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元スレ絢辻「まさか手帳落とした…?」
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ぱた…
絢辻「……え…」
絢辻「え、うそ……」
絢辻「ちょっと、待って…橘くん…?」
絢辻「目を開けてよっ…! 大丈夫だから! 平気だって…平気だって言ったじゃない!」
絢辻「僕は平気だって! 大丈夫だって! わたしに言ってくれたじゃない!」
絢辻「ぇ…あっ…ダメよダメ! 起きて! またわたしにっ…言ってよ! 好きだって!」
絢辻「わたしのこと好きって! 眼を開けて、わたしに言ってよ! お願いだからっ!」
絢辻「橘くんっ…! 橘くん!」
~~~~~
病院
「──にぃに!? にぃにはどこ!?」
絢辻「あ……」
絢辻「……え…」
絢辻「え、うそ……」
絢辻「ちょっと、待って…橘くん…?」
絢辻「目を開けてよっ…! 大丈夫だから! 平気だって…平気だって言ったじゃない!」
絢辻「僕は平気だって! 大丈夫だって! わたしに言ってくれたじゃない!」
絢辻「ぇ…あっ…ダメよダメ! 起きて! またわたしにっ…言ってよ! 好きだって!」
絢辻「わたしのこと好きって! 眼を開けて、わたしに言ってよ! お願いだからっ!」
絢辻「橘くんっ…! 橘くん!」
~~~~~
病院
「──にぃに!? にぃにはどこ!?」
絢辻「あ……」
>>631
根性無しとか書かれてるかもな
根性無しとか書かれてるかもな
美也「あ…絢辻さんっ!」
絢辻「…橘さん」
美也「に、にぃにはっ!? どうしたの!? 病院を抜け出したって…っ! それで、それで!」
絢辻「…今、ご両親が詳しいことを先生から聞いてるそうよ」
美也「っ……にぃにっ…!」
絢辻「………」
がら…
美也「っ……! お父さん! にぃには!? にぃには大丈夫なのっ!?」
「…今から手術だそうだ、そうとう無理していたらしい」
美也「っ……」
絢辻「…すみません、橘くんの同じくクラスで委員長を務めさせていただいてます。絢辻詞と言います」ぺこ…
「ああ、君が純一を運んでくれた……すまなかったね、本当に感謝してもしきれない」
絢辻「…はい、それで…」
絢辻「…橘さん」
美也「に、にぃにはっ!? どうしたの!? 病院を抜け出したって…っ! それで、それで!」
絢辻「…今、ご両親が詳しいことを先生から聞いてるそうよ」
美也「っ……にぃにっ…!」
絢辻「………」
がら…
美也「っ……! お父さん! にぃには!? にぃには大丈夫なのっ!?」
「…今から手術だそうだ、そうとう無理していたらしい」
美也「っ……」
絢辻「…すみません、橘くんの同じくクラスで委員長を務めさせていただいてます。絢辻詞と言います」ぺこ…
「ああ、君が純一を運んでくれた……すまなかったね、本当に感謝してもしきれない」
絢辻「…はい、それで…」
「君は…息子の病名を知っていたのかね」
絢辻「…いえ」
美也「え…?」
「…そうか、アイツも罪作りな奴だ。正直に教えればいいものの」
絢辻「…彼の病名は…?」
「…突発性喘息、そしてインフルエンザにも掛かってるそうだ」
絢辻「っ……」
「喘息の方は以前から治療も行っていた、しかし、インフルエンザともなると…」
「…馬鹿な息子だ、無理をしたんだろう。なにをしてたかはわからないが」
「気道が信じられないぐらいに炎症を起こしてるそうだ、まるで、出る咳を我慢し続けたようだったと」
絢辻「……っ…!」
「軽度の喘息で終わらせればいい物の……馬鹿が…本当にっ」
美也「お父さん…」
絢辻「…いえ」
美也「え…?」
「…そうか、アイツも罪作りな奴だ。正直に教えればいいものの」
絢辻「…彼の病名は…?」
「…突発性喘息、そしてインフルエンザにも掛かってるそうだ」
絢辻「っ……」
「喘息の方は以前から治療も行っていた、しかし、インフルエンザともなると…」
「…馬鹿な息子だ、無理をしたんだろう。なにをしてたかはわからないが」
「気道が信じられないぐらいに炎症を起こしてるそうだ、まるで、出る咳を我慢し続けたようだったと」
絢辻「……っ…!」
「軽度の喘息で終わらせればいい物の……馬鹿が…本当にっ」
美也「お父さん…」
絢辻「……」ぎゅっ…
絢辻「ですが、喘息となれば決して治らない病気ではないですよね」
「……ああ、そうだ。先生の方もそう言ってくれていた」
絢辻「…少し、気になるんですが」
「なにかね」
絢辻「……。私は橘くんのことを、たぶん、家族以外で……一番近くで見てきた存在だって思ってます」
「……」
絢辻「それほどまで、橘くんのお父さんに向かって…堂々と言えるほどに、私は橘くんと近い関係にあります」
絢辻「───ですが、気になることがひとつだけあるんです」
「…つまり?」
絢辻「病気に対して、彼が治す気が全くない」
美也「っ……」
絢辻「……喘息であれ、このような自体を起こす引き金ともなってしまう…しかし、それでも」
絢辻「彼はこの病気を、一向に治す気が無かったような気がするんです」
絢辻「ですが、喘息となれば決して治らない病気ではないですよね」
「……ああ、そうだ。先生の方もそう言ってくれていた」
絢辻「…少し、気になるんですが」
「なにかね」
絢辻「……。私は橘くんのことを、たぶん、家族以外で……一番近くで見てきた存在だって思ってます」
「……」
絢辻「それほどまで、橘くんのお父さんに向かって…堂々と言えるほどに、私は橘くんと近い関係にあります」
絢辻「───ですが、気になることがひとつだけあるんです」
「…つまり?」
絢辻「病気に対して、彼が治す気が全くない」
美也「っ……」
絢辻「……喘息であれ、このような自体を起こす引き金ともなってしまう…しかし、それでも」
絢辻「彼はこの病気を、一向に治す気が無かったような気がするんです」
絢辻「……」ぎゅっ…
絢辻「ですが、喘息となれば決して体調が良くならない病気ではないですよね」
「……ああ、そうだ。先生の方もそう言ってくれていた」
絢辻「…少し、気になるんですが」
「なにかね」
絢辻「……。私は橘くんのことを、たぶん、家族以外で……一番近くで見てきた存在だって思ってます」
「……」
絢辻「それほどまで、橘くんのお父さんに向かって…堂々と言えるほどに、私は橘くんと近い関係にあります」
絢辻「───ですが、気になることがひとつだけあるんです」
「…つまり?」
絢辻「病気に対して、彼が治す気が全くない」
美也「っ……」
絢辻「……喘息であれ、このような自体を起こす引き金ともなってしまう…しかし、それでも」
絢辻「彼はこの病気を、一向に治そうとする気がないように思えたんです」
絢辻「ですが、喘息となれば決して体調が良くならない病気ではないですよね」
「……ああ、そうだ。先生の方もそう言ってくれていた」
絢辻「…少し、気になるんですが」
「なにかね」
絢辻「……。私は橘くんのことを、たぶん、家族以外で……一番近くで見てきた存在だって思ってます」
「……」
絢辻「それほどまで、橘くんのお父さんに向かって…堂々と言えるほどに、私は橘くんと近い関係にあります」
絢辻「───ですが、気になることがひとつだけあるんです」
「…つまり?」
絢辻「病気に対して、彼が治す気が全くない」
美也「っ……」
絢辻「……喘息であれ、このような自体を起こす引き金ともなってしまう…しかし、それでも」
絢辻「彼はこの病気を、一向に治そうとする気がないように思えたんです」
「……何が言いたいんだね」
絢辻「ずっと不思議だったんです、なぜ、風邪として偽っていたのか」
絢辻「正直に言えばいいじゃないですか、私に対しても、周りに対しても」
絢辻「…不治の病ではないのなら、死を宣告されるような病名では無いのなら」
絢辻「だけど、彼は偽った。周りに対して、親しい間柄の人に対して全員に」
美也「………」
「……」
絢辻「……どうしてか、なんてのは、家族の皆さんには理解してますよね」
絢辻「私はそれを聞きたいんです」
「…家族の問題だ、君には…」
絢辻「───関係はありますッ!」
「………」
絢辻「今っ…こうやって…苦しんでる橘くんはっ…!
全部全部、わたしのせいであって…っ…だから!」
絢辻「ずっと不思議だったんです、なぜ、風邪として偽っていたのか」
絢辻「正直に言えばいいじゃないですか、私に対しても、周りに対しても」
絢辻「…不治の病ではないのなら、死を宣告されるような病名では無いのなら」
絢辻「だけど、彼は偽った。周りに対して、親しい間柄の人に対して全員に」
美也「………」
「……」
絢辻「……どうしてか、なんてのは、家族の皆さんには理解してますよね」
絢辻「私はそれを聞きたいんです」
「…家族の問題だ、君には…」
絢辻「───関係はありますッ!」
「………」
絢辻「今っ…こうやって…苦しんでる橘くんはっ…!
全部全部、わたしのせいであって…っ…だから!」
絢辻「だからっ……わたし、は…!」
美也「──…お父さんとお母さんを引きとめる為にだと思う」
「っ…美也!」
絢辻「えっ……」
美也「最近、お父さんと…お母さん。仲が悪くて、それで……離婚する話とかでてきちゃって」
絢辻「………」
美也「だけど、ね。ちょうどその時期に……にぃにが喘息になっちゃって…」
美也「……それから、お父さんとお母さんの仲は…ちょっとだけ良くなって」
美也「だから……にぃには、その仲を取り繕うために……」
美也「……にぃには、病気…治す気が無かったって思う」
絢辻「……ありがとう、橘さん。本当に、ありがとう」
美也「……ううん、いいんだよ。にぃにだって…秘密にしすぎなんだから…」
絢辻「…そうね、本当に」
「………」
絢辻「……そういうことだったんですか、わかりました」
美也「──…お父さんとお母さんを引きとめる為にだと思う」
「っ…美也!」
絢辻「えっ……」
美也「最近、お父さんと…お母さん。仲が悪くて、それで……離婚する話とかでてきちゃって」
絢辻「………」
美也「だけど、ね。ちょうどその時期に……にぃにが喘息になっちゃって…」
美也「……それから、お父さんとお母さんの仲は…ちょっとだけ良くなって」
美也「だから……にぃには、その仲を取り繕うために……」
美也「……にぃには、病気…治す気が無かったって思う」
絢辻「……ありがとう、橘さん。本当に、ありがとう」
美也「……ううん、いいんだよ。にぃにだって…秘密にしすぎなんだから…」
絢辻「…そうね、本当に」
「………」
絢辻「……そういうことだったんですか、わかりました」
剣の材料にガラスってあるんだろうか…
装飾にしたって危なすぎる
装飾にしたって危なすぎる
>>693
みんな大将が大好きなんだよ
みんな大将が大好きなんだよ
>>693
久々に読み応えのあるSSだったから、ちゃんと完結させてほしいしね
久々に読み応えのあるSSだったから、ちゃんと完結させてほしいしね
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