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    元スレ穏乃「憧の教典?」

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    352 = 320 :

    銃弾はけっこうあるっぽいね。弾切れは期待できなそうだ

    353 = 305 :

    しえん

    354 = 147 :

    PM9:40

    ─4F 屋上前階段

    「宥ねえ、玄」

    宥と玄は、突然名前を呼ばれ、びくっとする。
    階段の下を見ると、憧が上ってきていた。酷く顔が腫れ上がり、鼻が曲がっている。

    「あこちゃん…無事だったんだ、よかった!」

    「その傷…どうしたの?」

    「1階の管理室に閉じ込められてたんだけど、その時に犯人に殴られたの」

    「でも、よく逃げられたねー」

    「うん。誰かが1階に降りてきてね。それで…」

    「犯人が降りてきた人のところへ行って、その隙に逃げてきたの」

    「…それ、テルたちだ。きっと」グズン

    356 = 233 :

    しえん

    357 = 147 :

    「それで、隠れながらゆっくりここへ来たんだけど…」

    「他のみんなは?ここにいるのは、玄と宥ねえと、えーっと、大星さんだけ?」

    「犯人に無理矢理あんな放送させられたから、てっきりみんなここにいるのかと思ってたけど…」

    「みんなは、3階に立てこもったみたい…防火戸、閉まってたでしょ…?」

    「和ちゃんと片岡さんは、4階に来たんだけどね」

    「ここにいるのが不安だから、4階のどこかに隠れるっていってたよ」

    「そっか。あと、これ」チャリン

    「鍵…?これ、どこの…」

    「そこ。屋上のだよ。もしかしたらって思って、持ってきた」

    「あ、憧ちゃん!ありがとー!」パァァ

    「じゃ、私は和たちを探して、鍵持ってきたって伝えてくるから!」タッタッタ

    「うん!気をつけて!」


    憧が階段を下りていく。4階の廊下を曲がっていき、見えなくなった。

    「行こう、お姉ちゃん、大星さん!」

    「うん…」

    358 = 190 :

    デストラップか

    359 = 147 :

    PM 9:42

    ─4F

    憧は、屋上への階段から、廊下へと進んだ。
    階段から見えないよう、廊下に置いておいた二重の手袋を嵌めなおし、散弾銃を取り上げる。

    (玄に渡した鍵、あれはハルエのガンロッカーのやつなんだよね!)アハハ

    (玄たち、今頃焦ってるだろうなぁ…開かないんだもん)クスクス

    (…さてと、かくれんぼをさっさと終わりにしないとね)


    憧は、まずはトイレに入った。

    (…ビンゴ。誰かがいるわね。気配がする)

    361 :

    「To die ?」 は出てきそうにないのが残念だ

    362 = 320 :

    >>360
    最近わりとよく見るAAだね。なんだか絶望の淵に落としたくなってくる可愛さ

    363 = 147 :

    掃除用具入れを開ける。和が、震えながら立ち尽くしていた。
    和は、恐怖の表情から、一瞬で安堵の表情へと変わる。

    「憧…!無事だったんですね!」

    憧はにっこりと笑うと、和の胸に散弾銃を突きつけ、引き金を引いた。
    凄まじい轟音が、狭いトイレの中に反響する。

    (うっひゃあ~…すごっ。流石に至近距離だとやばいわぁ…穴開いてんじゃん)


    霧状になった血液と硝煙が混ざった臭いに辟易として、トイレから退散する。

    (これで、あと10人)

    (今の銃声は、玄たちを恐怖で金縛りにしてるはず…)

    (できれば、そのうちに片岡さんを見つけないとね)

    364 = 291 :

    ついにメインキャラが・・・ふぇぇ・・・

    365 = 233 :

    跳弾とかありそう

    366 :

    アコチャー返り血で血まみれ?

    367 = 183 :

    うわあああああ
    のどっち1階銃声の推理的中してたのにオワタ

    368 :

    「胸の肉の厚みで助かったわ」

    369 = 147 :

    憧は、続いて広間へと入った。しんと静まり返っている。
    収納、窓の外側などあらゆるところを手早く捜索したが、優希を発見できなかった。

    (うーん…他に隠れられそうな所は…あそこぐらいね)

    憧は、掃除用具を入れるロッカーを開けた。中に、優希がしゃがみこんでいた。
    また掃除用具入れか、と思わず笑いがこぼれる。

    優希「ふぇ、な、なんだ!阿知賀のか!脅かすな!」

    「ごめん」

    ドオォォォン!!!


    370 = 320 :

    アコチャーは昔の自分に似ている子を平然と打てるのか・・・Oh

    371 = 368 :

    タコスッ!

    374 = 147 :

    (よーし、かくれんぼも終わったし、玄たちのところに行こ~っと!)


    (それにしても…なにこれ。すっごくいい気分~)ウットリ

    (なんだろ…頭がふわふわーってなって…うふ、あははっはははは)グワングワン


    銃という圧倒的な力と、かつてない大量殺戮に酔いしれ、脳内麻薬が大量に分泌されていたのだった。
    憧は、快楽殺人者の類ではなかったが、今なら彼らの気持ちがよく理解できた。

    「まじかるまーじゃんわんだーらーん♪このおおきな宇宙♪」

    どこからか歌が聞こえてくる。
    しばらくの間、自分が歌っていることに気が付かなかった。

    憧は、銃に新たな弾丸を装填すると、この上なく愉快な気分になり、屋上へと続く階段へ向かった。

    375 = 228 :

    >>373
    セーラは返り討ちにされるし菫さんもあのザマやしほぼみんな死ぬやろうから安心していいで(ニッコリ

    376 = 147 :

    PM 9:46

    ─4F 屋上前階段

    「開かない!ねぇどうして!?」ガチャガチャ

    「く、くろちゃ…」

    玄は、屋上の扉と格闘していた。
    途中、今までよりも遥かに近くで銃声が二発も聞こえ、気が気ではなかった。

    (なんで…!?早く…!開いて…!お願い……!)

    「きっと、あの憧って子が鍵を間違えたんだよ…」

    「そ、そんな…」

    378 = 233 :

    なんか玄ちゃんの姿が目に浮かぶ……
    淡は疲弊しきってるな

    379 = 320 :

    >>377
    この状況で、そのAA見ると目が死んでいるように見えるね

    380 = 147 :

    「玄ちゃん…!もう、下へ逃げよ…?」

    「銃声の大きさからすると、犯人は今、4階にいるから、行くなら今しか」

    ふと、宥が言葉を切る。

    (なんだろう…?)

    玄も耳をすませる。

    (歌だ…。歌声がする…憧ちゃんが、機嫌がいいときに歌ってる歌…)


    そして、階段の下方に憧が現れた。

    「憧ちゃん、あのね!鍵が…」

    玄は、はっと息を呑む。憧の様子が変だ。まるで壊れたように笑っている…。
    しかも、ビニールの手袋を嵌め、猟銃を持っている…

    「そ、…その銃……犯人が持ってたやつ…?」カタカタ

    「ざーんねん!」スチャッ

    「『持ってた』じゃなくて、『今現在持っている』でしたぁ~!あひ、あははははっ!」

    「あ、憧ちゃん…冗談キツいよ…」

    381 = 233 :

    よく玄ちゃんに理解できたな

    382 = 228 :

    お、淡ちゃん元気になるか?

    383 = 157 :

    >>377
    言うてる場合か!

    384 = 147 :

    「あこちゃ──

    雷鳴のような轟音。
    隣にいた宥が、まるで射的の人形のように倒れ、階段を転げ落ちた。

    「い、いや…」カタカタ

    再び、轟音。
    今度は淡が尻餅をつき、横倒しになると、そのまま動かなくなった。



    「あ……う……」ガタガタ

    憧が銃を折り、新たな弾を装填している間も、玄は動くことができなかった。

    「あこちゃん……どう…して……?」ボロボロ

    「ははは…!あっはははは!あひ、きゃっはっはははは、ははは!ア"ー」


    玄が人生の最期に見たものは、憧の狂気の笑顔と、銃口から迸る眩いばかりの炎だった。

    385 = 160 :

    oh…

    386 = 157 :

    子供麻雀クラブメンバーが全滅してしまった

    387 = 147 :

    PM 9:47

    ─3F

    「あかん、あかんですって…!」ガタガタ

    浩子「落ちつきぃ!泉!」


    4階から連続して響き渡る銃声は、3階に立てこもっている6人を震撼させた。

    「…4階へ向かった人たちが…撃たれたのかも」

    久は、涙を堪えるように天井を見上げていた。

    「……原村さんに、優希ちゃんは…?」フルフル

    まこ「…無事を祈るしかないの」ギュッ

    尭深「淡ちゃん…もう、こんなの…いやです…」ポロポロ

    388 :

    阿知賀全滅しちゃったかー。

    389 = 291 :

    俺の宥たん・・・

    390 = 147 :

    「みんな…よく聞いて」

    「私は、一番最初に聞こえた三発が、恐らく、外に行くと言っていた3人…」

    「園城寺さん、清水谷さん、江口さんへ向けられたものだと思うの」

    浩子「っ………」

    「そ、そんな…うそや……」フルフル

    「鷺森さん、高鴨さん、新子さんについては、まだ何とも言えないわ」

    「1階に降りた2人…4階に向かった5人は、全員、ころ…撃たれてしまったかもしれない」

    「となると、次に狙われるのは、おそらくここ。3階よ」

    391 = 233 :

    久強い

    392 :

    たかみーには生き残ってほしい

    394 = 147 :

    「だから、皆…今まで以上に集中して。いつでも逃げられるよう、準備してね」

    「もう、いつ襲撃があってもおかしくないから…」

    まこ「もし犯人がきよったら、どうするんじゃ?」

    「成り行きに任せるしかないわね…このバリケードは、そう簡単には突破されないはずよ」


    そのとき、西階段の下の方向から、何か音が聞こえてきた。

    「な、何…!?」ビクビク

    「…? 何かしら。物を動かしてるみたい…」

    浩子「犯人…なんか?」


    まこ「…今のうちなら、東側から逃げられんか?」

    「いえ。罠かもしれないわ。様子を見ましょう」



    音は10分ほど続き、やがて止まった。

    396 = 270 :

    いいよーあとちょっとだよあこちゃん

    397 = 242 :

    阿智賀が全滅?
    まだ憧が1人いる!
    憧がやられるまで阿智賀は全滅やないんや!!

    妄言支援

    398 = 147 :

    PM 9:59

    ─3F

    皆は、西階段の先ほどの音を不気味に思い、広間へ集まっていた。
    久だけが一人、廊下に出て、弾除けを挟んで東側で、懐中電灯で外へSOSを送り続けていた。

    まこ「さっきの音、なんだったんじゃろ…?」

    「さぁ…」


    久は、懐中電灯を使ってSOSを発信しながら答える。

    「流石に親指が疲れてきたわね…だれか、代わってくれる?」

    まこ「わしがやるよ」スッ

    399 = 366 :

    さらばワカメ

    400 = 248 :

    そめやせんぱーい!


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