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    元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」

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    601 :

    つまんね
    こんなことまだやってるんだ

    602 :

    おい、おっさん共、
    iOSの新しいやつが出たぞ

    604 :

    メロンパン童貞だったのか

    605 = 508 :

    避難所


    勇者「ただいま」

    市民達「!!」

    606 = 508 :

    市民B「あ、あんた、朝出発して……! 生きてたのか!?」

    市民A「どうせ魔女の前から尻尾を巻いて逃げ帰って来ただけだろう。大口叩いたくせに、結局––––」


    勇者「魔女、倒して来たぞ」

    市民達「!?」

    607 = 508 :

    勇者「これでみんな、地上に戻れるんだ」


    市民達「…………」

    勇者「……?」


    勇者「どうしたんだよ、喜ばないのか?

    市民達「…………」


    勇者「みんな、外に出ないのか?」

    608 = 508 :

    勇者「早く行こうぜ。自分達の街だろ」

    市民A「そ、そんなの、簡単に信じられるか! あの魔女が、お前みたいなガキに……」

    傭兵「その男の言うことは本当だ。魔女は、もういない」

    市民A「よ、傭兵っ……! あんたまで……」

    傭兵「もう君たちの街に魔物は跋扈していない。魔女は倒された。……もう、この街の脅威は去ったのだ」

    傭兵「信じられないのなら、上を見てくるといい。季節外れの寒気も去った。地上は、暖かいぞ?」

    市民達「…………」


    市民C「……俺、ちょっと外の様子見てくる」

    市民D「お、俺もっ」

    市民E「ま、待てよ」


    バタバタバタバタ……


    市民A「…………」

    609 = 508 :

    勇者「なあ、アンタも早く行こうぜ」

    市民A「……お前、本当に……」

    市民B「Aさん、俺たちも行こう! 誰も外から帰ってこない……その人たちの言うことは、多分本当だ!」

    市民A「!」


    市民A「…………」

    市民A「…………これで嘘だったら承知しないからなっ!」

    タタタッ……

    610 = 508 :

    勇者「……なあ。何で俺が言った時は信じてもらえなかったのにお前が言うとみんなすぐ信じたんだ」

    傭兵「さあな」

    メロンパン職人「日頃の行いじゃないですかね。傭兵さんの方が、なんだか頼りになりそうだし」

    勇者「……お前、後で覚えてろよ」


    ズタ袋「…………」モゾモゾ

    611 = 508 :

    氷の魔(おのれ……なぜわたしがこのような……!)

    勇者「あんまり暴れるなって。街の人にお前が見つかると、少しややこしいことになるんだ。大人しくしててくれ」ポンポン

    氷の魔(……気安く触るな!)


    ズタ袋「もごもご!」


    傭兵「氷の魔女も、ああなってしまうと哀れだな」

    メロンパン職人「もうちょっと何とかならなかったんですかね……」

    612 = 508 :

    地上


    市民達「…………」


    勇者「みんな! どうだよ、これで信じてくれるだろ?」

    市民C「ああ……確かに街に氷がない……」

    市民D「……魔女は、本当に倒されたんだな」

    市民E「けど、まさかこんな……」


    勇者「ん?」

    613 = 508 :

    シュウウゥゥゥ……


    市民達「……街が、燃やし尽くされているなんて……」

    勇者「……」


    勇者「あっ」

    614 :

    氷結の後に灰塵となる街

    615 = 508 :

    市民F「こんな……ひどい」

    市民G「ああ、俺たちの街が」

    市民H「氷漬けにするだけじゃ飽き足らず、火まで放ちやがったのか……くそっ、魔女め!」


    勇者「……」

    傭兵「……」

    ズタ袋「……」

    617 = 508 :

    氷の魔(火はわたしのせいではないのだが)

    ズタ袋「もごもご」


    傭兵「……」

    勇者「……」


    傭兵「……」チラッ

    勇者「……」



    勇者「ああ……魔女のやつ、許せないよな」

    傭兵「!?」

    氷の魔(!?)

    618 = 507 :

    聖剣「!?」

    619 = 508 :

    勇者「けど、人が生きている。みんなが生きている」

    市民達「!」

    勇者「市民達が生きていれば。人がいればそれが街だ。みんなが力を合わせれば、建物なんてあっという間に直せるさ」

    勇者「魔女は、倒したんだ。この後はゆっくり直していけばいいさ」

    市民達「…………」



    ズタ袋「もごもご!」ジタバタ

    傭兵「こら、暴れるなっ」

    620 :

    勇者きたない

    621 = 561 :

    これはひどい

    623 = 507 :

    姫と赤ちゃんプレイをし無辜のメロンパン職人を戦いに駆り出し傭兵のパンツを盗み魔女に濡れ衣を被せる畜生勇者を許すな

    624 :

    魔法石だっけ?提供した人は察したかな

    625 :

    誰だか知らねえけどもっと気をつけろよ
    俺がもっとクズなら今頃お前の名前とメルアドどっかにバラ撒かれててもおかしくねえんだぞ

    626 :

    >>625 充電しろ

    627 = 508 :

    市民「おっ、勇者さん」

    勇者「……あっ。あんたはあの時の魔石のおっさん」

    市民「君ならこの街を何とかしてくれると思っていたよ。なんせ、そこらの若者とは目の色が違う」

    勇者「は、ははは……そうかな?」

    市民「君に魔石を出資して良かった。私の魔石は役に立ったかい?」

    勇者「う、うん。もちろんさ!」

    市民「ははは。やはりあの時の私の勘は間違いなかったようだ。君の顔を見ているとなんだかこう、ピン!と来てね」

    勇者「そうですか」

    628 = 508 :

    市民「よくやってくれたよ、本当に……。ところで、あの時の約束は覚えているかな?」

    勇者「約束?」

    市民「ははは。うちの魔石の宣伝だよ! なんせ、あの氷の魔女の退治に役立てたんだ。これ以上のPRはないさ!」

    勇者「……」

    市民「ちなみに、どんな風に使ってくれたのかな?」

    勇者「!」

    629 = 508 :

    市民「やっぱりこう、バーン!と、カッコよく魔女相手に決めてくれたんだろう?」

    勇者「は、はい。こう、バーン!ってね!」

    市民「ははは。私の魔石がどんな風に活躍したのか。話を聞くのが楽しみだ。後でゆっくり聞かせてくれよ?」

    勇者「……」


    勇者「……」チラッ

    傭兵「言っておくが、私はこの件に関して何のフォローもする気はないからな。自分で何とかしたまえ」

    勇者(話を聞かれる前に逃げよう……)

    631 :

    俺かもしれんからイニシャル教えておくれ

    634 = 508 :

    市長「勇者殿、あなたが我々の街を救ってくださったのですな」

    勇者「ん? おっさんは……?」

    市長「北の都市の市長です。あなたが立ち寄ってくれた避難所とは別の場所にいましたが、先ほど街の解放の報せを聞いて、飛んで来ました」

    勇者「市長……」

    市長「まさか街が燃やし尽くされているとは思いませんでしたが」

    勇者「!!」

    635 = 563 :

    勇者お前...

    636 = 508 :

    市長「それでも、先ほどあなたが言った通り。人がいれば街は直せる。復興できるのです」

    市長「あなたは私達市民を守ってくれた。氷の魔女退治というあの伝説の勇者と同じ偉業を成し遂げた。あなたこそが今代の真の勇者でしょう!」

    勇者「……あ、ああ。ありがとう」

    勇者(なんだか罪悪感でまともに目を見れないぞ……)

    637 = 508 :

    市長「何かお礼をさせてもらわなければ」

    勇者「!」

    勇者「お、お礼なんていいよ。受け取れないよ」

    勇者「お、俺ら、お礼のために頑張ったわけじゃないし、街も大変なんだし。その分街の復興とかに使ってださいって」

    市長「なんと……お礼はいらないと?」

    市長「しかしそれでは我々の気が済まない……せめて何か」

    勇者「いや、本当、そういうの、本当にいいんで……」

    638 = 508 :

    ガサガサッ!

    市長「!」

    勇者「!!」


    ズタ袋「……」


    市長「……はて。今何かが動いたような」

    勇者「気のせいでしょう」

    639 = 508 :

    勇者(まずい……このままここに引き止められてるといろいろとボロが出そうだ)

    勇者「お礼なら王都で王様から貰うから。もともと王様の依頼で来たんだしさ。復興で大変な所からそんなの貰えないよ」

    勇者「じゃあ俺ら、王都に行かなくちゃいけないんで! もう行くんで!」

    勇者「傭兵!」

    傭兵「まったく……落ち着きのない」

    傭兵「魔女、しばらく大人しくしていろ」

    ズタ袋「……」モゾモゾ

    勇者「よっこいしょ」グッ

    タタタッ!


    市長「ああっ! お待ちを!」

    市長「せめて休んで行って…………もう行ってしまわれたか」

    640 = 508 :

    勇者「ほらメロンパン職人、早く行くぞ」

    メロンパン職人「え。急すぎないですか」

    メロンパン職人「俺、ずっと魔女の城で身体冷やしてたし、もう少しゆっくりしたいんですけど」

    勇者「つべこべ言うなよ。ほら、ボロが出ないうちに早く王都に帰らなくちゃ」

    メロンパン職人「ボロ?」

    勇者「こっちの話だ」

    641 = 508 :

    子ども「メロンパンのお兄ちゃん!」

    勇者「!」


    メロンパン職人「えっ。俺?」

    傭兵「違う」

    642 = 508 :

    勇者「君はあの時の……」

    母親「……」ペコリ

    勇者「お母さんも一緒か」

    母親「ごめんなさいね。引き止めてしまって」

    勇者「いえいえ。これくらいいいですよ」

    643 = 508 :

    勇者「それで、何か用かな」

    子ども「うん。お礼が言いたくて」

    子ども「あの時のメロンパン、美味しかったよ。あと、お兄ちゃんが魔女もやっつけてくれたんでしょ?」

    子ども「お兄ちゃん、ありがとうね!」

    勇者「……」

    644 = 508 :

    子ども「ぼくも、お兄ちゃんの役に立てたかな!」

    勇者「ああ。応援してくれたんだろ? おかげで力が湧いて来た。勝てたのは坊やのおかげかもしれないな」

    子ども「ううん、そっちじゃなくて」

    勇者「……ん?」

    子ども「探し物のパンテ––––––––」

    勇者「じゃあ!! 俺急ぐから!! みんな元気でな!!」

    645 = 508 :

    街の外

    メロンパン職人「良かったんですか? あんな別れ方で。なんだか急でしたけど」

    勇者「うるさいな……」

    勇者(母親の前で喋らせる訳にはいかんだろう)


    ズタ袋「もごもご」

    647 = 572 :

    いいよいいよー

    648 = 508 :

    ごめんちょっと頭痛い
    まだ早いし、キリが悪くて申し訳ないけど一回寝ます
    今週中に終わりが見えるところまではなんとか行きたい

    649 = 572 :


    辛いときは休めばいいよ

    650 :

    >>648
    一回じゃなくてちゃんと朝まで寝なよ


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