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    元スレ穏乃「憧の教典?」

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    1 :

    ※悪の教典パロ
    ※残虐描写あり

    ID:pwU8t1Sk0の代行っす

    3 :

    >>1 代行あり




    ─初瀬の家


    初瀬(憧はちょっと生意気なところもあるけど、優しくていい子だ。頭もいい)

    初瀬(この間も、横断歩道でおじいさんの荷物を持ってあげたり)

    初瀬(外国人の観光客に、英語で道案内をしてあげたりもしてた)


    初瀬(でも…)

    初瀬(何でだろう…時々、憧が物凄く怖く感じる時がある)

    初瀬(あんなにいい子を疑うなんて、私がおかしいのかな…)

    ──

    4 = 3 :

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


    ───ある日

    穏乃「はぁ…」ウトウト

    「どうしたの、シズ。寝不足?」

    穏乃「そー…聞いてよあこ!なんか、近所の人が犬を飼いはじめたんだ」

    穏乃「それが深夜から朝方にかけてワンワンワンワンうるさくてうるさくて」

    5 :

    しえ。悪の経典見たことないけど分かるかな

    6 = 3 :

    穏乃「もうなんというか、押し売りモーニングコールだよ…」

    「へぇ、大変だね…」

    穏乃「はい…ここ数日は満足に寝られなくて…」

    「犬かぁ…ちょっと見てみたいかも」

    穏乃「うるさいけど見た目は可愛いよ!」


    7 = 3 :

    ─翌日早朝、穏乃家周辺


    「ワン!ッワン!」

    「お~よしよしよしよし。あんたがシズの言ってた犬ね」

    「今日はアンタにプレゼントを持ってきたの、ハイ、これ」

    「私が作ったハンバーグだよ~♪」ヒョイ


    「ワンワン!」ガツガツ

    「おいしい?そ~なの~良かったぁ~」ナデナデ

    「明日も持ってきてあげるからね~」

    9 = 3 :

    ──早朝、穏乃家周辺

    「…ワン…」

    「あれ、どうしたの?元気ないねぇ」

    「はい、今日もハンバーグ持ってきてあげたよ」ヒョイ

    「……」ムシャムシャ

    「お~?もう食べられないの?ダメよ、残しちゃ~」



    10 :

    わんわんお…

    12 = 3 :

    ──
    ─数日後、部室

    穏乃「なんだか分からないけど、あの犬、死んじゃったんだって」

    「そうなんだ…」

    「かわいそう…」



    (これで解決っと)


    憧が数日に渡り与えつづけた"特製ハンバーグ"には、タマネギが大量に使用されていた。
    犬や猫が摂取すると、溶血性貧血を起こし、適切な処置を行わなければ数日で死に至る。

    13 = 3 :

    ──ある日、鷺森レーン

    DQN1「うっわあああぁぁまたガーターかよwwwwwだっせぇwwwwwww」

    DQN2「ちくしょーッwww」

    DQN3「マジウケんですけどwwwwwwwwww次俺の番か、うっしゃっ!」

    DQN4「は・ず・せ!は・ず・せ!」


    (また…禁煙なのにタバコ吸ってるし…うるさい…)

    (他のお客さんも嫌がって帰っちゃう…)

    14 = 3 :

    「あ、あの…」

    DQN3「うぇーいwwwwストライークwwwww」

    DQN4「マジすかwwwwストライクとかwwwww」

    DQN2「ぱねぇwwwwww」

    DQN1「おい、店員さんがよんでんぞwww」

    DQN2「ん?」

    15 = 3 :

    DQN4「なにこの子wwwwかわいいんですけどwwwwww高校生?wwww」

    DQN3「やめろよwwwwwwwビビっちゃってんじゃんwwww」

    「当店は、禁煙です。他のお客様の迷惑になりますので、喫煙はご遠慮お願い致します」

    DQN1「ああwwすんませんwww」


    「……」ハァ…

    (何回注意したんだろう…もうワザとやってるとしか…)

    (注意すればやめてくれるだけマシか…)

    18 = 3 :

    ──
    ─別の日、鷺森レーン

    「いらっしゃいませ」

    「はろ~♪」

    穏乃「こんにちは!灼さん!」

    「憧、シズ…また2人でボウリングしにきたの?」

    「そうで~す!私達、愛し合ってるからね~。妬ける?」

    穏乃「あ、愛しあっ!?///い、いやそんなんじゃなくて!」アセアセ

    「はいはい、学生2人で1200円ね」

    19 :

    ふんふむ

    20 = 3 :




    DQN1「うぇ~~~いwwwwwwwwwww」

    DQN4「またかよwwwwwwパネぇwwwww」



    「ねぇ。何?あの客…」チラリ

    「最近よく来る…毎回注意してもあんな感じ」

    穏乃「んんー…ちょっと注意してくる!」タッタッ

    「あっ、シズ!」

    21 :

    わんこ……

    22 = 3 :

    穏乃「ちょっと!そこの人たち!みんな迷惑してるから、もうちょい静かにして!」ビシッ

    DQN3「あ?」

    穏乃「タバコもだめだよっ!」

    DQN3「ほらwwwお前ら女の子に怒られてんぞwwww」

    DQN1「なにこいつ…知り合い?www」

    DQN4「いや、しらねーwwwww」

    23 :

    口笛吹きながら歩く憧はあんま想像つかんな

    24 = 3 :

    DQN2「ねぇねぇ、電話番号教えてよwww」

    穏乃「やだよっ!とにかく他の人に迷惑が」

    DQN2「いいじゃんいいじゃん一緒に遊ぼうよwww」

    穏乃「ちょっ、やめてよ!」

    「シズ!もういいよ、行こうっ!」グイッ


    DQN3「ちょ、今の子超可愛かったんですけどwwwマジタイプwww」


    ──

    25 = 3 :

    (あ~ウザッ)イライラ

    (シズとのデートスポットで何してくれてんのよあいつら!)プンスコ

    (これからここに来る度にアイツらと会うかもしれないのね…)

    (気が重いわー…)ハァ…

    (しゃーない、やるっきゃないか)




    ──



    それ以来、その客たちが来店することは無かった。
    火災やバイク事故に遭って、4人のうち3人が"不運な事故死"を遂げていた。

    26 = 16 :

    なんてことを・・

    27 = 3 :

    ──
    ─某日、ホテル

    晴絵「灼っ……」ギシッギシ

    「ハル…ちゃ……あっ…///」ビクッ


    ・情事キンクリ


    ──


    晴絵「じゃ、誰かに見られたりしないようにな」

    「うん」





    (へぇ~。ハルエと灼がねぇ…)

    28 = 3 :

    ──数日後、部活終了後

    「ハルエー。ちょっと話があるんだけど」

    晴絵「いいよ、何の話だ?」

    「あんまり人前でする話でもないんだよねぇ」

    晴絵「…?もう遅いしここで手短に…」

    憧は、晴絵に耳打ちする。

    「灼の事なの。それだけ言えば、何のことか分かるでしょ」

    晴絵「っ…!!」

    晴絵「い、いや…なんの事だがさっぱり…」

    29 :

    そういや偏差値70だもんな…

    30 = 3 :

    「とぼけるなら、別にそれでもいいよ」

    「でも、私は灼の友達なの。話しても埒があかないってんなら、学校に報告するよ?」

    晴絵「えっ……?その、いったい、何の事だ?本当に、私には、さっぱり」
     
    「そういう事態はあんま望んじゃいないんだけど」

    「ハルエがあくまでも今みたいな態度を続けるなら、やむを得ないね」

    晴絵「憧。ちょ、ちょっと待ってくれ…!分かるように説明してくれないか?」

    「じゃ、こっち来て」スタスタ


    憧は、人気の無い準備室へ向かった。晴絵は、見るからに重い足取りでついてくる。

    31 = 3 :

    ─準備室

    「別に灼やハルエにとって不名誉な話をいたずらに宣伝するつもりはないの」

    「…でも、刑事事件ってことなら話は別。さっきは学校に報告するって言ったけど」

    「ソッコーで警察に通報することになるから、その点は覚えておいてね」

    晴絵「け、刑事事件って……何かの間違いだろ。そんなことは、私は」

    「言い訳はいいから、YESかNOかで答えて」

    「ハルエ。あんたは灼と…その…色々やっちゃってるんでしょ?Hな事とか」

    晴絵「NO!、NOだ。そんな、ひどい言いがかりだ!私は、そんな…」

    32 = 3 :

    「そう。この期に及んで嘘つくなんて、残念」

    「どーやら、真相は裁判で明らかにするよりないって事ね」

    晴絵「そんな……!信じてくれ、憧!私は、本当に……」

    「ハァ……ハルエ、最初に言ったよね?ポイントは、刑事事件になるかどうかなの」

    「いい?ハルエと灼が合意の上で…ってんなら、自由恋愛の範疇なのよ」

    晴絵「ええっ?いや、そんな事はないだろ?灼は未成年だし…」

    晴絵「淫行条例とか、児童なんたらとかで……いや、その、私は、そんな事してないけど」

    34 = 11 :

    ふむ

    35 = 3 :

    「もちろん、生徒と関係を持つなんてアウトよ。けどね」

    「無理強いした場合と合意の上だった場合は、すっごく差があるの」

    「…まして灼は女だし、どこまでの行為がダメなのか微妙だしね」

    晴絵は追い詰められた表情になっていた。

    「話を変えるね。ハルエは、顧問としてのパワハラか、暴力で灼に関係を強要したの?」

    晴絵「バカ言うな!そんな事は、絶対にしてない!」

    「じゃあ最初から合意の上だったの?」

    晴絵「そ……それは」

    「どっちなのよ」

    36 = 3 :

    「強要だったり、今更そんな事実は無かったと言い張って、質問に答えないなら…」

    「灼の為にも警察に通報するからね!友達として見過ごせないもの」

    そのとき、静かに準備室のドアが開かれた。
    戸口に立っていたのは、灼だった。

    「ハルちゃん…」

    晴絵「灼…」

    「ハルちゃんは……そんな、無理強いなんかしてない!」

    (いい子ね。おかげで手間が省けたわ)

    38 = 3 :

    「ハルエ。全部、合意の上だったの?」

    晴絵「あ……ああ…」

    晴絵「だから、頼む…憧…」

    「憧。私とハルちゃんは…どうなるの?」

    「合意の上ってんなら、警察沙汰にもしないよ」

    「でも、そのためには何があったのかちゃんと全部説明して貰わなきゃね」

    「2人とも、協力してね?」

    晴絵、「うん……」


    憧は、ポケットの中でボイスレコーダーのスイッチを入れた。

    39 = 3 :




    ──
    ─数日後、部活後

    晴絵「憧、昨日の電話の事だけど、私にはちょっと理解できないんだが」

    「と言いますと?」

    晴絵「私は憧の言うとおり全部話したじゃないか!それに…」

    晴絵「全部、合意の上だったんだ。灼もそう言ってただろう?」

    憧は思わず苦笑いした。

    (未成年との淫行に、合意の上かどうかなんて関係ないのに。バカみたい)クスクス!

    (洗いざらい吐かせる為に言ったデタラメを、ハルエは堅く信じ込んでるのね)

    40 = 16 :

    あらたそ・

    41 = 3 :

    「ハルエは社会科は得意じゃなかったみたいだねぇ」

    晴絵「なんの事だ?」

    「資本主義の世の中で何か欲しいと思ったら、代償を払わなきゃダメなの」

    「ハルエは、監督って立場なのに灼と淫行しちゃった」

    「それなのに、それを無かったことにしたいんなら、それ相応の対価が必要ってことよ」

    晴絵「…私を脅迫してるのか?」

    「まぁ見方によってはそういう言い方もできるかも」

    42 = 3 :

    晴絵「見損なったよ…!憧は、本当にいい子だと思ってたのに…」

    晴絵「もういいよ…私は、潔くこの仕事をやめる」

    「ハルエ。もう辞めればいいって状況じゃないんだけど。」

    「言ったでしょ?あんたと灼の告白は、レコーダーに録音されてんの」

    「私はいつでもあんたを刑事告訴できんのよ?」

    晴絵「ぐっ……」

    43 = 3 :

    「いい?この交渉を飲んだ場合と、決裂した場合を良く考えてね」

    「決裂したなら、ハルエは職を失い、起訴され、灼は全国の晒し者」

    「飲んだなら、職を失うこともなくハルエと灼は今まで通り付き合える」

    「さぁ、どっち!」



    もはや晴絵の言うべきセリフは一つしか残っていなかった。




    晴絵「………いくら払えばいいんだ」

    「よろしい♪」

    44 = 11 :

    高偏差値は伊達じゃない

    45 = 3 :

    ──
    ─レストラン

    「どお?おいしい?」

    穏乃「ん~!うまっ!」モグモグ

    「よかった!他になんか注文する?」

    穏乃「でも、いいの?ここ、高そうなお店だけど…」

    「いいのいいの!私の友達のおごりだから」

    46 = 3 :

    穏乃「それにしても、すごい友達だよね。お金持ちなの?」

    「うーん…どうだろ、普通じゃない?」

    穏乃「へー。どんな人なの?」

    「伝説的なおバカさん、かな?」

    穏乃「なにそれ、へんなのー!とにかく後でお礼言わなきゃね」モグモグ

    「ふふっそうねー♪」



    47 :

    16歳以上なら合意あれば大丈夫

    48 = 3 :

    ──
    ─休日、射撃場

    ドォン!




    「ハルちゃん、カッコよかったよ!」

    晴絵「そお?」

    「でも知らなかった。ハルちゃんがクレー射撃をやってたなんて」

    晴絵「…麻雀がトラウマになってた時期に、友人から誘われてね。結構面白いんだ、これが」


    晴絵「でも、そろそろやめようかなって思ってるんだ…お金かかるしね」

    49 = 3 :

    ────
    ───
    ─インハイ前日、路地

    「じゃーね、シズー!」

    穏乃「おー」









    「………」スタスタ


    初瀬「……」

    50 = 3 :

    初瀬は、ここ数日間、憧を尾行していた。

    初瀬(最近の憧は妙に金使いが荒い…何かあるはず)

    憧は、ホームセンターへ入ると、ガムテープを購入し、店を出た。
    そして、憧の家とは反対方向の、山奥の方の道へと向かっていった。

    初瀬(…どこ行くんだろう?)ドクンドクン



    ──
    ─山奥

    初瀬(かなり奥まで来ちゃった…)

    依然、憧に変わった様子は見られない。黙々と山奥へと歩を進めている。


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