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    元スレ男「よりによって最後の村に生まれてしまった」

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    851 = 701 :

    こーのーほーしのー

    852 = 1 :

    妖精「あいつは後続の勇者全部殺すなんて超理論に至ってたけど…
        あたしが見た他の勇者の中に、そんな凶行に及びそうなのはいなかったわよ」

    (…そういえばこの人、脅されてたとはいえ共犯なんでした)

    妖精「あいつは魔王の事、あんな使い方してたけど…あのジジイも根はひょうきんで良いヤツよ。
        きっと勇者2号、3号とだったら上手くやっていける。あたしはそう信じる」

    「…そっか」

    妖精「それに、もしまた第二のアレックスが出てきたとして…255人目の勇者が倒れたときでも、」

    チュッ

    「!?!?!?」

    853 = 801 :

    俺は妹の方が……

    854 = 1 :

    妖精「どっかのバカがまた勝手に0番目になって、あたしを助けに来てくれるわよ」

    「よ、妖精…さん…」

    妖精「かっ、勘違いしないでよね!
        あんたの現世での記憶、便所サンダルしかないのが可哀想だったから!
        お情けでチューしてやってんのよ!!!!11111」

    「妖精さん」

    妖精「ふえっ…な、何よ」

    「ありがとな。俺、バカで何も考えてなかったけど…」

    「この旅、楽しかった」

    妖精「…!」 ボロボロ

    「うわっ!! な、泣くなよ妖精さん!!!」

    855 = 458 :

    でもゲームクリアしたら再びやり直しじゃ

    856 :

    ちんちんたってきた
    支援

    857 = 496 :

    リセットしてもエンディングは作られてないからな

    858 :

    いや、エンディング作れよ

    859 = 1 :

    妖精「えぐっ…な、何言ってんのよ、バカ! 男のくせに! このぶんぶく茶釜!!」

    「ええっ…お、落ち着けよ妖精さん! こんな狭いとこで暴れんなって! 痛っ! いててててっ!!」

    妖精「はぁーはぁーっ…ほら、恥ずかしいからさっさとリセット押しなさいよ!!」

    「ええっ!? そんなポンッと押せる代物じゃねーだろ!!!!」

    妖精「あ、ああ…確かにそうね。…どうしましょう。どっちが押す?」

    「…」

    妖精「…」

    「一緒に押すか?」

    妖精「…そうね、一緒に…終わらせましょう」

    「うん。これで、」

    &妖精「ゲーム、クリア!!!」

    ポチッ

    >ゲームを初期化します。よろしいですか?

    860 = 701 :

    クリアなのか?

    861 = 1 :

    「じゃあ、妖精さん」

    妖精「うん」

    「…また、会おうな」

    妖精「うん。…また、会おうね」

    >ゲームを初期化します。よろしいですか?

    >はい









    864 = 353 :

    ちゃんと完結する話っていいよな
    ラノベは中々完結しないから駄目だ

    866 = 747 :

    黒剣士と遊んで終わりそう

    867 = 353 :

    馬鹿な主人公って好きだなぁ

    868 = 804 :

    >>866
    ホモ展開!?

    869 = 292 :

    いい話だ

    870 = 1 :

    ―魔王の間―

    エンリュウは最後の間の扉を調べた。
    禍々しい音を立てて扉は開いていき、背筋の凍るような冷たい風が漏れ出した…

    エンリュウ「たのもーっ! 我こそは旅の武道家、エンリュウ!!
           単身魔王を打ち倒す、拳聖と恐れられた勇者なり―――――っ!!!」

    ブライアン「ドロー2」

    キャロル「ドロー2」

    デイジー「ドロー2」

    魔王「ドロー4」

    ブライアン「GYAAAAAAAAAAA!!!!!!!」

    エンリュウ「えっ…?」

    キャロル「おっ、新人?」

    デイジー「わあ、久しぶりに知らない人と会えたー! 嬉しいですー!!」

    エンリュウ「い、いや…我こそは、拳聖…」

    魔王「あーあーうんうんそういうのいいから。とりあえずここ座って。ウノでもやろうず」

    エンリュウ「えっえっえっ」

    871 :

    なんだそのゲーム

    872 = 473 :

    いい人すぎぃ!

    873 = 734 :

    なつけー全部ツクール2000のキャラと設定か

    875 :

    登場人物は基本的にツクール2000のデフォキャラなんだな
    VIPRPGを思い出す

    876 = 491 :

    なんか見覚えあると思ったらツクールか

    878 = 701 :

    ゲーム化はよ

    879 = 732 :

    勇者が完全なる平和を望んでいなければ普通に和解も出来てたのか

    880 = 1 :

    ―ダルーイの酒場―

    美剣士「…」

    美剣士「…」

    美剣士「…」

    美剣士「あー、あぁー、あぁああー…」

    「ちょっと、うるさいわよニート剣士」

    美剣士「誰がニートだ!!!」

    美剣士「…あー、」

    美剣士「冒険、してえ…」

    ファルコン「たのもーっ!」

    妖精「おいーっす」

    「あら、とんがり頭のファルコンさん。盗賊勇者…でしたっけ?」

    ファルコン「おうよ、やっと女将さんに覚えてもらえるとはなー…」

    「妖精ちゃん、この間連れてた他の勇者さんはどうしたの?」

    881 = 1 :

    妖精「それが…またなの。魔王城の扉まで行ったのは覚えてるんだけど…
        気がついたら、今度はこのサル勇者の所にいて…」

    ファルコン「誰がサルじゃいわっしょい!!!!」

    「まあ…怖いわね、魔王城」

    妖精「それでこのサルあまりに戦闘力が低くて、話にならないから…」

    「は~ん。なるほど、ね」

    882 :

    完結するまで寝れない……

    883 = 858 :

    おっ

    885 = 1 :

    ―最果ての村 エンドナ―

    ファルコン「やった…やったぜ! ついに来た! 決戦の最終大陸! KST! KST!!!」

    美剣士「ふう…相変わらずひどいテンションだな、お前は」

    妖精「パーティがバカとマジバカしかいないなんて…あー、肩こるー」

    ファルコン「む…匂うぜ! ビンビン匂うぜ、盗賊の鼻に…!!
           この村、あるぞ…隠しダンジョンが、あるぞ――――――ッ!!!」 ドダダー

    美剣士「あっ…おい、ファルコン!」

    妖精「はぁー…マジ猿だわ、あいつ」

    「ようこそ ここはエンドナの村です」

    妖精「えっ?」

    888 = 727 :

    ちょこちょこ邦子ネタが入るな

    889 = 1 :

    村の「何か ありましたか? 僕の家の裏は、旅の人達は妙に 気にかけるのですが…」

    美剣士「い、いや…ちょっと連れが…って、…えっ?」

    妖精「ちょっと、何モブ山モブ男と喋ってんのよ。こんなの時間の無駄…って、あれ…?」

    村の「何か ありましたか? 僕の家の裏は、旅の人達は…って、んん?」

    美剣士「…」

    妖精「…」

    村の「あの、な、何か…?」

    美剣士「い、いや…」

    妖精「べ、別に何でもないわよ…ごめんなさいね、家のそばで騒がしくして」

    村の「あ、ああ…いや、気にしないでいいよ」

    890 = 732 :

    全米が泣いた

    891 :

    美剣士ィィィィ

    892 = 292 :

    固定セリフを吐く機械から抜け出した時の感動

    893 = 525 :

    固定セリフからの脱却がここまで感動的とは

    894 = 1 :

    ファルコン「おーい! 妖精ー! 美剣士ー! あったあったよ隠しダンジョン!!
           お宝ザックリめくるめく盗掘タイムだぜウヒョ――――!!!」

    美剣士「!? 本当にあったのか…おい妖精、行くぞ」

    妖精「えっ!? ああ、うん。そ、それじゃあ」

    村の「え!? あ、うん。それじゃあ」

    妖精「…」

    村の「…」

    二人「あっ、あのっ!」

    妖精「わっ!?」

    村の「ひゃっ、ひゃい!?」

    妖精「あっ、い、いいわよ先。どうぞどうぞ」

    村の「あっ…その、いや」

    村の「…気をつけて、行ってらっしゃい」

    妖精「…うん、ありがとう。」

    美剣士「…何だよお前、こんな旅の流浪者に気をつけてなんて。変な奴だな」 ニカッ

    村の「そ、そうかな?」 ニコッ

    895 = 514 :

    なんか知らんが泣いた

    896 :

    なんでか泣きそうだわ…

    897 = 1 :

    ―隠されし禁断の聖域 1F―

    美剣士「なあ、妖精。さっきの村男、知り合いか?」

    妖精「ううん。…あんたは?」

    美剣士「いや。…でも何かおかしいな、昔の知り合いにあんなのがいたわけでもないんだが…」

    妖精「あれ、あんたも?」

    美剣士「えっ、お前もか?」

    妖精「うん。…なんか、」

    妖精「懐かしいな、って…」

    898 :

    時空がねじれるほど泣いたのか

    899 :

    どう終わらすのか

    900 = 1 :

    ―最果ての村エンドナ 星がよく見える丘―

    村の「ふーっ」

    の母「コラッ」ポカッ

    村の「いてっ!?」

    の母「お昼ごはん時に出歩くなっていつも言ってるでしょ?」

    村の「あー、もうそんな時間だった? 親父がいつまでも寝てるからわかんなくなるよ…」

    の母「はいはいお父さんのせいにしない。先に行って待ってるから、早く来なさいね」

    村の「はーい」


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