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元スレ一方通行「あれから一年か....」美琴「早いもんね....」
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表現とかは意見を言ってけばその内洗練されてくでしょ
まーでも
漢字とかがちょくちょく違う
以外→意外
類猿人→類人猿
応援してる
まーでも
漢字とかがちょくちょく違う
以外→意外
類猿人→類人猿
応援してる
とあるifの物語
美琴、十歳、レベル5についに到達。
次の日。
研究「今回は君以外のレベル5に会ってもらいたいんだ」
美琴「どんなヤツですか?」
研究「二人いてね。君より順位が上だ。『一方通行』と『未現物質』という」
美琴「第一位に第二位......」
研究「あぁ、ここだよ」
プシュー
一方「死ねェェェェェェェェェエエ!!!」
垣根「テメェが死ねェェェェェェェェェエエ!!!」
ドゴーン!ズギャ!バキッ!ドゴーン!!バガッ!!
美琴、十歳、レベル5についに到達。
次の日。
研究「今回は君以外のレベル5に会ってもらいたいんだ」
美琴「どんなヤツですか?」
研究「二人いてね。君より順位が上だ。『一方通行』と『未現物質』という」
美琴「第一位に第二位......」
研究「あぁ、ここだよ」
プシュー
一方「死ねェェェェェェェェェエエ!!!」
垣根「テメェが死ねェェェェェェェェェエエ!!!」
ドゴーン!ズギャ!バキッ!ドゴーン!!バガッ!!
美琴「......はい?」
研究「はっはっはっ、今日は一段と激しいねぇ」
美琴「え?日常!?こんな音速を超えてる喧嘩が!?」
研究「大丈夫。ここは核シェルターの五倍の強度を持つ特別室だから」
美琴「いや、そうじゃなくて!(ダメだこの人!なんか家のお父さんに似てる感じがする!)」
一方「このメルヘン野郎がァ!また冷蔵庫に閉じ込めんぞ!?」ブォッ!!
垣根「黙れモヤシ!人のトラウマほじくんな!テメェこそまた激辛コーヒー飲まされてぇのか!?」シュン!スパッ!
一方「お前イタズラに能力使ってンじゃねェェェェェェェェェ!!」ギュオッ!!
垣根「テメェも使ってたろうがァァァァァァァァァァ!!」ギュオッ!!
一方「メルヘンヤロォォォォォォォォ!!」バッ!
垣根「モヤシヤロォォォォォォォォ!!」バッ!
ドゴォォォォォォンッ!!
一時間後
美琴「は、始めまして、御坂美琴って言います......」
一方「......一方通行だ」
垣根「始めまして、お嬢さん。自分は垣根帝督と言います。宜しければ今度デートにでも...「なにイキナリナンパしてンだよ」ゴンッ! グボッ!?なにしやがる!?」
一方「何って、ケリ?」
垣根「そうかそうか、そんなに死にてぇのかテメェ!!」
一方「上ォ等だァ!!」
研究「はいはい、あんまり暴れると音爆弾喰らわすよ?」
一方・垣根「すみませんでした!!」
美琴「ねぇ、音爆弾って何?」
一方「(なんで俺に聞く?)アー、手榴弾みてェなヤツで、大きな音がするやつだ。...この前は黒板を爪で擦る音だった......グボッ!?なにしやがるテメェ!」
垣根「ちくしょー!なんでだ!どうしてテメェの方がモテるんだ!?クソ!俺の方がこんなアルビノ野郎より百倍かっけぇーよ!」
一方「アルビノじゃねェ!能力の弊害だっつーの!」
美琴「お、落ち着いて......あれ?そういえばさっきの一方通行って能力名よね?名前は?」
一方「っ、それは」
垣根「あー、こいつな!能力名を大層気にいっちまってな!こっちを本名にしちまったんだ!」
美琴「へー、そうなんだ.......」
一方「(テメェ......)」
垣根「(礼はいらねぇよ)」
一方「(お前、意外といいや)」
垣根「(今度奢れ。一万単位で)」
ブチッ!
一方「あァそうですね!ちょっと見直しかけた俺がバカでしたァ!」
垣根「バーカバーカ!」
バキッ!ベキッ!ドカッ!ゲシッ!
美琴「い、いいの?止めなくて?」
研究「まぁ、能力を使わないタダの殴り合いだしね。それにしても......意外だね」
美琴「?」
研究「いや、彼が簡単に打ち解けていることが、だよ。垣根君の時も三日目ぐらいからようやく会話をし始めたのに」
美琴「えーと、やっぱり女の子だから?」
研究「はっはっはっ、かも知れないね。君は彼らを見てどう思う?」
美琴「...やっぱり同じ人間で、男の子だなぁと」
研究「そうか」
垣根「へいへい!どうした一方通行!反射を含む能力を使わなかったら、んなもんか!?」
一方「なめンなァ!ナンパ野郎に負けてたまっかァ!」
ドコッ!
研究「おっ、クロスカウンター」
美琴「あっ、二人とも倒れた」
研究「さて、酸素カプセルに入れるか。ちよっと一方君を運んでやってくれないか?」
美琴「あっ、はい。おーい、自分で立てる?」
一方「あ、ああ......」
垣根「な、なんでアイツにフラグが.......」
研究「さぁ?」
一ヶ月後
垣根「この前よ、第四位にあったぜ」
美琴「へー、どんな人だった?」
垣根「......なんかかめ◯め波打ってた」
美琴「......何それ?」
垣根「後恐らくヤンデレ」
美琴「......かめ◯め波打つヤンデレって......」
垣根「あり?そういや一方通行はどうした?」
美琴「家に行ったけどいなかったって、どうしたの?」
垣根「...ちくしょう、なんであんな野郎が......」
美琴「よ、よく分からないけど。ほら、テレビでも見て待ちましょ」
垣根「くそ、昨日負けたポーカーの借りを返してやるつもりだったつーのに......あのバカは今何して「緊急速報です!」っ!?」
美琴「えっ?」
『第七学区にて、十二歳程度の少年が警備員と戦闘している模様です!第七学区のーーー近くにいる人はスグに避難して下さい!』
垣根「おいおい、まさか......」
『情報が入りました!少年の容姿は白い髪に赤い目ー」
美琴「そ、そんな......」
垣根「チッ!あの時と一緒かよ!」
美琴「アイツを助けないと!」
一方「あーあ、人助けでもしてみるかと思ったらこれだ」
一方通行は歩道橋の上で、遠くを見る。
戦車や大形警備ロボットが音を立てながらやって来ているのを。
不良に絡まれてた奴を助けたら、不良がどっかのお坊ちゃんで、やって来たボディガードを吹き飛ばし、気がつけばこんな状況に。
一方「やっぱ、俺は普通に生きるのは無理なンだよ.......オレみてェな化け物には、到底無理だったンだ」
バッサバッサ!
一方「っ!?」
一方通行が上を見上げると、そこには、
美琴「こらー!何やってんのよ!」
垣根「ば、暴れんな!誰か抱えて飛ぶの始めてなんだからよ!」
一方「て、めェら、なンで、ここに......」
美琴「なに言ってんのよ!アンタバカぁ!?」
垣根「テメェにはポーカーの借りがあんだよ!サッサと帰んぞ!」
一方「......垣根、今スグ、そいつ連れてここから離れろ」
美琴「ちょ、なんでよ!?」
一方「見りゃわかンだろうが!俺はな、化け物だ!テメェ等みてェな人間と一緒にいちゃならねェンだ!だから、サッサと帰れ......オレのこたァ、もォ忘れろ。いつか、巻き込まれるぞ......」
美琴「......そう、化け物だから、ね......」チャリ
一方「っ!オイテメェ何」
ドォォォォォォォン!!
一方「おま......なにして...!?」
美琴「さて......十歳で無人戦車をコイン一枚で吹き飛ばせるやつは、人間って言うの?」
一方「っ......」
垣根「オイこら一方通行。テメェが言う最強ってのはんなもんなのか?」
一方「......」
垣根「女の子にここまでさせといて、今更どうこう言わせねぇぞ!最強!」
一方「っ!」
垣根「テメェはどうしてぇんだ!サッサと行動で示しやがれ!」
一方「ウ、ウォォォォォォォォッ!!」
「警告、警告、スミヤカニ「ウッセェ!!」グシャ!!
一方「化け物とでもなんでも言うやがれ!俺は、帰ンだよォォォォォォォォ!!」
ーーーーーーーー
結局、この後色々あったものの、最初のたかられていた少年の証言で、一方通行はお咎め無しだった。
ーーーーー
三年後、
初春「あっ、あそこですよ!ゲコ太ストラップが貰えるクレープ屋さんは!」
美琴「よし!ゲットし、よ......」
黒子「あら、あのベンチにいらっしやる方達......」
一方「だー!テメェウゼェ!アイツとはなンもねェっつてンだろォがァ!」バキッ!
垣根「黙れリア充!川に石持って飛び込んで死ね!」ドカッ!
美琴「あんたら何やってんだゴラぁ!!」バリバリ!
一方「美琴!?ちょ、今反射切ってギャァァ!?」
垣根「あぶな、ギャァァ!!」
美琴「たっく、あんた等のせいでゲコ太取り逃がすとこだったじゃない!佐天さん、ありがとね!」
佐天「い、いえ......あ、あの、それでこの人達は?」
一方「お前もしつけェな!ツインテジャッジメントォ!!」
黒子「あなた本当にお姉さまとは何もありませんの!?本当の本当に!?」
一方「オイこの変態どうにかしろォ!」
垣根「始めましてお嬢さん。私は垣根帝督と言いまし「助けろォ!」ちょ、おまっ!今いいとこなんだよ空気よめよ!」
初春「あわわわ......」
美琴「恥ずかしいから落ち着けあんた等!」
佐天「だ、第一位と第二位......!?」
垣根「あっ、それ間違いだから。俺の方が強えから」
一方「黙れ。カードゲーム全敗したろうが」
垣根「だけど人生ゲームは俺が勝ったぞ!?」
美琴「うん、黙ろうね」
初春「はわぁー凄いです。一、ニ、三とこの学園都市最強のレベル5が同じ空間に居るなんて......」
黒子「あなた、レベル5でしたのね......しかも第一位。だがしかし、黒子は負けませんわよ!」
一方「うン、テメェもう警備員に捕まって来い」
佐天「......」
初春「?どうしました?佐天さん?」
佐天「いや、なんかさ、凄いなぁと。私レベル0だし......」
美琴「レベルとかあんま関係ないと思うんだけどなぁ......」
一方「そォだな。同じ息を吸う人間ってのは変わんねェしよ」
垣根「変わるのはウサギが茶ウサギになるくらいだぞ?」
一方「テメェウサギってのは俺だな?俺なンだな?」
垣根「ハッハッハッー、なんのことやら?」
一方「ムカつく!スゲームカつく!こいつぶっ飛ばしていい!?」
美琴「落ち着け!」
垣根「あっ、それ間違いだから。俺の方が強えから」
一方「黙れ。カードゲーム全敗したろうが」
垣根「だけど人生ゲームは俺が勝ったぞ!?」
美琴「うん、黙ろうね」
初春「はわぁー凄いです。一、ニ、三とこの学園都市最強のレベル5が同じ空間に居るなんて......」
黒子「あなた、レベル5でしたのね......しかも第一位。だがしかし、黒子は負けませんわよ!」
一方「うン、テメェもう警備員に捕まって来い」
佐天「......」
初春「?どうしました?佐天さん?」
佐天「いや、なんかさ、凄いなぁと。私レベル0だし......」
美琴「レベルとかあんま関係ないと思うんだけどなぁ......」
一方「そォだな。同じ息を吸う人間ってのは変わんねェしよ」
垣根「変わるのはウサギが茶ウサギになるくらいだぞ?」
一方「テメェウサギってのは俺だな?俺なンだな?」
垣根「ハッハッハッー、なんのことやら?」
一方「ムカつく!スゲームカつく!こいつぶっ飛ばしていい!?」
美琴「落ち着け!」
初春「あはははは.....あれ?」
黒子「?どうしましたの?」
初春「いやあの銀行、なんでこんな昼間から防犯シャッターを閉めてるんでしょう?」
佐天「へ?」
美琴「え?」
ドゴォォォォォォォォン!!
一方「!」
垣根「チッ、誰だこんな昼間っから」
黒子「みなさんはここに居て下さいな!」
美琴「避難しそこねた男の子いた!?」
一方「バスの中には居ねェ!」
垣根「こっちもだ!」
佐天「ハッ!?」
強盗「オラ来いガキ!」
子供「誰か助けてー!」
佐天「その子をはなして!」ガシッ!
強盗「こっの、ガキっ!」
ゲシッ!
佐天「あう!」
フワッ
ガシッ
佐天「えっ?」
垣根「おいテメェ。女の顔足蹴にするとか、ふざけてんじゃねぇぞ?」ギロッ!
佐天「つ、翼......?」
強盗「ひ、ひぃ!」
黒子「マズイ!車に乗って逃げますわ!」
美琴「あー、大丈夫よ」
強盗「だ、誰か道路の上に立って?」
「残念、ここから先は地獄までの一方通行だ」
グシャァ!!
強盗「ぶくぶく」
一方「はっ、その小せェ脳みそシェイクできたかよ?」
黒子「なっ、車が、潰れた?触れただけですのに......」
美琴「あれが、最強の力って訳よ」
はい!ゴメンなさい!書きたかったんです、はい!
明日本筋の方頑張るんで!マジすみません!
心理掌握の口調どうしよ......
>>176 いや、まだまだ続きます。しかし、投稿していいのか......垣根×佐天になるし、レベル5の第六位はあいつになるし......
木原くンも出ないかなと思ったがポジが二人のどこかしらに被りそうだ
すみません......
時々本筋の方の調子が悪くなったら書くと思います。
本当すみません......
本筋行きます!
夏休み、初日、七月二十日、午前十一時
「......もう一回言ってみろ」
「お買い物に行きたい!ってミサカはミサカは「却下」えー!?何でってミサカはミサカは憤慨してみる!」
「?どうしたのよ?」
何かを言い争う二人に、美琴は声をかけた。
グルン!と一方通行に向けていた体の向きを、打ち止めはかえて美琴に向ける。
「あのね!私はお買い物に行きたいんだけど、この人が動いてくれないの!ってミサカはミサカはこの人の態度に憤慨しながら言ってみたり!」
「一人で行ってこい」
「ヨミカワが行くならあなたと行けって言ってたの!ってミサカはミサカはさっきも言ったことを繰り返してみたり!」
打ち止めは腰に手を当てながら、ブーブー言うが、一方通行は無視してソファーに横たわる。
時々本筋の方の調子が悪くなったら書くと思います。
本当すみません......
本筋行きます!
夏休み、初日、七月二十日、午前十一時
「......もう一回言ってみろ」
「お買い物に行きたい!ってミサカはミサカは「却下」えー!?何でってミサカはミサカは憤慨してみる!」
「?どうしたのよ?」
何かを言い争う二人に、美琴は声をかけた。
グルン!と一方通行に向けていた体の向きを、打ち止めはかえて美琴に向ける。
「あのね!私はお買い物に行きたいんだけど、この人が動いてくれないの!ってミサカはミサカはこの人の態度に憤慨しながら言ってみたり!」
「一人で行ってこい」
「ヨミカワが行くならあなたと行けって言ってたの!ってミサカはミサカはさっきも言ったことを繰り返してみたり!」
打ち止めは腰に手を当てながら、ブーブー言うが、一方通行は無視してソファーに横たわる。
「ハァ......アンタさぁ、子供のお願いぐらい聞いてあげなさいよ。どうせ暇なんでしょ?」
「メンドイ。第一、このクソガキの願い全部叶えてたら日が暮れるっの」
呆れたように言う美琴の言葉に、一方通行は寝返りながら適当に返す。
それを見て、美琴はならと、
「よーし、打ち止め。こんなモヤシロリコンはほっといて私と行こっか」
「えっ!?本当!?ありがとうお姉様!ってミサカはミサカはお姉様に抱きつきながら感謝する!」
打ち止めを抱きつかせた状態で、楽しそうにクルクル回る美琴を見て、一方通行は一回だけ、
「...チッ」
舌打ちした後起き上がる。
そして腕につけていた杖がガチッと音をたてて伸び、床につく。
「......どこ行くンだ」
「あれ?アンタ結局ついてくるの?」
「この人はこう見えて優しいんだよってミサカはミサカは言ってみる」
「別に......オラ、行くンならとっと行くぞ」
「はーい!ってミサカはミサカは元気に返しながら玄関に向かってダッシュ!」
ダダダッ、と走って行く打ち止めをハァ、とため息を吐きながら一方通行はついて行く。
「......?」
美琴はその一方通行の行動に首をかしげながらも、玄関に向かって歩いていった。
「おー!手を繋ぐのは久しぶりなんだよ!ってミサカはミサカは久しぶりの人の温もりを感じながら言ってみる!」
「へぇー、一方通行は手を繋いでくれないの?」
「うん。あっ、でも!ロシアに居た時は手を擦って温めてくれたよってミサカはミサムグッ!」
「余計なこと言ってンじゃねェよ」
美琴と左手で手を繋ぎながら喋っていた打ち止めの口を、一方通行は杖をついてない方の手で塞ぐ。
「......アンタってさ、意外と過保護?」
「危なっかしいからそう見えるだけだ」
美琴の問いに、一方通行は適当に答える。
そして一方通行は逆に尋ね返した。
「ンで?どこに行くンだ?」
「いつものデパートもいいけど、今回はお姉様のオススメがいいな!ってミサカはミサカはお願いしてみる!」
「私の、ねぇ。あんまり期待しないでよ?」
少し考えて美琴は打ち止めにそう言った。
打ち止めはその言葉に「やったー!」と叫びながら飛び上がり、それを見ながら一方通行は「うるせェ...」と呟く。
周りの通行人は和やかな視線を送っていた。
「決まったンならサッサと行くぞ」
そう言って一方通行はスピードを上げようとするが、スッと手を差し出され、怪訝そうに手の主、打ち止めを見る。
「オイ、この手はなンだ?」
「右手が空いてるから貴方に握ってほしいのってミサカはミサカは強くお願いしてみる」
「ハァ?なンで俺がンなことしなきゃなンないンですかァ?」
「お姉様と手を繋いだ状態であなたと手を繋げたら、最ッ高に嬉しいってミサカはミサカは理由を話してみる」
ジーと、言い終えてからも見続ける打ち止めの顔見た後に、もう一人の人物、美琴の顔を一方通行は見る。
美琴は笑顔だった。
その笑顔を見て、一方通行は渋々といった感じで差し出されていた手を握る。
「よっしゃー!ってミサカはミサカは叫びながらぴょんぴょん跳ねてみる!」
「クソガキィ!ブチ殺すぞォ!?」
「あはははッ!」
「テメェも笑ってねェでサッサとこのガキ止めろォ!」
手を繋ぐ三人は、まるで家族のようだった。
周りの通行人はそう思ったそうな。
ただ、それを別の視点で見てしまう人もいる訳で、
「た、大変......!す、スグに白井さんに連絡しないと......!」
「そ、そうですね!」
セブンスミスト
「どう?」
「いいんじゃねェの?」
「どう?」
「いいんじゃねェの?」
「どう?」
「いいんじゃねェの?」
「アンタ、さっきから同じことしか言ってないじゃない!」
「あったり前だろォがァ!もう二時間だぞ!?いい加減疲れるわボケェ!」
「えー、そんなに疲れないわよ、ねぇー?」
「ねぇー?ってミサカはミサカはお姉さまのマネをしてみる!」
そんな二人を見て、一方通行はため息を漏らす。
やはり女性は男性とは違う生き物らしい。
「サッサと飯が食いてェ......あン?」
チラッと、視界の隅に何かが映った。
一方通行は反射的にチョーカーのスイッチを入れる。
その行動に美琴と打ち止めが尋ねる前に、
「......死ねェェェェェェェエエ!!グハッ!?」
誰かが突然一方通行の背後に出現したと思ったら、反射で吹き飛んだ。
「......はっ?」
「なんかギャグみたいに吹き飛んで行ったよって、ミサカはミサカはボーゼンとしながら言ってみる......」
「...どうやら空間移動みてェだが、何処のどいつだ?」
呆れながら言う三人の目の前に、さっき吹きとんだ人物が再度突然出現した。
その人物は......
「お姉さまぁ!」
「く、黒子!?」
「......知り合いかよ。お前の知り合いまともな奴いねェのか?」
「あなたもその内の1人だけどねって、ミサカはミサカはイタタタッ!?」
打ち止めの頬をつねりながら、一方通行は目の前の少女、黒子をよく見る。
腕には風紀委員の腕章があった。
「......こいつ、風紀委員かよ......」
「お姉さま!この方はどなたですの!?後このちっこいお姉さまは!?」
「ちょ、アンタ少し落ち着きなさい!」
「...ハァ」
一方通行は再度、ため息を吐いた。
「ふぁー......なんか疲れて眠くなって来たかも......」
「疲れてじゃなくてハラ一杯になっての間違いだろォが」
そう言って一方通行は公園のベンチに座りながらハンバーガーの袋をぐしゃぐしゃにする。
あの後、黒子の質問(ちなみに53個あった)に全て答えてサッサとセブンスミストから出た三人はハンバーガー店に寄った後、公園にて遅れた昼食をとっていた。
打ち止めは三個食べてお腹一杯になったのか、ウトウトし始める。
「ね、む、た......」
「はいはい」
隣に座っていた美琴は打ち止めの体を倒し、自分の膝のうえに乗せる。
膝枕の状態で打ち止めは体を丸め、クウクウと寝息を立て始めた。
「くす、かわいい寝顔......」
「お前のガキバージョンなだけだろォが」
美琴が打ち止めの髪をかきながら言った言葉に、一方通行が缶コーヒーを飲みながらつっこむ。
しばらく、サラサラとした風と髪の音が場を包んだ。
缶コーヒーを飲み終わり、一方通行は缶を右手で弄びながら、口を開いた。
「ナァ、お前どういうつもりだ?」
「なーによ」
「なンで、俺と普通に居ンだって聞いてンだ。俺が何したか忘れっちまったのか?」
「忘れるわけないでしょうが。アンタは私の妹達を殺した。それは一生忘れないし、許そうとも思わない。けどね、」
美琴は膝の上に乗った穏やかな寝顔を見ながら言う。
「敵意と好意が一緒とは限らないでしょ?」
「...なに?」
「アンタは確かに妹達を殺した。けど、打ち止めを含む妹達を救ってもいる。だから、少し見方を変えることにしたのよ」
「......」
美琴の予期しない言葉に、一方通行は缶を握り締め、黙りこくった。
「それに、」
「?」
「妹がアンタを信用してるってのに、姉が殺し合いとかしていい訳ないでしょうが」
「......少し前のテメェからは考えられねェなァ?」
「そう?まぁ、他のことに夢中だったからね」
他のことが何かは聞かない。
一方通行は最後に一言。
「やっぱテメェら姉妹揃ってバカだわ」
「バカってなによ!バカって!」
美琴の怒鳴り声で打ち止めが起きてしまったのは、また別の話。
自分的には三部のうちの一部が終了?そんな感じです。
いままで感想+応援+意見有難うございます!
これからもよろしくお願いします。
最後に、一方さんカッケェェェェェェ!!(二日前やっと二十巻読んだ)
いままで感想+応援+意見有難うございます!
これからもよろしくお願いします。
最後に、一方さんカッケェェェェェェ!!(二日前やっと二十巻読んだ)
乙。
ほのぼのしてるなあw
一方通行と美琴の関係再構築編、といったところかな
次も楽しみにしてるよ
ほのぼのしてるなあw
一方通行と美琴の関係再構築編、といったところかな
次も楽しみにしてるよ
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