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    元スレ女「だって、君はボクの友達だろう?」

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    1 :

    「それじゃあ、帰ろうか」

    「……あのなあ」

    「ん? なんだい」

    「なんでいるんだ?」

    「君が起きるのを待っていたのさ」

    「勝手に帰れよ……ふわぁ……もう夕方か」

    「うん、太陽も沈みかけてる」

    「だいぶ寝てたみたいだな……」

    「部活でもないのに、放課後に残っているのはボク達ぐらいかもね」

    「そうだな」

    2 :

    男女ssが最近少ない気がする

    3 = 1 :

    「ふふ、気を取り直して帰ろうか」

    「あくまで一緒に帰るのか?」

    「うん、嫌かい?」

    「別にそうじゃないんだが、先に帰ってても良かったんだぞ?」

    「ふふ、そうもいかないよ。君はここ最近お疲れ気味だったからね。眠くなるのも当然さ」

    「確かに、文化祭の企画、未だにできてないんだよなぁ」

    「手伝おうか?」

    「いや、いい」

    4 = 1 :

    「そうか、残念だ」

    「手伝いたいのか?」

    「もちろん」

    「ほぼ雑用だぞ、こんなの進んでやるのは……」

    「変かい?」

    「んー、ドMに近い印象だな」

    「なんだ、それならボクはうってつけじゃないか」

    「……お前、ドMなのか!?」

    5 = 1 :

    「ああ、そして痴女だ」

    「おお……あっさり暴露したな」

    「痴女と行っても、触ると言うよりは見せる、方だけど」

    「聞きたくない情報だった」

    「だからクラスの女の子と同じくらいスカートが短い」

    「そういうことだったのか……」

    「今日は下に何も穿いていない」

    「えっ」

    「嘘、だけどね」

    6 = 1 :

    「嘘かよ……」

    「期待しちゃった?」

    「しないけどな」

    「見ないとわからないよ?」

    「見せるなよ、放課後のこんな時間に変なことをするな」

    「んー、盛り上がってきたね」

    「きてねえよ」

    7 :

    ほほう

    8 = 1 :

    「んじゃ、先に帰ってていいぞ?」

    「おや、どうしてだい?」

    「俺はあと少しだけ企画考えてから帰るから」

    「ふむ、そうか」

    「……」

    「……」

    「なんで改めて席に座るんだ?」

    「待ってるからさ」

    9 = 1 :

    「あのなあ……」

    「君は色んな顔をして面白いね」

    「……バカにしてんのか?」

    「そうじゃないよ、とても素敵だって、言ってるのさ」

    「……はぁ、お前いると集中できないんだけどなあ」

    「ボクのことは、何もないと考えてくれてもいいよ」

    「本気で無視するぞ?」

    「うん、構わないよ。その代わりここで脱ぎ始めるけど」

    「いや、無視できるはずがねえだろ」

    10 = 1 :

    「はぁ……あのさ」

    「なにか、問題が?」

    「……どうして俺のこと、待つんだ?」

    「そんなこと、決まってるじゃないか」

    「……なんだよ?」

    「言わなくてもわかると思うけれど」

    「言わんとわからんだろ」

    「じゃあ、言うよ」

    「ああ」

    「君の、友達だからさ」

    11 = 1 :

    彼女は、満面の笑みでそう言った。

    ……友達ねえ。

    「友達って言っても、俺がつるんでるおとこどもはみんな帰っちまったぞ?」

    「彼らよりも友達なのさ。体ごとつるんでるからね」

    言い方おかしいな。

    「お前とは体ごとではないと思うが」

    「おや、違ったかい? あの日、ボクと君は過ちを犯してしまったではないか」

    なぜ目を潤ませる。

    12 :

    ボクっ娘の人?

    13 = 1 :

    「おかしなことはしてないと思うが?」

    「犯し……?」

    「字が違う!」

    「そうか、君が一方的に犯し……」

    「話を続けるな」

    こんがらがるだろう。

    「ボクも、抵抗することはできなかった……」

    「あー……そろそろ戻ってきてください」

    「いや、しなかった、痴女だから」

    「しなかったのかよ!」

    思わずツッコんじまったじゃねえか。

    15 = 1 :

    「いちいち話を紛らわせるな!」

    「いやいや、ついついやってしまうんだ」

    反省をしているように、頭を掻いた。

    「……んっ?」

    「ど、どうした?」

    「ついつい、ヤってしまった?」

    「いや、それは俺言ってねえぞ!?」

    16 = 1 :

    だいたいこんな感じで、時が過ぎていく。

    あっという間に外は暗くなり、部活の喧騒も、少しずつ小さくなっていく。

    「け、結局全然進められなかった……」

    「それは大変だ。文化祭に支障をきたしてしまう」

    誰のせいだ、誰の。

    「それじゃあ、ボクが人肌脱ごうか?」

    そう言って、彼女は静かにブラウスの一番上のボタンを外す。

    「そっちかよ!」

    彼女はゆっくりと、第二のボタンに手を移動させていた。

    「痴女になるぞ!」

    「痴女だが?」

    そうでした。

    18 = 1 :

    「と、とりあえずやめろ! 先生の巡回でこんなところ見られたら……」

    「襲われてしまうかもしれないね」

    誤解されるんだ。

    ふふっ、と彼女は軽く笑って、

    「驚いた顔、とっても危機迫る感じがあっていいね」

    「そりゃな……」

    いきなり同じクラスのおんなが、目の前でボタンを外し始めたら。

    それはそれは驚く、困る、怖い。

    周りの目が、怖い。良かった、放課後で。

    19 = 1 :

    「とりあえず俺は帰るぞ。お前も帰るなら、教室出ろよ」

    「酷いなあ。一緒に帰るっていうのに」

    「家そんなに近くないだろ」

    「同じ方向じゃないか」

    まあ、そうだけども。

    「ふふ、ボクみたいな痴女と、一緒に帰りたくないかい?」

    「逆にお前が一人で帰って露出しないか心配だ」

    「おや、ボクを心配してくれてるのかな?」

    俺がバッグに荷物を入れていると、彼女は椅子から立ち上がり、スカートのしわを伸ばした。

    20 :

    設定が幽麗塔のパクリ死ね

    21 :

    久しぶりだな

    22 = 1 :

    「安心してくれ、君以外には見せないから」

    「なんだよそれ」

    痴女じゃないじゃないか。

    それは嬉しい。いや、見せないことではなく。

    俺以外に見せないことが嬉しいわけではない。

    断じて。

    「言い方を変えると、限定痴女、かな?」

    彼女はキメ顔をして、こちらを見た。

    俺は、何も言えなかった。

    「ははは、ここはお世辞でも『今からその限定のモノを見せてもらう』って言ってくれなきゃ」

    お世辞でも言えない。

    23 = 1 :

    「そうか、胸が大きくないと、嫌か」

    そう言って、胸を隠すような仕草をする。

    「これから育ち盛りだから、もうしばらくの辛抱を」

    「辛抱って……」

    「もうしばらくの待望を」

    「待ち望んでねえよ!」

    どんだけ俺はお前の成長に期待してるんだよ。

    24 = 1 :

    「もうしばらくの存亡を」

    「全然意味違うじゃねえか」

    成長するか、しないかみたいに使うな。

    「確かに、ボクは胸も……ミニマムだし、お尻も大きくない。身長も、あまり高くない」

    「そういうの好きな人もいるんじゃねえか?」

    「君は好き?」

    「……んー」

    胸はでかい方が好きだし、尻もちょっとは大きい方がいいと思う。

    「微妙な反応だね」

    25 = 1 :

    「いや、人それぞれだと思うぞ」

    「うん、それはそうだと思う。ボクも、大きな胸と、大きなお尻は大好きだ」

    もちろん女の子のだけどね。

    と、付け加えた。

    「レズ?」

    「ふふっ、それはどうでしょう」

    ぼかすな。

    26 :

    久しぶりだなぁ

    27 = 1 :

    「ふふっ、だいぶ長い間、お話をしてしまったね」

    「えっ?」

    腕時計を見てみる。

    「! もうこんな時間なのか!?」

    「疲れたからホテルにでも行こうか? もちろんラブだが」

    「んな冗談に付き合ってる暇はねえ、さっさと出るぞ」

    「ああ、わかった」

    28 = 1 :

    先生に怒られつつ、教室の鍵を返した。

    「ふふ、怒られてしまったね」

    「誰のせいだ、誰の」

    「君が企画を考える、と言ったんじゃないか」

    「お、俺のせいなのか?」

    「君の責任だよ。……責任、取ってくれるかい?」

    なんのだ。

    30 = 1 :

    「自己責任だ」

    「なるほど、自慰か」

    職員室の前で堂々と言うな。

    「帰るぞ」

    「ああ」

    まったく、困った奴だ。

    「やっと帰れるね」

    そう言うなら先に帰ればよかったのに。

    「ああ、これは皮肉じゃないよ。勘違いしないでくれ」

    32 = 1 :

    「そうかい」

    「おや、機嫌を損ねてしまったかな?」

    別に。

    そんなことで損ねるようなこどもじゃない。

    まあ、とりあえず黙っておくか。

    「ふむ、これは困ったな」

    顎に手をあてて考えているようだ。

    そして、彼女は考えた結果、次の行動に移った。

    「よしよし、機嫌直してね」

    背伸びをして、頭を撫でてきた。

    「俺はこどもか!」

    居ても立ってもいられなくなり、つい叫んでしまう。

    34 = 31 :

    この時間は五分くらいで落ちそうだから心配だ

    35 = 1 :

    「まだまだこどもだよ」

    「ああ、それならお前は赤ちゃんだな」

    「赤ちゃんプレイがお好みかい?」

    「ちげえよ!」

    身長とか、そういうの鑑みてだ。

    「それにしても、大きいね、君」

    「下を見て言うな」

    勘違いされるだろ。

    36 = 1 :

    「届かないよ……喉奥まで」

    「明らかに誤解されるな、それ」

    「でも、何センチくらいだい?」

    背伸びをして、頭に触れようとする。

    「おっと」

    体勢を崩して、俺にもたれかかってきた。

    「あはは、ごめん」

    少し顔を赤くして、微笑んだ。

    何やってんだ、こいつは。

    37 = 1 :

    「ふむ、汗ですこししめってるね」

    「離れろ、暑苦しい!」

    「ふふっ、ちょっと発情してるから暑苦しいかもね」

    発情中かよ。

    「君には勝てそうにないなぁ、身長」

    ここから俺を越したら流石に引く。

    「何を食べれば、そんなに大きくなるんだい? おかずは?」

    下を見るな。おかずってどういう意味だ。

    38 = 14 :

    遅いのが気にならない

    39 = 33 :

    見てます

    40 = 1 :

    「おかずは色々だ」

    「へえ、巨乳は?」

    「基本的には、やっぱり牛乳かな」

    「タンパク質を分泌してるんだ、タンパク質を摂ったほうがいいんじゃないかな?」

    話が噛み合ってねえ!

    ドッジボールみたいだ!

    「あのなあ、いちいち下品にするなよ」

    「そうだね、おタンパク質をもっと……」

    『お』をつければいいってもんじゃないけどな。

    41 = 29 :

    素晴らしい

    42 = 1 :

    「そういうことじゃねえよ」

    「うむ、それよりも一番驚いたのは巨乳より牛乳ということだ」

    「いや、そのおかずじゃねえからな!?」

    「『その』おかずって?」

    ニヤリと笑って、彼女は顔を近づけてきた。

    しまった。

    「どんなおかずだい? ボクに教えてくれないかな」

    43 = 1 :

    「変な考えをおこすな」

    トンッ、と軽く頭に手刀。

    「うっ……」

    ボケーッとした顔をして、直立不動に。

    「何してんだ」

    「俗にいう、賢者タイムを体感してみた」

    なんか嫌な予感はしてたんだ。

    「賢者タイムって、どんな気分なんだい? どうして、賢者になるんだい?」

    44 = 1 :

    「お前はエジソンか!」

    知りたがりめ!

    「そうだ、ボクは初めて電気を開発した自家発電大好きな、エジソンさ!」

    自家発電は違うだろ!

    「そういえば、男の子も自家発電をするらしいね」

    関連付けて話が広がっていく!

    「あー! もうこの話なーし!」

    45 :

    いいね

    47 = 1 :

    「途中で止めたら不完全燃焼になってしまわないかい?」

    「しねえよ、こういう話は終わりが見えねえから」

    「君もよく、教室で話をしているじゃないか」

    ……聞こえてるのか!?

    「今日はクラスの女子を見て品定めをしていたようにも見えたけれど」

    「ああ……」

    やべえ、筒抜けだ。

    「君はその時、胸の大きい人がいい、と言っていたね」

    知ってたのかよ!

    ならなんでさっき質問したんだよ!

    48 :

    「オラ!夢の煙出せ!」

    49 = 46 :

    >>48
    やめたげてよぉ!・・あれ?

    50 = 1 :

    「みんなも賛同しているようだったし」

    「いや……えっと……」

    やばい、なんだこれ。

    めちゃくちゃ恥ずかしい。

    身内でがやがや笑って話してるのに。

    すげえ恥ずかしい。

    「……だから、ボクとこういう話をするのも、別に構わないんじゃないかな?」

    「な、なんでだよ……」

    「ボクは友達だからさ、そうだろう?」

    下を向いた俺を、覗きこむように伺っている。

    「ふふっ、顔が真っ赤だよ。熱でもあるのかな?」


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