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    元スレ穏乃「オーダー変更?」

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    1 :

    準決勝前 控え室

    晴絵「突然だけど皆!この準決勝はオーダーチェンジするよ!」

    「はぁ?」

    「突然何言い出すのハルちゃん」

    晴絵「色々考えた上でね この準決勝だけは違う順番がいいと判断したんだ」

    穏乃「そんなことしていいんですか!?」

    晴絵「普通は無理! でもね、ちょっと知り合いのツテでOKしてもらったんだ」

    「そんな要求簡単に通るわけ…」

    晴絵「「変更通してくれたらプロになります」って言ったら強引にねじ込んでくれたわー」カッカッカ

    「!?」

    晴絵「うそうそ、普通にお願いしただけよー心配しないで」

    「…もう…」

    2 :

    鷺森灼ちゃんは死ね

    3 :

    穏乃「え?私は出ちゃダメなの?どうして?」

    ンゴ「あんた動物園に返すように保健所から通達があって」

    4 = 1 :

    晴絵「ということで、準決勝はこのオーダーでいきます!」バッ

    先鋒:宥
    次鋒:灼
    中堅:穏乃
    副将:玄
    大将:憧

    「いつもと全然違うじゃない!みんな違うポジション!」

    穏乃「大丈夫なんですか?」

    晴絵「大丈夫大丈夫!ちゃんと考えてるから!」

    ……

    5 :

    やっぱお姉ちゃんがエースだな

    6 = 1 :

    先鋒戦

    「えっと… どうすれば…」

    晴絵「いつも通りのアンタの打ち方でかまわない でもなるべく萬子を抱えていくんだ」

    「えぇー そしたら読まれやすくなりますぅ…」

    晴絵「どうせ2回戦で千里山にはアンタの打ち方はバレてる 新道寺もおそらくそれどころじゃないからいいさ」

    晴絵「今回大事なのは、宮永照に連続和了させないこと!そのために…」

    ……

    7 = 1 :

    (阿知賀…オーダー変更とかどういうつもりや…?)

    (まあええ 松実姉の方も打ち筋はよくわかっとる)

    (赤い牌を抱えるつもりなら…)

    (赤くない牌が来やすい前提で打ったらええ!)

    (とりあえず萬子はまず来えへんやろから…索子を中心に…)


    (チャンピオンの下家になりましたね…)

    (2回戦を踏まえて…チャンピオンには多少無理して仕掛けることも必要です)

    (鳴いてこちらを有利にするためにも、字牌はなるべくキープしたいところですね!)

    (字牌が揃うと役満なんて変な高望みもしたくなってきちゃいますがー)

    (後の皆さんの為に!無理して撃沈するよりトバないトバさないです!)

    8 = 1 :

    ―その結果―

    東二局

    (筒子ばっかり来る…ドラもドラドラ来るし)

    (安くていいのに…手が安くならない)

    (あっ ラス和了り牌来た… 仕方ないか)

    「…ツモ 3000・6000」

    恒子「宮永選手の跳満ツモー!宮永選手にしては珍しく、最初から高い打点です!」


    (最初の和了りなのに跳満になっちゃった)

    (次はもう倍満以上にしないと…)

    9 :

    てるてるかわいい

    10 = 1 :

    東三局

    (ツモった…)

    (普通なら和了るけど… 倍満にはまだ遠い…)

    (もっと手を伸ばす…)



    「ツモ! 2000・4000です!」

    「!」

    11 = 1 :

    ―回想―

    晴絵「アンタが萬子を抱えれば、必然的に他家も染め手が増えて打点が高くなるだろう」

    晴絵「それで宮永照には一回大きく和了らせていい 本当は和了られないのが一番だけどね」

    「えぇ~」

    晴絵「で、宮永照に和了られたら、次の局は萬子じゃなくて赤ドラを抱えなさい」

    晴絵「今度は一転、高い手にさせるのを防ぐのよ」

    「?」

    晴絵「宮永照は必ず、次の局は今和了った以上の手を狙ってくるはずなんだ」

    晴絵「でも、手が高くなればなるほど、いかに宮永照でも仕上げるのには時間がかかる」

    晴絵「その隙を狙って、次の局を速攻で和了って取り返す!」

    12 = 1 :

    晴絵「宮永照の和了り点は最初少なく、徐々に点数を上げていくパターンがお決まりだ」

    晴絵「そのリズムを崩して、いきなりハードルを上げてやれば…」

    晴絵「少なくとも最初何局か連続和了される分の点数は取られなくて済む!」

    晴絵「危険だけど、被害を最小限に抑えて反撃の隙を作る作戦よ」

    ―回想終―

    13 :

    初めからこれくらい魅せてくれていれば……

    14 = 1 :

    (要注意やったのに… わりとあっさりチャンピオンの連続和了が止まった…?)

    (…なるほどな そういう狙いかい)

    (チャンピオンが和了るなら高めにさせておいて、次に速攻で取り返す…)

    (普通は和了らせへんことを考えるのが先やろうし… 他人の手に乗るんはシャクやけど…)

    (このやり方で白糸台が止まればうちらの勝ちもぐっと近づく…)

    (…ええやろ、付き合ったるわ!)

    (理解しましたよ!すばらな作戦です!)

    (一人じゃこの作戦、無理かもしれへんが…)

    (三対一なら… チャンピオンに対抗できる…!)

    15 :

    レジェンド的には言ったところでクロチャーは理解も実行できないと踏んでたんだろ

    16 = 1 :

    ―場は進んで後半戦―

    南三局

    恒子「さあ、チャンピオンの親番が再びやってきたー!」

    「ロン 12000」ドォン

    恒子「またしても最初から高い打点!今日のチャンピオンは一味違います!」

    健夜(いえ… 高く打たされてるんだわ… 他の三校に…)

    健夜(その分連続和了回数を抑えて被害をとどめる…肉を切らせて骨を絶つ作戦ね…)

    健夜(危険な策だけど… 三校が同じ考えで通じ合っていれば、有効なのかも…)

    17 = 1 :

    (…ハードルが高くなったって問題は無い)

    (速攻で流そうとするなら…)

    (それより早く、和了るだけ)


    南三局一本場

    「ロン 18300」ドカァン


    南三局二本場

    「ツモ 8200オール」ドゴォン


    恒子「チャンピオンの猛攻ー!連荘で一気に突き放します!」

    健夜(その作戦すらものともしない宮永さん…流石だわ)

    「ぐっ…」

    18 = 1 :

    南三局三本場

    (次のチャンピオンは親三倍以上… 正念場や)

    (ここさえ、乗り切れば…)

    チャッ

    (…二筒… つめたい牌…)

    (捨てたいけど… でも…すごく当たりそう…)

    恒子「おーっと、ここで宮永選手の当たり牌が松実選手のもとに!これは振り込んでしまうかー!?」

    19 :

    照の打点制限って最初は1翻とかじゃいの? いきなり満貫とかもありなん?

    20 :

    別にそんな制限ないで

    21 = 1 :

    ―回想―

    晴絵「アンタは玄と違って、赤い牌をひとつふたつ切ってもその後に影響が出るわけじゃない」

    晴絵「いつもとは言わないが、勝負時には冷たい牌でも止められるようになってほしいんだけどな…」

    晴絵「この準決勝からはそういう勇気が必要になる」

    「さ、寒いのは… ダメです…」

    晴絵「まあそう言うだろうと思って」

    晴絵「だからこれ!宥の秘密兵器だ!」ジャーン

    22 = 1 :

    「これ…ポッカイロ?」

    晴絵「冷たい牌を持つための、代わりのあったかいのだ!」

    晴絵「いざとなったらそれを持って、その分一個冷たい牌を我慢する!どや!」

    「そ…そんなので…大丈夫なんですか…?」

    晴絵「女は度胸!なんでも試してみなさい!ダメだったらやめればいいだけよ」

    「でも…一個だけじゃ…」

    晴絵「この日の為に山ほど買っておいたから大丈夫!いくらでも持ってって!」ドサドサァ

    晴絵「いやー真夏に売ってる所探すの大変だったよー」アハハ

    「赤土先生…」

    ―回想終―

    24 :

    片目つぶってる巨乳金髪の子の名前教えてください

    25 = 1 :

    (赤土先生の期待に…応えなきゃ…!)

    「…失礼します」

    ゴソゴソ

    (…? 何を…?)

    (赤土先生のポッカイロ…)

    ガサガサ

    (あったかぁい…)

    (…よし!)

    (前へ進むために……ちょっとだけ、冷たいのを我慢!)


    トンッ(四萬切り)

    27 = 1 :

    恒子「松実選手、宮永選手の当たり牌を止めたー!この試合初めて二筒をキープです!」

    健夜「人は…予想を超えてくる…!」

    (すばらです!)

    (危機は脱したで…あとはこれで…)

    「…」タンッ

    「ロン!5200です!」

    恒子「花田選手、チャンピオンからロンです!連荘を止めたー!」

    28 = 1 :

    オーラス

    (ハァ… ハァ…)

    (きついわ…)

    (体が震えてきとる… 流石に無理しすぎかな…)ガタガタ

    (園城寺さん…大分顔色が悪そうです ちょっとすばらくないですね)

    「あの…大丈夫?」

    「心配…せんといて… 試合中やで…」ガクガク

    「でも… 凄く寒そう…」

    29 = 1 :

    ゴソゴソ

    「あの…これどうぞ…」

    「なんやこれ…ポッカイロ?」

    「…あったかいから…」

    「…」

    「…おかしな人やな」フフッ

    30 = 1 :

    (ふう… こんな真夏にポッカイロて…)

    (…でも、ちょっと楽になったかな…)

    (あったかい… 竜華の膝の上みたいや…)

    (そうや…)

    (帰ったらあったかい膝枕が…みんなが待ってる…!)

    (私はまだ…頑張れる!)


    (トリプル…3回目や!)グワッ



    「ツモ!3000・6000!」


    恒子「オーラスの和了りは千里山・園城寺選手!先鋒戦終了ですー!」

    31 :

    実はレジェンドは名将という風潮

    32 :

    照の打点制限って何のためにあるのか謎なのがなー
    連荘能力のためならどこから始まろうが連荘するだろうし

    34 :

    次鋒はキンクリの予感が・・・

    35 = 1 :

    恒子「やはり強いー! チャンピオンが一人勝ちで強さを見せつけましたー!」

    恒子「しかし2位との差は約7万点!これはチャンピオンにしてはちょっと物足りないでしょうかー?」

    健夜「いえ、他の選手たちが頑張った結果でしょう 三校ともよく健闘してました」


    (…あんまり稼げなかった)

    「…ポッカイロおおきにな それ無かったら今頃倒れてた気がするわ」

    「…えへへ よかった…」

    「すばらでしたよ…」


    友香「7万点差で物足りないって言われてますでー」

    美幸「世界の違いを感じるわもー」

    36 :

    染め手得意なワカメ、絶一門霞さんと、お姉ちゃんを闘わせたら、染め合戦になるんだろうか

    37 = 32 :

    しかしこの話のレジェンドチャレンジャーだなー
    高い点から始まった牌譜なんてないだろうに

    38 :

    最初の親かぶりと最後のロン振込みとツモ上がりされてること考えると
    25000点をどこかで稼いでるのか…


    確かに描写されてない親2回で25000点なら照にとって物足りないだろうな0

    39 = 1 :

    次鋒戦

    晴絵「灼、はいこれ!」ゴトッ

    「…何このバッグ… ボウリング球?」

    晴絵「ちゃんとアンタのマイボールよ アンタのおばあちゃんに頼んで送ってもらったの」

    「なんでこんなものわざわざ…」

    晴絵「アンタは、これを抱いて打ちなさい」

    「…え?」

    晴絵「それからあとは…」

    40 = 32 :

    このオーダーだと全国前から用意していた菫さん対策が無意味に…

    41 :

    阿知賀の無能レジェンゴと阿知賀の名将赤土晴絵は別人

    42 = 1 :

    恒子「各校次鋒の選手が揃いました!」

    恒子「なんと阿知賀の鷺森選手はボウリング球を抱えての対局です!」

    健夜(清澄の原村選手といい、こういうのが流行ってるのかしら?)

    恒子「それにしても清澄の原村選手は3つ球を抱えてるように見えますが鷺森選手は完全にひとつだkうぐふっ」

    健夜「それ以上いけない」


    「よ、よろしくお願いします」

    (動きにくそうだ… 何を考えている…?)

    (恥ずかしいけど…ハルちゃんの指示…)

    (原村和の真似のつもりかいな…?)


    恒子「次鋒戦スタートです!」

    43 = 34 :

    ポッカイロやマイボール用意してくるとは
    このレジェンドは有能そう・・・

    44 = 31 :

    超重いだろ・・・下手したら石抱きの刑

    45 = 1 :

    東三局

    「ロン!」ドスッ

    「…は?」

    (きた… 弘世さんのシャープシュート…)

    (ハルちゃんの言ってた通り…)

    恒子「弘世選手、二条選手からロン!白糸台のシャープシューター炸裂ですー!」

    46 = 1 :

    (次の狙いは…阿知賀!)ギロッ

    (…来た!私が標的!)

    ―回想―

    晴絵「…ってな感じで、弘世菫がこう手をガッとやって次に見た相手が、和了り(シャープシュート)の標的(ターゲット)だ」

    晴絵「そこをよく注意して、自分に目線が来たら…」

    ―回想終―

    (えっと…そしたら弘世さんから顔を隠す感じで…)

    「よいしょ」グッ

    「え…何…?」

    (ボウリング球を顔まで持ち上げた…?)

    47 = 31 :

    ボウリングの球じゃないといけないんですかねえ(困惑)

    48 :

    灼ちゃんいじめんなよ!

    49 = 1 :

    恒子「おーっと鷺森選手、膝元のボウリング球を持ち上げた!これはどういうことですかすこやん!?」

    健夜「し…知らないよ…」

    (お…重いな…)プルプル

    (何やってんねやあの人…)

    美子「あの、鷺森さん?」

    「き、気にしないで続けてください… 持ってるだけですから」プルプル

    美子「はあ…」

    (何の真似かわからんが…、いかせてもらうぞ阿知賀!)

    (シャープシュート!)ドシュ


    カキンッ


    (! 矢が球に当たって弾かれた!)

    グサッ

    「…は?」


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