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元スレ岡部「みんな俺から離れていく……」
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8月16日 16:32
~ラボの前~
ガヤガヤ
岡部「……」
岡部「よりによって、ほぼ全員集合とはな」
岡部「……時間はない、このまま作戦開始だ」
萌郁「……岡部くん」
萌郁「キス、するね」
岡部「──んっ、おまっ、何を」
萌郁「……終わったら、ケバブ、もう一度一緒に、食べたいね」
岡部「……」
~ラボの前~
ガヤガヤ
岡部「……」
岡部「よりによって、ほぼ全員集合とはな」
岡部「……時間はない、このまま作戦開始だ」
萌郁「……岡部くん」
萌郁「キス、するね」
岡部「──んっ、おまっ、何を」
萌郁「……終わったら、ケバブ、もう一度一緒に、食べたいね」
岡部「……」
岡部「作戦通り、最初に俺がラボに入りあいつらと話をする。萌郁はタイミングを見計らって……頼む」
萌郁「了解」
ガチャ
「岡部!」
「うおぉう、びっくりしたぁ!」
「岡部さん!」
「倫太郎!」
「何しに……来たの?」
「みんな、聞いてくれ」
萌郁(……始まる……できるの? 私に……)
萌郁(岡部くん……岡部くん……)
萌郁「了解」
ガチャ
「岡部!」
「うおぉう、びっくりしたぁ!」
「岡部さん!」
「倫太郎!」
「何しに……来たの?」
「みんな、聞いてくれ」
萌郁(……始まる……できるの? 私に……)
萌郁(岡部くん……岡部くん……)
「捜査官を殺したのも、今捕まるわけにはいかなかったからだ」
「まゆりを助けるためだった、信じてくれ」
「まゆりをっ……だしに使わないで!」
「岡部さん……すごく悲しそうな目……してます」
「倫太郎……嘘は言ってないニャ……」
「嘘だよ、そんなことあるはずがない」
「で、でもフェイリスたんのチェシャーブレイクは……」
「こいつは2036年では自らを神格化し、鳳凰院凶真と名乗ってる。さっきもそう言ったでしょ」
「嘘なんかじゃない。こんな世界線は変えなきゃいけない……そう思っている!」
「……みんな、俺が……信じられないのか?」
萌郁(合図……岡部くん……)
バタン
萌郁「動くな! 全員両手を上げろ!」
鈴羽「ラウンダー!?」
「まゆりを助けるためだった、信じてくれ」
「まゆりをっ……だしに使わないで!」
「岡部さん……すごく悲しそうな目……してます」
「倫太郎……嘘は言ってないニャ……」
「嘘だよ、そんなことあるはずがない」
「で、でもフェイリスたんのチェシャーブレイクは……」
「こいつは2036年では自らを神格化し、鳳凰院凶真と名乗ってる。さっきもそう言ったでしょ」
「嘘なんかじゃない。こんな世界線は変えなきゃいけない……そう思っている!」
「……みんな、俺が……信じられないのか?」
萌郁(合図……岡部くん……)
バタン
萌郁「動くな! 全員両手を上げろ!」
鈴羽「ラウンダー!?」
るか「ひっ……じゅ、銃!?」
紅莉栖「岡部、これは一体……」
岡部「……」
萌郁「タイムマシンはSERNが回収する」
萌郁「開発者の牧瀬紅莉栖、橋田至……岡部倫太郎は付いてきてもらう」
フェイリス「倫太郎も!?」
萌郁「抵抗するのなら、容赦はしない」
ダル「ちょ、ど、ど、ど、どういうこと? 岡部はラウンダーを裏切ったってこと?」
鈴羽「……」
紅莉栖「岡部、これは一体……」
岡部「……」
萌郁「タイムマシンはSERNが回収する」
萌郁「開発者の牧瀬紅莉栖、橋田至……岡部倫太郎は付いてきてもらう」
フェイリス「倫太郎も!?」
萌郁「抵抗するのなら、容赦はしない」
ダル「ちょ、ど、ど、ど、どういうこと? 岡部はラウンダーを裏切ったってこと?」
鈴羽「……」
萌郁「抵抗するのなら容赦はしない、もうすぐ仲間もくる」
岡部「萌郁、無駄だ。こっちには鈴羽と俺がいる」
萌郁「手をあげろ! 岡部倫太郎!」
紅莉栖「岡部っ……」
岡部「俺は電話レンジを渡す気はない」
萌郁「……喋るな! 手をあげろ!」
るか「お、岡部さん、ダメです……撃たれちゃいます……」
岡部「俺は、電話レンジを使って、過去を変える!」
萌郁(岡部くん……! 岡部くん岡部くん岡部くん……!)
カチャ
フェイリス「り、倫太郎……ダメ……」
萌郁「……」
岡部「……」
萌郁(岡部くんのために、岡部くんのために、岡部くんのために……岡部くんを……!)
岡部「萌郁、無駄だ。こっちには鈴羽と俺がいる」
萌郁「手をあげろ! 岡部倫太郎!」
紅莉栖「岡部っ……」
岡部「俺は電話レンジを渡す気はない」
萌郁「……喋るな! 手をあげろ!」
るか「お、岡部さん、ダメです……撃たれちゃいます……」
岡部「俺は、電話レンジを使って、過去を変える!」
萌郁(岡部くん……! 岡部くん岡部くん岡部くん……!)
カチャ
フェイリス「り、倫太郎……ダメ……」
萌郁「……」
岡部「……」
萌郁(岡部くんのために、岡部くんのために、岡部くんのために……岡部くんを……!)
萌郁(……ダメ……ダメ! やっぱり撃てない……)
鈴羽「茶番だね……」
鈴羽「……はっきり言いなよ岡部倫太郎、目的は何?」
岡部「……何のことだ」
鈴羽「何を企んでいる?」
岡部「手厳しいな……」
鈴羽「今の君はどうやっても死なないからね」
鈴羽「ラボのみんなを信用させてDメールを送ろうったってそうは行かないよ」
岡部「なにを、バカな……」
萌郁「しゃべるな! 撃つぞ」
岡部「……」 チラッ
萌郁(岡部くん……私には、できないよ……)
ガタッ ガタタッ
ダル「わああ! な、なに!?」
M5「裏切ったようだなM3」
鈴羽「茶番だね……」
鈴羽「……はっきり言いなよ岡部倫太郎、目的は何?」
岡部「……何のことだ」
鈴羽「何を企んでいる?」
岡部「手厳しいな……」
鈴羽「今の君はどうやっても死なないからね」
鈴羽「ラボのみんなを信用させてDメールを送ろうったってそうは行かないよ」
岡部「なにを、バカな……」
萌郁「しゃべるな! 撃つぞ」
岡部「……」 チラッ
萌郁(岡部くん……私には、できないよ……)
ガタッ ガタタッ
ダル「わああ! な、なに!?」
M5「裏切ったようだなM3」
紅莉栖「きゃ、きゃああ!」
M6「M4、開発者は殺すなとの命令だ」
鈴羽「くっ……!」
萌郁(ブラボーチーム!? そんな! 早すぎる!)
ダル「わああ、やめて、撃たないで!」
M7「開発者三名の他は──」 カシャ
るか「ひっ……」
フェイリス「ぁ……」
鈴羽「くそ……!」
岡部「やめろ……」
M7「必要ない」
岡部「やめろおおおおおおお!!」
パララララ
岡部「あがっ……! はぁ……ぁぁぁ……」
M6「M4、開発者は殺すなとの命令だ」
鈴羽「くっ……!」
萌郁(ブラボーチーム!? そんな! 早すぎる!)
ダル「わああ、やめて、撃たないで!」
M7「開発者三名の他は──」 カシャ
るか「ひっ……」
フェイリス「ぁ……」
鈴羽「くそ……!」
岡部「やめろ……」
M7「必要ない」
岡部「やめろおおおおおおお!!」
パララララ
岡部「あがっ……! はぁ……ぁぁぁ……」
M6「チッ、バカが」
萌郁(岡部くん──!!)
鈴羽「……っ」
紅莉栖「岡部……フェイリスさん達を庇って──いや、いやぁぁ!」
岡部「ぐっ……あぁっ……」
るか「岡部さん! 岡部さぁん!! 死なないで……死なないでぇぇ!」
M5「M4、タイムマシンを回収しろ」
『大丈夫だ、俺は絶対に死なない』
『この世界線での俺は2036年時点でも生きている、
つまり今の俺はどうやっても死ぬことはない』
『よく、分からない……』
『不死身ってことさ』
岡部「うぅっ……」
──でも、あなたは突っ伏したまま、今にも動かなくなりそうで。
つま先に触れるおびただしい量の血がそう訴えていた。
萌郁(岡部くん──!!)
鈴羽「……っ」
紅莉栖「岡部……フェイリスさん達を庇って──いや、いやぁぁ!」
岡部「ぐっ……あぁっ……」
るか「岡部さん! 岡部さぁん!! 死なないで……死なないでぇぇ!」
M5「M4、タイムマシンを回収しろ」
『大丈夫だ、俺は絶対に死なない』
『この世界線での俺は2036年時点でも生きている、
つまり今の俺はどうやっても死ぬことはない』
『よく、分からない……』
『不死身ってことさ』
岡部「うぅっ……」
──でも、あなたは突っ伏したまま、今にも動かなくなりそうで。
つま先に触れるおびただしい量の血がそう訴えていた。
M5「M4! 早くタイムマシンを──」
萌郁「いや…………いやぁぁぁぁ!!」
パーン
M7「がはっ!」
M6「な、M4……貴様!」
M5「裏切るのか!」
鈴羽「くっ……よく……分からないけど、とにかくこいつらを──」
ダーン ダーン
M6「ぐぁっ!」
ダル「わぁぁ!」
M5「くそっ!」
パララララ
紅莉栖「きゃあああ!」
萌郁「いや…………いやぁぁぁぁ!!」
パーン
M7「がはっ!」
M6「な、M4……貴様!」
M5「裏切るのか!」
鈴羽「くっ……よく……分からないけど、とにかくこいつらを──」
ダーン ダーン
M6「ぐぁっ!」
ダル「わぁぁ!」
M5「くそっ!」
パララララ
紅莉栖「きゃあああ!」
ぐ、ぐうおおおお、お、俺の右腕が… このままでは、がっは、ぐぅ…
鈴羽「このっ……!」
ダーン ダーン
M5「くっ、ちょこまかとっ……」
パラッ パララッ
ダーン ダーン
M5「うがっ!」
鈴羽「ふー……」
鈴羽「なんとか……片付いたみたいだね」
萌郁「岡部くん! しっかりして岡部くん!」
岡部「……ばか、だな、それじゃさくせんのいみ、ないだろ」
フェイリス「あ……り、倫太郎! 死んじゃいやぁぁ!」
岡部「しんぱい、するな……おれは、しなない」
紅莉栖「救急車、早く……救急車!!」
ダーン ダーン
M5「くっ、ちょこまかとっ……」
パラッ パララッ
ダーン ダーン
M5「うがっ!」
鈴羽「ふー……」
鈴羽「なんとか……片付いたみたいだね」
萌郁「岡部くん! しっかりして岡部くん!」
岡部「……ばか、だな、それじゃさくせんのいみ、ないだろ」
フェイリス「あ……り、倫太郎! 死んじゃいやぁぁ!」
岡部「しんぱい、するな……おれは、しなない」
紅莉栖「救急車、早く……救急車!!」
岡部「よぶな……きいて、くれ」
るか「でも、このままじゃ岡部さんが!」
岡部「たのむ、よばないでくれ……いまは……はやく、かこ……かえっ……」
鈴羽「……とにかく、応急手当を。誰か車を用意して、この場所はもう危ない」
ダル「で、でも、誰も免許持ってなくね……?」
萌郁「わ、私が……近くに、車停めてある……」
鈴羽「……お願い」
岡部「……」
どうか死なないで……。
お願い……。
お願いだから……。
るか「でも、このままじゃ岡部さんが!」
岡部「たのむ、よばないでくれ……いまは……はやく、かこ……かえっ……」
鈴羽「……とにかく、応急手当を。誰か車を用意して、この場所はもう危ない」
ダル「で、でも、誰も免許持ってなくね……?」
萌郁「わ、私が……近くに、車停めてある……」
鈴羽「……お願い」
岡部「……」
どうか死なないで……。
お願い……。
お願いだから……。
8月16日 16:50
萌郁「車、用意して、きた……」
鈴羽「……さ、運ぶよ。手伝って、橋田至」
ダル「お、おう……」
岡部「うぐっ……」
るか「岡部さん……死に、ませんよね? 大丈夫、ですよね?」
紅莉栖「今はなんとも言えない……奇跡的に一発も急所に当たってないけれど、出血が多すぎるわ……」
鈴羽「大丈夫だよ、こいつは死なない。絶対にね」
フェイリス「こんなに血だらけなのに……?」
鈴羽「アトラクターフィールド理論……世界線の収束ってやつ、生存が約束されてるんだ」
萌郁(岡部くんが言ってたのと同じ……)
紅莉栖「ね、ねえ、電話レンジはどうするの?」
萌郁「……大きめのバンだから、全員乗っても、余裕、ある」
鈴羽「……持っていったほうがよさそうだね」
萌郁「車、用意して、きた……」
鈴羽「……さ、運ぶよ。手伝って、橋田至」
ダル「お、おう……」
岡部「うぐっ……」
るか「岡部さん……死に、ませんよね? 大丈夫、ですよね?」
紅莉栖「今はなんとも言えない……奇跡的に一発も急所に当たってないけれど、出血が多すぎるわ……」
鈴羽「大丈夫だよ、こいつは死なない。絶対にね」
フェイリス「こんなに血だらけなのに……?」
鈴羽「アトラクターフィールド理論……世界線の収束ってやつ、生存が約束されてるんだ」
萌郁(岡部くんが言ってたのと同じ……)
紅莉栖「ね、ねえ、電話レンジはどうするの?」
萌郁「……大きめのバンだから、全員乗っても、余裕、ある」
鈴羽「……持っていったほうがよさそうだね」
8月16日 18:25
~ラジ館内~
紅莉栖「ひとまず、応急手当は終わったけど……」
ダル「ぼ、僕達これからどうなっちゃうん? つかラ、ラウンダーのおねーさんは一体……」
鈴羽「はぁ……もう訳がわからない」
萌郁「……」
岡部「うぅっ……」
るか「岡部さん!」
フェイリス「目を覚ましたの!?」
岡部「ここは……俺は一体……」
紅莉栖「ここはラジ館内。あんた、フェイリスさん達を庇って撃たれたのよ」
岡部「……さすがにもうダメだと思ったが、やはり世界線の収束によって死は免れたということか」
岡部「うぐっ……」
紅莉栖「無茶しやがって……バカ……」
~ラジ館内~
紅莉栖「ひとまず、応急手当は終わったけど……」
ダル「ぼ、僕達これからどうなっちゃうん? つかラ、ラウンダーのおねーさんは一体……」
鈴羽「はぁ……もう訳がわからない」
萌郁「……」
岡部「うぅっ……」
るか「岡部さん!」
フェイリス「目を覚ましたの!?」
岡部「ここは……俺は一体……」
紅莉栖「ここはラジ館内。あんた、フェイリスさん達を庇って撃たれたのよ」
岡部「……さすがにもうダメだと思ったが、やはり世界線の収束によって死は免れたということか」
岡部「うぐっ……」
紅莉栖「無茶しやがって……バカ……」
岡部「ふ……お前らが……話を聞かなかったせい……だろう」
紅莉栖「……それについては……謝るっ……」
岡部「もっとも、捜査官を殺したのは確かなのだから、無理もない……のかもな」
鈴羽「説明して岡部倫太郎、お前は一体何をしようとしている」
鈴羽「世界線の収束によってお前の死は否定されるにしても、あんなの……無茶すぎる」
岡部「言っただろう、まゆりを助けるため、だと」
るか「ボクたちを庇ったのは……どうして……」
岡部「……知らん、体が勝手に動いていただけだ」
フェイリス「倫太郎……」
岡部「ともかく……未来の俺が何を考えてるのかは知らないが、今の俺はそのためだけに動いている」
萌郁「……」
岡部「……そのためなら手段は選ばない、そう決めたんだ」
紅莉栖「岡部……」
鈴羽「……全部話してみて。信じるかどうかは……別だけど」
岡部「……あぁ」
紅莉栖「……それについては……謝るっ……」
岡部「もっとも、捜査官を殺したのは確かなのだから、無理もない……のかもな」
鈴羽「説明して岡部倫太郎、お前は一体何をしようとしている」
鈴羽「世界線の収束によってお前の死は否定されるにしても、あんなの……無茶すぎる」
岡部「言っただろう、まゆりを助けるため、だと」
るか「ボクたちを庇ったのは……どうして……」
岡部「……知らん、体が勝手に動いていただけだ」
フェイリス「倫太郎……」
岡部「ともかく……未来の俺が何を考えてるのかは知らないが、今の俺はそのためだけに動いている」
萌郁「……」
岡部「……そのためなら手段は選ばない、そう決めたんだ」
紅莉栖「岡部……」
鈴羽「……全部話してみて。信じるかどうかは……別だけど」
岡部「……あぁ」
岡部くんは時折痛みで顔を歪めながらも、冷静に話してくれた。
彼の持つ能力のこと。
その能力で幾つもの世界線を漂流したこと。
α世界線では、椎名さんが世界に殺される運命にあったこと。
IBN5100を使いα世界線からβ世界線に移動することで、椎名さんを助けようとしたこと。
そして”クラッキングを実行することができなかった”ため、タイムリープの限界を超え、この世界線に来てしまったこと。
2000年問題を阻止し、α世界線を戻るのが、今の目的なこと。
紅莉栖「ふむん……」
ダル「それが本当だったらラノベ作家になれると思われ!」
るか「ボク、何がなんだか……」
鈴羽「リーディングシュタイナーなんて能力、信じがたい話だけど……」
鈴羽「世界線をまたいでも記憶が継続する力を、本当に持っているのだとしたらお前の話に矛盾はない」
フェイリス「り、倫太郎は嘘を言ってないのニャ、た、多分……」
鈴羽「確かに、世界線をまたげば椎名まゆりを助けることができるかもしれない」
彼の持つ能力のこと。
その能力で幾つもの世界線を漂流したこと。
α世界線では、椎名さんが世界に殺される運命にあったこと。
IBN5100を使いα世界線からβ世界線に移動することで、椎名さんを助けようとしたこと。
そして”クラッキングを実行することができなかった”ため、タイムリープの限界を超え、この世界線に来てしまったこと。
2000年問題を阻止し、α世界線を戻るのが、今の目的なこと。
紅莉栖「ふむん……」
ダル「それが本当だったらラノベ作家になれると思われ!」
るか「ボク、何がなんだか……」
鈴羽「リーディングシュタイナーなんて能力、信じがたい話だけど……」
鈴羽「世界線をまたいでも記憶が継続する力を、本当に持っているのだとしたらお前の話に矛盾はない」
フェイリス「り、倫太郎は嘘を言ってないのニャ、た、多分……」
鈴羽「確かに、世界線をまたげば椎名まゆりを助けることができるかもしれない」
鈴羽「でも、この世界線でも椎名まゆりは近いうちに死ぬ」
岡部「だから、それを回避するために──」
鈴羽「結局、お前は何がしたかったんだ」
岡部「……っ」
鈴羽「いたずらに世界線を変えて、数多の人間を死に追いやって」
鈴羽「かと思ったら、今度はそれをなかったことにしようとしている」
鈴羽「ちょっと勝手すぎるんじゃない?」
鈴羽「この世界線に幸せを見出している人はどうなる? その人の気持ちを考えたことは?」
萌郁「……っ」
岡部「そ、それはっ……」
紅莉栖「ちょ、ちょっと鈴羽、言い過ぎよ……」
鈴羽「……確かに、ちょっと言い過ぎた。不本意だけど……謝罪する。……ごめん」
鈴羽「……実際は、あたしのやろうとしてることも同じなんだよね……」
岡部「だから、それを回避するために──」
鈴羽「結局、お前は何がしたかったんだ」
岡部「……っ」
鈴羽「いたずらに世界線を変えて、数多の人間を死に追いやって」
鈴羽「かと思ったら、今度はそれをなかったことにしようとしている」
鈴羽「ちょっと勝手すぎるんじゃない?」
鈴羽「この世界線に幸せを見出している人はどうなる? その人の気持ちを考えたことは?」
萌郁「……っ」
岡部「そ、それはっ……」
紅莉栖「ちょ、ちょっと鈴羽、言い過ぎよ……」
鈴羽「……確かに、ちょっと言い過ぎた。不本意だけど……謝罪する。……ごめん」
鈴羽「……実際は、あたしのやろうとしてることも同じなんだよね……」
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