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    元スレ穏乃「憧の教典?」

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    51 = 5 :

    しえしえ

    52 = 3 :

    携帯の時計を見る。

    初瀬(もう八時かぁ…通りで暗いとおもったら)


    夜の闇に加え、木々が月明かりを遮り、視界はかなり悪い。憧の持つ携帯電話の明かりを目印に、追跡を続ける。

    しばらくして、憧が木陰に入り見えなくなった。明かりも途絶え、憧を見失う。


    初瀬(あれ…?)


    さっきまで憧がいた場所へと近付く。

    その瞬間、何かが首筋に触れた感触があったかと思うと、凄まじい衝撃が走った。

    53 = 3 :

    初瀬「がっ……!!」ガクン ドサッ

    ひざが崩れ、体が横倒しになる。

    初瀬(痛いっ…!何、この感じ…!?)

    初瀬(全身を針で刺されたみたいな…!)ビクビク

    初瀬(体が…動かない…!)ビクビク


    目の前に、憧の足があった。

    「あれ?初瀬じゃん!」

    54 = 10 :

    さすがあこたそ
    抜かりねぇな

    55 :

    こなた自殺スレにおける加害者版かがみんみたいだなこのアコカス

    56 = 3 :

    「なんでこんなところにいんの?」

    憧は、ヘラヘラ笑いながら、ガムテープで初瀬の口を塞ぎ、両手両足もぐるぐる巻きにして拘束する。

    「どお?痛かった?何があったか説明して欲しいでしょ」

    「これね、マイオトロンっていうんだー」

    「スタンガンの一種だよ。神経電流をブロックする作用があって、運動能力を失うの」

    「めっちゃ高かったんだけど、友達がお金出してくれたから買えたんだよね~」アハハ

    57 = 3 :

    初瀬「~…」

    「あー、もう少ししたら声も出せるようになるよ」

    「でもあんまり大声は出しちゃ駄目だよ?」

    「大声出したら、初瀬のこと殺しちゃうからね♪」フフッ

    初瀬「………っ」ポロポロ




    「じゃあ約束ね、大声出さない?」

    初瀬「」コクコク

    「おっけ、信じるからね」

    憧は初瀬の口を塞いでいたガムテープをビリビリと剥がした。

    58 = 16 :

    死んだな

    59 = 3 :

    「じゃ、まず質問。どうして私の後をつけてたの?」

    初瀬「あ、あこが、最近、お金使いが荒いから…何かあるのかと思って」カタカタ

    「…?なんでそれが尾行の理由になるの?ってかなんで私のお金使いが荒いとか知ってんのよ」

    初瀬「い、色々調べたの…憧の事」

    「私の事…?」

    初瀬「っ………」


    憧は、スポーツバッグからノコギリを取り出すと、黙り込む初瀬の目の前にかざす

    初瀬(どうしてそんなもの…持ち歩いてるの!?)


    「調べたって、どんなことを?話してくれるよね?」ニッコリ

    61 = 3 :

    初瀬「あ、あ、あこのお姉さんのこととか、鷺森レーンのお客さんのこととか…」ガタガタ


    「………」

    初瀬「あれって…全部……憧がやったの?」

    「まーね。ウザかったし」


    初瀬の予想は当たっていた。しかし、的中の驚きも一瞬、すぐに恐怖が首をもたげる。


    初瀬(憧は、何人も人を殺してるんだ…。しかも、それを私の前で堂々と自白した)

    初瀬(つまり、私を生かしておく気なんてないんだ…。私は、多分ここで死ぬ……)

    62 :

    アコチャー…

    63 = 3 :

    初瀬「…憧は、どうして、そんな…事…できるの…?」ポロポロ

    「人殺しとかの事?う~ん、なんでだろうね。難しいなぁ」ウンウン

    「初瀬はさ、エクストリームスポーツ…って知ってる?」

    「崖からスキーで飛び降りたり、断崖絶壁を自転車で走る競技とかあるじゃん?あれの事だよ」

    「あれってメチャクチャ危ないよね~。理解しがたいと思わない?」

    初瀬「憧は…スリルを求めてやってるっていうの…?」

    「いやいやそうじゃないって。…日常生活で、誰もが色んな問題に直面するでしょー?」

    「私はね、その問題解決の選択肢が、あんた達に比べてちょっと広いだけなの」

    初瀬「は?」

    初瀬(何を言ってるの…?この子は)

    64 :

    倫理の壁が少し遠いと

    65 = 3 :

    「仮に殺しちゃえば解決するとしても、普通の人はためらっちゃうよね」

    「警察にバレたらとかで、どーしても恐怖が先立っちゃうの」

    「でも、私はそうじゃない」

    「エクストリームスポーツの愛好家と同じで、やれると確信できれば最後までやり切る事ができるの」

    「思い切って突っ走ってみれば、案外できちゃうもんなのよねー」アハハ

    「どう?こんな説明で分かってくれた?」


    初瀬(なんなの…憧……理解できないよ…)

    初瀬(憧がここまで訳の分からない子だったなんて…)

    66 = 3 :

    「質問にも答えてあげたことだし、そろそろいいかな」

    「初瀬、ゴメーンね!」

    憧は初瀬の頭に手をかける。
    迷っている状況ではなかった。初瀬は、最後の望みをかけて声を張り上げようとした。

    初瀬「助け……!」

    その瞬間、視界が180度回転し、意識が暗転した。

    67 = 5 :

    さりげに望さん……

    68 = 3 :

    ──


    (初瀬は、バラバラにして山中深くに埋めたから、当分は見つからないでしょ)

    (服は燃やしたし、歯も滅茶苦茶にしといたから、仮に見つかっても身元の確認は難しいだろうし)


    (さて、まだ一仕事残ってるからねー)

    憧は、近くの駅のホームへと入った。

    (のちのち警察が送信位置を調べたら、駅から送られたって分かるようにしとかないとね)

    (『今日から数日は東京の友達の家に泊まります。』っと)ピッ

    初瀬の携帯を使い、初瀬の両親へメールを送る。


    (夏休みで学校が無くてよかったー!流石に学校への連絡をごまかすのはしんどいし)

    69 = 11 :

    ダーク憧

    70 = 5 :

    アクチャー

    71 = 3 :

    (あとは、えーと…小走さん、部の先輩かな?この人でいいや!)

    (『しばらく、東京に遊びに行きます』っと。送信!)ピッ


    (あとは、インハイで東京に行ったときに、もう一度適当にメールしましょ)

    (そんでどっかに捨てちゃえば、警察さんは、初瀬が東京に遊びに行って…)

    (そのままフラリと失踪したように思うでしょ、多分)

    73 :

    犯罪係数320執行対象です

    74 = 3 :





    ──
    ─インハイ準決勝、大将戦後

    「シズ、お疲れ!」

    「大活躍だったよー!」

    穏乃「あこ!制服さんきゅ!」

    「じゃ、私達ちょっと着替えてくるね」


    76 :

    望さん屠られたの?いつの間に?

    77 = 3 :

    穏乃「ああ、憧、ちょっといい?」

    「ん?何?」

    穏乃「制服のポッケにこれが入ってたんだけど」


    穏乃の手には、初瀬の携帯が乗せられていた。


    (やばっ……!)

    穏乃「たしかこれって、憧の友達の初瀬さんのだよね?」

    穏乃「なんで憧がもってるの?」

    「えーっとね…借りたの!」

    78 :

    >>73
    500超えてる気がする
    もしかしたら槙島みたいに基準内かもしれんけど

    79 = 3 :

    穏乃「ふーん。携帯を貸し借りなんて、なんかすごいね!」

    「でしょ?」


    憧は、表情には出さなかったが、内心ではこの上なく焦っていた。

    (どうしよ~…初瀬の失踪は、近いうちにニュースになるだろうし…)

    (その初瀬の携帯を、私が持っていた事実が明るみになったら…)

    (あっと言う間に捜査の手が伸びるわね)ハァ…


    (…もう、こうなったら)

    (ニュースになる前に、私は…シズを…)グッ


    80 :

    望さんどうしたんだ

    81 = 3 :

    ───
    ──インハイ決勝

    「カン!」カシャッ

    ゴゴゴゴゴゴゴゴ

    (こ、これって…!)

    「ツモ。四槓子、16000オールです」


    こーこ「親の役満だああああああああああ!」

    こーこ「ということは!これで清澄逆転優勝だああああああ!」




    結果
    清澄1位
    白糸台2位
    臨海3位
    阿知賀4位

    82 = 76 :

    投稿ペース早いね。サルには御用心!

    83 = 3 :

    ─控え室


    「穏乃ちゃん、頑張ったね。お疲れ様」

    穏乃「みんな…ごめん」

    「ううん、あいつら相手に本当によく頑張ったよ、シズ…」

    「そうだよ!特に南2局、すごかったよ、穏乃ちゃん!」

    「みんな、本当によく頑張ったと思…」

    晴絵「そうだな…凄いよおまえら、初出場でベスト4だもの!」

    84 = 3 :

    「そういえば、打ち上げ会はいつだっけ」

    晴絵「えっと、明後日だな。臨海は来られないそうだけど、代わりに千里山が来てくれるって」


    インターハイの後、晴絵の提案で決勝4校での打ち上げ会が企画されていた。
    阿知賀女子学院の合宿場を使用し、親睦を深めつつ、後輩達の育成を兼ねるイベントだ。
    ようは合同合宿である。


    穏乃「大会ではできなかったけど、ここでなら和といっぱい戦える!」

    「そうねぇ、和と私と…シズと玄で、久々に囲みたい」

    「楽しみだね!」



    85 = 3 :



    合宿場以降は残虐描写が増えます
    念のため注意おば

    86 = 16 :

    シズも殺されてしまう

    87 = 3 :

    ──





    ──
    ─合宿当日、合宿場

    「本日は遠路遥々、打ち上げ会に参加していただきまして、大変ありがとうございます。今回…」


    「げーっ、ここ携帯通じないの!?」ヒソヒソ

    亦野「山奥だからね」ヒソヒソ

    「おい、阿知賀の部長が話しているんだ。ちゃんと聞け」ヒソヒソ




    88 = 80 :

    原作知らんからどうなるか期待

    89 :

    やっと追い付いた
    望さんはハンバーグになっちゃったのかな…

    90 = 3 :

    「……以上で挨拶を終わります」

    パチパチパチパチ


    「静かでいいところやなぁ…緑も多くて落ち着くわ」

    浩子「携帯も繋がらなければPCのアクセスポイントもないんか…これだから田舎は」

    「陸の孤島って感じですね」

    竜華「ええやんええやん!たまにはこういうのも!」

    セーラ「せやな!よっしゃ!早速合宿場を散策や!」

    91 = 3 :

    優希「ふぇー、4階建てとか凄いじぇ!」

    「迷子になっちゃいそうだよー」

    まこ「お?そういや和はどうしたんじゃ?」

    「和は昔の友達と話をしてくるそうよ」

    「そっか、和ちゃんって昔は奈良にいたんだっけ」

    92 = 16 :

    封神演義であったな人肉ハンバーグ

    93 = 3 :

    「憧、穏乃、玄さん!」

    「和ちゃん、優勝おめでとう!来年は負けませんよ!」

    穏乃「のどかー!今日はいっぱい打とう!」

    「もちろんです!」

    「私も入るー」

    「みんな楽しそうでよかったね」

    「うん」

    94 = 3 :

    ───
    ──


    1階に食堂、ロビー、管理室、浴場、2階には個室がいくつかあり、主に就寝用の階層となっている。
    3階と4階は大きな部屋に机と椅子が並んだホールになっており、主にレクリエーションや会議に使用される。
    今回の合宿では、3階のテーブルや椅子を片付け、自動卓を設置し麻雀の練習部屋として使用していた。


    PM 7:16

    「ツモ、4000,8000!」ゴゴゴゴゴゴゴ

    「ロン。12900」ギュルルルルルル

    「ツモ、嶺上開花」ゴゴゴゴゴゴゴ


    「は、はい…」カタカタ


    (なんでウチだけこんな卓に…!なんやねんもう…!)

    95 :

    悪の教典っておもしろい?
    よさそうなら今度読んでみたいけど

    96 = 3 :

    「ロン、7700です」パタッ

    穏乃「あっ!それかー」


    「和ちゃん、前よりずっと強くなったね!」

    「ありがとうございます。みんなもとても強くなっていて驚きました!」

    「よーし次の半荘は負けないよ!」



    97 = 3 :

    ──


    PM 8:12

    (皆、打ち疲れてきたのかな)

    (立っている卓も少なくなってきて、後ろで観戦する人が多くなってきてる)


    (そろそろ…いいかな…)


    「シズ…」ヒソヒソ

    穏乃「ん?何?」

    「ちょっと2人で屋上行かない?星、見に行こうよ」ヒソヒソ

    98 = 5 :

    ふーむ

    99 = 3 :

    PM 8:13

    ─屋上

    穏乃「うおーー!すごいねー!」キラキラ

    合宿場の周辺には、民家は全くないので、邪魔な灯りも存在しない。
    穏乃は、満天の星空を見上げながら、楽しそうに笑っている。

    「そうだねぇ」

    憧は、懐に隠したブラックジャックを、そっと取り出す。
    五枚重ねにしたビニール袋にきめ細かい砂を入れ、ガムテープで補強しただけの手作り品である。
    砂の重量が運動量を伝えることにより、目立った外傷を残さずに、脳震盪を起こすことができるのだ。

    (シズ…ごめんね)

    憧は、穏乃のこめかみを狙って、ブラックジャックを振り下ろした。

    100 = 3 :

    穏乃「あっ……」グラッ

    憧は、気を失って倒れる穏乃を抱き止める。
    そして、穏乃を抱きかかえながら、屋上の端へと向かった。

    「シズ……」


    (シズは昔から高いところが好きだったよね…)

    (何かと木に登ったり、建物の屋上のさらに高いところを目指したり…)

    (屋上の柵に腰をかけていたら、バランスを崩して転落した…ということにすれば、みんな信じるかな…)


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