元スレ女「だって、君はボクの友達だろう?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 70 :
男「ああ、そうだな」
俺とこいつがこうやって話をするようになってのは、数ヶ月前のことだ。
女「あれが初めて、君の優しさに触れたところかな?」
男「なんか、その言い方照れるな」
女「君がボクの初めてを奪ったんだからね」
なんの初めてだ。
男「どんな成り行きだったか忘れちまったなぁ」
女「そうなのかい? それは残念だなぁ」
そう言って、彼女はすこし、顔をふくらませた。
102 :
しえん
103 = 70 :
女「ボクは、結構覚えてるのに」
男「そうなのか」
女「まあ、言わないけどね」
男「言わないのかよ」
言う流れじゃねえか。
女「ふふっ、あっという間に家だね」
男「ああ、本当だ」
女「今日は、一緒に帰ることができて、とっても楽しかったよ。また」
男「おう、また明日」
女「うん」
手を振って、別れた。
なんだか、濃い帰り道だったな……。
104 = 68 :
いいぞ
106 = 70 :
男「ただいま」
ポツーンと、声が響いた。
親は、まあ基本的には夜中まで仕事だしな。
妹は寝ちまったかな?
男「腹減ったな」
これならあいつと一緒に食えばよかったかな。
まあ、そうも言ってられないな。
しかし、何かあるだろうか。
107 = 70 :
今につながるドアを開ける。
ゴツっと、何かに当たった。
男「うおっ、なんだ?」
妹「……」
頭をぶつけたように見える、妹がいる。
男「おう、ただいま」
妹「……どこに行ってたの」
男「学校」
妹「なわけないじゃん、遅いじゃん、どう考えてもおかしいじゃん」
すげえご機嫌斜めだ。
108 = 67 :
見てます
109 = 70 :
妹「私何時に帰ってきたかわかる?」
男「は、はい」
妹「当てたら怒らないであげる」
男「おそらく4時間前くらい?」
妹「……」
あれ、合ってたか?
妹「合ってたけど不正解だよ!」
理不尽な!
110 = 68 :
大変なお兄ちゃんだな
111 = 70 :
男「いやまあ、俺も悪かったと思うよ? だけどそこまで怒らなくても」
妹「ご飯作っといたげたのにさ」
男「おお、お腹ペコペコだから食べさせてくれよ」
妹「はぁ!? 『あーん』とか絶対にしないからね!」
いや、頼んでない。
男「とりあえず、それはどこに?」
妹「ん」
顎で示すなよ。酷い扱いだ。
112 :
眠くなってきた…
113 = 70 :
男「ありがとう」
妹はふいっ、とそっぽを向いた。
男「いただきます」
妹のやつは、怒りながらも、料理の出来を気にしているらしく、
妹「どうなの?」
と、聞いてきた。
男「ああ、美味しいよ」
すると、顔がにやけて、「でしょでしょ?」という顔になった。
114 = 68 :
さあどうなる
115 = 70 :
妹「今日は自信あったからね」
男「なるほど、いつもがそんなでもないから今日は美味いのか」
妹「その言い方は酷いよ?」
男「わるいわるい」
結局妹は笑顔になった。
まだまだ子どもだな、こいつも。
料理は、俺以上だが。
116 = 70 :
妹「お兄ちゃんってさ」
男「ん?」
妹「クラスの女の子とは、どんな感じで話してんの?」
男「どんな感じって?」
妹「んー、ほらさ。私みたいな接し方とかしてない?」
男「こんなに愛でた接し方してないよ」
妹「は、はあ? バカじゃないの?」
凄く嫌な顔をして、引かれてしまった。
118 = 70 :
妹「冗談はさておき、どうなの?」
男「んー、別にあんまり変わらないかな。お前と」
妹「あー……そうなんだ」
男「?」
少し深刻そうな顔をして、俺の様子を窺っていた。
妹「それじゃあ、なんか彼女はできなさそうだね」
男「は?」
いきなり極論を言われた。
119 = 70 :
男「なんでそんなことになるんだ?」
妹「だって、それじゃあ平行線って感じだしさ」
男「……と、いうと?」
妹「だからさ、お兄ちゃんの付き合いは、ただの友達ってこと」
男「友達」
妹「うん、友達」
男「別にそれでいいじゃねえか」
悪いこと、あるのか?
121 = 70 :
妹「大問題だよ大問題」
大げさに、大きめにテーブルを叩かれた。くそ、ビビっちまった。
妹「好きな人ができても、そのままずっと平行線のままなんだよ?」
悲しくないの? と、強い瞳に気圧される。
男「……まあ、そりゃ困るだろうけど」
妹「だから、少しは改めるべきだよ」
男「改めるっつってもなぁ……」
妹「私が教えたげよっか?」
122 = 70 :
男「嫌だよ」
妹「なんでさー!」
男「妹に教わることなんかなにもないね!」
そう言って、ご飯を口に放り込む。
全部食べきって、俺は椅子から立ち上がった。
男「じゃあ、後片付け頼んだ!」
妹「あー! また私にさせるの!?」
さっきの笑顔はなくなり、一気にぷりぷりと怒った顔になった。
123 = 70 :
すいません、頭痛が酷くて書けそうにないです……。
朝に戻ってきます、では、また来ます。
125 = 67 :
>>123
朝に戻ってきます、では、また来ます
↓
朝にまだあったら続き書きます の方が適切だよ
127 :
これは保守基準がいるな
どなたか保守基準をお餅の方はいませんか!
130 :
保守せずにはいられないな
131 = 67 :
と言いつつ保守ですわぁ
134 :
落ちるぞ
135 = 102 :
ほしゅ
おやすみ
136 :
頭痛が痛い
137 :
俺も頭痛が痛い
139 = 74 :
おっはー
140 :
お
142 = 129 :
もちろんショートカットだよな
150 = 147 :
A
みんなの評価 : ☆
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