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    元スレ穏乃「憧の教典?」

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    253 = 157 :

    ほしえ

    255 = 157 :

    256 = 212 :

    258 = 157 :

    259 = 147 :

    (まず、私の放送に従って上の階へ逃げたのが、玄、宥、片岡さん、和)

    (この子たちはまだ放って置いていいわね。いつでも片付けられる)

    (次に、頑なに3階にとどまっているのが8人…)

    (この子たちの出方には、絶えず注意しておかないとダメね。特に、竹井さん)

    (そしてそして~、今まさに1階に降りてこようとしてるお馬鹿さんが2人!)

    (弘世菫とチャンピオンね。さて、行きますか)ヨイショ


    憧は、散弾銃を取り上げた。

    261 = 215 :

    おかえり

    262 = 157 :

    クロチャー延命

    263 = 147 :

    PM 9:19

    ─3F~2F 東階段

    菫は、ゆっくりと、一段ずつ階段を降りていた。
    息を殺し、神経を研ぎ澄ませ、耳をそばだてる…。

    (犯人はまだ、1階にいるのか…?)ドクン ドクン

    冷や汗が、服の下を流れ落ちる。手のひらも、じっとりと汗ばんでいた。


    (…一段降りるたびに、地獄へ近付いていくような感覚だ)ドクン ドクン

    (こんなにも恐ろしいものとはな…)

    (だが、誰かがやらなくてはならないんだ…それに)

    (照も協力してくれているんだ。今更、後戻りは出来ない)

    264 = 246 :

    こなた自殺スレでつかさを失ったかがみがこなた達を皆殺しにするやつ思い出した

    265 = 147 :

    菫は、2階へと降り立つ。暗い廊下の反対側に、人影が見えた。

    「っ!!」ビクッ

    (あの角は……なんだ、照か)ホッ

    照は、こちらを見ると、軽くうなずいて1階への階段を降りていった。

    (私も行かないとな…)グッ

    再び、ゆっくりと階段を降りる。ついに、2階と1階の間の踊り場を過ぎた。

    (犯人が待ち伏せしているなら、1階に降りた瞬間に撃ってくるかもしれない…)ドクン ドクン

    (だが…覚悟を決めて行くしかない…!)ドクン ドクン


    鼓動が、全力疾走をしているときように脈打ち始めた。


    266 = 198 :

    穏乃「玄い家・・・?」

    267 = 157 :

    角で判断するのか

    268 :

    菫さんは心の弓があるし・・・(蒼白)

    269 = 147 :

    PM 9:20

    ─合宿場3F

    「西と東、両方の防火戸を閉めて!」

    「はい…!」

    まこ「よっこらせ…!」ギギギ…ゴウン…

    「それから、何か堅い棒みたいなもの、持ってきて!」


    尭深「これでいいでしょうか…?」

    尭深「掃除用具入れに入ってた、モップです…」

    「まあいいわ。貸して」


    久は、防火戸の弓形のハンドルを起こすと、モップ3本を差込み、閂のようにした。

    270 :

    あこちゃを応援してます

    271 = 248 :

    ぶちょーかっこよすぎだろw

    272 :

    てるてる死んでしまうん?

    273 = 147 :

    「反対側も、同じようにやるわよ!」

    まこ「おう…!」

    「ちょ、ちょっと!そんな事したらテルたちが戻って来れないじゃん!」

    「…大丈夫よ。彼女らは、逃げるにしても1階から外へ逃げるわ」

    「私達は、ここで篭城するしかないの」

    「なんで!?テルたちを信用してないの!?」

    「違うわ。信用しているからこそ立てこもるの。分かって、大星さん…」

    「でも!二人のうちどっちかは、上に逃げてくるかも!」

    「その場合は、4階へ行くって言っていた人たちと合流するはずよ」

    274 :

    そういえば最近の携帯電話って電源切ってても位置特定できるらしいね

    275 = 147 :

    「で、でもさ!それに、そこを閉めたら私達も屋上へ行けなくなるじゃん!」

    「…だったら、今すぐ行きなさい」

    流石にうんざりした様子で、久は顎をしゃくる。
    淡は、一瞬ためらったが、キッと久を睨むと、意を決したように階段を上っていった。


    「まこ、閉めるわよ!せーのっ!」

    まこ「わかっとる…!」ギギギ…ゴウン…

    東側と同じように、西側の防火戸にも、モップの閂をかける。

    「まだよ。これじゃ封鎖したことにはならないわ!」

    「みんな、片付けた机と椅子を持ってきて、防火戸の前に積むのよ!」

    「不規則に積み上げて、できるだけガッチリと組み合わせるの!」

    「それと、簡単に崩されないよう、要所を自動卓の延長コードで縛って補強して!」

    押しても動かないように、下部には滑り止めの付いた机を配置したが、
    一箇所だけ、滑りやすいように滑り止めを外してあった。いざという時、取り除けて退路を作るためだ。

    こうして3階の東西の通路は、防火戸とバリケードによって封鎖された。

    277 = 147 :

    亦野「これで、一安心でしょうか…」

    「いいえ、これはあくまで不審者の侵入を防ぐだけのものよ」

    「相手は銃を持っているわ」

    「こんなスカスカのバリケードじゃ、モップを打ち抜かれたりして…」

    「防火戸がちょっとでも開いたら、その隙間から撃たれて終わりよ」

    「だから、もう一つ弾除けのバリケードも───


    突如、階下から凄まじい銃声が、立て続けに二発響いた。
    3階にいる全員が、ぎょっとして立ち竦み、顔を見合わせた。


    278 = 147 :

    PM 9:20

    ─4F

    玄は、屋上へ通じるドアノブをガチャガチャ回した。

    「だめ!鍵かかってるよ!開かない…」ガチャガチャ

    優希「マジですか…?」

    「どうしよう…お姉ちゃん」

    「鍵は、どこにあるんでしょうか?」

    「たぶん…1階の管理室だと思う…」フルフル

    優希「1階って……無理だじぇ、そんなの…みんなのところに…戻ったほうがいいじぇ」


    「…………私が…1階に行って、鍵を取ってきます…」フルフル

    「だからみんなは、3階のみんなのところへ戻って…」

    「お、おねえちゃん!?」

    「くろちゃん…大丈夫。お姉ちゃんが助けてあげるから…」

    280 = 157 :

    死亡フラグのオンパレードや

    281 = 147 :

    「宥さん…」

    「その時に、1階の公衆電話で、警察にも通報しておくね」

    「鍵を持ってきたら、みんなを呼びに行くから…」

    「おねー…ちゃ…」

    「…分かりました」

    優希「じゃあ…戻るじぇ」

    そのとき、階下から何が重い扉を閉めるような音が聞こえた。4人は顔を見合わせる。

    「なんの…音だろう?」

    音が一段落すると、今度は足音が聞こえてきた。
    誰かが、足音も忍ばせようともせずに、階段を上がってくる…。

    (だ…だれ…?)ドクンドクン

    282 = 242 :

    松実姉妹は離れたらあかん
    お別れしたらあかん!!!

    支援

    284 = 147 :

    優希「ふ、不審者…か…?」ヒソヒソ




    「みんな…いんの?」


    「お、大星さん…?どうしたんですか?」

    「私も、こっちにくることにしたの!」

    「3階じゃ清澄のやつが何もかも仕切ってて、超むかつくんだー!」プンスコ

    「あんまり大きい声出さないで下さい」

    優希「清澄…?咲ちゃんはそういうタイプじゃないし、多分、染谷先輩か部長だじぇ」

    286 = 147 :

    「部長が何をやってたんですか?」

    「なんかね、テルたちを無視して、防火戸閉めて立てこもろうって…」

    「あ、さっきの音はそれだったんですね」

    優希「え?ってことは、私達…3階にはもう、戻れないじぇ…」

    「テル達を無視して、というのは、どういうことですか?」

    「あんたらがここに向かった後、テルと弘世先輩がね」

    「1階の電話で助けを呼ぼうって、降りてったの!」

    「あ……ちょうど私も鍵を取りに、1階に行こうと思ってたの…」フルフル

    「え?鍵って…?」

    「それが…屋上への鍵が閉まっていまして、鍵が1階にあるのです…」

    「それを……お姉ちゃんが、取りに───


    その瞬間だった。耳を劈くような二発の銃声が階下から轟き、階段に反響する。
    宥は両手で耳を覆うと、その場にへたり込んでしまった。


    「お、おねえちゃん…やっぱり、やめよ…?」カタカタ

    287 = 246 :

    (お、しか?)

    288 = 147 :

    PM 9:22

    ─1F

    (明かりが消えている…真っ暗だな)

    (照は……いた。かろうじてシルエットが見える)

    (不審者らしき影は…どこにも…)




    しばらく待ってみたが、何も聞こえない。1階は、不気味なほど静まり返っている。

    (もうここにはいないのか…?)

    (…いつまでも、ここにいても仕方がない)

    (…行くか)ドクン ドクン

    菫は、照に手振りで合図を送ると、ゆっくり暗い廊下を進んだ。反対側から、同じように照も進んでくる。
    表情がうっすら見えるくらいの距離になると、照がロビーの方を指差す。
    暗闇の中で、赤いランプが輝いている。

    (公衆電話…電源は、生きている…!)

    照と菫は、まわりの気配に気を配りながら、ゆっくりと公衆電話の前で合流した。

    289 :

    支援だじぇ

    290 = 147 :

    「……」コクリ

    照がこちらを見て頷き、公衆電話の受話器を取り、1、1、0を押す。




    「………」フルフル

    (駄目なのか…?まさか…)

    裏手を覗き込み、配線を確認する。見えづらい角度のところで、電話線が切断されていた。

    (くそ…!)


    その瞬間、玄関の方向──下駄箱の陰から、銃を持った人影が現れた。







    いったん飯食ってきます

    291 :

    なにこれすごくおもしろい

    292 = 194 :

    293 :

    恐ろしい子……!

    294 = 270 :

    あこちゃんがんば

    295 = 147 :

    「ッ!!!」

    相手を確認している余裕は無い。2人は、必死で逃げ出した。
    凄まじい銃声があたりに轟く。一発。二発。

    (撃たれたっ…!いや、弾は当たってない!)

    「ぅ……ぁ……」

    後方にいた照が、床に倒れこんだ。

    「照ッ!!しっかりしろ!!」

    菫は、照を抱え起こした。犯人は、猟銃を折って弾を込めなおしているようだ。

    (くそッ!意識が無い!)

    菫は、照をかつぐと、必死に廊下を逃げる。
    もしこのような事になった場合、もう片方が逃げ出し、助けを呼びにいく手筈だった。
    だが、照をおいて逃げることなど、菫にはできなかった。

    296 = 147 :

    菫は浴場へと続く廊下をひた走った。脱衣所へ転がり込み、扉を閉める。着替えを入れる木製の棚をずらし、入り口を塞いだ。

    (銃相手じゃ虚しい抵抗かもしれんが…ここに立てこもるしか…!)ハァ、ハァ、

    「照!!しっかりしろ!!」

    声をかけても、意識は戻らない。制服の所々に穴が開き、血が滴っている。
    特に太ももからの出血が酷く、素人目に見ても、危険な状態であることは分かった。
    菫は、照の左胸に手を当てる。

    (鼓動していない…このままでは、死んでしまう…)

    菫は、合宿場に来たときの灼の説明を思い出す。

    (そうだ…!たしか、脱衣所にはAEDがあったはずだ…!)

    照のふとももをネクタイで縛り、止血をした後、脱衣所の壁に設置された箱からAEDを取り出した。
    音声ガイドに従い、照の服を脱がせると、右胸と左脇腹にパッドを貼った。

    『電気ショックが必要です。身体から離れてください。点滅ボタンを押してください。』

    (もし照が死んだら、私のせいだ……)

    (私があんなことを言い出さなければ……)

    (頼むから、死なないでくれ……)

    『電気ショックを行いました。胸骨圧迫と人工呼吸を行ってください。』

    297 :

    憧め・・・

    298 = 147 :

    菫は、保険の授業を思い出しながら、照の胸を押し続ける。

    (1分間に100回程度のリズムで、5cmほど押し込む…これを30回)グッ グッ グッ グッ

    (頼む……照……!)グッ グッ グッ

    そのとき、脱衣所の扉の外で声がした。

    「ねぇ大丈夫!?そこにいるんでしょう!?」

    (この声…新子さんか…!?しかし、なぜこのタイミングで?)

    「気をつけて、犯人は、ハルエ…ウチらの監督よ!銃持ってるの!今、上に向かってった!」

    「…あ、これ…血が垂れてるじゃん…!ねぇ、撃たれたの!?返事をして!」


    菫は、意を決して返事をした。

    「新子さん、君達の監督が犯人というのは、本当か?」

    菫は、胸骨圧迫を続けながら質問する。

    「うん…どうしてかは、わかんない…」

    「今まで、どこで何をしていたんだ?」

    「ハルエに監禁されてたの…顔殴られて、変な放送させられたりしたよ…」フルフル

    299 = 270 :

    よん


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