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    元スレ男「モテる代わりに難聴で鈍感になるんですか?」

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    51 :

    容姿はおろか名前まで男の娘に改変されてしまったキモオタくん……

    52 :

    パンツ見られて殴ったら惚れる

    53 = 1 :

    「ここまで来れば一安心だろ。まぁ、災難だったな、転校生」

    転校生「[ピーーーーー]……///」

    「え?」

    転校生「手、そろそろ離してよ……っ///」

    「ああ、悪い悪い。汗ベチョベチョだぞ? お前以外と汗っかきなのか?」

    転校生「やっぱり最低よっ、あんた! ……でも、とりあえず[ピーーーーーーー]。ちょっと[ピーーーーーーー]……かも」

    「え? 何だって?」

    転校生「な、何でもないわよ!! バカじゃないの!?」

    「どうして怒ってるんだよ…顔も真っ赤にして…転校して初日で緊張してるのか?難儀するな」

    転校生「ううぅ……あんたなんかに心配されるなんて……ほんて、[ピーーーーーー]よ…」

    「何て言った?」

    転校生「あぁあーーーもうっ! ド変態でクズの変態って言ったのよ! この変態め!」

    「くどいぞ、お前……」

    54 = 48 :

    55 = 1 :

    転校生「……本当はね、あんたの言う通り緊張しまくってる。日本は今までの環境とは全然違うし、みんな興味深々だし」

    (突然、聞いていないのに自分語りが始まった)

    転校生「私、まだイギリスの学校にいたかったわ。ねぇ、私の日本語ちゃんと聴きとれる? [ピッ][ピーーーーーーー]……?」

    「すまん、いま何て言ったんだ?」

    転校生「…やっぱりそうよね。私、日本で馴染めるのかしら。パパが大丈夫って言ってくれたけれど」

    「ほう、父親をパパなんて呼ぶ女子高生か。中々悪くないじゃないか」

    転校生「あっ…/// ば、バカじゃないの!? イギリスの暮らしが長いから普通なのよ!!」

    「ふーん、そうなんだ」

    (きっと、本当のハーレム主人公であればここで気の効いた台詞がすぐに飛び出てくるだろう)

    (ここまできてどうしたものか。やはり女子と二人きりになるのはなれない。気恥ずかしくて仕方がない)

    幼馴染「男くんー……? 男くん、そこにいたんだね」

    転校生「ひっ!」

    56 :

    難聴っていうか電脳プロテクト

    57 = 1 :

    幼馴染「こんな所で何してたの? あっ、この子…今朝の…」

    転校生「どうも……転校生です。あの時は慌ただしくてごめんね…!」

    幼馴染「ううん、男くんが大丈夫なら問題ないから。それより二人はどうしてここに隠れていたの?」

    幼馴染「二人で何をしようとしていたの? 男くん」

    転校生「なっ……べ、別に何もしてないわよ!? こいつが無理矢理私を連れてきて」

    「おい、恩人に仇を返すつもりか? やれやれ、これだからイギリス暴力女は困る」

    転校生「その呼び方やめなさいよ! 私が変な子だって周りに思われちゃうじゃないの!」

    幼馴染「私は男くんに聞いたんだよ、転校生ちゃん」

    転校生「え? あ、ああ……ごめんなさい……」

    「聞いての通り、こいつをクラスの連中の質問責めから助けてやったまでだ。別にやましい考えを持って連れ込んだわけじゃない」

    (言い訳に関してなら口八丁といったところだろう。それに、8割は事実なのだ)

    幼馴染「……そっか! あーあ、また男くんが女の子に変なことしようとしてるんじゃないかって勘ぐっちゃった~」

    幼馴染「[ピーーーーーーーーーーーーーーーー]」

    「は? もう一回言ってくれないか?」

    幼馴染「ん、何でもないよ」

    58 = 27 :

    59 :

    60 = 1 :

    (美少女二人と別れ、試しに校内を歩き回ってみれば)

    「おぉ!?」

    後輩「無防備な顔ゲット。シャッターチャンスでしたので、つい」カシャ

    後輩「先輩、おはようございます。ふふ、今日も授業をサボって何処かへ行くつもりですか?」

    (また美少女が都合良くこの俺に話しかけてくるわけだ。次は見ず知らずの後輩。どうやら彼女は写真部の人間らしい)

    後輩「……どうしました? ジロジロ人の顔を覗いてきたりして。私の顔にご飯粒でもついてます?」

    (このキョトンとした表情こそシャッターチャンスではないか。なんて愛らしい後輩なのだろう)

    「俺にもついに後輩ができたか…」

    後輩「あ、ところで先輩。これ、妹ちゃんから頼まれていました。どうぞ」

    後輩「ふふ、体操着間違えて持っていっちゃってたみたいですね。危うく先輩も妹ちゃんの体操着を着るところでしたよ」

    「あ、ああ……ありがとう……」

    後輩「それでは私はこれで。先輩と違って私は真面目に授業を受けてきます。今度、一緒にどこかへ遊びに行きましょうね…写真いっぱい撮らせてほしいです」ニッコリ

    「おうふっ…!!」

    (俺は一体誰をものにすれば良いのか。…いや、別に1人へ絞る必要はないのでは? この調子でハーレムを築けば良いのでは?」

    「オイ、コラ」

    61 :

    不良女的な

    62 :

    何かめんどくさそうだなと思ってしまうから俺は主人公になれないんだろうな

    63 = 45 :

    リアルでもこういう風だったらいいのに
    見る側だと物凄く腹立たしいと思うけど

    64 :

    毎日これならめんどくさいだろうなw

    65 = 1 :

    不良「てめー、あたしとの約束忘れてるんじゃねぇだろうな? 男?」

    「はぁ? いきなり現れて、お前は誰だ?」

    不良「ばっ! こ、この……あたしの顔を忘れたってのか! 男のくせに!」

    「…まさか、不良女さんですか?」

    不良「そうだよ。分かるじゃねーか……本当に忘れてたら[ピーーーーーーーーーーーー]……///」

    (彼女は不良女。校内にいる女子一、ケバいビッチと以前は悪い噂が絶えなかった)

    (売春、薬、窃盗……殺し以外の悪事には全て手をつけているとか。それが今では、美少女の一人)

    (他の美少女たちとは違い。サバサバとしていて、女子らしくはない。だがそれがまた良いスパイスとなっているのだろう)

    「さっき約束とか言っていたが、俺はお前とそんなものを交わした記憶はないぞ?」

    不良「はぁ!? お前っ、この! あたしに漫画貸すって約束したじゃねーか!」

    「漫画? なんの?」

    不良「お前が面白いって言って勧めてきた奴、なんだっけ…あれだ、キルミーベイベー…とかなんとか」

    「ぶふーーーっ!」

    不良「え?えぇ? な、何だよぉ!?」

    66 = 45 :

    キルミーベイベーwww

    67 = 51 :

    どしたのわさわさ

    68 = 48 :

    キルミーベイベーwwww

    70 = 59 :

    いい趣味しているじゃないですか

    71 = 1 :

    「お、お前がキルミーベイベー読むのか…お前みたいなのが…!」

    不良「お前が面白いって言ったから読んでやろうとしてるんじゃねーかよ!? なな、何吹きだしてんだオラー!?」

    「いやいや……悪かったよ。漫画は明日かならず持ってきて貸してやる。それで構わないか?」

    不良「チッ……仕方がねーな、今度は絶対だぞ! 明日も忘れたらその尻蹴っ飛ばしてやるから!」

    「ああ、大丈夫だよ。俺に任せておけって」

    不良「お、おう……あ、ああ、あとさ? そのぅ……[ピーーーーーーーーー]に、一緒に[ピーーー]で[ピーーーーーー]……とかダメ、かな……///」

    「いま何か言ったか?」

    不良「なななっ、何でもねーよバーカ!! じゃあ絶対明日持ってこいよな! 待ってるんだから!」

    (……彼女たちが何か言おうとしているのは理解できている。だが、その言葉はけして俺には聞こえないのだ)

    (そうか、神よ。これがリスクとして負わせられた難聴スキルか……あなたは慈悲深いが、なんと残酷なのだろう)

    72 = 48 :

    結構辛いな

    73 :

    鬱エンドだけはやめてくれよ

    74 = 1 :

    「……最初に失礼なこと聞いて悪いけど、どちら様でしょうか」

    オカルト研「私を忘れてしまったの? ああ、おそらくその肩に乗った悪霊の仕業ね」

    オカルト研「私はオカルト研よ。待っていて、すぐにお祓いをしてあげるから……」

    (オカルト研。彼女は隣のクラスで有名な「わたし霊感あるの」と言い触らす、いわゆる構ってちゃんの腐女子だ)

    (腐女子ではあるが、元々顔は整っていた気がする。まぁ、何であろうが俺とは接点を持たないクラスで浮いた存在の女子)

    (……今ではそれが顕著に表れ、完全な不思議系美少女と成り上がっているようだが)

    「悪霊? 悪霊ねー…俺はそういうオカルトの類は信じないことにしているんでね、間に合ってる」

    オカルト研「だ、だめ…すぐに払わなければ……」ぐい、ぐい

    「ちょ、引っ張るなよ! お、お、うわぁあああ~~~!?」どんっ

    オカルト研「きゃ!?」

    「……かわいい」

    (偶然か、はたまた必然なのか、俺は彼女を押し倒す。長い前髪が横にそれ、可愛らしい顔が目の前にあったのだ)

    (そして、俺の手には柔らかい感触があるという)

    「大きい……」フニフニ

    オカルト研「っー……///」ジワァ…

    75 :

    何感じてんだよwww

    76 :

    可愛い

    77 = 48 :

    78 = 1 :

    オカルト研「男くんのえっち……」

    「あっ、ごめん、いつまでも!」

    オカルト研「ううん、大丈夫よ。今のもきっと悪霊があなたへさせた行動でしょう……」

    オカルト研「[ピーーーーーーーー]……///」

    「は?」

    オカルト研「ごめんなさい…どうやらその悪霊は今の私では手に余るみたい……また出直させてもらうわ」

    「くそ、良い所までは行けるに難聴スキルが邪魔をして先へ進めない…!」

    「……しかし、あの柔らかな感触。まさか下着を付けていなかったのか? バカな、制服だぞ?」

    (俺は、さきほどこの手に得た奇跡の感触を握りしめ、トイレへ向かおうとした……すると、そこにいたのは美少女であった)

    の娘「あっ、男。今までどこに行ってたの? 男もトイレ? 終わったら一緒に教室へ戻ろうよ。次は体育だから急いで着替えないと…」シー…

    の娘「……男?どうして急に屈みこんだの? も、もしかしてお腹痛い!?」

    「いや、違うところが痛くてね……」

    (キモオタデブのくせに、ああ、キモオタデブのくせに。これでは気安く連れションにも誘えないではないか)

    79 :

    ラノベ主人公はこうも難儀なものだったか

    80 :

    筆談もピーだったらお手上げだな

    81 = 1 :

    体育教師「今日はサッカーボールを行ってもらう。男子はこちらのコートを使え。女子は向こうのコートでな」

    (キモオタデブが男の娘へ変わるのであれば、他の男子や教師もそうなってくれれば良いものを。…いや、ある程度のリアルは残しておかなければ俺が一人別空間にいるようで気味が悪いか)

    (それにしてもサッカーか……あまり気乗りしない。この俺が最も苦手な運動は球技なのだ。何よりもチームプレイを必要とするものは絶対にダメ)

    (運動神経もうんこである俺にとっては非常に避けたいところであるが、保健室へ逃げ込みたいが)

    の娘「僕、得意じゃないんだ。男、一緒にこっちに座って観戦を楽しもうよ!」

    (今の俺には友人(男の娘)がいてくれる。怖くはない……かわいい)

    「ああ、俺たち日陰者にはそれがお似合いだ。見ていようぜ」

    の娘「うん。……あっ、見て女子の方! 転校生さんすごい! 帰国子女で運動神経も抜群だなんて」

    (素晴らしい。確かに素晴らしい。美少女がムチムチの生足を張って駆け回り、胸をゆさっと揺らす)

    「あれ、その気になれば俺の物なんだよな……ぶっっっ!!」

    転校生「この変態男!! さっきからジロジロ人の体見ないでよ!!」

    「だからって、俺の顔面にシュートを入れる奴があるか!」

    転校生「ふん……やっぱりドが付く変態よっ……///」

    82 = 64 :

    サッカーをサッカーボールというあたり好感が持てるな

    83 :

    84 :

    しかしここまで改変されるとちょっと怖いな

    85 = 1 :

    の娘「あっ、雨が突然降ってきたね。今日の天気予報じゃ晴れのままだったのに」

    「ああ、雨が都合良く降ってきたな。……ほうほう」

    (男子どもはずぶ濡れになろうが、泥まみれになろうが、汗に塗れようがサッカーを楽しんでいる)

    (しかし、女子、否、美少女たちはどうか。突然の雨に体操着が濡れ、可愛らしい下着がスケスケだぜ)

    転校生「ちょっと! そこ詰めて詰めてー!」ぎゅぎゅっ

    「うおぅ!? どうしてこっちで雨宿りするんだよ、あっちの方で良いだろ」

    転校生「近い方が偶然こっちだったのよ。文句言わずに私一人だけなんだから入れてよ…」

    (なるほど。もしかして現在最も好感度が高いのはこの転校生ではないだろうか。やけに俺へのアピールが目立つ)

    「別に構わんが、男の娘と一緒だしここじゃ狭いぞ?」

    の娘「ごめんね、転校生さん…」

    転校生「う、ううん! 急に来た私が悪いのよ、気にしないで。……ていうか、あんたもっと詰めてってば!これじゃあ濡れちゃう!」

    「じゃあ詰めるから、もっとこっちに寄れよ」

    転校生「あの、その……ぬ、濡れてるからくっ付くとあんたまで濡れるよ……?」

    「別に? 問題ないって。ほら」ぐいっ

    転校生「うぅ……[ピーーーーー]…///」

    86 = 83 :

    完走してくれよたのむぞ

    87 :

    らりるれろ的な事ね

    88 = 1 :

    (平静を保っていられない。隣にはびしょびしょに濡れた美少女が、俺とほぼ、ぴったりくっ付いて座っている。この状況、まさに主人公の特権か)

    (視線を少し下に落とし、横へずらせば、露わとなった水色の下着が。…嬉しいことに上着が少し伸びているせいか、胸元が丸見えではないか)

    転校生「本当に今日は災難。あんたみたいな変態に絡まれるし、雨は降られちゃうし……ていうか変なこと考えてないでしょうね!?」

    「変な事というのが俺には分からないんだが。詳しく教えてみろよ、暴力女」

    転校生「い、言えるわけないでしょ! [ピーーーーーーー]……///」

    の娘「お、男……ちょっと近くないかな……その、僕、[ピーーーーーーー]…///」

    「お前ら俺に分かるようもっと大きな声で話してくれないだろうか……」

    (二人の美少女に挟まれるこの状況は良い。だが、また肝心なところで難聴スキルが働くと萎えるものだ)

    (ハーレムを築くにも、この難聴が邪魔してくるのであれば、正直厳しいのでは。と、言っても美少女たちは何をしなくても俺へ好意を抱きまくっているわけだ)

    (完全な受け身となる。それがベストな方法か。自分からがっついてもしようがないのだ。もはやこの手しかあるまい)

    転校生「[ピーーーーー]…」

    「は?」

    転校生「ひっ!? き、聞かなかったことにして……」

    (そもそも聞こえてすらいない。実に口惜しい限りである)

    90 = 1 :

    (午前の授業が無事終わる……ハーレム主人公の一日とは忙しい。ここまでたった2,3時間の出来事なのだ)

    (美少女とどのような形であれ、会話できるのも、触れ合えるのも嬉しい限り。だが、あまりにも忙し過ぎる)

    (彼女らは一分一秒俺を狙って自分から現れる。俺の行く先々には美少女だ。さきほども別の教室へ間違えて入れば、そこには美少女たちが制服へ着替えている場面と遭遇した)

    (キャーキャー言われ、その場から逃げれば、次に入ったところはなぜかシャワールーム。汗を流す全裸の美少女たちが俺を出迎えてくれた)

    (結果、この頬に痛々しく残った平手のあとである)

    の娘「大丈夫、男? まだほっぺた痛むの?」

    「嬉しいのやら、つらいのやら……」

    転校生「変態で間違いなかったじゃない。しかも最上級のド変態。あんたのそれ才能か何かなの?」

    「今だけの才能だと思う。ていうか何の用だ? まさか俺たちと昼飯を取るつもりか?」

    転校生「えっ、迷惑だった……?」

    「そういうわけじゃなくて。お前も女子なら女子同士で仲良く談笑しながらの食事の方が楽しいだろう? なにもむさ苦しい男と混ざる必要なんて……あっ、すまん」

    の娘「え? う、ううん…別に…?」

    91 :

    これストレートに告白されても聞こえないよね

    92 :

    条件を満たした場合難聴がアンロックされるとかそんな感じで

    93 :

    >>91
    完全にルート確定したら告白時に聞こえるんじゃないか

    94 = 1 :

    の娘「僕らと一緒で大丈夫なら、ぜひ」

    転校生「本当に? あ、ありがとう……! 彼女たちとだと落ち着いてご飯食べられそうになくって」

    「避けてると後で痛い目に合うんじゃないか。女子なんて集団仲間意識が高い面倒臭い生き物なんだから」

    転校生「明日からは一緒に食べるから! ていうかいまの本当に最低よ、ああ、だから変態なのよね…」

    「お前はどうしても俺に変態の汚名を着せたくて仕方がないみたいだな!?」

    (……あれ、自然にというか、ここまでの台詞全てスラスラと、まるで自分の意思からではないように出てきたではないか)

    (俺は一体この先どうなってしまうのだろうか。神よ、お答えください。まるで俺が俺ではなくなっていくような……まぁ、気のせいだろうが)

    転校生「ていうか、あんたお昼ご飯持ってきてないの?」

    「え? ……あ、そうか。母さんが弁当を用意しなかったから」

    幼馴染「はい、男くんのお昼ご飯」トン

    「おぉ? なんだ、幼馴染か……まさかわざわざ作ってきてくれたのか」

    幼馴染「うん♪ 幼馴染特製のお弁当です。心して味わうように! えへへっ」

    (ああ、かわいい……美少女の手作り弁当だと? 信じられるだろうか? これが、かの幼馴染が作ってくれる弁当である)

    (しかも、他ならぬ俺だけの為に作ったというではないか。感動で涙があふれそうな)

    「まぁ、65点っていったところだな……美味しい」モグモグ

    95 = 1 :

    転校生「へー、幼馴染さんにお昼作ってもらえるんだ。羨ましいわね」

    「お前にもおかず一つ食わせてやろうか? やる気ないけど?」

    転校生「ケンカ売ってんの!? ていうか売ってるでしょ明らかに!!」

    「いーや、全然。幼馴染は食べないのか? お前の分の弁当は?」

    幼馴染「うん。男くんのお弁当作るのに戸惑っちゃって。あたしはコンビニのパンで十分だよ」

    転校生「絶対それだけじゃ足りないわよ? 私の分、半分わけてあげるから食べましょ?」

    幼馴染「大丈夫! …あ、あたしは[ピーーーーー]の[ピーーーーー]で…おなかいっぱいになれるから……///」チラ

    「……」もぐもぐ

    (けして聞こえていなかったわけでもなく、視線に気づかなかったわけでもない)

    (単に聞き返しても「な、何でもないよ!」で誤魔化される事が分かり切っているからだ。また、聞こえていない振りをした結果、新しい展開へ進めるのではないかという狙い少なからずある)

    (……ところで、神はこの俺に難聴と鈍感を与えた筈だ。今のところ鈍感が発揮されてはいないのでは? …というより、自分で気づける物ではないのか)

    (ここになって力を得たデメリットの真の恐ろしさを実感した。ハーレム主人公よ、今なら俺にもお前たちの苦悩が理解できるぞ)

    96 = 79 :

    鈍感ではないがな

    98 = 26 :

    この時間帯でも結構落ちるスレ多いな保守

    100 :

    面白い


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