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    元スレ男「モテる代わりに難聴で鈍感になるんですか?」

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    401 = 372 :

    「先生、もう一度さっきの台詞言ってもいいですよ!?」

    先生「な、なにバカ言ってるの!? 先生をからかわないで頂戴!」

    先生「……ほんと、恥ずかしかったんだから///」

    (ああ、間違いない。先生にはこの俺の難聴スキルが発動する事はないのだ。もはや理由なんてどうでも良いぐらい浮かれてしまいそうな)

    (まったくハーレム主人公というのは素晴らしいものだ。同時に罪作りな奴らではないか。そんな主人公の一人に、俺はいまなっている)

    先生「あー、もう…調子くるってきちゃったよ……君のせいだぞ?」

    先生「君はいつも不真面目で、ふざけていて、おまけにスケベで……」

    先生「特にあの時なんて本当に驚かされたんだからね!」

    「待って、あの時っていつの話をしているんですか?」

    先生「覚えてないの!? あー…なんて都合良い脳味噌してるのかしら…それとも、もしかしてとぼけてたりする?」

    「いやいや、本当に分からないから訊いているんですよ。良かったら詳しく教えてください、先生」

    先生「詳しくって、あんな恥ずかしい事言えるわけないでしょ! あんな……えっと……」

    先生「ん? ……恥ずかしい、よね?」

    「は?」

    先生「……ごめんなさい、そろそろ職員室に戻ってお仕事しないと。その調子なら次の授業受けられそうだし、少し休んだら、かならず出席して…」

    402 :

    デッド エンド


    おしり

    403 = 387 :

    ほう

    405 = 372 :

    (またであった。彼女も後輩と同じように突然俺の記憶にない話をし始め、そして次第にそれへ対して自信なさ気に、俺へ訊き返す)

    (別に美少女たちが俺の知らない、なにか、の話を持ち出してくるのは、今さら不思議だとは思わない)

    (むしろ、自然なことだと刷り込まれているような、いや、俺がそう思いこみ出したのだろうか。よく考えれば不自然ではないか。神の急な世界の改変に俺だけが取り残されているのか)

    (俺が都合良く行動できるような計らいか。美少女たちとのキッカケを神は事前に用意してくれていた? それならば、一向に構わない)

    (しかし、あの二人の様子を見た後では色々と勘ぐってしまいたくなるのだ。後輩、先生、二人に共通点はあるか)

    (ある。二人にだけは、けして俺の難聴スキルが発動しないのである。そう、それは何故だろうか。まさか彼女たちは最初から攻略不可能だった、というわけではなかろうな)

    (それならば彼女たち二人に難聴が働かなかった理由として一先ず頷ける。頷けるが、俺の本能が訴えるのだ。あの二人は問題なく掴める、と)

    (謎が俺の疲弊しきった脳内をグルグルと回り始める。神よ、俺が深く考え過ぎているだけなのか。この俺が、俺がモテて仕方がないハーレム世界でどうして不安を抱かなければならないのか)

    (なにも、気にする必要も、心配もないじゃないか。特に不都合があったわけではないのだ。別に、気にすることは何一つないではないか)

    (こんな時に美少女が隣にいてくれたら……そう、この世界は俺を中心に周る。世界がようやく俺へ追いついた)

    オカルト研「……」チョコン

    「……一つ尋ねても構わないよな。お前、いつから俺の隣にいたんだ」

    オカルト研「悪霊いるとこ私有り、よ」

    「その言い方だと俺がまるで悪霊の類だったんじゃないかと疑いたくなるぞ」

    オカルト研「えへへ……[ピーーーーーーー]なら、[ピーーーーーーーー]……!」

    406 :

    ドラえもんSSに通ずるものがあるな

    407 = 372 :

    「そういえば、お前は保健室の常連だったよな(俺の知っていたオカルト研ならば、の話である。彼女はよく大量の意味不明な薬を両手いっぱいに抱えて、ベッドの上に腰かけていたのだ)」

    「お前も体調崩した口か? なら、俺も同じだ。……言っておくが、悪霊とやらの影響では断じてないぞ」

    オカルト研「あうっ…」

    (こうでも言って念を押しておかなければ、俺は彼女が背中から取り出した大幣らしき棒によって、お祓いの題目で殴られていたことだろう)

    (それにしても、相変わらず前髪が長すぎて彼女の顔がよく見られない。キャラ付けなのだろうが、鬱陶しくはないのかと髪を払うたびに思わせられる)

    (さて、丁度いいところで現れた不思議系美少女であるが、この手の相手に対し、俺はどのように向かうべきか)

    オカルト研「今日こそはきっと成功させるわ。安心して、昨日ご先祖様にお参りして新たな力を得たの」

    「ほぉー、ならその力とやらで俺に憑り付いた悪霊を払えばどうだ? ……だから、その変な棒は取り出すな!」

    オカルト研「この霊媒アイテムがあって初めて力が発揮されるのよ。少し我慢すれば、すぐだから」

    「殴られて痛い思いするなら、俺はこのまま悪霊と仲良くやってくよ」

    オカルト研「む、むぅ……だったら、最終手段を使う、しかないようね」ス

    「は? お、おい、何人の膝の上に乗っかろうとしてるんだよ!?」

    オカルト研「こうしてあなたと体を近づけて、直に悪霊へダメージを与えるの……!」

    オカルト研「[ピーーーーーーーー]……///」

    「はぁ~、やれやれ(「最高じゃないか不思議系美少女って奴は」、と両太ももをピッタリ閉じ、いきり立つ暴君を抑えながら俺は思うのである。悪霊に乾杯)」

    408 :

    実は先生と後輩は既に攻略済みとか

    410 :

    「は? お、おい、何人の膝の上に乗っかろうとしてるんだよ!?」


    イメージしてください

    412 = 372 :

    (と、ハーレム主人公は恥ずかしもなく、平然としたり顔で心の中に呟くのだろう)

    (俺ならばこうなのだ。ありがとう、その言葉しか見つからない)

    オカルト研「……[ピーーーーーーー]」

    (俺には聴き取れない台詞がポツリと出てくれば、彼女は俺と向き直って座る。もちろん全ての動作は俺の膝の上で行われるのである)

    「お、おい……」

    オカルト研「[ピーーーーー]、[ピーーーーーーガーーーーーーーーーーーーー]……っー!」どん

    (次の瞬間、俺は彼女にベッドへ押し倒される。信じられるか?こいつが美少女だけに許された秘儀なのだ。それが、いま俺へ仕掛けられたという揺ぎ無い真実)

    オカルト研「[ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー]……///」

    「え、何だって?」

    (顔全体が紅潮し、彼女と俺の視線はぴったりと間で一致する。逸らそうにも逸らせない。何故か、当たり前だ。相手は美少女である。あなたならどうする? 最高だった……)

    「なぁ、お前の方こそ悪霊かキツネに憑かれてるんじゃないのか!?」

    オカルト研「違うわ。私は正常なままよ……おかしいのは、[ピーーーー]」

    オカルト研「[ピーーーーー]と[ピーーーーーー]と、[ピーーーーーーーーーーーーーーー]……」

    オカルト研「絶対にあなたへ憑り付いた悪霊の仕業に違いないの、[ピーーーー]……///」

    413 = 372 :

    (「はぁはぁ」と呼吸を荒げる彼女の瞳は、怖いぐらい、否、美しく潤んでいたのである。一瞬、宝石でも入っているんじゃないかと錯覚を起こしそうになったが)

    (ところで、この後に起こる事が想像できない男はいるのだろうか。自らの欲に忠実である男子諸君ならば、もう察しがついた頃だろう)

    (オカルト研の顔が、あるいはプリっとした唇が、徐々に下へ降りてくるぞ。違いない、間違いない、大当たり。いや、まずい)

    オカルト研「[ピーーーーーー]で、[ピーーーーーーーーー]……///」

    オカルト研「う、うぅ……///」

    (ハラリとこの俺の頬や首元へ垂れてくる彼女の長い髪。隠れていた表情は完全なるまる見えとなった。まずい、難聴で何を言われているかもさっぱりな状態だが)

    (そんなもの、余計な台詞など、この状況ではもはや不要である。さすがの俺も両手を彼女の頭へ伸ばそうとし始めた)

    (いいのか?俺のようなブサイク面で美少女を穢しても? 待ったなし、誰が止めるものか……)

    (と、いう感情は、俺ならばギリギリで抑えられる。そう、俺は鈍感なハーレム主人公なのだから)

    「ま、待ったぁー!!」

    オカルト研「!」ビクッ

    414 = 395 :

    そもそもなんでこいつはハーレム形成しようとしてんのさ

    415 :

    >>414
    そもそもなんでお前はハーレムを作ろうと思はないのさ

    416 :

    なんでさー

    417 = 372 :

    オカルト研「どうしたの……」

    (俺の制止に首をかしげるが、どうしたもこうも無いのである。俺はお前だけを愛でるわけにはいかないのだ)

    (俺だって、その唇の誘惑にあるがまま誘われてしまいたい。しかし、それは同時にオカルト研ルートへ突入という意味があった筈)

    (好きだ。可愛くて、好きすぎて、なんなら俺から押し倒して欲望のまま、彼女を食べてしまいたい)

    (だが、許されないのである。すまぬ、お前も許せ。俺は幼馴染に刺殺されたくも、ハーレムを築けずこの世界を終えたくはない)

    「き、聞こえないのか……こっちに誰かやって来るぞ」

    オカルト研「えっ!? あっ、あ……///」

    「静かにしろ。お前だって俺との変な噂が流れるのは勘弁願いたいだろ」

    オカルト研「えっ…その、[ピーーーーーーーーー]……」

    (分かっているぞ。オカルト研がなにをこの俺に言いたいのかなんて。本当に、ありがとう、しか言葉が見つからない)

    (その後、俺たちはこっそり保健室から脱出を終え、それぞれ元の教室へ帰ったのである。さて、そこで待ち受けるは新たな美少女の存在)

    委員長「男、遅いですよ! もうすぐ授業が始まるというのに。まったく!」

    (委員長。……彼女がまさか、一波乱を呼ぶ起こす存在であったと、この時誰が予測できたものか)

    418 = 372 :

    だめ寝る。落ちてたら立て直してもいいよね・・・ね・・・

    419 = 395 :

    >>418
    あ?

    420 :

    待ってるよ

    421 :

    続きが気になる

    422 :

    ずっと続きは しないね 僕らの 時間は

    424 = 357 :

    ほす

    425 :

    あげ

    426 = 350 :

    429 = 425 :

    はす

    431 = 325 :

    よくぞ残しといてくれた

    433 :

    保守は朝組にまかせて夜組は休め!

    435 :

    ほっしゅ

    436 = 425 :

    はさ

    447 :

    みなさんおはようございます!!!!!!!!!!

    448 :

    くそっ!
    社畜は限界だ!
    帰ってくるまで残っていてくれ

    450 = 324 :


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