元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ○
501 = 339 :
この展開…
502 :
味方が増えるよ!やったねたえちゃん
503 = 431 :
勇者、メロンパン職人、傭兵、魔女
ついに選ばれし4人が揃ったか
504 :
まだまだ増えるぞ
505 :
次は魔王だな!
506 :
滑ってるぞ
507 :
キモい長文といい中学生ですか
508 :
聖剣「憎しみは時に心を曇らせ刃を鈍らせます
愛を以て接しなさい」
勇者「……」
勇者「愛を以て、接する……」
勇者「……」
510 = 508 :
勇者「……」
傭兵「勇者、何をしている! 折角魔女自ら封印の方法を示したのだ!」
傭兵「早く封印するんだ!」
勇者「……」
512 = 508 :
勇者「なあアンタ。一つだけ聞いてもいいか」
氷の魔女「……なんだ?」
勇者「どうして俺に封印の方法を教えてくれたんだ?」
勇者「俺、頭悪いからさ。主を使っての封印なんて、お前に言われなきゃ自力じゃ思いつかなかったと思うぞ」
氷の魔女「……」
勇者「アンタの望みは何だ?」
勇者「封印、されたいのか?」
氷の魔女「……」
513 = 508 :
氷の魔女「わたしの望みなど、聞いてどうする。お前の選択肢は限られているはずだ」
氷の魔女「死にたくなければ封印しろ。死にたいのであれば放っておけば良い。いずれ傷を癒して殺しに行ってやる」
勇者「今、話を逸らしただろ。俺が聞いてることに答えてくれ」
氷の魔女「……」
514 = 508 :
勇者「聖剣が言ってたんだ。憎しみは心を曇らす。愛を以て接しろって」
氷の魔女「聖剣が言った……? 何の話だ」
勇者「そこはまあ気にするな」
勇者「なあ。アンタ、不死者なんだろ? いいのかよ。封印されたってずっと生きてるんだろ?」
勇者「俺を憎んだまま……先代勇者のことだって憎んだまま、ずっと封印されていたんだろ」
勇者「このままずっと人を憎んだまま、何百年も、何千年も生き続ける。それってしんどくないか?」
氷の魔女「……」
氷の魔女「わたしは魔女だぞ。人を憎むことなど」
勇者「疲れるだろ。ずっとだと」
氷の魔女「……」
515 = 508 :
氷の魔女「……お前は何が目的だ?」
勇者「最初に聞いただろ。アンタの望みを聞きたい。それから決断をしたい」
勇者「憎しみは心を曇らすって言ったよな。アンタは人を憎んで、人はアンタを憎んで、それで戦って」
勇者「でも、最初はどうだったんだろうな。心が曇って見えなくなっているだけで、本当は、やりたいことが別にあったんじゃないか?」
勇者「少しボタンを掛け違えただけで、本当はもっと仲良くできていたんじゃないか?」
勇者「それって、今からだと遅いのかな」
勇者「死ぬまで……いや、死ねないから永遠に憎しみあい続けるって。なんだか悲しいじゃないか」
勇者「お前も人間も笑って終わらせられるような選択って無いのかな。相容れることは、もうできないのかな」
氷の魔女「……」
516 = 508 :
氷の魔女「……お前は本当に変わった奴だな。先代勇者でもそのようなことは言わなかったぞ」
氷の魔女「……最初は大それた理由など無かった。わたしはただ、死にたくなかっただけだ。不死の法を会得したのは、ただそれだけ」
勇者「それだけで会得しちゃうもんなのか、不死って」
氷の魔女「天才だったからな。……あと、わたしは話の腰を折られるのは嫌いだ」
勇者「ごめんなさい」
517 = 508 :
氷の魔女「……お前に言われて考えてみたが、人間と敵対し始めた理由は……もう忘れてしまったよ」
氷の魔女「大きなことだったか、些細なことだったか、それすらもな」
氷の魔女「その始まりを忘れ、人間を蹂躙することに疑問を覚えることを忘れてしまって。その頃に現れたのが先代の勇者だ」
氷の魔女「そしてわたしは人の側の勇者に敗れ、封印された。丁度、今のようにな」
勇者「……」
518 = 508 :
氷の魔女「……封印されている間は、楽だった」
勇者「!」
氷の魔女「何も考えることがなかったからな」
氷の魔女「お前の言う通り、人間との終わらない闘争に。憎しみに、疲れていたのかもしれないな。わたしは」
519 = 508 :
氷の魔女「だから、わたしは封印を望んでいるのかもしれない」
氷の魔女「……うん。きっと、そうだ」
氷の魔女「疲れた。単純な理由だな」
氷の魔女「だからわたしは、お前に封印の方法を提示したのだろう」
氷の魔女「多分、それがわたしの望みなのだ」
勇者「……」
520 :
説教系勇者
521 = 508 :
勇者「なら、––––––––」
氷の魔女「言っておくが、今更人間と慣れ合うつもりはないぞ」
勇者「!」
氷の魔女「言ったな。わたしはやられっぱなしは大嫌いだと」
氷の魔女「封印を望んでいたとしても、それが為されず生きているのなら、必ずお前に復讐してやる」
氷の魔女「それが嫌なら封印しろ」
氷の魔女「さあ、選べ」
勇者「……」
聖剣「>>526」
526 :
ロリババアっていいよね
527 :
こんな時に最低だなこの女神
528 = 508 :
聖剣「ロリババアっていいよね」
勇者「!?」
529 = 525 :
雰囲気ぶち壊し系聖剣
530 = 508 :
勇者「えっ。いまなんか滅茶苦茶シリアスな空気だったじゃん」
勇者「俺いま、かっこよく何かを決断しようとしてるところだったじゃん」
勇者「それ言うの、今?」
聖剣「ロリババアっていいよね」
勇者「……」
531 :
勇者はこんなに頑張ってるというのにこの聖剣ときたら・・・
532 = 527 :
普段一回しか言わない癖にこんな時は二回いうのか…
533 = 524 :
ロリババア=氷の魔女だったりして
534 = 507 :
さすがは聖剣だ
わかってらっしゃる
535 :
というかロリなのか
若い奥さんくらいの想像してた
536 :
糞聖剣
537 = 508 :
氷の魔女「何をブツブツと独り言を言っている? さあ、選べ。わたしに殺されるか。わたしを封印するか」
勇者「……」
勇者「……あほくさ。なんか急にどうでも良くなっちゃったよ」
氷の魔女「……何?」
538 = 508 :
勇者「いいよもう。好きにしろよ。愛を以って接するためにいろいろ事情聞いてみたけどさ。なんかもういいかなって」
勇者「なんかこういう話聞いた後にさ。封印しちゃうの、なんか違う気がするんだよな。まるで俺が悪者みたいじゃん」
氷の魔女「お前という奴は……!」
539 = 508 :
氷の魔女「恥ずかしいではないか! このわたしにここまで喋らせておいて、責任を放棄するつもりか!」
勇者「あーあー、聞こえない聞こえない」
氷の魔女「責任を取れ!!」
勇者「ごちゃごちゃ考えるのは性に合わないんだってば……どこへ行くなり、俺に復讐するなり好きにしてくれよ、もう」
氷の魔女「この……!!」
540 = 508 :
傭兵「待て待て待て待て」
勇者「うん?」
傭兵「黙って聞いていたが、さすがに今のは私もどうかと思う」
勇者「うん」
傭兵「と言うか、このまま野放しにするのはいかんだろう」
勇者「……それもそうだな。ふん縛って王都まで連れて帰るか」
氷の魔女「なんだと……!」
勇者「うるさいな。勝者は俺なんだ。決定権は俺にあるんだよ。もう反抗する力も無いなら黙ってろ」
氷の魔女「……くっ!!」
541 :
野放しは不味いよね
542 :
くっころ?
543 :
くっころせない
544 = 508 :
傭兵「縛った程度で大丈夫なのか? これでも、あの氷の魔女だぞ」
勇者「うーん」
氷の魔女「ふん、縄で縛った程度でこの私が拘束できるとでも?」
勇者「……なんだこの、偉そうに」
ボゥッ!
氷の魔女「あっ。やめろ、聖剣の火を近づけるな! 死なないが、熱いのは嫌いだ!」
545 :
責任って…結あれぇこんな時間にインターホンが
546 = 508 :
今日はそろそろ寝ます…
547 = 524 :
魔女可愛く見えてきた
548 = 542 :
>>546
おつかれさまでした
549 = 526 :
おつおつ
550 = 524 :
次も楽しみにしてる
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