元スレ勇者「やいやいやいっ!まおう!!!」
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>>550続き
外伝3
「今度の勇者、今までのと違って力で押してくるタイプじゃなく、人間にしては
かなり高い魔力の持ち主で、魔法をメインに戦う勇者、という報告をしたはずですが…」
……てへっ!
「あああ!だからあれほどっ!」
「まてっ!魔王!そんな幼い子供を人質にとるなんて卑怯だぞ!」
え?
「へ?」
勇者(♀)が睨んでいるのは明らかに側近2の方で。
…ニヤリッ
「きゃー!勇者さまぁ!助けてぇー!」
「あーっ!?陛下いきなり裏切らないで下さい!?」
まあまあ。もし死んだら後で復活させてあげるから。
絶対ですよ!?それと、ついでだからって変な改造も無しですよ!目覚めたら右手が
ドリルとか嫌ですからね!?
…ちっ!
うわ今ちっ!って言ったぁ!
という高位の魔族にのみ通用する高度なアイコンタクトをかわすと、側近2から離れ、
一目散に勇者(♀)の元へ。
「もう大丈夫だからねっ!さあ魔王!正々堂々と勝負!といいつつエル〇キアランス!」
ぞぷっ!
あ、直撃…。
「…ふっ、たかが人間が放つ、こんなしょぼい魔法など効かぬわ!」
おー、さすが側近2!意外とノリノリじゃないか!
足ガクガクしててやせ我慢してるのバレバレだけど!
「くっ、さすが魔王ね!」
…気付いてねーし。
「でも最初っからそんなの効かないとは思っていたわ!でも、これならどうかしら!?」
そういって掲げたのは一本のナイフ。
「…はい?」
側近2が戸惑うのも無理はない。
だって勇者が掲げたのはナイフはナイフでも、食事用のナイフだったから。
あ、でもあれ、もしかして…
「ふっふっふ、どお?伝説の宝剣を叩き直して作ったと言われる伝説のナイフよ!
ハッタリだと思うならすじばった牛スジ肉を華麗に切り裂いてあげるわ!」
あー、無くしたと思ってたら、人間達の手に渡ってたか。
側近2が一生懸命作ってくれた物だから、無くしたのずっと黙ってたんだよね。
「ほほう、それは確かに我が叩き折った宝剣より作ったもの。まさか人間達に渡っていたとはな」
あああ、側近2こっち見てる!おもっきし見てる!ごめんってば!
「ならば我も本気を出して相手をしてやろうぞ」
そういうと側近2はマントを投げ放ち、
「ぐぉおおおんっ!」
そちらに一瞬目をやると、貧相な側近2が一匹の巨大な竜に変身していた。
おお、側近2!いつの間にそんな隠し芸を!?
てっきり幻術を使ったハッタリしか出来ないヤツだと思っていたのに!
「くっ!正体を表したわね!魔王、覚悟!」
その巨大な竜に躊躇いもせず突っ込む勇者(♀)
あ、階段でこけた。
「さ、魔王。今のうちに後ろからどつくか、やられたフリして逃げるか決めて下さい」
不意に側近2が後ろに現れる。
あ、なんだやっぱ幻術か。「ええ、どうせ幻術ばっかのハッタリ野郎ですよ。ところで、
なぜ彼女があのナイフを持っているのか、じっくりとお話を聞かせていただけますか?」
はっはっは。側近2よ、ニコニコしてるのに目が笑ってないのは怖いぞ?
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>>551続き
外伝4
「くっ!伝説のナイフでも傷一つ付けられないとは!」
そりゃまあ幻だし。
これだけ切り付けてもスカスカなんだから、いーかげん幻だと気付きそうなもんだが、
どうやらこの勇者(♀)、かなり頭がかわいそうな子らしい。
「ハアッ!ハアッ!さすがね!なら、奥の手を出すしかないわ!黄昏よりも昏きもの
血の流れより紅きもの 時の流れに…」
やばい!この呪文は…!
「陛下が青ざめてる!?これは一体なんの呪文なんですかっ!?」
この呪文は異世界の魔王の力を借りた呪文!
人々からスレ違いとか世界観壊すなとか言われて、荒らし認定されちゃう、
禁断の最凶最悪な禁忌呪文なのだ!
「なっ!?」
それが嫌ならあんたも力貸しなさい!側近2のヘッポコ魔力でもないよりマシよ!
「サラっとめっちゃ失礼なこと言われた気がしますが、どうぞ私の魔力、存分にお使い下さい!」
一瞬で側近2の魔力を吸い取り、しおしおのプーになって倒れる側近2。
ああっ!ホントにショボい魔力しかない!
「ドラグ〇レイブ!」
「魔力中和!!」
禁断の呪文が唱え終わるのと、私の全身全霊をかけた魔力中和は同時に発動し…。
紅い光りの爆発が城を吹き飛ばした。
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>>552続き
外伝5
…ゴガッ!
城の破片を押しのけ、明るいお日様こんにちは。
やったよ私の心臓まだ動いてる!
うう、やっぱ側近2のショボい魔力をぶったしただけじゃ、競り負けたか。
でも、ということは勇者のもともとの魔力は、曲がりなりにも私の配下の魔族NO2
である側近2より上、ということだ。
勇者とはいえ、たかが人間にそんな魔力があるとは思えないのだが。
「う…、うう」
私が踏み台にした物体がモソモソ動く。
どうやら爆発の瞬間、私を庇ってくれたらしい。
褒めてつかわすぞ、側近2!
「だ、大丈夫?怪我はない?」
って、あれ?勇者?
「ごめんね…、建物の中だってことすっかり忘れてたわ」
…やはり勇者はかなり頭が残念な子だった。
こんなに可愛いのに。
でもあの一瞬で玉座から私の所まで移動し、私を庇ったというのか?
身体能力まで人間離れしている。
「よかったぁ、無事で」
そういって微笑んだ勇者は額からドクドクと血を垂れ流していて。
ちょっと、あなたのほうこそ大丈夫なの!?
「あははー、気にしないで!いつもの事だから!」
だからって!
傷の深さを確かめようと、勇者の血に触れた。
その瞬間。
…なるほど、そういうことだったのね…
「どうかしたの?」
動きが止まった私を心配して、訝しげに覗き込む勇者。
その時。
「陛下ぁー!ご無事ですか陛下ぁー!」
側近1、今ごろきやがって。さすが空気の読めない男魔族NO1に選ばれるだけある。
「くっ、新手!?」
勇者が慌てて立ち上がる。
ごめんね。
私の手刀は無防備な勇者の首筋に吸い込まれ。
「あ…」
勇者はなにげに色っぽい仕種でその場に倒れた。
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>>553
外伝6
「…本当に前魔王の血筋を引いてると?」
全身包帯だらけで、魔族というよりマミーにしか見えない側近2が疑問を挟む。
「ああ、間違いない。この娘の祖父か、曾祖父あたりだろうな。血の薄まり具合からして」
勇者の血に触れた時、色々な記憶が私の中に溢れ込んできた。
この娘は、間違いなく前魔王の血を引いている。
「先天性の色素欠乏症も、恐らく魔族との拒否反応の一つだろうな」
人との混血が進むことで、逆に魔族の血が異物として認識されたのだろう。
「はあ…。前魔王様、ご自身の感情を封印なさる前は、ちょくちょく人間達の所へ
お忍びでいってましたが、そういうことだったんですね」
「ハアハア、なかなか可愛いですな!いや、もちろん陛下には敵いませんが!」
…出てっていーぞ、側近1?
「いやぁ、さっきあとちょっと!というところで幻術が解けてしまいまして!
あ、もしよければ陛下みずから…」
プスッ!
「ぬあぁーっ!額から血がぁーっ!?」
私の魔力中和を受け、それまでちっちゃい魔物達相手ににゃんにゃんしてた側近1だったが、
気付いたら城が崩壊してて、慌てて私を探しにきたらしい。
私が投げ付けた伝説のナイフを額に突き刺したまま、バタバタと部屋から出ていく側近1。
まったく、騒がしい男だ。
しかし、自らの魔力を中和し、今はほとんど魔力のない私を、側近1は力ずくで
どうこうしようとはしないんだな。
「…陛下のことを本気で愛してますからねー」
ほう、では貴様はどうなんだ?
「もちろん愛してますとも、家族の次に。なんせ、前王が制定した法を覆して、魔族同士
の結婚を認めて下さったんですから、いくら感謝してもしたりません」
むー、家族かー。
いまいちよく分からないんだよなー。
うっすらと覚えてはいるんだけど。
「…うう、やめてぇ…。やめてよぉ…。私、こんな身体だけど、化け物じゃないよう…」
気を失ったままの勇者が寝言を漏らす。
「ああ、人間の知識じゃ色素欠乏症なんてわかりませんからねぇ」
確かにそうだ。
勇者の寝言は続く。
「んあっ!やめてぇ…。私、あそこに牙なんて生えて…、あああ、そこはダメェ…!」
ハアハア、そこってドコよ!?
「…陛下…」
おっとスマン。じゃあ起こすか。
「おーい、勇者ぁー!」
勇者の上半身を抱き起こし、ガックンガックン揺り動かす。
「あああ!ダメェ!激し過ぎて壊れちゃう!」
ええか!ええか?ええのんか!?
「…コホン」
おっと、目的を一瞬で忘れてた。
「う…、ここは…。おねぇ様?」
勇者は私を誰と勘違いしたのか、すっごく楽しみなセリフをはいて目覚める。
「…はっ!?こんなところにマミーが!お嬢ちゃん私の後ろに隠れて!さあこい不浄な
アンデッド!貴様らみたいな薄汚い死にぞこないは、地上に出てきちゃメーワクなんだよ!」
勇者は一瞬でファイティングポーズをとり、私と側近2の間に身を躍らす。
「…陛下、泣いてもいいですか…?」
勇者のたんかに涙を浮かべる側近2。
「…もういいんだよ…」
私は側近2を無視し、優しく勇者の背中を撫でる。
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もちっと続きます
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>>555
お、戦場シーン苦手だから省いちゃったけど書いてくれたヤッピーと思ったら
なんというはっちゃけぶり。アリだと思います。
ゆっくりご執筆くださーい(´∀`*)ノ
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○○○
魔王「・・・・・」
勇者「うは~・・・・・・やっぱりやわらかいなぁ~・・・w」すりすり
魔王「・・・まさか、して欲しいことが」
魔王「・・・ただの膝枕だなんて・・・・・・」ハァ…
勇者「はぁ・・・しあわせ・・・w」うっとり
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魔王「お前に欲はないのか、欲は。特に性欲」
勇者「べ、別にいいだろーこれも男のロマンの一つだ」
魔王「膝枕なんて何も躊躇って頼むことでもなかろうに・・・・・・」
勇者「あんたがあまりにも経験豊富だからこーゆーことお願いするの躊躇してたのー馬鹿にすると思ってー」
魔王「むぅ・・・馬鹿になんか・・・」
勇者「どーせ俺はノーマルですよ。・・・・・日常に憧れてたんだ、ずっと」
魔王「・・・・・」
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勇者「・・・・・魔王」
魔王「うん・・・?」
勇者「撫でてくれる? ・・・頭」
魔王「・・・・・」なでなで
勇者「・・・・・、ふふ・・・」
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勇者「惚れた理由って、さ」
魔王「うん?」
勇者「”そんなもんない”って良く言われるけどさ」
勇者「そんなのただ単に忘れただけだろって、いつも思うんだよね」
魔王「・・・・・」
勇者「誰でもその人を意識した瞬間ってあると思うんだ・・・・・その時はまだ想いが浅いだけで・・・」
561 = 542 :
魔王「ほお・・・・・ならお前は覚えているのか? 私に惚れた理由」
勇者「ふふふ・・・・・覚えているよ。あまりにも印象が強かったから・・・・・」
魔王「そんな印象に残ることなんてしたか・・・?ファーストキス奪ったこと?」
勇者「違ーう・・・」
魔王「じゃ、なに」
勇者「・・・何度目だったかなぁ・・・・・城に訪れた時、あんた俺の頭を撫でたんだよ」
魔王「ああ・・・確か初めて撫でた時はお前に手を払われたよなぁ・・・・・」
勇者「うん・・・・・」
魔王「・・・え、なに・・・もしかして、それ?」
勇者「・・・・・」
562 = 542 :
勇者「俺、さ」
勇者「魔王界ではあんまり強くなかったけど・・・人間界ではその頃、大の男だって一払いで倒せるくらい強かったんだ」
勇者「だからさ・・・俺に触ってくれる人なんて、いなかった」
魔王「・・・・・」
563 = 542 :
”勇者”として見られる目は
いつも畏敬と義望と憐憫の眼差しが含まれていた
感じるは孤独と虚無
・・・自分に向けられる視線に柔らかさはあったろうか・・・・・
いつも恐れと哀れみが混じってはいなかったろうか・・・・・
564 = 542 :
そんな中 敵だったあんたは
暖かい手 恐怖の無い眼差し
寂しさを感じなかったのは 初めてだった
戸惑った
565 = 542 :
勇者「・・・・・初めてだったんだ・・・俺になんの躊躇いもなく触れたのは」
勇者「そんな手に恐怖も感じたけれど、・・・きっと嬉しかったんだ・・・・・・」
魔王「・・・・・」なでなで
勇者「あの、さ、魔王」
魔王「んー?」コチョコチョ
勇者「く、くすぐったっ・・・ちょ、やめてっ」
魔王「ふふふふふふ・・・」ニコニコ
566 = 542 :
勇者「あんた、少しまた不安になってたんだろ」
魔王「不安というか・・・」
勇者「ちゃんと肉体も愛してるよ。・・・この手ちょっとぷにぷにしている手とか・・・」ぷにぷに
魔王「・・・・・」
勇者「だ、だからあまり気軽に誰かを触って欲しくないのだけ・・・ど・・・・・」
魔王「え・・・」
567 = 542 :
勇者「だ、大体あんたスキンシップが激しすぎるんだよっ!// 妖精ちゃんにあんなことやそんなことを当たり前のようにしやがって・・・///」
魔王「すまん・・・だって今までずっとそうしてきたし・・・・・」
勇者「彼女既婚者なんだから自重しなさいっ!ていうか夫がいるんだから止めろよそんなこと!!///」
魔王「えー・・・」
勇者「文句言うな! でないと俺も誰か襲うぞ!?」
魔王「そ、それは嫌だっ・・・・・・私の側近が・・・・・・・」
勇者「・・・そこで何故候補に側近が出てくるかね・・・・・」
568 = 542 :
魔王「わかった・・・もう他の誰にも触らない・・・・・・」
勇者「まあそんな徹底しなくてもいいんだけど・・・・・」
魔王「難しいこと言うな。基準がわからないじゃないか、基準が」
勇者「あ、うーん・・・・・取り合えず頭撫でるのは俺だけにして欲しいな、うん」
魔王「それ以外ならいいのか」
勇者「いやそれ以上は、ダメ・・・・・」
魔王「頭撫でる未満って・・・結局何も出来ないじゃないか」
勇者「うーん・・・・・」すりすり
魔王「以外と独占欲高いのか、お前」
勇者「・・・・・・・本当は縛っておきたいくらいには・・・・・」
魔王「おおお・・・少しゾクッとしたぞ今」
勇者「ご、ごめん・・・」
魔王「いや、嬉しい方面で」
勇者「・・・あんた実はMなの・・・?;」
569 = 542 :
勇者「力尽くで妻にしたも同然だから恐れられてしまうかなぁと思いきや、全然怯えることもないし・・・・・」
魔王「は?お前の何処に怯えろと言うんだ」
勇者「・・・・・・そうでしたね、あんたはそういう人だ」ウフフ・・・
魔王「ふふふ・・・お前のその言葉を聞いて私は安心したぞ、私は」にこにこ
勇者「縛られたいのかお前は・・・・・・・」
魔王「魔王をやっている限りそれは無理だけどな」
魔王「好きな人の愛を一途に受けられる状態にさせられるのは、なかなか幸せなことだと思うぞ」
勇者「はいはいそうですか・・・って、うん?」
570 = 542 :
勇者「お・・・・・おまえっ・・・///////」かぁあああああ
魔王「うん・・・?どうした勇者、顔真っ赤にして」きょとん
勇者(じ、自覚無いのかっ!///ははは初めて俺のこと好きだって言ったんだぞ!?////そそそれとも確信犯!!?//////)
勇者「あああああしかもさり気なく言いやがってっ///脳内録音機が正常に働いている時に言えよっっっ・・・/////」アアアアアアァ…
魔王「?」なでなで
571 = 542 :
勇者「・・・・・っ・・・//」ごろ…
魔王「・・・・・」なでなで
勇者「・・・・・」
魔王「・・・・・・・・・・」ナデナ…
勇者「え ちょっそこh」
魔王「・・・したくなって、きた・・・・・」ぎゅ...
勇者「うあぁっ に、握るのもなしぃ・・・っ」ぴくぴく
572 = 542 :
魔王「しよ、勇者」ぬぎっ
勇者「あんたいつも唐突に・・・折角人が嬉しさに浸ってたのに・・・・・・・」むく...
魔王「胸は好きな人に揉まれると大きくなるんだそうだぞ!」
勇者「ま、また・・・///って・・・別にそんな努力しなくても」
魔王「胸は大きい方が良いのだろうっ?なら手伝え、私の胸を大きくするためにっ」むにゅむにゅ
勇者「・・・・・・」
魔王「?何だ、どうした」
勇者(もしかして嫉妬してたのか・・・?それで、気にして・・・?)
魔王「勇者?」
勇者「・・・。ふふっ」
魔王「??な、何かヘンなものでも付いてるか?」キョロキョロ
勇者「いや・・・・・・あんた、案外可愛いんだな」くす
魔王「は?」
勇者「じゃあ魔王様のご希望に答える為いっちょ頑張りますかぁっ」むにゅっ
魔王「あ・・・そんな強くはっ・・・・・・・あぁんっ...」
573 = 542 :
○○○
勇者「でさ~でさ~~~もーほんっとかわいーのっとくにねてるすがたとかぁ~w」デヘデヘw
側近1「惚気を聞かされ続け3時間。我が主は帰ってくる気配無し・・・・・」
勇者「まるまってねててさぁ~ねこみたいなの、ときどきごろごろいっててさ~やっぱねこっぽいよね~」ベロンベロン
側近1「・・・。まあ、幸せそうで何より」くす
574 = 542 :
勇者「はやくかえってこねぇかなぁまおー・・・」ゴクゴク
側近1「城はお化けが出たって大騒ぎしてますからね。退治するまで帰ってきませんよ」グピグピ
勇者「ううーさびーしーよーまおー・・・はやくかえってこねぇかなー・・・・・」シクシク
側近1「今宵はもう帰って来ないかも知れませんね。寝て醒めたら帰って来てますよ」ぽんぽん
勇者「うううー・・・おれのよめー・・・・・・」
575 = 542 :
勇者「ああいっそおれもまおーじょーにいこーかな・・・・・ああでもいえをまかされているんだからおとなしくまってたほーがいいかぁ・・・・・」はぁ
側近1「勇者様は根が真面目ですねぇ、私なんて幽霊嫌いですから家族ほっぽって逃げちゃいましたよ」グピグピ
勇者「・・・・・いいのかよ、それ・・・・・・」
側近1「大丈夫ですよ、うちの家族はこういうイベントが大好きですから」
勇者「そ、そうなの・・・・・・」
576 = 542 :
~その頃の魔王城~
ふらふら~・・・
魔王「おっ幽霊があっちに行ったぞっ」コソコソ
側近1妻「どうしますか?魔王様。この鏡にでも封じ込めます?」キラーン
魔王「いやそれより祈祷を行ったほうが・・・って、おいっ何処へ行く小娘っ」
側近1子「ママーこんなところに水溜りがあるよ~?」そっ…
魔王「あっそれは幽霊が仕掛けた罠d」
ザアアアアアアアァァアアアアアアアァァァ
魔王「うわぁっ雨っ!城の中なのに雨っっ!」アタアタ
側近1妻「魔王様の弱点を付いた水攻撃・・・・・なかなかやりますね、ゴースト・・・」フムフム
魔王「感心している場合か!!;このままじゃあ城中水浸しになるだろうっ!!!」
側近1子「きゃ~雨っ! ・・・あめあめふれふれかあさんが~♪」キャッキャッ
魔王「お前はもう部屋に戻って寝なさーいっ!!!;」
577 = 542 :
側近1(・・・・・何も迷惑掛けてなければいいのですが・・・・・)はぁ...
勇者「まおー・・・」ウトウト...
側近1「・・・眠たくなってきましたか?」
勇者「うん・・・ひとまずもうねるよ、こんやは・・・・・・」ふらふら
側近1「大丈夫ですか?支えてあげましょうk」
勇者「いやいい」キッパリ
側近1「・・・、そうですか・・・」
578 :
○○○○
カツッ コツッ
魔王「ただいま~・・・ってあれ、お前こんなとこにいたのか」
側近1「あはは・・・ゴーストは少し苦手なので・・・避難しちゃいました」
魔王「大変だったんだぞ~?お前の娘が幽霊の罠に尽く触るから退治するのに手間がかかってしまって・・・」
側近1「す、すみません・・・;」
魔王「まあゴーストは大して強くないから良いのだけど。・・・明日城の掃除を手伝うように」
側近1「わかりました」ペコリ
579 = 578 :
勇者「・・・ぐー・・・」Zzz...
魔王「・・・すっかり寝ちゃってるな」
側近1「明日は二日酔い決定ですね」
魔王「お前と一緒に飲んだら誰でもこうなるわ」ふんっ
側近1「え・・・そんな飲んでませんよ? 人間相手ですし・・・」
魔王「酒瓶二桁行くほど飲んでるくせに何を言うか;」
側近1「明日ちゃんと別のお酒持ってきますね」にこり
580 = 578 :
側近1「では、私はそろそろお暇させて頂きます・・・・・明日は城にいらっしゃらなくて大丈夫ですよ」にこ
魔王「いや、そういうわけにはいかないだろう。城の中、結構悲惨な状態になってしまっているし・・・」
側近1「いいんですよ、明日は勇者の傍に居てやって下さい」
魔王「でも・・・」
側近1「惚気と言う愚痴を長時間聞かされたんですよ?もう返してあげるしか・・・ないじゃないですか」にこ
魔王「うお・・・ゴーストよりもそっちがキツくない?;」
側近1「それに目が覚めたらあなたが傍にいますよ、とも言ってしまいましたし」にこ
魔王「・・・・・」
側近「しっかり介抱なさって下さいね?」
魔王「・・・。ああ、わかったよ・・・・・」
581 = 578 :
ピチチチチチ・・・・・
ピチチチチ・・・・・・・
勇者「・・・う・・・ん・・・・・」ぱち
勇者「・・・・・あ、あたまいたい・・・・・」ズキズキ
勇者「うあ~・・・・・」
勇者「・・・・・・」
魔王「・・・・・」すぅすぅ
勇者「・・・・・・」
582 = 578 :
勇者「・・・・・えぃ」ぷに
魔王「んにゃ・・・・・」ぎゅうぅ
勇者「・・・・・」
勇者「・・・やっぱ猫みたい」くす
勇者「もう一眠りしようかなぁ・・・・・」
魔王「・・・・・」すぅすぅ
勇者「・・・・・」
勇者「・・・おかえり、魔王」ちゅ
583 = 578 :
・・・・・以上、ボツネタからの出題集でした(出題集になってない)
本当はSSS形式で書くつもりだったのに無理だったよマミー・・・
やっぱ短いヤツ書くの苦手だ・・・星新一とかマジ尊敬する(´Д`
そして完全なギャグは書けないようです・・・。
なんか甘いの食べたら辛いの食べたくなるというあの衝動が出てしまいどうしてもしっとりする部分も書きたくなるというか(苦しい言い訳)
でも残りカスの掃除は殆どし終わったぜ!イェイ!!すっきり!!!www
作者がかなりアブノーマルなヤツ何でこんな作品読んでくれる人いるのかしらんと不安でしたが
心優しい読者に逢えてワタクシ大変嬉しい限りでございます(´;ω;`)ブワッ アリガトウ!
そして、ココまで読んでくれた人は本当にありがとう。本編だけにしとけば良かった・・・と思っても後の祭りだぜ!ヒャッハァ!←
・・・ま、本編もかなりアレだと思うけど・・・うん・・・・・・(・ω・`ハンセイ...
では・・・スレも後半に傾いてきたことですし(む、無駄にはあんましてないよ、ね!)そろそろワタクシは退散させていただきます・・・((((-ω-
この板気に入ったので(この隅っこ感、スキ///)次回作もこの板のでもそもそ発表すると思います。
発見した暁には何卒よろしくお願いします(P.Nねぇけどな!)・・・・・ではさらばっ! シュンッ
※作者は基本外伝でも絵師でも作ってくれるなら感激して号泣する人です
スレも作者が立てたんだからルールは俺だっ!・・・ですよね?あれ、経営権って誰が持ってるの?(´・ω・`;
ていうことでやぶさん、続き心待ちにしてますね~(´∀`)ノシ
584 :
>>583
番外(?)編お疲れ様です。相変わらず勇者魔王にめろめろですなぁ!
ではお言葉に甘えて外伝の残り、後で投下させて貰います。
↓魔王に狩られる(性的な意味で)ゴースト
586 = 585 :
>>585続き
外伝8
どう言葉をかければいいのだろう。
くくぅ、シリアスな展開は苦手なんだよぉー!
「ふふ、魔王を倒して凱旋すれば、みんな私のこと認めてくれると思ったのに…。
もう、お姉様の所にも戻れないわ。でも、魔王は倒したんだし、お母さんのいる
天国には行けるかな?」
そういって腰の剣を引き抜く勇者。
ムカッ!
パーン!
気がつくと私は勇者の横っ面を思いっきり叩いていた。
「…あ、大丈夫よ。あなたのことは近くの村まで送ってくから」
ちがーう!
「え?」
なに?あんた、認めて貰いたいから魔王を倒す?誰にも認めて貰えないから死ぬ?
ざけんじゃない!どんだけ他力本願よ!?どんだけあまっちょろいのよ!
「いや、人間の実力で魔王倒すってのは、けしてあまっちょろいことでは…、あ痛ぁっ!?」
まぜっ返す側近2を実力で黙らせ、驚いた顔の勇者にズズイと迫る。
あなたはあなた!
誰に認められようと、誰に認められまいと、あんたはこの世にもあの世にも一人しか
いない存在なの!
「ドッペルケンガーという存在がぶぅっ!?」
まだくたばってなかった側近2に、回転つきの魔王グレートクラッシュぼんばぁを
喰らわせ黙らせると、勇者の首根っこ掴んで引き寄せる。
身長差のせいでぶら下がってるようにしか見えないのが非常に残念だ。
「凄い、こんな子供がマミーを倒しちゃった…」
だからあんたは甘いって言ってんの!
それじゃあんたの見た目で化け物だって判断したくだらない奴らと一緒じゃない!
勇者の剣を取り上げ、側近2に向かって一閃!
包帯がハラリと解け、傷だらけのいささかグロい側近2が現れる。
ちょっと手元が狂ったらしくて、上から下までぴぴっと血飛沫がとんだけど気にしない!
だって側近2だから!
「え?あれ?魔王?」
ちがう。こいつは側近2。
本当の魔王は、私よ!
「へ?何を言ってるの?ほら、危ないから剣を返しなさい」
くぅ!このなりじゃ説得力に乏しいか!なら!
そのまま剣を腕に突き立て、流れ出た血を勇者の口に押し付ける。
「うぷっ!何を…!?」
勇者の顔が驚きに変わる。
私が勇者の血に触れてわかったように、勇者もまた、血の記憶を突然理解する。
「あなたが…、ホントに…、魔王…!」
私は鷹揚に頷く。
「うそ!?こんなにちまっちゃくて可愛いらしいのに!?」
ちまっちゃいのは余計だ!魔力が今ほとんど無いからだ!
でも、あんただってその可愛いい顔で勇者なんてやってるじゃない?
「え?私が可愛い?ひどい!またそんな嘘ついて…!」
ええい!鏡見たことないのか!
「だって…、こんな化け物みたいな姿…」
「陛下ぁーっ!お怪我をー!?ご無事ですかぁぁぁっ!」
おや、側近1?
額に包帯を巻いて貰っていたらしく、メイド服のちっちゃい魔物が側近1の頭に必死で
張り付いている。
側近1、よく私が怪我したのわかったな。
587 = 585 :
>>586続き
外伝9
「愛ですよ、愛!この側近1、陛下のためなら例え火の中水の中…、おおう!?
う、美しい!気を失っている姿も可憐でしたが、その紅い瞳がまた一段と…」
こら、側近1。愛とかほざいといてソッコーでナンパしてんな!
「え?あう?う、美しい、って…、ウソ…」
「ウソなものですか!ささ、どうかこのメイド服を!きっとお似合いです!」
側近1がどこからともなくメイド服を出現させる。
困った顔でそれを受け取る勇者。
「…ふふ。あははははっ!」
そして、突然笑いだす。
「はは、魔王討伐にきたのに、なんで私魔王に慰められて、
おまけにナンパされてメイド服着ようとしてるのかしら!あはははは!」
勇者は狂ったように笑い転げる。
「ん、やっぱあんた笑うともっと魅力的だよ。どお?魔王のテクニック、お姉様のと
比べてみない?」
ひとしきり笑うと、勇者が微笑みを浮かべたまま私を見つめる。
「ふふ、その前に私のそっちの腕前も見て貰うわよ。それにしても」
そう言って言葉をとぎらせる。
それにしても、何?
「ふふ、魔王達がこんなに気さくだとは思わなかったわ」
どんなの想像してたんだ?
「んー、そうねぇ。羊の頭蓋骨かぶって、へんなお祈り捧げながら踊ってるような感じ?」
なにその人間くさい魔王?
「え?なんで?」
え?だって人間に呼び出されると、みんなそういう恰好してるって仲のいい魔族が。
「あ、確かにそうかも!てか、もしかしてあの恰好、人間が勝手にやってるだけ?」
そりゃそうでしょ。魔族だって呼ばれたからいくだけで、別に召喚術士の恰好なんて
関係ないもの。人間て変な恰好するの好きだよね、ってみんな笑ってるし。
「あはは、確かにそうかも!どうしよ私、今、凄く楽しい!敵同士なのに!」
勇者のどこか思い詰めた表情は心底楽しそうな笑顔に変わり、側近1はその勇者に
見とれっぱなしだ。
「初代の魔王が人間嫌いでそうなったけど、その前は別に魔族と人間は対立してなかったし。
昔はこうして普通に接してたって話しよ?」
「ええー!?嘘だぁ、だって魔族って人間を食べるんでしょ?」
別に魔族だから人間を食べるわけじゃないし。
人間だって牛肉が好きだとか、鳥肉が好きだとかあるでしょ?
だいたい、雑食だから肉が臭くて、人間を食べるマニアックな魔族なんてあんま居ないよ?
「あ、じゃあその少数派を見て魔族は人肉が大好きだって思ってたんだ」
うん。だから今は、人間を食べるのが好きな魔物に襲われたりしないかぎり、特に
人間を殺戮して回ったりしてないでしょ?
「うん、言われてみれば人間同士の殺人しか見たことないかも」
でしょ?
「はあ。私、最初っからこっちで生まれていれば…、はぐぅっ!?」
勇者が突然苦しみだす。
ちょっと!一体どうしたの!?
588 = 585 :
>>587続き
外伝10
「ああ、これは呪いの発動です。人間ってのはホント残酷ですねぇ」
ちょっと、側近2!
なに冷静に解説してんのよ!?
「勇者が裏切る、もしくはそのような状況になると発動するようです」
くっ、一人の人間に全てを押し付けたあげく、そんなことまで!
…てか、いつの間に復活した?側近2。
「いや、実は今もホントは生死の境をさ迷ってまして。どうやらこの上から下まで
切られた刀傷が致命傷のようです」
うっ!?確かに未だにぴゅーぴゅー血がふきでている。
「作者に話しが進まないから、お前代わりに解説しろって無理矢理叩き起こされて」
ええい!そんなことどうでもいい!今はどうすればこのコを救えるかだ!
「はあ、それは無理なようです」
無理って簡単に諦めるな!
「ひゅ…、こふ…」
あああ!勇者ぁ!死ぬな!私とレズる約束だろおっ!
「はは…、ゲフッ!…最後は結局、くぅっ!魔物にじゃなく…、うぅ…。人間に殺されるんだ…ね」
死なせるもんかっ!
搾り粕みたいな魔力を全て治癒の魔法に変換し、勇者に注ぐ。
「こら!おまえらもやれ!」
役目が終わり意識を飛ばした側近2を殴り付け、動揺してへんな踊りを踊ってる
側近1を叱りつける。
「そんな…。魔力はとっくの昔に全て魔王様に搾り取られたじゃないですか!
ちょっとでも残ってたらこんな姿になってません!」
確かにそりゃそーだ。
「ううう、陛下、実は私、治癒系の魔法は一切出来なくて…」
あああ!この攻撃馬鹿!
そうだった、側近1は高い魔力に低い魔導能力で、暴走自体を攻撃に使ってるような
脳みそまで筋肉級の馬鹿だった!
「くふっ…、最期の…ん!…お願い…はくっ!…していい…?」
最期とかいうなぁ!お前は絶対に助ける!助けるからな!
「はは、ありが…とう…。魔王って…、お母さん…みたい…だ」
そうだよ!魔王はみんなのお母さんみたいなものなんだよ!
だから…、だから…、お母さんを悲しませないでよ!
「ふふ、魔王の膝…、柔らかくて…、あったかい…よ」
砂浜に水を一滴ずつ垂らしているかのような絶望感。
なけなしの魔力を全て治癒に費やしても、勇者の命の砂は私の手の平からどんどん流れ落ちる。
「勇者、勇者ぁ!」
勇者の綺麗な紅い瞳が閉じていく。
「ごめんね…、お母さん…」
それが、勇者の最期の言葉だった。
589 = 585 :
>>588続き
外伝ラスト
「もう我慢できない!こうなったらどっちが魔王様を愛してるか勝負だ!」
ドカーンッ!
「望む所だ!陛下を思う気持ち、いくら妻相手とはいえ手加減せんぞ!」
ドドーンッ!
今日もまた、魔王の回りは騒がしい。
「あああ、また城が壊れる…」
そういってめっきり薄くなった頭を抱えるのは元側近2の現側近1。
苦節ウン百年、ついに下剋上を果たしたのだ!
「好きでなったわけじゃありません!」
ドカーンッ!
城自体が揺れ、崩れた壁からぐったりした元側近1の現側近2を引きずりながら
現れたのは、メイド服をきた可愛いらしい少女。
「魔王様、今夜のお伽は私が相手しますね!」
こらこら、旦那を殺すなよ?
文字通りお前の半身なんだから。
「大丈夫です!旦那は絶対最後引きますから!」
…なんだかんだで信頼してるってことか。
呪いが成就し、勇者の心臓は消失した。
しかし、側近1は躊躇う事なく自らの心臓を引きずり出し、半分に引き裂いて勇者の
胸に埋め込んだ。
これほどメイド服を着てもらいたい女性に出会ったのは初めてで、どうしても
生き返って欲しかったらしい。
祝いの席で、顔を赤らめながら元側近1はそう白状した。
「こいつのプロポーズ、ずっと俺のためにメイド服を着てくれ、なんですよ!」
ドレスの代わりにメイド服を着た花嫁の言葉に、会場の皆が笑った。
「さてみなさん、ケーキ入刀です!カメラの用意は良いですか?」
司会の元側近2が、同僚のピンチを救うべくマイクを取る。
心臓を半分にしたせいか魔力も半分になり、それをちこっと上回ったので側近1と側近2
の立場を入れ替えた。
元側近2は泣いて嫌がったが。
「魔王様?」
結婚パーティーを思い出し、思わず笑ってしまった私をみて、メイドが
不思議そうな表情を浮かべる。
「勇者、いや、メイド。今、幸せか?」
私のいきなりな問いに、メイドは微笑み、
「はい!とっても幸せです!」
「勇者」という名の檻から解放され、自由に生きることを許された少女の紅く美しい瞳は、
紅玉すらも敵わぬ輝きを放ち、嬉しそうにほころんだのだった。
590 = 585 :
あああ、終わってから抜けに気付いた!
勇者の最期のお願いは魔王にひざ枕してほしい、でした。
以上、(勝手に書いた)外伝は終わりです。キャラ借り、スレ汚し失礼致しました。
591 :
今日初めて読んで読み終わっちゃいました
本家の方もモチロン
外伝もとても面白かったです
続きは...ないですかね(´・ω・`)
592 :
続かないなら…、新シリーズ期待あげ!
593 :
久しぶりに来てみたよ(・ω・ヒョコ
>>590
あんなあばばばばばな話からパラレルワールドを作るなんて・・・(`・ω・´;スゴス
とても面白かったですw側近達がイイキャラしてるwww
ハッピーエンドはやっぱりええのう(´ω`*
あと絵も可愛らしくて可愛らしくて・・・保存バッチシです。家宝にしたいと思いますv
>>591,592
同じ方かな?(・ω・
外伝まで読んでくださり、本当にありがとう!
続きは・・・多分無い、ですかね?何せかなり気まぐれな奴ですので・・・予定は未定です(´ω`
一応、新シリーズ構築中です。発見したら突っついてやってくださいw
594 :
あんたいい仕事するよ
続きがみたいお
595 :
>>593
おおお!?
来てたー!
待ってるよーノシ
596 :
何だかひそかに講評だったみたいなので
調子に乗ってひそかに続きを書いてみる。
598 :
続きを書く前に補足説明・・・
舞台は勇者が死んでから幾年も経った世界。
人間は文明を発展させ、新たなる利益を求めて貪欲に世界を巡っていた。
そんな折、ある国の王が、未開の地『魔界』へと足を踏み入れる計画を立てる。
・・・魔界に不穏な影が忍び寄る・・・・・
○登場人物紹介○
魔王・・・現在の魔王。幾年も前に夫に死別。現在は女勇者を愛でつつ教育中。
勇者・・・何年も前の勇者。魔王の夫だった。祖国にかけられた呪いにより絶命。
側近1・・・魔王の側近。穏やかな性格の魔物である。
側近2・・・かつて魔王の元で働いていた魔物。旧メイドの夫である。
旧メイド・・・かつて魔王の元で働いていた魔物。結構、強い。
・新しく登場するキャラ・
女勇者・・・現在の勇者。魔王と仲良く暮らしている。
メイド・・・女勇者の幼馴染にして、世話係。かなり美人。かつて魔王の元で暮らしていた妖精の子孫である。
二代目・・・魔王の友人。かつての二代目魔王だった。
ほかにも出てくるけどこの辺で。
ではでは物語の始まり始まり・・・・・・
599 = 598 :
ザザザザザザザザッ・・・・・
女勇者「・・・・・」
魔物「・・・・・」
ザッ・・・ザッ!
女勇者「ていやぁっ!」
ガキィインッ!
魔物「なんのっ!」
ヒュッ・・・!
女勇者「・・・っ!クソッ!」バッ
魔物「ハハハッこの程度かぁ!? 勇者!!」
女勇者「まだまだぁあ!!!」
ガキィイイン!!! ガキン!!
ゴオオオオオオッ!!!!
600 = 598 :
てってってってっ・・・
メイド「みなさーん、ランチタイムですよ~」
ガキィイイイン!!! ガキン!!! ガキン!!!
女勇者「なにくそ・・ てめぇ避けんじゃネェえよっ・・・」
魔物「くははははこんなんで魔王様を倒そうなんざ100万年早いわっ・・・」
女勇者「ぬぬぬぬくらえっ『火炎術』!!!」ゴオオオオオオッ
魔物「なんのなんのっ・・・」ヒラリ
女勇者「うううっ避けるなんて卑怯だぁっ!!!;」
メイド「・・・・・」
メイド「また魔王退治ごっこでもしてるのかしら・・・」フゥ・・・
みんなの評価 : ★★
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