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    元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」

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    808 :

    今日は休みかな

    809 :

    イッチは職場の人気者だからな

    810 :

    >>809
    巣で死ね

    813 = 812 :

    てす

    814 :

    おかえり

    815 = 812 :

    もうちょっとしたら始める

    816 = 814 :

    おk待ってる

    818 :

    誰だ朝にキャリアメールでリクエスト送ってきたの
    お前らそんなにホモに掘られたいか

    819 :

    >>818
    黙って中身だけ移して件のファイルは削除しろよ
    いい加減鬱陶しい

    821 = 802 :

    もう二十分経つぞ

    822 = 812 :

    ……

    ……


    勇者「あっ、おい。王都が見えてきたぞ!」

    メロンパン職人「おおおぉぉ……! 帰ってきたんだ……なんか涙出てきそう」

    傭兵「……」

    823 = 812 :

    勇者「北の都市でのこと、王様に報告しないとな」

    メロンパン職人「俺が言うのもアレですけど、信じて貰えるんですかね。なんかすごいものを見てきた気がするんですが」

    勇者「大丈夫だろ。そこに魔女本人もいるんだし」

    氷の魔「……ふんっ」プイッ

    「キィキィ」バサバサ

    824 = 812 :

    傭兵「そうか。勇者は王から直接依頼を受けていたのだな。下々の者が簡単に会えるものではないと思っていたが、聖剣の勇者となると話は別か」

    勇者「ああ。ちょっとお風呂でな」

    傭兵(……風呂?)

    傭兵「まあ良い。勇者が王と会えると言うなら、私も同行させてもらおうか。雇い主の元は同じなのだ。間を挟むよりも話が早い」

    メロンパン職人「お、王様と直接会えるんなんて……俺なんかが良いんでしょうか」

    勇者「ああ。任せておけよ。俺は王様とも姫とも知り合いなんだ。城の中のことも詳しいし、王城だって顔パスさ」

    メロンパン職人「おお……」

    825 = 812 :

    王城前


    門番「……」



    メロンパン職人「門番さんが居ますね」

    勇者「ちょっと話をつけてくる。俺に任せておけ」

    傭兵「大丈夫なのか?」

    勇者「なぁに、今回はやましいことは何もないんだ。正面から堂々と乗り込んでやろうぜ」

    傭兵(……今回は?)

    826 = 812 :

    勇者「たのもーっ」

    門番「……うん?」

    勇者「王様にお話があるんだけど」

    門番「誰だ君は」

    勇者「勇者です。あっちにいるのは連れの傭兵とメロンパン職人」

    門番「勇者? 傭兵と……メロンパン職人……?」

    勇者「はい」

    門番「……」

    828 = 812 :

    門番「……その鳥は?」

    勇者「主です。崇めてください」

    門番「しゅ、主?」

    「キィ」

    門番「……」

    門番「そっちのズタ袋は? 少し大きいし、時々動いているようにも見えるが」

    勇者「氷の魔女が入っています」

    門番「……」

    勇者「大丈夫です。今は袋に詰めて大人しくさせてますから何もできません」

    門番「……」

    勇者「あっ。もしかして、氷の魔女、知りません? あっちの方だけの伝承だからかなぁ……。氷の魔女って言うのは北の地方で伝わる話で––––」

    門番(なんだこいつ。怪しいぞ)

    829 = 812 :

    門番「王様に会いたいと言ったね。残念だけど君のような怪しい者を軽々しく城に入れるわけにはいかない」

    勇者「なんだって」

    門番「大人しく帰りたまえ」

    勇者「……いやいやいや。そもそも俺に依頼をしたのは王様なんだって」

    門番「依頼?」

    勇者「北の都市の調査だよ。知ってるだろ?」

    門番「北の都市の調査……確かに、話に聞き覚えはあるが……」

    勇者「そうそうそれそれ。帰ってきたから王様に報告したいんだ」

    830 = 812 :

    門番「……」

    門番「しかし、君のような若者が、ねぇ……?」チラッ


    メロンパン職人「な、なんだか苦戦してません? さっき顔パスって言ってたような……」ヒソヒソ

    傭兵「本人が任せろと言ったのだ。我々は黙って見ていよう」ヒソヒソ


    門番「……」チラッ


    「キィキィ」バサバサ


    門番「……」チラッ


    ズタ袋「もごもご」モゾモゾ


    門番「……」チラッ


    勇者「……ん?」モッコリ


    門番「……」


    門番(やっぱり怪しい)

    831 = 812 :

    門番「……一度、こちらの方で確認する。今日のところは大人しく帰りたまえ」

    勇者「えっ。何でだよ。早く王様に報告したいんですけど」

    門番「率直に言って怪しすぎる。君のような者を簡単に城に入れるわけにはいかないし、王様に会うなどもってのほかだ」

    勇者「怪しいって、どこがだよ」

    門番「わからないのか」

    832 = 812 :

    勇者(おいおい、まさかここで追い返されるのか?)

    勇者(さっき傭兵とメロンパン職人に大口叩いた手前、ここであっさり引き返すとかちょっと恥ずかしいんですけど)

    勇者(……)チラッ


    傭兵「……」ヒソヒソ

    メロンパン職人「……」ヒソヒソ


    勇者(……)チラッ

    聖剣「……」


    聖剣>>837

    833 :

    門番を倒せ

    834 :

    叫べ

    835 :

    赤ちゃん魔法

    836 :

    パンティを渡せ

    837 :

    光ってあげる

    838 = 812 :

    聖剣「光ってあげる」

    勇者「ひ、光ってあげる……?」

    聖剣「光ってあげる」

    勇者「光ってくれるのか」

    839 = 812 :

    勇者「そうか。お前、自分が聖剣であると言うことを証明するために光ってみせるって言うんだな」

    聖剣「……」

    勇者「確かに聖剣の勇者であることを示せれば門番さんだって納得してくれるはず。なかなか良い案なのでは?」

    勇者「……よーし。じゃあやってみろ。門番さんに見せてやれ! お前の、力強い輝きを!」シャラン

    聖剣「……」

    841 = 812 :

    勇者「全然光らないぞ……」

    勇者「聖剣、話が違うじゃないか」

    勇者「お前、光ってくれるんじゃななかったのかよ」

    聖剣「……」

    勇者「ぐぬぬ」

    勇者「ここでダンマリか。自分で考えろってか」

    勇者「光ってあげる……光ってあげる……」

    勇者「……」

    勇者「……まさか、俺に光ってあげろと言っているのか?」


    門番「何を一人でごちゃごちゃ喋っているんだ」

    842 :

    まだやってたのかよst

    843 :

    なんかよくわからないけどアリアンロッド思い出した

    844 = 812 :

    門番「それに……こんな所で剣を振り上げて、一体何のつもりだ。ここがどこだかわかっているのか?」

    勇者「あっあっ、違う違う。そういうつもりじゃないんだってば」

    門番「……」ガチャッ

    勇者「俺は決して怪しい者じゃないんです!」

    勇者「だからその構えた武器を降ろして! 危ないってば!」

    門番「……」

    勇者「よーしわかった。今から光ってやる。ちょっと光る方法探してくるからちょっと待ってろ」

    勇者「大丈夫。俺は約束を守る男だから。その代わり、アンタも俺が光ればここを通してくれよ?」

    門番(この男、話が通じないのか……?)



    騎士「何をやっているんですか……」

    勇者「!!」

    門番「あっ、女騎士殿」

    845 = 843 :

    赤ちゃんにしてしまえばよかったのでは

    846 :

    勇者やばい奴で笑う

    847 :

    この勇者が聖剣を一番有効活用したのが赤ちゃんにする魔法っていう

    848 = 812 :

    騎士「なんだか騒がしいと思って様子を見に来てみれば……あなた、何をやっているんです?」

    勇者「女騎士じゃないか! 久しぶりだなぁ。元気してたか?」

    門番「女騎士殿。まさか、この男とお知り合いですか?」

    騎士「………………はい」

    勇者「何で今ちょっと間があったんだ」

    850 :

    今更だけど安価のこと神託とか言えば怪しまれずに済みそうなのにとか思ってしまった


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