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    元スレ幼女「わたしといっしょに天界にきて!」

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    1 :

    「誰だおまえ?」

    幼女「あたしは幼女。天界からおにいちゃんをむかえにきたよ!」

    「なんで俺なの」

    幼女「そ、それはあたしがおにいちゃんのことを好きになったから…」

    「はあぁぁぁああ!?」

    2 :

    そんな展開ありかよ

    3 :

    幼女「だからおにいちゃんを天界につれていきたいの」

    「いやいやちょっと待って。俺は聞きたいことがある」

    幼女「? なぁに?」

    「まず一つ。なんで俺なの?」

    幼女「そ…それはね、前からおにいちゃんのこと気になってて」

    「うんうん」

    幼女「それで…毎日おにいちゃんのこと影でみつめてたらどんどん好きになっちゃって」

    幼女「つまりその…そういうことです」

    4 :

    行き先が地獄でも俺は付いて行く

    5 = 3 :

    幼女「おにいちゃんに、あたしのこと、いっぱいいっぱい知ってもらいたいの」

    「なっ」

    幼女「だからお願いっ、あたしといっしょに天界にきて!」がばっ

    「わっ、ちょ、こらっ」

    幼女「おにいちゃん大好き…!」ぎうう

    「わ、わかったわかった。わかったから俺から離れろ!」

    6 :

    ,

    7 :

    山田花子みたいな顔した幼女って沢山いるよな

    8 = 3 :

    幼女「あっ、ごめんなさい」

    「わっとと…。…ったく、いきなり抱きついたりすんなよ」

    幼女「あぅぅ」

    「……」

    幼女「……」

    9 :

    実際こんな事あったら警察に引き渡すよね

    10 = 3 :

    (それにしても)

    (いきなり現れて天界に来いって、こいつもしかしててんす?)

    (いや、それともかなり危険な電波?)

    幼女「///」もじもじ

    (…には見えないなぁ。じゃあやっぱりてんすなのかな)

    「うーむ…」

    幼女「あ、あの」

    「んあ?なんだい?」

    11 = 3 :

    幼女「えと。それで、あたしといっしょに天界にきてくれるの?」

    「待った。俺はまだ状況を把握できてない」

    幼女「あぅ」

    「えー、要するにお前さんは俺が好きってことなんだよね?」

    幼女「…!」こくこく

    「それで。幼女、だっけ?お前さんは俺に自分のことをいっぱい知って貰いたいと」

    幼女「うん、うん!」

    12 = 3 :

    「それはそれでいいとして、どうしてわざわざ天界に行くしかないのさ」

    幼女「えっと、それは…」

    「それは?」

    幼女「お、お父様におにいちゃんを会わせて…色々と準備をしないと」

    「…」

    13 = 3 :

    「じゅんび……それってもしかして」

    幼女「///」こくり

    「いやいやムリムリ、結婚なんて絶対に無理」

    幼女「ど、どうして!?」

    「どうしても何もお前まだ幼い少女だろ!」

    幼女「おにいちゃんと一緒ならどんな『試練』だってのりこえられるもんっ」

    「そういう事言ってんじゃない、俺は法の話をしてんだ法のぉ!」

    14 = 3 :

    幼女「むこうにもほうりつはあるけどあたしは大神の娘だからすっとばせるもん!」

    「大神ってアレですか一番偉い創造主ですか?」

    幼女「うんっ」

    「ますます遠慮させて頂きます」びしっ

    幼女「だめっ、おにいちゃんはあたしといっしょに天界にいくの!」がしっ

    「こら、放せ!」

    幼女「いやっ、ぜったいにぜったいに放さないから!」

    15 = 3 :

    「いやだ…俺はまだ天に召されたくない!」ジタバタ

    幼女「死んだりしないよ、むしろ天界にいる間は不老不死だよ…っ」

    「不死になんてなったら寂しい思いするって手塚治虫が言ってた!」

    幼女「それなら外界でしんこんせいかつを送ればだいじょうぶっ…」

    「いやだ、夫になんてなりたくない…乙事主さま!」ジタバタ

    幼女「……」


    幼女「うぅ…だいじょうぶだからいっしょにきてってばぁ!」ウワーン

    16 = 3 :

    幼女「うえぇぇぇん!」

    「!?」びくっ

    幼女「えう…ヒッグ。あたしはおにいちゃんのこと、いっぱいいっぱい好きなのにぃ」

    「お、おい」

    幼女「こんなにいっしょうけんめいにこくはくしてるのに。それなのにぃ…!」

    「わ、わかったわかった。わかったから大声で泣くな。あんまり泣かれると大家が」

    幼女「それなのにおにいちゃんはあたしのことなんてどうでもいい人なんだぁ!」ビエーン

    (くっ…いきなり告白されたと思ったら今度は号泣)

    17 = 3 :

    幼女「うわぁぁぁぁぁん…!」エンエン

    「ず、頭痛がひどい…小雪さんバファリン」

    幼女「ひっぐ…えっぐ、うぇえぇぇぇ…!」


    ピンポーン


    「チャイム…?」

    幼女「えうっ…えぅぅぅ」えぐえぐ

    (……まさか)


    大家「もしもしー?男さん一体だれを泣かしてるんですー?」

    18 :

    頑張れ

    19 = 3 :

    「げっ、やっぱり大家のおばさんだ…」

    幼女「ばかぁ…おにいちゃんのばかぁ…!」エンエン

    「おい幼女、こんなところ見られたらまずいから一旦泣き止んで…」

    大家「もしもしー?男さん、アンタまさか誘拐でもして来たんじゃないでしょうねぇー」ドンドン

    「あー違いますよおばさん、これエロゲーの音ですよー」

    大家「エロ鯨ねぇ」

    「鯨じゃねぇよ!エロい鯨って何だよババァ!」

    20 = 3 :

    大家「なんだか良く分からないからちょっと出てきなさいよー」ドカッ バキッ

    「くそっ…やばいどうしよう」

    幼女「ふぇぇぇ…」

    「今のこの状況を見られたら間違いなく通報されちゃうお」

    幼女「ひっく…ヒック」ポロポロ

    「どうする、どうする俺!」

    「……」ぬっ


    「あのー…なにやらお困りの樣ですが…」

    21 :

    急展開

    22 = 3 :

    「あ、あんたは…!?」

    「申し遅れました。私幼女さまの世話役を仰せつかっております巫女と申します」

    「み…みこ?幼女の世話役?」

    「ええ。私は今で言う江戸時代に病死したのですが、今では世話役としての日々を過ごしています」

    「へぇー、そんなこともあるんですねーすごいや」

    「はい。とても不思議ですよね~」

    「そうですねぇ…ってそうじゃない!」

    23 = 3 :

    「巫女さん、何だかよくわからんが良かったら手を貸して下さい。今物凄くピンチなんです」

    「ええ、どうやらその様ですね。私で良ければ是非とも」

    「あ、ありがとう」

    「困ったときはお互い様です。それで、私はどうすれば良いのでしょうか?」

    「え…えと、とりあえず幼女のお母さんを演じてください」

    「え?それはまたなにゆえ?」

    「いいから、ちょっとこっちに…!」

    「きゃっ」

    24 = 3 :

    @@@

    大家「ちょっとー男さーん?何とか言ったらどうなんですかぁ?通報しますよぉ?」ドガン バカン

    ガチャ

    「いやーすいません大家さん。ちょっとね、嫁と話し込んでおりましてね」

    「……」←嫁

    大家「嫁ぇ?アンタにそんなひといたっけぇ?」

    「ええいますよ、ほらここに」

    バーン

    「あ…あが、え、ええと…」

    25 = 3 :

    「え、ええと…その、、」

    大家「?」


    (巫女さん、ここは夫婦仲がいい感じを演出して…!)

    (夫婦仲ですか?ええと、ええと…!)


    「わ…」

    「私達は子供がいるほど仲が良い夫婦でございます!」

    26 = 3 :

    「あ…」


    「」

    大家「」


    「……」

    「ドサッ」

    「という訳で泣いてるのはうちの娘でしたさようなら!」ばたん

    27 = 3 :

    がちゃ

    「……」ガシッ

    「」ズルズル

    「……」ばたん

    大家「」



    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    28 = 3 :

    @@@

    「……」

    幼女「ひっぐ…えっぐ…」メソメソ

    「私、もうお嫁に行けません…」ぐすっ

    「あ、あの…なんかすいませんでした。無理難題を押し付けて」

    「いえ…私の方こそ意味不明なことを…」

    「と、とりあえず二人とも泣き止んで」



    29 = 3 :

    「ほら、幼女」

    幼女「わーいジュースだぁ、おにいちゃんありがとう!」

    「…すっかり機嫌良くなったなおい;」

    「ふふっ、微笑ましい限りです」

    「だね。で、お前さんたちはいつ帰ってくれるんだい」

    「男さんに幼女さまのお婿さまになって頂くまでは帰りません」キリッ

    「やっぱりそれかよ…」

    幼女「ねぇ、おにいちゃんいいでしょ?あたしがぜったいに幸せにしてみせるから」

    「それは基本オトコの台詞だろう」

    幼女「うぅー、あたしだってがんばればできるはずだもん」

    30 :

    かまわん、続けろ

    31 = 3 :

    「頑張りだけではどうにもできない物事ってのが世の中にはだな」くどくど

    「…もうっ、男さんは幼女さまのどこが不満だと言うのですかっ」

    「いや、別にそういうわけじゃ」

    「お顔立ちは整っていますし、お心も大変豊かです。まさに容姿端麗才色兼備、清廉潔白です!」

    幼女「えへへ。そんなにほめられると照れちゃう…」

    「あー」

    「…んまぁ、たしかにそうだけれどもさ。それとこれとは」

    幼女「!」

    「!」

    32 = 3 :

    幼女「み、巫女さんきいた!?」

    「はいっ、聞きました!男さんが受け入れてくれましたよ!」

    「は、はい…?」

    ワーイ ヤッター ケコーンケテーイ!

    「あ、いや。さっきのはそうだねーって思っただけd」

    幼女「そう、そうなのね、あたしとおつきあいしてくれるのね!」

    「いや違」

    「さっそく上にいる天女さんに連絡しましょう!」

    「だから違うっつうのぉおぉおおおぉ!!」

    33 = 3 :

    「もしもし、天女さんですか?わたくし巫女です」

    『あー?なんだ巫女か。急になんの用だ?』

    「だから待」

    幼女「あのね天女さん、あたしね、おにいちゃんといっしょに過ごすことになったの!」

    『な…なんだと?』

    幼女「それでね、今からそっちにおにいちゃん連れてくからむかえにきてほしいの」

    35 = 3 :

    『っえー、わたしは今釣りの真っ最中なんだがぁー』

    「何が釣りですか、それどころではではございません!」

    幼女「ねぇお願い。天女さんむかえにきてよぉ」

    「……」

    「あのー…誰だか知りませんがこなくていいんですけどー」

    36 = 3 :

    『かぁーしゃぁねえなぁ。分かったよ、行く』

    「来るのかよ!」

    「あぁ、お心遣い感謝致します」ぺこぺこ

    幼女「うわーいやったぁー!」

    「あ、移動の釣り糸は三人分でお願いしますね。それでは」

    ピッ

    「…コホン」

    「それでは男さん、一旦お外へ出るとしましょう」

    「」ズルズル

    幼女「おにいちゃ~ん♪」べったり

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    37 = 3 :

    おそと

    「」チーン

    幼女「んー、はやくつりいと垂れてこないかなー」

    「…釣り糸って何すか。これから釣り行って愛のおまつりとか言う気ですか」

    「釣り糸とは天界に行く手段のことです。上の人に釣り上げてもらうのですよ」

    「…はぁ?」???

    幼女「でも、なかなか垂れてこないね」

    「新しい竿を取りに行っているのでしょう。暫くは待つしかありませんね」

    幼女「うーんそうかー。なら巫女さん、糸が来るまでしりとりしよ」

    38 = 3 :

    「それはいい案ですね。私やります」

    「……やらん」絶望

    幼女「うーん、残念。それじゃあいくよ?しりとり!」

    「理学療法士です」

    幼女「えぇぇ…??」

    「ふふっ、しりとりのコツは非常用の言葉を使って相手を混乱させることにあります」

    幼女「ず、ずるい。あたしそんなことばしらない…」

    「もう一つは言葉を選ばないことです。片端から言葉を集めるのです」

    幼女「うぅー、あたしも何か巫女さんの知らない難しいことばを…」

    「ふふふふふふふ」

    39 = 3 :

    「そうだ誘拐だ…これは手の込んだ立派な犯罪だ」ブツブツ

    幼女「し…し…親戚!」

    「気象予報士です」

    幼女「えーまた『し』?えーと」

    幼女「症状!」

    「宇宙飛行士です」

    幼女「うぅ、またなの?えーと…」

    幼女「じ、譲歩!」

    「…」

    幼女「へへん、あたしからこんな難しい言葉が出るとはおもわn」

    「保育士です」

    幼女「うがー!」

    41 = 3 :

    幼女「し…し…し…難しい『し』…」

    「それでは私の思うつぼです。簡単な言葉でも」

    幼女「いいの、がんばるの!」

    「はぁ…」どんより


    つつー


    「ん?なんだこれ」

    「金色の糸…?」

    42 = 3 :

    「あっ、もう天女さんが上から垂らしてくれたようですね」

    幼女「し…し…」

    「これって…」

    「私達は天界に行くときこれで移動します」

    「え?でもどうやって?」

    「その糸は天女さんの所まで繋がっています。三回引くと天女さんが引き上げてくれますよ」

    「三回って…」ピンピンピンッ

    グイッ

    「うわああああぁぁっぁぁぁぁぁ…!…」キラーン

    43 = 3 :

    天界

    「お、きたきた」

    「よいしょっと」グイ

    「うわっ!?」ドシャ

    「…ふむ、でかいのが釣れたな」

    「ゲホッゲホッ、ここは…」

    「お前が幼女の婿になるという男か?」

    「え…?え?どうなってんだ?つかここどこ?」

    「天界だ。人間は誰でも来れるってわけじゃないんだからから感謝しろ」

    「あ、ありがとうございます…?」

    44 = 3 :

    ピンピンピンッ

    「おっ、そういえばもう二人いたっけな」

    「ふえ?」

    「幼女と堅物の巫女だよ。それっ」

    グイ

    幼女「よいしょっと!」スタッ

    「きゃあっ!」グシャッ

    45 = 3 :

    「あ、幼女。それに巫女さん」

    幼女「おにいちゃーん」トテテ

    「うわっ、こら抱きつくなって」


    「あいたたた…おしりが」

    「巫女、いい加減この着地に慣れろ。何百年ここに勤めている」

    「その様なことを申されましても生前にこのようなカラクリなど…いたた」

    「はいシップ」

    「ありがとうございます。頂きます」

    46 = 3 :

    「なんか成り行きでこんな所に来ちゃったけど、大丈夫かなぁ」ポリポリ

    「安心しろ。別にお前を取って喰いやしない」

    幼女「天女さん、おにいちゃん食べちゃダメー!」

    「幼女さま。例えですよ、例え」

    幼女「え?」

    「それがほんとだといいっすけど…」

    「何を真に受けている。さあこっちだ、付いて来い」

    47 = 3 :

    テクテク

    「……」スタスタ

    幼女「~♪」

    「…あのー、巫女さん」

    「はい、なんでしょう?」

    「えっと、俺たちってどこに連れてかれてるんすか」

    「私達は大神さまの神殿に向けて歩いています」

    48 = 3 :

    「大神ってまさか幼女が言ってた…」

    「はい、幼女さまのお父上のことです」

    「」

    幼女「お父様はちょっとこわいけどやさしいんだよー」

    (『こ わ い』)

    「だめだ、俺帰る」クルリ

    幼女「ふぇ?」

    49 = 3 :

    ガシッ!

    「待て何処へ行く」

    「あっいやっ、ちょっとお手洗いに」

    「黙  れ」

    「…すいませんでした」

    50 = 3 :

    @@@

    「さあ着いたぞ」

    「……なんすかこの大部屋」

    「ここは大神さまの御座す大広間にございます」

    「げげっ…」


    「ですが、今は居られないようですね」

    「ほっ…」

    幼女「お父様ーっ、あたしの好きな人つれてきたよーっ」

    「バカ呼ぶな叫ぶな報告するなぁぁぁ!」

    幼女「もがが」


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