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元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」
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勇者、メロンパン職人、傭兵、魔女
ついに選ばれし4人が揃ったか
ついに選ばれし4人が揃ったか
聖剣「憎しみは時に心を曇らせ刃を鈍らせます
愛を以て接しなさい」
勇者「……」
勇者「愛を以て、接する……」
勇者「……」
愛を以て接しなさい」
勇者「……」
勇者「愛を以て、接する……」
勇者「……」
勇者「……」
傭兵「勇者、何をしている! 折角魔女自ら封印の方法を示したのだ!」
傭兵「早く封印するんだ!」
勇者「……」
傭兵「勇者、何をしている! 折角魔女自ら封印の方法を示したのだ!」
傭兵「早く封印するんだ!」
勇者「……」
勇者「なあアンタ。一つだけ聞いてもいいか」
氷の魔女「……なんだ?」
勇者「どうして俺に封印の方法を教えてくれたんだ?」
勇者「俺、頭悪いからさ。主を使っての封印なんて、お前に言われなきゃ自力じゃ思いつかなかったと思うぞ」
氷の魔女「……」
勇者「アンタの望みは何だ?」
勇者「封印、されたいのか?」
氷の魔女「……」
氷の魔女「……なんだ?」
勇者「どうして俺に封印の方法を教えてくれたんだ?」
勇者「俺、頭悪いからさ。主を使っての封印なんて、お前に言われなきゃ自力じゃ思いつかなかったと思うぞ」
氷の魔女「……」
勇者「アンタの望みは何だ?」
勇者「封印、されたいのか?」
氷の魔女「……」
氷の魔女「わたしの望みなど、聞いてどうする。お前の選択肢は限られているはずだ」
氷の魔女「死にたくなければ封印しろ。死にたいのであれば放っておけば良い。いずれ傷を癒して殺しに行ってやる」
勇者「今、話を逸らしただろ。俺が聞いてることに答えてくれ」
氷の魔女「……」
氷の魔女「死にたくなければ封印しろ。死にたいのであれば放っておけば良い。いずれ傷を癒して殺しに行ってやる」
勇者「今、話を逸らしただろ。俺が聞いてることに答えてくれ」
氷の魔女「……」
勇者「聖剣が言ってたんだ。憎しみは心を曇らす。愛を以て接しろって」
氷の魔女「聖剣が言った……? 何の話だ」
勇者「そこはまあ気にするな」
勇者「なあ。アンタ、不死者なんだろ? いいのかよ。封印されたってずっと生きてるんだろ?」
勇者「俺を憎んだまま……先代勇者のことだって憎んだまま、ずっと封印されていたんだろ」
勇者「このままずっと人を憎んだまま、何百年も、何千年も生き続ける。それってしんどくないか?」
氷の魔女「……」
氷の魔女「わたしは魔女だぞ。人を憎むことなど」
勇者「疲れるだろ。ずっとだと」
氷の魔女「……」
氷の魔女「聖剣が言った……? 何の話だ」
勇者「そこはまあ気にするな」
勇者「なあ。アンタ、不死者なんだろ? いいのかよ。封印されたってずっと生きてるんだろ?」
勇者「俺を憎んだまま……先代勇者のことだって憎んだまま、ずっと封印されていたんだろ」
勇者「このままずっと人を憎んだまま、何百年も、何千年も生き続ける。それってしんどくないか?」
氷の魔女「……」
氷の魔女「わたしは魔女だぞ。人を憎むことなど」
勇者「疲れるだろ。ずっとだと」
氷の魔女「……」
氷の魔女「……お前は何が目的だ?」
勇者「最初に聞いただろ。アンタの望みを聞きたい。それから決断をしたい」
勇者「憎しみは心を曇らすって言ったよな。アンタは人を憎んで、人はアンタを憎んで、それで戦って」
勇者「でも、最初はどうだったんだろうな。心が曇って見えなくなっているだけで、本当は、やりたいことが別にあったんじゃないか?」
勇者「少しボタンを掛け違えただけで、本当はもっと仲良くできていたんじゃないか?」
勇者「それって、今からだと遅いのかな」
勇者「死ぬまで……いや、死ねないから永遠に憎しみあい続けるって。なんだか悲しいじゃないか」
勇者「お前も人間も笑って終わらせられるような選択って無いのかな。相容れることは、もうできないのかな」
氷の魔女「……」
勇者「最初に聞いただろ。アンタの望みを聞きたい。それから決断をしたい」
勇者「憎しみは心を曇らすって言ったよな。アンタは人を憎んで、人はアンタを憎んで、それで戦って」
勇者「でも、最初はどうだったんだろうな。心が曇って見えなくなっているだけで、本当は、やりたいことが別にあったんじゃないか?」
勇者「少しボタンを掛け違えただけで、本当はもっと仲良くできていたんじゃないか?」
勇者「それって、今からだと遅いのかな」
勇者「死ぬまで……いや、死ねないから永遠に憎しみあい続けるって。なんだか悲しいじゃないか」
勇者「お前も人間も笑って終わらせられるような選択って無いのかな。相容れることは、もうできないのかな」
氷の魔女「……」
氷の魔女「……お前は本当に変わった奴だな。先代勇者でもそのようなことは言わなかったぞ」
氷の魔女「……最初は大それた理由など無かった。わたしはただ、死にたくなかっただけだ。不死の法を会得したのは、ただそれだけ」
勇者「それだけで会得しちゃうもんなのか、不死って」
氷の魔女「天才だったからな。……あと、わたしは話の腰を折られるのは嫌いだ」
勇者「ごめんなさい」
氷の魔女「……最初は大それた理由など無かった。わたしはただ、死にたくなかっただけだ。不死の法を会得したのは、ただそれだけ」
勇者「それだけで会得しちゃうもんなのか、不死って」
氷の魔女「天才だったからな。……あと、わたしは話の腰を折られるのは嫌いだ」
勇者「ごめんなさい」
氷の魔女「……お前に言われて考えてみたが、人間と敵対し始めた理由は……もう忘れてしまったよ」
氷の魔女「大きなことだったか、些細なことだったか、それすらもな」
氷の魔女「その始まりを忘れ、人間を蹂躙することに疑問を覚えることを忘れてしまって。その頃に現れたのが先代の勇者だ」
氷の魔女「そしてわたしは人の側の勇者に敗れ、封印された。丁度、今のようにな」
勇者「……」
氷の魔女「大きなことだったか、些細なことだったか、それすらもな」
氷の魔女「その始まりを忘れ、人間を蹂躙することに疑問を覚えることを忘れてしまって。その頃に現れたのが先代の勇者だ」
氷の魔女「そしてわたしは人の側の勇者に敗れ、封印された。丁度、今のようにな」
勇者「……」
氷の魔女「……封印されている間は、楽だった」
勇者「!」
氷の魔女「何も考えることがなかったからな」
氷の魔女「お前の言う通り、人間との終わらない闘争に。憎しみに、疲れていたのかもしれないな。わたしは」
勇者「!」
氷の魔女「何も考えることがなかったからな」
氷の魔女「お前の言う通り、人間との終わらない闘争に。憎しみに、疲れていたのかもしれないな。わたしは」
氷の魔女「だから、わたしは封印を望んでいるのかもしれない」
氷の魔女「……うん。きっと、そうだ」
氷の魔女「疲れた。単純な理由だな」
氷の魔女「だからわたしは、お前に封印の方法を提示したのだろう」
氷の魔女「多分、それがわたしの望みなのだ」
勇者「……」
氷の魔女「……うん。きっと、そうだ」
氷の魔女「疲れた。単純な理由だな」
氷の魔女「だからわたしは、お前に封印の方法を提示したのだろう」
氷の魔女「多分、それがわたしの望みなのだ」
勇者「……」
勇者「なら、––––––––」
氷の魔女「言っておくが、今更人間と慣れ合うつもりはないぞ」
勇者「!」
氷の魔女「言ったな。わたしはやられっぱなしは大嫌いだと」
氷の魔女「封印を望んでいたとしても、それが為されず生きているのなら、必ずお前に復讐してやる」
氷の魔女「それが嫌なら封印しろ」
氷の魔女「さあ、選べ」
勇者「……」
聖剣「>>526」
氷の魔女「言っておくが、今更人間と慣れ合うつもりはないぞ」
勇者「!」
氷の魔女「言ったな。わたしはやられっぱなしは大嫌いだと」
氷の魔女「封印を望んでいたとしても、それが為されず生きているのなら、必ずお前に復讐してやる」
氷の魔女「それが嫌なら封印しろ」
氷の魔女「さあ、選べ」
勇者「……」
聖剣「>>526」
勇者「えっ。いまなんか滅茶苦茶シリアスな空気だったじゃん」
勇者「俺いま、かっこよく何かを決断しようとしてるところだったじゃん」
勇者「それ言うの、今?」
聖剣「ロリババアっていいよね」
勇者「……」
勇者「俺いま、かっこよく何かを決断しようとしてるところだったじゃん」
勇者「それ言うの、今?」
聖剣「ロリババアっていいよね」
勇者「……」
勇者はこんなに頑張ってるというのにこの聖剣ときたら・・・
氷の魔女「何をブツブツと独り言を言っている? さあ、選べ。わたしに殺されるか。わたしを封印するか」
勇者「……」
勇者「……あほくさ。なんか急にどうでも良くなっちゃったよ」
氷の魔女「……何?」
勇者「……」
勇者「……あほくさ。なんか急にどうでも良くなっちゃったよ」
氷の魔女「……何?」
勇者「いいよもう。好きにしろよ。愛を以って接するためにいろいろ事情聞いてみたけどさ。なんかもういいかなって」
勇者「なんかこういう話聞いた後にさ。封印しちゃうの、なんか違う気がするんだよな。まるで俺が悪者みたいじゃん」
氷の魔女「お前という奴は……!」
勇者「なんかこういう話聞いた後にさ。封印しちゃうの、なんか違う気がするんだよな。まるで俺が悪者みたいじゃん」
氷の魔女「お前という奴は……!」
氷の魔女「恥ずかしいではないか! このわたしにここまで喋らせておいて、責任を放棄するつもりか!」
勇者「あーあー、聞こえない聞こえない」
氷の魔女「責任を取れ!!」
勇者「ごちゃごちゃ考えるのは性に合わないんだってば……どこへ行くなり、俺に復讐するなり好きにしてくれよ、もう」
氷の魔女「この……!!」
勇者「あーあー、聞こえない聞こえない」
氷の魔女「責任を取れ!!」
勇者「ごちゃごちゃ考えるのは性に合わないんだってば……どこへ行くなり、俺に復讐するなり好きにしてくれよ、もう」
氷の魔女「この……!!」
傭兵「待て待て待て待て」
勇者「うん?」
傭兵「黙って聞いていたが、さすがに今のは私もどうかと思う」
勇者「うん」
傭兵「と言うか、このまま野放しにするのはいかんだろう」
勇者「……それもそうだな。ふん縛って王都まで連れて帰るか」
氷の魔女「なんだと……!」
勇者「うるさいな。勝者は俺なんだ。決定権は俺にあるんだよ。もう反抗する力も無いなら黙ってろ」
氷の魔女「……くっ!!」
勇者「うん?」
傭兵「黙って聞いていたが、さすがに今のは私もどうかと思う」
勇者「うん」
傭兵「と言うか、このまま野放しにするのはいかんだろう」
勇者「……それもそうだな。ふん縛って王都まで連れて帰るか」
氷の魔女「なんだと……!」
勇者「うるさいな。勝者は俺なんだ。決定権は俺にあるんだよ。もう反抗する力も無いなら黙ってろ」
氷の魔女「……くっ!!」
傭兵「縛った程度で大丈夫なのか? これでも、あの氷の魔女だぞ」
勇者「うーん」
氷の魔女「ふん、縄で縛った程度でこの私が拘束できるとでも?」
勇者「……なんだこの、偉そうに」
ボゥッ!
氷の魔女「あっ。やめろ、聖剣の火を近づけるな! 死なないが、熱いのは嫌いだ!」
勇者「うーん」
氷の魔女「ふん、縄で縛った程度でこの私が拘束できるとでも?」
勇者「……なんだこの、偉そうに」
ボゥッ!
氷の魔女「あっ。やめろ、聖剣の火を近づけるな! 死なないが、熱いのは嫌いだ!」
>>546
おつかれさまでした
おつかれさまでした
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