私的良スレ書庫
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元スレ岡部「みんな俺から離れていく……」
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~公園内~
岡部「はぁっ……はぁっ……どこ……に……」
岡部「──あ」
岡部「お、おい!」
女「……」
岡部「こ、こんなところで寝てたら風邪を……」
女「……」
岡部「なぁ……」
ユサユサ カラン……
岡部(ん? なんだこれ)
岡部「す、睡眠薬!!?」
女「……」
岡部「大変だ……! で、電話! 救急車!」
岡部「はぁっ……はぁっ……どこ……に……」
岡部「──あ」
岡部「お、おい!」
女「……」
岡部「こ、こんなところで寝てたら風邪を……」
女「……」
岡部「なぁ……」
ユサユサ カラン……
岡部(ん? なんだこれ)
岡部「す、睡眠薬!!?」
女「……」
岡部「大変だ……! で、電話! 救急車!」
ブーブー
岡部(着信……店長!)
ピッ
天王寺『やっと出やがった……おい! 岡部! おめー今どこに──』
岡部「店長! 大変なんです! 人が! 人が倒れてて!」
天王寺『は? お、おい、そりゃ本当──』
岡部「せっかく会えたのに! ど、どうしたら──」
天王寺『落ち着けって! あー、えっと、とりあえず場所を言え』
岡部「……あ…‥え、えっと……こ、公園! ○○公園……!」
天王寺『分かった、そこで大人しく待ってろ』
岡部(着信……店長!)
ピッ
天王寺『やっと出やがった……おい! 岡部! おめー今どこに──』
岡部「店長! 大変なんです! 人が! 人が倒れてて!」
天王寺『は? お、おい、そりゃ本当──』
岡部「せっかく会えたのに! ど、どうしたら──」
天王寺『落ち着けって! あー、えっと、とりあえず場所を言え』
岡部「……あ…‥え、えっと……こ、公園! ○○公園……!」
天王寺『分かった、そこで大人しく待ってろ』
~病院~
医者「心配要りませんよ、飲んだ睡眠薬の量はたいしたことはありませんし、最近のは安全性が高いですから」
天王寺「そ、そうか、そりゃ良かった」
岡部「……」
医者「それより、この寒さの中ずっと眠っていたら、危なかったかもしれませんね」
天王寺「ったく、自殺なんてバカなことしやがる」
医者「心配要りませんよ、飲んだ睡眠薬の量はたいしたことはありませんし、最近のは安全性が高いですから」
天王寺「そ、そうか、そりゃ良かった」
岡部「……」
医者「それより、この寒さの中ずっと眠っていたら、危なかったかもしれませんね」
天王寺「ったく、自殺なんてバカなことしやがる」
謙虚で常識人なオカリンって只のイケメンじゃんwww
でも、濡れちゃう!
でも、濡れちゃう!
女「う……」
岡部「あ……」
天王寺「お、目が覚めたようだな」
女「ここ……は」
天王寺「病院だ。感謝しろよ? こいつがいなきゃ今頃あの世行きだ」
岡部「……」
女「……」
天王寺「俺は医者を呼んでくる。少しの間任せたぞ、岡部」
女「おか……べ」
岡部「あ……」
天王寺「お、目が覚めたようだな」
女「ここ……は」
天王寺「病院だ。感謝しろよ? こいつがいなきゃ今頃あの世行きだ」
岡部「……」
女「……」
天王寺「俺は医者を呼んでくる。少しの間任せたぞ、岡部」
女「おか……べ」
岡部「なぁ、お前に聞きたいことが……」
女「どうして」
岡部「え……?」
女「どうして死なせてくれなかったの!?」
岡部「お、おい!」
女「どうして! どうしてどうして!」
ガララ
天王寺「何があった!」
看護師「下がってください!」
女「どうしてよぉっ……!!」
岡部「……っ」
天王寺「な、なんだってんだよ一体……」
医者「とてもじゃないが話せる状態じゃありません。今日はもうお帰りになってまた後日……」
女「どうして」
岡部「え……?」
女「どうして死なせてくれなかったの!?」
岡部「お、おい!」
女「どうして! どうしてどうして!」
ガララ
天王寺「何があった!」
看護師「下がってください!」
女「どうしてよぉっ……!!」
岡部「……っ」
天王寺「な、なんだってんだよ一体……」
医者「とてもじゃないが話せる状態じゃありません。今日はもうお帰りになってまた後日……」
翌日
~病院~
岡部「……」
女「……」
岡部「なぁ……」
女「……」
岡部「……」
女「帰って」
岡部「……っ」
女「帰って……帰ってよ!」
岡部「……分かった」
岡部「また……来る」
女「来なくて……いいっ……」
岡部「……」
~病院~
岡部「……」
女「……」
岡部「なぁ……」
女「……」
岡部「……」
女「帰って」
岡部「……っ」
女「帰って……帰ってよ!」
岡部「……分かった」
岡部「また……来る」
女「来なくて……いいっ……」
岡部「……」
岡部「……」
女「……」
岡部「なぁ、聞いてもいいか」
女「どうして」
岡部「え……」
女「どうして助けたりなんかしたの」
岡部「それは……聞きたいことが……あったからで……」
女「そんな理由で……そんな理由で助けたの?」
女「人の生き死にを左右させておいて、そんな理由で!?」
岡部「そんなつもりじゃ……」
女「あなたはそれで満足でしょうね……でも私は……っ」
女「……」
岡部「なぁ、聞いてもいいか」
女「どうして」
岡部「え……」
女「どうして助けたりなんかしたの」
岡部「それは……聞きたいことが……あったからで……」
女「そんな理由で……そんな理由で助けたの?」
女「人の生き死にを左右させておいて、そんな理由で!?」
岡部「そんなつもりじゃ……」
女「あなたはそれで満足でしょうね……でも私は……っ」
2007年 1月
岡部「……もうすぐ、退院できるんだってな」
女「……退院したところで、どうしようもない」
女「どうすることもできない。どう生きていけばいいのかも、分からない……」
女「家族もいない……私には……居場所がないの……」
岡部「……」
岡部「気持ちは、分かるよ」
女「……適当言わないで」
岡部「俺もそうだったから」
岡部「2000年に両親が死んだが、幸いなことに叔母夫婦に引き取られて面倒見てもらえた」
萌郁「……」
岡部「……もうすぐ、退院できるんだってな」
女「……退院したところで、どうしようもない」
女「どうすることもできない。どう生きていけばいいのかも、分からない……」
女「家族もいない……私には……居場所がないの……」
岡部「……」
岡部「気持ちは、分かるよ」
女「……適当言わないで」
岡部「俺もそうだったから」
岡部「2000年に両親が死んだが、幸いなことに叔母夫婦に引き取られて面倒見てもらえた」
萌郁「……」
岡部「だけど、想像してた未来はまるで違っていて……」
岡部「窮屈だった、俺の居場所はここじゃないっていつも思ってた」
女「消えてしまいたい、って思ったことは、ないの?」
岡部「どうだろうな……楽になりたいって思ったことはあるかもしれない」
岡部「それでも、生きてさえすれば考えも環境もいずれ変わる」
岡部「きっかけがなんであれ、居場所を作ることだってできる」
岡部「だから……死ぬだなんて、悲しいこと言わないでくれ」
岡部「絶望して一人で孤独に死んでいくなんて……そんなの悲しすぎるよ……」
女「……」
岡部「って、中学生なんかにお説教されても腹立つよな……」
女「え……」
岡部「ん?」
岡部「窮屈だった、俺の居場所はここじゃないっていつも思ってた」
女「消えてしまいたい、って思ったことは、ないの?」
岡部「どうだろうな……楽になりたいって思ったことはあるかもしれない」
岡部「それでも、生きてさえすれば考えも環境もいずれ変わる」
岡部「きっかけがなんであれ、居場所を作ることだってできる」
岡部「だから……死ぬだなんて、悲しいこと言わないでくれ」
岡部「絶望して一人で孤独に死んでいくなんて……そんなの悲しすぎるよ……」
女「……」
岡部「って、中学生なんかにお説教されても腹立つよな……」
女「え……」
岡部「ん?」
女「あなた……中学生だったの……? てっきり、年上かと……」
岡部「なんだよそれ」
女「見た目より、老けてる、から」
岡部「あのな……」
女「ふふ……」
女「……桐生、萌郁」
岡部「え?」
萌郁「私の、名前」
岡部(入り口の前で確認済みなんだがな)
岡部(まあいい……)
岡部「岡部倫太郎だ」
萌郁「ありがとう、岡部くん……もう少しだけ、頑張ってみようかな」
岡部「なんだよそれ」
女「見た目より、老けてる、から」
岡部「あのな……」
女「ふふ……」
女「……桐生、萌郁」
岡部「え?」
萌郁「私の、名前」
岡部(入り口の前で確認済みなんだがな)
岡部(まあいい……)
岡部「岡部倫太郎だ」
萌郁「ありがとう、岡部くん……もう少しだけ、頑張ってみようかな」
岡部(あいつが退院すること、店長にも伝えないとな)
岡部(しかし、前向きになってくれたみたいでよかった)
岡部(これで記憶の謎を解く鍵が……)
岡部(って何を考えているんだ俺は!)
岡部(違う、そうじゃない! そんな理由で助けたわけじゃない……! あれは夢、夢なんだよ……!)
岡部(助かってよかった、前向きになってくれてよかったって、思ってる!)
岡部「うぅっ……」
女の子「あの……大丈夫ですか?」
岡部「あ、あぁ……心配要らない、少し立ちくらみが──」
岡部「え──」
女の子「んー?」
岡部「まゆり……? まゆりじゃないか!」
まゆり「え? どうしてまゆりの名前……」
岡部(しかし、前向きになってくれたみたいでよかった)
岡部(これで記憶の謎を解く鍵が……)
岡部(って何を考えているんだ俺は!)
岡部(違う、そうじゃない! そんな理由で助けたわけじゃない……! あれは夢、夢なんだよ……!)
岡部(助かってよかった、前向きになってくれてよかったって、思ってる!)
岡部「うぅっ……」
女の子「あの……大丈夫ですか?」
岡部「あ、あぁ……心配要らない、少し立ちくらみが──」
岡部「え──」
女の子「んー?」
岡部「まゆり……? まゆりじゃないか!」
まゆり「え? どうしてまゆりの名前……」
岡部「よかった、無事だったんだな! よかった……本当に……」 ガシッ
まゆり「い、痛いよ!」
岡部「あ……わ、悪い……」
まゆり「え……えっと……」
岡部「なあ、覚えてないか? 俺のこと! ずっとまゆりのこと探してたんだよ!」
まゆり「え? え……あ……」
まゆり「あー! 岡部くんだぁー!」
岡部「そうだよ、岡部だよ!」
まゆり「なつかしいなぁ……小さい頃はよく一緒に遊んだよね~」
岡部「そう、そうだよ……」
岡部「……っ」
まゆり「え? あ、あれ? 岡部くん……? どうして……泣いてるの?」
岡部「え? い、いやっ……な、なんでだ……ははっ……」
岡部「よくわからないけど、まゆりの姿を見たらなんか……ぐすっ……」
まゆり「もう、大げさだよ~」
まゆり「い、痛いよ!」
岡部「あ……わ、悪い……」
まゆり「え……えっと……」
岡部「なあ、覚えてないか? 俺のこと! ずっとまゆりのこと探してたんだよ!」
まゆり「え? え……あ……」
まゆり「あー! 岡部くんだぁー!」
岡部「そうだよ、岡部だよ!」
まゆり「なつかしいなぁ……小さい頃はよく一緒に遊んだよね~」
岡部「そう、そうだよ……」
岡部「……っ」
まゆり「え? あ、あれ? 岡部くん……? どうして……泣いてるの?」
岡部「え? い、いやっ……な、なんでだ……ははっ……」
岡部「よくわからないけど、まゆりの姿を見たらなんか……ぐすっ……」
まゆり「もう、大げさだよ~」
岡部「ははっ……ま、全くだ……」
岡部「でも、どうして病院にいるんだ?」
まゆり「……」
まゆり「ねえ岡部くん、座って話そうよ。久しぶりに会えたから話したいこともいっぱいあるし」
岡部「あ、あぁ……」
それから俺たちは今まであった出来事を語り合った。
他愛もない話、世間話。
小さい頃の思い出。
2000年クラッシュでまゆりの両親が亡くなったこと。
それに伴い上野にいる叔母に引き取られたこと。
叔母はとても優しく、まゆりを本当の娘のように可愛がってくれたこと。
だけど、次第に話は暗転する。
まゆりは今、完治の難しい病気を患っている──
岡部「でも、どうして病院にいるんだ?」
まゆり「……」
まゆり「ねえ岡部くん、座って話そうよ。久しぶりに会えたから話したいこともいっぱいあるし」
岡部「あ、あぁ……」
それから俺たちは今まであった出来事を語り合った。
他愛もない話、世間話。
小さい頃の思い出。
2000年クラッシュでまゆりの両親が亡くなったこと。
それに伴い上野にいる叔母に引き取られたこと。
叔母はとても優しく、まゆりを本当の娘のように可愛がってくれたこと。
だけど、次第に話は暗転する。
まゆりは今、完治の難しい病気を患っている──
岡部「見舞い、来るからな」
まゆり「うん」
岡部「がんばれよ」
まゆり「うん、ありがとう、岡部くん」
明るく振舞っていたが、目を見れば分かる。
まゆりは今、とても苦しんでいる。
だったら俺は、苦しみから救ってやりたい。
あの笑顔を守りたい。
連れてなんて行かせない。
そう、心に誓ったんだ。
あれ?
いつの話だ?
まゆり「うん」
岡部「がんばれよ」
まゆり「うん、ありがとう、岡部くん」
明るく振舞っていたが、目を見れば分かる。
まゆりは今、とても苦しんでいる。
だったら俺は、苦しみから救ってやりたい。
あの笑顔を守りたい。
連れてなんて行かせない。
そう、心に誓ったんだ。
あれ?
いつの話だ?
そういえばオカリンってまだ十代なんだよな
おっさん臭い外見のせいか、忘れてた
おっさん臭い外見のせいか、忘れてた
ひげはえてると老けて見えるよな
19の同期が20後半にしかみえません
19の同期が20後半にしかみえません
2007年 3月
天王寺「もうおめーも高校生か」
岡部「ええ」
天王寺「よく頑張ったな、今日から2階は好きに使えや」
岡部「ありがとうございます、店長」
天王寺「言っとくけどよ、晴れて一人暮らしだからって、いきなり女連れ込むんじゃねぇぞ!」
岡部「そ、そんなこと……」
天王寺「しょっちゅう萌郁の見舞いに行ってたじゃねーか」
岡部「それは……別にそんな関係じゃないですよ、それに……」
天王寺「それに?」
岡部「勉強も忙しくなるでしょうし、そんな暇ありません」
天王寺「へぇ、おめーが勉強? これまでおめーが勉強してるとこなんてみたことねーのに」
天王寺「もうおめーも高校生か」
岡部「ええ」
天王寺「よく頑張ったな、今日から2階は好きに使えや」
岡部「ありがとうございます、店長」
天王寺「言っとくけどよ、晴れて一人暮らしだからって、いきなり女連れ込むんじゃねぇぞ!」
岡部「そ、そんなこと……」
天王寺「しょっちゅう萌郁の見舞いに行ってたじゃねーか」
岡部「それは……別にそんな関係じゃないですよ、それに……」
天王寺「それに?」
岡部「勉強も忙しくなるでしょうし、そんな暇ありません」
天王寺「へぇ、おめーが勉強? これまでおめーが勉強してるとこなんてみたことねーのに」
岡部「……俺、医者になりたいんですよ」
天王寺「医者……か、そりゃあれか、例の幼馴染のためってやつか」
岡部「……」
天王寺「おめーの叔母夫婦への恩返しにもなるな。高校の学費は出してもらってんだろ?」
岡部「はい、本当に頭が上がりませんよ」
天王寺「まっ、頑張れや、立派な志だ」
天王寺「医者……か、そりゃあれか、例の幼馴染のためってやつか」
岡部「……」
天王寺「おめーの叔母夫婦への恩返しにもなるな。高校の学費は出してもらってんだろ?」
岡部「はい、本当に頭が上がりませんよ」
天王寺「まっ、頑張れや、立派な志だ」
2007年 5月
~病室~
ガララ
岡部「まゆり元──」
るか「あ、こ、こんにちは……岡部さん」
岡部「あ、あぁ」
岡部(確かまゆりのクラスメートの漆原るか……)
まゆり「……あ、岡部くん。いつもごめんね」
岡部「いや、構わない。それより、いつもより元気が無いみたいだけど、悪いのか? 体調」
まゆり「ううん、そういうわけじゃないんだけど……」
るか「……」
まゆり「……ちょっとだけ疲れちゃったから眠るね?」
岡部「そうか……それじゃ仕方ないよな」
まゆり「ごめんね? せっかく来てくれたのに」
るか「……それじゃあボクも……これで」
~病室~
ガララ
岡部「まゆり元──」
るか「あ、こ、こんにちは……岡部さん」
岡部「あ、あぁ」
岡部(確かまゆりのクラスメートの漆原るか……)
まゆり「……あ、岡部くん。いつもごめんね」
岡部「いや、構わない。それより、いつもより元気が無いみたいだけど、悪いのか? 体調」
まゆり「ううん、そういうわけじゃないんだけど……」
るか「……」
まゆり「……ちょっとだけ疲れちゃったから眠るね?」
岡部「そうか……それじゃ仕方ないよな」
まゆり「ごめんね? せっかく来てくれたのに」
るか「……それじゃあボクも……これで」
>>92
RSでわかるんだろ
RSでわかるんだろ
岡部「なぁ、どうしたんだ。今日のまゆり」
るか「……」
岡部「何か知ってるんじゃないのか? よかったら教えてくれないか」
るか「で、でも……」
岡部「頼む、教えてくれ。まゆりの力になりたいんだ」
るか「え、えっと……ボク、病室の前でまゆりちゃんの叔母さんとの会話……聞いちゃって……」
るか「き、聞くつもりはなかったんですけど……ボク……」
岡部「いいから早く聞かせてくれ!」
るか「は、はい! それで、その……」
るか「……」
岡部「何か知ってるんじゃないのか? よかったら教えてくれないか」
るか「で、でも……」
岡部「頼む、教えてくれ。まゆりの力になりたいんだ」
るか「え、えっと……ボク、病室の前でまゆりちゃんの叔母さんとの会話……聞いちゃって……」
るか「き、聞くつもりはなかったんですけど……ボク……」
岡部「いいから早く聞かせてくれ!」
るか「は、はい! それで、その……」
るか「思った以上に入院費の負担が重いみたいで……」
るか「まゆりちゃんの叔母さんもお金を借りてまで頑張ってはいるみたいなんですが……」
るか「これ以上の入院は難しいかも……って話……らしい、です」
岡部「そん……なっ……」
るか「うぅ……」
岡部「国とか自治体はなんとかしてくれないのかよ! そういう制度とかあるんだろ? なぁ!」
るか「それがその……全額を公費負担でというわけにはいかない、とか……そうおっしゃってました……」
岡部「なん……だよそれ……」
るか「あの……岡部さん?」
岡部(どうする……バイトを増やすか?)
岡部(でもそうすれば勉強がおろそかに……)
岡部(いや、そんなの関係ない。入院費が払えなくなってからじゃ手遅れなんだ)
岡部(そうだ、俺が今できることをしろ)
岡部(決めたんだろ? まゆりのこと守るって)
るか「まゆりちゃんの叔母さんもお金を借りてまで頑張ってはいるみたいなんですが……」
るか「これ以上の入院は難しいかも……って話……らしい、です」
岡部「そん……なっ……」
るか「うぅ……」
岡部「国とか自治体はなんとかしてくれないのかよ! そういう制度とかあるんだろ? なぁ!」
るか「それがその……全額を公費負担でというわけにはいかない、とか……そうおっしゃってました……」
岡部「なん……だよそれ……」
るか「あの……岡部さん?」
岡部(どうする……バイトを増やすか?)
岡部(でもそうすれば勉強がおろそかに……)
岡部(いや、そんなの関係ない。入院費が払えなくなってからじゃ手遅れなんだ)
岡部(そうだ、俺が今できることをしろ)
岡部(決めたんだろ? まゆりのこと守るって)
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