>33
ありがとう、初めて知った
40 :
初心者ワロタw
半年ROMってろよ
41 = 9 :
>>40
やってみるわ
42 :
この爆撃祭り中に上げ続けとか迷惑ってレベルじゃねーぞ
43 = 1 :
一方通行「まァ、そォいや俺達はレベル5だったわ。それ以外の理由でここにいるわけがねェ」
垣根「んじゃどうするよ? バンド名レベル5にしちゃう訳?」
麦野「それで文句はないでしょ。あ、ちょっとホワイトボード借りるよ」
キュッキュッ
麦野「『レベル5』、『LEVEL5』、『LEVEL FIVE』、『Lv.5』。こんなもんか、どう?」
削板「こうしてみると表記次第で印象が変わるな」
御坂「んー、一番下のLv.5だと、ポケモンの御三家を博士から受け取ったときの心境を思い出すもんね」
垣根「ああ、あれどうにか三匹くれねえかなっていつも思うんだよなあ。ライバルとかマジいらねえからよ」
一方通行「ンなこと言ったらゲームシナリオめちゃくちゃじゃねェか。どォすンの? ライバルいねェと主人公も成長しねェンだぞ」
土御門「なんつーか今の発言若干自分とかぶせてないか」
削板「オレは二番目のLEVEL5を推すけど」
土御門「よし、それじゃ多数決といくぞ。一番上がいいやつー」
シーン
土御門「二番目ー」
一方通行「ン」ノ
垣根「これだな」ノ
御坂「これよね」ノ
麦野「これだって」ノ
削板「これしかねえ」ノノ
土御門「……なんで削板が両手を挙げているのかはあえてつっこまないが、『LEVEL5』でいいんだな?」
一方通行「おォ。なンかかっけェし」
垣根「まあそのままだけどな」
麦野「バンド名は決まった、か。あとすることって言ったらポジション決めかしら」
御坂「あーはいはいっ! 私ギター希望で」
削板「はいはいっ! オレはボーカルで!」
垣根「どっちも俺やるから却下!!!」
一方通行「オマエやっぱイイトコ取りすぎンだろ」
46 = 1 :
土御門「ふむ。一応希望でも取っておくか……ギターやりたいやつは?」
垣根「俺!」
御坂「はいっ!」
麦野「まあメインって感じするしねえ」
土御門「んでベース」
一方通行「……、はァい」
垣根「ベース? お前あの太い弦でやれんの?」
一方通行「なめてンのかオマエ」
土御門「ベースはほかにいないから決定、っと。あとはドラム……」
シーン
土御門「麦野、やらないか?」
麦野「ウホッ、って何さらすんじゃボケェェェェエエエ!!!!」
垣根「今のは完全に悪乗りだろ」
一方通行「だな。深読みだぜェ、ところで第七位」
削板「?」
一方通行「ドラムってのは一番根性が必要なポジションだァ、……言いたいことはわかるな?」
削板「!」
御坂(落とす気か)
麦野(落とす気ね)
垣根(やらす気だな)
土御門(とは言え、いくら削板が愛と根性の男だからといってそう簡単に)
削板「わかった、ならオレがやるしかねえな! ドラム!!!!」
土御門「」
一方通行「俺の目に狂いはなかったよォだなァ……!」
垣根「あいつが乗せられただけとも言う」
47 = 1 :
麦野「ドラムは第七位ってことか。ちなみに私はキーボードならできるんだけど、いいわよね?」
土御門「ああ、異論はないな。……で。麦野以外のお前ら、楽器の演奏はできるのか?」
御坂「私はヴァイオリン弾けるし、ギターも多分弾けるわよ。それにエレキなら能力使えるもの」
一方通行「俺はとくに演奏したことねェ分飲み込みも早ェから問題ねェ」
垣根「自分で言うかそれ! 俺はギターならちょっとかじってました!」
削板「オレはなにもやったことないけど根性でなんとかします!」
土御門「……まあ、なんとか……なるかにゃー……?」
一方通行「ンでェ? 結局ベースが俺、キーボードが第四位、ドラムが第七位。あとは決まってねェだろォが」
麦野「垣根、あんた切ない系やりたいっつったよね」
垣根「? ああ、言ったけどお前らぎったぎたのめっためたに否定しただろ」
麦野「だったらさあ、女性ボーカルと男性ボーカルでわけりゃいいのよ」
御坂「! えーっと、私もボーカル、垣根さんもボーカル、ふたりともギターってこと?」
麦野「そうそう。垣根じゃ切ない系なんて歌ってもマジきめェだけで終わるけど、女の子ならまだ聴けるし」
一方通行「アリかもしれね、」
削板「ないないないなしなしなしーっ! それならオレだって歌うぞ!」
土御門「ドラム初心者の削板くんに教えてあげるぜい。歌えるドラマーはほとんどいない、いいとこコーラスだ」
削板「!? で、でも根性で!」
一方通行「いねェとは言わねェけどさァ。そもそもオマエ、歌うめェの?」
御坂「……、……一方通行。あんた単刀直入すぎるわ」
垣根「言っとくけど俺はうめえよ。カラオケで90点台余裕だし」
麦野「あんたはなんか器用そうよね。一室に女の子連れ込んでわざとらしく『ずっと君だけを愛してるー』とか言いながら迫りそう」
垣根「したことねえよ!」
一方通行「切ない系ってそォいうのだろ。ってことはカラオケで歌いなれてンだろ。つまり君だけを愛してると言いつつもオマエの『君』は何十人もいるンだろ」
削板「一途になれないやつって……」
垣根「なんなのお前らなんなのほんと見た目で人を判断しちゃいけねえんだぞ!?」
48 :
軍覇にドラムの繊細な扱いは無理だよ、まず8ビートが困難でしょ(笑)と現役ドラマーが呟いてみる
49 :
>>48
ナンバーセブンの繊細さなめるな
学園都市の科学者が手を出せないほど繊細なんだぞ彼は
50 :
>>48
削板さんの事だから根性でカバーできるだろ。
たぶん
みんなの評価 : ★★★
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