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元スレ絢辻「まさか手帳落とした…?」
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>>700
カユミドメの方を思い浮かべてしまった
カユミドメの方を思い浮かべてしまった
>>708
ヤメテクレ・・・
ヤメテクレ・・・
>>715-717
ほほれって何だよ
ほほれって何だよ
>>713
麻耶ちゃん誘いすぎエロスwww
麻耶ちゃん誘いすぎエロスwww
「……」
絢辻「…橘さん、貴方はこのことを知っていたのですか?」
「……ああ」
絢辻「彼が、貴方達……そして家族を守るために。自分の病名を他人に押し隠し、そして」
絢辻「その病気が長引けば、幸せな家庭が続くのだと」
絢辻「そんな彼の覚悟を、貴方は知っていたんですね」
絢辻「……父親、失格です」
「……っ…」
絢辻「こんなこと、何も知らぬ子供言われることほど……屈辱的なことは無いでしょうね」
絢辻「ですが、わたしは言いたい。貴方は親として失格だと、貴方は最低だと」
「私はっ…! 私、はっ……!」
絢辻「───奪いますよ、そんな体たらくでは」
「なっ……」
絢辻「そんなにも彼に負担をかけるのであれば、わたしは彼を貴方達から奪います」
絢辻「───永遠に、貴方達の手から彼の存在を消してやります」
絢辻「…橘さん、貴方はこのことを知っていたのですか?」
「……ああ」
絢辻「彼が、貴方達……そして家族を守るために。自分の病名を他人に押し隠し、そして」
絢辻「その病気が長引けば、幸せな家庭が続くのだと」
絢辻「そんな彼の覚悟を、貴方は知っていたんですね」
絢辻「……父親、失格です」
「……っ…」
絢辻「こんなこと、何も知らぬ子供言われることほど……屈辱的なことは無いでしょうね」
絢辻「ですが、わたしは言いたい。貴方は親として失格だと、貴方は最低だと」
「私はっ…! 私、はっ……!」
絢辻「───奪いますよ、そんな体たらくでは」
「なっ……」
絢辻「そんなにも彼に負担をかけるのであれば、わたしは彼を貴方達から奪います」
絢辻「───永遠に、貴方達の手から彼の存在を消してやります」
美也「絢辻さん……」
絢辻「……私は、彼のことを何も知らなかった。教えてもらえなかった」
絢辻「例えそれが彼の優しさだったとしても、彼ならではの思いやりだったとしても」
絢辻「…私はもう、その優しさの中で生きて行くつもりはないんです」
絢辻「私が、あたしが───そしてわたしが……」
絢辻「……彼を、全力で幸せにするから」
「………」
絢辻「もう、怖がらない。全てがわかったんです、もう、勘違いもすれ違いもありはしない」
「…君は…」
絢辻「強いでしょう? ふふ、彼が惚れてるわたしですから」
「……」
絢辻「そして、彼に強くしてもらった『わたし』です」
絢辻「………美也ちゃん、いいかなちょっと」
美也「え…?」
絢辻「お願いって言うか、その……宣言があるんだけど」
絢辻「……私は、彼のことを何も知らなかった。教えてもらえなかった」
絢辻「例えそれが彼の優しさだったとしても、彼ならではの思いやりだったとしても」
絢辻「…私はもう、その優しさの中で生きて行くつもりはないんです」
絢辻「私が、あたしが───そしてわたしが……」
絢辻「……彼を、全力で幸せにするから」
「………」
絢辻「もう、怖がらない。全てがわかったんです、もう、勘違いもすれ違いもありはしない」
「…君は…」
絢辻「強いでしょう? ふふ、彼が惚れてるわたしですから」
「……」
絢辻「そして、彼に強くしてもらった『わたし』です」
絢辻「………美也ちゃん、いいかなちょっと」
美也「え…?」
絢辻「お願いって言うか、その……宣言があるんだけど」
>>740
自分語りは別スレでどうぞ
自分語りは別スレでどうぞ
美也「…いいですよ、なんですか?」
絢辻「うん、あのね────」
絢辻「───元気になったお兄ちゃん、わたしが貰ってもいいかな?」
美也「ふぇっ…?」
絢辻「……多分だけど、この家族で一番彼のことを思ってるのは…貴女だから」
絢辻「今、その彼の大事な人に確認を取ってます」
美也「あ……」
絢辻「…いいかな、貰っても?」
美也「……っ……」
美也「………あ、あんなにぃにでよかったら……うん」
美也「もらってやってください、お願いします…!」ぺこっ
絢辻「ええ、貰ってあげます!」
「………」
絢辻「……さて、これから〝大人〟の会話ですよね、橘さん」
「……私は…」
絢辻「うん、あのね────」
絢辻「───元気になったお兄ちゃん、わたしが貰ってもいいかな?」
美也「ふぇっ…?」
絢辻「……多分だけど、この家族で一番彼のことを思ってるのは…貴女だから」
絢辻「今、その彼の大事な人に確認を取ってます」
美也「あ……」
絢辻「…いいかな、貰っても?」
美也「……っ……」
美也「………あ、あんなにぃにでよかったら……うん」
美也「もらってやってください、お願いします…!」ぺこっ
絢辻「ええ、貰ってあげます!」
「………」
絢辻「……さて、これから〝大人〟の会話ですよね、橘さん」
「……私は…」
絢辻「………」
「私は……純一のことを決して…」
絢辻「…ええ、分かってます。貴方は良い父親だと」
絢辻「でなければ、あのような……わたしが好きになれる人に、成長するわけがないから」
「………」
絢辻「だけど、人は絶対じゃない。どこかで間違いを起こして、なにかしらのミスをする」
絢辻「……わたしはそれを、どうにかして止めたい」
「………」
絢辻「……ただの小娘が変えられる問題ではないと、思ってます、けど」
絢辻「どうか……お願いします、橘さん」
絢辻「なんだって、わたしが出来る事なら…全てやります」
絢辻「───お願いですから、彼を…不幸にさせないでください」
「っ……」
「私は……純一のことを決して…」
絢辻「…ええ、分かってます。貴方は良い父親だと」
絢辻「でなければ、あのような……わたしが好きになれる人に、成長するわけがないから」
「………」
絢辻「だけど、人は絶対じゃない。どこかで間違いを起こして、なにかしらのミスをする」
絢辻「……わたしはそれを、どうにかして止めたい」
「………」
絢辻「……ただの小娘が変えられる問題ではないと、思ってます、けど」
絢辻「どうか……お願いします、橘さん」
絢辻「なんだって、わたしが出来る事なら…全てやります」
絢辻「───お願いですから、彼を…不幸にさせないでください」
「っ……」
美也「…お父さん」
「美也……いや、すまん……お前にも…私は…」
美也「……ううん、いいの。ちゃんとわかってるよ美也…」
「っ……どうにかしてやりたい、その気持ちは私の中にも…キチンとある…!」
「だが、それは…! 私のわがままで、決して簡単に済まされるようなっ…!」
絢辻「………」
「……………弱いのだろうか、私は」
絢辻「………」
「……こんなにも、年の離れた子に…説教をされて、しかも息子の幸せまで願われた…っ」
「こんな私は……本当に、本当に父親失格だっ…!」
絢辻「じゃあ、変えたらいいじゃないですか」
「っ……」
絢辻「今の貴方が抱えて言える、その〝弱点〟を。貴方が押し隠していたいその〝こころ〟を」
絢辻「……貴方なりに、そして父親として」
絢辻「───全力で、前を向けばいいでしょう」
「美也……いや、すまん……お前にも…私は…」
美也「……ううん、いいの。ちゃんとわかってるよ美也…」
「っ……どうにかしてやりたい、その気持ちは私の中にも…キチンとある…!」
「だが、それは…! 私のわがままで、決して簡単に済まされるようなっ…!」
絢辻「………」
「……………弱いのだろうか、私は」
絢辻「………」
「……こんなにも、年の離れた子に…説教をされて、しかも息子の幸せまで願われた…っ」
「こんな私は……本当に、本当に父親失格だっ…!」
絢辻「じゃあ、変えたらいいじゃないですか」
「っ……」
絢辻「今の貴方が抱えて言える、その〝弱点〟を。貴方が押し隠していたいその〝こころ〟を」
絢辻「……貴方なりに、そして父親として」
絢辻「───全力で、前を向けばいいでしょう」
「…前を、向けばいい…?」
絢辻「……この言葉は、貴方の息子さんが言った言葉です」
「っ…純一が…?」
絢辻「ええ、わたしに…そしてクラスのみんなに向かって」
絢辻「──弱みを超えて、強くなれと」
「……アイツが、一番……家族の中で…苦しみを感じてたはずの…」
「……馬鹿野郎、本当に…私は……僕はっ…馬鹿野郎…!」
だっ!
美也「お、お父さんっ!?」
「お前は純一に付添っててくれ! ぼ、私は行く所がある!!」だだっ!
美也「………」ぽかーん
絢辻「ふふ、〝僕〟ね……やっぱりそっくりじゃない」
美也「………その、絢辻先輩…」
絢辻「ん? なにかしら?」
美也「……ありがとう、ございます」
絢辻「……この言葉は、貴方の息子さんが言った言葉です」
「っ…純一が…?」
絢辻「ええ、わたしに…そしてクラスのみんなに向かって」
絢辻「──弱みを超えて、強くなれと」
「……アイツが、一番……家族の中で…苦しみを感じてたはずの…」
「……馬鹿野郎、本当に…私は……僕はっ…馬鹿野郎…!」
だっ!
美也「お、お父さんっ!?」
「お前は純一に付添っててくれ! ぼ、私は行く所がある!!」だだっ!
美也「………」ぽかーん
絢辻「ふふ、〝僕〟ね……やっぱりそっくりじゃない」
美也「………その、絢辻先輩…」
絢辻「ん? なにかしら?」
美也「……ありがとう、ございます」
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